タオル補正

みんなの笑顔の源


小学生の頃に歌った『茶色の小びん』という歌があります。
ざっくり要約するとこんな歌詞。

 泣き虫な人も 怒っている人も
 小びんを見せれば たちまちにこにこ&ごきげん

まさにこの小びんのように、乃木坂において「みんなの笑顔の源」となってきたのが、「ゆったん」こと斉藤優里でした。

最近はそうでもありませんが、以前はよく「儚げでどこか陰がある」ことが乃木坂のイメージと言われていました。代表格はやはり西野七瀬でしょう。
しかしこれとは真逆の明るく元気でリア充感漂う陽キャラ(しかもぶりっ子笑)であるにも関わらず、彼女は箱推しのファンに広く愛されてきました。

とにかくいつも楽しそう。

最近では『乃木坂工事中』での設楽さんとのイチャイチャが印象深いですね。

クイズの回答をタブレットに書く企画で、MCには全員分の回答が見えていると知った彼女が「じゃあ優里が今ハート描いたら見えるんですか?見えた?」に設楽さん「見えた~笑」のやり取りとか。
別の企画で回答フリップを出したままにしていたゆったんに設楽さんが言った「斉藤優里下ろしてもらって」に、頭を抱えていた手を慌ててチャッと下ろしたのも可愛かった。

懐かしいところで言うと、ごく初期の『乃木坂って、どこ?』でやったドランクドラゴンのコント「ハチャメチャ拳法」。あれ最高でした。

ひな壇にいる時に素直にリアクションして番組に参加する姿勢も素晴らしかったです。

ライブの時も、やっぱりゆったん。
決してどちらも得意というわけでないのですが、歌って踊ることが好き!というのが伝わってくる満開の笑顔でいつもパフォーマンスしていました。

乃木中の「鈴木絢音の笑顔が見たい」で、本人はいたって普通に踊っているのですが、その姿が楽しげ過ぎて絢音ちゃんに笑われてしまうなんてのもありましたね。


「メンバーみんなを何度も助けてくれたよ」


とはいえ、彼女の乃木坂人生は決して平坦な道のりではありませんでした。

1st~3rdシングルまで連続で選抜入りするも、4thで初めてアンダーに落ちます。
そこから4年3か月間、4thから16thまでの13枚のシングルで選抜入りはわずかに3回。

すっかりアンダーのイメージが強くなった彼女でしたが、この時期に代表曲が生まれます。5thシングルのアンダー曲『13日の金曜日』。詞も曲も明るくMVもポップなカラーリングで統一されたこの曲はゆったんのイメージにぴったり。アンダラでも多くの場合終盤の盛り上げ曲として重要な役割を果たしてきました。

いつしか「夏女」と呼ばれるようになったのもこの頃でした。夏シングルは太陽ノックまでの4枚すべて選抜入り。逆にそれ以外はすべてアンダー。しかし15th『裸足でSummer』では初めて夏曲で選抜入りできず、暗雲が漂います。

余談ですが3rdアルバム『生まれてから初めて見た夢』のリード曲『スカイダイビング』で、サビ前の「な・つ・だ!!!」というフィルをゆったんが歌った時には「俺たちの夏女が帰ってきた!」と話題になりました。

しかし17th『インフルエンサー』から逆襲が始まります。1年8ヶ月ぶりの復帰を果たすと以降は19th、21st、22ndで選抜入りし、いわゆる選抜常連に次ぐ位置を保ちました。
もしかしたら3期生きっかけで乃木坂ファンになった方はゆったんのアンダー時代をあまりご存じないかもしれません。

選抜とアンダーを行ったり来たり。
もちろん、辛いことも悔しいことも悩んだことも数えきれないほどあったことでしょう。

ですが、彼女がそれをファンにさらけ出すことはありませんでした。

18thでアンダーに落ちた際のブログ。
「正直めちゃくちゃ悔しかった」と書いていますが、最後には「あ、後ねまた絶対選抜入ってやるー!選抜常連になってやるからな!!!!」と明るく宣言し、こう締めくくります。

 それじゃあ、今日も元気よく
 お仕事行ってきます( ˙˘˙ )
 
 行ってきまーす!


卒業発表を受けての生駒ちゃんのコメントに、ゆったんの素晴らしさが凝縮されています。
「ゆったん 誰よりも活動を心から楽しんでるその姿と明るさは、メンバーみんなを何度も助けてくれたよ」

ゆったんは、いつもゆったんであり続けました。


最後に例によって勝手ながら彼女の今後について考えてみました。

これ、自分の推しではないから言えることかもしれませんが、やっぱり「お母さん」かな。
よく「彼女にしたい乃木坂メンバーランキング1位」などと言われますが、私のイメージでは「赤ちゃんを連れた若いお母さん」。
赤ちゃんに振り回されてアワアワしながらも楽しく子育てしている幸せな姿が頭に浮かびます。

ノリの良さからなんとなく適当そうなイメージがありますが、実はきれい好きで料理上手。
お父さんがつけた秀逸なキャッチコピーが「見た目はチャラいが家庭的」ですから、いいお母さんになること間違いなしです。


これまでずっとファンとメンバーを笑顔にしてきたゆったん。
きっとこの先どこにいても、たんたんたーんと周囲に笑顔を届けるのでしょう。


斉藤優里さん、本当にお疲れさまでした。


続きます。
【乃木坂46考察】ゆったんとかりんちゃんの卒業に寄せて③