タオル補正
前の記事に続きアンダーの話です。

28thシングルのアンダー曲『マシンガンレイン』のMVが公開され、これまでずっと別働隊として活動してきた4期生がついにアンダーに合流することが判明しました。

個人的には「待望の」です。

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しかし今回のアンダーはかつてないぐらい難しい状況です。

アンダーとしては初めての4先代同居。
現状に危機感を抱いていることは同じでも、その程度も立場もバラバラ。

ストレートに言えば、1期2期は乃木坂としての自分のゴールをどこかで思い描いているでしょう。3期は初めて同期の卒業を見送るという節目に改めてわが身を振り返り、4期は後輩ができるということに(先輩たちも経験したのと同じ)ある種の恐怖を感じていることでしょう。

さらに長らくパフォーマンスの柱だった伊藤純奈と渡辺みり愛が卒業。
ベテランは3人だけ。半分は新人。
前作までのアンダーとはもはや別物です。

前作までのアンダー。

それは凄く雑に言えば、15thの『シークレットグラフィティー』以降長きに渡った「樋口日奈と2期生の時代」でした。

黎明期からアンダラを支えてきた1期の実力者たちが周囲を固め、樋口日奈や寺田蘭世、渡辺みり愛そして鈴木絢音が新センターとして躍動。
そして2018年以降は3期生の合流と1期生たちの卒業により徐々に2期生がアンダラを支える立場に回ります。

そんなここ数年(『My rule』あたりから)のアンダーは「安定」という印象が強かったように思います。もちろんそれはとてもポジティブなこと。アンダーメンバーに輝ける場所があり、希望を持って活動できるということは本当に大切です。

でも私のような勝手なファンは、どこかで初期アンダラのあのヒリヒリした「切羽詰まりまくった」空気を懐かしく思ってしまうのです。

だからこそ近年では特異点ともいうべき、北野日奈子率いるアンダーの『日常』が爆発的な支持を集めたのではないでしょうか。

 

翻って今作。
そのMVを初めて観た時に私は衝撃を受けました。

1期2期が、たったの3人。

個人的にはこれまでで一番、現在の乃木坂はもう3期4期の時代だということを感じさせられた瞬間かもしれません。

でも、それと同時にワクワクしました。

この先どうなるのかなんてわからないけど、今自分が向いてる方が前だと信じて進むんだ。

スリリングで危うくて、それでもどこか頼もしい。
そんなアンダーならではのダイナミズムを感じたのです。

その真ん中に立つ寺田蘭世のまたなんと男前なことか。

MV冒頭から繰り返し描かれる彼女の背中。
あれ後輩たちの目線ですよね。

「どっからでもかかってきなさい」というプライドと、
「こんな背中で良ければいくらでも見せてあげるから、どんどん成長して」という後輩への愛情。

その両方を感じさせる姿。
普段はヒョロヒョロのちびっ子である蘭世が見せる「ぶっとい」背中。

劇的な変化も危機的な状況すらも燃料に変えて反骨の炎を燃やす。
それでこそ寺田蘭世。それでこそアンダーセンター。

そして18人というちょうど「いいあんばい」の人数。
4期が加わって全体の雰囲気やバランスはどうなるかと思いきゃMVを観る限りなかなかすわりが良い。

これ絶対ライブやってほしいですね。(配信でもいいので)

先輩と接しアンダラを経験することによる4期生の成長は言わずもがなですが、個人的に期待したいのは3期生たちへの良い影響。
アイドルとして完成の域に達した彼女たちが、後輩という鏡を通して改めて自身の成長やストロングポイントを感じ取って自信に変えてくれればと思います。

間違いなく、また乃木坂の層は厚くなる。

『マシンガンレイン』のMVを観てそう思いました。


さて、最後は恒例の次回作予想です。

まあ素直に予想すると、次は2022年2月22日発売の10周年記念シングルなのでしょう。
センターは今度こそ齋藤飛鳥。それでも『Sing Out!』以来なんと3年ぶりなんですよね。

現体制(=5期生加入前)の総決算的シングルとして選抜人数は多めの21ないし22人。

これだと5ヶ月も間が空くので本当はもう1作挟んでほしいところですね。
そうすれば10周年と30thのダブルで区切りのシングルとなるのですが。

その場合は次作が飛鳥でその次が生田絵梨花のような気がします。


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