ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

タグ:清宮レイ

タオル補正
当記事ではDAY2と3の印象に残ったシーンを挙げていきます。

DAY1の感想はこちら:
 

DAY2


私がこの日最初に観たのは明らかに眠れていない賀喜遥香の姿。
正直、胸が痛みました。

今にして思えば2日目のラストには堀内健さんのアシスタントというカロリーの高い役割が待ち受けており、3日目にもお見立て会振り返りという出番があったわけですから「初日から行けるところまで行こう」と考えていたのだと思います。

先のことまで考えて必要と判断したら少々の無茶もする。そういうところが「これまでちゃんと物事に向き合ってきた(だからどうすれば成し遂げられるかを知っている)」と感じさせるかっきーの素晴らしさですよね。

関連記事:


3人組のトーク企画、岩本蓮加の「朝ちゃんと起きて3食食べるのに憧れる」に思わず「いやそれは憧れることではないぞ」とTVの前で突っ込んでしまいました。

電視台、樋口日奈は「WILD SPEED HINA」と題してバイクに乗って色々なチャレンジをするのですが…カットインがひとパターンしかなかったのはわざとですよね?

弓木奈於
シンデレラの衣装で罰ゲームに挑んでいくのですが、ビリビリペンでの「痛~い」というリアクションが阿佐ヶ谷姉妹にしか聞こえない。

黒見明香は「メンバーとびっくり実験に体当たり挑戦!!」。
チャイナドレスに白衣を羽織るという攻めた出で立ち。
指2本で次々とメンバーをなぎ倒していき。
だいぶ前倒しで爆発してしまったピンポン玉。
見どころ満載でした。

鈴木絢音の「狂気的な彼女」は別途。

早川聖来
ムチャぶりされながら賀喜遥香のためにあんかけ炒飯を作るという企画ですが、料理をしている人に電流を流すというのはちょっと正気の沙汰とは思えない。本当にヒヤッとしました。
「しゃくれる」は可愛かったのですが、料理が完成しなかったのも後味悪かったですね。タイムアップしちゃったけど頑張るかっきーのために最後まで作らせてくださいでいいじゃないですか。

そのかっきーは「凄く美味しい!」と言って食べていましたが、そういえば前回の46時間TVで彼女の舌が結構アレなことが判明していましたね。

乃木坂プレイルームでの卓球大会。

「卓球キャラ」として登場するほんわか姉さん吉田綾乃クリスティー
勝負事は全力でしかできない清宮レイのスイッチが入った表情。ポイントを取るたびに「よしっ!」と声を出すところも好感が持てます。
遠藤さくらの最初は全くフットワークを使わずに勝とうとしていたらあわや負けそうになり徐々に相手に合わせてレベルを上げていくのも面白かった。

電視台に戻って、SASUKEでんちゃんこと佐藤楓のパルクール。
変な人が映り込んでるな~とは思ったんですよね。

「まあやだ」

林瑠奈は「先輩!私に罰ゲームを受けさせて!」と題し、嬉々として罰ゲームを受けるのかと思いきゃタガメは悲鳴をあげながら全力拒否というのが面白かった。

大運動会はMVPも取った松尾美佑の負けん気の強さが出ていて良かったです。
まあ負けず嫌いは「ゲーム企画全部ガチでやるからだいたい勝っちゃう」1期生たちからの伝統ですよね。

ちなみに清宮レイの応援団は残念ながらちょうど観ていない時でした。

「大根抜きサバイバル」における与田祐希の「無」も実に素晴らしい。

大運動会後の遠藤さくらのハウスダンス、そして与田祐希久保史緒里の弾き語りについても別途書きます。

「乃木坂三者面談」では堀内健さん登場。
さあ、悪夢の始まりだ笑

「誰か泣くまで帰らないよ!」という恐怖の宣言に、観る者の多くは遠藤さくらの大泣きを想像したと思いますが実際には早川聖来でした。
マラソン番組の深夜にホリケンはそりゃオーバーフローするよね…自分はめちゃめちゃ笑いながら観ていましたけどメンバーは恐怖だったでしょう。

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DAY3


この日は「4期生のお見立て会を振り返ろう」の終わりごろから観始めました。

続く「3期生のお見立て会を振り返ろう」。
すっかり大人になったメンバーたちが、同窓会のようにあーだこーだ騒ぎながら当時の映像を観るというのがなんかもう心暖まる。

当時の髪型を「引きちぎった前髪」といじってくる山下美月に「覚えてろよ山下」と凄む久保史緒里
その言葉通り美月の「フラミンゴになりたい」に対し「今でもなりたいの?」と反撃。美月のフラミンゴはこの後の中村麗乃の電視台でも(事前ロケだったのに)いじられているという奇跡の一致でした。

5期生お見立て会は別途書きます。

掛橋沙耶香の電視台。
大人の女性はランチのメニューを決めるのにコイントスなどしないぞ笑
清宮レイの小芝居と思い切りのいいハリセン、これまた好感度高し。

和田まあやのドッキリ企画。
10年選手の彼女が46時間TVの間中…というかそれ以前の収録からこまごま動き回っていたその仕事量と溢れるサービス精神。
そして梅澤美波はパフェふたつ食べてたんかい!笑

そして表題曲以外の「バナナ&メンバーが選ぶ! ベストソング歌謡祭」。

井上小百合推しの自分としてはやっぱり『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』に入っていてほしい。
でもメンバーも大幅に入れ替わったから正直30位くらいがいいとこかな、と思っていました。

ランキング発表が進み、残すはあと数曲。

「ああ…もうランクインはしてないな…」と思ったところで4位『自由の彼方』(井上小百合センター曲)。
1stアルバム『透明な色』に収録された10thアンダーメンバーによる楽曲。アンダラ2ndシーズンのエピローグのような曲です。

もうこれで満足だ、と思いきゃなんと3位が『咄嗟』。

アンダラ2ndのテーマソングにしてアンダラのアンセム。
当時を知るメンバーがもう7人しかいないのにこの順位。

さすがにウルッと来ました。

コーナー最後で北野日奈子が「『咄嗟』の時のアンダラはメンバーもファンもスタッフさんもなんかもう凄かった」と語り「ね!もの凄かったよね」とそれに同意する齋藤飛鳥

あの絶望の日々を、そしてその果てに見つけた希望を知るふたりのやり取り。
彼女たちの中にまだちゃんとあの日々が生き続けていることが垣間見えてこちらも感情が揺さぶられます。
(アンダラ2ndシーズンについてはぜひこの下で紹介している『アンダラ伝説』をご覧ください)

スペシャルライブも別途書きます。


続きます。

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総文字数84,000文字、加筆部分だけでも10,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。

「今にして思うこと」は各記事の末尾に「追記」という形で新たに文章を加え、さらに書き下ろしとして4期生の初冠番組であった『乃木坂どこへ』を振り返っています。


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タオル補正

浴びせられた冷や水


前回の46時間TV、記事の最初を私はこんな言葉で始めていました。

 毎回そうなんです。

 観ている間はちょっぴりグダグダ感を感じていたはずなのに。
 終わりが近づくにつれてこみ上げる「やっぱ乃木坂だな!」感。
 そして終わった後の強烈な乃木坂ロス。

 4度目の『乃木坂46時間TV』。
 今回もやっぱり同じでした。

前回(2020年)乃木坂46時間TVの記事:


そして迎えた5度目の46時間TV。残念ながら今回は「やっぱり同じ」ではありませんでした。

理由はご想像の通りです。

前日深夜から立ち込めていた暗雲。

『乃木坂工事中』で発表された29thシングルの選抜メンバー。

既に「29thセンターは5期生の中西アルノ」という(結果的に的中だった)リークも、加入前の彼女に関する良くない噂(こちらの真偽は存じません)も目にしていました。

発表されたのは齋藤飛鳥と山下美月というエース格ふたりにキャプテンと副キャプテンまでつけた「保護者4人」というフロント。そして5期生からたったひとりでの抜擢センター。

私はこの時点でリークが事実であることを確信しました。

例えば5期生抜擢センターが井上和さんであったらきっとこういう構成にはならなかった。恐らく4期生の時と同様に3人同時登用になったと思います。

しかしそうではなく、この違和感バリバリのフォーメーション。
特にキャプテンである真夏さんフロントの違和感が凄い。
それが指し示すものは、5期生の中でもファンが諸手を挙げて歓迎するタイプではない「誰か」の抜擢。

間もなく始まる46時間TVのラストにそのセンター披露が控えていると思うと、始まる前から冷水を浴びせられた気分でした。

余談ですが「あれ?もしかして真夏さん初フロントか?」と思って調べたら17th『インフルエンサー』以来5年ぶり2回目なんですね。
本人はもうポジションがどうこうというのはないでしょうが、こういう形で引っ張り出されるのは真夏さん推しの方からすると複雑なのではないでしょうか。


まあ言いたいことは山ほどありますがこれは46時間TVの記事ですので、まずはざっと時系列で印象に残った場面をピックアップしていきます。

「どうせ1週間ぐらいはアーカイブあるだろう」と思ってほとんどメモを取っていなかったのでいつものライブLVレポに比べてすごく粗いですが笑(時系列も間違っていたらすみません)

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DAY1


まずオープニング、『乃木坂配信中』での予告通りコスプレで登場した梅澤美波田村真佑与田祐希

そしてオープニングアクトを務めたのは齋藤飛鳥
『浅草キッド』にインスパイアされてのタップダンス。
見守る今野さんと菊池さんのカットイン。やり切って倒れこむ飛鳥。
後でファンの方から送られてきたイラスト「乃木坂キッド」も素晴らしかったですね。あれTシャツにしてほしい笑

書道パフォーマンスの筒井あやめ
まさに「凛」。
タスキを結ぶところから始めるのが良いですね。それにしても綺麗な顔してんなあ笑

大運動会のチーム分けのために行なわれた全メンバーの50m走タイム測定。

走る前の煽りVの中で「普段走ったりしないんですか?急いで駅に行く時とか」と聞かれて「駅?タクシーで行っちゃう」と素直に答える岩本蓮加
嬉しそうにニコニコ笑いながらダサい走り方をする山下美月(凄く褒めてます)。

3期生が集まってカメラに映るといつも後ろでジャンプする与田祐希

オープニングの時点で「電視台でティモンディ高岸さんインスパイアキャラをやるのでもしよかったら来てください!」と言っていた清宮レイ
願いが叶ってご本人登場。本物の横でもフルスロットルで走り続けるレイちゃんが素晴らしい。

そしてこの日のハイライトは「バナナ&メンバーが選ぶ! ベストソング歌謡祭」。

 その曲その曲に思い出があるから

これ、メンバーが言うならわかりますけどバナナマンの言葉なんですよ。

それってなんかもう、ファンじゃん。

10年半乃木坂を見守り続けてくれているおふたりの愛情。
この日はMCではなくひな壇での参加だったのでそれが素直に出ていたように思います。

齋藤飛鳥の「日村さんが好きだから」日村さん「やぁった!」設楽さん蹴りを入れる、の流れも良かった。

『裸足でSummer』について北野日奈子が語った「どうすれば選抜に入れるだろうねってひめたんと一緒に必死に考えていた時期で」という言葉。

弓木奈於「生田絵梨花さんっていう先輩がいて」への日村さん「知ってるよ!」の速さ。

佐藤楓が語った西野七瀬への想いも強く印象に残りました。

彼女が加入前からなーちゃんファンなのは知っていました。『帰り道は遠回りしたくなる』が初選抜なのももちろん知っていました。
でもでんちゃんにとって「推しの卒業シングルにギリギリ間に合った選抜入りだった」というのは個人的には気づいていなかったなあ。彼女も「最後の切符を掴んだメンバー」だったんですね。

「ベストソング歌謡祭」が終わり再び電視台へ。

賀喜遥香は「46時間、生絵カキ!」。46時間中にメンバー全員を描いたイラストを完成させるというチャレンジ企画であることを発表。衝撃的な量のコピックペンが衝撃的でした。

人狼が始まるところまで観てこの日は寝ました。


DAY2以降に続きます。


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びーむ色調補正3

有観客用のステージセット


2月の全員ライブに始まり、そこから各期別ライブでバトンをつないでいく9thバスラ。

3月下旬に開催された2期と1期に続いて、この日は4期単独ライブ。
緊急事態宣言発令によりまたも無観客配信となりました。

ただ、当初は有観客の予定だったためメインステージから花道が伸びてセンターステージがあって…という有観客ライブのセット。正直、個人的にはそれを見るだけで懐かしさがこみ上げてウルっときそうになりました。

やっぱり配信用のセットだとどうしても「歌番組のスタジオライブ」にしか見えないんですよね。


セットリストはこちらです。

Overture
01. 夜明けまで強がらなくてもいい
02. 逃げ水(センター:清宮レイ・筒井あやめ)
03. バレッタ(センター:早川聖来)
04. ぐるぐるカーテン(センター:遠藤さくら)

歴史体験コーナー
05. 水玉模様(センター:筒井あやめ)
06. ガールズルール(センター:賀喜遥香)
07. サイコキネシスの可能性(センター:遠藤さくら・柴田柚菜)
08. 世界で一番 孤独なLover(センター:田村真佑)
09. 走れ!Bicycle

10. 転がった鐘を鳴らせ!(センター:清宮レイ)
11. 狼に口笛を(センター:松尾美佑)
12. ダンケシェーン(センター:賀喜遥香)

ユニットコーナー
13. 2度目のキスから(掛橋沙耶香、黒見明香、清宮レイ、矢久保美緒)
14. ごめんねスムージー(早川聖来、筒井あやめ、松尾美佑)
15. 流星ディスコティック(賀喜遥香、田村真佑)
16. 偶然を言い訳にして(遠藤さくら、金川紗耶、北川悠理、佐藤璃果)
17. 雲になればいい(柴田柚菜、林瑠奈、弓木奈於)

18. 悲しみの忘れ方(センター:早川聖来)
19. 日常(センター:筒井あやめ)
20. 今、話したい誰かがいる(センター:田村真佑、弓木奈於)

21. I see…(センター:賀喜遥香)
22. キスの手裏剣(センター:遠藤さくら)
23. 図書室の君へ(センター:掛橋沙耶香)
24. Out of the blue(センター:早川聖来)
25. 4番目の光(センター:遠藤さくら)

EN1. 猫舌カモミールティー(センター:田村真佑)
EN2. おいでシャンプー(センター:遠藤さくら)

オープニングは『夜明けまで』。そこからシングル曲連打。

MCを挟んで先輩たちが過去に行なったライブ演出を追体験する「歴史体験コーナー」
3曲挟んで少人数のユニットコーナーへ。再び3曲挟んでからはラストまで5曲連続4期曲。

アンコールでは新曲が披露され、『おいシャン』で締めという流れでした。

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柴田柚菜の「青春感」と『雲になればいい』


例によって印象に残ったシーンを挙げていきます。

『逃げ水』をもってきたのも意外ならセンターが「あやレイ」なのもちょっと意外でした。保護者役(=オリジナルの白石西野)を田村真佑と賀喜遥香にしたのはなんか納得。

早川聖来の『バレッタ』センターはなるほどと思わせました。楽曲の持つどこか不安定で妖しい雰囲気はまさに彼女そのもの。

『ぐるカー』は4期が誇る『夜明け』のフロント3人。さくかきあやめん(=遠藤さくら、賀喜遥香、筒井あやめ)強し!

最初のMCで賀喜遥香が言った「画面を飛び出す勢いで!」というコメントにファミコンディスクシステムの『とびだせ大作戦』を思い出してしまったのは私だけでしょうか。

下駄ップは…うーん、正直オリジナル自体が黒歴史だと思っていたのでこれをやるとは思わなかった。納得のいかない出来だったのか、次の曲の最中に賀喜遥香がボロ泣きしていたのはちょっとかわいそうでした。

『サイコキネシス』のセンター柴田柚菜はまさにベストマッチ。過去記事でも書いていますが彼女には独特の「青春感」がありますよね。実際にはこの春で高校を卒業しているのですが笑

「こげ!Bicycle」企画で疲労困憊になった筒井あやめの「足がフルフルフルフル…もうわかんないです」という秀逸なコメント。

『転がった鐘』ラスト、清宮レイのエルビスポーズがキメキメで良かった。

『2度目のキス』、掛橋沙耶香に真夏さんリスペクト軍団の衣装が似合うことといったら!

『ごめスム』のでっかいリボンをした筒井あやめの可愛いこと。この日の「ビジュアル仕上がってんなあ」賞もこれが決め手で彼女です。

そして個人的にはこの日のハイライト。
「うおマジか!」と思わず声が出た『雲になればいい』。

だって、オリジナルは生田絵梨花に衛藤美彩に桜井玲香ですよ。歌唱力も個性ある声質も乃木坂史上で上位に入る3人。きっと凄いプレッシャーだったと思います。
もちろん上手い下手だけでいえばオリジナルの方が上でした。でも歌い終わった柴田柚菜のやり切った感溢れる清々しい表情を見たら、そんなことはどうでもよくなりました。今の自分でできる精一杯を出し切った3人は本当に素晴らしかったです。

ちなみに弓木奈於はこの日も独特のワードセンスを炸裂させて「色とりどり」を「四季折々」と言ってましたね。

『悲しみの忘れ方』ラストの遠藤さくらの「画が持つ力」を最大限に引き出した長尺アップ。

『日常』もこの曲やるのか!と驚きました。

キラーチューンである『I see…』『4番目の光』の2曲をフルコーラスでやってくれたのは嬉しかった。やっぱフルはいいよなあ。個人的にはこの日のように基本はワンハーフで肝の曲だけフルというのが好きです。

アンコールでは4期生の新曲『猫舌』初披露。
田村真佑センターは順当かと思いますが松尾美佑、弓木奈於というフロントは「攻めたな」という印象です。

結論として、ラストまで個人的にはすごく楽しいライブでした。

…ただ。

翌日の3期ライブがもの凄く良かった。いや、良すぎた。

今さらライブレポを書いている以上、それは無視できません。
続く記事では3期ライブを踏まえたうえで、この日の4期ライブについてさらに深掘りしていきます。



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前の記事では27thシングルのセンターを取り巻く厳しさと逆境で輝く遠藤さくらについて書きました。

この記事からはいわゆる「選抜ボーダー」についてです。

これまでと違う完売状況


毎回選抜発表後は荒れますが、今回もかなりのものでした。

選抜入りしたメンバーの中でやり玉に挙げられたのは主に樋口日奈と清宮レイ。
そして入れなかったメンバーでは北野日奈子、山崎怜奈そして掛橋沙耶香の名前が多く上がっていたように思います。

ただ今回は前提としてひとつ特殊な要素がありました。

それはミーグリの完売状況。

これまでは最も目につく人気指標としてファンの間では「握手会の完売状況」が重視されてきました。もちろんそれがすべてではありませんが、選抜固定のいわゆる「超選抜」メンバーに伍するスピードで完売させたメンバーは「選抜入り待ったなし」の機運が高まったものです。

しかし初めて握手会ではなくミーグリで発売された前作では、完売状況が非常に極端な…というか正直不可解な数字になりました。

まず握手会の時は2次発売分から全完売するメンバーが出ていましたが、2次時点での完売はゼロ。「全完売」ゼロじゃありません。誰ひとりとしてひとつの枠も完売しなかったのです。
その後も全完売するメンバーが出る一方、最後まで完売の出ないメンバーがこれまでになく多くなりました。

これらについては「ついで買いがなくなった」とか「完売表示の基準が変わって1枚でも売れ残っていたら完売扱いにしなくなった」など様々な噂が囁かれています。

つけ加えるならそもそも売上自体が4割減でした。「握手には行くけどミーグリにはお金を出さない層」が一定数いるということでしょう。

要するに強めの言葉を使えば、ミーグリの売り上げはこれまで以上に「ファンの一部」の意志を表すものに過ぎなくなった。運営にはここを見誤らないでほしいですね(まあさすがにそこは大丈夫だと思いますが)。

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Running step like a boy


個人的に、清宮レイは今回外しても良かったと思います。

いやこれだとだいぶ語弊がありますね。レイちゃん個人に対して思うところは全くなく、選抜に入ってもおかしくない位置にいるのは間違いないと思います。
ただ、以前に書いた「連続選抜の重さ」を彼女に背負わせてしまったことが気になるのです。

乃木坂の歴史において連続選抜=選抜定着がこれまでの流れであり、過去何人ものメンバーがこの厚い壁に跳ね返されてきました。

だからこそ23rdシングルで伊藤理々杏と佐藤楓がそれをあっさり超えてしまった時、もの凄い拒絶反応が生じました。

ふたりは22ndシングルで(恐らくは)お試しの初選抜でした。しかし同シングルの握手会をともに4次で30部全完売という素晴らしい結果を出します。これは当時の「超選抜」に次ぐ速度でした。
当然ながら落とすに落とせなくなり連続選抜となります。いえむしろ「勝ち取った」と言うべきでしょう。

しかし、これほどの結果を出していたふたりでさえ大きなヘイトを集めてしまったのです。

それだけ連続選抜は重い。

運営は今回またそれと同じことをやってしまった気がします。

りりあとでんちゃんは同じ4次完売でしたのでどちらか片方を外すというのは難しかった。しかしレイちゃんと同じく前回初選抜だった田村真佑との間にはミーグリ完売実績で明確な差がありました。まゆたんは最速タイの5次完売。それに対してレイちゃんは最終的に30部中24部完売でした(とはいえこれもなかなか優秀な数字です)。

さらに言えばまゆたんは年齢的に早めに売り出すのはまあ当然ですし、運営としては松村沙友理、そして高山一実や秋元真夏の後釜として外で喋れるメンバーを育成するというミッションもありますので連続選抜にもうなずける部分があります。

もうひとつ、「今は4期お試し期間」という暗黙の共通認識がありますからレイちゃんを落としたとしても彼女のファンはそれほど騒がなかったように思います。

今回のシングル期間でレイちゃんがどのような活躍を見せるのかわかりませんし、各メンバーのミーグリの売れ行きがどうなるかもわかりません。結果的に正解だったとなる可能性も決して低くないでしょう。

ただ言いたいのはこのタイミングで未選抜の4期生とレイちゃんの間に「2」の差をつける必要があったのか。

そこが個人的にはどうしても疑問なのです。

まあストレートに言うと岩本蓮加より完売スピードが若干ですが速かったので、そことの兼ね合いで落とせなかったという気がしますが。

もし仮に次のシングルで選抜落ちしたら、あのサンフラワー清宮レイだって落ち込むんじゃないでしょうか。「連続で選抜されたのにチャンスを活かせなかった」と。
逆に3連続選抜となればそれはもはや選抜固定メン。他のメンバーのファンは「本当に選抜に空きがない」と感じ、中には攻撃的になる人もいることでしょう。

乃木坂では少数派である「無邪気で明るい」キャラを持ったレイちゃん。
とても貴重な存在ですし、その若さからこの先も長く活躍が期待できるメンバーです。

だからこそ、ここで変に押し上げてヘイトを買うのは得策ではない。

選抜発表後の彼女のブログは26th期間と27th選抜入り後の苦悩について綴られていました。

最後には前向きな決意表明で締めていましたが、個人的には正直「レイちゃんにこんな辛そうな文章書かせちゃだめだよな」と思いました。

せっかく大きなグループにいて立派な先輩も頼れる同期も大勢いるんですから、今はのびのび育ってほしい。

まだもう少しの間はキッズのままでいてほしいです。




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