ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

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2019年に国内正規品が復活したセイコー5。
第1弾の「ボーイ」そして翌2020年にその「スムースベゼルバージョン」と来て、2021年新作がこちら。

セイコー5では昔からあるミリタリー調のデザイン、いわゆる「セイコーミリタリー」です。

細かな仕様違いに見えるこだわり


今回採用されたのはこちらのフィールド系のデザイン。
(逆輸入版ではもうひとつアビエーション系のデザインもあります)


まあミリタリーウォッチとしてはド定番の顔。

有名どころでいえばハミルトン「カーキフィールド メカニカル」とデザイン的にはほぼ同じですね。(機能的には「オート」なんでしょうけど顔がちょっと違います)
ちなみにクオーツですがタイメックス「キャンパー」なんかもほとんど同じ。

元々は視認性の高さを求めたデザインですが、どんなファッションにも合う万能性が魅力です。
現在でも手に入る逆輸入版セイコー5の類似モデルと比較するといくつか手が加えられています。

まずプリントだったアラビアインデックス(以下「インデックス」)がエンボス加工になり立体感が出ました。
そしてはっきりした段差をつけていたチャプターリングがなくなり、その分40mmアンダーへサイズダウン。
ムーブメントもハック機能なしの7S系からありの4R系にグレードアップしています。

ムーブメント変更+質感の向上により逆輸入版との差別化を図るという手法。これは第1弾「ボーイ」の時と同じです。

スペックは基本的にこれまでの「ボーイ」や「スムースベゼル」と同じです。10気圧防水、デイデイト表示にパワーリザーブ41時間のキャリバー4R36。
サイズは厚さ 13.2 ㎜、横 39.4 ㎜、縦 48.1 ㎜。アンダー40㎜で使い勝手の良いサイズになっています。

バリエーションは6種類。
なのですがすべて細かく仕様が異なっており少々複雑なラインナップになっています。

メタルブレス、NATOベルト、レザーベルトがそれぞれ2モデルずつ。

文字盤はメタルブレスモデルがサンレイダイヤルでそれ以外はマット、かつ表面にやや荒らし加工あり。さらにそのうち2モデルはグラデーションダイヤル。
インデックスはシルバー、ベージュ、ゴールドの3通り。ちなみに一見光りそうなベージュも夜光ではないようです。

ケースは基本サテン仕上げで、メタルモデルはケースとブレスのサイドがポリッシュ。それ以外は全面サテン。

この細かさ、こだわりを感じさせますね。
(いずれも写真を見ての判断ですので間違えていたらすみません)

まあ文章ではわかりづらいので下の写真をご覧ください。

SBSA111

ブラックダイヤル+シルバーインデックス、メタルブレス。



SBSA113

ネイビーダイヤル+シルバーインデックス、メタルブレス。

SBSA115

軽く荒らしたグレーダイヤルに同色のNATOベルト。シルバーインデックス。



SBSA117

荒らしブラックダイヤルにベージュインデックス。時分針の夜光とNATOベルトもベージュ。

SBSA119

荒らしネイビーダイヤル(恐らくグラデーションもかかっています)+ゴールドインデックス。ブラックレザーベルト。

SBSA121

ブラックPVDケースに荒らしダークブラウンのグラデーションダイヤル。インデックスと時分針夜光は117と同じベージュ。ブラックレザーベルト。



価格とまとめ


定価29,700円(税込、以下同じ)。実勢価格は流通限定で値引きなし。ポイント10倍還元で実質価格は26,730円。

例によってメタルブレスとNATOベルトの価格は同じなのですがブラックPVD加工の121だけ高く設定されており、定価34,100円で実勢同じの実質30,690円となっています。


結論としては、いい時計だと思います。

上でも書いたハミルトン「カーキ」に思いっきりぶつけてきたなあとは思いますが笑
まあユーザーにとって選択肢が増えるというのはいいことです。こちらの方が約2万円安いですし。

安心安全の国内正規セイコー5で使い勝手のいいサイズ感。そしてどんなファッションにも合うミリタリーフィールドウォッチのデザイン。もちろん職種やTPOによりますが、メタルモデルはスーツにもさほど違和感なくつけられます。

初めての機械式時計にも、セカンドウォッチにもお勧めです。
お若いビジネスマンのファーストウォッチならメタルモデルが良いでしょうし、学生さんがNATOモデルを選んでおいてお仕事を始めた後は(オン用に別の時計を買って)こちらは休日のセカンドウォッチとして使うなんていうのもありですね。

敢えて要望を書くと、できることならアンティークミリタリーっぽさが強まる38mmから35mmのサイズにしてほしかったですね。

それとミリタリーデザインの基本からすれば立体感のあるアラビアインデックスは蛇足なのでしょう。視認性を求めてマットなブラックダイヤルに真っ白いインデックスが本来の姿。特にシルバーはブラックアウトとまではいかなくても角度によっては見づらいのでは?と思います。

ただ個人的にはこれはこれであり。
これによって逆輸入版(やカーキ)との差別化がなされているわけですし、結果的にメタルモデルがスーツと合わせやすくなっています。
そもそもシルバーインデックス以外のバリエーションも準備されていますしね。
どうしても嫌なら117かそれこそカーキを買えばいいんですから笑

個人的に1本選ぶならその117ですね。
カラーリングといい荒らしダイヤルや全面サテン仕上げによる無骨さといい、ど真ん中のフィールドウォッチな佇まいが素直に格好いいです。



アストロンとは、その歴史


アストロン。
セイコーが1969年に発売した世界初のクオーツウォッチ。
その圧倒的な精度(と後に進んだ低価格化)で機械式時計そのものを絶滅寸前まで追い込み「クオーツショック」と呼ばれるのですがそれを話し出すと長くなるので省略します。

その名が復活するのは2012年。
セイコーは新たに開発した世界初のGPSソーラーウォッチに、再び「アストロン」の名を冠します。

最先端技術と超高精度。
それこそがアストロンの特徴であり、公式サイトでも「セイコーの先進性を象徴するブランド」と表現されています。

ということでセイコーのフラッグシップのひとつであることは間違いないのですが、個人的にはそれほど興味をそそられる存在ではありませんでした笑

機械式時計マニアなのが最大の理由ですが、そもそも「デカい」。
GPSソーラーを実現するためのパーツを格納するためには47mmとか48mmの巨大なケースが必要だったのです。

しかし技術の進歩により小型化が進み、現在ではなんとアンダー40mmのモデルも発売されています。

前置きが長くなりましたが、そんな私でも気になるアストロンがリリースされました。

それがこちらの「アストロン ソーラー電波ライン」。

なんとGPSじゃないんです。
いや、現行アストロンってGPSソーラー電波時計であることこそがアイデンティティじゃなかったんかい!とは思いますが。

見てくれこの独特の顔(誉めてます)



最大の売りはこのデザイン。

公式サイトではアストロンの全シリーズに下の同じ説明文を載せています。

「おおらかなカーブを描くケースシルエット、大きく張り出したラグ、細身のベゼルなど、<クオーツ アストロン>のデザインコードを継承しつつ、現代的な解釈を加えたメリハリのある立体形状と歪みのない美しい仕上げが特徴です」

いや、現行アストロンのすべてのモデルがこのデザインコードに則っているというのはさすがに適当過ぎるのでは笑

オリジナルのアストロンは大雑把にいえばCラインケースですね。
なのでこのSBXY003/005/007(そして限定の001)のケース形状こそが最もそれに近いと思います。

そして極端に短いインデックス、これがまたレトロ感があって秀逸。
個人的には6時位置のインダイヤルや丸みを帯びたケースと合わせてアンティークの「スピードタイマー 6139」を思い出します。
限定モデルの001を除き針とインデックスが退色ベージュ夜光なのもその印象を強めています。

なんとも特徴的で、しかもそこはかとなくオールドセイコー風味がある絶妙なデザインです。

ケース・ブレスとも大部分がサテン仕上げ(ベゼルとケースエッジのみポリッシュ)のため、マットな質感。ダイヤル上の情報量は多いものの、はっきり空間があるためにガチャガチャした感じがないのも個人的には好感が持てます。

厚さ 11.3 ㎜、横 41.3 ㎜、縦 45.3 ㎜というアストロンとしては非常にコンパクトなサイズ。特に縦径の短さが良いですね。

GPSこそないもののソーラー電波に10気圧防水にサファイヤクリスタル風防、軽量のチタンケースと実用性も上々。

カラーバリエーションは4種類。

SBXY003

ブラックダイヤルにメタルブレス。



SBXY005

ベージュダイヤルにブラックのベゼルとチャプターリング。ダークブラウンのレザーベルト。

SBXY007

ダークグリーンのダイヤルにブラックレザーベルト。



SBXY001

シルバーダイヤルにブルーのチャプターリング。メタルブレス。
セイコー創業140周年記念モデル。限定600本。



価格とまとめ


定価はメタルブレスの003が143,000円(税込、以下同じ)でレザーベルトの005/007は132,000円。実勢価格は基本3割引きで101,000円と92,400円。実質価格はポイント10倍還元で90,900円と83,160円です。
限定モデルの001は定価が143,000円の実勢は2割引きで114,400円。実質は102,600円となります。

チタンで軽くて実勢でアンダー10万。
GPS外してこの価格ってこれ完全に「ブライツキラー」じゃないですか。大丈夫ですか?笑

まあ本当はシチズン「アテッサ」の対抗商品なのでしょう。

シンプルな方が良ければ同シリーズにSBXY009~019というモデルがあります。

こちらはよりエッジのあるデザイン。
サムライのような斜めに断ち切ったラグ。ブレスの1コマ目もそれに沿う形状になっていますのでいわゆるラグスポ調というやつですね。

ちなみに横径は同じなのですが、厚さはこちらが0.7mm薄く縦径は逆に2.6mm長くなっています。



価格的にもこちらがアテッサの本命ライバルでしょうね(AT8181シリーズと同価格)。
定価で110,000円、実勢が3割引きで77,000円、ポイント10倍で実質約7万円弱という高コスパモデルです。
最後に改めてまとめると、

SBXY001~007は独特の表情がある優れたデザインとノンGPS化に伴うコンパクトサイズそして低価格が魅力。普段使いにソーラー電波時計で人とはちょっと違うデザインを探しているのであればベストマッチの1本だと思います。

逆にクセのないデザインが良い人にはさらに2万円安いSBXY009~019も準備されています。

自分が1本選ぶなら圧倒的に005です。
いいですよね~この顔。ほんと一目見た瞬間に思いましたよ「カールおじさんじゃん!」って。
ベゼルがブラックなのだけ惜しい。これもシルバーの方が絶対いいと思うんですけどね。

「独断と偏見で選ぶ!価格帯別腕時計ベストバイ2020年版」のインデックスと雑感です。

価格帯は定価で区分しています。
対象は2020年に発売されたモデルですが、本数限定のモデルは外しています。

アンダー5万円部門


SBSA045/セイコー

自動巻き。10気圧防水。SSケース+SSブレス。ケース径40mm
国内正規版セイコー5の第2弾、スムースベゼルの「ボーイ」。
コンパクトでシンプルでスポーティ。その使い勝手の良さに加え定価で3万円に抑えた価格も魅力。

アンダー5万円部門・次点


アトランティスヌプシ/タイメックス

クオーツ。10気圧防水。レジンケース+レジンバンド。ケース径40mm
1990年代のモデルを日本限定で復刻。
定価アンダー1万円とお求めやすい。そしていい意味でのおもちゃっぽさやチープさ=トイ感が抜群。

両モデルの魅力や実勢価格など、詳細な情報は個別記事へどうぞ

5~10万円部門


SZSB011/セイコー

自動巻き。10気圧防水。SSケース+SSブレス。ケース径39.9mm
当サイトではおなじみ「俺たちのプアマンズGS」。
歴代プアマンズGS史上最もGSっぽい、その極めてシンプルで落ち着いたデザインによる汎用性の高さが売りです。

5~10万円部門・次点


オリエントスター スポーツコレクション ダイバー/オリエント

Ref.RK-AU0306L
自動巻き。200m防水。SSケース+SSベルト。替えシリコンラバーベルト付属。ケース径43.6mm
独特の丸みを帯びたそのデザインにより2019年のグッドデザイン賞を受賞したモデルのカラーバリエーション。
ツールとしての高い視認性を保ちつつも全体としてスタイリッシュな印象に仕上がっています。

両モデルの魅力や実勢価格など、詳細な情報は個別記事へどうぞ
>>>「5~10万円部門」

10~30万円部門


SBDC109/セイコー

自動巻き。200m防水。SSケース+SSブ レス。ケース径42.7mm
初の「植村ダイバー現代デザイン」。
伝説的モデルのデザインエッセンスをかなり残してこの価格とサイズ感で出してくれたことだけで個人的には満足です笑

このモデルの魅力や実勢価格など、詳細な情報は個別記事へどうぞ
>>>「10~30万円&30~50万円部門」

30~50万円部門


ブラックベイ フィフティエイト/チューダー

Ref.M79030B
自動巻き。200m防水。SSケース+SSベルト。ケース径39mm
チューダーの一番人気、「ブラックベイ フィフティエイト」。そのネイビーブルー。
絶妙なサイズ感と高い実用性、クラシカルなデザインに質感の良さと実に「まとまりのいい」時計です。

このモデルの魅力や実勢価格など、詳細な情報は個別記事へどうぞ

50~70万円部門


カレラ キャリバー ホイヤー02 スポーツクロノグラフ/タグ・ホイヤー

Ref.CBN2A1B.BA0643
自動巻き。100m防水。SSケース+SSブレス。ケース径44mm
タグ・ホイヤーのフラッグシップ、カレラ。その本流であるレーシングクロノグラフ。
それをド直球、ど真ん中のストレートのデザインで仕上げた素直に格好いい時計。
質感やスペックも含め、ほとんど欠点らしい欠点のないモデル。

このモデルの魅力や実勢価格など、詳細な情報は個別記事へどうぞ
>>>「50~70万円部門」

70~100万円部門


ポルトギーゼ・オートマティック40/IWC

Ref.IW358303
自動巻き。3気圧防水。SSケース+レザーベルト。ケース径40.4mm
リーフ針、アラビアインデックス、スモセコというオリジナルのデザインコードを踏襲しつつサイズダウンと自動巻きで実用性を向上と、オリジナルの延長線上にありながら同時にまぎれもなく最新のポルトギーゼ。
名門の歴史ある美しい時計です。

このモデルの魅力や実勢価格など、詳細な情報は個別記事へどうぞ
>>>「70~100万円部門」


ぜひ各個別記事もご覧ください。

2020年の腕時計価格についての雑感


定価の価格帯別に時計を並べてベストバイを選ぶ中で、その価格について思うところを最後に書きます。

前回同様に、今回も一番迷ったのは30~50万円部門でした。

今は定価でここのゾーンの時計が本当に少ない。ロレックスはもちろんオメガもブライトリングも出してないですしタグ・ホイヤーもカレラのほとんどのモデルはここに収まっていません。

ベストバイに推したチューダー以外で個人的に興味を惹かれるブランドではノモスとかジンぐらいかな。そのあたりが相当魅力的かつ納得のいく価格設定のモデルを出してこない限り、ベストバイという観点では手堅い作りのチューダーを選んでしまいます。(ただチューダーにはプレミアム価格という別の欠点があるわけですが)

かつて「ボリュームゾーン」と言われたこの価格帯。腕時計全体の価格高騰により層が薄くなっているというのは正直とても残念です。
ただ逆に言えば各ブランドにとっては狙い目だと思うんですけどね。
日本のように10年前から所得水準が大きく変わっていない国では「高級時計が欲しい」と思った時に手が届く範囲は変わっていないわけですから、この価格帯に対するニーズは間違いなくあるはず。

かつてはGS(グランドセイコー)の機械式やスプリングドライブの一部もここにいたんですが、ラグジュアリー化に舵を切ってセイコーとは別ブランド扱いになってからはひとつ上の価格帯になってしまいました。

個人的にGSは絶対にこの価格帯を手放しちゃいけないと思うんですが…せめてメカニカルとスプリングドライブの最安値モデルはここに収めておくべきではないでしょうか。
実際のセイコーさんはこのあたりはプロスペックスやプレザージュの限定モデル、そしてアストロンの上位モデルで埋める戦略のようです。

逆に激戦区だったのが実は10~30万円部門。

記事ではセイコーダイバーのことしか書いていませんが、これは2020年セイコーダイバーモデルチェンジしすぎ問題による単なる結果論。ファースト&植村の現代デザインという優れたモデルがどちらもここに含まれたというだけの話で、別にセイコーが無双していたわけではありません。

セイコー以外でもロンジンやハミルトンにボールウォッチなど、個性あふれる魅力的な時計が数多くありました。10万円前後ではティソもいいですね。記事では次点以降まで触れると長くなりすぎるのでばっさりカットしたというのが実際のところです。

やはりモーリス・ラクロア「アイコン」の大ヒットがこのクラスの市場に活気を与え、新たなボリュームゾーンへ押し上げたように思います。そして上の価格帯と比べストロングポイントをはっきり示した時計が多いので見ていて面白い。

そしていわゆる中堅ブランドは、はっきり30万円を意識した値付けをしているように見えます。だから激戦区になるしお得感もある。

ここより上の価格帯のブランドはそのへんに正直、無頓着な気がします。日本国内定価が50万を切るのとちょっと超えるのとではユーザーの印象が全然違うんですけどね。正規品を売りたいのであればそこはもっと考えるべきではないでしょうか。

そういう意味でギリギリ40万円アンダーに抑えてきたチューダーのフィフティエイトは評価できるし上手いと思うんですよね。

10~30万円の充実ぶりを鑑み、次回はこの価格帯もふたつに分けようかと思っています。今回ですら全5回の記事だったのがさらに長くなってしまうのですが…


「独断と偏見で選ぶ!価格帯別腕時計ベストバイ2020年版」の第2弾は5~10万円のゾーンです。
対象は2020年に発売されたモデルですが、本数限定のモデルは対象外としています。

価格帯は実勢価格だとブレるので定価で区分しました。
記載の価格はいずれも記事作成時点のもので新品税込です。
また併記している実勢価格は各店舗の表示価格=ポイント還元等を含まない金額となります。

5~10万円部門


SZSB011/セイコー

自動巻き。10気圧防水。SSケース+SSブレス。ケース径39.9mm

2020年、当サイト内でトップクラスのアクセス数だったのがこの「プアマンズGS」の記事でした。

 

詳細は上のリンク先記事をご覧いただければと思いますが、この時計の魅力はなんといっても「歴代プアマンズGS史上最もGSっぽいデザイン」。

ムーブメントがエントリー機の4R系とか風防がサファイヤクリスタルじゃないとか端々でコストダウンはしているのですが、ことデザインに関してはセイコーさんにありがちな「廉価モデルをわざとちょっとダサくする」がほとんど見受けられません。

ベストバイはシルバーダイヤル+メタルブレスのSZSB011にしました。口コミによれば光の当たり具合によってはシャンパンとかアイボリーのような色味とのこと。
極めてシンプルで落ち着いたデザインで汎用性が高いのが売り。他にも時計を持っている人ならオン専用時計としてブラックのレザーベルトに換装するのもありですね。

他にブラックダイヤルの012、ブルーダイヤルの013、ブラックダイヤルに針とインデックスがゴールドの014というバリエーションがあります。

定価:52,800円(税込、以下同じ)
実勢価格:31,680円(楽天市場調べ、以下同じ)

しかも今年に入って1万円以上値下げされ、コスパ抜群の1本になりました。
実勢価格としてはアンダー5万円のベストバイとほぼ変わらないという笑
ベストバイはこちらなのですが既に記事にしている時計ですのでアンダー5万円部門と同様に「次点」も発表します。

5~10万円部門・次点



オリエントスター スポーツコレクション ダイバー/オリエント

Ref.RK-AU0306L
自動巻き。200m防水。SSケース+SSベルト。替えシリコンラバーベルト付属。ケース径43.6mm

国産機械式時計の雄、オリエント。そのハイエンドラインである「オリエントスター」。
とはいえ価格帯は10万円前後に抑えられています。

こちらの「ダイバー」は2019年のグッドデザイン賞を受賞したモデルのカラーバリエーションになります。

最大の特徴は独特の丸みを帯びたそのデザイン。

Rがついて表面がこんもりとしたベゼル。楕円形で構成された時分針とインデックス。そこに細身のラグを合わせているのもいいですね。
オリエントスターのアイデンティティであるパワーリザーブ表示も健在。

ツールとしての高い視認性も保ちつつも全体としてスタイリッシュな印象です。

ISO準拠の200mダイバーズで風防はサファイヤクリスタル、パワーリザーブ50時間と基本スペックも充実。

ただ厚さ14 ㎜、横43.6 ㎜、縦51.1 ㎜というサイズ感は細腕さんにとってはかなりギリギリのラインですね。

定価:91,300円(税込、以下同じ)
実勢価格:54,303円~91,300円(楽天市場調べ、以下同じ)

こちらのモデルは基本2割引きの実勢73,040円のポイント10倍還元で実質65,000円強。ただ例によってオリエントはさらに引くショップがあるので、記事作成時点では家電量販店系で54,303円(ただしポイント還元率は1倍)からありました。

 

本当はこのオレンジとブルーのツートンベゼルにグレーダイヤルという組み合わせの0308Nが個人的にはどストライクです。ただこちらは「プレステージショップ限定(=流通限定)」で定価販売なのが残念なところ。ちなみにポイント還元は10倍で実質82,170円です。

その他のバリエーションとしてブラック(0309)・ブルー(0310)・グリーン(0307)のモデルが存在します。

人と違うダイバーズが欲しくて、セイコーダイバーのような「歴史的デザイン」に対するこだわりもなければかなりいい選択肢ではないでしょうか。


関連記事:
独断と偏見で選ぶ!価格帯別腕時計ベストバイ① アンダー5万円部門【2020年版】
独断と偏見で選ぶ!価格帯別腕時計ベストバイ③ 10~30万円&30~50万円部門【2020年版】
独断と偏見で選ぶ!価格帯別腕時計ベストバイ④ 50~70万円部門【2020年版】
独断と偏見で選ぶ!価格帯別腕時計ベストバイ⑤ 70~100万円部門【2020年版】

独断と偏見で選ぶ!価格帯別腕時計ベストバイ(インデックス)【2019年版】



本日(2021/4/18)楽天市場を眺めていてふと気づきました。

めっちゃ安くなってる!

「俺たちのプアマンズGS」ことセイコー メカニカル ネット流通限定モデルのSZSB011,SZSB012,SZSB013,SZSB014が割引率を上げて4割引きになりました!

大ヒット商品(たぶん)の大幅値下げ!


言わずと知れたセイコーの最高級ブランド、グランドセイコー(略称GS)。
そのGSを連想させるデザインを持つ安価な時計のことを「プアマンズGS」などと呼びます。

10年以上にわたりその代名詞であったSARB033/035が2018年にディスコンとなり、その座は空位となっていました。
しかしちょうど1年前に発売されたSZSB011/012/013/014が実にプアマンズGS感を醸しており笑、私も「俺たちのプアマンズGSが帰ってきた!?」と題して記事にしました。

 

SZSB011~014の魅力の詳細に加え、プアマンズGSの歴代モデルの紹介を含めた記事となっていますのでぜひご参照ください。

この記事の中で「なんならこれ大ヒットしてもおかしくない」と書いたのですが、楽天市場のレビュー数などから想像するに実際かなりのヒット商品となっているようです。

しかも!このたび(3月下旬くらいから?)その価格が下がりました。

記事作成時点で各ネットコアショップにおける価格が42,240円(税込、以下同じ)から31,680円へ変更されています。2割引きから4割引きへの変更ですね。
ネット限定のお約束でポイント還元は5倍なのですがそれでも実質30,100円。

この価格は正直、安い…!

はっきり言って迷ってるぐらいなら今すぐ買った方がいいと思います。

歴代プアマンズGS史上最もGSっぽいデザインのこの時計が3万円。
楽天スーパーセールやYahooショッピングの5の日などと併用すれば、実質2万円台後半で手にすることができるわけです。

これまでだったら「ビジネスマンが1本持っておくと便利なオン用時計」でしたが、この価格ならそれに加えて「入学・入社祝いに送る初めての機械式時計」というポジションも狙える気が。そもそもこの時期に実勢価格を改定したのはそれが狙いなのかもしれません。
プアマンズGSの記事では取り上げていませんでしたが同じシリーズの「クラシックライン(※)」ことSZSB015/016/017/018も同様に2割引きから4割引きへ割引率が上がっています。
※011~014は「ドレスライン」だそうです



こちらはインデックス夜光とシースルー時分針にサイクロップスレンズというややスポーティなデザイン。
メタルブレスの015/016が実勢31,680円、レザーベルトの017/018が30,360円です。
発売後1年での値下げ。
これは何を意味するのでしょうか。

常識的に考えればディスコンするには早すぎですけれど。
好評につきネット限定じゃない版を出すため(という理由で)製造終了とかないよな…

でも4割まで引くのって、ディスコンに伴う売り切り以外にはあまり考えられないんですよね。

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