ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

タグ:シングル選抜発表

タオル補正

ストレートを磨いた樋口日奈


前回書いた清宮レイ以外に選抜入りに対し一部で異論が出ていたのは樋口日奈でした。

理由は単純にミーグリの売り上げ。
掛橋沙耶香、北野日奈子、渡辺みり愛、金川紗耶の4人が彼女と同等以上の完売実績でした。
まあミーグリ当日の待ち行列状況レポを見る限りではそこまで大きな差はなかったりもするのですが(とはいえソース自体が少ないです)。

私自身はこの選抜入りは肯定的にとらえています。

26thシングル選抜発表時に「この1年で超選抜化が進み、ボーダーメンという概念が消滅。超選抜+4期お試し枠だけになってしまった」と書きました。

 

そこから今回、ひなちまの選抜入りによってボーダーメンという概念が復活したことは素直に喜ばしいと思います。

そしてミーグリの売り上げこそ遅れを取っていますが、年明けからの彼女の活動も充実していました。
年明け早々のドラマ『教場』での木村拓哉との共演。舞台『フラガール』主演。そしてショートにしてさらに綺麗になった印象。ここへきてさらに自身のビジュアルの最高値を更新するという驚異の10年選手です。

1期生全員集合の25th『しあわせの保護色』を別にすると、20th『シンクロニシティ』以来なんと3年ぶり通算5度目の選抜入り。それでも今なお毎回選抜に選ばれるたびに素直に喜びを表す彼女はとても好感が持てます。

愚直にまっすぐ、正攻法で。腐ることなく自分を磨き続け外仕事で結果を出す。
その成果として選抜に返り咲いたというのは本当に素晴らしい。

10年目にして追い風が吹くことだってある。ひなちまはそれを証明してくれました。

選抜の厚い壁にくじけそうになる後輩たちにとっていいお手本だと思います。(もちろん、既に選抜固定メンとなった後輩にとっても)

山崎怜奈のチェンジアップ


しかし。

今回の選抜発表後に更新された各メンバーのブログ。
アンダーメンバーのそれは重苦しい閉塞感に覆われていました。

 どうすればいいかわからない

そんな叫びはかつての選抜固定時代(12th~16th)、あるいはさらに前のアンダラ黎明期(10th)を思い起こさせました。

恐らくミーグリの完売状況でくっきりと明暗が分かれたことがひとつの原因ではないでしょうか。

コロナの影響で直接ファンと接する機会はない。冠番組でスタジオに呼ばれる人数も抑えられている。そんな中でどうやって自分のファンを増やせばいいのか。そんな苦悩があるように思います。

こんな状況だからこそ、山崎怜奈を選抜に入れても良かったのではないでしょうか。

一時期かなり握手人気を上げていた彼女ですが、それでも選抜ボーダーの域から突き抜けるまでには至りませんでした。23rdあたりからは徐々にそれも降下していきます。「握手会売上での選抜入りが叶わなかったのでファンの心が折れた」とも言われています。

そしてなんと26thミーグリの完売数はゼロ。

しかしれなちさんが凄かったのはその間も自身の歩みを止めなかったことです。自ら発信し得意分野を作り、現在ではグループ屈指の売れっ子にまでなりました。

選抜経験なしでここまで売れたのも見事ですが、ミーグリ完売ゼロで選抜に入ったらこれまでの価値観がひっくり返りますよね。
彼女が選抜に入ったら「こういう形もあるんだ」と今燻ぶっているメンバーの励みにもなります。ひなちまとは違う意味でロールモデルたりうる存在です。


選抜発表のたびに書いていますが、選抜の人数を増やして色々試せばいいんですよ。
そうすればれなちさん選抜のようないい意味での「遊び」だって出てきます。


現在の乃木坂は間違いなく過渡期なんですからそれが必要なんです。
2年ちょっとの間に3期生の5人がバリバリの選抜固定メンへと成長し、それ以外に11人も試せた17th『インフルエンサー』から23rd『Sing Out!』の期間と同じです。

ましてや枠をひとつふたつ増やすのを惜しんでファン同士の対立をもたらして何になるんですか。

コロナの影響で業界全体が困難な状況にあり、メンバーそれぞれだって将来に対する不安が大きくなる現状です。運営にはそんな中で皆が希望を持てるような采配をしていただきたいものです。


続きます。


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前の記事では27thシングルのセンターを取り巻く厳しさと逆境で輝く遠藤さくらについて書きました。

この記事からはいわゆる「選抜ボーダー」についてです。

これまでと違う完売状況


毎回選抜発表後は荒れますが、今回もかなりのものでした。

選抜入りしたメンバーの中でやり玉に挙げられたのは主に樋口日奈と清宮レイ。
そして入れなかったメンバーでは北野日奈子、山崎怜奈そして掛橋沙耶香の名前が多く上がっていたように思います。

ただ今回は前提としてひとつ特殊な要素がありました。

それはミーグリの完売状況。

これまでは最も目につく人気指標としてファンの間では「握手会の完売状況」が重視されてきました。もちろんそれがすべてではありませんが、選抜固定のいわゆる「超選抜」メンバーに伍するスピードで完売させたメンバーは「選抜入り待ったなし」の機運が高まったものです。

しかし初めて握手会ではなくミーグリで発売された前作では、完売状況が非常に極端な…というか正直不可解な数字になりました。

まず握手会の時は2次発売分から全完売するメンバーが出ていましたが、2次時点での完売はゼロ。「全完売」ゼロじゃありません。誰ひとりとしてひとつの枠も完売しなかったのです。
その後も全完売するメンバーが出る一方、最後まで完売の出ないメンバーがこれまでになく多くなりました。

これらについては「ついで買いがなくなった」とか「完売表示の基準が変わって1枚でも売れ残っていたら完売扱いにしなくなった」など様々な噂が囁かれています。

つけ加えるならそもそも売上自体が4割減でした。「握手には行くけどミーグリにはお金を出さない層」が一定数いるということでしょう。

要するに強めの言葉を使えば、ミーグリの売り上げはこれまで以上に「ファンの一部」の意志を表すものに過ぎなくなった。運営にはここを見誤らないでほしいですね(まあさすがにそこは大丈夫だと思いますが)。

Running step like a boy


個人的に、清宮レイは今回外しても良かったと思います。

いやこれだとだいぶ語弊がありますね。レイちゃん個人に対して思うところは全くなく、選抜に入ってもおかしくない位置にいるのは間違いないと思います。
ただ、以前に書いた「連続選抜の重さ」を彼女に背負わせてしまったことが気になるのです。

 

乃木坂の歴史において連続選抜=選抜定着がこれまでの流れであり、過去何人ものメンバーがこの厚い壁に跳ね返されてきました。

だからこそ23rdシングルで伊藤理々杏と佐藤楓がそれをあっさり超えてしまった時、もの凄い拒絶反応が生じました。

ふたりは22ndシングルで(恐らくは)お試しの初選抜でした。しかし同シングルの握手会をともに4次で30部全完売という素晴らしい結果を出します。これは当時の「超選抜」に次ぐ速度でした。
当然ながら落とすに落とせなくなり連続選抜となります。いえむしろ「勝ち取った」と言うべきでしょう。

しかし、これほどの結果を出していたふたりでさえ大きなヘイトを集めてしまったのです。

それだけ連続選抜は重い。

運営は今回またそれと同じことをやってしまった気がします。

りりあとでんちゃんは同じ4次完売でしたのでどちらか片方を外すというのは難しかった。しかしレイちゃんと同じく前回初選抜だった田村真佑との間にはミーグリ完売実績で明確な差がありました。まゆたんは最速タイの5次完売。それに対してレイちゃんは最終的に30部中24部完売でした(とはいえこれもなかなか優秀な数字です)。

さらに言えばまゆたんは年齢的に早めに売り出すのはまあ当然ですし、運営としては松村沙友理、そして高山一実や秋元真夏の後釜として外で喋れるメンバーを育成するというミッションもありますので連続選抜にもうなずける部分があります。

もうひとつ、「今は4期お試し期間」という暗黙の共通認識がありますからレイちゃんを落としたとしても彼女のファンはそれほど騒がなかったように思います。

今回のシングル期間でレイちゃんがどのような活躍を見せるのかわかりませんし、各メンバーのミーグリの売れ行きがどうなるかもわかりません。結果的に正解だったとなる可能性も決して低くないでしょう。

ただ言いたいのはこのタイミングで未選抜の4期生とレイちゃんの間に「2」の差をつける必要があったのか。

そこが個人的にはどうしても疑問なのです。

まあストレートに言うと岩本蓮加より完売スピードが若干ですが速かったので、そことの兼ね合いで落とせなかったという気がしますが。

もし仮に次のシングルで選抜落ちしたら、あのサンフラワー清宮レイだって落ち込むんじゃないでしょうか。「連続で選抜されたのにチャンスを活かせなかった」と。
逆に3連続選抜となればそれはもはや選抜固定メン。他のメンバーのファンは「本当に選抜に空きがない」と感じ、中には攻撃的になる人もいることでしょう。

乃木坂では少数派である「無邪気で明るい」キャラを持ったレイちゃん。
とても貴重な存在ですし、その若さからこの先も長く活躍が期待できるメンバーです。

だからこそ、ここで変に押し上げてヘイトを買うのは得策ではない。

選抜発表後の彼女のブログは26th期間と27th選抜入り後の苦悩について綴られていました。

最後には前向きな決意表明で締めていましたが、個人的には正直「レイちゃんにこんな辛そうな文章書かせちゃだめだよな」と思いました。

せっかく大きなグループにいて立派な先輩も頼れる同期も大勢いるんですから、今はのびのび育ってほしい。

まだもう少しの間はキッズのままでいてほしいです。




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27thと『夜明け』の共通点


前の記事の最初で遠藤さくらセンターについて「ここで来てしまったか、というのが発表直後の私の偽らざる心境です」と書いておきながらその理由まで書ききれていませんでした。

まあ言うまでもないかもしれませんが、27thシングルのセンターというのはなかなかに厳しい立場だからです。

ミーグリの完売状況を見ないことには断言はできませんが、個人的には27thのセールスは前作よりさらに微減すると考えています。
理由はファンのオンライン慣れによるミーグリ離れ。

さらに舞台出演メンバーなどの欠席により、発売する部数自体が1,060から1,012へ減っています。すごくざっくり計算しても2万枚ぐらいの売り上げに対するマイナス影響はあるでしょう。これはなかなかにキツい。

でもそれだけではありません。

今回のさくちゃんセンターにはふたつの史上初がありました。

「抜擢センター」が再びセンターに立つこと。そして1期生以外で複数回のセンターを務めること。

人によってはこれをもって「次の乃木坂の顔」として遠藤さくらが指名された、と捉えるかもしれません。まあいかにもアンチが騒ぎそうな采配です。

ただ私は前の記事で書いた通りむしろ逆に受け止めていて、「アフター飛鳥」候補の4人の均衡を取るために最も押し出すべき(率直に言えば4人の中で最も後ろにいる)さくちゃんをセンターに据えたのだと考えているのですが。

いずれにせよ24th『夜明けまで強がらなくてもいい』で1度抜擢センターという最もアンチがつく場所に立たせ、再び前作割れの可能性が高いタイミングでセンターに据えるとは運営も酷なことをするもんですね。

思えば27thと『夜明け』は状況が似ています。
激減の次、さらに微減の可能性があるシングル。

エース西野七瀬を含む4人が卒業したことにより前作から激減(あくまでも「当時としては」ですが)した23rd『Sing Out!』。そこからさらに個別握手会の発売部数が減少し前作割れの可能性が高かった『夜明け』。実際に売り上げはごくわずかですが減少しました。

ここでその荷を再び4期生のさくちゃんに負わすことには賛成できませんが、こうも思います。

きっとこういうタイミングでは、周囲が支えたくなるセンターの方が良い。

それが現在ではきっと遠藤さくらなのでしょう。

儚さと強さと遠藤さくらと


乃木坂史上でもう1枚だけ、発売前から売り上げ微減と予想されるシングルがありました。

9th『夏のFree&Easy』。
この時のセンターは西野七瀬でした。

よく比較される両者ですが、個人的には遠藤さくらと西野七瀬はキャラクターが違うと思います。
でもさくちゃんの持つ「ふわっと感」とでもいうべき空気感はやはり乃木坂感=「儚げで華奢で体温低そう」を醸しており、それゆえにどうしてもなーちゃんを思い出させるのです。

さくちゃん自身は今回のポジションについてブログでこう書きました。

 このタイミングでセンターに立つのは、正直24枚目の時よりプレッシャーを感じます。
 相当な覚悟や責任が必要だと思うし、私がそれを背負える自信はないです。

 とにかく私は、
 どう思われても何を言われても、ただ前を向いて頑張り続けるしかないです。

どうかそんなに思いつめないでほしいです。

加入当初からエース候補として扱われ、そのたびに大きな反感を買ってきた彼女。
4期センターとして臨んだプリンシパルでは1勝15敗と惨敗を喫し、『夜明け』で再び大量のアンチがつき、その後も「ゴリ押し」と言われ続けました。

それでも彼女はそのたびに乗り越えて、今なお4期Wエースとしてあの好感度抜群の賀喜遥香と並んでいるのです。

それ自体が驚異的。

あざとくない「守ってあげたい感」。そして覚悟を決めた時に見せるその強さ。

2019年全ツ大阪での『夜明け』の初披露。8thバスラでの『帰り道は遠回りしたくなる』。

逃げ出しそうになる自分を懸命に抑え込んでその場所に立ち光を放つ彼女の姿を何度も見てきました。

己の弱さを知りながらそこから逃げない強さ。これこそ遠藤さくらの真骨頂であり魅力だと思います。




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26thシングルに対する評価


ここで来てしまったか。

発表直後の私の偽らざる心境です。

遠藤さくら、2度目のセンター。

この決定に至った経緯を私なりに推測してみます。

前回選抜発表時の最後の記事で27thシングルのセンターをこう予想していました。

 27thは率直に言って、26thからさらに前作割れの危険があります。
 理由はオンライン慣れしたファンによるミーグリ離れの可能性。

 だからこそ十中八九、エースである齋藤飛鳥。
 それ以外であるとすれば山下美月を連続センターにして一気に定着させることぐらいか。

 

しかし、実際にはそのどちらでもなく遠藤さくら。

結論を先に言います。
運営は齋藤飛鳥に続くアイコンを求めており、そこに山下与田遠藤賀喜の4人を並べようとしている(西野七瀬白石麻衣と抜けた穴を誰かひとりだけで埋められるはずもないので)。
そしてその4人のバランスを考慮した結果、今回のセンターはさくちゃんという判断になった。

そう私は考えています。


今回のセンター候補は5名。齋藤飛鳥、山下美月、与田祐希、遠藤さくら、賀喜遥香。

説明不用のエース、飛鳥。
3期4期の4人は26thのミーグリ=オンライン個別トーク会の待ち時間が長いトップ4。すなわちファンの実数が多いであろう4人。実際にはよだやまが突出していて、さくかきだけがそれを追えているという状態ですね。

「別格」の生田絵梨花(毎回こういう表現をしてすみません笑)を除けば素直に現在の人気上位5人でしょう。

まず、美月が連続センターではない理由。
それは26thシングルが「ある意味で」成功だったからではないでしょうか。

その『僕は僕を好きになる』は、セールス的には激減と言っていい数字でした。
約4割減。個人的には想像の範疇ではあるものの、その下限近くかと。

ただこの期間に山下美月は完全にエース格として一本立ちしました。
猛烈なメディア露出攻勢をかけましたが、間違いなくその甲斐はあったと言えるでしょう。

売り上げ激減という濁流に立ち向かいながらそれに飲み込まれず、それどころか自身の商品価値を上げてみせた美月。正直、私の想像よりひとまわりスケールの大きい存在になりました。
しかもこの4月からは連続ドラマの出演もあり、メディア露出は続いています。

つまり、わざわざ「2作連続センター」という箔まではつけなくても大丈夫なくらい美月は「売れた」という判断ではないでしょうか。

そして26th期間を通して、人気面ではやや先を行っていたよだっちょに肩を並べるところまで来た美月。逆に言うとここで「よだやま」のバランスを取ることに成功したのです。これはむしろ運営の望んでいた形でしょう。

であれば27thで与田祐希センターは得策ではない。
ここでまたよだっちょだけが人気的に突出するのも上で書いた通りグループ全体としてはあまり望ましくはない。売り上げの数字も直接比較されますしね。

両雄が並び立つという喜び


では賀喜遥香はどうでしょうか。

ミス・パーフェクト。
能力の高さと親しみやすさと勝負強さをすべて備えたかっきー。

外仕事での安定感、好感度の高さ。そして『プレバト』で消しゴムはんこの特待生にまでなってみせた彼女はある意味「ほっておいても人気が出る」。

変な言い方になりますが、個人的にはむしろこのかっきーに匹敵する人気をさくちゃんが保ち続けていることの方が凄いと思っています。
「いやめちゃめちゃ推されてたからだろ」という反論が出るのもわかりますが、さくちゃんにはその分アンチがつきやすい(というか実際めちゃめちゃついた)というデメリットもありましたから。

仮にここでかっきーをセンターに据えてなおかつ美月の時と同じように大々的に売り出した場合、大ブレイクする可能性があったと思います。それと同時に身体を壊してしまう可能性も。

尊敬する山下美月の次。4期Wエースの片割れから一気に乃木坂の顔という一枚看板へ。
そうなった時の重圧はかっきーがこれまでに感じたことのないものでしょう。

そのリスクを取るよりも、ここでは4期Wエースのバランスを崩さずにおく。

さくちゃんのセンター。
それは山下美月と与田祐希の、そして遠藤さくらと賀喜遥香のバランスを保ちながら「アフター飛鳥」の重荷を誰かひとりに負わせないという判断だったのではないでしょうか。

以前の記事で私は飛鳥ちゃんへの依存度の高さを危惧し「エース格の増員が急務」と書きましたが、ついにその待望のエース格が出てきた気がします。

 

「おい…見てるか谷沢…」と言わんばかりに。

それも…4人も同時にだ…




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エースと呼ばれるもの


最後に次のシングルについて書きます。

これがまた難しい。
予想が、ではなく采配が。

そもそも発売時期の判断からして難しい。

もちろん理想はコロナ禍が収束して握手会もできるようになって…という状態での発売でしょうが現時点では全く目途が立ちません。

とすると現在とさほど変わらない状態でのリリースを覚悟せざるを得ません。そうでないとまた身動きが取れなくなってしまいます。

そんな苦しい状況でマウンドを託せるのは、エースしかいない。

十中八九、齋藤飛鳥でしょう。

今回切らなかった「与田祐希センター」というカードを悪条件の中で敢えて使うことはしないはず。遠藤さくらや賀喜遥香も同じ。ましてやジョーカー生田絵梨花はあり得ない。

飛鳥センター、フロントに3期4期をふたりずつという線が濃厚かと。

山下/与田/飛鳥/遠藤/賀喜

これに生ちゃんと梅澤美波が加わるパターンもあるかもしれません。

あともうひとつ挙げるとすれば美月の連続センター。

西野七瀬が初センター『気づいたら片想い』から続けて『夏のFree&Easy』もセンターをやったのと同じパターン。連続センターで一気に定着させるという発想ですね。

ただこれは誰もが認める一番人気であった当時のなーちゃんだからできたことで、今回「泥をかぶるタイミング」で初センターを務めた美月にさらに負荷をかける可能性は低いでしょう。

センターはほぼこれで決まりだと思いますが、フロントや2列目はミート&グリート(オンライントーク会)の売り上げいかんによっては変動があるかもしれません。

先に発売した櫻坂46のミーグリは売れ行きにこれまでよりはっきりした差がつきました。一説によればこれは「ついで買い」がなくなったためと言われています。
乃木坂でも同じ傾向だとすると、これまでとは違った完売状況になるかもしれませんね。

over troubled water


上で発売時期の判断が難しいと書きましたが、個人的にはガンガンシングルを出すべきだと思います。

仮にオリンピックが開催された場合は新たな感染拡大のリスク要因となります。
オリンピックが中止にならない限り、選手団入国以前にある程度収益を確保しておくべき。

そう考えるとむしろイベントはオンラインでしかできないものと割り切り、3~4ヶ月に1枚シングルを出して安定した売り上げを保つことこそ正しい判断でしょう。

アンダラで有観客ライブを再開しますが、全体ライブでは結構リスキーかと。国内屈指の動員力を誇る乃木坂ですから感染リスクももちろん、状況が変化して客入れが不可となった場合の返金処理にかかる手間とお金もかなりの規模となってしまうでしょう。

そりゃ正直言えばバスラもやってほしいです。でも準備期間中にメンバーやスタッフで感染者が出て隔離となるとその穴を埋めることが極めて困難ですから、相当難しいと思います。ましてクラスターが発生したら目も当てられないので厳しい判断となりますね。

仮に客入れしての全ツ開催となるのであればオリンピック選手団が入国してくる前にやってほしい…とすると5月末ぐらいまでになってしまいますけれど。

まあライブはオンライン前提で準備しながら、状況が改善すれば有観客でできるようなステージングにしておいてその時々で判断というのが妥当なところでしょう。恐らく今回のアンダラもそうだったのではないでしょうか。元々乃木坂のライブチケット発売って結構直前が多いですしね。

と、話がライブに飛びましたがシングルそのものに戻します。

27thは率直に言って、26thからさらに前作割れの危険があります。
理由はオンライン慣れしたファンによるミーグリ離れの可能性。

それを留めるためにまずやるべきなのが、
10秒と言われているミーグリ券1枚当たりの時間を15秒(もちろん20秒ならなお良いです)に延ばすこと。

そしてこれをやる場合には絶対、公式にアナウンスすべきです。
ファンが自然と気づくのではなく、運営として「この困難な時期に支えてくださる皆様のためのファンサービスとは何かを考えた結果、この結論になりました」と。

目先の利益率ではなく顧客満足維持(まあ目的はそれによる売り上げ維持なんですが)のために運営が真剣に考えたということがファンにもはっきり伝わらなければ意味がありません。
その辺の心意気というか企業努力というかがきちんと伝わればファンは心を動かされるはずです(少なくともおっさんオタの何割かは)。

まあ既に25th個別握手会の振り替えに参加したユーザーとの不公平感は正直ありますが、そんなことはこの際どうでもいいです。っていうかサービスレベルが向上して文句言う奴は相手にせんでよろしい笑

ミーグリは既に発売しているので時間を変更できるのは27thからでしょうが、それ以外にも運営は今回のシングルからファンサービスとは何か知恵を絞ってほしい。

というか、ファンからアイディアを募集すればいいんですよ。
お客さまが欲しいものを一番知っているのはお客さま、ってやつです。

全国握手会に替わる「イベント参加券」の使い方として希望するものは何か。
ストレートに言えば何枚でどれだけのリターンがあれば買うのか。
大量買いするいわゆる太オタの意見も、1枚だけのライトファンの意見もどちらも重要です。
(もちろんファンの言いなりになる必要はありません。乃木坂のイメージや価値を守るためにはある程度出し惜しみすることも大切です)

やはり多くのファンが望んでいるのはライブでしょう。

全握券2~3枚で応募者全員当選の配信ライブとか。
あるいは同じく1枚で60分ぐらいのミニライブもいいですね。
全国握手会のミニライブ相当の内容でもいいですし、それこそさゆりんご軍団単独ライブとかこの機会にやるのもいいじゃないですか。

ちなみに私はOG全員集合の犬メン単独ライブがあれば抽選でも応募します笑

軍団以外にもシャッフルユニットライブ祭りとかも観てみたいですね。
1期から4期まで組み合わせて各ユニット8人以下とかで。

人数を絞ることによって普段はスポットが当たりにくいメンバーも活躍の場ができ、推し増しの効果も見込めます。メンバー間の交流も深まるし、いいことづくめでは。もちろん感染対策の意味でも少人数の方が望ましいですね。

あんまり乱発すると飽きられますが、月1回配信ぐらいにすればこれだけでもむこう1年はやることに困らないでしょう。

ライブ関連ですぐにできそうなもので言えば、「PROJECT REVIEWN」。
これまで全握会場に行く必要があった過去の全握ライブダウンロードをオンラインでもできるようにする。これもぜひやってほしいですね。

あとはオリジナルのバラエティ。過去の冠番組で好評だった企画を3期4期メインでやるなんてのもいいですね。
メインMCは安心の早出さんにお願いするとして、アシスタントは斉藤優里や伊藤かりんで。乃木坂LLCに残っている卒業生がいっぱいいるんですから、こういう時にうまく使えばいいんですよ。コロナの影響で仕事が減っている場合もあるでしょうし。


まあこれだけ色々なパターンの特典をつけると当然批判が出るでしょう。「乃木坂46、仁義なき多数販売」みたいなことを言い出すメディアもいるかもしれません。

でも、今野さんがはっきり言えばいいんですよ。

「特典商法だ何だという批判は甘んじて受ける、だが我々の使命はエンタテインメントの灯を絶やさないことだ」って。

今一番考えるべきことは、乃木坂をいかにして存続させるか。

そのために必要なのは稼働率と収益を上げることです。

メンバーもスタッフも関係する業界の方々も稼働率を上げて「仕事がない」不安を解消し誰の心も折らないようにすること。それと同時にこの難局を乗り越えるだけの収益を上げること。

そのために、ファンが何に対してなら気持ちよくお金を払えるのか必死に知恵を絞ることが必要です。

自分は業界人じゃないのでどのコンテンツが利益率高いかまではわかりませんが、アイディアだけならいくらでも出てきますよ今野さん笑


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