さて「独断と偏見で選ぶ!価格帯別腕時計ベストバイ2019年版」の第4弾は50~70万円のゾーンです。
対象は2019年に発売されたモデルですが、本数限定のモデルは対象外としています。

価格帯は実勢価格だとブレるので定価で区分しました。
記載の価格はいずれも記事作成時点のもので新品税込です。
また併記している実勢価格は各店舗の表示価格=ポイント還元等を含まない金額となります。

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50~70万円部門

ブラックベイ クロノ S&G/チューダー

Ref.M79363N
自動巻き。200m防水。SSケース+レザーストラップ(取り外し可能ブンド付き)。ケース径41mm

はい、またチューダーです笑

でもこれ、べらぼうに格好よくないですか?
2019年のバーゼルで発表された時点で一目惚れでした。

S&Gとは無論サイモンとガーファンクルのことではなく、スチール&ゴールド。要するにゴールドコンビのモデルです。

個人的にはゴールドコンビって嫌いです。
だってロスジェネですから笑

バブル世代を象徴するアイテムのひとつ、ゴールドコンビのロレックス「デイトジャスト」。
時計にいくらか詳しくなった今ではデイトジャストが優れた時計なのは理解できます。それでもロスジェネ世代として、ゴールドコンビはもはや脊髄反射的に忌避してしまいます。まあ私だけでしょうけど。

しかしこのモデルはレザーストラップなのでそもそもゴールドの面積が少ない。
そしてインダイヤルという使い方もいいですね。ゴールドというよりも退色したベージュみたいでもの凄くアンティーク感があって渋い。

 

ブラックベイクロノの標準モデルはベゼルインサートがない=シルバーベゼルでなんとなくバイク乗り御用達っぽいというかオメガ「スピードマスター `57」あたりと似たキャラクターなんですが、それに対しこちらはなんというか…西部劇っぽい笑

ブンド(当て革)ストラップなのもその大きな要因でしょう。
男くささと伊達者っぽさが絶妙に…いや問答無用にミックスしたような何とも言えない格好よさ。

ブンドを外せば一転シックな雰囲気になります。
そしてチューダーお得意のロングパワーリザーブ70時間に200m防水と実用性も十分。
定価:627,000円
実勢価格:608,000円~702,000円

せっかく価格帯別でセレクトしてるのにこれも今のところ一部のお店はプレミアム価格ですね…
まあ時の経過とともに値段はこなれてくるでしょう。

ちなみにメタルブレスのモデルは定価757,900円とこの価格帯を超えてきますが、逆にプレミアムはついていないようです。ただブレスの中央のコマがゴールドなゴリゴリのゴールドコンビなので私は苦手笑ですし、実際の使い勝手も今ひとつかと思います。

30~50万ゾーンの記事で書いた通り、この価格帯だとベル&ロス「BR05」も捨てがたい。
モーリス・ラクロア「アイコン」とはまた違うアプローチの「手の届くラグスポ」という感じで非常に良いと思います。
続きます。

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