ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

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2024年5月にセブンイレブン限定で発売された「アイリッシュウイスキー ハイボール イーガンズ」

恥ずかしながら初耳だった「イーガンズ」。公式サイトでは以下のように説明されていました。

イーガンズとは?
 1852年にアイルランドのタラモアでイーガン兄弟がP.&H.Egan社を設立。蒸留所から自ら原酒を買い付け、独自に熟成・ブレンド・瓶詰めして販売するアイルランド特有の業態「ボンダー」として優れたウイスキー造りを行い、メインブランドの「イーガンズ」はプレミアムウイスキーとして人気を博しました。各蒸留所との関係の深さや原酒を見極める審美眼、多様な樽の調達力、卓越したブレンド技術といった長年培われた技術がイーガンズの奥深い味わいと香りを生み出しています。
公式サイトより引用)

なるほど、蒸留所ではなく「ボンダー」なのですね。

同じ公式では今回のハイボール缶についてこんな記載が。

 厳選した4種類の樽(ファーストフィル・バーボン樽、ヴァージンアメリカンオーク樽、ペドロ・ヒメネス樽、ピノー・デ・シャラント樽)で熟成したウイスキー原酒をブレンドし、アイリッシュウイスキーならではの「まろやかさ」と「コク」を表現した本格的なハイボールです。

イーガンズのボトルは何種類か流通していますが、この説明文はその中の「ボンダーズブレンド」とほぼ同じなのでそれを割ったのでしょう。

冷蔵庫でキンキンに冷やしてからグラスに注ぎます(氷は入れず)。

まずシナモンやジンジャーを思わせる甘スパイシーな香りが広がります。

そして一口。

美味い。
ドライで切れのいい味わい
香りは甘いのに甘さはほとんど感じない。

これだいぶ好きですね。

こちら発売は2024年5月。当初に1本飲んで美味いと思ったのですが、短期の期間限定商品と思っていたので記事にしませんでした。

2024年12月の「山崎ハイボール缶」発売時にコンビニに行ったらこれも売っていたので2度目の購入をしたのですが、やっぱり美味かった。

関連記事:山崎ハイボール缶2024年版の感想


例によって金の話を。

参考価格350ml缶が283円(税込、以下同じ)、500mlは374円。

350mlでアルコール度数8%ってことはシンプルに計算すると28mlがアルコール(ウイスキー)分。
ボトルは700mlで40%だから280ml。本当は比重がどうのとか細かい話もありましょうがざっくり計算なので無視。

28/280=10%

700mlの10%=70ml

ボトルは最安値でも4,000円くらいですからその10%って400円。
これに炭酸水分の価格も加わるわけですから。単純計算でボトル買って再現しようとしたら最安値でも約450円なわけですよ。

安いそして美味い
正直ケース買いしたいぐらい。(売っているのを見たことはありませんが)
その証拠に私は2度目の購入時に500mlを買っています笑

当サイトはアフィリエイトプログラムで雀の涙未満の微々たる収益を得てはおりますが、本文の内容は100%私の個人的な意見であり忖度は一切ございません。

最後に極私的なジャッジを纏めると、

イーガンズハイボール缶は
甘い香りにドライな味わいで実に美味い!
個人的にはかなり好き! 
ケース売りしてくれたら買う!

です。


サントリーウイスキー100周年のメモリアルイヤーだった2023年に始まったサントリープレミアムハイボール缶=山崎と白州のハイボール缶。

2024年も白州に続き年末に山崎が発売されました。もはや恒例行事なのか。

関連記事:白州ハイボール缶2024年版の感想


冷蔵庫でキンキンに冷やしてからグラスに注ぎます(氷は入れず)。

いい香り~華やか~
まさに「香りがはじける」という感じ

そして一口。

まず感じたのはコク。強烈に太いボディ
そして青りんごのような風味。甘みはあるが甘さはないという感じ。
さらに苦みというか渋み。その中にウッディさも感じます。

あれ?めちゃめちゃ美味いな笑

「2023年版・ミズナラの深い余韻」は「美味いけれど、飲みやすすぎてなんか釈然としない」という評価だったのですが、それより飲みごたえがある印象。

関連記事:山崎ハイボール缶2023年版の感想


重厚感があるのでちびちび飲める。後味がしっかり残るのも好感。

ちょっと安易な表現かもしれませんが「ゴージャス」ってのが一番しっくりきます。サントリーが謳っている「華やかで濃厚な味わい」そのものですね。
非常に満足度の高いお酒。9%でこれは凄い。

ここから先はまたお金の話。

参考価格660円(税込)。2023年版と同じ。白州とも同じ。

350mlでアルコール度数9%ってことはシンプルに計算すると31.5mlがアルコール(ウイスキー)分。
ボトルは700mlで43%だから301ml。本当は比重がどうのとか細かい話もありましょうがざっくり計算なので無視。

31.5/301=10.5%

700mlの10.5%=73.5ml

山崎の定価が7,700円。そもそも定価で買えること自体が極めて稀ですがその10.5%って809円。
これに炭酸水分の価格も加わるわけですから。単純計算でボトル買って再現しようとしたら約860円。

なんだ、660円ってサービス価格じゃん
もっと言えば山崎のボトルって抽選販売でなければだいたい13,000円くらいからなので半額と言えなくもない笑

まあ正直ねえ、買い足したいですよ。もうないけど。

記事作成時点で楽天市場を見ると1缶1,000円ぐらいのプレ値で若干ありましたが、まあそこまでする必要はないかな。きっと毎年出るし笑

プレ値を撲滅したいのでここには値段が1/4な「角ハイボール缶 濃いめ」のケースのリンクを貼っておきます笑

当サイトはアフィリエイトプログラムで雀の涙未満の微々たる収益を得てはおりますが、本文の内容は100%私の個人的な意見であり忖度は一切ございません。
最後に極私的なジャッジを纏めると、

山崎ハイボール缶「2024年版・華やかで濃厚な味わい」は
正直めちゃめちゃ美味い!
個人的には2023年版よりかなり好き! 
プレ値で買うのはやめときましょう!

です。


今年も来ました「白州プレミアムハイボール缶」。

早速飲んでみたので感想です。

いい香り~

そこから一口。

スモーキーというより、かなりウッディ
後味しっかり。
甘みは感じない。

ここまでが一口目の感想です。

口に含んだ瞬間に鼻にスッと果実系の爽やかな香りが抜けて、そこからはウッディ。
2023年版が「香るハイボール」、今回が「清々しい」なので爽やか・ライト系かと勝手に想像していたんですが個人的にはむしろ逆かと。

今回の方がやや重厚。
美味いかどうかと尋ねられれば、やはり美味いとしかいいようがない

ウッディ、爽やか、柔らか、なのに味しっかり。
これが去年の感想。甘さというか仄かな甘みがあった気がします。

それに対し今年の感想は
ウッディ、ちょいビターというか渋みのような感覚、柔らか、そして味しっかり甘みなし

好みでいえば去年。ウイスキー飲んでる感じがするのは今年。
そもそも前提としてどっちも美味い。
(ちなみに2023年12月の第2弾「シェリー樽原酒ブレンド」も飲みましたが正直ピンとこなかったので記事にしていません)

関連記事:2023年第1弾「香るハイボール」の感想


例によってお金の話も。

参考価格660円(税込)。去年と同じですね。

350mlでアルコール度数9%ってことはシンプルに計算すると31.5mlがアルコール(ウイスキー)分。
ボトルは700mlで43%だから301ml。比重がどうとかの細かい話はざっくり計算なので無視。

31.5/301=10.5%

700mlの10.5%=73.5ml

ボトルは定価7,700円ですから、その10.5%って800円超え
そもそも定価でボトルを買える機会自体がほとんどありません。抽選販売かコンビニのミニボトルぐらいじゃないですかね。

使われている原酒がボトルと同じかは定かでない(樽の組み合わせや配分が違うとか)ですけれども。

バーゲン価格ですよね。まあボトルが高すぎるだけという気もしますが笑
ボトルは今年に入って値上げしたのですが、ハイボール缶は値段据え置きなのでお得感がありますね…って完全にサントリーの手のひらの上で踊らされています。

値上げが大不評だったので、この入口商品で白州ファンを拡大しようということなんでしょう。

660円はやっぱり高いとは思います。でもその価値はあるかと。
個人的にはそんなに普段からハイボールは飲まないのですが、買えるならもう2~3本買いたいです。

もちろんプレ値で買う必要はありません。


最後に極私的なジャッジを纏めると、

白州ハイボール缶「2024年版・清々しいスモーキー」は
凄く美味い!
第1弾+ちょいビター&ドライ!
もう2~3本買って半月に1本ぐらい飲むのが正解だった!

です。




俺たちの味方家飲みコスパ最強として名高いティーチャーズ
そのハイボール缶が出ました。

ということでハイボール缶レビュー第4弾です。

ティーチャーズ ハイランドクリーム

上でも書いたようにコスパ最強の呼び声高いスコットランドの雄。
その辺のスーパーで1,000円ちょいで買えるという高い入手性でありながら、この価格帯では珍しくスモーキーさを前面に出したフレーバーが特徴です。

キーモルトはアードモア。
そもそも創業者の息子さんが「ティーチャーズ」の原酒確保のために設立したのが「アードモア」という、ちょっといい話。

公式の商品説明はこちら。

「ティーチャーズ ハイランドクリーム」をソーダで割ったシンプルな設計で、ティーチャーズの魅力である、“スモーキーにして、爽やか”な心地よい味わいをお楽しみいただけます。
(公式サイトより引用)

これもウイスキーとソーダだけ=加糖も香りづけもされていない、いうなればピュアハイボールということですね。

ハイボール缶もリーズナブルなので気負わずに飲んでみました。

おお…スモーキーだ

第一印象はかなり煙い。
苦み、コク。後味は仄かな苦みでキレは良い。炭酸強めかも。

ガブガブいける感じですね。

ボトルをストレート~トワイスアップぐらいで飲んだ時に感じるような甘さはほぼなし。
同じくバニラのような香りもほとんど感じなかったかな(香りもスモーキーがメイン)。

まあお安いのですが、一応金の話も。

参考価格184円(税込)。でも私はスーパーで163円で買いました。

350mlでアルコール度数8%ってことはシンプルに計算すると28mlがアルコール(ウイスキー)分。
ボトルは700mlで40%だから280ml。比重がどうとかの細かい話はざっくり計算なので無視。

28/280=10%

700mlの10%=70ml

ボトルって最安値でも1,000円くらい(多いのは1,100円~1,300円くらい?)ですからその10%って100円。
これに炭酸水分の価格も加わるわけですから。単純計算でボトル買って再現しようとしたら最安値でも約150円なわけですよ。

まあ最安値よりはちょい高いですが平均的な価格とはトントンぐらい。手間(と炭酸比率の精度)を考えれば全然悪くない

普段からこの濃さで飲んでいる方には非常に良いと思います。
もちろんスモーキーハイボールの入口としても優秀。

ただ個人的にはわざわざ買い溜めておくことはしません。
ティーチャーズの魅力のひとつにバニラの香りと甘さがあり、このハイボール缶の濃さではそのあたりが足りないからです。

私はボトルを買って濃いめハイボールで飲みます。ある程度濃いい(度数の高い)お酒を飲める方はそちらの方がお勧めかと。

試していませんが20mlぐらいボトルから追いティーチャーズしたら美味しいかも

24本入りケースだと送料込みで4,100円とかなので1本約170円。
「限定生産」を謳っているのでまとまった本数を確保したい人はケースで買っておいた方が良いのでは。

最後に極私的なジャッジを纏めると、

ティーチャーズハイボール缶は
スモーキーハイボールの入口として最適!
普段飲みの濃さと同じならケースで確保しておけば? 

です。




これまで当サイトでは白州ハイボール缶山崎ハイボール缶をそれぞれレビューしてきました。

別にシリーズ化するつもりはないのですが、ハイボール缶レビュー第3弾です。

カバラン・シングルモルトハイボール
正式名称はKAVALAN BAR COCKTAIL「DRY シングルモルトハイボール」。

KAVALAN(以下、カバラン)とは2006年に稼働を開始した台湾のウイスキー蒸留所、ならびにその看板商品の名前。初のメイドイン台湾ウイスキーメーカーであり歴史も新しいのですが、既に世界的なアワードで多くの受賞歴を誇ります。

その「カバラン クラシック シングルモルト」のハイボール。「黄色いやつ」です。
ウイスキーと炭酸だけと缶に明記されています。
ちなみに同じカバランハイボール缶でも青いやつは加糖されていますのでハイボールというよりカクテルですね。(なので私はそちらは無視です)

なにはともあれ飲んでみました。

こりゃまた美味いな

トロピカルフルーツのような華やかな香り。
そこからフワッと来る甘さ。
ウイスキー感はあまりないので、敢えていえばそこが物足りないか。

美味い。一度飲む価値あり

こちらのアルコール度数は6%。にもかかわらず基本的に薄めのハイボールは酷評する(※)私がそう思うのですから、普段からハイボールは薄めで楽しんでいる方には相当良いのでは。
※角ハイボール缶の無印(アルコール度数7%のやつ)を「味がしない」と評価している。ただし同「濃いめ(9%)」は「コスパ最強」と評価してケース買いしている。

アルコール度数といい価格帯といい、食中酒ではなく食後にまったり楽しめるところといい、個人的にはウイスキーというよりクラフトビールと同じ領域の商品という感覚です。

「プチ贅沢」。
いわゆる「普通のビール」を1本飲んだ後の2本目として悪くないどころか大いにあり、な選択肢だと思うのです。


ここから先はお金の話です笑

参考価格363円(税込)。
白州・山崎の約半額だ!

320mlでアルコール度数6%ってことはシンプルに計算すると19.2mlがアルコール分。
ボトルは700mlで40%だから280ml。本当は比重がどうのとか細かい話もありましょうがざっくり計算なので無視。

19.2/280=6.86%

700mlの6.86%=48ml

ボトルって最安値でも8,000円くらい(平均だと余裕で10,000円超えます)ですからその6.86%って549円。
これに炭酸水分の価格も加わるわけですから。単純計算でボトル買って再現しようとしたら最安値でも約600円なわけですよ。

それが363円。店によってはもうちょい安く買えます。
正直、バーゲンじゃないですか。

「これ気に入った人はぜひボトルも買ってみてね」という、入口商品。
腕時計なら戦略価格と言われるやつです。

欠点はアルコール度数が6%なこと。これが9%なら笑
まあそれだとさすがに500円超えちゃう値付けになってまた話が変わってくると思いますが。
そして「9%なら」と書きましたがこれは飲んでみたいという希望を言っているだけで、この6%自体のバランスは非常に良いです。

繰り返しになりますが、とりあえず一度は飲むべきだと思います。

私個人としては「たまの贅沢」なのでケースで買うまではいかないですけど。
近場でいつでも買えお店があるのでちょこちょこ買ってます。

そのお店以外で見たのは成城石井。イオン系(「イオンリカー」「やまや」)で売っているという口コミもありました。

値上がりのニュースが出たらケース買いするかも、というぐらいには気に入っています。

当サイトはアフィリエイトプログラムで雀の涙未満の微々たる収益を得てはおりますが、本文の内容は100%私の個人的な意見であり忖度は一切ございません。
最後に極私的なジャッジを纏めると、

カバランハイボール缶は
2本目に飲む360円として素晴らしく完成度が高い!
カバランクラシックの流通価格を考えるとバーゲン! 

です。

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