タオル補正
2025年9月16日、公式ブログで久保史緒里さんが卒業を発表しました。

「よだももくぼした(与田祐希、大園桃子、久保史緒里、山下美月)」もとうとう全員卒業です。

エースにはなれなかったけれど


これまで当ブログでは彼女の乃木坂人生について、3期4強「よだももくぼした」の物語として繰り返し取り上げてきました。

特に初めて表題センターに立った32rd『人は夢を二度見る』選抜発表の記事ではかなりじっくりとその歩みを振り返り「大河」だったと書いています。
まずはこちらの記事をご一読いただければ幸いです。

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当記事ではそこと少し切り口を変えて彼女のポジションについて書きます。

小学生の頃から乃木坂ファンだった久保ちゃん。

2016年9月、乃木坂46の3期生オーディションに無事合格。
同年12月の日本武道館におけるお見立て会で初めてファンの前に立ちます。

第一印象は「折れちゃいそう」
いや、乃木坂メンバーの多くが折れちゃいそうではあるんですけど。
とにかく初期の久保ちゃんは細くて白くていつも瞳をウルウルさせていて幸薄そうでした。

『NOGIBINGO!8』でブリーフ姿のイジリー岡田さんに泣きじゃくりながら「なんで裸なんですか~」と抗議していたのが懐かしい。

タレント性が高くそれゆえに「乃木坂っぽくない」「AKB的」と言われていた(あくまでも当時の感覚とすれば、です)3期生の中にあって、最も「乃木坂感」を感じさせるメンバーでした。

初の3期生楽曲『三番目の風』ではフロント脇、『3人のプリンシパル』でも15戦11勝とトップの戦績と早くから頭角を現します。

18thシングル『逃げ水』の抜擢センターこそよだももに譲ったものの、同時期には雑誌『Seventeen』で3期生初の専属モデルに。

19thに収録された『不眠症』ではなんと選抜入りしていないのに表題曲の選抜メンバー+よだももを従えてのくぼしたWセンター。続く20th『シンクロニシティ』では初選抜初福神、さらによだももくぼしたのユニット曲『言霊砲』。

まさに順風満帆

しかし2018年6月、久保ちゃんは体調不良により活動を休止します。
初選抜初福神という「一番大切なタイミング」でした。

ここで休めたのは英断でした。
当時弱冠18歳の久保ちゃんが不安定な体調のまま選抜固定メンバーとして活動するのはきっと無理だったでしょう。

それでも彼女の復帰と時を同じくして4期生が加入。
早くも時代は移り変わろうとしていたのです。

コロナ禍、白石麻衣卒業。
大きな転換点となった26thシングル『僕は僕を好きになる』のセンターは自身初となる山下美月。久保ちゃんはその隣で初のフロントとなりますが、明らかに「支える側」。

そこから齋藤飛鳥卒業となる31stシングルまでフロントは飛鳥よだやまかきさくの5人でほぼ固定。久保ちゃんはその間ずっと2列目

悲願の初センターを掴んだのは32nd『人は夢を二度見る』。盟友美月とのWセンターでした。

その後35th『チャンスは平等』まで3作続けてフロントを保ちますが、36thから40thまではすべて2列目でした。

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20枚のシングルに参加しWセンター1回、それ以外のフロント4回。
2列目12回、3列目2回、そしてアンダー1回。

センター経験こそありますが、数字だけ見れば「2列目の人」です。
ポジションでいえば堀未央奈と秋元真夏の間ぐらいでしょうか。
最後まで「エース」やそれに次ぐ「エース格」(フロント固定でセンター候補ぐらいの意味で使っています)になることはありませんでした。

ストレートに言えば「アイドルとしての人気」ではよだやまに及ばなかった。
まあそのふたりは握手会場の並びも写真集売上でもグループ史上屈指ですけれど。

それでも乃木坂ファンの多くは彼女を「2列目の人」と呼ぶことに違和感を感じるのではないでしょうか。
なぜならそれだけの存在感を示し続け、グループに多くのものを残したからです。

そもそも久保ちゃんは「乃木坂のエース」になりたかったのでしょうか。
その夢を諦めてはいなかったように思います。32ndでWセンターに選ばれた時にもそれが窺えるコメントをしていましたし。

でも、彼女にはもっとなりたいものがありました。

「先輩たちみたいになりたい」
久保ちゃんはこの言葉を本当に何度も何度も口にしてきました。

そして、その夢はかなった。

大園桃子の卒業で終わった「よだももとくぼしたの物語」。(与田祐希卒コンという夢のようなエピローグがありましたが)
32ndシングルのWセンターで終わった「くぼしたの物語」。

「3期生のエース」から「乃木坂のエース」へと至る、大河と呼ぶにふさわしい物語でした。

そのふたつが終わってもなお続いた「久保史緒里の物語」。

それは「先輩たちみたいな人」になるまでの9年間の軌跡だったのです。

彼女はいかにしてそこに辿り着いたのか。次の記事ではそれを書きたいと思います。


続きます。



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「今にして思うこと」は各章の末尾に「追記」という形で新たに文章を加え、さらに書き下ろしとして4期生の初冠番組であった『乃木坂どこへ』を振り返っています。


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