ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

タグ:井上和

タオル補正

前例踏襲からの(緩やかな)脱却


個人的に、32ndシングルは以前から希望していたことが多く叶いました。

そのひとつは前の記事で書いた通りくぼしたWセンター。
24thの時に書いたことが3年半後に叶いました。

関連記事:


表題Wセンターも禁じ手にしたかと思っていたので嬉しかった。
「どっちつかずな感じが実に乃木坂っぽい」ので好きなんですよ笑
19th『いつかできるから今日できる』以来ですから実に5年半ぶりです。

4期の時から書いていた「新人をなるべく早くアンダーに合流させる」もお見立て会から1年ちょいで叶ったので良かった。ちなみに3期は1年半弱、4期は2年9ヶ月でした。(シングル発売日までの期間で計算)

そして前作の時に書いた5期関連の要望もあらかた実現しました。
「次作で井上和をセンターにするな」そして「中西アルノセンターをなかったことにするな」はどちらもその通りになりました。
「Wセンターにして5期生は3人を歌番組でカメラに抜かれる2列目中央に配置してしっかりお披露目」も2列目中央と両端でまあ概ね希望通り。

関連記事:


期待以上だったのが5期生を5人一気に入れたこと
これは良かった。

抜擢センターの次ということでは3期が20thのくぼした、4期は26thの清宮田村とどちらもふたりでしたから英断と言っていいでしょう。

アンダーについてはアンダラのライブレポでじっくり書きたいと思います。


基本的に「情に流された采配」をすることが多い乃木坂運営。
個人的にはそれを肯定的にとらえていますが、ここ数年は1期2期を丁寧に送り出してあげるということにやや注力しすぎていた感もあります。

1期2期が全員卒業し、いったん仕切り直せるこのタイミング。
グループの現状を改めて精査し中期的なビジョンを立て直す良い機会です。

運営もそれをわかっているからこそ、前例踏襲ではなく少しずつやり方を調整しながら5期生を育てているのだと思います。


現地イベント再開


32ndを語るにあたり、もうひとつ言っておかなければいけないのがリアルイベントの再開。
握手ではないですが「リアルミーグリ」という形での開催となりました。

それと同時にコロナですべて中止された25th『しあわせの保護色』のイベント応募券が「2023年内発売シングルのイベントに応募可能」な券へと振り替えられ、今回から利用可能に。

3年溜めていた宿題がようやく提出されたという感じですね。

白石麻衣のラスト握手会に備えて大量購入したファンがかなりの数いたであろう25th。
3年引っ張ったのはいかがなものかと思いますが、まあリアルイベント復活に合わせて使用可能とした=オンラインでの消化を強制しなかったのは評価できるかと。

もちろんその影響で32ndを大量購入するファンは減ったでしょう。(25thの振替を持っているなら買う必要がないし、持っていない人にとってはイベントの当選確率が下がるのは必至なので)

まいやん卒業で離れていたファンを一旦呼び戻す可能性があるのと同時に、5期新規のファンが当選確率の低さに心が折れる可能性もあるので「痛し痒し」というところではありますが。

ということでリアルイベント開催決定の知らせに大量購入に走ったファンも結構な数いたでしょうが、逆に25th振替券の存在により今回は「見」と判断した人もそれなりにいたと思われます。

トータルで恐らく初週売上には「ややプラス」の効果。ただもしかしたら発売日の店頭在庫が少なめになってライト層の購買にはマイナス影響があったかも

これは全員納得する解決策がないタイプの問題なので、先送りし続けるよりは良かったと思うしかありませんね。

この辺の売り上げに影響がある宿題をクリアするシングルだったことも「そのあたりの事情をちゃんと理解している」久保史緒里と山下美月がセンターに選ばれた理由のひとつかと。

こういう状況で運営が頼るのはやっぱり3期なんですよね。
美月なんて前回の初センターがまいやん卒業の次、今回が1期2期全員卒業の次ですから。運営から絶大な信頼を得ているのが良くわかります。


つらつら書いてきましたが、最後に33rdシングルの展望を。

次作は夏シングル=センターは真夏の全国ツアーの座長扱い

去年が賀喜遥香、その前が遠藤さくらでしたので、3年連続で4期が座長というのはなさそう。
とはいえWセンターの次は2枚ともセンターから外すのが常道。

となれば、ここはまあ井上和でしょう。
座長としての負担を考えると少し心配ではありますが。
今回Wセンターの2列目中央という映りやすい場所でせっかくお披露目をしたのですから間をおかない方がいい。これ以上遅らせるのはむしろデメリットが大きいと思います。

彼女ひとりを「よだやまかきさく」(あるいは「くぼしたかきさく」)の4人で挟むのか、5期生3人フロントで両翼をかきさくにするかの二択かと。
和ちゃんの負担軽減という意味で個人的には後者希望ですが、残りのふたりをどうするかという問題がかなり紛糾しそうなのが気になりますね。


色々変わった32ndシングル。

大いに次への期待を抱かせるものでした。


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伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
 

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びーむ色調補正3
11thバスラ5DAYS。

5日も続くとなると、やる方はもちろんですが観る方も大変ですね笑

私は5期生ライブが当選し会場で観ることができました。
なぜか各期の初単独ライブには縁があり、3期も4期も現場に行けたんですよね。

ちなみに都合により初日の全体ライブは観れず、セトリ等の情報も入れていない状態でした。

祭りの季節がやってきた


セットリストはこちら。

Overture
01. 絶望の一秒前
02. ジコチューで行こう!(センター:菅原咲月)
03. 君に叱られた(センター:奥田いろは)
04. Actually…

05. せっかちなかたつむり(五百城茉央、一ノ瀬美空、奥田いろは、川﨑桜)
06. 他の星から(池田瑛紗、岡本姫奈、小川彩、冨里奈央、中西アルノ)
07. 孤独兄弟(井上和、菅原咲月)

08. 太陽ノック(センター:冨里奈央)
09. Threefold choice(一ノ瀬美空、池田瑛紗、川﨑桜)
10. Another Ghost(小川彩、奥田いろは、中西アルノ)
11. 日常(センター:奥田いろは)
12. Sing Out!(センター:岡本姫奈)
13. Route 246(センター:井上和)
14. Wildrness world(センター:中西アルノ)
15. 好きというのはロックだぜ!(センター:川﨑桜)
16. 僕だけの光(センター:井上和)

<『新・乃木坂スター誕生!』コラボコーナー>
17. 点描の唄(奥田いろは)
18. First Love(中西アルノ)
19. Story(井上和)
20. 旅立ちの日に…

21. 17分間
22. 自惚れビーチ(センター:五百城茉央)
23. ロマンスのスタート(センター:冨里奈央)
24. ダンケシェーン
25. バンドエイド剥がすような別れ方

EN
EN1 指望遠鏡
EN2 シャキイズム
EN3 心にもないこと(センター:池田瑛紗)


印象に残ったシーンを挙げていきます。

オープニングは問答無用のアンセム、問答無用の井上和
続いてシングル3連発、どうしたってどよめく『Actually…』。中西アルノの咆哮。

ユニットコーナーは3期生の初単独ライブの時と同じように「特に人気が高く、しかも特定のメンバーの印象が強い曲」を集めた印象。

そしてここでこの日のハイライトが訪れます。

『孤独兄弟』

イントロが流れた瞬間、「ふたり」が誰かに気づき爆発する場内。

まずはひとりで登場し1番を歌いきる菅原咲月
バックステージまで走った彼女の元に歩み寄り、革ジャンを手渡すのは井上和!
(余談ですがこの途中で革ジャン渡す演出は以前にやりましたよね。ちょっと思い出せないのですが白石麻衣の卒コンでしたっけ?)

横浜アリーナが揺れます。

元々は『音のないギター』とかと同種の、「ロック」とか「不良」を小ばかにした秋元康の悪ふざけ系の歌詞(私の嫌いなやつです)のこの曲。
それをオリジナルの白橋=白石麻衣と橋本奈々未はビジュアルで捻じ伏せてシリアスな曲として成立させました。

そのあまりに強すぎるオリジナルに対し、寄せにいってパロディやモノマネになってしまうのでもなく、ただ新人のがむしゃらさだけでやり切るのでもなく。

井上和菅原咲月の『孤独兄弟』として成立させている。
ふたりが並んだ時の佇まいその説得力

凄まじい。
だってこのふたり、17歳とか18歳ですよ。


衝撃、という意味では『Another Ghost』の小川彩にも驚かされました。

オリメンは伊藤万理華、齋藤飛鳥、西野七瀬。
乃木坂の重要な要素である「しなやかで美しいダンス」を体現するメンバーたちです。
それを中学生で任されるあーや。これまたとんでもない。

そして賛否両論のスタ誕コラボコーナー。

個人的には否です。1曲でも多く乃木坂の曲をやってほしかったですね。
まあ『スタ誕ライブ』も観に行ってるというのもありますが。

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ネット上では「振り入れの時間がなかったからじゃないか」とか言われてますけどスタ誕で毎週新しい曲を披露していたんだからそれが理由ではないでしょう。
仮にそうだとしてもほとんど振りのない乃木坂の曲歌えばいいだけだし。

五百城茉央の『立ち直り中』とか『釣り堀』聴いてみたかったなあ。(別にソロ歌唱した3人に文句があるわけじゃないですよ、念のため)

本編ラストスパート。
期別曲『17分間』をやってから、ブチ上げ曲3連発。なんだかもうアンコールのようだ。

五百城茉央『自惚れビーチ』は意外。スタ誕ライブも『狼に口笛を』だったし、なぜかアンダー曲と縁がありますね。
逆に冨里奈央『ロマンスのスタート』は納得。

『ダンケシェーン』、Aフレ頭を(つまり生田絵梨花パートを)任されたのは奥田いろは。声が乱れたのに立て直したのは立派。

本編ラストにキラーチューン『バンドエイド剥がすような別れ方』を持ってこれるのも強いですね。


アンコールはアンコールっぽい曲をふたつ続け、最後に5期生新曲『心にもないこと』を初披露。

その真ん中に立ったのは池田瑛紗でした。

31stのミーグリを3次完売させた5期生の中で唯一選抜に入らなかった。
その悔しさを味わった彼女に報いる起用に、会場が「良かったなあ」という祝福ムードで包まれます。

いや本当になんか、暖かくて凄くいい雰囲気だったんですよ。

対立煽りが暴れてるのなんてネットの中だけなんだな、と思いました笑

ビジュアル仕上がってんなあメンは川﨑桜。アップで抜かれた時の彼女は本当に華がありますね。


続きます。

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前の記事では2日間の印象に残ったシーンを挙げました。

関連記事:


「座長」川﨑桜


この横浜公演で初披露された最新5期生曲『17分間』。

言い尽くされていますが実にAKB的だなあ。

正直、この曲を今の5期生に歌わせる必然性が感じられません。
メロディラインも「あの子を見ている(だけのウジウジした)僕」の歌詞も個人的にはあまり好物ではないですね笑

『絶望の一秒前』『バンドエイド剥がすような別れ方』で「未成熟でありながらどこか達観した」主人公像で非常に優れたパッケージを提供したのですから、それに続くものが見たかったところです。

まあその2曲はどちらも2022年の乃木坂で間違いなく5本の指に入る楽曲だけに、こちらの期待値が大きすぎたのかもしれません。

「こういうの(=王道アイドル)もできる」というのは非常に重要なのですが、3期4期の初期期別曲とは違うアプローチでここまで成功してきただけにちょっと肩透かしを食らった感覚。

「5期生としてこうあるべき」よりも「センター川﨑桜ならこういう曲だよね」という方が優先されたのでしょうか。

確かにガチ恋ファンが多いと噂されるさくたんには良く似合う楽曲ですね。
ただ彼女をセンターにしてこういうド直球のアイドルラブソングを歌わせるならせめてその年齢も踏まえて大学生設定にすればいいのに。それこそこの日のライブで披露した『ロマンスのスタート』みたいに。

この日後半の「5期生SPECIAL LIVE」では、その川﨑桜が「座長」扱いでした。

実は私はそれにちょっと驚きました。
よく考えればアンダーライブや真夏の全国ツアーの慣例通り「ライブ開催時の最新曲センター」が務めるという形なのですが、座長がいるならそれは井上和だと思い込んでいたので。

誤解しないでいただきたいのですが、別にさくたんではダメとかそういう意味では全くありません。
単純に3期4期は初の単独ライブにおいて初代期別センターが座長を務めてきたので、その刷り込みが強すぎたのです。

どちらも前年12月にお披露目、2月のバスラにスポット登場という流れから5月に開催された単独ライブ。
3期生は2017年5月、AiiA 2.5 Theater Tokyo。座長は『思い出ファースト』センター大園桃子。
4期生は2019年5月、横浜アリーナ。同じく『4番目の光』センターの遠藤さくら。

ふたりとも初の期別曲(3期『三番目の風』、4期『キスの手裏剣』)から2曲連続でセンターに選ばれたタイミングでした。
さらに桃子とさくちゃんはともに次のシングルで表題曲の抜擢センターへと駆け上がります。

つまり3期4期では初代センターと2曲目のセンター、初単独ライブの座長、そして表題曲抜擢センターという4つの役割が同一人物だったわけです。

それに対し5期生はすべて違うメンバー。

このあたりが実に興味深いですね。

まあ5期生は中西アルノ関連で様々な思惑が入り乱れた感もありますし、その後の騒動により色々当初予定が狂った部分もあるとは思いますが。

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井上和が運営の思うスピアヘッドであり、その期待に応えていることに疑問の余地はありません。

しかしその和ちゃんを2曲目ではセンターにせず「ひっこめる」ことができたのは英断でした。
これにより彼女の負担を多少なりとも軽減するとともに、無駄にアンチを増やさずにすみました。

もちろんこれは運営が「この子は放っておいても人気が出る」と信頼しているからですし、また和ちゃん以外にも早いうちから前に出してみたいと思わせるメンバーがいたからでもあるでしょう。

『17分間』では前2作のセンターである井上和と菅原咲月が2列目中央を固めていることで5期生の「層の厚さ」を目に見える形で示すのにも成功していますね。『ジャンピングジョーカーフラッシュ』での遠藤さくらと賀喜遥香がフロント両サイドでどっしりした安定感を与えていたことを思い出させます。

いずれにせよ3期4期で確立した「新人期別別働隊による超促成栽培プログラム」を踏襲しつつも、前例に固執しすぎずにバランスを取った采配をしていると感じます。


願わくば、臆することなく


『2019年の乃木坂46』に収録した4期生の初単独ライブレポで、私はこんなことを書いています。

 先輩たちがたどり着いた場所を守る3期
 先輩たちがたどってきた道を再び歩むのが4期

 そんなイメージの対比によってこれからの乃木坂は転がっていくのではないだろうか。

 「乃木坂感」の1期、「個性」の2期と3期を経て、4期で再び「乃木坂感」に戻る

 乃木坂運営のこの取り組みは非常に興味深いアプローチである。

 かつて世代交代に成功したグループアイドルはいない。
 どうしてもオリジナルメンバーや黄金期と呼ばれるメンバーと比較され尻すぼみになる。かといってイメージが変わりすぎてもファンに「別物」と言われ否定されてしまう。

 ずっと同じで飽きられるのとも、どんどん変わって原型を留めなくなるのとも違う、循環

(「【ライブレポ】4番目の光、11の煌めき~2019.05.25 『Sing Out!』発売記念 4期生ライブ@横浜アリーナ」より)

そして現在。

それぞれが先輩の誰ともかぶらない強い個性を持ち、かつタレント性が高い5期生たち。
やはり3期生を思わせます。

ここでまた「個性」に戻り、再びの循環が行なわれたのです。

この先、彼女たちが何を見せてくれるのか。

3期生と同じように「乃木坂感を纏っていく過程」の物語なのか。
それとも新たな乃木坂像を描いてみせるのか。

どちらも魅力的ですが、願わくば後者を。

「乃木坂を守る」3期、「乃木坂感を振りまく」4期。
そんな頼もしい先輩たちが周りにいるのですから、5期生には臆することなく進んでほしいです。

ちょっとぐらいグループのイメージからはみ出してしまったとしても、きっと乃木坂感に溢れる6期生が入ってきてくれるでしょうし笑

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『アンダラ伝説』¥300
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
 

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当ブログに掲載された記事を再構成し加筆したもの。総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームでブログをご覧の方にも楽しんでいただけることと思います。



 


びーむ色調補正3
2022年12月に行なわれた「新・乃木坂スター誕生!LIVE」。

横浜公演2DAYSを両日観に行くことができました。

個人的には2020年2月の8thバスラ以来となる乃木坂ライブの現地参戦。
まさかそれが5期生のしかも番組企画のライブとは思ってもみませんでしたが笑

当記事ではまず2日間それぞれのセットリストと印象に残ったシーンを挙げていきます。
現場なので配信の時とは比較にならない粗さです笑

DAY1


01. One Night Carnival(小川彩、奥田いろは、菅原咲月、冨里奈央、中西アルノ)
02. 残酷な天使のテーゼ(井上和)
03. タイムマシンにおねがい(五百城茉央、池田瑛紗、一ノ瀬美空、岡本姫奈、川﨑桜)

<ソロコーナー>
04. ここでキスして。(中西アルノ)
05. 慟哭(菅原咲月)
06. ありがとう(冨里奈央)
07. 純愛ラプソディ(奥田いろは)
08. 赤いスイートピー(川﨑桜)
09. 世界中の誰よりきっと(岡本姫奈)
10. プラネタリウム(一ノ瀬美空)
11. 時をかける少女(小川彩)
12. 糸(五百城茉央)
13. ルージュの伝言(池田瑛紗)
14. Story(井上和)

15. 夏色(一ノ瀬美空、奥田いろは)
16. シーズン・イン・ザ・サン(五百城茉央、菅原咲月、冨里奈央)
17. Sunny Day Sunday(池田瑛紗、井上和、中西アルノ)
18. ふわふわ時間(岡本姫奈、小川彩、奥田いろは、川﨑桜、冨里奈央)
19. お願いマッスル(井上和withVTR串田アキラ)
20. まだ若い君へ(カフェオーレ=五百城茉央、奥田いろはwithオズワルド畠中悠)

SPゲスト・trf YUKI
21. masquerade(YU-KI&一ノ瀬美空、小川彩、菅原咲月)
22. EZ DO DANCE(YU-KI&一ノ瀬美空、小川彩、菅原咲月)
23. CRAZY GONNA CRAZY(YU-KI&全員)

VTR「5期生ジャスチャーゲーム」

<乃木坂46 5期生SPECIAL LIVE>
Overture
01. バンドエイド剥がすような別れ方
02. ガールズルール(センター:一ノ瀬美空)
03. ロマンスのスタート(センター:川﨑桜)
04. きっかけ(センター:井上和) 
05. 狼に口笛を(センター:五百城茉央)
06. 裸足でSummer(センター:奥田いろは)

07. 17分間
08. 絶望の一秒前

EN
EN1 ダンケシェーン
EN2 乃木坂の詩


オープニングは千葉県出身者から成るユニット「千葉魂」による『One Night Carnival』。
番組で同曲を披露した際には不在だった菅原咲月が加入。役職は「新入り」とのこと。次期総長を狙っているそうです。編み込みヘアがすこぶる可愛い

ソロコーナー、『ありがとう』で思うように歌えず涙ぐんだ冨里奈央
彼女がついこの間まで中学生だった(小川彩とひとつしか違わない)という事実をみんな忘れがちですよね。
そんな彼女を励ますように瞬く間にターコイズ×ターコイズに染まった客席も素敵でした。

『赤いスイートピー』川﨑桜の登場した瞬間の圧倒的なアイドル感。客席からため息のような何とも言えないどよめきが起こります。
松田聖子さんも楽曲そのものもまさしくレジェンドですからこの曲自体がアイドル感の塊みたいなものなのですが、それが似合ってしまう姿にちょっと驚かされました。

そして『Sunny Day Sunday』が凄くいい。
個人的に中西アルノはこういう楽しげな曲で楽しそうにしている方がずっといいと思います。

ひたすら楽しい『お願いマッスル』。

trfYU-KIさんとのコラボでスタ誕ライブは終了。

幕間VTRはジェスチャーゲーム。
「ライブに来たオランウータン」をやり切った一ノ瀬美空に好感。

5期生ライブは最新曲『17分間』のセンターである川﨑桜がいわゆる「座長」扱いでした。
この点については次の記事で別途書きます。


DAY2


01. 残酷な天使のテーゼ(井上和)
02. タイムマシンにおねがい(五百城茉央、池田瑛紗、一ノ瀬美空、岡本姫奈、川﨑桜)
03. One Night Carnival(小川彩、奥田いろは、菅原咲月、冨里奈央、中西アルノ)

<ソロコーナー>
04. ひこうき雲(五百城茉央)
05. 赤いスイートピー(川﨑桜)
06. 真夜中のドア〜stay with me(小川彩)
07. プラネタリウム(一ノ瀬美空)
08. 元気を出して(冨里奈央)
09. 卒業(菅原咲月)
10. 点描の唄(奥田いろは)
11. VALENTI(岡本姫奈with一ノ瀬美空、小川彩)
12. ルージュの伝言(池田瑛紗)
13. First Love(中西アルノ)

14. 夏色(一ノ瀬美空、奥田いろは)
15. シーズン・イン・ザ・サン(五百城茉央、菅原咲月、冨里奈央)
16. Sunny Day Sunday(池田瑛紗、井上和、中西アルノ)
17. ふわふわ時間(岡本姫奈、小川彩、奥田いろは、川﨑桜、冨里奈央)
18. お願いマッスル(井上和withVTR串田アキラ)
19. SWEET 19 BLUES(一ノ瀬美空、川﨑桜、中西アルノ)

20. ひとり(ゴスペラーズ&井上和)
21. やさしさに包まれたなら(ゴスペラーズ&5期生全員)
22. ガッツだぜ!!(5期生全員)

VTR「5期生ジャスチャーゲーム」

<乃木坂46 5期生SPECIAL LIVE>
Overture
01. バンドエイド剥がすような別れ方
02. ガールズルール(センター:一ノ瀬美空)
03. ロマンスのスタート(センター:川﨑桜)
04. きっかけ(センター:井上和) 
05. 狼に口笛を(センター:五百城茉央)
06. 裸足でSummer(センター:奥田いろは)

07. 17分間
08. 絶望の一秒前

EN
EN1 ハウス!
EN2 乃木坂の詩


概ねDAY1と変わらないのですが楽しかったです笑

『真夜中のドア』の小川彩、中学生だということに改めて驚愕。
いや本当に凄いですね。全員参加曲でも太い声が聞こえてきて、誰かと探すと彼女でした。この先長きにわたって乃木坂のボーカルを支えられる人材だと思います。

世界的タンバリニストの座へ駆け上がった一ノ瀬美空

「『お願いマッスル』は緊張しない」という井上和の発言。

同じく和ちゃん、この日のゲストであるゴスペラーズさんとのコラボで『ひとり』を歌います。
サビ前「吸い込まれてく」の「く」の出がちょっと揺らいだのにエスカレーションさせる部分で見事にリカバリしたのは感心しました。

ジェスチャーゲームで期待通りに勘が鋭い五百城茉央

そのいおちゃん、5期生ライブの『17分間』で二手に分かれて小芝居をする振り付けでの表情が抜群に可愛い。

前日は曲終わりの井上和のキメ顔を抜かないという残念なカメラワークだった『絶望の一秒前』がこの日は改善されていてひと安心。

それはさておき現場で聴く『絶望の一秒前』、めちゃめちゃいいですね。

もちろんこれは楽曲自体の力が非常に大きく作用しているし、大音量でのうねるベースと4つ打ちが凄く気持ちいいってのもあるんですけど。

なんかすげえアンセム感あるんすよ。
5期生全員のモードがちょっと切り替わる感じというか。

特別な意味のある楽曲。
それが日産スタジアム、全ツを経てクオリティが上がり思い出も重ねられて。

本人たちにとって特別な曲を、観る者にもちゃんと「特別なもの」と感じさせる

それが既にできている5期生はやっぱり凄いと思うんですよ。


2日間通じてのビジュアル仕上がってんなあメンは、やっぱり井上和
ちょっと品がない表現になりますが、本当にお顔が強い。

私は46時間TVの5期生お披露目会の時点で「様々な表情を見せつつそのどれもが綺麗」と表現していましたが、この2日間も全く同じことを思いました。

関連記事:


スタ誕ライブでは(恐らくカバーということもあって)あまり表情を緩めることがなかったのですが、乃木坂曲のライブになるとずっと楽しそう。そして「くしゃっと笑う」彼女はこの日も実に魅力的に映りました。


続きます。

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タオル補正
11月5日に公式Youtubeチャンネル『乃木坂配信中』上で31stシングル『ここにはないもの』が生配信にて初披露され、結果的にそこが選抜発表の場になりました。

Who’s next?


いつも選抜発表の記事ではまずセンターについて書くのですが、今回は現エース齋藤飛鳥の卒業シングルですから彼女がセンターなのは当然至極。

ということでまずは5期生を今回の選抜に入れなかったという判断について考察します。

いくつか考えられる理由はありますね。

飛鳥卒業と同時に5期生を入れても目立たないこと。

今作のプロモーション期間が、5期生の出演する「新・乃木坂スター誕生! LIVE」と丸かぶりなこと。

そして年末大型歌番組にも同曲で多数出演するであろうことを考えると、初めての期別単独ライブ+シングルプロモーション+年末進行を新人に課すのは酷なこと。

このあたりが主なものでしょうか。

まあ、やむを得ないかなとは思います。
ここで5期にパンクされても困る。

それでも個人的には井上和とあと何人かには、飛鳥の背中を見ておいてほしかった
一緒にシングルプロモーション期間を過ごしてほしかった。

問答無用の大エースである飛鳥がどのようにシングルのセンターとして楽曲に向き合い、MV撮影やTV出演に臨むのか。その現場に立ち会うという経験を5期生にさせることができなかったのが残念でなりません。

もうひとつ気になるのが、今回入れなかったことによって32ndシングルで再び5期生抜擢センターの可能性が高まったように思えること。



次作はそれと似た状況。
しかし4期でセンター候補となる遠藤さくらと賀喜遥香は既にそれぞれ2回のセンター経験がある。

そう考えると、結構な確率(個人的には70%以上かと)で井上和センター
『Actually…』の惨事を踏まえて両サイドも5期生で固める『夜明けまで強がらなくてもいい』パターンでしょうね。

これ、大反対です。
まあ勝手に予想して勝手に反対するのもいかがなものかと思いますが笑

私は和ちゃんのことを、それこそ白石麻衣ばりに「認めざるを得ない」逸材だと思っています。それでもわざわざアンチがつく押し出し方をするのはデメリットの方が圧倒的に大きい。

そもそも既に「新人抜擢センター」は中西アルノで消化している。
あれを「なかったことにする」のは違うんじゃないかと。
そして凄く変な表現になりますが、アルさんが(本人の側にも一因があったとはいえ)抜擢センターに伴うアンチを引き受けてくれたのですから。

であれば32ndは敢えてのかきさく=賀喜遥香と遠藤さくらのWセンターが良いのでは。

あのふたりが並んだ時の「ビシッと背骨が通った感覚」
白石西野Wエースを思い出させるような絶対的な安心感。
乃木坂ファンであれば周知のことかもしれませんが、TVでしか乃木坂を観ない層にもそれを提示するのは意味のあることだと思います。

その両サイドは素直に山下美月と与田祐希で挟みましょう。

5期生は3人を歌番組でカメラに抜かれる2列目中央に配置してしっかりお披露目。
いったん2列目に置くことによって和ちゃん以外のふたりも「聖域感」が薄れて、以降の変動(ストレートに言えば序列の)に対応しやすいというメリットがあります。

とはいえそこを誰にするかは非常に荒れるところでしょうね。
まあミーグリの完売状況がはっきり単独2位になった川﨑桜は当確でいいのでは。
個人的には2列目からスタート=聖域化しないのであれば、お姉さん組に先にチャンスをあげてほしいという気がします。

5期生はこれまで3期や4期とは若干違うステップを踏んできています。

プリンシパルも単独ライブもやらない。
単独ライブを経験せぬまま真夏の全国ツアーに参加する。
「5番目のなんとか」という楽曲も作られない。

私としてはそこに「2列目中央に新人を並べる」という新しい売り出し方も加えてほしいと考えています。


続きます。

note上で乃木坂46に関する有料記事を公開しています。どちらも無料で読める部分がありますのでぜひご覧ください。

『アンダラ伝説』¥300
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
 

マガジン「2019年の乃木坂46」¥200
当ブログに掲載された記事を再構成し加筆したもの。総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームでブログをご覧の方にも楽しんでいただけることと思います。



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