ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

カテゴリ: ラーメン

思わず美味いと声が出る、アンチェンジャブルな貝出汁ラーメン


JR横浜線淵野辺駅からちょっと東に出て南北に走るバス道路をひたすら北上し15分ほど歩いた右手にあります。住宅が続く中に突然あり、しかもちょっと奥まったところなので車で初回訪問時は絶対に通り過ぎるであろうわかりにくい立地。そんな条件でありながら行列の絶えない名店です。平日昼、店内3名待ち。

メニュー構成は濃厚牡蠣ソバ830円、濃厚牡蠣つけ麺1,000円の二本立てですが、つけ麺は6~8月の期間限定なのでほぼほぼ牡蠣ソバ一本という潔さ。サイドメニューも貝めし220円のみ。あとはトッピング各種と、時々限定メニューがあります。

この日は選択の余地がなかったので濃厚牡蠣ソバに貝めしのセットで。

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濃厚牡蠣ソバ 830円

まずスープの色。緑がかった茶色というか黄土色というか、ちょっと特殊な色をしています。そして一口いただくと、なんとも濃厚な牡蠣の旨味が口の中を支配します。初めて食べる人には結構衝撃的なんじゃないかと思います。コストかかってんだろうな~というスープ。量が少ないですが、まあ仕方ないかと。

このお店のあるあるだと思うんですが、スープを飲んだお客さんが思わず「美味い」と声を出しているのを何度も見たことがあります。お店を紹介してくれた連れの人への儀礼的な「美味いっすね」じゃなく本当に思わず声に出てしまったという「美味い」。伝わりますかねこの感じ。

麺は中太縮れ、スープの濃度と相まって絡みも良好。しっかりと歯応えがあり強いスープに負けていません。麺量もなかなか多く、口コミによれば170gとのこと。

チャーシュー、穂先メンマ、ネギ、カイワレ、海苔と糸唐辛子。
香福豚という地元の銘柄豚を使ったチャーシュー。モチっとした歯ごたえがありながら非常に柔らかく噛み切れます。味つけは薄めですがスープや麺とともにいただくと絶品。穂先メンマは柔らかく味が濃い目のタイプでこちらも良。

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貝めし 220円

貝めしがこちら。貝出汁の炊き込みご飯でホタテとカイワレが乗ります。
これまた濃い目の味つけでそのままでも美味しいですが、やはり半分くらいは最後にスープ投入しておじやにするのがお勧めです。スープまで完食して大満足。

全体的に濃い目の味つけながら全く飽きることなく一気に食べ尽くしてしまいます。

まさにアンチェンジャブル。最近「唯一無二」だの「オンリーワン」だのと言ってばかりな気がしますが笑、本当なんだからしょうがないです。

あえて難点を挙げればワンオペのことが多く回転が遅めのところ。常にアルバイト募集の貼り紙があります。末永く続いてほしいお店なのでぜひどなたか応募してください。


ごちそうさまでした。

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荒ぶる極太麺と猛るエビ、でも結構食べやすい


前回の「てち」に続きJR南武線武蔵新城駅の第2弾。場所は駅から真西へ5分ほど歩いた住宅街の中。平日夜で店外6名待ちでした。

こちらは蓮爾登戸店の店主をされていた方が新たに出したお店です。「蓮爾」と言えば二郎インスパイア系の中でおそらく最も暴力的な麺、そしてエビ。

系譜をたどるとそのオリジンは町田街道の町谷原交差点そばにあった「ラーメン二郎 町田店」。ここでMO=町田オリジナルというエビの粉末入りのメニューが提供されていました。そのお弟子さんが同地に開店したのが初代の蓮爾。余談ですがこちらは私が初めて食べた二郎系ラーメンです。衝撃でした。
その後閉店してしまいましたが、そのレシピを受け継いだ方(現在は新町一丁目店の店主)が蓮爾登戸店をオープン。この間ずっと受け継がれてきたのが超極太麺とエビであり、このゼンゼンにおいてもそれは踏襲されています。

蓮爾登戸店も並びルールがありましたが、こちらでもそのあたりは徹底されています。最新のルールを公式Twitterでご確認いただいた方が良いかもしれませんが参考までに私が行ったときのルールを書いておくと、入店は声がかかってから、店先の待ちは3名、それ以上は道路挟んだコーンのところに右から左へ。食券は先買いでなく一旦並んで前の人が買ってから。という感じでした。

さて、最初からエビエビ言ってますが、エビはデフォではありません。メニュー構成はラーメン、えびラーメン、それぞれの汁なしとつけ麺。麺量は少なめ250g、普通350g、大450gで大は50円増し。

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えびラーメン 少なめ ニンニク 900円

200円の差があるので迷うところですが、やはりせっかくですのでえびラーメンをチョイス。昼の「てち」がベリーボリューミーだったので弱気に「少なめ」で笑

丼から立ち昇るエビの香り。
スープは結構はっきりと甘みを感じます。みりん由来らしいですが、エビなのでなおさらという感じ。そして二郎系としては塩気が控えめであり、旨味で食べさせるタイプなのが好感。

天地返しすると目の粗いエビ粉を大量に纏った極太麺が登場します。
やっぱり啜れない暴力的な麺。ですが記憶の中の蓮爾の「小麦粉そのまま食ってる感(誉めてます)」はなく、おかしな表現ですが「ちゃんと麺」。ゴワゴワですが表面はややモチっと感があり美味しい。

豚はフワトロで非常に良。野菜はちょいクタの絶妙な茹で加減でした。
固形物を食べきってスープだけになると大量のエビ粉が出現します。もったいない笑

かなり美味しく250gもペロッといけました。普通にしておけばよかった…
ぜひ再訪したいし、久しぶりに蓮爾登戸店にも行こうかな、なんて思っちゃいました。


ごちそうさまでした。

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オリジナリティ抜群、オンリーワンの味噌ラーメン


JR南武線武蔵新城駅。注目のラーメン屋さんが相次いでオープンしプチ激戦区となったこの駅でも屈指の行列を誇るお店です。駅から5分ちょっと歩きます。平日昼で店外3名待ちでしたが、ワンオペなので結構待ち時間長くかかりました。

こちらの店主さんは私個人が日本屈指のつけ麺屋と思っているくり山@白楽の出身です。他には小池@上北沢、豚星。(店名に「。」つき)@元住吉など。正直、大好きな店ばかりです。どのお店もくり山とは違うラーメンなのが凄いですね笑

メニューはデフォのみそら~めんが小150g750円、並200g780円、大250g880円。みそまぜそばは並200g780円大300g880円、数量限定の坦坦まぜそばが並200g840円、大300g940円。「ら~めんのおとも」で「しめのご飯」みどり、きいろ、あかが各80円。「みそまぜそばのおとも」にある「ジャンク好き」はとろけるチーズ・チーズソース・みそマヨで100円。

猛烈にジャンク好きに惹かれますが笑、オリジナリティが高いと評判のこちら、やはり初訪はデフォでいくべきでしょう。

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みそら~めん並 780円

よそで見たことのないこのビジュアル。
カラフルな野菜、たっぷりの豚バラ。そしていかにも濃厚そうなスープとラー油のコントラスト。そそられますね。

ベースは動物系の濃厚でクリーミーなスープ。そこに麦味噌の特徴だという甘さ+ラー油の刺激でどことも似ていないオンリーワンの味。ちなみに油断していると意外と辛いです。
濃厚で味も濃いけど重たくない、という印象。好みが分かれると店主さん自ら仰ってますがそうなのかな?個人的には万人受けしそうな気がしました。

具は豚しゃぶっぽい豚バラ肉、もやし、ダイコンとニンジンの千切り、刻み紫タマネギ、万能ねぎ。

そしてすこぶるスープの持ち上げがいいもちっとした中太麺。これと具を一緒にワシワシとかきこむ。美味い。具だくさんなので惜しげもなく食べられるのがまた良い。

濃い味なので後半になると少し飽きてきますが、そこも抜かりありません。充実した卓上の味変アイテム。花椒、ブラックペッパー、一味唐辛子、ゆずの華(ゆずの皮粉末)と、辛味も痺れも香りも揃ってます。

しかしそれで終わりではありません。

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しめのご飯(きいろ) 80円

スープをちょっと残して丼を上げ「しめのご飯お願いします」とオーダー。きいろはもちろんカレーですね。カレー粉、フライドオニオン、のり。他に大葉と青ネギの「みどり」、赤い粉とラー油の「あか」があります(のりは共通)。

きいろはもちろんカレー。合わない訳がありません。ただスープまで完食することになるので腹いっぱい。うう苦しい。でも大満足。

ぜひ再訪したいですが回転が悪いので時間に余裕のある時に。
その時はみそまぜそば+ジャンク好きを食べてみたいです。


ごちそうさまでした。

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激辛ラーメンの雄、その優良支店


「激辛ラーメン」と言われれば多くのラーメンフリークがその名を思い出すであろう先駆者にして超有名店。

本店は上板橋にありますが関東に多数支店を展開しており、目標は全国制覇だそうです。セブンイレブンのカップラーメンで既に知名度は全国区ですね。

小田急線町田駅の北側徒歩2分。少し奥まったところに入り口があります。
平日夜、店内半分ほどの入りでしたがタイミングが良かった模様ですぐに満席になり待ちまで発生しました。行列店ではありますが通し営業かつ深夜営業なのが助かります。
いや、こんな辛いものを深夜に食べるのはどうかと思いますが。

こちらのメニューにはすべて「辛さレベル」が記載されています。
構成は簡単に言うとラーメンは辛さレベル3の味噌タンメンがベースであり、それに辛子麻婆豆腐を乗せたものが蒙古タンメン(レベル5)。そこからレベル9の北極ラーメンまで、辛さとトッピングを変えた数種類のメニューがあります。一応レベル0の塩タンメンもありますが…中本来たら辛いの食べますよね笑
冷やしメニューは最低でもレベル7。最強のレベル10は冷やし味噌ラーメンは「尽き抜ける辛さと旨さ」だそうですが挑戦したことはありません。

オーダーしたのはこちら。

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蒙古タンメン 800円 半ライス 120円

この日は素直にこれを頼みましたが、時々やるのが味噌タンメン+定食。定食とは蒙古タンメンにかかっている辛子麻婆豆腐と小ライスのセットのことです。つまりそのまま麻婆ライスとして食べるもよし味噌タンメンにかけて蒙古タンメンにしても良し。

 味噌タンメン→蒙古タンメン→蒙古タンメンwithライス→激辛麻婆ライス

その場合はこの順番で辛さをコントロールしながら食べます。麻婆をライスにかけるのは最後にして極力白飯を残しておくのが辛さに負けないためのポイントです笑

この日も基本的にはこれと同じ発想で食べ進めます。

まずは麻婆のかかっていない部分でベースの味噌タンメン状態から味わいます。動物由来のスープらしいコクと野菜から出る旨味と甘みで万人受けしそうなかなりはっきりした味つけ。そして熱々。自分の辛さ耐性は恐らく標準的だと思いますが、レベル3相当の割には意外と辛いという印象。しかし蒙古タンメンを知っているのでやっぱり物足りないです笑

麺は中太。実は中本の麺、美味いんです。黄色いパツパツ麺でそれ自体に味がある。凄くいい意味でスナック菓子っぽいと個人的には思っています。

具はたっぷりの炒め野菜。クタっているので結構量は多いですしスープの味も染みこんでいてこれも良。ただ肉があんまり入っていないのがちょっと残念です。

ここで麻婆に手を伸ばします。豆腐に赤~いあんかけのかかったひたすら辛そうなそれを少しずつスープになじませ、薄めの蒙古タンメン(推定レベル4)をセルフで作成。ちょうどいい感じの刺激で美味い!

その勢いで一部の麻婆豆腐をライスの上に退避し、残りを一気になじませます。そして豪快に麺をすすると…はい、むせますね。
辛さ云々よりも唐辛子がのどに張りついてむせます。

ここからはすするのは諦めて少しずつ食べ、時折ライスで辛さを中和します。
この時点でも旨味>辛さという感じで、辛いは辛いけど舌が麻痺するほどではありません。

最後に残ったライスを麻婆ライスとして完食。麻婆ダイレクトはやっぱり辛いです。

う~ん、満足。


私がこれまでに行ったいくつかの支店の中では、この町田店はスープにコクがあり良いお店だと思います。

個人的には胃腸へのダメージが深刻なためそうしょっちゅうは行けないのですが、でも年に何回か行きたくなります。次は冷やしメニューに挑戦したいですね。


ごちそうさまでした。

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どこまでもまろやかでピュアで美しい「超純水採麺」


JR横浜線成瀬駅から町田街道に出たちょうど突き当りにあるこちらのお店。町田街道沿いなのですが店舗は少し奥まった場所にあり道路からは見えません。

以前は「地獄ラーメン 天国屋」というなかなかな屋号で営業されていました。パチンコ店の敷地内という立地を意識してジャンク系の辛いラーメンを出していましたが方向転換。逆浸透膜浄水器で不純物を限りなく取り除いた「超純水」を使用し素材の味を引き出した体に優しいスープが特徴とのことです。

かつて町田にあった「69’N’ ROLL ONE」(現在は兵庫県尼崎市で「ロックンビリースーパーワン」として営業中)を源流とし湯河原の「飯田商店」早稲田の「やまぐち」などミシュラン掲載店を続々輩出する、いわゆる「神奈川淡麗系」にカテゴライズされるお店です。

メニューがやたらと豊富です。淡麗系だけでも券売機上部に4つ大きなボタンで「鶏鮭塩麺」「鶏白醤油麺」「鶏醤油麺」「鶏塩麺」があり、さらに「生正油麺」「塩梅つけ麺」「鮭節醤油麺」「つけ麺」「辛つけ麺」と続きます。塩と醤油、鮭節の有無、各種つけ麺ということでしょうか。そしてジャンク系も「地獄ラーメン」「豚骨ラーメン」とラインナップに残っています。

平日開店直後に訪問しすぐ座れましたが、あっという間に満席になり待ちが発生。

どれにするか悩みましたが、最もベースのスープを味わえそうな鶏塩麺に。大盛無料ということですので遠慮なくそれもお願いします。

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鶏塩麺 800円 大盛無料

見てください、この端正なビジュアル。
鶏オンリーという透明度の高いスープに綺麗に鶏油が浮かび、いかにも美味そう。

そしてスープをいただくと口の中に鶏の風味が広がります。鶏油の旨味もしっかり。しかし塩気が控えめなため、全体の印象としてはとにかくまろやか。第一印象としては「薄い」と感じる人もいるかもしれませんが、飲み進めるほどにその美味しさがわかってきます。

年々味が濃くなるラーメン業界。この系統でもはっきりした味付けのお店が多い中、このチューニングは非常に好感が持てます。

麺は細ストレート。柔らかめの茹で加減でつるっとした食感。大盛ですのでボリュームも十分。

具は神奈川淡麗系定番の豚と鶏2種類のチャーシューに、穂先メンマと三つ葉。
2種類のチャーシューはどちらも柔らかく良い出来、穂先メンマもしなやか。そして三つ葉の歯応えが良いアクセントになっています。

見た目通り、全体に非常に整った一杯。塩気の少なさ、メニューの豊富さや限定ラーメンの提供も相まってまさに「毎日食べられるラーメン屋」だと思います。醤油も食べたいし、ジャンク系のメニューにもチャレンジしてみたいですね。


ごちそうさまでした。


こちらのお店は「宅麺.com」から購入できます
超純水採麺天国屋 鶏白醤油麺

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