ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

タグ:遠藤さくら

タオル補正
2023年11月6日、『乃木坂工事中』内で34thシングルの選抜メンバーが発表されました。

センターは遠藤さくらと賀喜遥香。

ここじゃねえんじゃねえかな

真っ先に思ったのはそれでした。

消去法っぽい感じ


かきさくWセンター。

2020年末の4期生単独ライブ(いわゆる「新4期」が合流して初めての4期ライブ)に関する記事で私はこの日最も印象に残ったシーンとしてふたりがWセンターを務めた『ありがちな恋愛』を挙げ、こう評しています。

 その姿はまるで、西野七瀬と白石麻衣のようでした。
 理屈じゃなく、その佇まいが反射的にあのふたりを思い起こさせたのです。
 後からその理由を考えてみましたが、「ビシッと背骨が通った感覚」というのが一番近いように思います。
 かつて何度も観た白石西野Wエースの、あの絶対的な安心感

(『2020年の乃木坂46』収録 「【配信ライブレポ】ありったけのリスペクトを込めたリメイク~2020.12.06 乃木坂46 4期生ライブ 2020」より)

改めて見ると、絶賛してますね笑

まあでもそのぐらい思い入れがあるかきさくWセンター。

それを今回の34thで、消去法っぽい感じで使われたのが納得いかなかったのです。

個人的には井上和の連続センターが最善手だったろうと今でも思っているのですが、『新参者』『スタ誕ライブ』に加えて連続センターまでやらせたらさすがの和ちゃんでもパンクしていたでしょう。

そして32ndが久保史緒里と山下美月という3期生でしたから、ここは4期生。
とはいえどちらも2度単独センターを経験しているかきさくのふたりに優劣というか差をつけることを運営は良しとしなかった。

そういう判断が働いたように見えます。

ちなみに1年に2回もWセンターやるのも違うだろ…と思っていましたが、2017年すなわち乃木坂が初の東京ドーム公演からレコ大受賞へと一気に駆け上がった年に発売された3枚のシングル(『インフルエンサー』『逃げ水』『いつかできるから今日できる』)がすべてWセンターでした笑

どうせならもうちょっとやりようがあったのに、とも思います。

33rdシングルに収録されたこのふたりのユニット曲『マグカップとシンク』。

この曲が2023年の全ツで披露されることはありませんでした。
出し惜しみしたんですかね。

最も注目度が高く配信視聴者が多いであろう全ツ千秋楽に満を持して初披露し、このふたりが並んだ時の「強さ」を知らしめる。そこから次作でのWセンターという流れが美しかったのではないでしょうか。

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崩れ落ちる世界の美しい悪夢


公式Youtubeチャンネルでの先行プレミアム配信を観た時の感想を率直に言うと「う~ん」でした

この時、曲が始まる前に煽りV的に「かきさくのこれまでの歴史」をまとめたものが流れたのですが、個人的にはまずこれがちょっと引っ掛かりました。

こういうのって、運営からあまり押し出さない方がいいんじゃないかな。
「ね?運命的なふたりなんですよ、すごいでしょ?」と言われているようで、なんだかチープに感じます。
ましてや前々作で「大河」のくぼしたWセンターをやっているだけに。そしてその時はそんなこと声高に言わなかっただけに。

関連記事:


そして詞は正直、酷すぎる。

今さらこのふたりに凡庸なラブソングを歌わせてどうする
仮に比喩的表現だとしても、22歳のふたりに「自転車立ち漕ぎして電車を追いかけ」させるのはあまりに幼稚ではないか、失礼ではないかという気がします。

曲も…いい曲だとは思うんですが「さすがの杉山勝彦も自己模倣に陥ったか」と。

それこそ『ありがちな恋愛』に似すぎている。
ドラマチックなイントロ。そこでの逆エスカレーション(デスカレーションと呼ぶのでしょうか?)するフレーズ。そこから少し弛緩するようなAフレ。
サビ(=イントロ)のコード進行も似てますね。

杉山さんにも2020年末4期生ライブの『ありがちな恋愛』の印象が強烈に残っていたのではないか…というのは勝手な推測ですが。

でもMVが公開されて、一気に評価が上がりました笑


これ、凄い好きです。

一言でいうなら「美しい悪夢」
色調は違いますがどこか『全部 夢のまま』と共通するものを感じます。
現在の乃木坂ならではの「金かかってんなあ」感満載のゴージャスな映像。
そこで繰り返し描かれる「崩れる均衡」。

そしてつい考察したくなるその内容

まず「僕」と「君」はどっちが賀喜遥香でどっちが遠藤さくらなのか。

MVの頭でよそのテーブルに愛想を振りまいているかっきーが一見「みんなにやさしい君」っぽいのですが私は逆だと思います。

愛想振りまいたり無邪気にもぐもぐするかっきーは「一人浮かれてた僕」
久保史緒里が駆け寄っても見向きもしないのも「誰も見えない僕」。

それに対し徹頭徹尾どこかミステリアスで、山下美月が近寄る前に背を向けて立ち去るさくちゃんの方が「(僕の見ていないところで)誰にも微笑む君」なのでしょう。

天秤とリンゴの描写も想像をかき立てられます。

イントロ。
「既に乗っている」リンゴ。
かっきー側に傾いた天秤。
そこに置こうと石を手に取り少し逡巡してみせるさくちゃん。

1サビ。
さくちゃんの置いた石でバランスが取れる。
無邪気に喜ぶかっきーと不敵な笑みを浮かべるさくちゃん。

ここまで一度もかっきーはリンゴを見てないんですよね。
さくちゃんと、その手にある石しか見ていない。
これは初めからリンゴがそこにあった=バランスが取れていなかったことに気づいていない、ということを示しているのでしょう。

リンゴを食べる(食べてしまう)かっきー。

ラスサビの入り。
リンゴに気づき手に取るかっきー。
天秤はさくちゃん側に傾き、
崩落する世界

冷めた目線を送るさくちゃん。
空のはずのかっきー側にゆっくりと傾く天秤。
リンゴを食べてしまったがゆえに、かっきーは自分から何かを天秤に差し出さなければいけなくなった。

こうしてみると、リンゴは乃木坂の「顔」「エース」「センター」という荷を象徴している気がします。

クレジットでリンゴの方が石より重い描写になっているのも、それが時とともに重さを増すことを表しているのでは。

ラストではかっきーの方から手を取り、それを握り返すさくちゃん。
背中合わせになるふたり。
ここでのかっきーの表情が素晴らしいですね(上のMVのサムネのところです)。
決意を固めたような、あるいは恐怖心を抑えるために感情を殺したような。

だらだらと書いてきましたがまとめます笑

加入当初からずっと乃木坂の看板というリンゴを食べさせられてきた遠藤さくら
その同じ荷を負ってくれる賀喜遥香を見つけ、彼女もそのリンゴを食べた

その先に待つものに怯えながらもふたりは手を取りあって前を向く。

というところではないでしょうか。


まあ「意味ありげな映像をつなげたから自由に考察してよ」という感じがしなくもないのですが。
別に作り手側もガチガチに答えを用意していないというか。

小説でも良くあるじゃないですか。意味ありげな伏線っぽいのが沢山あったけど作品中では回収されずにそのまま放り出されているパターン。あれと同じ雰囲気をちょっと感じます。


続きます。

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過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数84,000文字、加筆部分だけでも10,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。

「今にして思うこと」は各記事の末尾に「追記」という形で新たに文章を加え、さらに書き下ろしとして4期生の初冠番組であった『乃木坂どこへ』を振り返っています。


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びーむ色調補正3
あっという間に今年の夏も終わろうとしています。

全ツファイナルは聖地神宮、過去最長となる4DAYS

DAY1は現地で、DAY4は配信で観ることができました。

当記事では基本的にDAY4について書いています。

あれから4年


セットリストはこちら。

Overture

01. 裸足でSummer(センター:井上和)
02. ジコチューで行こう!(センター:遠藤さくら)
03. 好きというのはロックだぜ!
04. 太陽ノック(センター:久保史緒里)
05. ガールズルール(センター:山下美月)

<ユニットコーナー>
06. 意外BREAK(センター:遠藤さくら、阪口、楓、中村、璃果、松尾、奥田、冨里)
07. Am I Loving?(センター:筒井あやめ、吉田、田村、菅原)
08. 自惚れビーチ(センター:五百城茉央、理々杏、賀喜、井上、中西)

09. 空扉
10. 他人のそら似(センター:与田祐希)
11. 君に叱られた
12. 僕は僕を好きになる
13. 夜明けまで強がらなくてもいい

<アンダーコーナー>
14. 踏んでしまった
15. 錆びたコンパス
16. Hard to say

17. Never say never
18. シンクロニシティ
19. 誰かの肩

<期別曲コーナー>
20. 絶望の一秒前
21. 4番目の光
22. 三番目の風(センター:与田祐希)

23. 設定温度
24. ごめんねFingers crossed
25. Actually…
26. 逃げ水(センター:岩本蓮加、与田祐希)
27. バンドエイド剥がすような別れ方
28. I see…
29. 僕が手を叩く方へ
30. おひとりさま天国

EN
EN1. 夏のFree&Easy
EN2. ダンケシェーン
EN3. 僕だけの光
EN4. 人は夢を二度見る
EN5. 乃木坂の詩


最初に書いておきたいのは「5期生の選抜組は憶えること多かっただろうな、めちゃめちゃ頑張ったんだろうな」ということでした。
まあまあ出ずっぱり。もちろんオリジナルポジションで参加する曲は数えるほど。
それであの堂々たるパフォーマンスは素晴らしかったと思います。

とりわけ多くの楽曲でフロントを務めた井上和は、ただでさえ座長のプレッシャーがある中で本当に立派でした。

この日のビジュアル仕上がってんなあメンは、珍しいポニーテールがすこぶる可愛かった遠藤さくら
賀喜遥香柴田柚菜筒井あやめも良かった。そしてカメラに抜かれる回数は少ないものの映ると必ず可愛い小川彩

オープニング。
座長井上和の「ヘイヘイ神宮ぅ~、最終日、盛り上がっていくぞぉぉぉ~っ!!」という煽り。

煽りでいえば『ジコチューで行こう!』の遠藤さくらも彼女史上一二を争うぐらい声が出ていました。
そしてそのさくちゃんにキスを要求し見事ゲットした与田祐希。してもらっておいてなぜ首を絞める?

なぜかこの日、同じ画面で抜かれる機会の多かった中村麗乃池田瑛紗ダブルデコ出し

『好きというのはロックだぜ!』でタオルを回すのが下手なのが微笑ましい遠藤さくら清宮レイ

『太陽ノック』でセンター脇を務めた岩本蓮加筒井あやめという「最年少顔面強強」コンビ。

『ガールズルール』で田村真佑金川紗耶に両サイドからほっぺたをプニプニされる五百城茉央

明らかに最初のMCから声が上ずり、テンションがおかしい梅澤美波
彼女を筆頭に肩に力が入りまくっていた3期生たちについては次の記事で書きます。

遠藤さくらの「私も気合入ってポニーテールなんてしちゃってますけども」。
「集大成」が出てこなくてあたふたするのも愛くるしい。

次に誰に話を振るのか思い出せない梅澤美波に「私です」と助け船を出し、「遠藤さくらにチューいただきました!」と荒ぶる与田祐希

幕間のVでラムネを開けられない遠藤さくらに上がる声援。

『意外BREAK』。遠藤さくらの超絶スタイルとアウトロでの不敵な笑み。せっかく手足の長いメンバーを揃えているのに、なぜここに金川紗耶はいないのか。

『Am I Loving?』は筒井あやめ菅原咲月の制服姿の青春感よ!
対する吉田綾乃クリスティー田村真佑が9thバスラでの星野みなみのようになんとなく(「難なく」ではない)着こなすのもさすが。

『自惚れビーチ』、「ありえないから」がありえないくらい可愛くてあざとい五百城茉央伊藤理々杏にちょっかいを出す中西アルノ

『他人のそら似』での「みんな~ちゃんと水飲んでる?ご飯食べてきた?」という与田祐希の煽りというかなんというか。
菅原咲月の顔を至近距離で見つめる井上和。その後与田祐希と手をつないで走る井上和

神宮での『夜明けまで強がらなくてもいい』。
個人的には2019年桜井玲香ラストステージの記憶と分かちがたく結びついたこの曲
あの時玲香から何かを告げられて顔を歪めて泣いた遠藤さくら
そこからの4年もの時間。ちゃんと歩んでちゃんとエースへと成長したさくちゃん
そして金川紗耶はこの曲との相性抜群ですね。

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強気なあの子がもらした本音


『踏んでしまった』。とにかく速い。不敵な松尾美佑可愛いというより綺麗な小川彩

『錆びたコンパス』でちゃんと黄色に染まる場内。ここでも実にいい表情を浮かべる松尾美佑

メンバーがプロ野球のユニフォームを着て出てくる演出の『Never say never』。
昭和男子の私はどうしてもパリーグのデーゲームを思い出してしまうアイパッチ(今は「アイブラック」と呼ぶらしい)をつけてきた黒見明香。歌う時には既に外していたが笑
梅澤美波と五百城茉央というグループ最長身ふたりに挟まれる捕らわれの与田祐希

歌い継ぐ演出の『シンクロニシティ』。
サビの吉田綾乃クリスティーの安定感。中西アルノの声の太さ。

井上和の「ペンライトを消してください」というお願いから『誰かの肩』。
泣く梅澤美波。振り返る井上和を優しく見つめる4人のお姉さん(久保山下遠藤賀喜)。

『ごめんねFingers crossed』。齋藤飛鳥ポジに入る金川紗耶
ここでも改めて思う「さやえんどう」のダンス曲との親和性の高さ。

『Actually…』でキメキメの五百城茉央。舌打ちし苦々しい表情をしてみせる久保史緒里
そして完全に会場が「それ待ち」の体勢に入る中西アルノの咆哮。もはや伊藤理々杏の『僕の衝動』に匹敵するのではなかろうか。

そのイントロがさらに会場のボルテージを上げる『バンドエイド剥がすような別れ方』。
じゃれ倒す5期生たち

『I see…』、バックステージで駆け寄ってくる矢久保美緒を受け止めしっかりと抱きしめた遠藤さくら

本編ラスト前、井上和の座長挨拶。
地方会場では先輩たちが行なっていたこの部分。やはり和ちゃんの負担軽減のためだったのでしょう。

関連記事:


初の座長はどうしても自省的になってしまう。それは齋藤飛鳥も遠藤さくら賀喜遥香もそうだった。

涙を流しながら自分の至らなさを吐露していたそのかきさくが今、暖かな表情で和ちゃんを見つめている。ちゃんと歴史はつながっている

本編ラスト『おひとりさま天国』。さっきまで泣いていたのに貫録の煽りを見せる井上和

アンコールの『ダンケシェーン』。
ファンのスケッチブックに反応したのであろう弓木奈於、たぶん「ずっきゅん」をやっているのだがやたらとノックバックが激しい。

『乃木坂の詩』前のMCではマイクを持つ両手に力が入って捻りすぎな五百城茉央

そして個人的にこの日最も印象に残ったのはここでの松尾美佑でした。

アンダーコーナーでセンターとして堂々とパフォーマンスしていた彼女が涙を流します。
「やだやだ」泣きたくないと、強気な自分でいたい彼女がもらした本音の言葉。

そこには我々ファンが「そうあってほしい」と願う乃木坂がありました。

「みんなが一生分ぐらい誉めてくれた」
「ひとりにさせてくれないのがこの乃木坂46という場所」
「後輩の前では強くいたいと思わせてくれた」

9thバスラ期別ライブをはじめとする、過去の1期生たちの発言と重なります。

ちゃんと、ちゃんと受け継がれている。

みんながお互いを誉め合って。
後輩は先輩に憧れて、先輩はそんな後輩たちのためにかっこよくありたいと願う。

そんな乃木坂46が今もちゃんと存在している

そう感じさせてくれた松尾美佑の言葉でした。


続きます。

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びーむ色調補正3
前の記事ではこの日の印象に残ったシーンを挙げました。

関連記事:


こちらの記事では遠藤さくらの8分間について書きます。

8分間の終わりに


9th以来2年ぶりとなる、バスラでの期別ライブ祭り。

2年前の4期生について私は「一番難しい立場だった」と書いています。

今回もそれは同じでした。

大前提として観る側のハードルが上がっている。
数多くの期別ライブを経験し、そのほとんどが配信されてきた4期生。

そして前日の5期生ライブが非常に良かった。
「フレッシュ」「初々しい」という魅力は今や彼女たちのもの。

関連記事:


さらに翌日には2年前に感動的なライブを見せてくれた3期生が控えている。

加入からのキャリアでいえば2年前の3期生、すなわちあの「完成したアイドルの姿」と同じ。
もちろんいわゆる新4期(喜ばしいことにもう完全に死語になりましたね)は1年ちょいキャリアが短いのですが。

少し前まで4人姉妹の末っ子だったのに、気づいたら3人姉妹の真ん中になっていた彼女たち。
上とも下とも比較される、間に挟まれる者の辛さ。

4期生はここで何を見せられるのか、何を見せたいのか

否が応でもそれが問われるライブとなりました。

そしてこの日のクライマックス。

ライブ終盤、怒涛の4期曲連打の前。
スポットライトに照らされた遠藤さくらが口を開きます。

同期ひとりひとりへのメッセージ。

清宮レイへ「4期生のヒーローです」
早川聖来には「聖来の周りには4期生がいるよ」

そして彼女は8分間にも及ぶそのメッセージの最後をこう結んだのです。

 みんな、頑張ろう?

常に同期の先頭を走ることを求められ、誰にも負けないぐらい頑張ってきた遠藤さくらが。

次々に無理難題を押し付けられ、誰よりも風当たりの強い場所に立ち続けてきた。
そのたびに目に涙を浮かべ、口をへの字に結びながら必死に耐えて。
先輩や同期、周囲の人々の懸命な支えもあってこれまでの困難を乗り越えてきた。

あの遠藤さくらが

こんなにも暖かい笑顔を向けて仲間たちに手を差し伸べている。

成長するってことその美しさと切なさ
そんな彼女の姿に胸が締めつけられる思いでした。


ちょうど1年前、「アルノ事変」から始まった悪夢のような日々。

その中で光明となったのは写真集を大ヒットさせ、次作シングルでもセンターを務めた賀喜遥香。

それでも、4期生全体としてはグループを覆った悪い流れに抗いきれませんでした
早川聖来と清宮レイの活動休止、そして掛橋沙耶香の事故。

それに対し5期生は活動初期の衝撃から逆に結束を固めたかのように見事な立ち直りを見せ、そのポテンシャルを発揮しだします。
歴史は繰り返されるとはいえ「新しい方」に流れるファンも一定数いてミーグリの人気でも躍進。それを「脅威」と受け止めるメンバーもいることでしょう。

ただがむしゃらにやっていればよかった時間はとうに過ぎて。
気づけば後輩たちが猛烈な勢いで迫ってきている。

挫折、行き詰り、不安。

そんな今だからこそ、遠藤さくらは大切な同期に向けて投げかけたのでしょう。

「頑張ろう」という単なる励ましではなく

「頑張ろう?」という問いかけを

ちなみにこの台詞、アドリブだったそうです。

これまでの歩み。自分たちの現状。掛橋沙耶香への想い。

全てが込められた『4番目の光』。

賀喜遥香が、筒井あやめが、清宮レイが、北川悠理が、そして早川聖来が涙を流します。

遠藤さくらはDフレをこれまでになく力強く歌い上げ

「この坂道 登れ」の部分で早川聖来が感極まります。
彼女を彩ってきた良い意味での虚構と自己陶酔の仮面。それが剝がされた活動休止。
自分はもう一度その仮面をかぶれるのか。そんな虚像と実像が交錯した素晴らしい表情でした。


この日のオープニングVの最後は「4番目の光を探しに行こう」。
でもあそこは「見つかったか?」とファンに対して投げかけるべきでした。

少なくとも私は思いましたから。

 4番目の光は、ここにある

24th富士登山ヒット祈願の時のさくちゃんばりに笑

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それでもどこか自信なさげなところが


この日のライブを配信で観た鈴木絢音はブログにこう綴りました。

 4期生のみんなは、私が気付かぬうちにお姉さんになっていました。
 みんなのことを見ていると、あの時私が憧れた1期生の先輩方を思い出します
 不思議だなあ。

鈴木さん、今からその理由をご説明します笑

2020年末の4期生単独ライブの時の記事で私はこんなことを書いていました。

 本当に、1期至上主義のファンの人に今の4期生たちを見てほしい。
 うまく説明できないのがもどかしいけれど、あの頃の乃木坂にあったのと同じ何かがそこにはあります。

 華奢でガツガツしてなくて儚げでセンチメンタリズムを炸裂させた女の子たちが、静かに闘志を燃やしながら自分を変えようとする姿はどこか既視感があって

 時々ふいに鳥肌が立って、なんだか涙が出そうになるんです。

あれから2年と少し。

この日の4期生たちを観て私が思い出したのは、2015年夏の乃木坂46でした。

 絶対皆さんを後悔させないようなグループになります!
 どこにも負けないようなグループになります!
 なので乃木坂のことを愛し続けてください!

全ツファイナルの神宮球場で桜井玲香が叫んだあの夏。

既にグループとしてはほぼ完成の域に達していた。足りないのは勲章だけ。
それでもどこか自信なさげで「私なんか」というところが見え隠れする。

まだ紅白もミリオンもレコ大も東京ドームも知らない、坂の途中にいた彼女たちの記憶。

そんなあの夏の乃木坂46と。

加入から4年半が経過し確かな成長を遂げながら、まだどこか自信なさげで何かに急かされるように必死なこの日の4期生たち

両者に共通する

 STILL YOUNG

その美しさ。

それが私のノスタルジーを強く刺激するのです。


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4年ぶりの帰還


2019年5月、4期生初の単独ライブが行なわれた横浜アリーナ。

4年ぶり…正確には3年9ヶ月ぶりの帰還です。

セットリストはこちら。

Overture
01. 夜明けまで強がらなくてもいい
02. ごめんねFingers crossed
03. 君に叱られた
04. 好きというのはロックだぜ!

<全員センター企画>
05. 君の名は希望(センター:清宮レイ)
06. シンクロニシティ(センター:松尾美佑)
07. きっかけ(センター:林瑠奈)
08. ファンタスティック三色パン(賀喜遥香、金川紗耶、田村真佑)
09. あらかじめ語られるロマンス(北川悠理、遠藤さくら、清宮レイ、松尾美佑、矢久保美緒)
10. 風船は生きている(弓木奈於、黒見明香、佐藤璃果、柴田柚菜、筒井あやめ、林瑠奈)
11. 制服のマネキン(センター:黒見明香)
12. アナスターシャ(センター:柴田柚菜)
13. 思い出ファースト(センター:筒井あやめ)
14. 僕のこと、知ってる?(センター:佐藤璃果)
15. ここにいる理由(センター:早川聖来)
16. Wilderness world(センター:金川紗耶)
17. ぐるぐるカーテン(センター:遠藤さくら)
18. Sing Out!(センター:田村真佑)
19. 他人のそら似(センター:矢久保美緒)

20. 4番目の光
21. Out of the blue
22. 猫舌カモミールティー
23. 図書室の君へ
24. キスの手裏剣
25. ジャンピングジョーカーフラッシュ
26. I see…

EN
EN1 アトノマツリ
EN2 ハウス!
EN3 サイコキネシスの可能性
EN4 おいでシャンプー


まずこの日のビジュアル仕上がってんなあメンは黒見明香。彼女は凄く雰囲気が柔らかくなりましたね。
遠藤さくら筒井あやめも可愛かった。

オープニングは『夜明けまで強がらなくてもいい』。ナゴヤドームの8thバスラを思い出します。
遠藤さくらのキメ顔エンディングからそのまま『ごめんねFingers crossed』!
両サイドに金川紗耶松尾美佑を並べ、さくちゃんと4期の誇るスタイル抜群のダンス巧者3人による強力布陣。

そこから一転ニコニコ笑顔の遠藤さくら、流れてくるイントロは『君に叱られた』。
賀喜遥香の煽り。続く『好きというのはロックだぜ!』でも煽りまくり。
なのに直後のMCでは「横アリはお腹痛くなる…」と笑うかっきー。
『好きロック』の途中、フロントでしゃがんで目を合わせてニッコリする遠藤さくら林瑠奈

早川聖来の「ただいま」。
結局泣いたけど「泣かない」と我慢するのも良かった。

佐藤璃果に「りか、大好き~」と早くもかかり気味の田村真佑

曲間のVで映し出された加入前の賀喜遥香が可愛すぎてたまげる

『君の名は希望』清宮レイなのはちょっと意外。ラスサビで泣く賀喜遥香

『シンクロニシティ』のイントロにどよめく客席。そして登場した松尾美佑に再び起こるどよめき。

『きっかけ』。
この曲の見せ場であるDフレは柴田柚菜弓木奈於林瑠奈

『ファンタスティック三色パン』の3人は強いな~。
本家(齋藤飛鳥、梅澤美波、山下美月)とは全然タイプが違うのに衣装が似合う。
そしてイントロの後ろ姿が既に格好いい金川紗耶
「好きなパンを言う」でお題「セクシー」に当たってしまった賀喜遥香の「あ~んパン」も素晴らしい笑

『あらかじめ語られるロマンス』でイチャイチャする遠藤さくら矢久保美緒

『風船は生きている』!

曲間のVでの弓木奈於の「乃木坂はずっと見てたそのまんま」「こういう人になりたいと思わせてくれる先輩たち」という言葉。

『制服のマネキン』は黒見明香!似合う。その両サイドがかきさく(賀喜遥香遠藤さくら)なのも良い。

『思い出ファースト』は筒井あやめ
また定義が曖昧な言葉を使ってしまいますが、彼女にはセンター適性あると思うんですよね。
あやめんのそれは楽曲を「自分のものに」ではなく自分のものの「ように」してしまう力かと。だって3期のスペシャルな曲ですよ。大園桃子というアイコンと分かちがたく結びついた曲をその呪縛とは別のところで鳴らせるというのは、やはり特別な能力でしょう。

『ここにいる理由』。
この歌詞をアンダーに歌わせるのか。オリジナル発表当時にそう思ったことを思い出しました。
この歌詞を今の早川聖来に歌わせるのかいや、きっと逆説なんだ
彼女の気迫がビシビシ伝わってくる良いパフォーマンスでした。

『Wilderness world』、まさにこれぞ金川紗耶

『ぐるぐるカーテン』、遠藤さくらという極めて妥当なセンターの隣に並ぶのは林瑠奈という意外なチョイス。

この曲の披露中に背後のモニターに映し出される4期生たちの手書きメッセージ。
その多くに「幸せ」という言葉が並ぶのが、なんかいいなあ

『Sing Out!』田村真佑のソロダンス。踊り終えた彼女に向けられる客席からのどよめき。

『他人のそら似』、センター矢久保美緒に後ろから投げキスを乱打する遠藤さくらのタレまゆ

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MCでの弓木奈於の「乃木坂の勢いにのまれちゃうことがあって」という発言。

この日のハイライト、遠藤さくらから15人へのメッセージと『4番目の光』については別途書きます。

『図書室の君へ』。あの演出について思うところはありますが、ご本人の状況が分からないのでコメントは差し控えます。

『キスの手裏剣』で筒井あやめを愛でたおす賀喜遥香

『ジャンピングジョーカーフラッシュ』が最高。
ラストの筒井あやめのやり切った表情。

そして本編最後、煽りまくる賀喜遥香
ひとしきりファンを煽ったかと思えばくるりとメンバーの方に振り返り「オイオイオイオイお前ら油断してただろ!?」
そして「4期生が大好きですか~!?」の絶叫。

アンコール『アトノマツリ』。キャップの林瑠奈が可愛いのは言うまでもないが、遠藤さくらも似合う。

トロッコを乗り換える際に名残惜しそうに抱き合う遠藤さくら賀喜遥香

最後のMC、いつもと違う声で「楽しかったでーす!」と叫ぶ北川悠理
「元生徒会長なめんなよ」と笑う清宮レイ

ラストは『おいでシャンプー』。
アンコールの選曲に意味などないのが実に乃木坂。


こう書き連ねて思うのが賀喜遥香の魅力満載というか、彼女が愛される理由が良くわかるライブだったなということ。

素直に泣いて笑って煽って「あ~んパン」して。

既に2度もシングル表題曲のセンターを務めている彼女が同期に囲まれて見せる感情の発露。それは時に無防備ですらあって。
まさに齋藤飛鳥が言うところの「周りに出ているピュアさが度を超えてる」状態。

椎名林檎的に言うならば「素顔で泣いて笑う君のそのままを愛している故に」というやつですね。


続きます。

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「今にして思うこと」は各記事の末尾に「追記」という形で新たに文章を加え、さらに書き下ろしとして4期生の初冠番組であった『乃木坂どこへ』を振り返っています。


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タオル補正
11月5日に公式Youtubeチャンネル『乃木坂配信中』上で31stシングル『ここにはないもの』が生配信にて初披露され、結果的にそこが選抜発表の場になりました。

Who’s next?


いつも選抜発表の記事ではまずセンターについて書くのですが、今回は現エース齋藤飛鳥の卒業シングルですから彼女がセンターなのは当然至極。

ということでまずは5期生を今回の選抜に入れなかったという判断について考察します。

いくつか考えられる理由はありますね。

飛鳥卒業と同時に5期生を入れても目立たないこと。

今作のプロモーション期間が、5期生の出演する「新・乃木坂スター誕生! LIVE」と丸かぶりなこと。

そして年末大型歌番組にも同曲で多数出演するであろうことを考えると、初めての期別単独ライブ+シングルプロモーション+年末進行を新人に課すのは酷なこと。

このあたりが主なものでしょうか。

まあ、やむを得ないかなとは思います。
ここで5期にパンクされても困る。

それでも個人的には井上和とあと何人かには、飛鳥の背中を見ておいてほしかった
一緒にシングルプロモーション期間を過ごしてほしかった。

問答無用の大エースである飛鳥がどのようにシングルのセンターとして楽曲に向き合い、MV撮影やTV出演に臨むのか。その現場に立ち会うという経験を5期生にさせることができなかったのが残念でなりません。

もうひとつ気になるのが、今回入れなかったことによって32ndシングルで再び5期生抜擢センターの可能性が高まったように思えること。

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次作はそれと似た状況。
しかし4期でセンター候補となる遠藤さくらと賀喜遥香は既にそれぞれ2回のセンター経験がある。

そう考えると、結構な確率(個人的には70%以上かと)で井上和センター
『Actually…』の惨事を踏まえて両サイドも5期生で固める『夜明けまで強がらなくてもいい』パターンでしょうね。

これ、大反対です。
まあ勝手に予想して勝手に反対するのもいかがなものかと思いますが笑

私は和ちゃんのことを、それこそ白石麻衣ばりに「認めざるを得ない」逸材だと思っています。それでもわざわざアンチがつく押し出し方をするのはデメリットの方が圧倒的に大きい。

そもそも既に「新人抜擢センター」は中西アルノで消化している。
あれを「なかったことにする」のは違うんじゃないかと。
そして凄く変な表現になりますが、アルさんが(本人の側にも一因があったとはいえ)抜擢センターに伴うアンチを引き受けてくれたのですから。

であれば32ndは敢えてのかきさく=賀喜遥香と遠藤さくらのWセンターが良いのでは。

あのふたりが並んだ時の「ビシッと背骨が通った感覚」
白石西野Wエースを思い出させるような絶対的な安心感。
乃木坂ファンであれば周知のことかもしれませんが、TVでしか乃木坂を観ない層にもそれを提示するのは意味のあることだと思います。

その両サイドは素直に山下美月と与田祐希で挟みましょう。

5期生は3人を歌番組でカメラに抜かれる2列目中央に配置してしっかりお披露目。
いったん2列目に置くことによって和ちゃん以外のふたりも「聖域感」が薄れて、以降の変動(ストレートに言えば序列の)に対応しやすいというメリットがあります。

とはいえそこを誰にするかは非常に荒れるところでしょうね。
まあミーグリの完売状況がはっきり単独2位になった川﨑桜は当確でいいのでは。
個人的には2列目からスタート=聖域化しないのであれば、お姉さん組に先にチャンスをあげてほしいという気がします。

5期生はこれまで3期や4期とは若干違うステップを踏んできています。

プリンシパルも単独ライブもやらない。
単独ライブを経験せぬまま真夏の全国ツアーに参加する。
「5番目のなんとか」という楽曲も作られない。

私としてはそこに「2列目中央に新人を並べる」という新しい売り出し方も加えてほしいと考えています。


続きます。

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