ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

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新型ファーストダイバー現代デザイン、3モデル公開!


待ちわびてたやつが来ました!笑

2020年の大注目モデル、リニューアル版ファーストダイバー現代デザイン。
当ブログでも先代のSBDC051を「ディスコンしそうなモデル」、さらに3月5日に発表されたリニューアル版の限定モデルSBDC107も「満点のフルリニューアル」として取り上げてきました。




※ファーストダイバーとは何ぞや、につきましてはSBDC051の記事をご参照ください。

そしてこのたび、いよいよセイコー公式サイトで新型の通常モデル2種と新たな限定モデル1種が公開されました!

当サイトはアフィリエイトプログラムで雀の涙未満の微々たる収益を得てはおりますが、本文の内容は100%私の個人的な意見であり忖度は一切ございません。

基本スペックと各モデルの特徴


サイズは厚さ13.2 ㎜、横40.5 ㎜、縦47.6 ㎜。先代から厚さで0.6mm、縦横共に2.0mm以上小さくなっていることはかなりの装着感向上が望めます。
ムーブメントはおなじみの70時間ロングパワーリザーブ6R35。200m潜水用防水で風防はサファイアガラス。

これらの基本スペックはSBDC107含め、すべて共通です。

SBDC101

ブラックベゼルにチャコールグレーダイヤル。最もオリジナルのファーストダイバーの雰囲気を残すいわばプレーンなモデルです。オリジナルはラバーベルトですがこちらはメタルブレス装着。
ちなみにセイコーグローバルブランドコアショップのみでの販売、いわゆる流通限定モデルです。



SBDC103

SBDC101からダイヤルカラーをブラウンに、インデックスと針の夜光を退色ベージュに変更したもの。セイコーブティックのみの300本限定モデル。

SBDC105

同じくダイヤルカラーをダークブラウンに、インデックスのフチと針、ベゼルやダイヤルの印字をゴールドに変更。そしてシリコンラバーベルト。流通限定モデル。


SBDC107

既に発表済みのこちらは、ダイヤルカラーはブルーグレー、秒針と6時位置の「DIVER’S 200m」がイエロー。メタルブレスでラバーベルト付属。世界限定5,500本。流通限定。
ちなみに発売日は6月19日となっていましたが、今回発表された3モデルとあわせてすべて6月下旬発売予定に変更されています。



価格と気になるモデル


価格はSBDC101と103が143,000円(税込、以下同じ)で105は121,000円。107がラバーベルト付属で154,000円ですから、まあ予想通り。本数限定とそれ以外で価格差をつけていません。

また全モデル値引き対象外ですので実勢価格も上の通り。実質価格はブティック限定の103を除きポイント10倍になりそうですのでSBDC101が128,700円で105は108,900円、107は138,600円となります。

個人的な注目は101と105ですね。

101はやっぱり一番オリジナルのイメージに近いので気になります。ダイヤルカラーもいいですね。

一部ショップさんの拡大写真を見るとかなりダイヤルが荒らして(ブラスト加工)あるようにも見えるのですが実際はどうなんでしょう。あとはダイヤルのギラつきがあるのかどうか。個人的にはマットなダイヤルの方が好みです。

 

そして105はなんというか賛否両論分かれそうですね。
ある意味「めちゃめちゃ中途半端」な気もするし「とんでもなくいいとこどり」の気もします。今のところ私は後者です。

まずこのダークブラウンというダイヤルカラー。恐らく「トロピカルダイヤル」を意識してのものでしょう。トロピカルダイヤルとは経年劣化によって変色した文字盤のことで、一般的なものはブラック文字盤のブラウンへの変色。ロレックスなどのアンティーク市場では非常に高額で取引されています。

まあフルスイングでトロピカルダイヤルを意識しているのは103の方なのでしょう。写真で見る限りでは105よりも明るいブラウンで、夜光もアンティークな退色ベージュですし。
105も同じ夜光にすればいいのに限定と差をつけるいつものやり方ですね笑

そしてインデックスのフチと針、各種印字をゴールドにしていますが、これはオリジナルの1968ダイバーを思わせますよね。ラバーベルトなこともその印象を強めています。

要するに105って、ファーストダイバー現代デザインなのに1968ダイバーのイメージもありつつトロピカルっぽいダイヤルだけど夜光は退色ベージュじゃない。

どうです、なんとも言えないところをついていると思いませんか笑

 

まあでもそもそも完全復刻じゃなく現代デザインですからね。オリジナルとの差をとやかく言うこと自体が野暮かなと。素直に一番格好いいと感じたモデルでいいと思うんですよね。

ということで個人的に現時点では105が一番気に入っています。

例によって現物観たいです。101の実物が渋くてそっちに心を惹かれる予感でいっぱいです笑


以前に「ディスコンが気になるモデル」としてファーストダイバー現代デザインSBDC051を取り上げましたが、その結論が出ました!

関連記事:

ほぼ満点のフルリニューアル!


今、めちゃめちゃ興奮しながら記事書いてます笑

今回アナウンスされたのは

DIVER SCUBA ヒストリカルコレクション
1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン SBDC107

まずなんといっても時分針のデザインが変更されたのが大きい!私が願っていた「SBDC027っぽいやつ」になってます!(MM300に近い気もします)
しかも!秒針がちゃんとファーストダイバーのやつ!

インデックスもより短く四角いものになりかなりファーストダイバー感向上しています。

しかも現行SBDC051の厚さ13.8 ㎜、横42.6 ㎜、縦49.8 ㎜から新型SBDC107は厚さ13.2 ㎜、横40.5 ㎜、縦47.6 ㎜へサイズダウン。これはかなり嬉しい。厚さ0.6mm、縦横共に2.0mm以上小さくなっていることはかなり装着感が向上しているでしょうし使い勝手も良くなります。

もちろん予想通りムーブメントは70時間ロングパワーリザーブの6R35へ変更されています。

素晴らしい。ここまでは文句なく満点です。

敢えて「ほぼ」の部分、個人的に気になる点を挙げるとすれば、若干ベゼルが太く感じることと文字盤カラーでしょうか。

ブラックではなく今回のコンセプトカラーである「ブルーグレー」です。これは限定モデルのためと思われるので、標準モデルの発表が期待されます。

あとは毎度同じこと言ってますが値段ですね。

ラバーベルト付属で154,000円(税込)。
そして例によって流通限定=値引きなし。現行の標準的な実勢価格88,000円から66,000円の上昇。

標準モデルを出す際には流通限定を解除してほしい…せめてラバーベルトなしにして値段を下げてほしいところですね。

発売予定日は2020年6月19日(金)で世界限定5,500本です。

最後に改めてまとめると、

デザイン大幅強化・サイズダウン・ロングパワーリザーブ。限定モデルで文字盤はブルーグレー。実勢価格は66,000円アップ。

ということになります。

詳しくは公式サイトの特集ページをご覧ください。

写真がめちゃめちゃ格好いいので、こちらを見れば私の興奮が皆さんにも伝わると思います笑

同時にハイエンドの復刻3部作(ファースト、1968、ツナ缶)もアナウンスされたのですが、正直そっちは値段も高いし売れないんじゃないかと思っちゃうぐらいこのSBDC107は素晴らしい。

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早く現物見たい!そして標準モデルの発表が待ち遠しい!

その暁には何卒流通限定の解除を…お願いしますよセイコーさん。

!!!2020年6月13日追記!!!
ファーストダイバー現代デザインに新たに3モデルが追加されました!




!!!あくまでも私の個人的な考察ですので、予想が外れても一切の責任は負いません!!!

!!!2020年3月5日追記!!!
本日、ファーストダイバー現代デザインのリニューアルが正式に発表されました!

詳しくはこちら>>>
【超速報!】SBDC107、ファーストダイバー現代デザインが満点のフルリニューアル!

!!!2020年6月13日追記!!!
ファーストダイバー現代デザインに新たに3モデルが追加されました!

詳しくはこちら>>>
【速報】ファーストダイバー現代デザインに3モデル追加! SBDC101/103/105


SBDC051 ファーストダイバー現代デザイン。

現行プロスペックスの中でも屈指の人気モデルです。

デザインソースは1965年の国産初のダイバーズウォッチ、通称「1stダイバー」です。
2017年のバーゼルワールドでその完全復刻版SBDX019が発表されましたが、限定の2,000本が即完し今では倍以上のプレミアム価格で取引されています。

それと同時に「現代デザイン」ということでリリースされたのがこちらのモデル。

ファーストの特徴はラグと一体化した板のようなケース。そしてリューズがセイコーダイバー伝統の4時位置ではなく一般的な3時位置であること。そして視認性抜群の無骨な四角いインデックスと四角い針。最後にブラックというよりスレートグレーの文字盤です。

概ねそれは踏襲されていますが、最大の違いは針。特に時針のアロー(矢印)型の針はインパクトが強いですね。ネット上では賛否両論、否の方が優勢って感じです。
インデックスがテーパード(先細)なのも違う点ですね。文字盤カラーはグレーではなくブラックですが、ややグレーがかった色味にあえてしているものと思われます。

針とインデックスが惜しい。特に針がバータイプであれば…まあ価格が3.5倍のSBDX019と明確な差別化を行なうために仕方ないのでしょうが。

まあ率直に言って出た当初は「SBDX019を買えなかった人のための廉価版じゃん!」と思いました。
しかしセイコーダイバーの中では小さめの幅42.6mmというサイズ感と価格以上の高級感で、現在では幅広い支持を集める人気モデルへと成長しています。

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ディスコンの根拠


何と言っても「スモウ」との実勢価格が逆転していることです。
同じ6R15ムーブメントだった先代スモウSBDC031は定価66,000円(税込、以下同じ)に対しSBDC051は110,000円。明確なグレードの差がありました。

しかし現行スモウSBDC083は70時間ロングパワーリザーブの6R35採用など強力に進化し値段も上昇。さらに流通限定モデルと化し原則値引きなしとなったため、標準的な実勢価格はこうなっています。

SBDC083:93,500円
SBDC051:88,000円

この逆転現象をモデルチェンジによって解消する。セイコーがそう考えたとしても不思議ではありません。

それを裏付けるような動きもあります。ずばり、現在の実勢価格です。

少し話が前後しますが、セイコーダイバーのメーカー想定価格を知るには「ネットコアショップ」と呼ばれるお店を調べるのが一番。

ここの値付けがまさしくメーカーが意図している実勢価格と考えて間違いないと思います。ほぼ間違いなく同一価格になっています。ちなみに多くのショップがポイント倍付で10倍(ネット流通限定モデルは5倍)の設定となっているので実質価格は10%OFFとなります。

しかし同じくコアショップに名を連ねていながら一部独自の値付けをしているのが大手家電量販店であるヨドバシカメラ・ビックカメラ・ジョーシン。
これらのお店で急に値を下げだした時に考えられる理由のひとつがディスコンです。

想像ですが、全国に実店舗を持つ家電量販店では見た目の良く似た新旧モデルの併売を避けたいのでしょう。そのためメーカー側からディスコンの話が来た時にいち早く売り切りに入るように思います。

この記事を執筆している2020年2月4日時点での価格は以下の通りです。

各ネットコアショップ…実勢価格88,000円、実質価格79,200円(ポイント10倍計算)

これが基本です。定価110,000円の2割引きでポイント10倍。あとは楽天スーパーセールやYahooの5の日などのキャンペーンを駆使していかに実質価格を下げるかの勝負になります。

ヨドバシ…78,000円、実質70,200円(ポイント10%)
ビック(楽天市場店)…80,672円、実質80,162円(1%)
ジョーシン(楽天市場店)…80,672円、実質80,162円(1%)

注目はヨドバシ。「値下げしました」のマークが踊っています。
楽天に出店している2店は実質ではその他のコアショップと変わりありませんが、ポイントより実際に払う金額を重視する方には良いですしうまくショップのポイントアップ期間を捕まえればさらに美味しいですね。

ヨドバシが引き金を引いてアマゾンがポイントで対抗したのかな?という感じですね。
いずれにせよこの値動きは怪しい。ディスコンの匂いがプンプンします。

※この記事をアップしている最中にも刻々と価格が動いています。
あくまでも作成時点の価格ということでご了承ください。

SBDC051の購入を検討中でモデルチェンジの変更点などがさほど気にならないのであれば、実質7万円は即決してもいい値段だと思います。

モデルチェンジ時の予想変更点・価格


さて、仮にディスコンになった場合にもすぐに後継モデルが出るのは間違いないでしょう。

そこで想定される変更点は以下の通りです。

ムーブメントを6R15から70時間ロングパワーリザーブの6R35に変更。これはほぼ確実でしょう。
もしかしたら?と思うのがSBDY049に採用されたベゼルインサートのセラミックス化。
セイコーがこのファースト現代デザインを高級時計へとアップグレードしようとするならあり得ます。
同じ理由で流通限定モデル化もかなり怪しい気が。スモウとの価格の逆転現象をなくそうとすればこれもけっこう可能性が高いように思います。

それ以外の変更点は特にないと思われます。
不評の時針デザインを変えてほしいところですがSBDX019との差別化のためやらないでしょう。個人的にはSBDX019なんてもう市場にないので、転売ヤーの息の根を止めるために針とインデックスをSBDC027(※)のやつに変えてしまえばいいと思うのですが。

※2015年に出たスモウのケースで針とインデックスをファースト風の四角いものにした限定2,000本のモデル。こちらもやはり倍ぐらいの価格で取り引きされています。

ということで変更点はスモウのSBDC031からSBDC083の時とほぼ同じと予想します。
SBDC083の定価は先代から27,500円上昇しました。ムーブメントで22,000円、サファイヤクリスタルで5,500円といったところでしょうか。

051は既にサファイヤクリスタルなので単純に考えて定価120,000円+税ですが、セイコーのこれまでの値付けを見ると恐らく130,000円+税で143,000円ではないでしょうか。


ということでまとめます。

予想変更点

◎:6R35へムーブメント変更
△:ベゼルインサートのセラミックス化
○:流通限定モデル化

予想価格

定価:130,000円+税=143,000円
実勢価格:143,000円
実質価格:128,700円

現行の標準的な実質価格79,200円と比べ約160%、5万円の上昇…勝手に予想しておいて言うのもなんですけど厳しいなあ笑

仮に流通限定モデルにならずに2割引きだった場合はこうなります。

実勢価格:114,000円
実質価格:102,960円

個人的には針とインデックスがSBDC027と同じになってこっちの値段なら買います笑



タイプ別買い時ジャッジ


以上の内容を踏まえ、現在の買い時度を5点満点で評価します。

買い時度…4.5(こまめに相場をウォッチ、場合によっては即買い)

・パワーリザーブもデザインも現行に不満のない人
以前からずっとこのモデルが欲しくて検討していたのであれば手遅れになる前に決断した方がいいと思います。新作発表(※)を待つとしてもマメに相場をウォッチして底値を探っておいた方が良いでしょう。
※セイコーは2020年バーゼルに出展せず3月中に何らかの形で発表するそうです

買い時度…3(新作発表を待ちましょう)

・パワーリザーブ70時間が必要な人
ロングパワーリザーブは確かに便利です。70時間あれば丸2日してなくてもまだ動いているわけですし。ただ1本使いの人には関係ないし、逆に毎日とっかえひっかえの人も70時間じゃ足りないですよね。
意味があるのは2本使いの人と、平日のメイン時計として使って週末は別の時計をする人。その場合はモデルチェンジ後の価格設定を確認して納得がいけば新作を購入するのが良いでしょう。

・どうしても時針のデザインが気になる人
モデルチェンジでデザイン変更があるかを確認すべきです。デザイン変更されれば価格上昇しても納得感が高まります。

ちなみに私は「どうしても時針のデザインが気になる人」です。「SBDX019を迷っているうちに買い逃した人」でもあります笑


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