
2019年9月に日本国内正規販売を開始(以下「リローンチ」)したセイコー5。
その3周年を記念して今回はこんな企画を。
「祝3周年!セイコー5、限定コラボモデル5選!」
セイコー5には様々なバリエーションがありますが、いわゆる標準モデル以外に数多くの「生産限定(数量限定)モデル」が存在します。
それは基本的に外部のブランドや著名人、そして作品とのコラボレーションもの。(ごく一部の例外を除く)
そんな「コラボモデル」はリローンチ以降のセイコー5のひとつの特色にさえなってきました。
個人的には「コラボ相手が好きな人が買えばいい」と思っています。
『ONE PIECE』とのコラボなら作品のファンの方がコレクターズアイテムとして購入するのがあるべき姿ではないかと。そして結果的に腕時計も好きになってくれればなお良し、みたいな感覚です。
逆に好きでもない作品のコラボグッズを身に着けるのもどうかと思いますし。
ただそんな私でも「こりゃカッコイイ!」と思うモデルがこの3年の間にいくつも登場しましたので、リローンチ3周年を機に記事にしてみました。
ランキングではなく順不同です。新しい順に並べています。
入手困難度は★5つが「最も入手しにくい」です。
SBSA195(ウルトラセブン)
生産本数:世界3,400、国内777
発売時期:2023年1月
税込価格:51,700円
入手困難度:★★★(発売前に完売と予想)
言わずと知れたウルトラセブン。
「ウルトラ警備隊の正式支給品」がイメージコンセプトとのことですが、その制服と同じブラックとシルバーグレーを基調にしたカラーリングで綺麗にまとまっています。
さらに1968年の「セイコー5スポーツ」オリジナルモデルのニュアンスも纏っており、インデックス間を結ぶサークル(これもレイルウェイと呼ぶのでしょうか?)なんかはこちらの要素ですね。
ダイヤル外周から離れたインデックスというこのモデルにしかない意匠もポイント高い。
ウルトラセブンとセイコー5スポーツオリジナルの要素が全く矛盾なく組み合わさった非常に優れたデザインだと思います。
記事作成時点ではまだ各ショップで予約できる状態ですが、個人的には作品の人気とこのデザインを考えると予約完売してしまう可能性が高いと考えています。
SBSA177(河村康輔)
生産本数:世界3,000、国内200
発売時期:2022年9月
税込価格:52,800円
入手困難度:★★★★★(既に完売し中古プレ値)
特徴は1970年代のセイコー人気モデル「タイムソナー」からインスパイアされた、半透明のダイヤル・針とカラーリング。
もちろんそこが素晴らしいのですが、それ以外では個人的には9時位置の「AUTOMATIC」ロゴが好きですね~。
まあ一目惚れする人続出だったのでしょう、発売前に予約完売して現在は若干数がプレ値で出ています。さらに本数が少ない色違いの「SRPJ43JT」もあるのですが、言わずもがな。
SBSA164(HUF)
生産本数:世界300、国内200
発売時期:2022年4月
税込価格:47,300円
入手困難度:★★★★★(既に完売し中古プレ値)
ゴールドのケースにグリーンダイヤル。
そして現行セイコー5ではほとんどないドレスウォッチライクなバーインデックス。(上の「ウルトラセブン」が発表されるまではオンリーワンの意匠でした)
そして現行セイコー5ではほとんどないドレスウォッチライクなバーインデックス。(上の「ウルトラセブン」が発表されるまではオンリーワンの意匠でした)
いやこれまた格好いい。ゴールドウォッチなのに派手であると同時にレトロ。なかなかこのデザインは出てこないよなあ。
SBSA145(BAIT)
生産本数:世界300、国内100
発売時期:2021年11月
税込価格:51,700円
入手困難度:★★(まだ新品購入可能?)
アメリカ発祥のセレクトショップBAIT(ベイト)。
実は同時期にもう1本オールブラックで鉄腕アトムの内側(要するにウォーズマンの素顔状態)がダイヤル全面に浮かび上がるという超クールなSBSA147をリリースしており、そちらは限定2,000本でしたがほどなく完売。

出典:セイコー公式サイト
それに対してこちらは発売後1年近くが経過しますが、つい先日までセイコー公式オンラインショップで購入できました。(記事作成時点では「お探しのページは見つかりません」なので売り切れたかも?)
不人気笑
原因は…値段でしょうね。標準モデル+約2万円という設定の割にはお金かかりそうなパーツが見当たらない笑
いやでもこれ、デザイン的には最高じゃないですか?
インデックスも針の夜光も文字盤までクリーム色。ベゼルはグレー。どちらも色褪せたヴィンテージテイスト。ベゼルのフォントが細いのもヴィンテージっぽいですね。
6時位置の湾曲した「PRECISION TIMEPIECE」がスマイルマークの口みたいでワンポイントになっています。
実際には回転ベゼル+ホワイト(の退色した)ダイヤルというヴィンテージウォッチはかなり珍しい…というかほとんどないような気がしますが、「なんとなくありそう」だし「間違いなく格好いい」。
これで横幅36mm、厚さ11mmとかなら本当に「素軽いヴィンテージウォッチ」感満載で完璧なんですけどね。
SBSA036(ジョジョ)
生産本数:1,000
発売時期:2019年11月
税込価格:51,700円
入手困難度:★★★★★(既に完売し中古プレ値)
リローンチしたセイコー5最初のコラボモデルだった『ジョジョ』。
これまた発売後即完売でした。
ジョジョでなければありえないゴールドとパープルという組み合わせ。
実にゴージャスであり、かつデザインとして破綻していない。
私はどういう服装と組み合わせればよいのか全く分かりませんが笑、格好いいのは間違いないです。
ちなみにかなりゴツいプレミアムがついています。
ベースはすべてSKX=ボーイ系ですので以下の通り共通の基本スペックとなります。
サイズは厚さ 13.4mm、横 42.5mm、縦 46.0mm。
ケースはSSで10気圧防水、ハードレックスガラス風防に裏蓋スケルトン。
ムーブメントはデイデイト表示の4R36。日差+45秒~―35秒、パワーリザーブ約41時間ですからエントリー機ですね。
結果的にすべて標準モデルとは違うインデックスデザインのものになりましたが、意図したわけではありません。
HUFのもう1本(SBSA163)とか国内販売されていないローイングブレザーズとのコラボとか、標準インデックスでも魅力的なモデルがあります。
個人的には限定商法ってあんまり好きじゃないので煽るようなことは書きたくないのですが笑、ものによっては予約完売するのでビビッときてしまった場合は早めに動いた方が良いかもしれません。
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