
前の記事では梅ちゃんに対するアンチが最も燃え盛った7thバスラの頃の話、そしてキャプテン就任後は「梅澤美波とかきさくの時代」とも呼ぶべき一時代を築いたことを書きました。
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あんなに眩しくなくたって
彼女のポジションについても簡単に振り返っておきたいと思います。
22枚のシングルに参加しフロント5回。2列目13回、3列目3回、そしてアンダー1回。
アンダーは初選抜前の20th『シンクロニシティ』のみ(アンダラには舞台出演のため参加せず)ですから、ずっといわゆる「選抜固定」「福神固定」メンバー。
しかし久保史緒里と同じく「2列目の人」でもありました。
最初期から卒業まで超人気メンに次ぐぐらいの握手&ミーグリ人気を保っていましたが、引き合いに出した久保ちゃんとは異なりセンター候補になることは一度もなかった。
センター脇に立ったのも、同期である山下美月センターの2曲のみで、「美月を支える」という位置づけ。
白石麻衣に憧れていたのですから、乃木坂のセンターに立つ自分の姿を思い描いていなかったことはないでしょう。
それでも彼女の口から「センターに立ちたい」という言葉が出ることはなかったはずです。
池田瑛紗が梅ちゃん卒コンの時のブログで「自分のことを話していたら、いつの間にか主語がグループになってしまう」と書いた通りの「グループファースト」。
私には「滅私奉公」の4文字が思い浮かびます。
そのてれぱんは『乃木坂工事中』で放送された41stシングル『最後に階段を駆け上がったのはいつだ?』ヒット祈願でも心暖まるシーンを見せてくれました。
センターの彼女が曲名にちなんで他の選抜メンバーと一緒に階段を駆け上がるという企画。
その最後のメンバーが梅ちゃんでした。
無事ヒット祈願が終了したところで池田瑛紗はこう尋ねます。
「乃木坂のキャプテンになって良かったですか?」
間髪入れず「めっちゃ良かった!」。
そして「宝物みたいな役割をいただいた」と言葉を添えた梅ちゃん。
最後だから、ずっと自分を押し殺していたかもしれない梅ちゃんの本音に切り込む。
でも「後悔はない」と言うことを微塵も疑っていないようにも見えました。
梅澤美波が自身のキャプテンとしての歩みを肯定し
彼女に多くのものを負わせてしまったメンバーたちの胸のつかえを和らげ
そしてこれからキャプテンという重責を担うことになる同期・菅原咲月へのエール。
てれぱんが引き出した梅ちゃんの言葉には、これだけの意味がありました。
私はこれを観ながら「さすが池田瑛紗」と思っていました。
少し余談になりますが、我々ファンの「こうあってほしい」と思う「あらまほしき乃木坂」ってありますよね。
それが実在することを知らせるために言葉を用いる能力は、現役メンバーの中ではてれぱんがずぬけている。
それこそ齋藤飛鳥と同種のものを感じます。
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話を戻します。
このヒット祈願はそれで終わりませんでした。
「行かないでください」と泣き出したてれぱんに梅ちゃんはこう答えるのです
大丈夫だよ!
なんとでもなるから
頑張ってきたでしょ?
これが、これこそが梅澤美波ですよね。
先輩たちこそ「原点にして頂点」。
痛いほどそう感じながらも乃木坂であることを諦めなかった3期生12人が、梅澤美波が達した境地。
何度も何度も「もうだめだ」と思ったけれど、頑張って頑張って頑張ってきたら、なんとかなった。
その道を歩いてきた者だけが持つ説得力。
白石麻衣に憧れて。
乃木坂46に憧れて。
白石麻衣にはなれなかったけれど、
大好きだった乃木坂を大好きなまま卒業していける。
そして多くのファンが今なお乃木坂が大好きだと言ってくれる状態で次の世代に託すことができた。
やれることはやった。
役割は果たした。
そんな満足感を感じさせる言葉でした。
最後に、卒業後の彼女について。
キャプテンとしての印象が強すぎてあまり語られてきませんでしたが、歌もダンスも演技も水準以上の「隠れオールラウンダー」な梅ちゃん。
まあ在籍中と同じように演技仕事をメインに活動していくのでしょう。
個人的には乃木坂という看板を、キャプテンという看板を降ろした彼女がこの先どうなるのかとても興味があります。
変わらずに「やっぱり梅ちゃんだな」も
重圧から解き放たれてのびのび活動して「梅ちゃんってこんな人だったのか!」も
どちらも素敵なことだと思います。
梅澤美波さん、9年半本当にお疲れさまでした。
◇
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過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数65,000文字、加筆部分だけでも8,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。
当時感じた感想や見解をそのまま残すため本文は主に文体の修正にとどめ、「今にして思うこと」は各記事の末尾に「追記」という形で新たに文章を加えました。
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過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数84,000文字、加筆部分だけでも10,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。
「今にして思うこと」は各章の末尾に「追記」という形で新たに文章を加え、さらに書き下ろしとして4期生の初冠番組であった『乃木坂どこへ』を振り返っています。
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