ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

タグ:乃木坂46

びーむ色調補正3
五百城茉央衝撃の選抜落ち、そして近年のアンダラを支えてきた松尾美佑と矢久保美緒の卒業。

ふたつの大きなトピックがあった40thアンダラ。
その最終日の配信を観たのでレポします。

3連まりか


セットリストはこちら。

Overture
01. ここにいる理由(センター:五百城茉央)
02. 生まれたままで(センター:五百城茉央)
03. 狼に口笛を(センター:五百城茉央)
04. さざ波は戻らない
05. 落とし物
06. その女(センター:松尾美佑)
07. 涙がまだ悲しみだった頃(センター:矢久保美緒)
08. ~Do my best~じゃ意味はない

<ユニットコーナー>
09. サルビアの花を覚えているかい?(五百城茉央&奥田いろは)
10. 欲望のリインカーネーション(センター:伊藤理々杏&佐藤璃果、吉田綾乃クリスティー、黒見明香、林瑠奈、松尾美佑、冨里奈央)
11. 乃木坂饅頭(センター:岩本蓮加&金川紗耶、柴田柚菜、田村真佑、矢久保美緒)

12. 初恋の人を今でも(センター:田村真佑)
13. Monopoly(センター:金川紗耶&松尾美佑)
14. やさしさとは(センター:奥田いろは)
15. 歩道橋(センター:五百城茉央)
16. それまでの猶予
17. 思い出が止まらなくなる(センター:吉田綾乃クリスティー&黒見明香)
18. 交感神経優位
19. 不道徳な夏

20. 「じゃあね」が切ない
21. 風船は生きている(センター:矢久保美緒)
22. 踏んでしまった
23. 日常(センター:五百城茉央)
24. 純粋とは何か?

EN
EN1. Am I Loving?(センター:五百城茉央)
EN2. 僕だけの光(センター:五百城茉央)
EN3. 乃木坂の詩(センター:五百城茉央)


いおちゃんについては主に最後に書くとして、それ以外で印象に残ったシーンを挙げていきます。

オープニング。
座長・五百城茉央がひとりで登場し『ここにいる理由』。

ブリッジで心臓の鼓動のようなエフェクトを挟み『生まれたままで』!
その両サイドに構えるは田村真佑冨里奈央という「甘々」なふたり。
オリジナルは誰だっけ?と調べたら「あしゅみな」=齋藤飛鳥と星野みなみだったので納得笑

そのまま『狼に口笛を』!
加入当初から「尊敬する先輩」としてその名前を挙げていましたが、この3連発はいくらなんでも伊藤万理華リスペクトが過ぎるのでは笑
Dフレの五百城茉央金川紗耶林瑠奈という組み合わせの強さ。

MC林瑠奈の「座ってるなあ…立とうか1回!」。

『さざ波は戻らない』のラスサビ、「一度も振り向かないくらい~」の部分でWセンターふたりの振り返るタイミングが違って視線が交わらないというオリジナルの振り付けにはない演出。

『その女』!
松尾美佑金川紗耶田村真佑というダンス巧者を並べた布陣。
個人的には寺田蘭世の卒コン以降、「またね またね」の部分で毎回涙が出そうになります。

そして矢久保美緒のセンター曲は『涙がまだ悲しみだった頃』。
乃木坂、青の時代の名曲。

『~Do my best~じゃ意味はない』のところでふと思った「前回とセトリかぶりすぎでは」。
まあオリジナルセンターがいるアンダー楽曲はやりますよね。

伊藤理々杏がMCをしている時に「イエーイ」の声がデカい林瑠奈

『乃木坂饅頭』はちと意外。でもいい曲だなこれ。

『初恋の人を今でも』でのでっかい赤いリボンが可愛い冨里奈央

『Monopoly』は金川紗耶松尾美佑というスタイル抜群のWセンター。抜けに映る岩本蓮加の美しさよ。

『やさしさとは』最大の見せ場であるラスサビは林瑠奈吉田綾乃クリスティー奥田いろは

純白の衣装で『歩道橋』。
曲終わりに「大好き」と囁く五百城茉央
「方言チックにって言われた」に「茉央の意志だよね?」と田村真佑がつっこむと「どうだろ?」とはぐらかす。

『それまでの猶予』で「ナナナナ」のコール&レスポンス。シリアスなこの曲には蛇足では。

本編最終ブロックは生バンドによる演奏でした。

『「じゃあね」が切ない』での冨里奈央の儚さ。

『風船は生きている』。
Bフレで殴り合う小芝居をする柴田柚菜林瑠奈
サビ前、「アンダーライブ、最高ー!」と叫ぶセンター矢久保美緒

松尾美佑、最後の『踏んでしまった』。
イントロから清々しい笑みを浮かべる彼女。
最後の「踏んでいたじゃないか」では素晴らしく印象的な笑顔を見せてくれました。
その一点の曇りもない美しさたるや

そしてアンコール。
『Am I Loving?』。ふたりで楽しげにピョンピョン跳ねながら手を振る林瑠奈矢久保美緒。こんな姿も見納めか。

ラスト前のMCでは吉田綾乃クリスティーの労いの言葉に岩本蓮加が、田村真佑が目を潤ませます。

ラストは『乃木坂の詩』。

最後のMC。
松尾美佑の「頑張ったね」に涙を流す五百城茉央
フロント3人が抱き合って泣き、そこにメンバー全員が駆け寄ります。

そして矢久保美緒は最後にこう語りました。

 私が魂をぶつけてきたアンダーライブを皆さんに託します
 これからもアンダーライブを好きでいてください

当サイトはアフィリエイトプログラムで雀の涙未満の微々たる収益を得ておりますが、本文の内容は100%私の個人的な意見であり忖度は一切ございません。

そこに浮かび上がってきたもの


初のアンダラで座長となった五百城茉央について。

正直、今回のいおちゃんは難しい状況でした。

初めて選抜落ちして即アンダーセンター
私はつい12thの時の堀未央奈を思い出してしまいます。もちろんあの時と同じとまでは言いませんが、どう見ても選抜復帰は既定路線という雰囲気がありあり。堀ちゃんもいおちゃんも本人はそんなこと思っていなくて必死だったでしょうけれど。

しかも3人フロントで残りのふたりが卒業する松尾美佑と矢久保美緒。
アンダラを支えてきたふたりを「差し置いて」と感じるファンもいたかもしれません。

そんな中で彼女が目指したもの。

それは幕間Vでのインタビューで語ったように「ライブで輝いている人になる」ことでした。
配信番組『乃木坂、逃避行。』内で一緒に旅した愛宕心響にアンダーライブは「全部の曲を演じるっていう感じでやってて」「この曲はこういう想いでやろうとか考えるのも楽しかった」と伝えています。

それが顕著に現れていたのが『日常』。
髪を振り乱して踊るいおちゃん。ラスサビ前の自分自身をあざ笑うかのような表情。ラストのキメ顔。

しかし正直私はその姿を「頑張っている」と感じてしまいました。
ストレートに言えば自分の中にはない感情を一生懸命に演じている、だから「なんか違うなあ」と。
すごく勝手な推測ですが、彼女の中に私のような凡人が抱くような鬱屈した感情が「そもそもない」のではないでしょうか。

『日常』披露後、本編ラスト前となるMCで彼女は絞り出すように言葉を紡ぎました。

 続いての曲に私たちの集大成を見せます
 そして私の全部をぶつけます

大きな挫折であったろう選抜落ち。
アンダラに向けて誰よりも多くの曲を新しく覚え、しかも座長で引っ張らなければならないというプレッシャー。

選抜発表からこの日までの集大成として披露された『純粋とは何か?』。

そこに浮かび上がってきたのは五百城茉央の持つピュアネスでした。

実に乃木坂的な美しい楽曲。
その真ん中で踊るいおちゃん。
彼女に導かれるようにメンバー全員がしなやかさだけでなく力強さを感じさせ、
矢久保美緒は涙を流しました。

 純粋さとはこんなにも強いものなんだ

時に脆さや打たれ弱さと紐づけられる純粋さ。
しかし本当のそれは不安や葛藤やネガティブな感情や、周囲の勝手な同情すらもはねつけるほどの強さを秘めている。

この曲のパフォーマンスを観ながら私はそんなことを考えていました。

これこそが私の思う五百城茉央の素晴らしさです。

挫折と試行錯誤の日々を経て、彼女が生来持っていたものがより美しく精錬された。
私にはそう感じられました。

この先彼女がどんな乃木坂人生を送るかはわかりませんが、この日の『純粋とは何か?』もきっとひとつのハイライトとして思い出されることでしょう。



『2021年の乃木坂46 上 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数65,000文字、加筆部分だけでも8,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。

当時感じた感想や見解をそのまま残すため本文は主に文体の修正にとどめ、「今にして思うこと」は各記事の末尾に「追記」という形で新たに文章を加えました。


『2020年の乃木坂46』 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数84,000文字、加筆部分だけでも10,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。

「今にして思うこと」は各章の末尾に「追記」という形で新たに文章を加え、さらに書き下ろしとして4期生の初冠番組であった『乃木坂どこへ』を振り返っています。


『2019年の乃木坂46』 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
こちらは総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームです。


『アンダラ伝説』 kindle版
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。


Kindle本が読み放題になる Kindle Unlimited の新規登録は こちら から。 
初めてご利用の方は30日間の無料体験が可能。期間終了後は月額980円です。


 


びーむ色調補正3
前の記事では印象に残ったシーンを挙げました。

関連記事:


当記事ではライブ全体の感想とアフター配信のソロ歌唱について。

キーワードはアイコニック


もの凄くいいセトリ。だけでなく明らかに意味の込められたものでした。

オープニングから生生星…正確には生駒里奈5部作。
しかも「乃木坂を乃木坂たらしめた」楽曲『君の名は希望』から始まってデビュー曲『ぐるぐるカーテン』へと戻る構成。

そこから6期生曲、ブチ上げ曲3連発と続きます。

緊張のソロ歌唱コーナーを経て夏組と春組に分かれてのユニットコーナー。
そこでの楽曲は3期4期の期別曲。

全員揃っての5期生曲は『いつの日にか、あの歌を…』。
2パターンあった3期4期曲と違い、これは全日程固定でした。
歴史を受け継ぐ者の恍惚と不安を歌ったこの曲を、しかもアイコニックな衣装で歌う意味

そして本編最終ブロック。

3期生の特別な曲『設定温度』。
グループの歴史に刻まれた二組のWエース「白石西野」と「かきさく」。
そして『きっかけ』。

乃木坂とは、その美しさとは。
生生星時代、1期から3期の時代、そして3期4期5期の時代まで連綿と受け継がれてきた「それ」を6期生たちに駆け抜けさせる

そんな2時間でした。

ちなみに配信ではなく現場(の割と上の方)で観ていた時に目を引いたのは膝を使って低い姿勢で踊る川端晃菜長嶋凛桜

そしてもうひとつ。
少なくとも何曲かは、明らかに小津玲奈のポジションを空けたフォーメーションだったことも印象に残りました。


前の記事では中盤の海邉朱莉の活躍にフォーカスしていますが、実はこの日最も私の印象に残ったメンバーは別にいます。

それは森平麗心

前の記事で「間違いなくこの日のひとつのクライマックスだった」と書いた『設定温度』。

3期生にとってとりわけ思い出深い、彼女たちが「初めて先輩たちと一緒に歌った曲」にしてある意味「1期2期のいない世界」を象徴する楽曲でもあります。

関連記事:


ソロ歌唱で歌い繋いでいくスタイル。
互いが歌っている間に暗闇の中で舞う長嶋凛桜そして川端晃菜
1番サビのラストを引き取るのはやはり歌姫海邉朱莉

そして大間奏。
膝をついたメンバーが花のように広がる真ん中でひとり立ち、気高く舞ったのは森平麗心でした。

この『設定温度』から本編ラスト『市営ダンスホール』までの彼女は凄かった。

「儚い」のに「凛」として、手を伸ばすことさえ憚られるような「不可侵性」
西野七瀬ともちょっと違う。敢えて言うならばスイッチが入った時の遠藤さくらを思わせました。

 森平麗心はこの先、カリスマ性のあるアイドルになるんじゃないか

思わずそんなことを考えてしまうほど、この日のうるみんは魅力的でした。

当サイトはアフィリエイトプログラムで雀の涙未満の微々たる収益を得ておりますが、本文の内容は100%私の個人的な意見であり忖度は一切ございません。
配信では終演後に後半日程のソロ歌唱が流されました。

森平麗心『硬い殻のように抱きしめたい』。
彼女の思い切りのいいファルセットは素晴らしいですね。

矢田萌華『気づいたら片想い』。
なんでまたこんなソロ歌唱に不向きなブレスのキツい曲を選んだんですかね。踊らなかったけど本当は踊りたかったのかもしれません。
それでも彼女の描く「なりたい姿」がオリジン西野七瀬を彷彿とさせる「乃木坂らしさ」であるのは伝わってきました。

愛宕心響『僕は僕を好きになる』。
失礼ながら個人的には「山下美月に寄せに行かない方がいいのに」と反射的に思ってしまいました。いや別に本人は寄せに行ったわけではないのでしょうが(憧れの先輩も美月ではなく一ノ瀬美空ですし)。
ビジュアルが洗練されてきたので、より似てきてしまっているんですよね。オリジナル衣装を着ていただけになおさら。
でも「今の私を作ってくれた大切な楽曲」をひたむきに歌う姿は素敵でした。

そしてラストは川端晃菜
ピアノ弾き語り(5期生新参者の小川彩を思い出させる!)で何かと思ったら『ここにはないもの』。
うお、こう来るか!齋藤飛鳥と声が似てるんだな。
ずっと一生懸命鍵盤を見ていた視線を一度だけ上げて客席を見回したのも印象的。

 主人公すぎる

正直、そう思いました。

個人的には「主人公感」という言葉はあまり好きではありません。
現在はミーグリ人気で苦戦している彼女が今後どこまでファンの支持を集め、グループ内でどのようなポジションに就くのかももちろんわかりません。

それでも。

「生まれも育ちも乃木坂46」
「まいやん、私が乃木坂に入るまでやめないでね」「ん~それは難しいかな~」の彼女が
飛鳥の卒業ソングを「私にとっての始まりの曲にしたいと思います」と歌うその姿を。

既にいくつもの物語を背負うその姿を表現する言葉をどれほど探しても、私には「主人公」しかありませんでした。


PREV<<<この日の印象に残ったシーン


『2021年の乃木坂46 上 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数65,000文字、加筆部分だけでも8,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。

当時感じた感想や見解をそのまま残すため本文は主に文体の修正にとどめ、「今にして思うこと」は各記事の末尾に「追記」という形で新たに文章を加えました。


『2020年の乃木坂46』 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数84,000文字、加筆部分だけでも10,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。

「今にして思うこと」は各章の末尾に「追記」という形で新たに文章を加え、さらに書き下ろしとして4期生の初冠番組であった『乃木坂どこへ』を振り返っています。


『2019年の乃木坂46』 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
こちらは総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームです。


『アンダラ伝説』 kindle版
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。


Kindle本が読み放題になる Kindle Unlimited の新規登録は こちら から。 
初めてご利用の方は30日間の無料体験が可能。期間終了後は月額980円です。


 


びーむ色調補正3
6期生の新参者。現場で1回、そして千秋楽を配信で観ました。

当記事では配信をベースにして書いています。

「ここから始まる6期生の物語」


セットリストはこちら。

Overture
01. 君の名は希望(センター:瀬戸口心月、矢田萌華)
02. 制服のマネキン(センター:増田三莉音)
03. 走れ!Bicycle(センター:愛宕心響)
04. おいでシャンプー(センター:鈴木佑捺)
05. ぐるぐるカーテン(センター:川端晃菜)

06. タイムリミット片想い
07. なぜ 僕たちは走るのか?
08. ハウス!(センター:海邉朱莉)
09. 狼に口笛を(センター:大越ひなの)
10. おひとりさま天国(センター:長嶋凛桜)

<ソロ&ユニットコーナー>
11. いつかできるから今日できる(海邉朱莉)
12. 未来の答え(センター:愛宕心響、大越ひなの、鈴木佑捺、増田三莉音、森平麗心)
13. キスの手裏剣(センター:海邉朱莉、川端晃菜、瀬戸口心月、長嶋凛桜、矢田萌華)

14. いつの日にか、あの歌を…(センター:川端晃菜)
15. 設定温度(センター:森平麗心)
16. シンクロニシティ(センター:瀬戸口心月)
17. 帰り道は遠回りしたくなる(センター:鈴木佑捺)
18. ごめんねFingers crossed(センター:大越ひなの)
19. Same numbers(センター:矢田萌華)
20. きっかけ(センター:海邉朱莉)
21. 市営ダンスホール

EN
EN1. 裸足でSummer
EN2. あらかじめ語られるロマンス
EN3. ビリヤニ
EN4. 乃木坂の詩

WEN
WEN1. なぜ 僕たちは走るのか?


印象に残ったシーンを挙げていきます。

オープニングはアイコニックな『君の名は希望』。
増田三莉音の「ここから始まる6期生の物語」という言葉とともに『制服のマネキン』。
『走れ!Bicycle』でどうやら5枚目のシングルから遡っていることに気づく。

そして『ぐるぐるカーテン』では「生生星」を想起させる年少組3人(川端晃菜増田三莉音森平麗心)フロント。
ラストのガニ股をしっかりやるのが好感度高い瀬戸口心月

そして「私たちが乃木坂46 6期生です」という宣言からの『タイムリミット片想い』。
続く『なぜ 僕たちは走るのか?』。ド頭の空に向かって手を伸ばす瀬戸口心月の「パカッと開いた口」によぎる大園桃子。

『ハウス!』で「最後に好きを伝えてくださ~い!」と叫ぶ海邉朱莉。楽曲のカラーも煽り自体も得意ではなかろうに頑張っている。
森平麗心を愛でる瀬戸口心月

この日のソロ歌唱は海邉朱莉
「初めて乃木坂を観た曲」と紹介して歌ったのは『いつかできるから今日できる』。
纏うのは個人的に「乃木坂の美の到達点のひとつ」と認識している同曲のMV衣装。
そして当時この曲をTVで披露した時になぜかある番組だけ完全生歌でなかなか凄いことになっていたのを思い出しました笑
今はあかりんがいるから安心だな!

そしてこれまた海邉朱莉センターの『キスの手裏剣』。
また可愛い系楽曲で決して彼女の得意分野ではないだろうに、挑ませる運営と挑むあかりん。その意気やよし。

当サイトはアフィリエイトプログラムで雀の涙未満の微々たる収益を得ておりますが、本文の内容は100%私の個人的な意見であり忖度は一切ございません。
『いつの日にか、あの歌を…』からは2018年紅白衣装に。
その時披露した楽曲は『帰り道は遠回りしたくなる』。レコ大連覇イヤーにして乃木坂史上最高売り上げ楽曲、まさにアイコニックな衣装

そこから間違いなくこの日のひとつのクライマックスだった『設定温度』へ。
この曲については次の記事で詳しく書きます。

「初めて教えてもらった曲」、『シンクロニシティ』。
そこから『帰り道は遠回りしたくなる』!いいセトリだな!
真ん中を割って駆け寄る姿のあまりの乃木坂感に「さすがガチオタ」と思わせる鈴木佑捺
『ごめんねFingers crossed』は大越ひなのに似合うなあ。

そして『きっかけ』。
やはり注目してしまうDフレの歌割りは鈴木佑捺増田三莉音森平麗心海邉朱莉
とりわけうるみんは突き抜けた歌声。

その森平麗心、発表されたばかりの最新期別曲センターとして本編ラストの挨拶。話飛んじゃってましたが笑

その『市営ダンスホール』で締め。この曲好き。

アンコールではお立ち台でファンのすぐそばに行くメンバーも。

『あらかじめ語られるロマンス』でカメラに近づく森平麗心とその後ろでヒョコヒョコおどける増田三莉音

そして千秋楽だけ披露された『ビリヤニ』。
ずっとド緊張でパフォーマンスしてきたであろうこの曲を、同期に囲まれてリラックスしきって心底楽しそうに踊るWセンターのふたりが微笑ましい。

ラストは『乃木坂の詩』。
海邉朱莉が、鈴木佑捺が泣き、嬉しそうにサイリウムをブンブン振るのが可愛い矢田萌華

そしてWアンコール。曲は再びの『なぜ 僕たちは走るのか?』。
客席との「突き抜けたぞ!」「6期生ー!」のやり取りで大団円でした。

この日のビジュアル仕上がってんなあメンは森平麗心愛宕心響もだいぶ洗練されてきたように感じました。


続きます。


『2021年の乃木坂46 上 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数65,000文字、加筆部分だけでも8,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。

当時感じた感想や見解をそのまま残すため本文は主に文体の修正にとどめ、「今にして思うこと」は各記事の末尾に「追記」という形で新たに文章を加えました。


『2020年の乃木坂46』 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数84,000文字、加筆部分だけでも10,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。

「今にして思うこと」は各章の末尾に「追記」という形で新たに文章を加え、さらに書き下ろしとして4期生の初冠番組であった『乃木坂どこへ』を振り返っています。


『2019年の乃木坂46』 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
こちらは総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームです。


『アンダラ伝説』 kindle版
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。


Kindle本が読み放題になる Kindle Unlimited の新規登録は こちら から。 
初めてご利用の方は30日間の無料体験が可能。期間終了後は月額980円です。


 


タオル補正
2025年10月23日、公式ブログで松尾美佑さんが卒業と芸能界引退を発表しました。

いわゆる「新4期」で最初の卒業者です。

爆速


2018年8月19日、「坂道合同オーディション」に合格。
乃木坂4期生として配属される予定でしたが学業優先のため辞退。

その後坂道研修生としての活動を経て2020年2月16日に「新4期生」として乃木坂への配属が発表されました。

ナゴヤドームでの8thバスラ最終日のステージ上でお披露目。

しかしその直後からコロナ禍となり、グループの活動は完全に停止します。

初めてステージでパフォーマンスしたのは同年10月28日の白石麻衣卒コン。この時は無観客ライブでした。
初めて有観客ライブを経験するのは翌2021年7月の真夏の全国ツアー初日。実に加入から1年5ヶ月もの時が経過していました。

加入直後にコロナですから握手会の経験もなく、最初からオンラインミーグリ(それもファンもメンバーも運営も手探りだった「初回の」ミーグリです)。
それすらも初回が加入からほぼ1年後でしたから、「自分のファンを増やす」という意味では新4期生がいかに厳しい条件でのスタートだったかお分かりいただけるかと思います。

それでも少しずつ完売数を増やし、31stシングル『ここにはないもの』では初めて2桁部数を完売。

続く32ndシングル『人は夢を二度見る』で初選抜を勝ち取ります。
33rdでは選抜落ちしたものの、ここで彼女の乃木坂人生におけるひとつのハイライトが訪れます。

アンダー曲『踏んでしまった』のセンター。

BPM=200という爆速曲。一般的なポップスは120から130ぐらいなので1.5倍以上の速さです。
これは長い手足と高い身体能力そしてダイナミックかつ繊細なダンスという彼女のストロングポイントを存分に引き出す、まさに「松尾さんのための曲」でした。
問答無用の彼女の代表作、そして後にはアンダラの鉄板ナンバーへと成長します。

そして座長として臨んだのはアンダラ史上最大級となる横浜アリーナ3DAYS。

千秋楽の座長挨拶で彼女はこんな言葉を残しました。

 こんなに素敵な景色が見れたことが私の人生の誇りです
 天国に行っても自慢したいと思います

これもアンダラ史に残る名シーンです。

当サイトはアフィリエイトプログラムで雀の涙未満の微々たる収益を得てはおりますが、本文の内容は100%私の個人的な意見であり忖度は一切ございません。

雪解け


13枚のシングルに参加し選抜1回、アンダー12回。
アンダーでのポジションはフロント5回(うちセンター1回)、2列目4回、3列目3回。
35thアンダラで「アンダーライブキャプテン」にも任命されました。

ずっと運営の期待は高かったように見えました。

それもわかる気がするんです。

抜群のスタイル、色白、そして透明感
彼女は実に「乃木坂的」な要素を多く持っていましたから。

ただキャリアを重ねるうちに高身長とアスレチック能力の高さが前面に出てきて、結果的に儚さが薄まったように私には見えました。

『乃木坂工事中』のバブル相撲で松尾さんに一撃で吹っ飛ばされた林瑠奈が「(清宮)レイちゃん!松尾ヤバいよマジで!」と叫んだのも懐かしいですね。

サバサバした言動やガードが堅いエピソードによりいつしか「鉄の女」「中ボス感(ラスボスは無論、梅澤美波)というイメージがついたのも、ミーグリ人気という面では不利に働いたように思います。

実際には人見知りで照れ屋さんだったことは多くのメンバーの証言により明らかになっています。

そんな彼女の雰囲気が柔らかくなったと感じたのは2024年半ばぐらいからでしょうか。

『乃木坂工事中』の「楓さん正そう軍団」で中西アルノの首根っこを押さえて正したり。
同じく「因縁相撲」で一ノ瀬美空を「やれるもんならやってみろ!」と挑発したあげく負けたり。
どことなく「鉄の女なのに愛されキャラ」という風情が漂い出します。

そして2025年神宮記念ソング『真夏日よ』のコール動画。


間奏ラストに「まつおさん」というコールとともに登場する彼女は中ボスではなく大ボス感たっぷり。

実際に神宮で披露した際に一際大きなコールが上がったことからも、そんな彼女のキャラクターがファンの間にも浸透していることが窺えました。

大学卒業の年であり、ここをひとつの区切りとする可能性はもちろんわかっていました。
それでも自然体で楽しそうに活動する彼女の姿を観ていたら、なんかこれからな気がしていたんですけれど。

 今かな!

こんな清々しい言葉を残して彼女は私たちの前から去っていきました。

卒業発表のブログは本当に素敵な文章で、松尾さんが「言葉を持っている人」だったんだと最後になって気づかされました。

1月31日にクローズされるので、もしまだの方がおられましたらその前に一読されることをお勧めします。

 


最後に彼女のこれからについて。

芸能界を引退する松尾さん。

彼女自身が最後のブログで

 もしどこかで私を見かけたら、
 そっと通り過ぎてもらえると有難いです。

こう語っているのですから。

この先にただ幸あらんことを願います。

松尾美佑さん、6年間お疲れさまでした。





『2021年の乃木坂46 上』 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数65,000文字、加筆部分だけでも8,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。

当時感じた感想や見解をそのまま残すため本文は主に文体の修正にとどめ、「今にして思うこと」は各記事の末尾に「追記」という形で新たに文章を加えました。



『2020年の乃木坂46』 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数84,000文字、加筆部分だけでも10,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。

「今にして思うこと」は各章の末尾に「追記」という形で新たに文章を加え、さらに書き下ろしとして4期生の初冠番組であった『乃木坂どこへ』を振り返っています。


『2019年の乃木坂46』 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
こちらは総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームです。


『アンダラ伝説』 kindle版
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。


Kindle本が読み放題になる Kindle Unlimited の新規登録は こちら から。 
初めてご利用の方は30日間の無料体験が可能。期間終了後は月額980円です。

タオル補正
2025年10月21日、公式ブログで矢久保美緒さんが卒業を発表しました。

小さな身体で背負ったもの


そのブログでみっちゃんは自身の乃木坂人生をこう振り返っています。

 加入が決まった時の喜びは一生忘れないと思います。

 今日まで夢をみているような時間でした。

この言葉からもわかる通り、大の乃木坂ファン。
それも「好きな言葉は松村沙友理」と言い切るほど筋金入りの。(好きなメンバーは、ではなく!)

2018年8月19日、「坂道合同オーディション」に合格。
12月3日が初ステージとなる日本武道館でのお見立て会でした。

加入当初…というか加入前からのニックネームは「謝罪ちゃん」
オーディション時のSHOWROOM配信中に「すみません」「ごめんなさい」を連発していたのがその理由です。

きっと乃木坂への愛と先輩たちへのリスペクトが深すぎたのでしょう。
「自分がここにいていいのか」という不安からか初期はネガティブな発言が目立ち、その自虐的な言葉が時に卑屈にも映りました。

4期生冠番組『乃木坂どこへ』の初回でも自己紹介中に突然「つまらない人間ですみません…」と泣き出しさらば青春の光のおふたりを慌てさせていましたね。

彼女が自分を肯定できるようになるには長い時間がかかったように思います。

『ノギザカスキッツ』の「FUWANちゃん」で自身のネガティブ思考をキャラクターとして演じることができたのが加入から1年半ちょい。
その少し後ぐらいには『乃木坂工事中』『乃木坂スター誕生!』といった冠番組で遠藤さくらへの真っすぐな愛を語る姿(「さくちゃんさくちゃん」)も定着し、のびのびと活動する姿が見られるようになりました。

「さくちゃんの自己肯定感を高めているのは私です」と胸を張ったのが懐かしいです。

しかし握手・ミーグリ人気においてはかなり苦戦。

そして7年間の活動で選抜経験はゼロ。
13作連続アンダーであり、そこでも最後となった40thアンダー曲『純粋とは何か?』以外全て3列目。
ユニット曲も30th収録『夢を見る筋肉』1曲だけ。

ことポジションという面においては非常に苦しんだメンバーでした。

当サイトはアフィリエイトプログラムで雀の涙未満の微々たる収益を得てはおりますが、本文の内容は100%私の個人的な意見であり忖度は一切ございません。
失礼を承知でいえば、彼女はあまりにも「普通の子」でした。

物事をきちんと考えて、自己評価もちゃんとできる
そんな常識人が、ただただ乃木坂が大好きだという気持ちでその一員になった。

だからこそ苦しんだ。

それでもみっちゃんはひたむきに「乃木坂」であろうとしました。

乃木坂を乃木坂たらしめているものを、その美しさと伝統を守ろうとしたのです。

メイクを研究して磨いたビジュアル。
そして小さな身体をスッと伸ばして舞う「基本に忠実」と評されるダンス。私には譜割りとの同期をひとつひとつ丁寧に踊っているように見えます。

いつかのアンダラの幕間Vだったと思うんですが、みっちゃんはこんな発言をしています。

「背負わせてくださいって、(スタッフさんに)伝えました」

そのVの中で発言の詳細は説明されなかったのですが、私は「オリジナルの振り付けを守る」「アンダラというカルチャーを守る」という彼女の意思表示だと受け取りました。

実際、多くのメンバーが「みっちゃんに振り付けを教えてもらった」と発言しています。

「ライブを作る」ということに意識が向いていたのも印象的でした。

彼女の名シーンとして思い出されるのが2023年9月、33rdSG アンダーライブのドキュメンタリー。

この時はアンダーで横浜アリーナ3DAYSというチャレンジングな舞台設定。
座長は『踏んでしまった』松尾美佑でした。

千秋楽終演後に通路で涙にくれるみっちゃん

その理由を尋ねられ、こう答えました。

 私たちが頭を下げている間にイヤモニでスタッフさんが
 「僕たちにも素敵な景色を見せてくれてありがとう」って言ってくださって…

 もしかしたらいいライブができたのかな、って思って

そしてもうひとつ個人的に大好きなのが、同じくアンダラドキュメンタリーで毎回ある「終演後に林瑠奈と通路を引き上げながら総括する」シーン。

互いに「親友」と呼び合うふたりのバディ感
淡々と振り返り課題を整理しながらも、その背後に見える熱い想い。

オドオドして謝ってばかりだった少女は、いつしか「アンダラというカルチャー」を守り続ける頼もしい存在へと成長していました。


最後に彼女のこれからについて。

2021年から続いているラジオ『タイムちゃん』のアシスタントや『乃木坂的フラクタル』公式動画「矢久保の部屋」など「しゃべる」仕事が目立った彼女。

ブログでも「卒業後も発信活動を続けていく予定です」と書いていたので、ラジオパーソナリティなのかな?

どのような道に進んでも、常識人の誠実な頑張りで周囲の信頼を集めることでしょう。

これまでそうしてきたように。

矢久保美緒さん、7年間お疲れさまでした。





『2021年の乃木坂46 上』 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数65,000文字、加筆部分だけでも8,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。

当時感じた感想や見解をそのまま残すため本文は主に文体の修正にとどめ、「今にして思うこと」は各記事の末尾に「追記」という形で新たに文章を加えました。



『2020年の乃木坂46』 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数84,000文字、加筆部分だけでも10,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。

「今にして思うこと」は各章の末尾に「追記」という形で新たに文章を加え、さらに書き下ろしとして4期生の初冠番組であった『乃木坂どこへ』を振り返っています。


『2019年の乃木坂46』 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
こちらは総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームです。


『アンダラ伝説』 kindle版
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。


Kindle本が読み放題になる Kindle Unlimited の新規登録は こちら から。 
初めてご利用の方は30日間の無料体験が可能。期間終了後は月額980円です。

このページのトップヘ