ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

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進まない融合


過渡期にある現在の乃木坂46において間違いなく急務である4期生の融合。
しかし運営はまたもそれとは逆の方向に舵を切ります。

27thシングルでも4期生はアンダーに合流しないことが判明しました。
そして『ノギザカスキッツ』の後番組も4期単独とのこと。

4期生の中にも心苦しく感じている子がいるでしょう。
事実、掛橋沙耶香も新番組についてブログで「有り難くて申し訳なくて不安だけど頑張る」と書いています。

毎回書いているのですが、4期を別働隊として扱うのはもう本当にやめにしてほしい。

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2021年のバスラを各期ライブでやったのはまあわかります。
むしろ1期から3期の側に期別ライブをやりたい(やらせてあげたい)理由がありましたから。

堀未央奈の卒業に合わせて悲願である2期単独ライブをやらせてあげたいとか、1期はやるとしたらもうラストチャンスだろうとか、フロントに3人並んでいよいよ乃木坂を背負っていく段階にきた3期に改めて同期の絆を確認させてあげたいとか。
(もちろんコロナの影響で人数と日数を絞った方が良いという事情もあったでしょう)

ちらっと思ったのは日向坂46の全員選抜の成功を見てなのかな?ということ。

日向坂には完売の出ていないメンバーのミーグリを買いに回るような「箱推し」のファンが存在すると言われています。これまでメンバー間の人気格差をどうしても埋められなかった乃木坂運営が日向坂をモデルにして4期生人気の底上げを狙っているのでしょうか。

でも選抜制度が大前提である乃木坂内での「疑似全員選抜」なんて歪みを生むだけですし、そもそも全然状況が違いますね。

日向坂は全員一丸となってグループをいちから大きくすればいい。

でも4期生は違います。
乃木坂という看板を背負う必要があり、そのためには先輩と一緒に活動してなんぼです。

選抜であれアンダーであれ、先輩たちから多くのことを学んでほしいですし、乃木坂の良さであるメンバー同士の暖かな関係性には先輩後輩の交流が不可欠です。

まあ「日向坂の成功を踏襲」自体が私の妄想なんですが笑、ふとそう思ってしまうぐらい別動隊としての4期が長い期間に渡っているのも事実です。

やはりコロナの影響ですべての予定が狂った、というのが実際のところでしょう。

本当は運営だって融合を進め、グループ箱推し文化を醸成したかった。しかしコロナでスケジュールが狂い、活動が制限されている中でやれることを模索していくうちに期別の活動が多くなってしまった。

現在の4期生の勢いに目を奪われているとつい忘れがちですが、3期生でいえばもう『Sing Out!』の時期なんです。既によだももくぼした梅まで選抜定着していて(とはいえその前後に相次ぐ活動休止もありました)、さらに4人が選抜に入っていました。

そう考えるとむしろ運営は4期生の育成を傍目で見るほど「順調」とは考えておらず、その速度をさらに上げなければいけないという認識している。それゆえに「別働隊継続」という判断を下した、という方が正解なのかもしれません。

本来であれば2020年5月に東京ドームで白石麻衣が卒業しているはずでした。
仮に次のシングルが例年通り夏に出て『僕は僕を好きになる』同様に山下美月センター、そして堀未央奈卒業だったとすれば。さらに冬シングルを1枚挟んで2021年春にシングルリリースであれば。

その場合はきっと春シングルが『シンクロニシティ』や『Sing Out!』のようなその時点での決定版的なもの(いわゆる「レコ大狙い」笑)になったでしょう。センターは齋藤飛鳥かな。

言っても詮なきこととはいえ、この形であればもう少しスムーズに4期生の育成が進んだでしょうしアンダーへもこのタイミングで合流していたかもしれません。まあその分、メンバーの卒業も前倒しで進んでしまうことになるというデメリットもあるのですが。

箱推し文化への願いと一応の28th予想


5月9日の3期生ライブをもって期別ライブがすべて終了しました。
ひと区切りついたので、ここからはぜひとも運営に箱推し文化復活に向けた施策を打っていただきたいところです。

一番効果的なのはやっぱり先輩が後輩を愛でたり一緒になってわちゃわちゃしている姿を見せることだと思うんですよね。『乃木撮』みたいな。でもあれはそもそも一緒に仕事しないと撮れませんから。

以前に「本当に、1期至上主義のファンの人に今の4期生たちを見てほしい。うまく説明できないのがもどかしいけれど、あの頃の乃木坂にあったのと同じ何かがそこにはあります」と書いたことがあります。

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それと同じように、こうも思います。

できることなら3期4期が入口で新しく乃木坂ファンになった方にも、彼女たちが加入する前の冠番組やライブの映像を観ていただきたい。

この乃木坂46というグループがどれほど素晴らしいかを知ってほしい。
そしてあなたの推しが、何に憧れ何を目指し何を守ろうとして今もがいているのかを。

知らなくても楽しめます。でも知っていればもっと楽しく、そしてもっと心を揺さぶられます。

きっと、推しのことがもっと好きになりますよ。


最後に次のシングルの予想も書いておきます(基本当たらないのですが笑)。

次のセンター候補は今回と同様の5人(飛鳥山下与田遠藤賀喜)でしょう。でも3枚続けてセンターを変えると「迷走」という印象を与えかねない。なので齋藤飛鳥、山下美月、遠藤さくらの3人のうち誰か。

バランスを取りに行くならやはり齋藤飛鳥。
一気に乃木坂の新しい顔としての地位を固めに行くなら遠藤さくら。

ただこれは27thシングルのセールス、そしてその期間にさくちゃんがどこまで顔を売れるかにもよりますね。

ちなみに連続センターって実は乃木坂では極めてレアです。
なんと1st~5thの生駒里奈、7th8thの西野七瀬しかありません。これはWセンターの片方を含めてもです。

とするとまたアンチが騒ぎそうなので、さすがの運営もそこまではやらないかな…という気がします。

さくちゃんかっきーのWセンターも凄くいいと思うのですが、これも同じ理由によりあまり得策ではないと思います。
それにどうやら運営はもうWセンターという手は使わないようです。
個人的には好きなんですけどね。あのどっちつかずな感じがむしろ乃木坂っぽくて笑

もちろん美月もいいんですが、そうすると完全に飛鳥が支える側に回ってしまった感じになりますね。個人的にはさくちゃんセンターよりも美月センターの方がより強くそう感じます。さくちゃんは「まだ保護者が必要」な感じがしますが美月はそうではないので。

結論として、次作は一番角が立たない飛鳥センターに落ち着きそうな気がしています。


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ストレートを磨いた樋口日奈


前回書いた清宮レイ以外に選抜入りに対し一部で異論が出ていたのは樋口日奈でした。

理由は単純にミーグリの売り上げ。
掛橋沙耶香、北野日奈子、渡辺みり愛、金川紗耶の4人が彼女と同等以上の完売実績でした。
まあミーグリ当日の待ち行列状況レポを見る限りではそこまで大きな差はなかったりもするのですが(とはいえソース自体が少ないです)。

私自身はこの選抜入りは肯定的にとらえています。

26thシングル選抜発表時に「この1年で超選抜化が進み、ボーダーメンという概念が消滅。超選抜+4期お試し枠だけになってしまった」と書きました。

 

そこから今回、ひなちまの選抜入りによってボーダーメンという概念が復活したことは素直に喜ばしいと思います。

そしてミーグリの売り上げこそ遅れを取っていますが、年明けからの彼女の活動も充実していました。
年明け早々のドラマ『教場』での木村拓哉との共演。舞台『フラガール』主演。そしてショートにしてさらに綺麗になった印象。ここへきてさらに自身のビジュアルの最高値を更新するという驚異の10年選手です。

1期生全員集合の25th『しあわせの保護色』を別にすると、20th『シンクロニシティ』以来なんと3年ぶり通算5度目の選抜入り。それでも今なお毎回選抜に選ばれるたびに素直に喜びを表す彼女はとても好感が持てます。

愚直にまっすぐ、正攻法で。腐ることなく自分を磨き続け外仕事で結果を出す。
その成果として選抜に返り咲いたというのは本当に素晴らしい。

10年目にして追い風が吹くことだってある。ひなちまはそれを証明してくれました。

選抜の厚い壁にくじけそうになる後輩たちにとっていいお手本だと思います。(もちろん、既に選抜固定メンとなった後輩にとっても)

山崎怜奈のチェンジアップ


しかし。

今回の選抜発表後に更新された各メンバーのブログ。
アンダーメンバーのそれは重苦しい閉塞感に覆われていました。

 どうすればいいかわからない

そんな叫びはかつての選抜固定時代(12th~16th)、あるいはさらに前のアンダラ黎明期(10th)を思い起こさせました。

恐らくミーグリの完売状況でくっきりと明暗が分かれたことがひとつの原因ではないでしょうか。

コロナの影響で直接ファンと接する機会はない。冠番組でスタジオに呼ばれる人数も抑えられている。そんな中でどうやって自分のファンを増やせばいいのか。そんな苦悩があるように思います。

こんな状況だからこそ、山崎怜奈を選抜に入れても良かったのではないでしょうか。

一時期かなり握手人気を上げていた彼女ですが、それでも選抜ボーダーの域から突き抜けるまでには至りませんでした。23rdあたりからは徐々にそれも降下していきます。「握手会売上での選抜入りが叶わなかったのでファンの心が折れた」とも言われています。

そしてなんと26thミーグリの完売数はゼロ。

しかしれなちさんが凄かったのはその間も自身の歩みを止めなかったことです。自ら発信し得意分野を作り、現在ではグループ屈指の売れっ子にまでなりました。

選抜経験なしでここまで売れたのも見事ですが、ミーグリ完売ゼロで選抜に入ったらこれまでの価値観がひっくり返りますよね。
彼女が選抜に入ったら「こういう形もあるんだ」と今燻ぶっているメンバーの励みにもなります。ひなちまとは違う意味でロールモデルたりうる存在です。


選抜発表のたびに書いていますが、選抜の人数を増やして色々試せばいいんですよ。
そうすればれなちさん選抜のようないい意味での「遊び」だって出てきます。


現在の乃木坂は間違いなく過渡期なんですからそれが必要なんです。
2年ちょっとの間に3期生の5人がバリバリの選抜固定メンへと成長し、それ以外に11人も試せた17th『インフルエンサー』から23rd『Sing Out!』の期間と同じです。

ましてや枠をひとつふたつ増やすのを惜しんでファン同士の対立をもたらして何になるんですか。

コロナの影響で業界全体が困難な状況にあり、メンバーそれぞれだって将来に対する不安が大きくなる現状です。運営にはそんな中で皆が希望を持てるような采配をしていただきたいものです。




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前の記事では27thシングルのセンターを取り巻く厳しさと逆境で輝く遠藤さくらについて書きました。

この記事からはいわゆる「選抜ボーダー」についてです。

これまでと違う完売状況


毎回選抜発表後は荒れますが、今回もかなりのものでした。

選抜入りしたメンバーの中でやり玉に挙げられたのは主に樋口日奈と清宮レイ。
そして入れなかったメンバーでは北野日奈子、山崎怜奈そして掛橋沙耶香の名前が多く上がっていたように思います。

ただ今回は前提としてひとつ特殊な要素がありました。

それはミーグリの完売状況。

これまでは最も目につく人気指標としてファンの間では「握手会の完売状況」が重視されてきました。もちろんそれがすべてではありませんが、選抜固定のいわゆる「超選抜」メンバーに伍するスピードで完売させたメンバーは「選抜入り待ったなし」の機運が高まったものです。

しかし初めて握手会ではなくミーグリで発売された前作では、完売状況が非常に極端な…というか正直不可解な数字になりました。

まず握手会の時は2次発売分から全完売するメンバーが出ていましたが、2次時点での完売はゼロ。「全完売」ゼロじゃありません。誰ひとりとしてひとつの枠も完売しなかったのです。
その後も全完売するメンバーが出る一方、最後まで完売の出ないメンバーがこれまでになく多くなりました。

これらについては「ついで買いがなくなった」とか「完売表示の基準が変わって1枚でも売れ残っていたら完売扱いにしなくなった」など様々な噂が囁かれています。

つけ加えるならそもそも売上自体が4割減でした。「握手には行くけどミーグリにはお金を出さない層」が一定数いるということでしょう。

要するに強めの言葉を使えば、ミーグリの売り上げはこれまで以上に「ファンの一部」の意志を表すものに過ぎなくなった。運営にはここを見誤らないでほしいですね(まあさすがにそこは大丈夫だと思いますが)。

Running step like a boy


個人的に、清宮レイは今回外しても良かったと思います。

いやこれだとだいぶ語弊がありますね。レイちゃん個人に対して思うところは全くなく、選抜に入ってもおかしくない位置にいるのは間違いないと思います。
ただ、以前に書いた「連続選抜の重さ」を彼女に背負わせてしまったことが気になるのです。

 

乃木坂の歴史において連続選抜=選抜定着がこれまでの流れであり、過去何人ものメンバーがこの厚い壁に跳ね返されてきました。

だからこそ23rdシングルで伊藤理々杏と佐藤楓がそれをあっさり超えてしまった時、もの凄い拒絶反応が生じました。

ふたりは22ndシングルで(恐らくは)お試しの初選抜でした。しかし同シングルの握手会をともに4次で30部全完売という素晴らしい結果を出します。これは当時の「超選抜」に次ぐ速度でした。
当然ながら落とすに落とせなくなり連続選抜となります。いえむしろ「勝ち取った」と言うべきでしょう。

しかし、これほどの結果を出していたふたりでさえ大きなヘイトを集めてしまったのです。

それだけ連続選抜は重い。

運営は今回またそれと同じことをやってしまった気がします。

りりあとでんちゃんは同じ4次完売でしたのでどちらか片方を外すというのは難しかった。しかしレイちゃんと同じく前回初選抜だった田村真佑との間にはミーグリ完売実績で明確な差がありました。まゆたんは最速タイの5次完売。それに対してレイちゃんは最終的に30部中24部完売でした(とはいえこれもなかなか優秀な数字です)。

さらに言えばまゆたんは年齢的に早めに売り出すのはまあ当然ですし、運営としては松村沙友理、そして高山一実や秋元真夏の後釜として外で喋れるメンバーを育成するというミッションもありますので連続選抜にもうなずける部分があります。

もうひとつ、「今は4期お試し期間」という暗黙の共通認識がありますからレイちゃんを落としたとしても彼女のファンはそれほど騒がなかったように思います。

今回のシングル期間でレイちゃんがどのような活躍を見せるのかわかりませんし、各メンバーのミーグリの売れ行きがどうなるかもわかりません。結果的に正解だったとなる可能性も決して低くないでしょう。

ただ言いたいのはこのタイミングで未選抜の4期生とレイちゃんの間に「2」の差をつける必要があったのか。

そこが個人的にはどうしても疑問なのです。

まあストレートに言うと岩本蓮加より完売スピードが若干ですが速かったので、そことの兼ね合いで落とせなかったという気がしますが。

もし仮に次のシングルで選抜落ちしたら、あのサンフラワー清宮レイだって落ち込むんじゃないでしょうか。「連続で選抜されたのにチャンスを活かせなかった」と。
逆に3連続選抜となればそれはもはや選抜固定メン。他のメンバーのファンは「本当に選抜に空きがない」と感じ、中には攻撃的になる人もいることでしょう。

乃木坂では少数派である「無邪気で明るい」キャラを持ったレイちゃん。
とても貴重な存在ですし、その若さからこの先も長く活躍が期待できるメンバーです。

だからこそ、ここで変に押し上げてヘイトを買うのは得策ではない。

選抜発表後の彼女のブログは26th期間と27th選抜入り後の苦悩について綴られていました。

最後には前向きな決意表明で締めていましたが、個人的には正直「レイちゃんにこんな辛そうな文章書かせちゃだめだよな」と思いました。

せっかく大きなグループにいて立派な先輩も頼れる同期も大勢いるんですから、今はのびのび育ってほしい。

まだもう少しの間はキッズのままでいてほしいです。




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27thと『夜明け』の共通点


前の記事の最初で遠藤さくらセンターについて「ここで来てしまったか、というのが発表直後の私の偽らざる心境です」と書いておきながらその理由まで書ききれていませんでした。

まあ言うまでもないかもしれませんが、27thシングルのセンターというのはなかなかに厳しい立場だからです。

ミーグリの完売状況を見ないことには断言はできませんが、個人的には27thのセールスは前作よりさらに微減すると考えています。
理由はファンのオンライン慣れによるミーグリ離れ。

さらに舞台出演メンバーなどの欠席により、発売する部数自体が1,060から1,012へ減っています。すごくざっくり計算しても2万枚ぐらいの売り上げに対するマイナス影響はあるでしょう。これはなかなかにキツい。

でもそれだけではありません。

今回のさくちゃんセンターにはふたつの史上初がありました。

「抜擢センター」が再びセンターに立つこと。そして1期生以外で複数回のセンターを務めること。

人によってはこれをもって「次の乃木坂の顔」として遠藤さくらが指名された、と捉えるかもしれません。まあいかにもアンチが騒ぎそうな采配です。

ただ私は前の記事で書いた通りむしろ逆に受け止めていて、「アフター飛鳥」候補の4人の均衡を取るために最も押し出すべき(率直に言えば4人の中で最も後ろにいる)さくちゃんをセンターに据えたのだと考えているのですが。

いずれにせよ24th『夜明けまで強がらなくてもいい』で1度抜擢センターという最もアンチがつく場所に立たせ、再び前作割れの可能性が高いタイミングでセンターに据えるとは運営も酷なことをするもんですね。

思えば27thと『夜明け』は状況が似ています。
激減の次、さらに微減の可能性があるシングル。

エース西野七瀬を含む4人が卒業したことにより前作から激減(あくまでも「当時としては」ですが)した23rd『Sing Out!』。そこからさらに個別握手会の発売部数が減少し前作割れの可能性が高かった『夜明け』。実際に売り上げはごくわずかですが減少しました。

ここでその荷を再び4期生のさくちゃんに負わすことには賛成できませんが、こうも思います。

きっとこういうタイミングでは、周囲が支えたくなるセンターの方が良い。

それが現在ではきっと遠藤さくらなのでしょう。

儚さと強さと遠藤さくらと


乃木坂史上でもう1枚だけ、発売前から売り上げ微減と予想されるシングルがありました。

9th『夏のFree&Easy』。
この時のセンターは西野七瀬でした。

よく比較される両者ですが、個人的には遠藤さくらと西野七瀬はキャラクターが違うと思います。
でもさくちゃんの持つ「ふわっと感」とでもいうべき空気感はやはり乃木坂感=「儚げで華奢で体温低そう」を醸しており、それゆえにどうしてもなーちゃんを思い出させるのです。

さくちゃん自身は今回のポジションについてブログでこう書きました。

 このタイミングでセンターに立つのは、正直24枚目の時よりプレッシャーを感じます。
 相当な覚悟や責任が必要だと思うし、私がそれを背負える自信はないです。

 とにかく私は、
 どう思われても何を言われても、ただ前を向いて頑張り続けるしかないです。

どうかそんなに思いつめないでほしいです。

加入当初からエース候補として扱われ、そのたびに大きな反感を買ってきた彼女。
4期センターとして臨んだプリンシパルでは1勝15敗と惨敗を喫し、『夜明け』で再び大量のアンチがつき、その後も「ゴリ押し」と言われ続けました。

それでも彼女はそのたびに乗り越えて、今なお4期Wエースとしてあの好感度抜群の賀喜遥香と並んでいるのです。

それ自体が驚異的。

あざとくない「守ってあげたい感」。そして覚悟を決めた時に見せるその強さ。

2019年全ツ大阪での『夜明け』の初披露。8thバスラでの『帰り道は遠回りしたくなる』。

逃げ出しそうになる自分を懸命に抑え込んでその場所に立ち光を放つ彼女の姿を何度も見てきました。

己の弱さを知りながらそこから逃げない強さ。これこそ遠藤さくらの真骨頂であり魅力だと思います。




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26thシングルに対する評価


ここで来てしまったか。

発表直後の私の偽らざる心境です。

遠藤さくら、2度目のセンター。

この決定に至った経緯を私なりに推測してみます。

前回選抜発表時の最後の記事で27thシングルのセンターをこう予想していました。

 27thは率直に言って、26thからさらに前作割れの危険があります。
 理由はオンライン慣れしたファンによるミーグリ離れの可能性。

 だからこそ十中八九、エースである齋藤飛鳥。
 それ以外であるとすれば山下美月を連続センターにして一気に定着させることぐらいか。

 

しかし、実際にはそのどちらでもなく遠藤さくら。

結論を先に言います。
運営は齋藤飛鳥に続くアイコンを求めており、そこに山下与田遠藤賀喜の4人を並べようとしている(西野七瀬白石麻衣と抜けた穴を誰かひとりだけで埋められるはずもないので)。
そしてその4人のバランスを考慮した結果、今回のセンターはさくちゃんという判断になった。

そう私は考えています。


今回のセンター候補は5名。齋藤飛鳥、山下美月、与田祐希、遠藤さくら、賀喜遥香。

説明不用のエース、飛鳥。
3期4期の4人は26thのミーグリ=オンライン個別トーク会の待ち時間が長いトップ4。すなわちファンの実数が多いであろう4人。実際にはよだやまが突出していて、さくかきだけがそれを追えているという状態ですね。

「別格」の生田絵梨花(毎回こういう表現をしてすみません笑)を除けば素直に現在の人気上位5人でしょう。

まず、美月が連続センターではない理由。
それは26thシングルが「ある意味で」成功だったからではないでしょうか。

その『僕は僕を好きになる』は、セールス的には激減と言っていい数字でした。
約4割減。個人的には想像の範疇ではあるものの、その下限近くかと。

ただこの期間に山下美月は完全にエース格として一本立ちしました。
猛烈なメディア露出攻勢をかけましたが、間違いなくその甲斐はあったと言えるでしょう。

売り上げ激減という濁流に立ち向かいながらそれに飲み込まれず、それどころか自身の商品価値を上げてみせた美月。正直、私の想像よりひとまわりスケールの大きい存在になりました。
しかもこの4月からは連続ドラマの出演もあり、メディア露出は続いています。

つまり、わざわざ「2作連続センター」という箔まではつけなくても大丈夫なくらい美月は「売れた」という判断ではないでしょうか。

そして26th期間を通して、人気面ではやや先を行っていたよだっちょに肩を並べるところまで来た美月。逆に言うとここで「よだやま」のバランスを取ることに成功したのです。これはむしろ運営の望んでいた形でしょう。

であれば27thで与田祐希センターは得策ではない。
ここでまたよだっちょだけが人気的に突出するのも上で書いた通りグループ全体としてはあまり望ましくはない。売り上げの数字も直接比較されますしね。

両雄が並び立つという喜び


では賀喜遥香はどうでしょうか。

ミス・パーフェクト。
能力の高さと親しみやすさと勝負強さをすべて備えたかっきー。

外仕事での安定感、好感度の高さ。そして『プレバト』で消しゴムはんこの特待生にまでなってみせた彼女はある意味「ほっておいても人気が出る」。

変な言い方になりますが、個人的にはむしろこのかっきーに匹敵する人気をさくちゃんが保ち続けていることの方が凄いと思っています。
「いやめちゃめちゃ推されてたからだろ」という反論が出るのもわかりますが、さくちゃんにはその分アンチがつきやすい(というか実際めちゃめちゃついた)というデメリットもありましたから。

仮にここでかっきーをセンターに据えてなおかつ美月の時と同じように大々的に売り出した場合、大ブレイクする可能性があったと思います。それと同時に身体を壊してしまう可能性も。

尊敬する山下美月の次。4期Wエースの片割れから一気に乃木坂の顔という一枚看板へ。
そうなった時の重圧はかっきーがこれまでに感じたことのないものでしょう。

そのリスクを取るよりも、ここでは4期Wエースのバランスを崩さずにおく。

さくちゃんのセンター。
それは山下美月と与田祐希の、そして遠藤さくらと賀喜遥香のバランスを保ちながら「アフター飛鳥」の重荷を誰かひとりに負わせないという判断だったのではないでしょうか。

以前の記事で私は飛鳥ちゃんへの依存度の高さを危惧し「エース格の増員が急務」と書きましたが、ついにその待望のエース格が出てきた気がします。

 

「おい…見てるか谷沢…」と言わんばかりに。

それも…4人も同時にだ…




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