deux補正2
2019年4月9日から、乃木坂4期生初公演『3人のプリンシパル』が開幕しました。
今回2日目の公演を観劇しましたのでレポートします。

乃木坂伝統の試練に挑む4期生たち


まずは、プリンシパルについて簡単におさらいです。

公式サイトの特設ページにある説明を要約するとこんな感じです。
“キャスティング参加型演劇”
一幕がオーディションで、観客の投票により二幕の出演者が決まります。
つまり毎公演出演者が変わる前代未聞な舞台、それがプリンシパル。

各メンバーが役に立候補し、観客が「各役の立候補者の中で一番ふさわしい」と思うメンバーに投票。役ごとに得票トップのメンバーだけが二幕に出演できます。


今回の演目は「ロミオとジュリエット」。4期生11人に対し、準備された役はタイトル通り3つ。3/11というシビアな戦いが2週間続くのです。

この「プリンシパル」公演は乃木坂がデビューした2012年から続く伝統となっており、当初は『16人のプリンシパル』というタイトルで過去3回開催されています。
3期生は今回の4期生と同様、加入翌年に『3人のプリンシパル』を行ないました。

過去に経験した先輩メンバーたちはプリンシパルをこう表現します。

「恐怖」「地獄」「トラウマ」

しかし、誰もが口を揃えてこうも語るのです。

「乃木坂にとって必要なもの」

乃木坂伝統の試練。
4期生の皆さん、プリンシパルへようこそ-

初日の衝撃と2日目の一幕


そしていよいよ始まった4期生によるプリンシパル。
その初日の結果にファンはどよめきました。

ロミオ:賀喜遥香(清宮レイ)
ジュリエット:北川悠理(掛橋沙耶香、柴田柚菜、田村真佑)
それ以外ぜんぶ:早川聖来(遠藤さくら、金川紗耶、筒井あやめ、矢久保美緒)
(カッコ内は落選者50音順)

ジュリエット役の北川さんとぜんぶ役の早川さん、ふたりは目に見える人気の尺度である握手会の完売速度でやや出遅れていました。
そのふたりが揃って二幕出演という結果。

このガチ感。これこそがプリンシパルの魅力です。


そして迎えた2日目。

メンバーは50音順に並び、立候補する役の台詞(役ごとの台詞は任意でなく共通)を演じていきます。

以下、それぞれの演技についての個人的な感想です。
井上小百合の舞台をほぼすべて観てきたので多少は演技を見る目もついてきたのではないかと思いますが笑、あくまでも素人の主観です。

遠藤さくらさん(ぜんぶ)
2日連続の挑戦。ロミオの友人・乳母・ジュリエットの母を順に演じていきます。トップバッターの緊張もあると思いますが、少し動きが小さかったように思います。母のところで台詞を忘れてしまいましたが、表情に出さずになんとかやり切りました。

賀喜遥香さん(ジュリエット)
初日ロミオの当選から変更。舞台を横に大きく使ったダイナミックな動き。はっきりした顔立ち、身長の高さも相まって舞台映えします。声量も十分。

掛橋沙耶香さん(ジュリエット)
2日連続の挑戦。ふわふわした本人の雰囲気そのままの可愛らしい演技。恋するお嬢様のイメージがぴったりですね。台詞に抑揚もついていますが賀喜さんの直後だけに舞台の横幅を使えなかったのがやや気になりました。

金川紗耶さん(ぜんぶ)
2日連続の挑戦。若干コミカルなオーバーアクションで演じ分けをしていました。決して上手ではありませんでしたが、やり切る姿勢には好感が持てました。

北川悠理さん(ジュリエット)
初日と同じ役で連勝を狙ってきました。か細い話し声とは一変、しっかりした声量と全身を使っての感情表現。なかなか見るべきところがありました。

柴田柚菜さん(ジュリエット)
2日連続の挑戦。ご本人にとってすごく嫌な言葉だと思いますが「無難」でした。下手でもないが特別上手いわけでもなく、残念ながら印象に残りづらい気がしました。

清宮レイさん(ジュリエット)
初日ロミオ落選から変更。豊かな表情、運動神経の良さがうかがえる大きな動きが目を引きます。ただ彼女は力感が出てしまうのでジュリエット役としてそれがはたして正解なのかやや疑問。声量もありますが、一定のトーンで少し単調に思いました。

田村真佑さん(ジュリエット)
2日連続の挑戦。緊張からか全体にやや硬く、表情や発声そして台詞の間がワンペースに感じられました。

筒井あやめさん(ぜんぶ)
2日連続の挑戦。最年少らしからぬ最年少といわれがちな彼女ですが、ここでも手堅く器用に演じ分けており声量も十分。若干表情に乏しいところだけが気になりました。

早川聖来さん(ロミオ)
ここまでロミオの立候補者がなく「ひょっとして全員から投票か?」という空気が漂いだす中、早川さんが動きます(と言っても立候補は事前申請なので流れを見て変えたわけではありません)。初日ぜんぶの当選から変更。舞台経験者らしく、声量や台詞の間、舞台の空間の使い方等全体的に上手です。凛々しい顔立ちと高身長でロミオは実にはまり役だと感じました。

矢久保美緒さん(ロミオ)
初日ぜんぶ落選から変更。結果的に2日続けて隣の早川さんと争うことになりました。『乃木坂工事中』で見せた「焼きそばパン!」同様に元気に大きな声での演技は好感度が高いですが、間が取れず早口かつワンペースになっており貫録の早川さんの演技の後では分が悪い印象が否めませんでした。


さらにこの後、それぞれがこのオーディションに懸ける思いを語ります。

ネタバレになりますのでここでは内容を記載しませんが、乃木坂オーディション応募時の動機を語る者と、このプリンシパルによって何を得たいのか、加入後の現在の思いを語る者に分かれました。

ただ多くのメンバーに共通だったのが「変わりたい」。

今の自分を変えるため。先輩メンバーの多くも乃木坂加入の動機をそう語っています。
さすが乃木坂に憧れて入ってきた4期生ですね。


そしていよいよ観客投票の集計が完了し、二幕の出演者が発表されます。


続きます。

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