ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

タグ:乃木坂46

タオル補正
11月5日に公式Youtubeチャンネル『乃木坂配信中』上で31stシングル『ここにはないもの』が生配信にて初披露され、結果的にそこが選抜発表の場になりました。

Who’s next?


いつも選抜発表の記事ではまずセンターについて書くのですが、今回は現エース齋藤飛鳥の卒業シングルですから彼女がセンターなのは当然至極。

ということでまずは5期生を今回の選抜に入れなかったという判断について考察します。

いくつか考えられる理由はありますね。

飛鳥卒業と同時に5期生を入れても目立たないこと。

今作のプロモーション期間が、5期生の出演する「新・乃木坂スター誕生! LIVE」と丸かぶりなこと。

そして年末大型歌番組にも同曲で多数出演するであろうことを考えると、初めての期別単独ライブ+シングルプロモーション+年末進行を新人に課すのは酷なこと。

このあたりが主なものでしょうか。

まあ、やむを得ないかなとは思います。
ここで5期にパンクされても困る。

それでも個人的には井上和とあと何人かには、飛鳥の背中を見ておいてほしかった
一緒にシングルプロモーション期間を過ごしてほしかった。

問答無用の大エースである飛鳥がどのようにシングルのセンターとして楽曲に向き合い、MV撮影やTV出演に臨むのか。その現場に立ち会うという経験を5期生にさせることができなかったのが残念でなりません。

もうひとつ気になるのが、今回入れなかったことによって32ndシングルで再び5期生抜擢センターの可能性が高まったように思えること。



次作はそれと似た状況。
しかし4期でセンター候補となる遠藤さくらと賀喜遥香は既にそれぞれ2回のセンター経験がある。

そう考えると、結構な確率(個人的には70%以上かと)で井上和センター
『Actually…』の惨事を踏まえて両サイドも5期生で固める『夜明けまで強がらなくてもいい』パターンでしょうね。

これ、大反対です。
まあ勝手に予想して勝手に反対するのもいかがなものかと思いますが笑

私は和ちゃんのことを、それこそ白石麻衣ばりに「認めざるを得ない」逸材だと思っています。それでもわざわざアンチがつく押し出し方をするのはデメリットの方が圧倒的に大きい。

そもそも既に「新人抜擢センター」は中西アルノで消化している。
あれを「なかったことにする」のは違うんじゃないかと。
そして凄く変な表現になりますが、アルさんが(本人の側にも一因があったとはいえ)抜擢センターに伴うアンチを引き受けてくれたのですから。

であれば32ndは敢えてのかきさく=賀喜遥香と遠藤さくらのWセンターが良いのでは。

あのふたりが並んだ時の「ビシッと背骨が通った感覚」
白石西野Wエースを思い出させるような絶対的な安心感。
乃木坂ファンであれば周知のことかもしれませんが、TVでしか乃木坂を観ない層にもそれを提示するのは意味のあることだと思います。

その両サイドは素直に山下美月と与田祐希で挟みましょう。

5期生は3人を歌番組でカメラに抜かれる2列目中央に配置してしっかりお披露目。
いったん2列目に置くことによって和ちゃん以外のふたりも「聖域感」が薄れて、以降の変動(ストレートに言えば序列の)に対応しやすいというメリットがあります。

とはいえそこを誰にするかは非常に荒れるところでしょうね。
まあミーグリの完売状況がはっきり単独2位になった川﨑桜は当確でいいのでは。
個人的には2列目からスタート=聖域化しないのであれば、お姉さん組に先にチャンスをあげてほしいという気がします。

5期生はこれまで3期や4期とは若干違うステップを踏んできています。

プリンシパルも単独ライブもやらない。
単独ライブを経験せぬまま真夏の全国ツアーに参加する。
「5番目のなんとか」という楽曲も作られない。

私としてはそこに「2列目中央に新人を並べる」という新しい売り出し方も加えてほしいと考えています。


続きます。


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タオル補正
2022年7月18日、公式ブログで和田まあやさんが卒業を発表しました。

未来卵から生まれたモンスター


1期生最年少の齋藤飛鳥と同学年である98年組。
加入は中学1年生、13歳の時でした。

しかし率直に言って、アイドルとしての人気は上がりませんでした。
最も目につく人気指標である握手会の完売状況はグループ内でも低位。

結果として11年間のほとんどをアンダーとして過ごします

初選抜は8thシングル『気づいたら片想い』。これはいわゆる「思い出選抜」でした。

次に選抜に入ったのは6年後の25th『しあわせの保護色』。
こちらは白石麻衣の卒業に合わせて1期生全員が選抜(そして福神)。

つまりキツい言い方をすれば、2度の選抜入りのどちらもいわば「外的な要因」によるものだったのです。

全体的に乃木坂ファンの嗜好の逆を行ってしまっていた感は否めません。

明るく天真爛漫でおバカキャラ。テンション高めの声でしゃべり、リアクションも大きい。

そんな彼女の個性は、「清楚で儚げで華奢」「体温低そうでガツガツしない」「どこかノスタルジックで切ない」という「乃木坂感」の対極。

彼女に限らず、いわゆる「バラエティ担当」メンバーの多くが人気面では厳しい状況でした。

さらに初期からお姉さんメンバーの方が圧倒的に人気だった乃木坂46において95年組=生駒里奈の代(結成時に高校1年生)以降の年少組は、ほぼ全員が握手人気の面で苦戦を強いられていました。(唯一の例外は生田絵梨花)

大きな転機となったのは2014年に『乃木坂工事中』での「頭NO王選手権」。
ここで並み居る強豪を打ち破り初代王者として戴冠します。

そもそもお見立て会でもブリッジ歩きでファンを恐怖のドン底に叩き込むところから乃木坂人生をスタートさせた彼女。
そのバラエティキャラとしての能力を開花させ、これ以降はクイズ対決や「内輪ウケものまね」など、冠番組で盛り上げキャラとして活躍してきました。

最近であれば2022年の46時間TVにおけるドッキリ企画(「まあやだ」のやつ)が印象深いですね。あれは『嫉妬の権利』MVのセルフカバーと言えなくもない。

関連記事:


かつて私はまあやを「人を笑顔にする天才」と評しましたが、基本いつも面白かった。

クイズにせよ空耳にせよ、間違え具合とワードセンスが絶妙でした。

『乃木坂46えいご(のぎえいご)』で課題曲の英語歌詞をリスニングして歌うコーナーがあったのですが、そこでも抜群の空耳力を発揮。嘆きながらくずおれる安河内先生の姿が懐かしい笑

そして徐々にバラエティ以外の部分でも評価を高めていきます。

2018年末のアンダーライブ(『日常』の時です)で「リーダー」に就任。
これは恐らく「ダンスリーダー」を意味していると思われます。勝手な想像ですが前任者は伊藤かりんではないでしょうか。

いつしかアンダラを観ているファンの間では「ダンスメン」と認識されるようになります。

それがわかりやすい形で示されたのが2019年夏の全ツのユニットコーナーで披露された『自分じゃない感じ』。
桜井玲香、中田花奈、阪口珠美、金川紗耶という各期のダンス巧者と共に、まあやはかっこよく踊って見せました。


こうしてキャリアの後半は「番組に登場する時にはしっかり笑いを生み」「ライブではアンダーのパフォーマンスを支えるひとりとしてビシッと決めて見せる」というスタイルを確立していました。


ニックネームは「愛されまあや」


人のよさそうなタレ目でいつもニコニコ。

メンバーからも共演者からも、そしてスタッフからも愛された彼女

卒業発表後の『乃木坂工事中』地元グルメを紹介する企画でこんなやり取りが放送されます。

「本当に10年間お世話になりました。本当に良くして頂いているって聞いていますので…ありがとうございました」と涙ぐむまあやのお母さんに

「番組にとっては欠かせない人物ですので我々スタッフもみんなまあやのことが大好きで、産んでくれてありがとうございます」と応じるスタッフさん。

彼女の人柄をしのばせるシーンでした。

卒業発表したブログではこう語っています。

 活動中は辛くて苦しいことのほうが多かった気がしていたのに、
 今振り返ると全て幸せな記憶に塗り替えられていることに
 自分でびっくりしています

さらに卒コンとなった30thシングルアンダーライブでの言葉。

 沢山辛いこともありましたけど、振り返ってみたらすごく素敵な青春だったな

盟友、樋口日奈もラスト『乃木坂工事中』や自身の卒業セレモニーに際してほぼ同じニュアンスのコメントをしています。

グループにおける「主役」ではなかったメンバーが「幸せだった」と言える
そしてそれが単なる決まり文句でも強がりでもない言葉としてファンに届く。

私は乃木坂を美化しすぎているきらいがあるのは自覚していますが、それでもやっぱり「これが乃木坂なんだよなあ」とか思ってしまうのです。


最後に、彼女のこれからについて。

『乃木坂お試し中』でのコメントを聞く限りは何らかの形でタレント活動を続けていくようです。

やはりバラエティタレントでしょうね。

大きなリアクションやワサワサした喋り方や人のよさそうな表情。

乃木坂としてはあまりポジティブに働かなかったそんな彼女の個性も、バラエティではプラス要素です。

そして何といっても、アンタッチャブルや東京03や塚地武雅さんを近くで見てきた鈴木拓さんをして「天才」と言わしめるのですから。

乃木坂時代を知るファンを驚かせるような活躍を見せてくれるかもしれません。


和田まあやさん、11年間お疲れさまでした。


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タオル補正
2022年7月18日、公式ブログで樋口日奈さんが卒業を発表しました。

私は以前にそれを「ストレートを磨いた」と表現しましたが、11年間まっすぐで優しい乃木坂人生を送ったメンバーでした。

ひなちまってる


まずはその経歴を簡単に振り返ります。

通った鼻筋と大きな目に黒髪ロング。
中学生なのにどこか艶っぽさのようなものをたたえた顔立ちで穏やかな笑顔。

加入当初の雰囲気は「和風美少女」
特技として披露した歌舞伎もその印象を強めました。

東京出身なのにキャッチコピーで「おいでやんす」と言っていたので川後陽菜に「ニセ京都人」なんてあだ名をつけられたこともありました笑

齋藤飛鳥、和田まあやと共に「年少組」のイメージがある彼女ですが、実際にはふたりより1学年上の97年組。
川後陽菜、相楽伊織、佐藤楓、星野みなみ、山崎怜奈というなかなかクセの強いメンバー揃いですね。

8th『気づいたら片想い』で初選抜。

しかしそれ以降は選抜の厚い壁に跳ね返され続けます。

「(齋藤飛鳥や星野みなみといった)同世代のメンバーに対し遅れをとっている」という思いから高校卒業後は進学せずに芸能活動に専念。
その夏に15th『裸足でSummer』のアンダー曲『シークレットグラフィティー』で初のアンダーセンターを務めます。

18th期間のアンダラ九州シリーズ(『アンダー』の時です)では座長である中元日芽香と北野日奈子が共に不安定な体調を抱え欠場を続ける中、その代役を果たし続けます。
続く19thのアンダー曲『My rule』では再びセンターに。

末っ子キャラからアンダーの柱へと成長した彼女。
同時期に台頭してきた寺田蘭世、渡辺みり愛、鈴木絢音ら2期生たちと共にアンダーライブを盛り上げ、選抜の座を争うようになります。

この15thからのアンダーを私は「樋口日奈と2期生の時代」と認識しています。ちなみにその前は「温泉トリオ時代」でブリッジとなるのが「サンダル脱ぎ捨て隊時代」かと。

若干話が前後しますが、待望の選抜入りは約3年ぶりの17th『インフルエンサー』そしてその1年後の『シンクロニシティ』でした。

2018年4月には『JJ』の専属モデルになります。

3期生合流以降のグループにおける立ち位置は「安定勢力」「中堅メンバー」という感じ。
握手人気は斉藤優里や中田花奈といったかつての選抜常連組や寺田蘭世、渡辺みり愛ら2期生たちと比べて突出するところまではいかず「アンダー最上位」というところでした。

1期生全員集合の25th『しあわせの保護色』で選抜復帰。
26thは選抜落ちしたものの27thから卒業する30thまで4作連続選抜入りしました。

2022年4月には写真集『恋人のように』発売。推定売上部数5万7千部強となかなかの数字を叩き出します。

舞台メンのひとりでもありました。

井上小百合とWキャストでヒロイン白鳥美美子役を務めた『帝一の國』シリーズに始まり、グループ内舞台でも『じょしらく弐』『墓場、女子高生』『セーラームーン』と中核を担います。
2019年にはいわゆる外部の舞台に4本も出演。2021年の『フラガール』では自身初の主演も経験しています。


アンバランスなバランス


変な人でした。

メンバーが彼女を評する言葉でよく聞くのは「とにかく優しい」
ただ苦楽を共にしてきた1期生からは「ノリで生きている」とも言われていますね笑

もの凄く真面目で自分を律するしっかり者なのは先日の久保史緒里とのラジオでもわかるのですが、やっぱり私の印象は真面目さとクレイジーさが同居したような「変な人」です。

中高一貫の有名校出身と言われており、学業との両立に励んでいるエピソードが多かったことから初期は「生真面目な優等生」だと思っていました。

しかしその印象もいつしか薄れていきます。

初選抜の時に冠番組で披露した「恐竜の真似をする坂之上くんの真似」や後に見せた「ダイナミックすぎて怖い鉄棒」など、徐々に「ブレーキが壊れてる感」溢れる言動が目立ち始めます。
(逆に言えば、当時の乃木坂はアンダーメンバーの露出が少なく初選抜までなかなかキャラクターがわからなかったのです)

天真爛漫で世間知らずなお嬢さん。
そんなどこか危なっかしい雰囲気もありました。

『乃木坂工事中』のメンバー投票企画で「将来お金に困りそう選挙」堂々の2位。
理由も「悪い男に貢ぎそう」「ダメな男に尽くしそう」という危険極まりないものでした笑

そして初選抜からアンダーに落ちた頃からでしょうか。自身の「セクシーさ」を武器にしなければいけないと感じている節もありました。
『のぎ天』での「布は少ない方がいいかと思って」という発言や「憧れの女性は壇蜜さん」など、なかなか上がらない人気に焦りを感じていたのではないでしょうか。

写真集以外は露出度が低いという暗黙のルールがある乃木坂において、真面目で幸薄そうなビジュアルの年少メンバーがセクシーさを武器にするというのはあまり得策ではなかったように思います。

そんなどこか危ういアンバランスさのある彼女には、たぶん時間が必要だったのでしょう。

アンダーライブや外舞台の出演を積み重ね磨かれたパフォーマンス。

髪をバッサリ切って明るめのショートカットにしてからのビジュアル、特に2021年の9thバスラ前後の充実ぶりには目を見張るものがありました。

グループ加入10年を目前にし自身も「年少メン」から「お姉さん」へと成長する中で、色々なものがやっとかみ合ってきたという印象です。

この頃から顕著に見えてきた「優しくてとぼけた無自覚におもろい姉さん」というキャラがきっと彼女の本質に近いのでしょう。


最後にこれからの彼女について。

ほぼ間違いなく演技の道へ進むでしょう。

『乃木坂工事中』の「キメ顔グランプリ」を観てわかるように彼女は映像に強い。
ただあの度胸は舞台向きだし、舞台上での華やかさも兼ね備えています。

ヒロイン役というよりも女性キャストの3番手4番手で登場し、「あの人綺麗だったな、何て名前だろ?」と視聴者がエンドロールで確認するような俳優さんになりそうな気がします。

上で書いたアンバランスさゆえに、エキセントリックな役もひたすら優しい聖母キャラもどちらも素で行けそうな彼女。

役柄に振り幅のあるバイプレイヤーとして息の長い活躍を見せてくれるかもしれません。

樋口日奈さん、11年間お疲れさまでした。



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びーむ色調補正3
前の記事では印象に残ったシーンを挙げました。



当記事ではいくつか雑感を書きます。

どこかずらしたセトリ


「やっぱ神宮で雨降ってこそ乃木坂だよな」みたいな感覚は正直私にもあります。

それでも前日には掛橋沙耶香の事故があり、この日は2016年神宮4thバスラを思い出させるほどの土砂降り。

ちょっとヒヤヒヤしながら観ていました。

雨かどうかにかかわらず、基本的に花道を走らせない演出にしてほしいし放水は止めた方がいい。

メンバーのテンションが上がって走ってしまうことはあるでしょうが、歩いて移動して間に合うようにセットリストを組む等、運営としてリスクを下げるためにできることはやってほしいですね。

話がずれますが個人的には危険なヒット祈願も止めてほしいです。

ライブ本編に話を戻します。

「ちょっとだけ」新鮮なセトリでした。どこか「ずらして」いる感覚というか。

『インフルエンサー』も『シンクロニシティ』も『Sing Out!』(この曲は前後2日はやったようです)もない。
鉄板ユニット曲『他の星から』『あらかじめ語られるロマンス』あたりもやりませんでした。明確なユニット曲コーナー自体がなかったこともありますが。

そして本編クライマックスに『深読み』、アンコール1曲目が『好きになってみた』。
『Actually…』聴いてなさ過ぎて「なんだっけ、この曲?」と思ったのは私の個人的な問題ですが笑

どちらもここで歌っておかないと当分披露する機会がなさそうな気もするのでセトリに入るのは別に良いのですが、ライブのクライマックスで歌う曲というイメージではない気がします。

『僕は僕を好きになる』を外すことによって、山下美月を押し出しすぎないようにした=賀喜遥香に花を持たせた…というのはうがった見方が過ぎますかね。

でもアンコールがトークコーナー(トリンギョ様のやつ)からまったり始まるというのも珍しい。というか卒業セレモニーを別にすればちょっと記憶にないです。

ちょっとずつずらして、新たな定番となる曲を探している。
ないしは定番曲を少し寝かせて「毎回同じセトリ」と言われないようにしている。

きっとその両方なのでしょう。

この夏のセンター


最近になってようやく9thバスラDAY1(無観客配信、全体ライブ)の円盤を観ました。

個人的に驚きだったのが、たった1年半前なのにかっきーの存在感が当時とは比べものにならないほど大きくなっていること。

さらに遡ること半年余り、26thシングル選抜発表の記事の時点で私は彼女をセンター候補のひとりとして挙げていました。

つまり2年前から堂々の人気メンバーだったわけですが、そこから彼女はさらに階段を上り続けます。

28th『君に叱られた』で初センター。
写真集『まっさら』は推定18万部超を売り上げる大ヒット。
そして今回の30th『好きというのはロックだぜ!』で再びセンターに。

ちなみに「1シングル挟んでの即センター返り咲き」というのは乃木坂史上でも西野七瀬と齋藤飛鳥という大エースふたりしかいません。

もはや誰もが認める「エース格」のひとり。センターに立つことに何の違和感もありません。

それでも彼女はまだ時折「本当に私で大丈夫なんでしょうか」という顔を見せます。

以前にも書いたのですが恐らく彼女は「初めてのこと」に対する苦手意識が強い。

そんなかっきーにとって、乃木坂10年の歴史でも数えるほどのメンバーしか経験していない「センターとして全国を回る」ということは恐怖に近いプレッシャーだったのでしょう。

関連記事:


この日のキャンプファイヤーコーナーでの『泣いたっていいじゃないか?』。

ラスサビで堪えきれずに泣き出した賀喜遥香。
それを見守るメンバーたちの優しい表情が炎の揺らめきの中に浮かびあがります。

かっきーはセンターとして重圧を感じて、ずっと気を張りながら頑張ってきたんだな
そしてそんな彼女の頑張りをメンバーたちはみな認めているんだな

観る者にそんなことを思わせる、心がじんわりと暖かくなる素敵なシーンでした。

この翌日、千秋楽の『ジコチューで行こう!』では、賀喜遥香と遠藤さくらは互いを見つめながら涙を流したそうです。(観てないのですが笑)

昨年の全ツセンターがさくちゃんで今年がかっきーというのは、様々な巡り合わせの結果であって決して意図してのものではないと思います。

それでも「そこに立った者にしかわからない何か」を共有できる存在がいること、しかもそれが身近な同期であることはお互いにとって心強いことでしょう。

そしてきっと、この先の乃木坂にとっても計り知れない価値があります。

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びーむ色調補正3
聖地・神宮での全ツファイナル3DAYS。

2022年8月30日に行なわれたそのDAY2を視聴しましたのでレポします。

鈴木絢音の感慨と実感


セットリストはこちらです。

Overture
01. 好きというのはロックだぜ!
02. 夏のFree&Easy(センター:与田祐希)
03. おいでシャンプー(センター:賀喜遥香)
04. ガールズルール(センター:山下美月)
05. 裸足でSummer

<期別コーナー>
06. 絶望の一秒前
07. バンドエイド剥がすような別れ方
08. 猫舌カモミールティー
09. ジャンピングジョーカーフラッシュ
10. 僕の衝動
11. 僕が手を叩く方へ
12. 海流の島よ

13. 会いたかったのかもしれない
14. ロマンスのスタート

<シャッフルコーナー>
15. 君の名は希望(センター:秋元真夏)
16. 涙がまだ悲しみだった頃(センター:山下美月)
17. 設定温度(センター:久保史緒里)
18. 13日の金曜日(センター:清宮レイ)
19. マシンガンレイン(センター:遠藤さくら)

20. 泣いたっていいじゃないか?(センター:賀喜遥香)
21. ひと夏の長さより…

22. 自由の彼方(センター:和田まあや)
23. Under’s Love(センター:和田まあや)

24. ごめんねFingers crossed
25. Actually…
26. 深読み
27. 太陽ノック(センター:遠藤さくら)
28. 空扉
29. ジコチューで行こう!
30. 君に叱られた

EN1 好きになってみた
EN2 自惚れビーチ
EN3 乃木坂の詩

例によって印象に残ったシーンを挙げていきます。

まあこの日はとにかく、雨

2016年神宮4thバスラを思い出させるほどの土砂降りでした。

まずオープニングはスモークが凄くて全くメンバーが見えずに、やむを得ずカメラは客席を映すという斬新なスタート。そこへさらに放水という暴挙笑

スモークが晴れるまで雨が降っていることにすら気づかないぐらいでした。

『おいでシャンプー』で賀喜遥香の髪の香りをかぐ齋藤飛鳥山下美月
「ダメダメダメ」のところで後方にいるのにきっちりカメラ目線で決めてみせたのもさすがの山下プロ。

『ガールズルール』でまた放水し、笑っちゃってる齋藤飛鳥

その彼女が「なんでこんな降ってるの~!?」と叫んで始まった『裸足でSummer』。
しかしそのラストでまたも放水。

最初のMCで「飛鳥さんみたいにとお願いして髪巻いたのに、いつもと一緒になっちゃいました」と笑顔で嘆く遠藤さくら

期別コーナーは5期生から。髪やメイクを直す間もなく出てきた彼女たち。
にもかかわらず小川彩の完成度は際立っているなあ。
菅原咲月の素早くカメラを見つけてニコッと微笑むところも好感度高い。

そして4期生のJJF!(『ジャンピングジョーカーフラッシュ』)この曲好き。
かきさく(=賀喜遥香遠藤さくら)の飛車角感よ。

3期生はこの日から復帰した伊藤理々杏センターの『僕の衝動』。
『乃木坂工事中』の「キメ顔グランプリ」効果で観客が完全に「待ち」の体勢にある中で堂々と決めて拍手を浴びる理々杏。

続く3期曲は『僕が手を叩く方へ』。
個人的には3期生が輪になってお互いを笑顔で見交わすだけでウルっときちゃうんです。
そこへ客席からのクラップが重なって、なんかもう。
1期2期5人の「後輩のためにできることを考えた」という言葉から始まったシャッフルコーナー。期も選抜もアンダーもシャッフルする、融合と継承の試み。

山下美月と『涙がまだ悲しみだった頃』という組み合わせは意外。

『13日の金曜日』、清宮レイの『ザンビ』コントが微笑ましい。
この曲で(いつも捕獲される側の)与田祐希が弓木奈於を捕獲するという珍しい光景も見られました。
その後、花道をキョンシーポーズを取りながら走る与田っちょ。自由で良い笑

『マシンガンレイン』でビシッとセンターを張ってからのコントという遠藤さくらの落差
「いきますよ~」から自己紹介するというのは、何ともひめスパイア(中元日芽香インスパイア系)。

この日のハイライトのひとつ、キャンプファイヤーコーナー。

『泣いたっていいじゃないか』。
歌メン揃いの中、嬉しそうにふたりで一緒に歌う久保史緒里佐藤璃果

MC企画「1分トーク」では小川彩に「いい意味で圧がある」と言われたと嘆く梅澤美波

『ごめんねFingers crossed』。
前年ツアーのリード曲だったのに、相次ぐ卒業や離脱によりソロ歌唱となってしまったパートが多くてふと切なくなります。
ラスト寸前で不敵な笑みを浮かべる山下美月

『太陽ノック』でべらぼうに可愛い投げキスをする遠藤さくら

『ジコチューで行こう!』、齋藤飛鳥にまとわりつくよだやま(与田祐希山下美月)。
与田っちょは大間奏で飛鳥から首を絞められなぜかガッツポーズ。

アンコールでオチに使われた筒井あやめの「飛鳥さん、私まだ汚れていいキャラじゃないと思うんですけど」というコメント。

鈴木絢音の「あの頃の乃木坂良かったな~」という感慨と「今の乃木坂も最高だな」という実感。

この日の仕上がってるメンは与田祐希久保史緒里阪口珠美筒井あやめも目を引かれました。



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