びーむ色調補正3
!!!注意!!!
これはあくまでも「想像上のライブレポ」です。
実際に行なわれたものではございませんのであらかじめご了承ください。

グループに対し有形無形の貢献をしてきた伊藤かりん。
彼女にはどんな花道がふさわしいんだろう。そんなことを考えていたら色々と想像が膨らんでしまったので、記事にしてみました。

流れ出したのはもちろん、あの曲


開演前の場内。
モニターに映し出されるのは「伊藤かりん卒業式 第1部 2期生単独ライブ」の文字。

待望の2期生単独ライブ。

しかしそれがかりんの卒業と引き換えに実現したのだとすれば、あまりにもやるせない。

そんなファンの感傷をかき消すように、客席が暗転し『Overture』が鳴り響く。

モニターの映像が彼女たちが加入してからの日々に変わる。
かつて北野日奈子が「重い時間だった」と表現した、彼女たちの6年間。
それを観るファンにも様々な思いが去来する中、
流れ出したのはもちろん、あの曲-

『バレッタ』。

突然の堀未央奈センター抜擢。それにより2期生はある意味で引き裂かれた。あの日に生まれた名状しがたい複雑な感情と、そこからの道のりと。
それぞれ抱く思いは違っても、決して忘れることのできないはじまりの曲であることに変わりはない。

そしてさらに曲は続く。
北野が2期生の第2弾として選抜入りし、その壁の高さに打ちのめされた『気づいたら片想い』。2期生全員がアンダーだった時の『嫉妬の権利』。どれも決してまぶしい思い出ではないけれど、とても大切な楽曲たち。

3曲が終わり、この日最初のMC。堀が口火を切る。

「皆さ~ん、こんばんは!」
「せ~の!乃木坂46、2期生です!」
ほとんど記憶にないこの挨拶に、どよめく客席。

「いや~始まっちゃったね~」と話し出すかりんを、新内眞衣が遮る。
「いやいやいや、今日ぐらいは仕切りは他のメンバーに任せてかりんはどっしり構えてなさいよ!」

その新内の「ちょっと重めで始まったんで明るい曲をやりま~す」という言葉の後に披露されたのは『そんなバカな…』『人はなぜ走るのか?』の2曲。

2度目のMCで堀が言う。
「気づいた人いますかね?実は今日のセトリ、2017年の神宮でやった期別ライブと同じなんです!」


あの日と同じセトリ、あの日とは違う彼女たち


そう、2017年7月に神宮球場で行なわれた乃木坂ライブでは各期別に時間が割り振られていた。
キラキラした輝きをまき散らす3期と圧倒的な貫録を示す1期に挟まれ、彼女たち2期は涙を流しながら歌い踊った。「不遇」と言われ続けた彼女たちにしか出せないあの日の激情がファンの脳裏をよぎる。

そんな思いを知ってか知らずか、堀は呑気な声で叫んだ。
「ということで、次はこの曲で~す」
そして始まるエスニックなイントロ。

『別れ際、もっと好きになる』。「ボーダー組」と呼ばれた研究生たちが初めて参加したアンダー曲だ。
さらにたたみかけるように、その『ボーダー』。
研究生として先の見えない日々の中で与えられた、メンバーにとってもファンにとっても決して忘れることのできない楽曲。この曲を聴くと極寒の西武ドーム、3rdバスラで正規メンバー昇格を告げられ流した歓喜の涙を思い出す。
そして初めての2期生曲、『かき氷の片想い』。

神宮と同じセットリスト。
あの日と同じ熱さをほとばしらせるメンバーたち。
だが、あの日悲痛な表情で涙を流していた彼女たちはもういない。
そこにいるのは、自信に満ち溢れた表情で堂々と歌い踊る2期生たちだった。

神宮ではこの後に『きっかけ』を歌って終わった。

しかし、流れ出したのは明らかにそれとは違うエキセントリックなイントロ。

そして、「こんばんは~来ちゃいました~」というポワポワした声。

ステージに現れたのは相楽伊織だった。
すかさず北野が全力疾走で駆け寄り彼女を抱きしめる。くしゃくしゃの笑顔で喜ぶ北野と優しく微笑む伊織。

彼女の登場でオリジナルメンバーが揃い、『ライブ神』そして『スカウトマン』の2期生曲が披露された。

最後の曲は『きっかけ』。

46時間TVで深川麻衣の、そして東京ドームで伊藤万理華と中元日芽香の卒業を見送ってきたこの特別な曲。
この日、伊藤かりんもそこに名を連ねた。


すべての楽曲が終わり、ステージ上で横1列に並んだメンバーが挨拶をする。
「ありがとうございました!乃木坂46、2期生でした!」

客席からの大歓声を浴び、誇らしげな笑顔を浮かべるメンバーたち。
6年間で積み上げてきたそれぞれの魅力をファンに見せつけるかのようなライブだった。


(つづく)

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