ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

タグ:ライブ

びーむ色調補正3

笑顔の理由


ここまで印象的なシーンを列挙してきましたが、実は個人的に最も強く印象に残ったのは卒業スピーチの中で松村沙友理が語った感謝の言葉です。

「たくさんの人が私に笑顔の印象を持ってくださっているのは、外に出る時に楽しい気持ちになれるようにマネージャーさんがいつも盛り上げてくれるからだと思います」

これまでも常日頃から多くのメンバーがスタッフさんへの感謝を口にしてきました。
ただ、ここまでしっかりと具体的な貢献を言葉にしたことはほとんどなかったのでは。

スタッフさんも乃木坂が大好きで乃木坂のために一生懸命で。
メンバーもちゃんとそれを理解していて感謝している。

私がこの言葉から感じたのは、そんな暖かな関係性でした。

乃木坂って、暖かい。

我々ファンの側が「乃木坂のこういうところが好き」で「バックヤードでも実際にそうだったらいいな」と願うイメージ。
まさにその部分が実際に存在しており、しかもそれがグループ内だけでなく周囲の人々も含めてであることを示唆するメンバーの発言。

嬉しいですよね。

これまでもたびたびこのようなコメントが出てきました。

2020年12月の4期ライブで筒井あやめはライブの感想を聞かれ「何とも言えない暖かい空気感が4期生は初めからあって今回も私自身その空気に支えられた」と語りました。

2021年3月の9thバスラ1期ライブで「いい人の周りにはいい人が集まる」と言った星野みなみ。

そう考えるとこの日も随所に乃木坂の「暖かさ」を感じさせる場面がありました。

1期生コーナーでの『泣いたっていいじゃないか?』。
松村沙友理のラストライブで高山一実センター曲を選ぶという、その優しさ。

前の記事で「舞台メンはみんな超絶」と書いたように、自身の舞台公演期間中なのにそれでもライブに参加するメンバーたち。

この日の前後も久保史緒里以外にも生田絵梨花、伊藤理々杏、中村麗乃、清宮レイ、筒井あやめが舞台の公演期間中でした。それでもみんな2DAYSのうちどちらかに出てくるその気持ちというか心意気。
無理はしてほしくないけど、本人たちが「先輩の最後のライブに出たい」と思ってくれているならそれはやっぱり我々の好きな乃木坂だよなあ。

同じく前の記事でも書いた『でこぴん』。

まっつんが自身の卒コンという晴れ舞台であのエピソードを語るのも、『でこぴん』の歌唱メンバーに葉月を入れて披露するのもいい。

凄く失礼な表現なのは重々承知していますが、決して人気メンバーというわけではない葉月をここで大々的にフィーチャーして特別な曲『でこぴん』をやるという乃木坂の暖かさ。

ああ、乃木坂っていいなあ。
そうしみじみ言いたくなりますね。



「ホントかっこいいよね。わかる」


そしてまっつん最後の出演となった『乃木坂工事中』での大縄跳び46回チャレンジ。

堀ちゃんの時の「2期生ハウス」と同様に自分にとってのアフター配信というかカーテンコールという感じでした。

もう全編が名シーン。

飛ぶ前に「ちょっと1回みんなで気合い入れよう」と言って輪になる1期生。
「できる!」「うちらはできる!」からの円陣。
それをキラキラした尊敬と憧れの目で見つめている梅澤美波と久保史緒里。

かくいう私も正直、ここ最近の1期生を観ている時の感情はずっと「楽しいのに涙が出そう」です。

最初のトライが38回で失敗に終わり、ガチで落胆する1期生たち。
高山一実は「もう多分無理だと思います」秋元真夏は「たぶんあともう1回(が限界)」。

再度トライ。
「がんばってください!」と叫ぶ清宮レイ。

そして悲願達成の瞬間。
悲鳴のような歓声を上げながら笑顔でバンザイする後輩たち。

泣き崩れる松村沙友理。

 1期生で10年間ずっとやってきて
 なんでも頑張ったらうちらに達成できないことはないんだな

その言葉に真夏さんも生ちゃんも樋口日奈も、そして「泣いちゃうんだ、それで」と憎まれ口をたたいていた齋藤飛鳥までもがもらい泣き。その飛鳥ちゃんの頭を優しくなでる星野みなみ。

成功した後に設楽さんが「久保ももう泣く寸前でしたね」って言ってましたけどそれ日村さんですよね。そもそも久保ちゃんはがっつり泣いてましたし。

そんな彼女の「先輩方あまりにもかっこ良すぎて」に日村さんが「ホントかっこいいよね。わかる」と相槌を打っていたのもなんかグッときました。

最後の生ちゃんの高音「難しいですよ!なあ!?」も良かった。

これもまた愛情にあふれた暖かくて優しい時間。

本当に素晴らしいフィナーレでした。


かずみん「みんなと一緒ならなんでも出来る!」


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コショウ入れて鼻にも入れて辛くなれ


第1部のさゆりんご軍団ライブが終わり、休憩を挟んで第2部は全体ライブ。

セットリストはこちらです。

Overture
01. さ~ゆ~Ready?
02. ガールズルール(センター:松村沙友理)
03. 夏のFree&Easy(センター:松村沙友理)
04. ロマンスのスタート(センター:松村沙友理)
05. ごめんねFingers crossed

06. でこぴん(向井葉月、秋元真夏、高山一実、樋口日奈、松村沙友理)
07. 今、話したい誰かがいる(新内眞衣、松村沙友理)

08. 無表情(親衛隊:佐藤璃果、早川聖来、松尾美佑、矢久保美緒、弓木奈於/応援隊:岩本蓮加、阪口珠美、佐藤楓、山下美月、吉田綾乃クリスティー、黒見明香、柴田柚菜、林瑠奈)
09. 1・2・3
10. やさしさとは(松村沙友理、生田絵梨花)

11. 急斜面(松村沙友理)
12. 泣いたっていいじゃないか?(1期生)
13. ひと夏の長さより…(1期生)
14. シンクロニシティ(センター:松村沙友理)

EN1. サヨナラの意味(センター:松村沙友理)
EN2. 悲しみの忘れ方(センター:松村沙友理)
EN3. さ~ゆ~Ready?


印象に残ったシーンを挙げていきます。

オープニング、松村沙友理が赤くてドットでフリフリというザ・アイドルな衣装にツインテールで登場します。
歌うのは卒業ソロ曲『さ~ゆ~Ready?』。めちゃめちゃいい曲ですよね、これ。

最初のMCからまっつんらしさが炸裂して見どころ満載でした。

言葉を探しながら「えー うーん えー うーん」。
早くも「ぶりっ子をしてしまう」が出てますよ松村さん笑

「これ言っていいのかな…もうじき29歳ですよね?」と切り込む齋藤飛鳥
「私NGないけど年齢だけはNGなんだよ!」と激昂するまっつん。

さらに遠藤さくらに向かって
「大丈夫?心配、可愛すぎて」という謎の不安を吐露するまっつん。

その後VTR内で「白石さんが卒業したら松村さん寂しくなっちゃうと思うから、私が沢山話しかけます!」と声をかけてくれた後輩メンバーがいたこと、そして「その子にまいやんのポジションに入ってほしいと思いました」と語ります。

披露されたのは『でこぴん』。後輩とは向井葉月でした。
葉月、本当にいいやつだなあ。

号泣あしなが姉さん・新内眞衣が必死に涙を我慢している姿が泣ける。
そして額縁衣装!ふたりだけのシーソー!結局ふたりで大泣きするのもまた泣ける。

からあげ姉妹。

個人的にはホント『食物連鎖』の時に「ミュージックステーションに出れば世界がざわつくだろ」と思ってました。ていうかなんで『食物連鎖』やらないんですか!からあげ姉妹の最高傑作じゃないですか!

『無表情』では後輩たちが「親衛隊」「応援隊」としてワラワラと出てきて楽しげにはしゃぎます。
最短距離で親衛隊をやり感無量の矢久保美緒。相変わらずこういう時にノリノリなのが好感度高い山下美月。ちなみにメンバーたちが過去制服を着ていたのは運営が私のブログを読んだからに違いない笑

 

生田絵梨花がからあげ姉妹スタート時のエピソードとして「ふたりともくすぶってる時期」と発言していたのが少し驚きました。これたぶん『食物連鎖』を忘れてますよね。10thシングル『何度目の青空か?』の生田絵梨花個人PVですから、まっつんはそれこそ「くすぶってる時期」ですけど生ちゃんはセンターです。
『無表情』は12th『太陽ノック』のカップリングなのでその頃は確かにふたりとも苦しい時期だったかもしれません。

「楽しい時にはいつも横にまつがいた」という生ちゃんの言葉が切ない。

それにしても『1・2・3』は名曲ですね。
ふたりだけの『やさしさとは』にも胸が締めつけられます。



御三家の幻と『サヨナラの意味』


ハイライトだった『急斜面』。

まっつんの左右を水色と緑のスポットライトが照らします。古参オタの7割がこの時点でウルウルしていたことでしょう。
最初から泣き出しそうな彼女。それでもドレスの裾をぎゅっと握って歌い出します。

白石麻衣公式Youtubeチャンネルでの
松村「ひとりでね、『急斜面』やったの~」
白石「頑張ったね~(なでなで)」も含めて、忘れられない名シーンになりました。

その曲の余韻が残る中ステージ上に現れたのは1期生たち。
その戦友たちと歌うのは自身唯一のセンター曲『ひと夏の長さより…』です。

そしてアンコール。

卒業スピーチの中でまっつんは「導いてくれる人はいる」から「自分ひとりで悩まないで」とメンバーに語りかけます。

重い言葉です。

スピーチに続いて歌われたのは『サヨナラの意味』。
「橋本奈々未の歌」だったこの曲を白石麻衣が「乃木坂の卒業ソング」へと昇華し、この日の松村沙友理もそれを引き継ぎました。

 

キャラクターはそれぞれバラバラなのになぜか3人並ぶとバランスが取れて、最強。
それが乃木坂の誇る御三家でした。

その全員が自身の卒コンのクライマックスでこの曲を歌う。
それはとてもでき過ぎたシナリオで、それでいてとても自然なことのように思えました。


横浜アリーナの通路を一周する演出に、ドレスの裾をかいがいしく持つ花嫁介添人の生田絵梨花齋藤飛鳥。そしてそのふたりに「スーパースターにこんなことさせて…」とおどけるまっつん。

本当ですね。
あんな頼りない始まりから、スーパースターが生まれましたよ。

それも、何人も。


ラストはもう一度『さ~ゆ~Ready?』
もう一度言いますけど、めちゃめちゃいい曲。そして初めて聴いた時から思ってましたけど、LINDBERGの『今すぐKiss Me』に似てますね。

ちなみにこの日のビジュアル仕上がってんなあメンは久保史緒里

舞台『夜は短し歩けよ乙女』(配信で観ましたが最高でした)の公演中だからでしょうか。完全に顔面にスイッチ入りっぱなしの美しさ
っていうか主演舞台(しかも台詞も動きもすんごい量)の公演期間中に先輩の卒コンに普通に出てくる久保ちゃんの凄まじさ。あんた生田絵梨花かよ。

いやそれを言うなら舞台メンはみんな超絶ですよね。舞台の本番や稽古をこなしながらライブの演出とか立ち位置とかよく憶えられると本当に感心します。


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乃木坂黎明期にグループを牽引した「御三家」最後のひとり、松村沙友理。
ついにその卒業コンサートの日が来てしまいました。

その第1部は悲願のさゆりんご軍団ライブ。
なぜ卒業「コンサート」なのに軍団は「ライブ」なのだろうかと思わなくもありませんが笑

しんどい、でも素晴らしい


セットリストはこちら。

Overture(鼻歌Ver.)
01. ぐんぐん軍団
02. 白米様

替え歌コーナー
03. さゆりんごが咲く頃
04. 何度目の軍団か?
05. ライス!
06. りんごのパクリから(with秋元真夏、鈴木絢音)

07. 大嫌いなはずだった。(with秋元真夏、鈴木絢音)
08. 働き方改革
09. さゆりんご募集中

例によって印象に残ったシーンを挙げていきます。

そもそも『Overture』の替え歌を鼻歌でやるというのが既にまっつんイズム全開。

オープニングは軍団の自己紹介ソング『ぐんぐん軍団』。

伊藤かりん、佐々木琴子、中田花奈という卒業生たちが当たり前のように出てきますが、そもそも卒業生が乃木坂のライブに出ること自体が異例中の異例。ましてや琴子は他事務所だし。私の記憶が確かなら2ndバスラのアンコールに岩瀬佑美子と宮沢成良が登場して以来ではないでしょうか。(あれは出演ではなく飛び入りでしたし)

それにしても琴子美人だな~どうにか乃木坂で活かす方法はなかったのかと、いまだにしつこく思ってしまいます笑



少し大人っぽくなった印象の彼女。
こんなにしっかり歌声を聴いたのは初めてな気がします。さゆりんご軍団以外でソロ歌唱パートってありましたっけ?

そしてキラーチューン『白米様』はフルコーラス!

続く替え歌コーナーで改めて思い知らされます。
やっぱ俺、まっつんのセンス好きだな~。

『ライス!』の「炊く前 米 米 米よ 炊けたら メシ メシ メシよ~」とか抜群じゃないですか。

『さゆりんごマジョリティー』やらんのかとはちょっと思いました。

『りんごのパクリから』での秋元真夏との茶番が微笑ましいというか涙が出そうになるというか。そして真夏さんリスペクト軍団も既にもう真夏さんと鈴木絢音の2人しか残っていないという事実に切なさがこみ上げます。

軍団でハワイ旅行したいねトークの中での
松村「お金出すよ!」
琴子「じゃあ振り込んどいてください」
松村「それは話が違う」のやり取りも面白かった。

JAの人、前に積まれている唐揚げの量多すぎじゃないですかね?

ラストの『さゆりんご募集中』もフルコーラスだったのが良かった。

そして50年後の武道館はちょっと私は無理っぽいのでもう少し早めに実現していただけると助かります。



とまあつらつらと書いてきましたが、個人的に最も印象に残ったのはクライマックスの『大嫌いなはずだった。』。

この日が初披露だったそうです。

そもそも個人的にはボカロをまったく聴かないのでHoneyWorksさんも知りませんでしたし、この曲も初めて聴きました。

正直、甘酸っぱい青春ストーリーの断片をひたすら積み上げたようなこの曲の歌詞はおっさんには…まあ少なくとも私にはしんどかった。
冠番組でやる妄想シチュエーション系とか懐かしの「乃木恋リアル」のような気恥しさを1曲通して見せられ続ける感覚というか。

ですが、これがまた良かったんですわ。
いや、しんどかったんですよ。最後までずっと「この歌詞はおっさんにはしんどいな~」と思いながら聴いていて、なのに終わった時の感想は「でもすげえ良かったな」でした。

その理由として思い当たるのは、この軍団ライブで唯一のシリアスな楽曲だったという点。

そう、我々は初めて「さゆりんご軍団(with真夏さんリスペクト軍団)の本気」を目にしたのです。

基本的に「まっつんが面白いと思ったことをやる」というコンセプトで進んできたさゆりんご軍団。でもそれは結果的に軍団員のアイドル性(※)の高さを笑いというオブラートにくるんでしまっていたのではないか!それは天才・松村沙友理とは思えない失策だったのではないか!などと今さらにも程がある感情がこみ上げてきて我ながら始末に負えないです笑
※この記事における「アイドル性」は「萌え」とか「胸キュン」させる能力、ぐらいの表層的な意味で使っています

まあ軍団に限らず、乃木坂って基本「ゴリゴリのアイドル」やらないじゃないですか。
上で書いた妄想シチュエーションや乃木恋リアルもあくまでも「演じています」「ファンサービスです」というスタイルでやって、その後照れるところまでがワンセットですよね。

ファンも概ね「ナチュラル」であることを是としているように思います。
それこそ真夏さんやまっつんは「ぶりっ子」だけど、そのふたりでさえそうでない部分を特に隠そうとしない。あくまでも引き出しのひとつという位置づけです。

普段グループでは使っていないアイドル性。
しかしこの曲で私が目にしたのは寺田蘭世や鈴木絢音、そして佐々木琴子が本気でアイドルをやり切った時の破壊力でした。

だとすると天才・松村沙友理はそのラストステージで我々にこう言いたかったのかもしれません。

「普段やってないだけで、乃木坂ちゃんが本気出したらめっちゃアイドルなんやで!」



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乃木坂46になりたい


この日のキーワードはやっぱり「憧れ」だったと思うんですよ。

加入から4年半の月日が過ぎ、現在では堂々たる乃木坂の主力へと成長した3期生たち。

それでも今なお、彼女たちは恋焦がれ憧れ続けているのです。

「乃木坂46」に。

自分たちは4年半をかけて憧れにどれほど近づけたのか。
この日のライブはそれを他の誰でもない自分たち自身に対し証明する場だったのだと思います。(ファンや関係者や世間に、ではなく)

そう考えればオープニングから6曲ノンストップの理由もわかります。
彼女たちはもう一度原点から、4年前の3期ライブからスタートしたかったのでしょう。

4年前、会場はキャパ800の今はなきAiiA Theater Tokyo。
だからなのでしょう。そのフォーマットは初期アンダラのそれでした。
ノンストップで踊りまくる。ひとりMC企画。中央通路に設置されたお立ち台。

3期生は自分たちの原点であるあの場所にもういちど立とうとしたのです。

最初のMCの時点で早くも汗だくになって髪もグチャグチャで息も絶え絶えで、それでもなんか笑っちゃってた12人。

そうそうこれ!あの日もこんな感じだったよね、と。
(あの日ほど若くないからさすがにしんどいわ、のメンバーもいたかもしれませんが笑)

そもそも始まる前からみんな「かかりまくってた」じゃないですか。

多くのメンバーがブログやモバメやSHOWROOMで「絶対に観てほしい」と語っていました。そして必ずそこには同期への愛が溢れまくった言葉も添えられていました。

中でも最高だったのが山下美月が開演直前にアップしたブログ。

 ついに3期生ライブ当日になりました!
 私はお家でリハーサル動画を5時間くらい見て
 あー3期生好きと思いながら一昨日も泣いて昨日も泣いてしまいました笑

 今回のライブ各期によって雰囲気が全然違うと思うのですが
 私たちは王道の継承なのではないかなと思っています

 3期が入ってから乃木坂は~という声ももちろん聞いてきました
 それでもずっと乃木坂にこだわり続けてきた私達だからこそできるライブにしたいです

 仲間であり"戦友"
 変わらずにいてくれる皆が大好きです
 3期生のこと褒めてばっかりで申し訳ないのですが
 私にとってはみんなヒーローでキラキラしててかっこいい最強の11人です

 

「王道継承」「それでもずっと乃木坂にこだわり続けてきた」と、3期生をずっと「乃木坂感薄めの個性派」と表現してきた私からすると少し申し訳なくなるような言葉が並んでいます。

そして3期の吟遊詩人こと久保史緒里もライブ中にいくつも示唆的な言葉を述べました。

「1期生は原点であり頂点」と知りながらなお「追いつくのが使命」

4年前のライブでは「絶対に追いつけない」と言っていたんです。
でも、もうそんなことを言っている場合ではない。
先輩たちの築いた大好きな乃木坂を存続させるためには、自分たちが追いつかなければならない。

だから「歌い継ぐことを辞めちゃいけない」

これもまた、堂々たる「王道継承」宣言だと思いませんか。

私もグループ結成当初からのファンのひとりとして、3期生の乃木坂愛に溢れた、それゆえにもがき苦しんだ歩みを見てきました。

7thバスラから明らかに表面化してきた「卒業生のポジションを埋める覚悟」
『毎日がBrand new day』のMVで見せた「乃木坂感」
46時間TVでの「乃木坂の太い幹」としての存在感
『僕は僕を好きになる』の3期フロントで見せた「乃木坂を背負う覚悟」

その全てが結実したのがこの日のライブでした。

決して先輩たちの真似ではなく、自分たちの強みである個性を残しながらも時の経過とともに少しづつグループの空気感を纏い洗練や品や風格が備わり始めた。

凄く語弊がある言い方かもしれませんが、
乃木坂感薄めだった彼女たちが(乃木坂感は相変わらず薄いままなのに)、こんなにも乃木坂になった。そのことが本当に感動的です。

まあ美月なら「こらぁ、乃木坂感薄めとか言うなぁ!」と笑いながら怒るでしょうけれど。

4年半。そう書くと長い時間です。
でも切り口を変えてみましょう。3期生のほとんど(よだもも以外)が選抜に入ったのって20thシングル『シンクロニシティ』からなんですよ。

『シンクロ』なんてつい最近じゃないですか。古参オタ(かつおっさん)の方ならわかりますよね。
そこから今日までの間にここまでの成長を遂げた3期生たちは本当に称賛に価すると思います。

そしてこの日のライブはそんな彼女たちの4年半の歩みをそのままなぞっているかのようでした。

オープニングで4年前の汗だくで必死にやっていた頃を思い出し
衣装コーナーでは批判を浴びながらも先輩のポジションを埋めてきた覚悟の日々を振り返り
いつしか自分たちなりの乃木坂感を身に纏い
1期生同様に他期の曲を自分たちなりの色をつけてパフォーマンスし
乃木坂の代表曲3曲を歌いきる。

そして本編ラストは特別な曲『思い出ファースト』

4年半が経って、改めて「君とここにいる奇跡」を歌う12人。

 私たち、乃木坂46になりましたよ。

そのどこか誇らしげな表情はまるでそう言っているかのようで。

素晴らしく感動的な光景でした。



いつか振り向き最高の夏だったと


前の記事、そしてこの記事のここまでの部分は大園桃子の卒業発表以前に書いていたものです。

それをライブ開催後2ヶ月もアップしなかったのは、記事の締めくくりが上手くまとめられなかったためです。

素直に浮かんできたのはこの言葉。

「まさに彼女たちの4年半の総決算」

でも、怖かったのです。
こう言ってしまったらあまりにも大きな区切りがついてしまうから。

それぐらい、この日のメンバーたちはこれまでのすべてを叩きつけ「やり切った感」を発散していました。
観ている側の私が「今日で卒業を決意するメンバーがいてもおかしくない」と心配になるほどに。

そして2021年7月4日。3期生オーディションの募集開始からちょうど5年後。
公式サイト上で大園桃子さんの卒業が発表されました。

この文章を書いている時点では明言されていませんが、この3期ライブ開催が決まった時点で既に彼女の卒業は決まっていたのでしょう。

そう思えばすべて納得がいきます。

オープニングでぞのっちに歩み寄るメンバーたちの姿を観て涙腺が緩みそうになったのも
あの日に未来と呼んでいたものがここにあると感じたのも
完成されたアイドルになったという感慨も

『サヨナラの意味』で山下美月の頬をつたった涙も
『きっかけ』で久保史緒里が顔を歪めて泣いたのも
『ハウス!』でお互いの頭を優しくなで合っていたのも
『僕だけの光』でのメンバーたちの姿があんなにも切なかったのも。

ライブ後、ネット上には絶賛の嵐が巻き起こりました。

それはきっと彼女たちがこの日に込めていた想いが画面越しでも伝わったからなのでしょう。


「合格者は全員。皆さんです」

そう今野さんから告げられたあの日に始まった3期生の物語、
そのひとつの到達点。

本当に心を揺さぶられるライブでした。

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9thバスラの大トリは3期生だった


感動的なライブでした。

2月の全員ライブに始まり、そこから各期別ライブでバトンをつないでいく9thバスラもいよいよラスト。

その大トリを3期生に任されたってこと自体が既に熱い。
緊急事態宣言発令によりまたも無観客配信となりましたが、そんなことを感じさせないほど終始高いままのメンバーのテンションは画面越しでも伝わってきました。

※2021年7月4日に大園桃子さんの卒業が発表されましたが、当記事の内容はそれを知らない時点での感想を記したものです。

セットリストはこちらです。

Overture
01. 三番目の風
02. 未来の答え
03. トキトキメキメキ
04. 自分じゃない感じ
05. 僕の衝動
06. 毎日がBrand new day

衣装コレクションコーナー
07. 帰り道は遠回りしたくなる(センター:与田祐希)
08. 命は美しい(センター:久保史緒里)
09. My rule(阪口珠美、大園桃子、久保史緒里、中村麗乃、向井葉月、与田祐希)
10. 三角の空き地(佐藤楓、伊藤理々杏、岩本蓮加、梅澤美波、山下美月、吉田綾乃クリスティー)

11. 逃げ水
12. 不眠症
13. サヨナラの意味(センター:山下美月)
14. ハルジオンが咲く頃(センター:梅澤美波)
15. 白い雲にのって(センター:大園桃子、久保史緒里)
16. ハウス!(センター:吉田綾乃クリスティー)
17. 僕だけの光(ギター:岩本蓮加、向井葉月)

ユニットコーナー
18. 僕が行かなきゃ誰が行くんだ(向井葉月、伊藤理々杏、梅澤美波、佐藤楓、中村麗乃、吉田綾乃クリスティー)
19. 言霊砲
20. 平行線
21. ロマンスのスタート

22. Out of the blue(センター:与田祐希)
23. アナスターシャ(センター:中村麗乃)
24. Against(センター:岩本蓮加、阪口珠美)

25. インフルエンサー(センター:山下美月、与田祐希)
26. シンクロニシティ(センター:梅澤美波)
27. きっかけ(センター:久保史緒里)
28. 思い出ファースト

EN1. 大人たちには指示されない(センター:岩本蓮加)
EN2. 空扉
EN3. ガールズルール(センター:山下美月)


4年ぶりの3期生ライブ。

もちろんオープニングは『三番目の風』。そこから怒涛の3期曲連打。

そして「衣装」をトリガーに先輩たちの、そして自分たちの歴史を辿る「衣装コレクションコーナー」。
この日のハイライトである『僕だけの光』からユニットコーナーへつなぎ、他の期の期別曲、レコ大受賞曲に『きっかけ』、そして『思い出ファースト』。

アンコールでは新曲が披露され、『ガルル』で見事な大団円という流れでした。



あの日に「未来」と呼んでいたもの


例によって印象に残ったシーンを挙げていきます。

いきなりですけど。
もうね、なんかオープニング『三番目の風』でセンターの大園桃子に向かってメンバーたちが歩み寄っていき12人が集結するという演出だけでジーンときちゃったんですよ。
久保史緒里「3期生の真ん中に立つ人間はやっぱり桃子」発言とか強烈に思い出して。

そして『未来の答え』を観ながらふいに思いました。
あの日に「未来」と呼んでいたものが今ここにあるんだ、と。

あの頃思い描いていたようなアイドル人生ではなかったかもしれない。
でもこうしてみんなで笑い合っていて、それぞれの「大事なもの」を見つけた。そんな感慨のようなもの。

同じように『トキトキ』の時も思いました。

ああ、完成されたアイドルだなあ、って。

4年前は全力で笑顔でパフォーマンスすることだけに必死だった彼女たち。
でもこの日の3期生はもう見事なまでにビジュアルもパフォーマンスも仕上がっていました。

加入から4年半。変な言い方になりますが彼女たちがその時間を「ちゃんと過ごしてきた」のだと感じさせます。

オープニングから3期曲を一気に吐き出す構成(「あの曲」を除いて)。本編ラストに期別曲を集中させて一気にクライマックスへと盛り上げた4期とは真逆です。
これは自信ですよね。自分たちの得意技を最初に出し切ってもなお、この先にいくらでも見せ場を作れるという。

一気にノンストップで6曲披露することも、その後の最初のMCで既に汗だくで髪も乱れているのもなんかアンダラを思い起こさせました。

そしてそこでの「乃木坂46です!」の挨拶。
痺れましたよね。「3期生です!」ではなく「乃木坂46」。

彼女たちのプライドそして決意、覚悟。そんなものがこの一言に込められていたように感じました。今野さんも「感動した」と言っていたそうです。

ステージに残ってMCを続けたくぼした梅の3人がはしゃぎます。
4年前のライブを「2,000人だっけ?」と適当なことを言う山下美月と即「800人!」と訂正する久保史緒里と梅澤美波の姿が微笑ましい。

この後も心揺さぶられるシーンの連続でした。

「衣装コレクション」前の「私を乃木坂46にしてくれるもの」という久保史緒里のコメント。

『My rule』で憧れの樋口日奈ポジションをやる阪口珠美

『逃げ水』で与田祐希がチョイスしたのはMV撮影の一度しか着用していなかった衣装。自分もあれ好きです。

『サヨナラの意味』のアウトロ、最高のタイミングで一筋の涙を流す山下美月
なんかもう意図してであれ偶然であれ「さすが美月」としか言いようがない。

『いつでき』について「私が愛した乃木坂らしさ」と評した久保史緒里
同感です。あのMVも乃木坂の美のワンオブザベストに入りますよね。

そしてハイライト。ギター演奏に乗せた『僕だけの光』

 僕だけの光 手に入れたい
 今やっと光 手に入れたよ

彼女たちの過ごした時間と、手に入れた大切なもの。
セピア色の照明の中、互いに目を見合わせながら泣き笑う3期生たち。
美しくて切なくて、素敵なシーンでした。

披露後に与田祐希が大粒の涙を流していたのも印象的でした。バンジーでもハブでも泣かない彼女が(いやハブはちょっと泣いてたけど)。

いつもながら『言霊砲』と『平行線』の破壊力たるや。

本編ラストの『思い出ファースト』は「いやフルでやらんかい!」と思いました。

個人的にこの日を通じて感じたのは「岩本蓮加のダンス好きだなあ」ってこと。
特にしなやかさと後ろ足の綺麗さが素晴らしいと思います。(このあたり新体操経験者ゆえなのでしょうか)

その彼女がセンターの新たな3期曲の感想は…まあ皆さんと同じでしょうが、正直「欅かよ」ですね。

言葉を選ばずに言えば、「完成されたアイドル」である彼女たちにあの歌詞はあまりにも失礼ではないかと。

「もう学生は蓮加だけだっけ?」という序盤のMCがもはやフリに思えます。

「決められたことをそのままやることが当時の正解だった」
「でも今では決められたことを守りながら、どうすればより綺麗に見えるかとかどう自分の個性を表現できるかを考えている」
というれんたん自身のコメントも完全にフリですね笑

岩本蓮加、清宮レイ、筒井あやめに柴田柚菜あたりのユニット曲とかならいいと思うんですけど。
これなら無理に3期曲作らなくても良かったのでは。
まあ4期曲だけにするとまたゴリ押しだ何だと言われるからなんでしょうが。

そして最後になりましたがこの日のビジュアル仕上がってんなあメンバーは中村麗乃。花道をランウェイのように颯爽と歩く姿は鮮烈でした。



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