
!!!注意!!!
これはあくまでも「想像上のライブレポ」です。
実際に行なわれたものではございませんのであらかじめご了承ください。
実際に行なわれたものではございませんのであらかじめご了承ください。
きっといつもこんな風に
2期生メンバーたちがステージからはけた後、モニターに浮かび上がった文字は「伊藤かりん卒業式 第2部 スペシャル座談会」。
若月佑美の卒業セレモニーと同様、ステージ上手側にひな壇が用意され2期生メンバーが着席する。
最前列に座っているのが、かりんと伊藤純奈だけであることに気づいたファンの間に「まさか?」の期待が膨らむ。
「はい、ということで2部は座談会なんですが、ここでスペシャルゲストを紹介したいと思います。どうぞ~」
かりんの声に導かれて登場したのは、斉藤優里、川後陽菜、そして西野七瀬。
期待通りの「スイカ」メンバー勢揃いに客席が揺れる。
「ゆったん、てぃーちゃん、にゃーが来てくれました~、みんな、ありがと~」
最初に口を開いたのは川後。
「まいちゅんからかりんに仕切らせないように言われたので、ここからは川後が司会を務めさせていただきます」
モニターに映し出されていく写真を見ながら思い出話に花を咲かせる5人。
場を回す川後、エピソードを話すかりん、それに大きなリアクションで応える優里。
純奈は普段の印象よりずっとテンション高く笑い、西野は忘れた頃にボソッと喋る。
きっと、いつもこんな感じで話していたんだろうな。
その楽しそうな姿に多くのファンが切なさを覚える。
時間はあっという間に過ぎ、川後が締めた。
「そろそろお時間ということで、座談会はここまで。第3部はまたライブです。誰が出るかは、お楽しみ」
駆け出してきたのは、あの4人
再びメンバーが退場し照明が落ちる。
モニターの表示は「伊藤かりん卒業式 第3部 スペシャルライブ」に変わった。
ひとときの静寂の後、ひたすら陽気なイントロとともに駆け出してきたのは松村沙友里、佐々木琴子、寺田蘭世、そしてかりん。
さゆりんご軍団。曲はもちろん『白米様』だ。
乃木坂ライブを常に盛り上げてきた、軍団の代名詞にして最高傑作。
続く曲は2018年の46時間TVで初披露された軍団メンバーの自己紹介ソング『ぐんぐん軍団』。
かりんの「いいです。何でもやりましょう!」という台詞に彼女のこれまでの貢献が垣間見え、とことん明るく楽しい曲なのに、今日はどうしようもなく胸に迫る。
そして不意に鳴り響くアコースティックギター。『サイレント…』いや違う、『さゆりんごマジョリティー』だ。
ぎこちなく踊る松村軍団長を笑顔で見守る軍団員。
最後に最新曲『さゆりんご募集中』を歌ってさゆりんご軍団ライブは終わった。
「それでは最後に私、松村沙友里から乃木坂46を卒業するかりんちゃんに卒業証書を授与します」
かつて乃木坂マネージャー兼さゆりんご軍団員だった「まゆこ」さんの時と同様に、卒業証書を渡す松村。
「…なお、さゆりんご軍団の卒業は認められないので、これからもずっとみんなの面倒を見てください!」足抜けは許さない軍団長。これもまゆこさんの時と同じだ。
「いやいやいや…」笑顔でやんわり断るかりん。
その横で、気がつけば2期生ライブからずっと笑顔だったはずの琴子が号泣していた。
泣き崩れる彼女の身体を優しくなでる3人。
「これからも、さゆりんご軍団をお願いしま~す!」
かりんが叫び、彼女以外の3人はステージからはけていった。
◇
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当ブログに掲載された記事を再構成し加筆したもの。総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームでブログをご覧の方にも楽しんでいただけることと思います。