あっという間に今年の夏も終わろうとしています。
全ツファイナルは聖地神宮、過去最長となる4DAYS。
DAY1は現地で、DAY4は配信で観ることができました。
当記事では基本的にDAY4について書いています。
あれから4年
セットリストはこちら。
Overture
01. 裸足でSummer(センター:井上和)
02. ジコチューで行こう!(センター:遠藤さくら)
03. 好きというのはロックだぜ!
04. 太陽ノック(センター:久保史緒里)
05. ガールズルール(センター:山下美月)
<ユニットコーナー>
06. 意外BREAK(センター:遠藤さくら、阪口、楓、中村、璃果、松尾、奥田、冨里)
07. Am I Loving?(センター:筒井あやめ、吉田、田村、菅原)
08. 自惚れビーチ(センター:五百城茉央、理々杏、賀喜、井上、中西)
09. 空扉
10. 他人のそら似(センター:与田祐希)
11. 君に叱られた
12. 僕は僕を好きになる
13. 夜明けまで強がらなくてもいい
<アンダーコーナー>
14. 踏んでしまった
15. 錆びたコンパス
16. Hard to say
17. Never say never
18. シンクロニシティ
19. 誰かの肩
<期別曲コーナー>
20. 絶望の一秒前
21. 4番目の光
22. 三番目の風(センター:与田祐希)
23. 設定温度
24. ごめんねFingers crossed
25. Actually…
26. 逃げ水(センター:岩本蓮加、与田祐希)
27. バンドエイド剥がすような別れ方
28. I see…
29. 僕が手を叩く方へ
30. おひとりさま天国
EN
EN1. 夏のFree&Easy
EN2. ダンケシェーン
EN3. 僕だけの光
EN4. 人は夢を二度見る
EN5. 乃木坂の詩
最初に書いておきたいのは「5期生の選抜組は憶えること多かっただろうな、めちゃめちゃ頑張ったんだろうな」ということでした。
まあまあ出ずっぱり。もちろんオリジナルポジションで参加する曲は数えるほど。
それであの堂々たるパフォーマンスは素晴らしかったと思います。
とりわけ多くの楽曲でフロントを務めた井上和は、ただでさえ座長のプレッシャーがある中で本当に立派でした。
この日のビジュアル仕上がってんなあメンは、珍しいポニーテールがすこぶる可愛かった遠藤さくら。
賀喜遥香や柴田柚菜、筒井あやめも良かった。そしてカメラに抜かれる回数は少ないものの映ると必ず可愛い小川彩。
オープニング。
座長井上和の「ヘイヘイ神宮ぅ~、最終日、盛り上がっていくぞぉぉぉ~っ!!」という煽り。
煽りでいえば『ジコチューで行こう!』の遠藤さくらも彼女史上一二を争うぐらい声が出ていました。
そしてそのさくちゃんにキスを要求し見事ゲットした与田祐希。してもらっておいてなぜ首を絞める?
なぜかこの日、同じ画面で抜かれる機会の多かった中村麗乃と池田瑛紗。ダブルデコ出し。
『好きというのはロックだぜ!』でタオルを回すのが下手なのが微笑ましい遠藤さくらと清宮レイ。
『太陽ノック』でセンター脇を務めた岩本蓮加と筒井あやめという「最年少顔面強強」コンビ。
『ガールズルール』で田村真佑と金川紗耶に両サイドからほっぺたをプニプニされる五百城茉央。
明らかに最初のMCから声が上ずり、テンションがおかしい梅澤美波。
彼女を筆頭に肩に力が入りまくっていた3期生たちについては次の記事で書きます。
遠藤さくらの「私も気合入ってポニーテールなんてしちゃってますけども」。
「集大成」が出てこなくてあたふたするのも愛くるしい。
次に誰に話を振るのか思い出せない梅澤美波に「私です」と助け船を出し、「遠藤さくらにチューいただきました!」と荒ぶる与田祐希。
幕間のVでラムネを開けられない遠藤さくらに上がる声援。
『意外BREAK』。遠藤さくらの超絶スタイルとアウトロでの不敵な笑み。せっかく手足の長いメンバーを揃えているのに、なぜここに金川紗耶はいないのか。
『Am I Loving?』は筒井あやめと菅原咲月の制服姿の青春感よ!
対する吉田綾乃クリスティーと田村真佑が9thバスラでの星野みなみのようになんとなく(「難なく」ではない)着こなすのもさすが。
『自惚れビーチ』、「ありえないから」がありえないくらい可愛くてあざとい五百城茉央。伊藤理々杏にちょっかいを出す中西アルノ。
『他人のそら似』での「みんな~ちゃんと水飲んでる?ご飯食べてきた?」という与田祐希の煽りというかなんというか。
菅原咲月の顔を至近距離で見つめる井上和。その後与田祐希と手をつないで走る井上和。
神宮での『夜明けまで強がらなくてもいい』。
個人的には2019年桜井玲香ラストステージの記憶と分かちがたく結びついたこの曲。
あの時玲香から何かを告げられて顔を歪めて泣いた遠藤さくら。
そこからの4年もの時間。ちゃんと歩んでちゃんとエースへと成長したさくちゃん。
そこからの4年もの時間。ちゃんと歩んでちゃんとエースへと成長したさくちゃん。
そして金川紗耶はこの曲との相性抜群ですね。
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強気なあの子がもらした本音
『踏んでしまった』。とにかく速い。不敵な松尾美佑、可愛いというより綺麗な小川彩。
『錆びたコンパス』でちゃんと黄色に染まる場内。ここでも実にいい表情を浮かべる松尾美佑。
メンバーがプロ野球のユニフォームを着て出てくる演出の『Never say never』。
昭和男子の私はどうしてもパリーグのデーゲームを思い出してしまうアイパッチ(今は「アイブラック」と呼ぶらしい)をつけてきた黒見明香。歌う時には既に外していたが笑
梅澤美波と五百城茉央というグループ最長身ふたりに挟まれる捕らわれの与田祐希。
歌い継ぐ演出の『シンクロニシティ』。
サビの吉田綾乃クリスティーの安定感。中西アルノの声の太さ。
井上和の「ペンライトを消してください」というお願いから『誰かの肩』。
泣く梅澤美波。振り返る井上和を優しく見つめる4人のお姉さん(久保山下遠藤賀喜)。
『ごめんねFingers crossed』。齋藤飛鳥ポジに入る金川紗耶。
ここでも改めて思う「さやえんどう」のダンス曲との親和性の高さ。
『Actually…』でキメキメの五百城茉央。舌打ちし苦々しい表情をしてみせる久保史緒里。
そして完全に会場が「それ待ち」の体勢に入る中西アルノの咆哮。もはや伊藤理々杏の『僕の衝動』に匹敵するのではなかろうか。
そのイントロがさらに会場のボルテージを上げる『バンドエイド剥がすような別れ方』。
じゃれ倒す5期生たち。
『I see…』、バックステージで駆け寄ってくる矢久保美緒を受け止めしっかりと抱きしめた遠藤さくら。
本編ラスト前、井上和の座長挨拶。
地方会場では先輩たちが行なっていたこの部分。やはり和ちゃんの負担軽減のためだったのでしょう。
関連記事:
涙を流しながら自分の至らなさを吐露していたそのかきさくが今、暖かな表情で和ちゃんを見つめている。ちゃんと歴史はつながっている。
本編ラスト『おひとりさま天国』。さっきまで泣いていたのに貫録の煽りを見せる井上和。
アンコールの『ダンケシェーン』。
ファンのスケッチブックに反応したのであろう弓木奈於、たぶん「ずっきゅん」をやっているのだがやたらとノックバックが激しい。
『乃木坂の詩』前のMCではマイクを持つ両手に力が入って捻りすぎな五百城茉央。
そして個人的にこの日最も印象に残ったのはここでの松尾美佑でした。
アンダーコーナーでセンターとして堂々とパフォーマンスしていた彼女が涙を流します。
「やだやだ」泣きたくないと、強気な自分でいたい彼女がもらした本音の言葉。
そこには我々ファンが「そうあってほしい」と願う乃木坂がありました。
「みんなが一生分ぐらい誉めてくれた」
「ひとりにさせてくれないのがこの乃木坂46という場所」
「後輩の前では強くいたいと思わせてくれた」
9thバスラ期別ライブをはじめとする、過去の1期生たちの発言と重なります。
ちゃんと、ちゃんと受け継がれている。
みんながお互いを誉め合って。
後輩は先輩に憧れて、先輩はそんな後輩たちのためにかっこよくありたいと願う。
そんな乃木坂46が今もちゃんと存在している。
そう感じさせてくれた松尾美佑の言葉でした。
続きます。
◇
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