ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

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いったいなんだったのか。

そう言いたくなるぐらい、2020年は狂乱の1年でした。

2020年セイコーダイバー百花繚乱


まずは2020年の主な出来事を振り返ってみましょう。
基本的にはプロスペックスのダイバースキューバシリーズに関するものですが一部他シリーズ(マリンマスターやアルピニスト)も記載に含めています。

1月

・プロスペックスとして復活した「アルピニスト」SBDC087/089/091/093発売
・オールブラックの限定モデル「ブラックシリーズ」SBDX033(MM300)、SBDC095(スモウ)、SBDL065(ソーラークロノ)発売

2月


3月

・セイコーダイバーズ55周年アニバーサリーモデルが発表(発売は6月)され、その中に「ファーストダイバー現代デザイン」がフルリニューアルされたSBDC107が含まれる

6月

・新型「ファースト現代」SBDC107およびそのバリエーションであるSBDC101/103/105が発売

7月


8月

・「サムライ」のモデルチェンジ「キングサムライ」SBDY065が「Save the Ocean」モデルとして発売、同時発売のSBDY063は「キングタートル」仕様
・マリンマスターシリーズの「ツナ缶」がモデルチェンジ

10月

・「アルピニスト」から簡易方位計を省略したシンプルモデルSBDC115/117/119が発売

12月


整理し直すと、

フルモデルチェンジが「ファースト現代」「ショーグン」「1968現代」。
マイナーチェンジが「タートル」「サムライ」そして「ツナ缶」。
復活したのが「アルピニスト」。
完全新作として「小径ツナ」「セカンド現代」「シンプルアルピニスト」。

まあ正直、何やってんのって感じです笑

ダイバースキューバでは2019年に既にモデルチェンジしていたスモウ以外すべてモデルチェンジ…いやモンスターもしてないか。(モンスターはちょっと現行の位置づけがよくわかりません)

それに加えアルピニストの復活&シンプルモデル発売、マリンマスターではツナ缶系のモデルチェンジと「出せる札を全部出し切った」感が強いです。

個人的に1月2月はワクワクしていてディスコン予想も楽しくて笑
3月のファーストダイバーで盛り上がって、セカンド発表ぐらいまでは「うわ、早く現物見たい!」って感じだったんです。

それが10月のシンプルアルピニストで「さすがに出し過ぎでは?」と思い12月のショーグンと1968現代では「売れるのか?」と心配になりました。

大好物はおいしく食べたい


もちろんロングパワーリザーブの6R35への移行というムーブメントの世代交代を進めたかったのはわかっています。

最初に6R35を搭載したスモウがムーブメント変更&風防のサファイヤクリスタル化で旧型から+27,500円の価格上昇がありました。
さらに流通限定化=値引きなしに変更したためスモウとファースト現代(先代のSBDC051)との間で実勢価格の逆転現象が発生します。それを解消するためにファースト現代をフルモデルチェンジ。すると今度はファーストとショーグンや1968の間で実勢価格が逆転したためそのふたつもモデルチェンジ。

こんな単純な話ではないと信じたいですが…これ以外に理由があれば教えてほしいです。
6R15の生産を止めてすべて6R35にしたいという生産効率の話はもちろんあるでしょうが。

ただね。
これ、ぜーんぶセイコーさんの都合です。

ユーザーがどう感じるかという観点が全く欠落しているようなので教えてあげますよ。

2020年みたいなことをやると、ユーザーはこう感じるんです。

「雑に扱われた」
「自社製品に対する愛がないメーカーだ」

そしてこうも思うんです。

「長期的な視野も販売戦略もないんだな」

ダイバースキューバは数多くのラインナップを抱えるシリーズになりました。
SBDC系はスモウ、ファースト、セカンド、1968、ショーグン。
SBDY系がタートル、サムライ、モンスター、小径ツナ。

これだけあるんですから普通に毎年SBDC系でひとつずつモデルチェンジすればいいんですよ。それこそロレックスのスポーツモデルみたいに。

そうすれば好事家は毎年買ってくれるかもしれない。
でも1年で全部出したらマニアでも呆れるだけです。

ユーザーはセイコーダイバーが大好物なんです。でも大好物も全部同時に出されたら食べきれない。

自分で価値を下げてどうすんだ、って感じです。

2021年はセイコー創業140周年だそうです。
きっと2020年に出たモデルに勝るとも劣らぬ魅力的なモデルが数多く準備されているのでしょう。

だったらなおさら2020年に出したモデルを上手く見せてほしかった。
というか55周年でファースト現代デザインを使ったならセカンド現代デザインは残しておけば良かったのに。なぜ140周年記念モデルとして出さなかったんですかね。なんか隠し玉が準備されているんでしょうか。



価格設定もそうです。

旧型がこの値段で、モデルチェンジに伴う変更点がこれだから+いくら。
ちなみにモデルチェンジを機に流通限定にするので値引きはなくなるよ。

みたいな。

いや、それは全部そっちの理屈じゃん。
あと、それで売れんの?

6R35へ最初に移行したスモウの新型がデキも評判も良かった(きっと売れ行きも良かったんでしょう)ので、勘違いしちゃったんでしょうか。

ここでもユーザー目線が全くないし、価格戦略もない。
どういう層にどういう訴求をしてどれだけ売れるか、ちゃんと予測しているんですかね。

流通限定にして定価販売を強いたいのであれば値付けは抑えればいい。
変更点に対する価格上昇はモデルを跨いでも同じにしなきゃいけないというなら、それは思考が硬直化してますね。

売れなきゃ値段を下げるのは正しい。でもセイコーさんが欲しい(はずの)ブランド価値を下げるんだから最初からそうならない値付けをしてくれればなお良いですね。


あとはモデルチェンジした1968、ショーグン、サムライでプレーンなブラックダイヤル・ブラックベゼルモデルを出さないのも気に入らないです。
タートルは文字盤エンボス加工でちょっとプレーンとは言い切れないSBDY049がありますがこれもネット流通限定。

これまでは標準的なモデルをきちんとユーザーに見せてきたのに、どうしちゃったんですかね。


さて、新年早々めちゃめちゃ文句言ってきましたが笑、言いたかったのは要するにこういうことです。

私にとってセイコーダイバーはとても魅力的な時計です。

だからこそ、もう少しセイコーさんにも大切に扱ってほしい。

それだけなんです。



2020年2月の時点で書いた「セイコー プロスペックス ディスコンしそうなモデルたち」。
その解決編です。

インデックス記事:
セイコー プロスペックス ディスコンしそうなモデルたち(インデックス)【2020年版】

本当は6月ぐらいには新作が出揃いカタログも更新されて答え合わせできるだろうと思っていたのですが、プロスペックス全体のモデル数が増えすぎたためにカタログに載らないモデルが多く「カタログ落ち」が判別できず。公式サイトからもなかなか旧モデルの情報が消えなかったのこんな年末まで引っ張ってしまいました笑

各モデルの変更点や価格まで予想していましたので「的中度」も書いてみました。

1.SBDC051:的中度95%


ディスコン:的中!

予想変更点
◎:6R35へムーブメント変更→あり的中!
△:ベゼルインサートのセラミックス化→なし外れ
的中○:流通限定モデル化→あり的中!

予想価格→完全的中!
定価:130,000円+税=143,000円
実勢価格:143,000円
実質価格:128,700円


 

ファーストダイバー現代デザインはほぼ完全的中です。
特に値段をズバリ当てたのは我ながらお見事笑

まず限定モデルのSBDC107、後にSBDC101,103,105のバリエーションも加わりました。
外れたのはベゼルインサートがセラミックス化されなかったこと。そして上の項目には挙げていませんでしたが時針のアロー針はSBDX019(そしてSBEX009)との差別化のため変更しないと予想していましたが、変わりましたね。
デザインにクセがなくなりファーストダイバーのテイストも強まったということで、私も大喜びして速報記事を書きました。

ネット上の反響や楽天などでの購入者口コミの多さから見ても、恐らくセイコー今年最大のヒット作になったのではないでしょうか。プロスペックスのテレビCMでもこのモデルがフィーチャーされていましたね。

新型関連記事:
【超速報!】SBDC107、ファーストダイバー現代デザインが満点のフルリニューアル!
【速報】ファーストダイバー現代デザインに3モデル追加! SBDC101,SBDC103,SBDC105

ディスコン:的中!

予想変更点
×:ムーブメント変更→なし的中!
△:風防のサファイヤクリスタル化→あり的中!
△:デザイン変更→なし外れ
×:流通限定モデル化→なし的中!

予想価格→+3,300円?
定価:64,000円+税=70,400円→73,700円(想定)
実勢価格:56,320円(2割引き)→58.960円(同上)
実質価格:50,688円→53,064円(同上)

予想記事:

サムライもディスコンになりました。
ただしこちら、旧型は公式サイトから消えたのですが記事作成時点で新型は「Save the Ocean Special Edition」のSBDY065しか出ておらずいわゆる標準モデルが存在しません。

実は海外では文字盤エンボス加工のブラックダイヤルモデルが出ていて恐らくこれがプレーンです。「タートル」の新型SBDY049と同じですね。あちらが「キングタートル」ならさしずめこれは「キングサムライ」でしょうか…あるいは「ダイミョウ」とか笑
ちなみにサムライ伝統のツートンベゼルではなくブラックのワントーン。ホワイトダイヤル+ラバーベルトのバリエーションもあります。

ムーブメント、ケース、デザインいずれも変更なく、主な変更点は風防のサファイヤクリスタル化とベゼルインサートのセラミックス化です。デザイン変更は予想というより希望でしたのでやはり外れ笑

旧型の価格差は標準モデルと「Save the Ocean」モデルで+4,400円でしたので、新型もそれと同じとすれば標準モデルの定価は73,700円。旧型から+8,800円になる想定です。予想ではサファイヤクリスタル化が微妙と考え+5,500円としていたのでまあ妥当な金額かと。

3.SBDY015:的中度70%


ディスコン:的中!

予想変更点
×:ムーブメント変更→あり的中!
◎:風防のサファイヤクリスタル化+サイクロップスレンズ→あり的中!
◎:ベゼルインサートのセラミックス化→あり的中!
△:文字盤デザイン変更(エンボス加工)→不明
〇:流通限定モデル化→なし外れ

予想価格→―1,100円?&流通限定なし
定価:62,000円+税=68,200円→67,100円(想定)
実勢価格:68,200円(税込、以下同じ)→53,680円(同上)
実質価格:61,380円→48,312円(同上)

予想記事:
 

タートルこと3rdダイバー。こちらもディスコンです。
そして上のサムライ同様に、現在いわゆる「プレーンモデル」が出ていません。
「ネット流通限定」のSBDY049/051(いわゆる「キングタートル」)と「Save the Ocean」のSBDY063。どちらも文字盤は加工ありのデザインになっています。

変更点はほぼ的中…まあ記事作成時点で既にキングタートルが出ていましたので当然ですが笑

ラバーベルトのSBDY051ですと価格は65,000円+税=71,500円。
ネット限定モデルなのですが例外的に(恐らく「Save the Ocean」モデルとの価格的整合性を取るため)2割引きされており実勢は57,200円です。
(実質はネット流通限定のため10%ではなく5%還元で54,340円)

以前の予想では旧型から+9,900円だったのですが、変更点がほぼ同じであるサムライが+8,800円であろうことを踏まえるとこちらも+8,800円と思います。文字盤加工ありとの差額を4,400円と考えても同じです。

価格的には嬉しい誤算です。あとは普通にプレーンなSBDY015相当のモデルを出し、ダイヤル加工がない分もう一声安い想定通りの値付けをしてくれれば完璧ですね。実質アンダー5万円に収まるのは非常に大きい。

新型関連記事:
セイコー プロスペックス SBDY049、タートル狙いなら必見のド本命モデル
【速報】「キングタートル」値下げ解禁!セイコー プロスペックス SBDY049,SBDY051

4.SBDC029:的中度50%


ディスコン:的中!

予想変更点
◎:ムーブメント変更→あり的中!
◎:風防のサファイヤクリスタル化→あり的中!
×:デザイン変更→あり外れ
×:流通限定モデル化→あり外れ

予想価格→+22,000円&流通限定大外れ!
定価:140,000円+税=154,000円→176,000円
実勢価格:123,200円(2割引き)→176,000円
実質価格:110,880円→158,400円

予想記事:
 

ショーグンもモデルチェンジしました。記事作成時点で公式サイト上のカタログにはSBDC029が残っていますがまあディスコンでしょう。

変更点はムーブメント変更とサファイヤクリスタル化が的中。デザイン変更はしないと予想していたのですがリニューアルされ結構印象が変わりました。さらに流通限定化されたことによって割引もなくなり価格が大外れ。

元からダイバースキューバでは唯一のチタンモデルとして地味に独自路線を歩んでいたショーグンなのですが、価格上昇によりさらにマニアックなモデルになった気が…顔はシュッとしたんですけど。


結局すべてディスコン。

正直全部やるとは思っていませんでした。
今年のセイコーはちょっと異常な1年でしたね。

以前に「ディスコンが気になるモデル」としてファーストダイバー現代デザインSBDC051を取り上げましたが、その結論が出ました!

関連記事:

ほぼ満点のフルリニューアル!


今、めちゃめちゃ興奮しながら記事書いてます笑

今回アナウンスされたのは

DIVER SCUBA ヒストリカルコレクション
1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン SBDC107

まずなんといっても時分針のデザインが変更されたのが大きい!私が願っていた「SBDC027っぽいやつ」になってます!(MM300に近い気もします)
しかも!秒針がちゃんとファーストダイバーのやつ!

インデックスもより短く四角いものになりかなりファーストダイバー感向上しています。

しかも現行SBDC051の厚さ13.8 ㎜、横42.6 ㎜、縦49.8 ㎜から新型SBDC107は厚さ13.2 ㎜、横40.5 ㎜、縦47.6 ㎜へサイズダウン。これはかなり嬉しい。厚さ0.6mm、縦横共に2.0mm以上小さくなっていることはかなり装着感が向上しているでしょうし使い勝手も良くなります。

もちろん予想通りムーブメントは70時間ロングパワーリザーブの6R35へ変更されています。

素晴らしい。ここまでは文句なく満点です。

敢えて「ほぼ」の部分、個人的に気になる点を挙げるとすれば、若干ベゼルが太く感じることと文字盤カラーでしょうか。

ブラックではなく今回のコンセプトカラーである「ブルーグレー」です。これは限定モデルのためと思われるので、標準モデルの発表が期待されます。

あとは毎度同じこと言ってますが値段ですね。

ラバーベルト付属で154,000円(税込)。
そして例によって流通限定=値引きなし。現行の標準的な実勢価格88,000円から66,000円の上昇。

標準モデルを出す際には流通限定を解除してほしい…せめてラバーベルトなしにして値段を下げてほしいところですね。

発売予定日は2020年6月19日(金)で世界限定5,500本です。

最後に改めてまとめると、

デザイン大幅強化・サイズダウン・ロングパワーリザーブ。限定モデルで文字盤はブルーグレー。実勢価格は66,000円アップ。

ということになります。

詳しくは公式サイトの特集ページをご覧ください。

写真がめちゃめちゃ格好いいので、こちらを見れば私の興奮が皆さんにも伝わると思います笑

同時にハイエンドの復刻3部作(ファースト、1968、ツナ缶)もアナウンスされたのですが、正直そっちは値段も高いし売れないんじゃないかと思っちゃうぐらいこのSBDC107は素晴らしい。
早く現物見たい!そして標準モデルの発表が待ち遠しい!

その暁には何卒流通限定の解除を…お願いしますよセイコーさん。

!!!2020年6月13日追記!!!
ファーストダイバー現代デザインに新たに3モデルが追加されました!




この記事を書いている時点でもの凄く欲しい時計のひとつがSBDC097。
「スモウ」という愛称で呼ばれるセイコーダイバーシリーズの、ネット流通限定モデルです。
上の記事で書いた通り、スモウは2019年にモデルチェンジし旧型から大幅に質感が向上し同じぐらい大幅に価格が上昇しました。

実勢価格では46,200円→93,500円。なんと2倍です。

しかし、実はこの記事作成時点ではまだギリギリこの値段で買える旧型スモウがあるのです。

それがSBDC057。ペプシベゼルのモデル。
とっくにディスコンしているのですが、さほど人気がないのかまだわずかながら在庫が残っています。

私は既にMM300のSBDX017を所有していますので、セイコーダイバーの本数を増やすなら標準的な黒ダイヤル黒ベゼルでないものがいい。特にペプシは前から1本欲しいと思っていました。そして人とかぶるのが嫌なロスジェネ世代としては人気がないのはむしろプラス要素笑

個人的には新型の完成度の高さに惹かれており、だからこそSBDC097が欲しいのですが「実勢価格アンダー5万円でスモウを買えるラストチャンス」しかも「自分としては願ったりかなったりのペプシ」。気持ちが大きく揺さぶられます。

ということで考えてないで実物見てこようと、某大手家電量販店で実際に自分の腕に乗せて見比べてきました。

実機を見比べての感想


SBDC057と比べたのは標準のブラックモデル、SBDC083。

先に手に取ったのは057。
自分の旧型スモウに対する以前からの印象通り、価格からすれば驚異的な仕上げ。やっぱいいな~これでこの値段は凄いなあ。
そして特徴的なコロンとしたフォルム。ペプシってそもそもチープさを感じるカラーリングでそこがいいのですが、絶妙にマッチしてカワイイ印象。

続いて083。
以前グリーンの081は触れたことがあったのですが、083を手に取って見たのは初めて。

めっちゃ質感いい!
なんだこれ。一瞬SBDX017持ってるの忘れて反射的に欲しくなるぐらい質感いい。

なぜか057より083の方がベゼルがフラットに感じます。そもそも色が違えば印象が違うのは当然ですし057はベゼルに膨張色が入っているのもその一因でしょうが、恐らく最大の理由は厚みが違うためかと。

 

ベゼル12時位置のルミナスポイント周辺シルバー部分が旧型は三角になっているのに対し新型は辺が閉じていない=縦長の三角形の途中で終わっている。スモウの特徴である大銀杏が縦にふたつ並んでいるようにも見えますね。
結果としてその部分の横幅も狭くなっていて、数字のフォントが細くなったことと相まってスマートさを増しています。こういう細かなリファインが全体の印象を整えているんですね。

全体の印象として写真で見るよりずっとスタイリッシュ。なんだかスモウじゃないみたいでした。個人的には新型の方が好きですが、旧型の方を好む方もいると思います。


場合によっては057を買うつもりで見に行ったのですが、決められませんでした。

旧型を買うには新型の仕上がりが良すぎる

新型を買うには旧型との価格差があり過ぎる

どっちもどっち、の逆。どっちもいいから決められない!って感じです。

旧型の実勢価格を頭から追い出して新型を買う、または新型の仕上がりを見なかったことにして旧型を買うのか。

悩ましい…



タイプ別買い時ジャッジ


最後に「ディスコンしそうなモデル」の記事と同じように現在の買い時度を5点満点で評価します。

買い時度…5(現在の価格で買えるうちに買いましょう)

・旧型スモウのキャラクターが好きな人
旧型と新型はそっくりだけどよく見るとキャラクターが違います。旧型の「丸っこい」イメージが好きであれば在庫があるうちに買うべき。まさしく今がラストチャンスです。

・ペプシベゼルのセイコーダイバーをなるべく安く手に入れたい人
記事作成時点でペプシベゼルの機械式セイコーダイバーで実勢価格が最安値です。しかも上位ムーブメントの6R系搭載。お買い得なのはまちがいありません。

買い時度…2(旧型は見送った方が無難か)

・新型スモウのスマートさにやられた人
「でも値段が…」わかります。ただここで値段につられて旧型を購入しても新型も欲しくなる可能性が高い。なのでここはじっと我慢してお金を貯めるのが吉かと。
私個人としては新型のカラーバリエーションを色々見てみたい(出してほしい)と感じました。

新型のペプシも見てみたいです。
チューダーのブラックベイGMTみたいなシャープな印象になるかもしれません。
ブラックダイヤルで出してくれないかなあ。セイコーはペプシベゼルにするとネイビーダイヤルが基本なんですよね。
キャッシュレス5%還元期間が2020年6月末までなので、出すなら早めにお願いしますセイコーさん!

!!!あくまでも私の個人的な考察ですので、予想が外れても一切の責任は負いません!!!

!!!2020年11月13日追記!!!
ついに新型のショーグンが発表されました!

詳しくはこちら>>>
【速報】SBDC029、ついにディスコンか!新型ショーグンSBDC129,SBDC131登場


※この記事は2020年新作発表を機にディスコンが懸念されるセイコーダイバーについて考察した一連の記事の4番目です。重複を避けるため一部記載を簡素にしている部分がありますので、よろしければ前提として事前にこちらの記事もご覧ください。

関連記事:
セイコー プロスペックス ディスコンしそうなモデルたち(インデックス)
セイコー プロスペックス SBDC051 ディスコンしそうなモデルたち①



SBDC029、通称「ショーグン」。

2008年に発売された初代SBDC007から2015年にモデルチェンジした2代目が現行です。その際の変更点は文字盤の表記が変わったぐらいで価格も据え置きでした。

特徴はどことなくトゲトゲしたそのフォルム。それが海外ユーザーに甲冑っぽさを感じさせてペットネームの由来となったようです。
個人的にはこのトゲトゲを見るといつも魚の「カサゴ」を思い出します笑

12時位置のインデックスや極端に短い時針もとんがっています(いわゆる「モンスター系」ですね)が、実はその印象をもたらしているのはベゼル。
サイドが溝ではなく上部から斜めに切り欠きを入れています。またラグもベゼルに沿う形で段が設けられており、八角形っぽく見える工夫がなされています。昔のブライツSAGNシリーズが思い起こされますね。

全体にけっこう細かい作りになっているのです。

また、ダイバースキューバの機械式モデルでは唯一のチタン製。軽量なので好む方も多いのですが、傷がつきやすいというデメリットもあります。標準でウレタンバンドも付属しています。

歴史的デザインソースを持たないことや、チタン製ゆえにダイバースキューバの中では最高値であることなどから地味な印象が強くやや人気は低いと思われますが、手の込んだ作りと「軽いダイバーズが欲しい」というニーズに応えるモデルとしてずっとラインナップされてきました。

ディスコンの根拠


単純に、現行ダイバースキューバで最も古いモデルになったから。
そして、ムーブメントが6R15であり6R35への移行が想定されるためです。

現状、特に気になる値動きはしていません。

モデルチェンジ時の予想変更点・価格


ここは素直に70時間ロングパワーリザーブの6R35へムーブメントをグレードアップし、風防をサファイヤクリスタル化すると思われます。

スモウがSBDC083で同じ変更をして先代から+27,500円(税込、以下同じ)でした。
デザインもこのままかと。個人的にはモンスター系の時針やインデックスはこの価格帯にそぐわない気がしますが、他のモデルとの差別化という意味でも継続が妥当でしょう。

流通限定化はなさそうです。既に高価格モデルですし人気も考えるとさらに実勢価格を上げることは考えにくいです。

ひとつ気になるのが値引き率。現在プロスペックスの値引きは基本2割。しかしSBDC029は現在も3割引きが標準的な価格となっています。これは「古いモデルなので以前のまま」が建前でしょうから、モデルチェンジに伴いこれも2割に変更される可能性が高いでしょう。

ということでまとめます。

現在のSBDC029のコアショップでの標準価格がこちら。

定価:120,000円+税=132,000円
実勢価格:92,400円(3割引き)
実質価格:83,160円

予想変更点

◎:ムーブメント変更
◎:風防のサファイヤクリスタル化
×:デザイン変更
×:流通限定モデル化

予想価格

定価:140,000円+税=154,000円
実勢価格:123,200円(2割引き)
実質価格:110,880円

SBDC083の前例を考えれば+27,500円なのですが、定価10万超のモデルは1万円単位の値付けなので本当は+33,000円。ただここは戦略的に+22,000円に抑えてくると予想しました。

それでも実質で133%、3万円弱の上昇ですね。ロングパワーリザーブなので妥当と言えば妥当な価格なのですが、定価で15万円超、実質でも10万円を優に超えてくるというのはユーザー心理にはだいぶ影響がありそうな気がします。

ちなみに+33,000円だった場合はこうなります。

定価:150,000円+税=165,000円
実勢価格:132,000円(2割引き)
実質価格:118,800円



タイプ別買い時ジャッジ


以上の内容を踏まえ、現在の買い時度を5点満点で評価します。

買い時度…3.5(値段をウォッチしつつ動きが出たら迷わずに)

・いつかはショーグンを買おうと思っていた人
上に書いたようにモデルチェンジする場合はほぼ間違いなく価格上昇幅の大きいムーブメント変更を伴いますし、3割引きでもなくなるでしょう。ロングパワーリザーブへのこだわりがなければ買うべきは現行。
ただ値動きがまだ底値を見せていないので現時点では様子見が妥当かと。もしどこかの店が3割引きを止めて2割引きの値を付けたらそれが決断のタイミングかもしれません。

買い時度…3(新作発表を待ちましょう)

・パワーリザーブ70時間が必要な人
SBDC051の記事でも書いたように70時間で意味があるのは2本使いの人と、平日のメイン時計として使って週末は別の時計をする人。その場合はモデルチェンジ後の価格設定を確認して納得がいけば新作を購入するのが良いでしょう。

・チタンのセイコーダイバー(ツナ缶以外)が欲しい人
現状それに該当するのはこのSBDC029だけなのですが、何らかの新モデルが出るかもしれませんのでそれを待ってから動いても遅くないと思います。

ということで2020年春・ディスコンが心配なモデルたちのシリーズは終了です。

セイコーがバーゼル撤退し「何らかの形で」3月中に新作発表ということですので、これからも注視していきたいと思います。


関連記事:
セイコー プロスペックス ディスコンしそうなモデルたち(インデックス)
セイコー プロスペックス SBDC051 ディスコンしそうなモデルたち①
セイコー プロスペックス SBDY009 ディスコンしそうなモデルたち②
セイコー プロスペックス SBDY015 ディスコンしそうなモデルたち③

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