ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

カテゴリ: 腕時計

「独断と偏見で選ぶ!価格帯別腕時計ベストバイ2023年版」のインデックスです。

価格帯は定価で区分しています。
対象は2023年に発売されたモデルですが、本数限定のモデルは外しています。

当サイトはアフィリエイトプログラムで雀の涙未満の微々たる収益を得てはおりますが、本文の内容は100%私の個人的な意見であり忖度は一切ございません。

アンダー5万円部門


マコ40/オリエント

Ref. RN-AC0Q03S
自動巻き。20気圧防水。SSケース+SSブレス。ケース径39.9mm
コスパ最強時計の雄、オリエント「マコ」の小径バージョン。

国産機械式で実質3万ちょいで20気圧防水でサファイヤクリスタルでクラシカルダイバーズデザインに取り回しやすいサイズ感と、値段を考えれば弱点なしです。

このモデルの魅力や実勢価格など、詳細な情報は個別記事へどうぞ

5~10万円部門


Style60’s GMT/セイコー

Ref. SARY229
自動巻き。5気圧防水。SSケース+SSブレス。ケース径40.8mm
前年の「オープン」に続きこの価格帯2連覇となるプレザージュ「Style60’s」。

「ドレッシーなスポーツウォッチ」とでもいうべき「クラウン クロノグラフ」由来のベースデザインを、このGMTモデルは60年代の旧車テイストで味付け。
いわゆる「ガワ時計」ではありますが、実物はすこぶる格好いい

このモデルの魅力や実勢価格など、詳細な情報は個別記事へどうぞ

10~30万円部門


PRX パワーマティック80 35mm/ティソ

Ref. T137.207.11.041.00
自動巻き。10気圧防水。SSケース+SSブレス。ケース径35.0mm
「本当に手が届くラグスポ」ことティソ「PRX」の小径バージョン。既にクオーツでは出ていましたがこちらは待望の機械式。

35mm径に加えブレスのコマひとつひとつが小さいので、極細手首でも抜群のフィット感
アンダー11mmという薄さや10気圧防水、80時間ロングパワーリザーブに至るまで隙なしの1本です。

このモデルの魅力や実勢価格など、詳細な情報は個別記事へどうぞ
>>>「10~30万円部門」

30~50万円部門


マスターコレクション 190周年 スモールセコンド/ロンジン

Ref. L2.843.4.73.2
自動巻き。3気圧防水。SSケース+レザーベルト。ケース径38.5mm
ブレゲ数字の彫り文字盤、ついでに青針というマニア心をくすぐりまくる意匠で注目を集めた「190周年」モデルをさらにサイズダウンしスモールセコンド化。そりゃもうベストバイですよ。

とにかく美しい時計です。

このモデルの魅力や実勢価格など、詳細な情報は個別記事へどうぞ
>>>「30~50万円部門」

50~70万円部門


ブラックベイ 54/チューダー

Ref. M79000N
自動巻き。200m防水。SSケース+SSブレス。ケース径37mm
アンダー40㎜ダイバーズとして絶大な人気を誇る「ブラックベイ 58」。
それを37mmとさらに小径にしたのがこちらの「ブラックベイ 54」。

「58」と比べプレーンな印象で、現行機で王道ダイバーズデザインのボーイズサイズという意味ではノーライバル

このモデルの魅力や実勢価格など、詳細な情報は個別記事へどうぞ
>>>「50~70万円部門」

70~100万円部門


カレラ グラスボックス/タグ・ホイヤー

Ref. CBS2212.FC6535
自動巻き。100m防水。SSケース+レザーベルト。ケース径39mm
初代カレラから60周年の節目にニュー・スタンダードたるべく発売された意欲作。

伝統と革新の両立
湾曲したドーム型風防の「内側に沿うチャプターリング状のタキメーター」というアイディアによるユニークな視覚効果とカレラらしいエレガントさが共存した秀逸なデザインです。

このモデルの魅力や実勢価格など、詳細な情報は個別記事へどうぞ


ぜひ各個別記事もご覧ください。

「独断と偏見で選ぶ!価格帯別腕時計ベストバイ2023年版」のラストは70~100万円のゾーンです。

対象は2023年に発売されたものですが、本数限定のモデルは対象外としています。

価格帯は実勢価格だとブレるので「記事作成時点の」定価で区分しました。
記載の価格はいずれも記事作成時点のもので新品税込です。
また併記している実勢価格は各店舗の表示価格=ポイント還元等を含まない金額となります。

当サイトはアフィリエイトプログラムで雀の涙未満の微々たる収益を得てはおりますが、本文の内容は100%私の個人的な意見であり忖度は一切ございません。

70~100万円部門

カレラ グラスボックス/タグ・ホイヤー

Ref. CBS2212.FC6535
自動巻き。100m防水。SSケース+レザーベルト。ケース径39mm

タグ・ホイヤーのフラッグシップ、カレラ。

2020年のベストバイでもカレラを選出(その時はひとつ下の価格帯でしたが)しています。そこでも書いたのですが、現行機だけでも大量のバリエーションがあり、シンプルな3針からゴリゴリのスケルトンクロノグラフまでデザイン的にも多岐にわたっています。

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こちらのモデルは1963年の初代カレラから60周年の節目に出た新作。
なおかつ復刻でも限定でもないレギュラーモデルですから、メーカーとして新たなスタンダードを打ち出そうという意欲が感じられます。

グラスボックスとは湾曲したドーム型風防のこと。
現行機で良く見られる「緩やかなカーブを描く」ドーム型とも、ほぼ垂直に盛り上がっているボックス型とも違う。
ヴィンテージウォッチのプラスチック風防のように「ぷっくりと盛り上がってからフラットになる」タイプ。

この風防は初代カレラに見られる意匠であり、2015年以降の限定モデルにおいて使用されてきました。

翻って今作。

同じ「グラスボックス」でありながら、初代や2015年以降の限定モデルとは「風防のぷっくり部分」の用い方が全く違うのです。

これまでは文字盤との間の隙間だったはずのそこに「沿うように」つけられたチャプターリングと印字されたタキメーター

一見ガラスで覆われたキラキラベゼルのように見えます(それこそブランパン「フィフティファゾムス」ライクに)が、実は逆。むしろほとんどベゼルレスという特殊なデザインなのです。

 

これが実にいい。

光沢と湾曲によるユニークな視覚効果。そして横径を極限まで活用することにより実サイズより文字盤を大きく見せています。

伝統の「内側をえぐったラグ」は今作でも健在。ただカレラにしてはラグが短いためそこが賛否両論のようです。
個人的には復刻モデルではないので、装着感を上げるための変更は賛成です。
この長さでもカレラらしいエレガントさは失われていないと思いますし、細腕さんとしてもありがたい。

あとは個人的な好みからするとプッシュボタンがゴツいかな。

サイズは厚さ13.9 ㎜、横39 ㎜、縦はメーカー非公表ですが例によって某有名サイトによれば46 ㎜。

それ以外のスペックはパワーリザーブ80時間で裏スケルトン、そして100m防水。

発売時のバリエーションはブルーとブラック(リバースパンダ)。

面白いことに文字盤カラー以外にも差があり、デイト位置が違います。

ブルーは6時でインダイヤルに重なっているし、ブラックは12時でクロノグラフを動かしていないと読めません。
なぜそこまでしてデイト表示を入れなきゃならんのだとは思いますが、後者はうっかりさんみたいでなんというか好き笑

さらにブラックはヴィンテージベージュ夜光にパンチングレザーベルトと、クラシカルなレーシングクロノというイメージが強調されています。

 

どちらも凄くいいですね。
端正な青、個性的な黒

正直甲乙つけがたいのですが、ベストバイにはブルーを選択しました。

定価:907,500円(税込、以下同じ)
実勢価格:708,000円~(楽天市場調べ、以下同じ)

当初808,500円でしたので12%ほど上昇。
とはいえ並行新品が70万からあります。
39mm径のレーシングクロノでありながら一見キラキラベゼルで華やか。
さらにちゃんと初代からのデザインコードを踏襲しカレラらしいエレガントさもある。

腕に乗せると非常に欲しくなる時計です。


ということで独断と偏見による「2023年版ベストバイ」これにて終了です。

お付き合いいただきありがとうございました。

「独断と偏見で選ぶ!価格帯別腕時計ベストバイ2023年版」の第5弾は50~70万円のゾーンです。

対象は2023年に発売されたものですが、本数限定のモデルは対象外としています。

価格帯は実勢価格だとブレるので「記事作成時点の」定価で区分しました。
記載の価格はいずれも記事作成時点のもので新品税込です。
また併記している実勢価格は各店舗の表示価格=ポイント還元等を含まない金額となります。

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50~70万円部門



ブラックベイ 54/チューダー

Ref. M79000N
自動巻き。200m防水。SSケース+SSブレス。ケース径37mm

もはやチューダーの顔と言っても過言ではない「ブラックベイ 58」。
2018年の発売以来、アンダー40㎜ダイバーズとして絶大な人気を誇ってきました。

そして2023年、37mmとさらなる小径ダイバーズ「ブラックベイ 54」がリリースされました。
こちらはチューダー初のダイバーズウォッチ(1954年のRef.7922)を現代風にアレンジしたもの。

ちなみに「58」は1958年のチューダー サブマリーナ(Ref.7924)にインスパイアされたものですからお気づきの通りオリジナルの発表年がそのままモデル名になっています。

そのRef.7924は通称「ビッグクラウン」つまり大型のリューズが特徴でした。
58はそのリューズを継承。ゴールドで統一された針・インデックスのフチ・印字、さらにベゼル12時位置のレッドマーカーとクラシカルなイメージを強調したデザインでした。

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そして今回の「54」。

37mmという微妙なサイズはオリジナルと同じだとか。
58との違いはリューズのサイズとデザイン(54の方が小さく薄い)。
そしてゴールド使いはダイヤル内だけになり、ベゼルの印字はシルバーに。さらに12時位置のレッドマーカーもなくなりました。12時から3時位置まであったベゼルの目盛りも省略。

デザインコードは基本同じなのですが、写真のぱっと見での印象は意外と違いますね。
58はベゼルのレッドマーカーとゴールド印字、さらにビッグクラウンで「クラシカルだけど押し出しが強い」。
それに対し54はベゼルがシンプルなのでプレーンな雰囲気。もちろんサイズ感とリューズガードなしというあたりはクラシカルなのですが。

54の方が万人向けかと。
もっと言えば41mm径の無印ブラックベイでは2024年にゴールドを使わない「モノクローム」(要するにロレックス「サブマリーナ」とかなり近いイメージ)をリリースしましたが、58や54でもそのバージョンを望む人が多そうな気がします。

サイズは厚さ11.2 ㎜、横37 ㎜、縦はメーカー非公表ですが某有名サイトによれば46 ㎜。
58が厚さ11.9 ㎜、横39 ㎜ですから腕に乗せるとしっかり違いを感じられるサイズ差でしょう。

それ以外のスペックはパワーリザーブ70時間(クロノメーター認定)、そして200m防水。

バリエーションはメタルブレスかラバーストラップかの2択のみです。

 

定価:546,700円(税込、以下同じ)
実勢価格:592,300円~(楽天市場調べ、以下同じ)

発売時点が490,600円でしたから1割ちょい上昇。チューダーもためらわずに上げ続けますね。
上の定価はメタルブレスモデルでラバーストラップは517,000円です。

発売から1年半が経ちましたがまだプレミアム価格。

ちなみに58は発売当時定価40万弱だったのが現在は561,000円です。
中古は徐々にこなれてきて、黒文字盤のメタルブレスで43万円台からありますね。価格帯的には狙い目になってきたと言えるかもしれません。
アンダー40mmでも希少なのに、さらに小さいアンダー38mmダイバーズ。

現行ではロンジン「レジェンドダイバー 36mm」ぐらいしか思い浮かびませんが、あちらはインナーベゼルの特徴的なデザイン。

現行機で王道ダイバーズデザインのボーイズサイズという意味ではノーライバルかと。

早く58ぐらい中古価格がこなれてほしいものです笑
それとチューダーは(ロレックス同様に)ここ数年、元旦での値上げを続けていますので年内に正規店でお目当てのモデルを見つけたら決断してしまった方が良いかも。


続きます。

「独断と偏見で選ぶ!価格帯別腕時計ベストバイ2023年版」の第4弾は30~50万円のゾーンです。

対象は2023年に発売されたものですが、本数限定のモデルは対象外としています。

価格帯は実勢価格だとブレるので「記事作成時点の」定価で区分しました。
記載の価格はいずれも記事作成時点のもので新品税込です。
また併記している実勢価格は各店舗の表示価格=ポイント還元等を含まない金額となります。

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30~50万円部門

マスターコレクション 190周年 スモールセコンド/ロンジン

Ref. L2.843.4.73.2
自動巻き。3気圧防水。SSケース+レザーベルト。ケース径38.5mm

2022年にロンジン190周年記念モデルとしてリリースされたモデルのバリエーション。なので正確には「190周年」じゃないんですけど笑

ブレゲ数字の彫り文字盤、ついでに青針というマニア心をくすぐりまくる意匠で注目を集めた前作(2022年版)。私もめちゃめちゃ惹かれたのですが40mmという横幅がどうしても納得いかずその年のベストバイには選出しませんでした。

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しかしこちらのモデルは38.5mmにサイズダウン。さらにスモールセコンドとくればそりゃもうベストバイですよ。

まあとにかく美しい時計ですね。

最大の特徴であるブレゲ数字の彫り文字盤
そこにあわさるブルースティールのリーフ針。スモセコのインダイヤルには同心円状の溝があり、大外にはレイルウェイトラック。ノンデイト。
メーカーロゴは筆記体で定番の「翼の生えた砂時計」マークはなし。

うーむ、これでもかとばかりにクラシカルで素晴らしい。

丸みを帯びた艶やかなフォルムのケースとラグは全面ポリッシュで仕上げも良好。
ロンジンにしてはラグが短めなのでここだけは今風。賛否が分かれるところでしょうが、復刻モデルではないし細腕さんとしてはありがたいので私は良いと思います。



サイズは厚さ10.2 ㎜、横38.5 ㎜、縦44.9 ㎜。
厚みも抑えられているのが嬉しい。ちなみに前年の3針モデルは9.35 mmでしたのでちょっと厚くなってしまってはいるのですが。

それ以外のスペックはパワーリザーブ72時間で裏スケルトン。そして3気圧防水にDバックルです。

バリエーションは3種類。
「シルバー」「サーモン」「アンスラサイト(スミクロ)」の3色展開。

ダイヤルの仕上げも使い分けられていて、シルバーとアンスラサイトはサンドブラスト(しかも後者の方がかなり粗い)でサーモンは縦目サテン。

サーモンは針がブラック。アンスラサイトはインデックスも印字も針もローズゴールド!実にエレガント。

 

ベストバイは汎用性でシルバーなんですが、どれも実に魅力的なんですよ。

手持ちの時計が何かによって欲しいモデルが変わってくる。
というか手持ちの時計がなんであれどれか1本は欲しくなる、と言ったら褒め過ぎでしょうか。

定価:378,400円(税込、以下同じ)
実勢価格:378,400円~(楽天市場調べ、以下同じ)

2021年のベストバイで同社の「ドルチェヴィータ」を取り上げた際にも「クラシカルなデザインを安っぽくなく作るメーカーとしてロンジンは非常に貴重な存在」と書きましたが、これだけのクオリティのドレスウォッチをこの価格で出せるのはさすがロンジン

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まだ並行品は出まわっていないようでした。
私の見る限りではポイント10倍のお店もなく最大でポイント5倍で17,200ポイント=実質361,200円。
これが並行品で30万割るようなら実に魅力的。逆に正規新品が40万超えたらだいぶ厳しいよなとも思います。

実にハンサムで、一度腕に乗せると欲しくなっちゃう時計ですね。
個人的には個性強つよのアンスラサイトが好きです。

2024年には3針モデルの34mm径が発売され、さらに選択肢が広がって悩ましくなりました。

続きます。

「独断と偏見で選ぶ!価格帯別腕時計ベストバイ2023年版」の第3弾は10~30万円のゾーンです。

対象は2023年に発売されたものですが、本数限定のモデルは対象外としています。

価格帯は実勢価格だとブレるので「記事作成時点の」定価で区分しました。
記載の価格はいずれも記事作成時点のもので新品税込です。
また併記している実勢価格は各店舗の表示価格=ポイント還元等を含まない金額となります。

当サイトはアフィリエイトプログラムで雀の涙未満の微々たる収益を得てはおりますが、本文の内容は100%私の個人的な意見であり忖度は一切ございません。

10~30万円部門

PRX パワーマティック80 35mm/ティソ

Ref. T137.207.11.041.00
自動巻き。10気圧防水。SSケース+SSブレス。ケース径35.0mm

「本当に手が届くラグスポ」を、アンダー10万円の域にまで到達させたティソ「PRX」。

2年前にその40mm径バージョンをベストバイ次点に選出し「欲を言えば横幅はもうひと回り小さく、36ないし38mmを望みたかったところですが」と書いたのですが、さらに小さく35mmで出ました!

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実は以前から35mmも存在していたのですが、そのモデルはサンレイダイヤルでしかもクオーツ。「それじゃなくチェッカーダイヤルで機械式の35mmをくれ!」という切なる願いが2年越しにかなえられた形です。

サイズは厚さ10.9 ㎜、横35 ㎜、縦35 ㎜。
縦のメーカー公表値は上の数値ですが一体型のラグを含めると39mm、そしてブレスの1コマ目が内側に畳めないので実質は45mmというところのようです。

細腕さんならわかりますよね。この「ブレスの1コマ目が内側に畳めない」がいつも憧れのラグスポへの道を閉ざすのです。
例えばカタログ上は縦径が45mmだとしてもブレスの1コマ目や2コマ目がラグと同じ角度にのびていたら実質は50mmを軽くオーバーしてしまいます。

私もオーデマ・ピゲ「ロイヤルオーク エクストラシン」を某店で見つけ「絶対に買えないんですけれど、一度腕に乗せてみてもいいですか?(当時で既に500万超の値付けでした)」とお願いしたことがあります。
スペック上は縦39mm。しかしラグそして最初のコマと私の手首の間には悲しいくらいの隙間が空いていました。
翻ってこのPRX35mm。
元々の径が小さいためブレスの1コマ目まで含んでも45mmというコンパクトさ。さらにこちらはブレスのコマひとつひとつが小さいので、極細手首の私でも抜群のフィット感
いや本当に何度もラグ一体型時計に跳ね返されてきた同士の方は一度店頭で試してみていただきたいです笑

 

過去に40㎜について記事にしているのでここまではサイズの話に終始してきました。
デザイン要素についてはまったく同じなのですが、必然的に35mmの方が凝縮感が高く個人的にはこちらの方が好みです。特にデイト表示の位置が外周近くに寄っている(同一ムーブメントのため)のがいいですね。

その他のスペックとしては10気圧防水とサファイヤクリスタル風防。
そしてムーブメントはETAと共同開発した80時間ロングパワーリザーブのパワーマティック80。マーフ38mmと同じニヴァクロンゼンマイ(=スウォッチ・グループご自慢の高耐磁性能が特徴とする新しい合金を使用)ですから精度向上に寄与しています。
 
バリエーションも豊富。ブルー、ブラック、グリーン、ホワイトMOP(白蝶貝)、さらにアイスブルーとライトグリーンという6種類のダイヤル。さらにオールゴールド(PVD)モデルが設定されています

定価:107,800円(税込、以下同じ)
実勢価格:94,800円~(楽天市場調べ、以下同じ)

ホワイトMOPは113,300円、オールゴールドは125,400です。

2年前の40mm径発売時からは22,000円上がっていますので約25%の値上げですが、定価販売の正規店でもポイント10倍等を活用すれば実質アンダー10万円では購入できますね。
発売から1年が経過し並行品も流通し始めました。
まさしくベストバイという感じで、ほとんど欠点のない時計だと思います。
ラグスポ調ですが華美ではなく収まりのいいデザイン。高い実用性、特にロングパワーリザーブが嬉しい。

続きます。

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