deux補正2

分かれる明暗と厳しすぎるレギュレーション


2019年4月16日、乃木坂4期生初公演「3人のプリンシパル」を観劇しましたのでレポートします。

この日は7日目。全日程の半分が終了し、休演日を1日挟んでの後半戦スタートという公演でした。

ここまで8公演の結果は早川さんが負けなしの8連勝。3役制覇も3公演目にストレートで達成し、それ以降もまんべんなく立候補しています。
それに次ぐのが5勝の賀喜さん。まだ射止めていないのはジュリエット。そして北川さんは4勝。1回を除きずっとジュリエット1本でしたが8公演目にぜんぶ役に再挑戦し見事当選しています。

反対にいまだに二幕出演がないメンバーもいます。遠藤さん、柴田さん、田村さんの3人。遠藤さんはぜんぶ役、他のふたりはジュリエット役にこだわっていますがここまでのところ結果につながっていません。

後半戦に入り流れは変わるのか。そこに注目が集まりました。

2日目との違いにポイントを置いて書きます。

【乃木坂46舞台レポ】自分をさらけ出したその先に 4期生「3人のプリンシパル」2日目④

意気込みで語られる内容が2日目とまったく同じ。つまり噂通りここはフリーではなく台詞固定です(おそらく開幕前にそれぞれの思いを元に作られた台詞とは思いますが)。
つまり一幕で使える「言葉」は完全に固定であり、その内容で差をつけることはできません。となると変化をつけられるのは声や間、動きや表情などをひっくるめた「語り方」のみ。
これは非常に厳しいですね。

唯一、ずっと50音順だった演技の順番が、この日から監督の指名によるランダム順に変更されました。
最初のプリンシパルで、毎日高山一実が爆笑をかっさらった直後に自己PRを行なわなければならなかった中田花奈が「この順番キツすぎます」と訴えたことにより途中からランダム順に変更されたことが思い出されますね笑

今回もそれぞれの演技についての個人的な感想を書いておきます。例によって素人の主観です。
(カッコ内はここまでの結果。○:ロミオ、□:ジュリエット、△:ぜんぶ。黒が2幕進出)

遠藤さくらさん(△△○△△○△△)
ぜんぶ。トップバッターの重圧からは解放されたものの、完全に自信を失っているようで終始表情を曇らせ俯きかげん。そして意気込みを述べている最中、言葉が途切れ彼女の目から涙が溢れます。「少しずつでも上手くなりたい」という前向きな台詞と自分の現状との乖離に感情が爆発してしまったように見えました。

賀喜遥香さん(●□▲□□●▲●)
3役制覇を狙いジュリエット。2日目に観た時はロミオでしたが、その時と同様に舞台映えする演技が目を引きます。ただ意気込みの台詞が飛んでしまい、頭が真っ白になってしまった模様。台本を何度も見ながら最後まで行きますが、終わった時には痛恨の表情を浮かべていました。

掛橋沙耶香さん(□□□■□□●△)
3役制覇を狙いぜんぶ。演じ分けもそうですが、細かな表情と相手がそこにいるかのように見せる演技がとても良く、正直びっくりしました。掛橋さん、上手くなってます。前回のレポで「プリンシパルでは演技力は上がらない」と書いた私の立場がありません。後ろで他のメンバーの演技を見ている時も表情豊かで、時に爆笑までしていたのも好感度高いです。

金川紗耶さん(△▲□□○□△△)
唯一二幕出演したぜんぶで2度目を狙います。前回からさらにコミカルな方向に振れ、オーバーアクションでやり切る姿勢を見せてくれました。後ろで見ている掛橋さんも爆笑。ただ二幕に選出されるほどのインパクトは正直感じられませんでした。演技後の表情から本人もかなり悩んでいるようで少し心配です。

北川悠理さん(■□△□■■□▲)
3役制覇は狙わずに得意のジュリエット。前回からさらに豊かな感情表現で、いわゆる「憑依型」の迫力ある演技を見せました。ただ…正直、過剰に感じました。初めての恋に目覚めた幼いジュリエット、その強い感情と純粋さが後の悲劇を連想させる。それがこの場面だと思います。狂気すら感じさせるこの日の北川さんの演技はさすがにやりすぎではないかと(解釈の問題ですので意見の分かれるところですが)。

柴田柚菜さん(□□□□□□□□)
ブレずにジュリエット。前回同様やはり無難で印象に残りづらく感じました。新体操やチアの経験がある彼女、もっと身体を使ってダイナミックな演技をしてほしいところです。ここまで未勝利ながら悲壮感を漂わせていないのは個人的に好感が持てますが、人によっては同情を拒絶している感じを受けるかもしれません。

清宮レイさん(○■△□●□○△)
3役制覇を狙いぜんぶ。豊かな表情で楽しそうに演技をする姿が印象的。前回同様、どうしても台詞のトーンが一定になるのが気になりました。

田村真佑さん(□□□□□△□□)
1回を除きブレずにジュリエット。前回同様発声や台詞の間はワンペースで動きも小さいままでしたが、表情についてはだいぶ改善されており、硬い印象はかなり軽減されていました。

筒井あやめさん(△△△▲□○○○)
4公演連続でロミオ。初々しいロミオですが声量があるので凛々しい雰囲気が出ていました。ただやはり表情があまり豊かでないので、パンチに欠ける気がしました。

早川聖来さん(▲●■●▲▲■■)
3役制覇3周目を狙いロミオ。やはり一枚も二枚も上の安定感。とにかく静止した時のポーズが綺麗。一瞬たりとも「ただ立って台詞を言っている」瞬間がありません。台詞ももちろん上手なのですが、この日は前回ほどの声の迫力は感じませんでした。少し力みがあったのか、あるいは連日の二幕出演で疲労がたまっているのかもしれません。

矢久保美緒さん(△○●△△△△△)
こだわり続けるぜんぶ。前回は全く台詞の間が取れていませんでしたが、その部分は劇的に改善されていました。彼女のキャラクターからか、ややコミカルな印象を受ける演技でしたが一生懸命さが伝わってきました。


そして観客投票が終わり、二幕の出演者が発表されます。


続きます。

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