5日間にわたって繰り広げられた11thバスラ。
そのラストは2代目キャプテン・秋元真夏の卒コンでした。
恥ずかしながら、TVの前でだいぶ泣きました笑
めちゃめちゃいいセトリ
セットリストはこちら。
Overture
01. ぐるぐるカーテン
02. おいでシャンプー
03. 走れ!Bicycle
04. 制服のマネキン
05. ガールズルール
06. 太陽ノック
<期別曲コーナー>
07. バンドエイド剥がすような別れ方
08. ジャンピングジョーカーフラッシュ
09. 僕の衝動
<ユニットコーナー>
10. 口約束
11. ごめんねスムージー
12. 魚たちのLOVE SONG
13. 涙がまだ悲しみだった頃
14. Against
15. インフルエンサー
16. シンクロニシティ
17. 好きというのはロックだぜ!
18. 帰り道は遠回りしたくなる
19. 最後のTight Hug
<ユニットコーナー>
20. 言霊砲
21. 忘却と美学
22. 大嫌いなはずだった。
23. ひと夏の長さより…
EN
EN1 僕たちのサヨナラ
EN2 2度目のキスから
EN3 乃木坂の詩
WEN ハウス!
TEN ガールズルール
なんというか、めちゃめちゃいいセトリでしたね。
まず印象に残ったシーンを挙げていきます。(主語目的語が省略されている場合はすべて秋元真夏です)
独断と偏見によるこの日のビジュアル仕上がってんなあメンは賀喜遥香。次いで与田祐希かな。
オープニングは『ぐるぐるカーテン』。
その両サイドは楽曲のイメージからはちょっと外れた鈴木絢音と梅澤美波。
在籍メンバーの中で「戦友」感のあるふたりという選択ですね。
『おいでシャンプー』。
あの客席と近い横浜アリーナの外周で「おいシャントレイン」。目の前で見れた方がうらやましい笑
『走れ!Bicycle』まで歌い、「自分がいなかった3枚のシングル」であり「あの頃の1期生に感謝している」。
『制服のマネキン』フル!胡坐!
「ず~っと憧れてたやつ」と言ってからの『ガールズルール』「騒げ~!!」。
カメラに愛想振りまく姿が可愛い遠藤さくら。
全力でハートをやっている姿が微笑ましい中西アルノ。
『太陽ノック』。「卒コンだけど寂しさ忘れて楽しんで下さい」。
MCで「真夏さん今日は絶対転ばないでくださいね」という山下美月の鬼の振り。(でも最後まで転ばなかったはず)
筒井あやめの激煽りから始まった『ジャンピングジョーカーフラッシュ』。キラーチューンすぎる。
『僕の衝動』。
「真夏さんはれんたんのことが大好きなんだろうなあ」と思わせる岩本蓮加とのイチャイチャ。そして伊藤理々杏とのキメ顔対決。
『口約束』。これ、曲がいいよな~。
佐藤楓が泣いている。ぐちゃぐちゃに泣いている。
「乃木坂の中で一番アイドルらしい曲」、『ごめんねスムージー』。
阪口珠美、田村真佑という実にいい感じのメンバー起用。
『魚たちのLOVE SONG』。
着ぐるみ。2019年の全ツで観たやつだ~。
当時と同じ山下美月と筒井あやめに加え、カマキリの黒見明香も。全員無表情。
くろみんがMCで「カマキリを詳しく指導してくださった」と丁寧に感謝を述べていたのが面白かった笑
『帰り道は遠回りしたくなる』。
やっぱりこの曲は大間奏でのペアダンスを誰とやるのかに注目してしまうのですが、鈴木絢音でも梅澤美波でもなく岩本蓮加なのがなんだか嬉しい気がしました。
そして本編ラスト直前にユニット曲を3曲続けます。これは極めて異例、というか恐らく初めてのことでしょう。
3期との2曲については後述します。
真夏さんリスペクト軍団の解散式となる『大嫌いなはずだった。』。
男泣きする鈴木絢音。最後まで自分を見送ってくれた彼女への、目一杯の感謝。
そして「一番好きな曲」と紹介した『ひと夏の長さより…』。
アウトロで笑顔から泣き顔になる真夏さん。
アンコール。
OBたちからのコメント。
先代・桜井玲香からはこんな愛に溢れた言葉が。
「私は反対しました」。(矢野顕子ですね笑)
「今の乃木坂が私は大好きです」。
パーフェクトスペックを持ちながらどこかおマヌケで愛されキャラだった桜井玲香。
「完璧じゃないところが逆に完璧」な彼女の暖かさが懐かしく思い出されます。
そして後輩たちからの感謝の言葉。
それにしても菅原咲月は本当に綺麗な顔で泣くなあ。
賀喜遥香の「私たちの力でどうやって進んでいけるのかいっぱい考えた」に対し「十分頑張ってるから背負いすぎないでね」。
梅澤美波「真夏さんの笑顔を一番そばで守ろうと決めた」。
ダブルアンコール『ハウス!』、そしてトリプルアンコール『ガールズルール』。
最後の最後までアイドルを全うして、真夏さんは去っていきました。
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10thバスラの記事で私は真夏さんについて「キャプテンになってから彼女は力のある言葉を語れるようになったと思います」と書きました。
この日も彼女は多くの素敵な言葉を残しました。
『言霊砲』の後に久保史緒里、山下美月、与田祐希に対し「乃木坂を支える3人」。
梅澤美波との『忘却と美学』の曲中で「メンバーのいいところを見つけられる素敵なキャプテンになってください」。
そして曲終わりにも何か言葉を交わし、「うん、大丈夫」と動いた口。
そして歌い終わった後には「辛い時も楽しい時もメンバーを守ることを考えて」。
「辛いポジションに見えるけどメンバーとのコミュニケーションの機会が増える素敵な立場だから」。
これから1期生の役割を果たさなければならない=時には自分のことも後回しにしてでも後輩を盛り立てていかなければならない「よだくぼした梅」。
そんな4人への特別なメッセージだと感じました。
さらに本編ラスト前のMCで真夏さんはこう言いました。
「本当に尊敬できる後輩たち」。
「乃木坂はちゃんと世代交代できてるんじゃないかな」。
頭3曲の後のMCからもわかる通り、立ち上げの苦しさを味わわなかった自分にどこか引け目を感じていた真夏さん。
だからこそ「出来上がった」乃木坂に入ってきた3期生以降のメンバーに対しシンパシーを覚えた。そして「乃木坂」という大きい看板ゆえに最初から多くを求められ、それに懸命に応える後輩たちに心からのリスペクトを抱いた。
あとはもうウイニングランだけかと思っていた自分のアイドル人生。
でも、そんな後輩の姿を見て「自分ももう一度、全力で走るのもいいもんだなあ」と思った。
なんて素敵なんだろう。
あなたたちのおかげで、私も初心を取り戻せた。
必死に「乃木坂であろう」とする後輩たちへの全肯定。
そして最後の最後に真夏さんが伝えたのはこの言葉でした。
「キャプテンには踏ん張らなければいけない時があるから」、
「梅のことを全力で支えてあげてください」。
梅を頼む。
キャプテンという立場。
秋元真夏が(そして桜井玲香が)その笑顔の裏に隠してきた苦悩。
ここまではっきりと語ったのは、梅ちゃんのためですよね。
本当の意味でわかってあげることはできないかもしれない。
でも。どうか。思いやってほしい。
キャプテンのためにも、「一緒に泣いてくれる人がいる」乃木坂であってほしい。
これを最後に言える秋元真夏は、本当に素敵なキャプテンでした。
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