年が明けてから既にだいぶ経過してしまいましたが、昨年に引き続きこの企画をやります。

「独断と偏見で選ぶ!価格帯別腕時計ベストバイ2020年版」

2019年版はこちらからご覧ください。



対象は2020年に発売されたモデルですが、本数限定のモデルは対象外としています。

価格帯は実勢価格だとブレるので定価で区分しました。
記載の価格はいずれも記事作成時点のもので新品税込です。
また併記している実勢価格は各店舗の表示価格=ポイント還元等を含まない金額となります。

それでは価格の安い方から順に発表します。

当サイトはアフィリエイトプログラムで雀の涙未満の微々たる収益を得てはおりますが、本文の内容は100%私の個人的な意見であり忖度は一切ございません。

アンダー5万円部門


SBSA045/セイコー

自動巻き。10気圧防水。SSケース+SSブレス。ケース径40mm

2019年に国内正規版が復活したセイコー5。
その2020年モデルは前年の「ボーイ」のスムースベゼル(=回転ベゼルなし)バージョン。

こちらの時計については以前に記事にしていますのでその魅力の詳細はこちらをご覧ください。

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一言でまとめるならばコンパクト&シンプル&スポーティ。
ミニマルデザインにセイコーダイバー伝統の4時位置リューズがアクセント。そして「ボーイ」より横幅が2.5mm短いというサイズ感も良好ですね。

便宜上一本選ぶ必要があるため(※)一応ベストバイという観点からブラックダイヤルのメタルブレスという最も無難なモデルにしました。NATOベルトモデルと価格も変わりませんし。
そのままオールマイティな時計として使うもよし、記事にも書いた通りベルトを換えて色々楽しむのもまたよしです。
※セイコーさんが明確なシリーズ名を付けていないのでモデル名(Ref.名)をそのまま記載せざるを得ない
定価:30,800円(税込、以下同じ)
実勢価格:30,800円(楽天市場調べ、以下同じ)

この価格帯の機械式時計も少なくなってきた昨今、3万円という値段も評価できます。
セイコー5はバリエーションが豊富なので、その中から1本選ぶ楽しみもありますね。

さて、ベストバイはこちらなのですが既に記事にしている時計ですので「次点」も発表します。

アンダー5万円部門・次点



アトランティスヌプシ/タイメックス

クオーツ。10気圧防水。レジンケース+レジンバンド。ケース径40mm

この価格帯ですと中心になるのはクオーツ、となれば本命はやはりG-SHOCK。
…なのでしょうが個人的にその方面には疎いのと、多くのモデルが細腕さんにはデカすぎるためこちらをチョイスしてみました。

アメリカン・カジュアルウォッチの雄、TIMEX(タイメックス)。

1990年代に発売されていたモデルを日本限定プロダクトとして復刻しました。

2020年新作なのはこの「ヌプシ」という称号のつくモデル群で、プレーンなブラックとシルバーは前年に「アトランティス100」として発売済み。

「ヌプシ」はチベット語で「西」と「峰」を意味する言葉を組み合わせたものだそうですのでヒマラヤを指しているのでしょうか。アトランティスでヌプシって「海底なのか頂なのかどっちじゃい!」と突っ込みたくなりますが、たぶん意図としては「海底から頂まで」なのでしょう。10気圧防水なので海底は無理ですが笑

最大の魅力は定価税込でアンダー1万円というその価格。
そしてもう遠慮なくバキバキ使えるツール感、というよりもむしろトイ感。いい意味で抜群のおもちゃっぽさやチープさ、それがそのまま味になっています。



黒をベースにケースが差し色になっているデザインが秀逸です。
バリエーションは5色。個人的にはカーキかグリーン、いやパープルもいいな笑

定価:9,680円
実勢価格:9,680円

素材の「レジン」は初耳だったのですが「樹脂」のことですね。
デジタルなので機能は豊富で時間、日付、クロノグラフ、アラーム、タイマー、セカンドタイムゾーンと装備しています。
余談ですがタイメックスではペプシカラーの「TIMEX Q」が話題を呼びましたね。
こちらのデザインもけっこう好きです。ただ思いっきりダイバーズデザインで5気圧防水というのは個人的には受け入れられないので外しました。せめて10気圧にしていただけないものか。(同デザインコードの機械式モデル「M79 オートマチック」も5気圧なんです…)