ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

カテゴリ:ラーメン > 東京都 23区

担々麺専門店の魁、さすがの安定感


現在ではもはやブームと言っていいほどよく見かける担々麺。しかしここまでメジャーになる遥か前から担々麺一本でやっていたのが湯島にある「四川担担麺 阿吽」。
私個人が初めて汁なし担々麵を食べたのも、こちらの湯島本店。確認してみたら2009年のことでした。

大きな人気を博したものの、その後開業時の店主さんが店を離れ資本が入り、多店舗化。
この度新たな支店ができたので行ってみました。場所は新宿通り沿い、丸ノ内線の新宿御苑前と四谷三丁目、ふたつの駅のちょうど真ん中あたりです。

平日昼のピークを過ぎた時間帯に訪問。店内半分ほどの入りでした。

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黒胡麻つゆ無し 850円 辛3痺3 + 粉チーズ 70円 + 半ライス 50円

白胡麻黒胡麻、それぞれの汁あり汁なしとあるのですがこちらを選択。辛痺設定が細やかで、6段階の中から選べます(レベル6だけは+100円)。どちらも真ん中の3を指定。
ひき肉の量が多かった記憶があるので半ライス。粉チーズはなんとなくです笑

しっかりと混ぜ合わせてから食べ始めると…おお、コレコレ!記憶が甦ります。

具はひき肉、干しエビ、水菜、ナッツ。
個人的に思う阿吽の特徴はひき肉の多さ、エビ、そして麺のもっちり感。どれも色濃く感じられます。

たっぷり乗ったひき肉。粗びきでボソボソした食感ですが、噛むとコクが広がります。
そしてエビは食感だけでなく味の面でも結構主張しており、辛痺だけで平板になることを防いでいます。

平打ちの太麺はかなりもちもち。美味しいですが混ぜるのが大変です笑
辛さ、痺れどちらも3ですとそれほど強烈ではありません。普通の人が普通に美味しくいただけるレベル。強い人は4以上をお勧めします。
粉チーズを入れるともちろんまろやかになるのですが、特になくても良かったかな…

ライスまで食べてお腹一杯。

店主さんが店を離れて資本が入り、多店舗化。
正直ラオタが嫌うパターンですが、こちらは元々のお店の個性をきちんと認識してそのポイントを上手に押さえている感じがします。
色々変わったところはあるのでしょうが、それでも私は「阿吽ってこんな感じだったな」と思いました。

昨今は美味しい担々麺専門店が増え、お客さんの舌も肥えてきていると思いますが「さすが阿吽」と思わせる安定感でした。


ごちそうさまでした。

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リニューアルした味噌ラーメン界の風雲児


市ヶ谷駅からお堀沿いの道を飯田橋方面に5分ちょっと歩いたところにある味噌ラーメン、いや辛味噌ラーメンの専門店。
味噌ラーメン界の風雲児「麺処くるり」が2015年にリニューアルしたお店です。

簡単にくるりの歴史をおさらいします。
2003年、味噌ラーメン界に突如現れた濃厚ドロドロ味噌の名店です。当時、個人的に味噌は「純すみ系」ぐらいしか刺さる店がなかったので非常に衝撃的でした。(くるり以降は「花道」「鬼金棒」など、個性的で素晴らしいお店が続々登場しています)

TVのラーメン番組で1位を取ったこともあり、常に行列が絶えない人気店へと成長。
市ケ谷本店、高田馬場、御茶ノ水と3店舗を展開していましたが「店舗が増えたことで自分の目が行き届かなくなった」ため2015年8月末をもっていったん全店閉店し、9月4日に屋号変更し市ヶ谷店のみで再開するという怒涛の展開。

くるり時代は数回訪問しましたが、リニューアル後は初。
平日の18時頃で店内待ち4名。回転はあまりよくなく着丼したのは20分以上経ってからでした。

メニュー構成は辛味噌ラーメンのみ。昼はつけそばもありますがこちらも辛味噌。そう、辛くないメニューがないのです。
選択の余地なく辛味噌ラーメンで、無料トッピングのニンニクとショウガは両方お願いしました。

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辛味噌ラーメン 750円 ニンニクショウガ

第一印象は「赤っ!」ですね。ちなみに第二印象は「熱っ!」です笑

麺の上に中華鍋で具とともに煮詰めたスープをかけるスタイル。秋葉原の超行列店「饗 くろ喜」でかつて提供されていた「特製みそらーめん」を思い出します。あれはまさに唯一無二の逸品でしたがいつの間にかメニューから消えてしまいました…

粘度もあれと同じくらい、いわゆる「スープというよりルゥ」なドロドロ度合いで麺に絡みつきます。しかも熱々なのでスムーズに啜ることが困難です。

辛さは見た目とは異なりピリ辛程度。ラー油由来がメインのようです。

そして味のイメージを乱暴に表現するとコチュジャンあんかけ焼きそばという感じ。
店主さんのコメントによれば「くるりの終盤はサラサラスープに極太の自家製麺だったが、大塚屋では麺もスープも初期のころに戻し、以前扱っていた麺とドロドロスープに辛みをプラスした」とのことです。

しかしおぼろげな記憶の中のくるりと比べると旨味が弱いように感じます。
ニンニクやショウガの効果も限定的。
ビジュアルから強烈なインパクトを期待していたのに、少し肩透かしをくった思いでした。

この理由が分かったのは食べ終わる寸前でした。
実は私、ほとんどスープを飲まずにまぜそばのように食べていました。
しかも熱々なのでせっかく麺と絡んだスープを落とし気味にして。

スープを飲みながら食べる分には旨味は確かに感じられたので、私の食べ方に問題があったようです。ただ、記憶の中のくるりはもっとはっきりした旨味だったように思いますので、辛さがマスクしているのかもしれません。

具はスープと一緒に煮込んだ角煮状のチャーシュー、もやし、ニラの上にネギ。スープと一体化しており、今回は注文しませんでしたがライスと非常に合いそう。

卓上の味変アイテムが豊富で山椒やカレーパウダーもありますので、カスタマイズしつつライスも食べればかなりの満足度が得られることでしょう。

記憶とのギャップに戸惑い正直不完全燃焼でしたが、原因がわかったのでぜひ再訪してスープの旨味を味わいつつ食べてみたいです。もちろんライスも注文で!


ごちそうさまでした。

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時代を超えて支持され続けるクラシカル中華そばの現在形


東京メトロ有楽町線の地下鉄成増駅から地上に出てすぐの川越街道沿いに佇むこちらのお店。
開業は昭和59年。実に35年もの長きにわたり愛されてきた名店です。

実は「中華そば べんてん」に行ったのですが20人超の行列に怯み、ならばとこちらにやってきました。過去に3回訪問していますが、相当久しぶり。

平日の13時30分頃で店外待ち1名。ちなみに店内にも待ちがいます(人数忘れましたが2~3名だった気が)。回転はあまりよくなく着丼したのは20分後。
常連さんが多いようで、私がいた間ずっと誰かしらとフレンドリーに会話しておられました。

店内に入ると魚介のそそられる香りが充満しています。これですよこれ!
メニュー構成は基本の中華そばとつけ麺が醤油で、それに加えて塩らーめん。
今回はつけ麺をチョイスし、奮発して特製にしました。

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特製つけ麺1,100円

見た目は鶏ガラベースのクラシカルな中華そば系つけ麺に近いのですが、明らかに色が違います。濁っているというか茶色というか灰色というか。
一口飲むと…というか店内に充満する香りでその理由は明らかです。かなりビシッと魚介が効いています。その魚介を中心に動物系が支えるスープ。ある口コミでゲンコツ・豚足・鶏ガラと書いてあったので、豚がコクを足しているのだと思います。
個人的には若干しょっぱい気がしましたが、つけ麺ですので許容範囲。

一言で言うと、濃い。味が、ではなく出汁が。
クラシカルな中華そばの形態を保ちながら、厳選した材料を使って濃いい出汁を取り、その出汁とバランスが取れるようその他の要素もブラッシュアップしたという感じ。

まさにクラシカル中華そばの現在形。
数年ぶりの訪問でもまったく古さを感じないのは、きっと常にアップデートされているのでしょう。

公式サイトでもこう紹介されています。

 こってりしているわけでもなく、あっさりしているわけでもなく、しょっぱすぎず、辛すぎず、やさしくも懐かしい出汁の香りを楽しめるスープ。そのスープに優しくよりそう自家製麺。
 懐かしい気持ちになれる。けれども、古くない。古くないけど、新しすぎない。そんな中華そば。


麺は自家製。のど越しなめらかでありながらパツッとした歯切れの良さも兼ね備えた美味しい麺です。

具は2種類のチャーシューに味玉、メンマ、わかめ、海苔でつけだれ側ににネギとナルト。
特製は+300円でブロックチャーシューと味玉、わかめが追加かな?
大判のチャーシューはミッシリとした歯ごたえで味もしっかり。ブロックの方はややホロホロ系でこれまた良。味玉も上質ですね。ただデフォでもチャーシューが2枚乗るのでそれで十分な気もしました。

久しぶりでしたが「やっぱり道頓堀は美味い」と感じさせる一杯でした。未食の塩も食べてみたいですね。

比較的待ち時間が長いのと、常連さんと仲が良すぎてそうでない私には居心地がいまひとつ笑なのが難点ですが、いつか夜に来て飲んでみたいです。


ごちそうさまでした。

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まさに唯一無二!のフォアグラ油そば


超有名行列店「真鯛ラーメン 麺魚」のはす向かいにある姉妹店。
店名に入っている文字は「鶏」ですが、こちらのスープは鴨。

公式Twitterによれば、
「大量の鴨を使い、水のみでじっくり炊きあげ存分に旨味を抽出したスープに鴨油とフォアグラ油、塩のみで味付けをした鴨にとことんこだわった一杯です。鴨の旨味を存分に楽しんで下さい」とのことです。

姉妹店同様に大行列店なのですが、通し営業ということで並びが少なそうな時間を狙って土曜日の15時過ぎに到着するも、なんと行列10人。
店前に数人並び、その先は道路を挟んだ向かいの公園に並ぶシステム。並んでいる最中に店員さんから「前の人が食券を買ったら店内に入って食券を買ってください」「そのため前の人が食券を買いに列を外れても詰めないでください」と細かなアナウンスがあります。行列店ですのでオペレーションが行き届いていますね。

初めての訪問ですので券売機左上、すなわちデフォルトメニューとおぼしき鴨中華そば(塩)にするのがセオリーですが…フォアグラ油そばの誘惑に抗えませんでした。
なぜかって?そりゃ、よそではまずお目にかかれないメニューですから。

結局30分以上待って入店。

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フォアグラ油そば 850円

麺の上に、鴨チャーシューがロースとモモの2種、そして主役としてフォアグラのソテーが!薬味はネギ、刻みタマネギそして柚子。
さらに写っていませんが別皿でワサビ・ショウガ・柚子胡椒、とどめに割スープの徳利。

なんというか、楽しみ一杯ですね笑

麺は既にタレと和えてあるため、さほど混ぜずに薬味と一緒にズズッ!と啜ります。

うお、美味い~!!
まさに旨味の爆弾が至る所で炸裂しまくってる感じ。
塩気もそれなりにあるのですが、それ以前に鴨とフォアグラ由来の旨味が凄い!

麺の食感は「丿貫」や「小池」などの煮干しラーメン店で提供される「あえ麺」とほぼ同じでした。細くてゴワ感あってパツパツなあれです。

そして大本命、フォアグラのソテーに取り掛かります。外側がカリッとしていて中はトロトロ。自分は日常的にフォアグラを食べられる身分ではないので比較はできませんが、めちゃめちゃ美味しい!

チャーシューも味がしっかりついたもので、鴨肉の噛み応えと旨味も楽しめる優れもの。

無我夢中で食べきりました。
正直半分くらい食べてからようやく「別皿の薬味使わなきゃ」「割スープも試したい」と我に返ったほどです。

ボリュームはさほどでもありませんが、これで850円は安い。

行列は長いですが絶対に再訪します。次こそはデフォの鴨中華そば食べたいけど、フォアグラ油そばをポチってしまいそうな予感でいっぱいです。連食できる胃袋の人がうらやましい…笑

この記事書いていたら余計に行きたくなってきました。

ごちそうさまでした。

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