ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

2018年12月

びーむ色調補正3

気概あふれる強気のセトリ


まずはこの日のセットリストをご覧ください。

Overture
M1.初恋の人を今でも(センター:北野日奈子)
M2.あの日 僕は咄嗟に嘘をついた(センター:北野日奈子)
M3.転がった鐘を鳴らせ!(センター:渡辺みり愛)
M4.My Rule(センター:樋口日奈)
M5.ブランコ(センター:寺田蘭世)
M6.自由の彼方(センター:鈴木絢音)

MC

M7.遠回りの愛情(センター:岩本蓮加)
M8.私のために 誰かのために(センター:久保史緒里/伊藤かりん、伊藤純奈)
M9.傾斜する(センター:渡辺みり愛)
M10.君は僕と会わない方がよかったのかな(センター:中田花奈)
M11.満月が消えた(センター:阪口珠美/川後陽菜、佐々木琴子、吉田綾乃クリスティー、和田まあや)
M12.君に贈る花がない(センター:北野日奈子/寺田蘭世、中田花奈)
M13.誰よりそばにいたい(センター:北野日奈子)

MC

M14.自惚れビーチ(センター:鈴木絢音)
M15.シークレットグラフィティー(センター:樋口日奈)
M16.左胸の勇気(センター:山崎怜奈)
M17.13日の金曜日(センター:岩本蓮加)
M18.狼に口笛を(センター:和田まあや)

MC

M19.アンダー(センター:北野日奈子)
※北野日奈子ソロダンス
M20.嫉妬の権利(センター:北野日奈子)
M21.制服のマネキン(センター:北野日奈子)
M22.インフルエンサー(センター:北野日奈子)
M23.ここにいる理由(センター:北野日奈子)
M24.日常(センター:北野日奈子)

EN
EN1.帰り道は遠回りしたくなる (センター:北野日奈子)
EN2.孤独な青空(センター:北野日奈子)
EN3.サイコキネシスの可能性(センター:北野日奈子)

MC

EN4.乃木坂の詩(センター:北野日奈子)
EN5.ハルジオンが咲く頃(センター:川後陽菜)


どうですか。アンダラらしい、気概あふれるセトリではないでしょうか。

シングル表題曲はわずか4曲。
そのうち『帰り道』と『ハルジオン』は川後Pを送る意味合いが強いでしょう。

そして残る『マネキン』と『インフルエンサー』は本編最終ブロックで使われました。直後のかりんちゃんMCによれば「初期アンダラのようにノンストップで踊りまくる」というコンセプトのこのブロック。セットも何もなかった初期アンダラを再現するため、敢えてオーロラビジョンをオフにしたとのこと!(場内は故障かとどよめいていましたけれど)

極論すると「知っている曲をやってファンを煽る」ために使われたシングルが1曲もないのです。

強気~笑


歴史とびーむと和田まあやの激情


話を最初のブロックに戻すと、ここがまたいきなり熱い。
アンダラ2ndシーズンの本編ラストを飾った『初恋の人を今でも』からという意外なオープニング。そして続けざまに当時のアンセム『咄嗟』。
そして「温泉トリオ後」のアンダラを支えてきた歴代センターが入れ替わり登場という怒涛の流れ。

過去へのリスペクトを表しつつ現在の主役たちを一気に紹介するかのようでした。

MCを挟んでの第2ブロックでは毎回楽しみなユニットコーナー。メンバーや選曲が意外なものもあればなるほどと唸るものもあり。

間違いなくこの日のハイライトのひとつであろう『私のために 誰かのために』もこのブロックで披露されました。この曲については後述します。

そして、アンダーセンター最多記録保持者、いつも笑顔でびーむを放ち続けたあの人のことを思い出して切なくなったのもここでした。
『君は僕と会わないほうが~』ではあの日のドームのように場内がピンク一色に染まります。さらにサンエトの『君に送る花がない』を3人で、つまりそこにいるオリジナルメンバーだけで歌いました。

続く第3ブロック。
絢音ちゃんとひなちまがそれぞれの代名詞で大盛り上がりした後、畳み込むように初期アンダー曲の3連発。

その中でも白眉はまあやの『狼』センター。

末っ子。おバカな愛されキャラ。でもどんどん後輩ができて、きっと焦りもあって。
ろってぃー、ちはる、じょーさん、川後Pとアンダー常連となってしまったメンバーたちが今年次々に卒業を発表して。

勝手な想像ですが、もの凄く期するものがあったんじゃないかと。

曲もアンダラ1stシーズンからブチ上げ曲としてセトリの中核を成してきた『狼』。
力みすぎた煽りから一転、圧巻のダンスを見せたまあや。
観る者の感情を揺さぶる、素晴らしいセンターでした。

ラスト2ブロックについても後述します。


びーむ色調補正3

乃木坂の2018年ライブ納めはアンダラだった


2018年、破竹の勢いで進撃を続けた乃木坂46が年末に送るビッグイベント。

それがアンダーライブ、通称アンダラ。

ご存じない方のために簡単に説明しますと、乃木坂46ではシングル曲の「選抜」(=歌唱メンバー)に「選ばれなかった」メンバーのことを「アンダー」と呼び、このアンダーメンバーのみで行なうライブがアンダラです。

2014年春にスタートしたアンダラですが、当時は無料でも集客できませんでした。しかしメンバーたちの必死の努力により何度も何度も崖っぷちの状況を乗り越え、今では常にチケットは即完売。乃木坂屈指のキラーコンテンツにまで成長しています。

乃木坂アンダーのこれまでの道のりについて知りたい方は、アンダーベストアルバム『僕だけの君』初回生産限定盤に付属する特典DVD「The Best Selection of Under Live」がオススメです。


ついでながら、私も趣味でアンダーライブ2ndシーズンを題材にした小説を書いています。当時の背景やメンバーたちの闘いを詳しく(暑苦しく)描いていますのでよろしければこちらもどうぞ。


今回、幸いにも2日目(千秋楽)のチケットを入手できたので参戦してきました。

実はアンダラ参戦は久しぶり。自分の推しが井上小百合なので、2016年9月24日のアンダラ中国シリーズ千秋楽@周南市文化会館以来、2年3ヶ月振りでした。

ちなみにこの中国シリーズ千秋楽も「さゆまり最終章」そして「ひなちま王位継承」という心揺さぶられる素晴らしい内容でした。いつか機会があればこのライブについても書きたいと思います。


この日の注目ポイント


開演前、個人的に注目していたのは以下の3つでした。

1. センター北野日奈子
 長い休業期間を経て復活したきいちゃん。写真集発売という追い風もありますが、センターの重みを知る彼女が初めての単独センターという重圧にどう立ち向かうのでしょうか。

2.川後陽菜の卒業
 過去すべてのアンダラに参加してきた唯一のメンバーである川後Pが、この日ついに卒業します。
 何を語り、何を残すのでしょうか。そしてメンバーたちは何を思うのでしょうか。

3.久保史緒里の初参加
 3期生の中でも早くからエース級の活躍を見せ福神も経験した久保ちゃん。しかし体調不良による休業もあり今回はアンダーとなりました。ただひとりの初参加となるアンダラで、彼女はそこにどう融合するのか、それとも浮き上がるのか。そこに注目していました。


そしてライブが終わった時、まず思ったのは。

アンダラは変わった。それでも、確かに受け継がれているものがある。


続きます。
【乃木坂46ライブレポ】2018.12.20 アンダーライブ@武蔵野の森総合スポーツプラザ②

このページのトップヘ