
フォーク担当からセンターへ
前の記事をアップした後に、堀未央奈の卒業が発表されました。
センター経験者がまたひとり減ります。
だからなおのこと、初センターである山下美月だったんでしょうね。
26thシングルのアンダーに関する情報もリリースされました。
4期生のアンダー合流はなく、3期までの14人で構成。
そして有観客でのアンダーライブ開催。
既に4期単独ライブが発表されていましたので予想はしていましたが、できれば4期生もアンダーに合流してほしかった。
極力「密」状態を避け、時間も絞っての準備であればあまり後輩に教えられないかもしれません。コロナのため人数を絞った編成でのライブが望ましいという要素もあるでしょう。
それでもとにかく少しでも早く4期生にも1期2期に触れてほしいですね。その残り時間はもう本当に少なくなっているように思います。
そしてアンダーセンターは、自身初となる阪口珠美。
個人的には少し意外でした。
目に見える人気指標である個別握手会の完売実績は2期のアンダーセンター経験者たちや伊藤理々杏、佐藤楓あたりより劣っていたためです。
でも、いい選択だと思います。
まだ10代という若さ+3期期別曲でもセンター経験のない珠ちゃんを起用することによって表題曲と合わせて「変革」を印象づけることができる。
さらにそのダンススキルで今後のパフォーマンスの中核になりうる存在でもあります。
Y字バランスしながら般若心経を唱えていたあの子がアンダラの座長を務めるとは感慨深いものがありますね笑
4期Wエース(遠藤さくら、賀喜遥香)と同学年の彼女。きっと少なからず刺激を受けていることと思います。
まだまだ変化も成長もある年齢ですから、このタイミングでの起用は本人にとってもグループにも大きな財産になることでしょう。
ということで珠ちゃんセンターにはまったく不満はないのですが、個人的にちょっと見たかったのは佐藤楓。
46時間TVぐらいからビジュアルの仕上がり具合が素晴らしいですよね。
両サイドに中村麗乃、早川聖来あたりを配置すればアンダー曲では珍しい高身長でのスタイリッシュなシルエットになります。
さらに北野日奈子、鈴木絢音、渡辺みり愛、寺田蘭世、樋口日奈とアンダラセンター経験者を2列目に並べたら強いな、なんて想像をしていました。
溢れそうな情熱をこぼさないように
今回の選抜について語るのであれば避けては通れない、北野日奈子の選抜落ちについても書きます。
前作を『Route 246』と考えると、今回唯一の選抜落ち。
前の記事で書いたように、『Sing Out!』以降のきいちゃんは選抜固定メン。
そして「超選抜感」の強かった『246』でもそれは変わりませんでした。
それなのにこのタイミングで選抜から外れたことは本人も悔しいだろうしファンの方から見れば納得いかないでしょう。
私が感じたのは既視感でした。
結局、外しやすいメンバーを外しただけじゃないか。
15thシングル『裸足でSummer』の選抜発表の時にそう思ったのを強烈に憶えています。
「落とせるメンバーがいない」状態になった時、アンダー経験のないメンバーを落とすとモチベーションを保てるか心配。
だからアンダーでも気持ちを切らさずに活動した実績があるメンバーが落とされる。
あの時はそれが伊藤万理華と井上小百合でした。
そのふたりに代わって選抜入りしたのが中元日芽香ときいちゃん。
4年半の時が流れ、今回は奇しくも彼女自身が同じような形で選抜から落ちることになりました。
その運営の判断が正しいとか正しくないとかいう以前に、やるせない。
激しく浮き沈みを経験し現在の乃木坂で最もストーリーを感じさせるメンバーのひとり。
そんなこれまでの道行きそのものが彼女の魅力のひとつだとは思います。
『日常』での気迫あふれる姿も魅力的だけれど、反骨の炎を燃やす彼女には心を揺さぶられるけれど。
でも、きいちゃんには笑顔でいてほしい。
盟友でありながら同時にその遠い背中を追いかける存在でもあった堀ちゃんの卒業がきいちゃんにどんな変化をもたらすのか。
そしてこの先の彼女の乃木坂人生がどのようなものになるのか。
それはまだわからないけれど。
できるなら笑っていてほしいです。
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伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
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当ブログに掲載された記事を再構成し加筆したもの。総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームでブログをご覧の方にも楽しんでいただけることと思います。
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