「独断と偏見で選ぶ!価格帯別腕時計ベストバイ2020年版」の第4弾は50~70万円のゾーンです。
対象は2020年に発売されたモデルですが、本数限定のモデルは対象外としています。

価格帯は実勢価格だとブレるので定価で区分しました。
記載の価格はいずれも記事作成時点のもので新品税込です。
また併記している実勢価格は各店舗の表示価格=ポイント還元等を含まない金額となります。

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50~70万円部門


カレラ キャリバー ホイヤー02 スポーツクロノグラフ/タグ・ホイヤー

Ref.CBN2A1B.BA0643
自動巻き。100m防水。SSケース+SSブレス。ケース径44mm

タグ・ホイヤーのフラッグシップ、カレラ。

ただ「カレラ」という名前を持つモデルは現行機だけでも大量にあり、シンプルな3針からゴリゴリのスケルトンクロノグラフまでデザイン的にはかなり多くのバリエーションを持つ、わりと節操のないシリーズ笑です。ちなみにレディースモデルやクオーツもあります。

ただその本流は1963年のオリジナルから続くレーシングクロノグラフ。
ムーブメントも自社開発の「ホイヤー02」を搭載しているのが上位モデルです。

そして2020年に登場したこちらのモデルは王道のレーシングクロノデザイン。まあ「デイトナ系」とも言いますが笑

サーキュラーサテン処理の施されたダイヤル。サーキュラー=circulerでしょうから同心円状のサテン処理ということですね。光沢は抑えめでありながら表情のあるダイヤルに堂々としたバーインデックス。そのインデックスと時分針にはたっぷりの夜光。

ド直球。ど真ん中のストレート。
何て言うんですかね、普通に素直に格好いい笑

そもそも1963年の初代カレラのデザイン上の特徴は「内側をえぐったラグ」と「フランジつまりダイヤル外周の傾斜(=チャプターリングでしょうか)上に印字されたタキメーター」。

すなわちラグとベゼルの両方が細身であるために、レーシングウォッチでありながらもドレッシーな外観を備えていたわけです。公式サイトではそれを「腕元のレースカー用ダッシュボード」そして「エレガントなスタイル」と表現しています。

このモデルはタキメーターこそベゼル上にありますがラグはしっかり継承しており、スポーティに振れ過ぎずエレガントさを感じさせます。



高い質感にセラミックベゼル。タグ・ホイヤーお得意の人間工学に基づくH型ブレス。
そして80時間というかなりのロングパワーリザーブに100m防水。裏蓋スケルトン。

サイズは横径44mmで細腕さんにはちと大きいのですが、カレラにしてはラグが短めなので縦径は49.5mmに留まっています。

バリエーションはブルー、グリーン、ブラック&ゴールド。

定価:676,500円(税込、以下同じ)
実勢価格:446,800円~513,000円(楽天市場調べ)

実勢では30~50万円のベストバイに挙げたブラックベイフィフティエイトとほぼ同じですね笑
ほとんど欠点らしい欠点のないモデルだと思います。
デイトナ以外で王道のレーシングクロノが欲しければ非常にいい選択肢ではないでしょうか。

まあデイトナ買える人はデイトナ買えばいいんです。でも記事作成時点で中古でも300万以上の値がついていますからね。

ちなみに同時期にオリジナルの復刻版(Ref.CBK221B)も1,860本限定で出ています。
またプレーンベゼルでタキメーターなしのオリジナルに近いイメージのモデル(Ref.CBN2010他)も存在しています。
前者が39mm、後者は42mmとやや小ぶりのサイズですのでこちらを好まれる方もおられるでしょう。


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