人気2モデルのインプレッション
2019年9月より日本国内正規販売を開始したセイコー5。
発売から時間も経ち、各モデルの供給も安定してきたようです。
そこで前回品切れだったモデルの実機を見てきました。
シリーズ全体の印象とSBSA019、SBSA028の実機インプレッションを書いた前回の記事はこちらです。
関連記事:復活セイコー5、実機インプレッション
復活したセイコー5と各モデルの概要についてはこちらの記事をご覧ください。
関連記事:セイコー5、待望の日本逆上陸!
SBSA025
今回の目玉は何と言ってもSBSA025。ワクワクしながら腕に乗せてみると…
あれ?なんか平板に感じる。
ケースの中にある姿は実に格好いい。なのになぜか手に取って腕に乗せると個人的にはピンときませんでした。服装とセットで見るとなんかどうも…。もちろんコーディネイト次第という面が大いにありますが、エッジの効いたモデルの割に埋没してしまうという感じ。
恐らくはエッジの立っていないケースがその原因です。他のモデルでは表面はサテン、サイドはポリッシュにして立体感を出しているところがこのモデルでは全面PVD加工のため、よりのっぺりした印象になっていると思われます。自分としては期待値がかなり高かっただけに少し物足りなさを覚えました。
ただ、腕から外して改めてまじまじと見るとやっぱり格好いいです。そして既存のオールブラック時計の多くとは一線を画す、どこまでもマットにこだわる姿勢も潔くて好感が持てます。

どこまでもマットブラック!
SBSA003
もう1本、前回見れなかったペプシベゼルのSBSA003もありました。
こちらは手堅い。いい意味で想像通り、実に標準的です(誉めてます)。

ダイヤルカラーはブラックではなくネイビー
ペプシベゼルという観点では、現行の機械式セイコーダイバーの多くでも「PADIモデル」というスペシャルエディションとしてエントリーされています。タートルはSBDY017・サムライはSBDY011・そして1968現代デザインがSBDC071(こちらだけラバーベルト)。
前ふたつは結構デザインにクセがある(それが個性ですが)のと、順に横幅が45mm、43.8mm、44mmとどれもデカい。それに対してこのSBSA003はデザインといい42.5mmというサイズといい、最もスタンダードなペプシベゼルのセイコーダイバーとして非常に良いと思います。機械式時計入門の1本としてもお勧めできますね。
改めての結論
セイコーダイバーの流れをくむデザインの国産機械式腕時計が3万円台で購入できる。
機械式腕時計の入門編として現時点でベストの選択のひとつと言えるでしょう。
ということで手堅いSBSA003、そして001(ブルー)、005(ブラック)は初めの1本としてお勧めできます。
また個人的にはあまりピンと来なかった025ですが、時計単品として格好いいのは間違いないので、むしろこれまで機械式時計に興味のなかった若い層の1本目として良いんじゃないでしょうか。
そしてファーストウォッチとしては個性が強いので2本目以降限定ですが、やはり前回紹介した019と028の2本がお勧めです。
SBSA019
ダイヤル&ベゼルがカーキ、ベージュ夜光にミラネーゼブレスという非常に渋い1本。
SBSA028
ラバーにレザーを張り付けたコンビベルト。ゴールドだが抑えが効いてスポーティ。
さて、今後の展開が楽しみと書いていたら予想の斜め上過ぎるやつが出てきました。
なんと、第2弾は「ジョジョの奇妙な冒険」コラボモデル。
極彩色。笑
こちらについての記事は、またいずれ。
セイコー5、待望の日本逆上陸!
復活セイコー5、実機インプレッション
セイコー5のコラボモデル連発(ジョジョ、ブライアン・メイ)について思うこと
SBSA041/SBSA043/SBSA045/SBSA047他 セイコー5、次の一手は「ボーイ」のスムースベゼル!
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