タオル補正
2026年2月16日、公式ブログで佐藤璃果さんが卒業を発表しました。

「新4期」配属発表からちょうど6年という節目の日でした。

坂道研修生一番人気(たぶん)


彼女の乃木坂人生、その序盤は以前に書いた松尾美佑と基本同じです。

2018年8月19日、「坂道合同オーディション」に合格。
その後坂道研修生としての活動を経て2020年2月16日に「新4期生」として乃木坂への配属が発表されました。

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第一印象は素材型美少女
乃木坂初の岩手県出身ということもその印象を強めていたように思います。

そしてナゴヤドームでの8thバスラ最終日でお披露目となるもその直後からコロナ禍。
初めてステージでパフォーマンスしたのは同年10月28日の白石麻衣卒コンでこれは無観客。初の有観客ライブを経験するのは加入から実に1年5ヶ月後のことでした。

加入直後にコロナですから握手会の経験もなく、最初からオンラインミーグリ。
それすらも初回が加入からほぼ1年後でした。

「同期」である4期生たちは1年半先に歩き出している。
コロナ禍で活動がままならない。
ようやく初めてオンラインミーグリでファンと接したその1年後には「あの」5期生たちが加入してきたわけです。

改めて、なんと厳しい条件であったことか

少し遡り、2019年10月に発売されたBRODY誌2019年12月号。
坂道研修生特集号の表紙でセンターの位置にいたのは彼女でしたから、当時一番人気だったのでしょう。

初めて参加したミーグリは26th。すなわち新4期だけでなくグループとして初めてのオンラインミーグリでした。

そこで彼女は11部を完売してみせます。
これは新4期の中でトップ(彼女以外の4人は全員「ゼロ」)というだけでなく、握手時代はフル完売していた多くの先輩メンバーすら凌ぐ数字でした。

その後も27th10部、28th10部、29th12部と堅実に二桁完売を続けましたが、人気の裾野が広がらなかったように見えました。

その間にオンライン化に反発して買い控えていた先輩メンバーのファンが戻ったり、柴田柚菜や金川紗耶、そして弓木奈於が完売数を伸ばしていきます。

つまり相対的に璃果ちゃんのミーグリ人気は下がっていきました。

そもそも27thでは早川聖来、28thでは掛橋沙耶香そして29thでは柴田柚菜が初選抜と「選抜待ち行列」はかなり詰まっている状態でしたから、この期間の彼女の選抜入りはほぼノーチャンス。

そうこうしているうちに5期生が加入してくるのです。

続く30thシングル。
5期生本格合流前に悲願の選抜を、とファンが奮起したのでしょうか。
部数こそスケジュールの都合で20部でしたが、自身初のフル完売を達成。

それでも31stでの選抜入りは叶わず、その時の悔しさを露わにしたブログは物議を醸しました。(私は肯定派です)

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その31stシングルのミーグリで初の30部フル完売を達成し、続く32nd『人は夢を二度見る』でついに初選抜を勝ち取ります。

しかしその32ndシングルは5期生から大量5人が選抜入り。正直その陰に隠れた印象は否めませんでした。

それ以降はミーグリでフル完売することはなく、10部ちょいから5部くらいの間で推移。

人気が極端に二分化するオンラインミーグリにおいてアンダーメンバーの多くが経験した完売「ゼロ」や「1」がなかったこと、そして卒業発表後の41stシングルでは15部を2次完売したことを考えれば最後まで底堅い人気を保ったと言うべきでしょう。

しかし「銀河系軍団」5期生たちの間に割って入るほどの勢いを取り戻すことはありませんでした。

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「ねえ聞いてくださいよ~」


選抜1回、アンダー13回。
アンダー曲ではフロントが3回ありますが卒業発表後の41stを除けばアンダー合流から2枚目と4枚目(29th『届かなくたって…』と31st『悪い成分』)。

アンダーセンターにも期別曲センターにも立つことなく、ユニット曲も2001年組『価値あるもの』だけ。

正直言って代表作と呼べるものはありませんでした
個人的には林瑠奈とともにセンター筒井あやめの両脇を務めた『ジャンピングジョーカーフラッシュ』をそう呼んでいい気もしますが、やっぱりあれはあやめんの曲ですよね。

結局は色々タイミングがかみ合わなかった

最初のミーグリで先輩たちの一部をも凌ぐ人気だったのですから、彼女のビジュアルが乃木坂ファンの多くに訴求力があったのは加入直後だったのでしょう。

しかし素材型という同タイプには既に先を行く同期=「旧4期」に「透明感モンスター」遠藤さくらと「岡山の奇跡」掛橋沙耶香がいました。
しかも前者が自然体、後者がクセ者という住み分けまでされていた。

まして加入時点ではまだ白石麻衣さえ在籍中。
運営はコロナ禍での活動フォーマットを立て直し、1期生2期生を送り出し、そこに空いた選抜の穴をどう埋めるかで手一杯だったことでしょう。

人気に火がつく可能性があった最初期に、例えば飛び級で選抜入りさせたりアンダーセンターを任せてみたりして彼女を殊更にプッシュする余地はなかったように思います。

『ノギザカスキッツ』や『乃木坂スター誕生!』という4期生冠番組でも個人的にはあまり印象に残るシーンがありませんでした。

結果として、最初に一定数のファンは掴んだものの人気の裾野を広げていくのは難しかったのではないでしょうか。

いつからか置かれたポジションで活動を楽しむ方向にシフトしたように感じていました。そしてそうなってからの方が生き生きしていると。

『乃木坂工事中』でエピソードを「ねえ聞いてくださいよ~」と話し始めたり、最近では「おもろい姉さん」感が目立ってきていましたね。

「ずっとアイドルに憧れて生きてきた」という璃果ちゃん。

その言葉通り、アンダーライブで『風船は生きている』や『自分じゃない感じ』といったポップな曲を楽しそうにパフォーマンスする姿が印象に残っていますし彼女の真骨頂だったと思います。

彼女もまた、卒業発表のブログで素敵な言葉を残しています。

 乃木坂の曲を聴くと、昔は憧れの先輩方の姿が浮かんでいたのに
 今は振り付けやステージの景色が思い浮かびます
 それがとても幸せです


最後に彼女のこれからについて。

明言してはいませんが芸能界に残るニュアンス。

彼女がこれまで繰り返し語ってきた地元愛を考えると、岩手のローカルタレントとして活躍しながら時々東京で演技仕事というのが最もありそうですね。

「いつの間にか言われるようになった」人懐っこさで、次の憧れに進んでいかれることでしょう。

佐藤璃果さん、6年間お疲れさまでした。





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「今にして思うこと」は各章の末尾に「追記」という形で新たに文章を加え、さらに書き下ろしとして4期生の初冠番組であった『乃木坂どこへ』を振り返っています。


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