
2026年2月25日、公式ブログで梅澤美波さんが卒業を発表しました。
まずは彼女の乃木坂人生を振り返りましょう。
正直「髪型とかまいやんに寄せてるなあ、全然タイプが違うのになあ」と思ってた
2016年9月、乃木坂46の3期生オーディションに合格。応募動機は「白石麻衣に憧れて」。
同年12月の日本武道館におけるお見立て会で初めてファンの前に立ちます。
第一印象は「美人だけど、ドルオタには受けないだろうな」。
切れ長の目と高身長。
その界隈には疎いので勝手なイメージですが「宝塚の男役っぽい感じ」。女子受けは良さそうだけどアイドルとしての人気は正直そこまで出ないだろうと思っていました。
そして恐らく、運営も含めそう考えていた人が多かったのでしょう。
実際に各雑誌から選出されるメディア賞はゼロ。
2017年2月に開催されたプリンシパルでも15戦1勝10敗4休。
後に舞台メンへと成長する彼女ですが、この時は一敗地に塗れます。(まあプリンシパルは舞台とは全くの別物ですが)
そして2017年3月22日の17thシングル『インフルエンサー』に収録された3期生初の楽曲『三番目の風』のフォーメーションでは下から2番目のポジションでした。
しかし握手人気は最初から高かった。
初めて握手会に参加したシングルはその『インフルエンサー』。
3期生は12部でスタートし早期完売したメンバーは6部追加というレギュレーションでしたが、その18部をフルで売り切ったのは大園桃子、久保史緒里、山下美月、与田祐希そして梅ちゃん。
与田祐希と山下美月というモンスターふたりにはさすがに及ばない(詳細は省きますが続く3rdアルバム『生まれてから初めて見た夢』で2次完売)ものの、この時点で早くも同期内のトップ層に食い込みます。
個人的には最初期から握手人気が高かった理由がいまいちわからないのですが笑
橋本奈々未の卒業、そして時を同じくして1期生のうち初期から握手人気の高かったメンバーが免除になっていく時期でしたので「お姉さんメンバー好き」な層の受け皿になっていたのかもしれません。
握手会で膝をかがめて一生懸命ファンと目線を合わせている姿はとても好感が持てるもので「ああこりゃ人気出るだろうな」と思ったのを強烈に憶えています。
その後も彼女の快進撃は続き、冠番組で垣間見える生真面目さや先輩への過剰なぐらいのリスペクトで支持を拡げていきます。
そして最初から30部設定という先輩たちと同条件でのガチンコ勝負になった19th『いつかできるから今日できる』。ここで最速の2次完売を叩き出し、選抜固定メンバーである何人かの先輩を上回って見せます。
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続く20thでの選抜入りこそ先を行く「くぼした」に譲ったものの、21st『ジコチューで行こう!』で初選抜。
握手人気からすると極めて順当と言えるものでした。
しかし、ここで梅ちゃんがヘイトを集めてしまう出来事がありました。
『空扉』。
彼女にとって大事な大事な、唯一のセンター曲です。
歌唱メンバーは基本的に21st選抜メンバー(飛鳥桜井若月堀の4名を除く)ですが、フロントに並んだのは3期生5人=よだももやま梅れんたん(久保史緒里は活動休止中)。
MVも梅ちゃんを主人公にその5人にフォーカスしたもの。
JAXAで宇宙飛行士を目指す新人5人を3期生たちが演じ、先輩メンバーは梅ちゃんの姉役である白石麻衣を除けばチョイ役。
明らかに「先輩たちを従える」形。
しかもこれが「3度目」でした。
18th『逃げ水』での「よだもも」センター。
今でこそ当たり前になりましたが当時は堀未央奈の抜擢以来4年ぶりの衝撃でした。
19thカップリングの『不眠症』では「くぼした」センター。
まだ選抜入りもしていないふたりが選抜メンバーの先輩たち(+よだもも)を従えて真ん中で踊るという、率直に言って異常なほどの好待遇。
そしてこの『空扉』でみたび行なわれた3期優遇。
乃木坂の未来のためには3期生からセンターやフロント常連クラスが出てこなければいけない。それはわかります。
その候補が「よだももくぼした」であることも、4人のそれぞれ違うアイドル性に運営が大きな可能性を見出しているのもまあ、わかる。
でも、梅澤美波までこんな破格の扱いをするのか。
当時は決して誰もが認める存在ではなかった彼女が、3期5番手の彼女までもが飛び級でセンターをやるのか。
それはずっと頑張ってきた1期2期のメンバーに対してあんまりじゃないか。
先輩メンバーのファンの方がそう感じてしまったとしても無理はありません。
ただ私はこの時点でちょっと違う感想を抱いていました。
梅ちゃんに対するこの異常なまでの優遇。
それが意味するのは「たとえよだももくぼしたの一角を崩す人気があっても、この先もセンター候補として扱われることはない」ということ。
だからその代わりとして憧れの先輩たちを従えてのセンター曲を、憧れの白石麻衣と姉妹役でのMVを、代表作たりうる楽曲を与えたのではないか。
あまりにも後出しジャンケンすぎて信じていただけないでしょうが笑
これは当たらずとも遠からずだったように思います。
そして彼女への逆風はこれで終わりませんでした。
続く22nd『帰り道は遠回りしたくなる』、そして7thバスラ。
後に梅ちゃん自身が「一番きつかった時期」というほどアンチが燃え上がります。
続きます。
◇
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過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
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過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数84,000文字、加筆部分だけでも10,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。
「今にして思うこと」は各章の末尾に「追記」という形で新たに文章を加え、さらに書き下ろしとして4期生の初冠番組であった『乃木坂どこへ』を振り返っています。
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