言わずと知れたケンタッキーバーボンの雄、ワイルドターキー。
他のバーボンに比べてトウモロコシの比重が少なく、大麦麦芽とライ麦の割合を多くする独自のレシピで造られています。
そこから生じる重厚感やクセの強さ、香り高さが特徴です。
そのハイボール缶が2024年9月に発売されましたので買ってみました。
冷蔵庫でキンキンに冷やしてからグラスに注ぎます(氷は入れず)。
香りはバーボンらしくシナモンっぽい。
そして一口。
一瞬甘みが来る気がするが、すぐドライ。飲みやすい。後味の抜けも早い。
ん?飲みやすすぎやしませんか?
ワイルドさはどこへ行った?
自分がボトルで飲んだことがあるのは「スタンダード」ではなく「8年」なのでアルコール度数が高い(50.5%)のもそう感じる理由かもしれませんけど、期待と違ったというのが率直な感想でしょうか。
ここまで飲みやすいと「ワイルドターキーである必要があるのかな」という素朴な疑問が生じます。
似て非なるタイプですがイーガンズハイボール缶の方がかなり味の奥行きがあって好きですね。
例によって金の話を。
参考価格350ml缶が295円(税込、以下同じ)。
350mlでアルコール度数8.5%ってことはシンプルに計算すると29.75mlがアルコール(ウイスキー)分。
ボトルは700mlで40.5%だから283.5ml。本当は比重がどうのとか細かい話もありましょうがざっくり計算なので無視。
29.75/283.5=10.5%
700mlの10.5%=73.5ml
スタンダードのボトルは最安値でも2,000円強くらいですからその10.5%って210円。
これに炭酸水分の価格も加わるわけですから。単純計算でボトル買って再現しようとしたら最安値でも約260円なわけですよ。
そう考えると別に高くはない。
けど、ねえ。
仮にワイルドターキー8年でハイボールを作ると
ボトルは700mlで50.5%だから353.5ml。
29.75/353.5=8.4%
700mlの8.4%=58.8ml
ボトルは最安値で2,900円くらいですからその10.5%って244円。
これに炭酸水分の価格も加わるわけですから。単純計算で8年のボトル買って再現しようとしたら最安値で約294円=このノンエイジのハイボール缶とほぼ同額です。
であれば私はボトルを買ってストレートも加水もトワイスアップもロックもハイボールも楽しむ方を推奨しますね。
アルコール度数が50.5%とヘビーなのである程度強いお酒を飲める方に限られますが。
非常に飲みやすいハイボール缶であるのは間違いないので、希望小売価格より安く200円ぐらいで売っていれば試しに飲んでみるのも良いと思います。
私のようにハイボール缶でもそれなりに飲みごたえを求めるのであれば、イーガンズや角ハイボール濃いめをお勧めします。
当サイトはアフィリエイトプログラムで雀の涙未満の微々たる収益を得てはおりますが、本文の内容は100%私の個人的な意見であり忖度は一切ございません。
最後に極私的なジャッジを纏めると、
ワイルドターキーハイボール缶は
ひたすら飲みやすいハイボール!
個人的には正直物足りない!
8年のボトルを買った方が良いのでは!
です。
コメント