バスラ4daysの余韻も冷めやらぬ3月5日。めざましテレビ25周年記念ライブが開催され、しれっと笑乃木坂も出演していました。
当日の出演メンバーは事前にアナウンスされませんでしたので、舞台を間近に控えた推しの井上小百合が出るかドキドキしながら行ってきました。
まずは当日の出演メンバー(50音順)。
秋元、生田、理々杏、井上、梅澤、大園、久保、飛鳥、桜井、佐藤、白石、新内、星野、堀、与田、渡辺
卒業済みの西野・若月はもちろん、卒業を発表している衛藤も不在。
さらに優里・高山・松村・山下もおらず、アンダーから入ったのは久保と渡辺。
16人構成でのライブは久しぶりじゃないですかね?新鮮に感じました。
続いてセトリはこちら。カッコ内はセンターです。
Overture
M1.裸足でSummer(飛鳥)
M2.逃げ水(大園与田)
M3.制服のマネキン(飛鳥)
M4.何度目の青空か?(生田)
M5.君の名は希望(飛鳥)
M6.シンクロニシティ(白石)
M7.ジコチューで行こう!(飛鳥)
M8.おいでシャンプー(与田)
M9.ガールズルール(白石)
なんというか、凄くはっきりしたセトリですね。
すべてシングルですが、なーちゃんがセンターないしWセンターの曲はゼロ。
『ハルジ』、『サヨナラ』もなし。
つまり、卒メンの曲を外したシングル集。生駒曲はライブ定番の重要な3曲をやっていますが、これは昨夏の全ツからそうでしたね。あと堀ちゃんいたのに『バレッタ』は外れてますね。
現状の「なーちゃん抜き」のライブはこうなるということなんでしょう。
飛鳥ちゃんを中心に、まいやんと生ちゃんがガッチリ両脇を固め、よだももくぼした梅の3期5人が躍動する。
それが今の乃木坂。そう感じました。
このセトリですから当然めちゃくちゃ盛り上がり、結論から言うと非常に楽しいライブでした。なかなかこのサイズの箱で乃木坂を観られる機会もないので純粋にメンバーが近くにいるというだけで嬉しいですね。
乃木坂のファンだという堤礼実アナが袖で楽しそうに踊っている姿がめっちゃ可愛かったです笑
いつもながらぞのっちはライブになるとキラキラしていて、その意味でなーちゃんを彷彿とさせました。また、今回の選抜入りではなかなか前に出るタイミングの少なかったりりあとでんちゃんも上手に馴染んでいたと思います。
ただ、この日はなーちゃん卒コンの直後、またまっつんとかずみんが不在とあって、嫌でも近い将来の乃木坂の姿についていろいろと考えてしまいました。
その目線で見ると、気になったことがあります。
それは楽曲でのポジション。
卒業生の位置に3期生を入れて埋める。それが今の運営の考え方のようです。
オリジナルメンバーは原則元の立ち位置。飛鳥ちゃんだけが例外で『マネキン』でセンターを務めるなど、当時とは全然違う良ポジに入ることが多いようです。
メンバーもファンも思い入れがありますので、それは意味のないことではありません。ダンスの振りも入れ直さなくて済みますし。
ただ、本当にそれでいいのかな、と。
誰かを支えることの価値
かつてスラムダンクの「沢北がいなきゃどこでもエース張れる男」こと山王工業・松本になぞらえて「よそに行けば全員センターを張れる」と評され、乃木坂の層の厚さを目に見える形で示していた「最強の3列目」。
例えば『今、話したい誰かがいる』の時は、生駒ちゃん・まっつん・若桜・さゆまりというまさに最強の布陣です。
生生星を支え、御三家を支え、なーちゃんを支え、飛鳥を支え、3期を支えてきた彼女たち。
この日の出演メンバーで言うと、さゆ・キャプ・まいちゅん。
主に2列目を任されるメンバーの中でも真夏さんやかずみん、それにみなみやまっつんも(ふたりはかつて支えてもらった側でしたが)それに含まれるかもしれません。
長い間、フロントメンバーを支え続けてきた。その彼女たちにもっといい目を見せてあげてもいいんじゃないか。
そう思ったんです。
こんなことを言うのは自分の推しが3列目固定の井上小百合だから、というのは大いにあります笑
でもそれだけじゃありません。
さゆはむしろ3列目固定メンの中では恵まれている方です。アンダーにいた時期に橋本奈々未の代役を務める機会が多く、最近のライブでも『きづ片』『何空』『命』『はだサマ』では基本フロントに立っています。
これがファンにとって、どれほど嬉しいことか。
ですが、なんだかこの日のライブとこれまでの流れから考えると、近い将来「じゃあ4期も上手いこと支えてね~得意でしょ?よろしく~」と言われそうな気がします。
それはあんまりじゃないか?と。
一度脇役になったらずっと脇役のまま、そんなグループには夢も希望もありません。
みさ先輩は最初脇役(3列目)にもなれませんでした。そこから這い上がり、福神常連になり、シングルのフロントまで来ました。だから彼女の道行きはアンダーメンバーの希望です。
ですが、先輩以降で叩き上げ感を与えるメンバーは登場していません。
序盤でついた序列を覆して人気を博したという意味では恐らく梅ちゃんも該当しますが、彼女はあっという間に福神に抜擢され「支える」役割を果たす機会が乏しいままフロントに立ってしまいました。彼女の持つ男前キャラクターを考えると、3列目から階段を上っていく方が似合うし支持を得られたような気がしますね。
まあそれは余談です。
ずっとフロントメンバーを支えてきた先輩たちが良ポジションを勝ち得る。
つまり与えられた場所で懸命に努力すれば、いつか報われる時が来る。
それはきっと現在アンダーにいるメンバーたち、4期生が合流し大きな危機感を持っているであろう彼女たちにとっても大きな励みになるはずです。
書いているうちにライブレポではなくなってしまったので笑、記事を分けて続けます。
【乃木坂46考察】4期生合流の前に思うこと
◇
note上で乃木坂46に関する有料記事を公開しています。どちらも無料で読める部分がありますのでぜひご覧ください。
『アンダラ伝説』¥300
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
マガジン「2019年の乃木坂46」¥200
当ブログに掲載された記事を再構成し加筆したもの。総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームでブログをご覧の方にも楽しんでいただけることと思います。
コメント