
2025年10月23日、公式ブログで松尾美佑さんが卒業と芸能界引退を発表しました。
いわゆる「新4期」で最初の卒業者です。
爆速
2018年8月19日、「坂道合同オーディション」に合格。
乃木坂4期生として配属される予定でしたが学業優先のため辞退。
その後坂道研修生としての活動を経て2020年2月16日に「新4期生」として乃木坂への配属が発表されました。
ナゴヤドームでの8thバスラ最終日のステージ上でお披露目。
しかしその直後からコロナ禍となり、グループの活動は完全に停止します。
初めてステージでパフォーマンスしたのは同年10月28日の白石麻衣卒コン。この時は無観客ライブでした。
初めて有観客ライブを経験するのは翌2021年7月の真夏の全国ツアー初日。実に加入から1年5ヶ月もの時が経過していました。
加入直後にコロナですから握手会の経験もなく、最初からオンラインミーグリ(それもファンもメンバーも運営も手探りだった「初回の」ミーグリです)。
それすらも初回が加入からほぼ1年後でしたから、「自分のファンを増やす」という意味では新4期生がいかに厳しい条件でのスタートだったかお分かりいただけるかと思います。
それでも少しずつ完売数を増やし、31stシングル『ここにはないもの』では初めて2桁部数を完売。
続く32ndシングル『人は夢を二度見る』で初選抜を勝ち取ります。
33rdでは選抜落ちしたものの、ここで彼女の乃木坂人生におけるひとつのハイライトが訪れます。
アンダー曲『踏んでしまった』のセンター。
BPM=200という爆速曲。一般的なポップスは120から130ぐらいなので1.5倍以上の速さです。
これは長い手足と高い身体能力そしてダイナミックかつ繊細なダンスという彼女のストロングポイントを存分に引き出す、まさに「松尾さんのための曲」でした。
問答無用の彼女の代表作、そして後にはアンダラの鉄板ナンバーへと成長します。
そして座長として臨んだのはアンダラ史上最大級となる横浜アリーナ3DAYS。
千秋楽の座長挨拶で彼女はこんな言葉を残しました。
こんなに素敵な景色が見れたことが私の人生の誇りです
天国に行っても自慢したいと思います
これもアンダラ史に残る名シーンです。
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雪解け
13枚のシングルに参加し選抜1回、アンダー12回。
アンダーでのポジションはフロント5回(うちセンター1回)、2列目4回、3列目3回。
35thアンダラで「アンダーライブキャプテン」にも任命されました。
ずっと運営の期待は高かったように見えました。
それもわかる気がするんです。
抜群のスタイル、色白、そして透明感。
彼女は実に「乃木坂的」な要素を多く持っていましたから。
ただキャリアを重ねるうちに高身長とアスレチック能力の高さが前面に出てきて、結果的に儚さが薄まったように私には見えました。
『乃木坂工事中』のバブル相撲で松尾さんに一撃で吹っ飛ばされた林瑠奈が「(清宮)レイちゃん!松尾ヤバいよマジで!」と叫んだのも懐かしいですね。
サバサバした言動やガードが堅いエピソードによりいつしか「鉄の女」「中ボス感(ラスボスは無論、梅澤美波)」というイメージがついたのも、ミーグリ人気という面では不利に働いたように思います。
実際には人見知りで照れ屋さんだったことは多くのメンバーの証言により明らかになっています。
そんな彼女の雰囲気が柔らかくなったと感じたのは2024年半ばぐらいからでしょうか。
『乃木坂工事中』の「楓さん正そう軍団」で中西アルノの首根っこを押さえて正したり。
同じく「因縁相撲」で一ノ瀬美空を「やれるもんならやってみろ!」と挑発したあげく負けたり。
どことなく「鉄の女なのに愛されキャラ」という風情が漂い出します。
そして2025年神宮記念ソング『真夏日よ』のコール動画。
間奏ラストに「まつおさん」というコールとともに登場する彼女は中ボスではなく大ボス感たっぷり。
実際に神宮で披露した際に一際大きなコールが上がったことからも、そんな彼女のキャラクターがファンの間にも浸透していることが窺えました。
大学卒業の年であり、ここをひとつの区切りとする可能性はもちろんわかっていました。
それでも自然体で楽しそうに活動する彼女の姿を観ていたら、なんかこれからな気がしていたんですけれど。
今かな!
こんな清々しい言葉を残して彼女は私たちの前から去っていきました。
卒業発表のブログは本当に素敵な文章で、松尾さんが「言葉を持っている人」だったんだと最後になって気づかされました。
1月31日にクローズされるので、もしまだの方がおられましたらその前に一読されることをお勧めします。
最後に彼女のこれからについて。
芸能界を引退する松尾さん。
彼女自身が最後のブログで
もしどこかで私を見かけたら、
そっと通り過ぎてもらえると有難いです。
こう語っているのですから。
この先にただ幸あらんことを願います。
松尾美佑さん、6年間お疲れさまでした。
◇
『2021年の乃木坂46 上』 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数65,000文字、加筆部分だけでも8,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。
当時感じた感想や見解をそのまま残すため本文は主に文体の修正にとどめ、「今にして思うこと」は各記事の末尾に「追記」という形で新たに文章を加えました。
『2020年の乃木坂46』 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数84,000文字、加筆部分だけでも10,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。
「今にして思うこと」は各章の末尾に「追記」という形で新たに文章を加え、さらに書き下ろしとして4期生の初冠番組であった『乃木坂どこへ』を振り返っています。
『2019年の乃木坂46』 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
こちらは総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームです。
『アンダラ伝説』 kindle版
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
『2021年の乃木坂46 上』 kindle版
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総文字数84,000文字、加筆部分だけでも10,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。
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