ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

カテゴリ:乃木坂46 > ライブレポ

びーむ色調補正3
前の記事では今回のアンダラに臨む岡本姫奈と6期生たちの想いにフォーカスしました。

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当記事では間違いなくこの日のハイライトであった『日常』について。

これだよこれ


そもそも『Documentary of 41stSG アンダーライブ~6期生と違う景色~』で盛大にネタバレしていたじゃないですか。

『日常』をやること。
練習風景からセンターが恐らく増田三莉音であること。
V中の「特別な演出が入る」という表現を踏まえれば最初は6期生だけでパフォーマンスし途中から先輩が加わり「最後は全員で」というパターンなのもほぼ確定。

個人的にはライブ前にここまでネタバレして、しかも煽ってハードル上げて大丈夫なのだろうかと心配していました。

そして現地で観ていたDAY1。

鳥肌が立ちました

6期生の想い。先輩たちのプライド。
ステージ上でメンバーが発する熱量に負けてなるものかと燃え上がる客席。

メンバー同士の、そしてメンバーとファンの真っ向勝負。

これだよこれ。

私の観たいアンダラがそこにはありました

何度も何度も現実に打ちのめされながらも、反骨の魂を燃やし選抜を食ってやろうと全員が一枚岩になって懸命に闘っていた初期アンダラ。

そして「初期アンダラの熱さを取り戻したい」と座長北野日奈子を中心に新たなアンセム『日常』を生み出した2018年武蔵野の森。

あの頃と重なる何かがこの日にはありました
それはきっと「全員アンダー(合流時点で)」という過去にない試練を課せられた6期生だからこそのものでしょう。

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せっかくYoutube上にフルサイズが公開されているので秒刻みに見どころを挙げていきます。


3:12 膨れ上がった観客の期待を一身に浴びながら笑ってみせる増田三莉音
3:17 マリオネットのような狂気をはらんだ表情が堀未央奈を思わせる矢田萌華
3:31 現状に抗うように懸命に手を伸ばす長嶋凛桜の姿に涙が出そうになる
3:44 カットインする大越ひなの、その美しさの説得力
3:52 かつて見たことのない角度で腰をそらす瀬戸口心月、衝撃の身体能力
4:04 髪を振り乱して踊りながらその髪が戻ると圧倒的なビジュアルの瀬戸口心月

2番が始まる
フルコーラスなんだ

そして単に「前半は6期生」「後半から先輩たちも合流」ではなく
6期生全員センターであることに気づく

4:30 自身へのコールに一瞬天使のような微笑みを浮かべる鈴木佑捺
4:34 田村真佑かと見まがう美貌を見せる愛宕心響
4:59 髪をかき上げ自虐的に嘲笑ってからこちらに刺すような視線を向ける海邉朱莉
5:02 次の刹那に画面に写される森平麗心の美しさ、激しさ、儚さ
5:08 かつて見たことのない角度で腰をそらす瀬戸口心月
5:14 「なんて嫌だ!」の部分で激しく踊りながら叫ぶように歌う森平麗心
5:22 個人的に一番好きな内側へのキックからスクワットの振り付けを衝撃の安定感で魅せる川端晃菜
5:49 真打ち登場感が凄すぎる先輩メンバー
6:20 髪が乱れまくりでも委細構わず美しさを見せる森平麗心
6:26 過去のセンターが「薄ら笑い」を浮かべてきた場所で真っすぐな瞳を向けてきた岡本姫奈
6:52 わずかの時間でその美貌とダンスを見せつける岩本蓮加
7:09 金川沙耶の見事なキメ
7:14 再び真っすぐ前を見つめる岡本姫奈
7:20 鳴り止まぬいやむしろ大きくなる歓声

観ているこちらが痺れるほどの緊張感を纏いながら登場した6期生たち。

最初にアップになるセンター増田三莉音。わかっていたけれど上がる大歓声。
そして己の魂を叩きつけるようなパフォーマンスをする6期生10人

「悪いけど、おいしいところは全部持ってくよ」と言わんばかりのド迫力の先輩たち
懸命にそれに食らいつく6期生たち。

歴史的な一夜でした。

『Documentary』のエピローグが急遽(…かどうか本当のところはわかりませんが)作成されたことも。
その最後に「2026.03.19」と日付を入れたことも。

この日の『日常』が歴史に刻まれるべきパフォーマンスだったからでしょう。

『日常』の
アンダラの
そして乃木坂の歴史に残る一夜でした。


最後にひとつ、完全に蛇足だと思いますが上で触れた愛宕心響をはじめとしてこの曲を披露している時の6期生のビジュアルは素晴らしかった。

それはとても乃木坂的なことで。

例えばライブが楽しすぎる姿がすこぶる可愛い西野七瀬や遠藤さくら。
そしてバスラや誰かの卒コンでは毎回、常にも増して仕上がりまくったビジュアルで登場する山下美月。

いつも可愛いけれど一番大事な時にこそ一番美しい。
それは乃木坂の、あまり語られないけれど極めて重要な伝統です。

翻ってこの日、6期生たちは間違いなく最大の見せ場である『日常』でこの日一番の美しさを-思わず「凄みがある」と言いたくなるほどのそれを-見せてくれました。

1年で、6期生もしっかり乃木坂になったなあ。

そんな感慨を覚えた私でした。


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前の記事では印象に残ったシーンを挙げました。

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座長の葛藤


岡本姫奈にとってはかなり難しい状況だったと思います。
そもそも2作連続で入った選抜から外れたのですからそのショックはあったことでしょう。

さらに今回は6期生全員アンダーにより、なかなかに特殊なメンバー構成でした。

3期3人(伊藤理々杏、岩本蓮加、吉田綾乃クリスティー)。
4期4人(金川紗耶、黒見明香、佐藤璃果、柴田柚菜)。
5期ひとり(岡本姫奈)。
6期10人(休業中の小津玲奈を除く全員)。

奥田いろはがスケジュール都合で欠場したため、同期は誰もいない。
初座長の不安で先輩たちに頼りたいけれど、どうしても先輩たちの目線は6期生の方に向いてしまう。もちろん自分だって6期生たちを支えてあげたい。

誰にどこまで気持ちを吐き出していいのか、きっと迷うこともあったでしょう。

もっと言えば、ファンの注目も6期生と卒業する佐藤璃果にある程度持っていかれるという状況でもありました。

そんな中でおかひなが押し出したのは自身のアイデンティティたる「バレエ」
オープニングのソロダンス、森平麗心とのユニット、そして『相対性理論に異議を唱える』。
優雅に舞い美しくターンする彼女の姿はやはりさすがと思わせるものでした。

そしてもうひとつ触れておきたいのが「表情」。
彼女の「やりすぎない」「わざとらしくない」けど「切実」な表情は個人的にとても好感の持てるものでした。

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新人には本来ないはずのもの


6期生について。

基本的にはこれまでの新規生が初めてアンダラに参加する時は、選抜から外れた悔しさよりも「先輩と一緒にライブできることの喜び」の方が大きかったように思います。(新たに覚えることばかりで大変なのはもちろんですが)

だからこそ私はかつて4期生が初めてアンダラに参加した28thアンダラ(寺田蘭世卒コンでもありました)の記事でこう書きました。

 メンバーとファンの熱気、一体感、そして少しの悲壮感と反骨心。
 それらが混じりあったあのアンダラ独特の空気。

 それを4期生たちに味あわせてあげたいという思いが蘭世をはじめとした先輩メンバーたちにあったのではないでしょうか。

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しかし今回の6期生は「全員アンダー」。
本来新人にはないはずの「少しの悲壮感と反骨心」。それを既に彼女たちは感じていたように見えました。

前作で瀬戸口心月と矢田萌華が抜擢センターに選ばれたのに後が続かなかった。
期全体としてはミーグリ売り上げで苦戦していることも相まって、もしかしたら「ノー」を突きつけられたように感じてしまったかもしれません。

さらにライブ開催まで2週間を切った段階から公開され始めた『Documentary of 41stSG アンダーライブ~6期生と違う景色~』。

もちろん運営の意図はアンダラそして6期生に対する注目度と期待度を高めること。
それでも私は正直「これが6期生にとってプレッシャーにならなければいいな」と思っていました。


そんな彼女たちに与えられた今回のアンダー楽曲、『愛って羨ましい』。

初期チェッカーズを思わせるドゥーワップ的な曲調に抜けのいいサビ。
ポップで前向きで、いい曲だと思います。
歌詞は例によって「好きだと言えないウジウジ野郎がゴチャゴチャ自分を正当化している」という私の苦手なやつなんですが笑


とりわけ印象的なのが「Go get’em girl!」の掛け声。

…あれ。

なんかおかしいと思いませんか。

この曲の主人公は「俺」なのに掛け声は「ガンバレ、女の子!」
つまり、詞のストーリーとは無関係なのです。(詞中の「彼女」はあくまでも告白される側)

となるとこれは、アンダーメンバーへ向けたものと考えるのが自然でしょう。

後輩を優しく支える先輩たちへ。
難しい状況の中でセンターに立つ岡本姫奈へ。
そしてやはり、全員アンダーという試練からスタートする6期生たちへのエール

私はそう考えています。


続きます。

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乃木坂史上初となる新期生全員アンダーが話題を呼んだ41stアンダラ。

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DAY1を現地で、DAY3を配信で観たのでレポします。
基本的にはDAY3について書いています。

新しい時代の幕開け


セットリストはこちら。

Overture
01. 新しい世界(センター:岡本姫奈)
02. 風船は生きている(センター:岡本姫奈)
03. 自惚れビーチ (センター:岩本蓮加)
04. 口ほどにもないKISS(センター:佐藤璃果)
05. 錆びたコンパス(センター:岡本姫奈)

06. 車道側(センター:矢田萌華)
07. 純粋とは何か?(センター:瀬戸口心月)
08. 踏んでしまった(センター:森平麗心)

<先輩後輩ユニットコーナー>
09. もしも心が透明なら(岡本姫奈、森平麗心)
10. Threefold choice(佐藤璃果、増田三莉音、矢田萌華)
11. のような存在(岩本蓮加、川端晃菜)
12. 無口なライオン(吉田綾乃クリスティー、鈴木佑捺)

13. 落とし物(センター:吉田綾乃クリスティー)
14. 交感神経優位
15. 思い出が止まらなくなる(センター:黒見明香&佐藤璃果)
16. 不道徳な夏
17. 狼に口笛を(センター:伊藤理々杏)

18. 日常(センター:増田三莉音→岡本姫奈)
19. Under's love(センター:佐藤璃果)
20. ~Do my best~じゃ意味はない
21. 相対性理論に異議を唱える
22. 愛って羨ましい

EN
EN1. 自分のこと(佐藤璃果)
EN2. 帰り道は遠回りしたくなる(センター:佐藤璃果)
EN3. 価値あるもの(センター:佐藤璃果)


印象に残ったシーンを挙げていきます。

岡本姫奈ソロダンスから流れて来たイントロは『新しい世界』。やや意外な選曲。
サビから合流してくる6期生たち。彼女たちが加わる新しい時代と曲名をかけているのでしょうか。

『風船は生きている』ラストの習字。渡辺みり愛座長の東京体育館のオマージュですね。

『自惚れビーチ』、トロッコで全力レスする矢田萌華

『錆びたコンパス』でもう一度座長に戻るのは良い。

瀬戸口心月センターのブリッジから、『純粋とは何か?』。
イントロが鳴った瞬間「運営も酷なことをする」と思いました。

だってそうじゃないですか。
オリジナルの五百城茉央が40thアンダラでその完成形ともいうべきものを観せた。
その記憶もまだ冷めやらぬこのタイミングで新人にやらせるなんてスパルタすぎる。

しかし。
心月ちゃんはやってのけます。

個人的にいおちゃんのストロングポイントだと思っている、腰を入れて斜めにすっと立った姿の美しさ。
スタイルもキャラクターも全然違うのに、どこかそれと通ずる立ち姿
そして「邪念に怯えてるよ」の後に右上を見上げる「凛としているのに儚い」表情
お披露目から1年未満でこれができるのか。正直、凄まじい抜擢センターは伊達じゃない

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森平麗心が踏んだー!!
岩本蓮加と並んでも違和感がないそのビジュアルの説得力たるや

先輩後輩ユニットコーナー後のMCで「6期生から先輩への質問」。
瀬戸口心月から柴田柚菜へ「また頭ポンポンしてくれますか?」から6期生みんなが先輩に頭ポンポンされる流れに。平和か。

『落とし物』吉田綾乃クリスティーのセンターに、今回のフォーメーション2列目までがセンター曲ありなのだと気づく。

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『交感神経優位』。イントロで沸く、完全に人気曲へと成長した印象。
この曲に限らず、全体的に常に落ち着いている川端晃菜

『不道徳な夏』、Coolが大越ひなのでSexyが愛宕心響なのが極めて妥当

『狼に口笛を』、伊藤理々杏の大煽り

この日のハイライト、『日常』については別途書きます。

このところアンダラで毎回セトリに入っている『~Do my best~じゃ意味はない』。
決して振り付け自体は派手ではないイントロを全力で踊る岩本蓮加の、どこか無防備なひたむきさ。

一頓挫あったれんたん。
彼女自身が今どういう心境でアンダラに参加しているのか、彼女のファンそしてファンではない人がどういう気持ちで彼女を観ているかは正直分かりません。

ただ私個人としては今の彼女は結構好きです。

3期生最年少。「クソガキ」感の強かった初期から選抜常連そして「若きベテラン」になるまでずっと彼女の持ち味であり魅力のひとつでもあった(と私は思う)「毒気」。
色々あってその毒気が抜かれて、ただその美貌とダンススキルを何のてらいもなくステージ上で見せるれんたん

私はその姿を魅力的に感じてしまうのです。

本編ラスト前の座長MC。振り絞るように語る岡本姫奈
でも最後の明るく抜けが良い最新アンダー曲『愛って羨ましい』で前向きなエンディングでした。

アンコールは佐藤璃果卒業セレモニー。

「ずっとアイドルに憧れて生きてきた」彼女の最後のアイドル姿

挨拶の後のソロ歌唱に選んだ曲は中元日芽香の『自分のこと』。

活動期間が重なっていたわけではないし、恐らく直接の交流はないでしょう。
もしかしたら王道アイドルを志向しながら「それだけではポジションを得られない」乃木坂46という特殊なグループにおいて苦闘し続けたひめたんの姿に、璃果ちゃんはどこか自分を重ねていたのかもしれません。

『帰り道は遠回りしたくなる』。
乃木坂のマスターピースのひとつ。
西野七瀬という完璧なアイドル人生を送ったレジェンド。彼女のようにはなれなかったけれど、それでも私は乃木坂46だったという矜持

そして最後の最後、佐藤璃果が選んだのは2001年組のユニット曲『価値あるもの』でした。
「代表作がない」璃果ちゃんの唯一のユニット曲です。
勝手ながら32nd『人は夢を二度見る』-唯一の選抜入りだったものの大量5人が選抜入りした5期生の陰に隠れた印象は否めなかった-ではないところに彼女の「向こうっ気の強さ」が出ているような気がして少し微笑ましく思いました。

最後に彼女はその歌詞を引用してこう言いました。

 皆さんが幸せだったら、私はそれが一番嬉しいです
 バイバイ、大好きだよ!


続きます。

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五百城茉央衝撃の選抜落ち、そして近年のアンダラを支えてきた松尾美佑と矢久保美緒の卒業。

ふたつの大きなトピックがあった40thアンダラ。
その最終日の配信を観たのでレポします。

3連まりか


セットリストはこちら。

Overture
01. ここにいる理由(センター:五百城茉央)
02. 生まれたままで(センター:五百城茉央)
03. 狼に口笛を(センター:五百城茉央)
04. さざ波は戻らない
05. 落とし物
06. その女(センター:松尾美佑)
07. 涙がまだ悲しみだった頃(センター:矢久保美緒)
08. ~Do my best~じゃ意味はない

<ユニットコーナー>
09. サルビアの花を覚えているかい?(五百城茉央&奥田いろは)
10. 欲望のリインカーネーション(センター:伊藤理々杏&佐藤璃果、吉田綾乃クリスティー、黒見明香、林瑠奈、松尾美佑、冨里奈央)
11. 乃木坂饅頭(センター:岩本蓮加&金川紗耶、柴田柚菜、田村真佑、矢久保美緒)

12. 初恋の人を今でも(センター:田村真佑)
13. Monopoly(センター:金川紗耶&松尾美佑)
14. やさしさとは(センター:奥田いろは)
15. 歩道橋(センター:五百城茉央)
16. それまでの猶予
17. 思い出が止まらなくなる(センター:吉田綾乃クリスティー&黒見明香)
18. 交感神経優位
19. 不道徳な夏

20. 「じゃあね」が切ない
21. 風船は生きている(センター:矢久保美緒)
22. 踏んでしまった
23. 日常(センター:五百城茉央)
24. 純粋とは何か?

EN
EN1. Am I Loving?(センター:五百城茉央)
EN2. 僕だけの光(センター:五百城茉央)
EN3. 乃木坂の詩(センター:五百城茉央)


いおちゃんについては主に最後に書くとして、それ以外で印象に残ったシーンを挙げていきます。

オープニング。
座長・五百城茉央がひとりで登場し『ここにいる理由』。

ブリッジで心臓の鼓動のようなエフェクトを挟み『生まれたままで』!
その両サイドに構えるは田村真佑冨里奈央という「甘々」なふたり。
オリジナルは誰だっけ?と調べたら「あしゅみな」=齋藤飛鳥と星野みなみだったので納得笑

そのまま『狼に口笛を』!
加入当初から「尊敬する先輩」としてその名前を挙げていましたが、この3連発はいくらなんでも伊藤万理華リスペクトが過ぎるのでは笑
Dフレの五百城茉央金川紗耶林瑠奈という組み合わせの強さ。

MC林瑠奈の「座ってるなあ…立とうか1回!」。

『さざ波は戻らない』のラスサビ、「一度も振り向かないくらい~」の部分でWセンターふたりの振り返るタイミングが違って視線が交わらないというオリジナルの振り付けにはない演出。

『その女』!
松尾美佑金川紗耶田村真佑というダンス巧者を並べた布陣。
個人的には寺田蘭世の卒コン以降、「またね またね」の部分で毎回涙が出そうになります。

そして矢久保美緒のセンター曲は『涙がまだ悲しみだった頃』。
乃木坂、青の時代の名曲。

『~Do my best~じゃ意味はない』のところでふと思った「前回とセトリかぶりすぎでは」。
まあオリジナルセンターがいるアンダー楽曲はやりますよね。

伊藤理々杏がMCをしている時に「イエーイ」の声がデカい林瑠奈

『乃木坂饅頭』はちと意外。でもいい曲だなこれ。

『初恋の人を今でも』でのでっかい赤いリボンが可愛い冨里奈央

『Monopoly』は金川紗耶松尾美佑というスタイル抜群のWセンター。抜けに映る岩本蓮加の美しさよ。

『やさしさとは』最大の見せ場であるラスサビは林瑠奈吉田綾乃クリスティー奥田いろは

純白の衣装で『歩道橋』。
曲終わりに「大好き」と囁く五百城茉央
「方言チックにって言われた」に「茉央の意志だよね?」と田村真佑がつっこむと「どうだろ?」とはぐらかす。

『それまでの猶予』で「ナナナナ」のコール&レスポンス。シリアスなこの曲には蛇足では。

本編最終ブロックは生バンドによる演奏でした。

『「じゃあね」が切ない』での冨里奈央の儚さ。

『風船は生きている』。
Bフレで殴り合う小芝居をする柴田柚菜林瑠奈
サビ前、「アンダーライブ、最高ー!」と叫ぶセンター矢久保美緒

松尾美佑、最後の『踏んでしまった』。
イントロから清々しい笑みを浮かべる彼女。
最後の「踏んでいたじゃないか」では素晴らしく印象的な笑顔を見せてくれました。
その一点の曇りもない美しさたるや

そしてアンコール。
『Am I Loving?』。ふたりで楽しげにピョンピョン跳ねながら手を振る林瑠奈矢久保美緒。こんな姿も見納めか。

ラスト前のMCでは吉田綾乃クリスティーの労いの言葉に岩本蓮加が、田村真佑が目を潤ませます。

ラストは『乃木坂の詩』。

最後のMC。
松尾美佑の「頑張ったね」に涙を流す五百城茉央
フロント3人が抱き合って泣き、そこにメンバー全員が駆け寄ります。

そして矢久保美緒は最後にこう語りました。

 私が魂をぶつけてきたアンダーライブを皆さんに託します
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そこに浮かび上がってきたもの


初のアンダラで座長となった五百城茉央について。

正直、今回のいおちゃんは難しい状況でした。

初めて選抜落ちして即アンダーセンター
私はつい12thの時の堀未央奈を思い出してしまいます。もちろんあの時と同じとまでは言いませんが、どう見ても選抜復帰は既定路線という雰囲気がありあり。堀ちゃんもいおちゃんも本人はそんなこと思っていなくて必死だったでしょうけれど。

しかも3人フロントで残りのふたりが卒業する松尾美佑と矢久保美緒。
アンダラを支えてきたふたりを「差し置いて」と感じるファンもいたかもしれません。

そんな中で彼女が目指したもの。

それは幕間Vでのインタビューで語ったように「ライブで輝いている人になる」ことでした。
配信番組『乃木坂、逃避行。』内で一緒に旅した愛宕心響にアンダーライブは「全部の曲を演じるっていう感じでやってて」「この曲はこういう想いでやろうとか考えるのも楽しかった」と伝えています。

それが顕著に現れていたのが『日常』。
髪を振り乱して踊るいおちゃん。ラスサビ前の自分自身をあざ笑うかのような表情。ラストのキメ顔。

しかし正直私はその姿を「頑張っている」と感じてしまいました。
ストレートに言えば自分の中にはない感情を一生懸命に演じている、だから「なんか違うなあ」と。
すごく勝手な推測ですが、彼女の中に私のような凡人が抱くような鬱屈した感情が「そもそもない」のではないでしょうか。

『日常』披露後、本編ラスト前となるMCで彼女は絞り出すように言葉を紡ぎました。

 続いての曲に私たちの集大成を見せます
 そして私の全部をぶつけます

大きな挫折であったろう選抜落ち。
アンダラに向けて誰よりも多くの曲を新しく覚え、しかも座長で引っ張らなければならないというプレッシャー。

選抜発表からこの日までの集大成として披露された『純粋とは何か?』。

そこに浮かび上がってきたのは五百城茉央の持つピュアネスでした。

実に乃木坂的な美しい楽曲。
その真ん中で踊るいおちゃん。
彼女に導かれるようにメンバー全員がしなやかさだけでなく力強さを感じさせ、
矢久保美緒は涙を流しました。

 純粋さとはこんなにも強いものなんだ

時に脆さや打たれ弱さと紐づけられる純粋さ。
しかし本当のそれは不安や葛藤やネガティブな感情や、周囲の勝手な同情すらもはねつけるほどの強さを秘めている。

この曲のパフォーマンスを観ながら私はそんなことを考えていました。

これこそが私の思う五百城茉央の素晴らしさです。

挫折と試行錯誤の日々を経て、彼女が生来持っていたものがより美しく精錬された。
私にはそう感じられました。

この先彼女がどんな乃木坂人生を送るかはわかりませんが、この日の『純粋とは何か?』もきっとひとつのハイライトとして思い出されることでしょう。



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関連記事:


当記事ではライブ全体の感想とアフター配信のソロ歌唱について。

キーワードはアイコニック


もの凄くいいセトリ。だけでなく明らかに意味の込められたものでした。

オープニングから生生星…正確には生駒里奈5部作。
しかも「乃木坂を乃木坂たらしめた」楽曲『君の名は希望』から始まってデビュー曲『ぐるぐるカーテン』へと戻る構成。

そこから6期生曲、ブチ上げ曲3連発と続きます。

緊張のソロ歌唱コーナーを経て夏組と春組に分かれてのユニットコーナー。
そこでの楽曲は3期4期の期別曲。

全員揃っての5期生曲は『いつの日にか、あの歌を…』。
2パターンあった3期4期曲と違い、これは全日程固定でした。
歴史を受け継ぐ者の恍惚と不安を歌ったこの曲を、しかもアイコニックな衣装で歌う意味

そして本編最終ブロック。

3期生の特別な曲『設定温度』。
グループの歴史に刻まれた二組のWエース「白石西野」と「かきさく」。
そして『きっかけ』。

乃木坂とは、その美しさとは。
生生星時代、1期から3期の時代、そして3期4期5期の時代まで連綿と受け継がれてきた「それ」を6期生たちに駆け抜けさせる

そんな2時間でした。

ちなみに配信ではなく現場(の割と上の方)で観ていた時に目を引いたのは膝を使って低い姿勢で踊る川端晃菜長嶋凛桜

そしてもうひとつ。
少なくとも何曲かは、明らかに小津玲奈のポジションを空けたフォーメーションだったことも印象に残りました。


前の記事では中盤の海邉朱莉の活躍にフォーカスしていますが、実はこの日最も私の印象に残ったメンバーは別にいます。

それは森平麗心

前の記事で「間違いなくこの日のひとつのクライマックスだった」と書いた『設定温度』。

3期生にとってとりわけ思い出深い、彼女たちが「初めて先輩たちと一緒に歌った曲」にしてある意味「1期2期のいない世界」を象徴する楽曲でもあります。

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ソロ歌唱で歌い繋いでいくスタイル。
互いが歌っている間に暗闇の中で舞う長嶋凛桜そして川端晃菜
1番サビのラストを引き取るのはやはり歌姫海邉朱莉

そして大間奏。
膝をついたメンバーが花のように広がる真ん中でひとり立ち、気高く舞ったのは森平麗心でした。

この『設定温度』から本編ラスト『市営ダンスホール』までの彼女は凄かった。

「儚い」のに「凛」として、手を伸ばすことさえ憚られるような「不可侵性」
西野七瀬ともちょっと違う。敢えて言うならばスイッチが入った時の遠藤さくらを思わせました。

 森平麗心はこの先、カリスマ性のあるアイドルになるんじゃないか

思わずそんなことを考えてしまうほど、この日のうるみんは魅力的でした。

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配信では終演後に後半日程のソロ歌唱が流されました。

森平麗心『硬い殻のように抱きしめたい』。
彼女の思い切りのいいファルセットは素晴らしいですね。

矢田萌華『気づいたら片想い』。
なんでまたこんなソロ歌唱に不向きなブレスのキツい曲を選んだんですかね。踊らなかったけど本当は踊りたかったのかもしれません。
それでも彼女の描く「なりたい姿」がオリジン西野七瀬を彷彿とさせる「乃木坂らしさ」であるのは伝わってきました。

愛宕心響『僕は僕を好きになる』。
失礼ながら個人的には「山下美月に寄せに行かない方がいいのに」と反射的に思ってしまいました。いや別に本人は寄せに行ったわけではないのでしょうが(憧れの先輩も美月ではなく一ノ瀬美空ですし)。
ビジュアルが洗練されてきたので、より似てきてしまっているんですよね。オリジナル衣装を着ていただけになおさら。
でも「今の私を作ってくれた大切な楽曲」をひたむきに歌う姿は素敵でした。

そしてラストは川端晃菜
ピアノ弾き語り(5期生新参者の小川彩を思い出させる!)で何かと思ったら『ここにはないもの』。
うお、こう来るか!齋藤飛鳥と声が似てるんだな。
ずっと一生懸命鍵盤を見ていた視線を一度だけ上げて客席を見回したのも印象的。

 主人公すぎる

正直、そう思いました。

個人的には「主人公感」という言葉はあまり好きではありません。
現在はミーグリ人気で苦戦している彼女が今後どこまでファンの支持を集め、グループ内でどのようなポジションに就くのかももちろんわかりません。

それでも。

「生まれも育ちも乃木坂46」
「まいやん、私が乃木坂に入るまでやめないでね」「ん~それは難しいかな~」の彼女が
飛鳥の卒業ソングを「私にとっての始まりの曲にしたいと思います」と歌うその姿を。

既にいくつもの物語を背負うその姿を表現する言葉をどれほど探しても、私には「主人公」しかありませんでした。


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