ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

タグ:和田まあや

タオル補正
2022年7月18日、公式ブログで和田まあやさんが卒業を発表しました。

未来卵から生まれたモンスター


1期生最年少の齋藤飛鳥と同学年である98年組。
加入は中学1年生、13歳の時でした。

しかし率直に言って、アイドルとしての人気は上がりませんでした。
最も目につく人気指標である握手会の完売状況はグループ内でも低位。

結果として11年間のほとんどをアンダーとして過ごします

初選抜は8thシングル『気づいたら片想い』。これはいわゆる「思い出選抜」でした。

次に選抜に入ったのは6年後の25th『しあわせの保護色』。
こちらは白石麻衣の卒業に合わせて1期生全員が選抜(そして福神)。

つまりキツい言い方をすれば、2度の選抜入りのどちらもいわば「外的な要因」によるものだったのです。

全体的に乃木坂ファンの嗜好の逆を行ってしまっていた感は否めません。

明るく天真爛漫でおバカキャラ。テンション高めの声でしゃべり、リアクションも大きい。

そんな彼女の個性は、「清楚で儚げで華奢」「体温低そうでガツガツしない」「どこかノスタルジックで切ない」という「乃木坂感」の対極。

彼女に限らず、いわゆる「バラエティ担当」メンバーの多くが人気面では厳しい状況でした。

さらに初期からお姉さんメンバーの方が圧倒的に人気だった乃木坂46において95年組=生駒里奈の代(結成時に高校1年生)以降の年少組は、ほぼ全員が握手人気の面で苦戦を強いられていました。(唯一の例外は生田絵梨花)

大きな転機となったのは2014年に『乃木坂工事中』での「頭NO王選手権」。
ここで並み居る強豪を打ち破り初代王者として戴冠します。

そもそもお見立て会でもブリッジ歩きでファンを恐怖のドン底に叩き込むところから乃木坂人生をスタートさせた彼女。
そのバラエティキャラとしての能力を開花させ、これ以降はクイズ対決や「内輪ウケものまね」など、冠番組で盛り上げキャラとして活躍してきました。

最近であれば2022年の46時間TVにおけるドッキリ企画(「まあやだ」のやつ)が印象深いですね。あれは『嫉妬の権利』MVのセルフカバーと言えなくもない。

関連記事:


かつて私はまあやを「人を笑顔にする天才」と評しましたが、基本いつも面白かった。

クイズにせよ空耳にせよ、間違え具合とワードセンスが絶妙でした。

『乃木坂46えいご(のぎえいご)』で課題曲の英語歌詞をリスニングして歌うコーナーがあったのですが、そこでも抜群の空耳力を発揮。嘆きながらくずおれる安河内先生の姿が懐かしい笑

そして徐々にバラエティ以外の部分でも評価を高めていきます。

2018年末のアンダーライブ(『日常』の時です)で「リーダー」に就任。
これは恐らく「ダンスリーダー」を意味していると思われます。勝手な想像ですが前任者は伊藤かりんではないでしょうか。

いつしかアンダラを観ているファンの間では「ダンスメン」と認識されるようになります。

それがわかりやすい形で示されたのが2019年夏の全ツのユニットコーナーで披露された『自分じゃない感じ』。
桜井玲香、中田花奈、阪口珠美、金川紗耶という各期のダンス巧者と共に、まあやはかっこよく踊って見せました。


こうしてキャリアの後半は「番組に登場する時にはしっかり笑いを生み」「ライブではアンダーのパフォーマンスを支えるひとりとしてビシッと決めて見せる」というスタイルを確立していました。


ニックネームは「愛されまあや」


人のよさそうなタレ目でいつもニコニコ。

メンバーからも共演者からも、そしてスタッフからも愛された彼女

卒業発表後の『乃木坂工事中』地元グルメを紹介する企画でこんなやり取りが放送されます。

「本当に10年間お世話になりました。本当に良くして頂いているって聞いていますので…ありがとうございました」と涙ぐむまあやのお母さんに

「番組にとっては欠かせない人物ですので我々スタッフもみんなまあやのことが大好きで、産んでくれてありがとうございます」と応じるスタッフさん。

彼女の人柄をしのばせるシーンでした。

卒業発表したブログではこう語っています。

 活動中は辛くて苦しいことのほうが多かった気がしていたのに、
 今振り返ると全て幸せな記憶に塗り替えられていることに
 自分でびっくりしています

さらに卒コンとなった30thシングルアンダーライブでの言葉。

 沢山辛いこともありましたけど、振り返ってみたらすごく素敵な青春だったな

盟友、樋口日奈もラスト『乃木坂工事中』や自身の卒業セレモニーに際してほぼ同じニュアンスのコメントをしています。

グループにおける「主役」ではなかったメンバーが「幸せだった」と言える
そしてそれが単なる決まり文句でも強がりでもない言葉としてファンに届く。

私は乃木坂を美化しすぎているきらいがあるのは自覚していますが、それでもやっぱり「これが乃木坂なんだよなあ」とか思ってしまうのです。


最後に、彼女のこれからについて。

『乃木坂お試し中』でのコメントを聞く限りは何らかの形でタレント活動を続けていくようです。

やはりバラエティタレントでしょうね。

大きなリアクションやワサワサした喋り方や人のよさそうな表情。

乃木坂としてはあまりポジティブに働かなかったそんな彼女の個性も、バラエティではプラス要素です。

そして何といっても、アンタッチャブルや東京03や塚地武雅さんを近くで見てきた鈴木拓さんをして「天才」と言わしめるのですから。

乃木坂時代を知るファンを驚かせるような活躍を見せてくれるかもしれません。


和田まあやさん、11年間お疲れさまでした。


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伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
 

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過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。



タオル補正
前の記事ではセンター賀喜遥香と表題曲『好きというのはロックだぜ!』の感想について書きました。

この記事では初選抜の金川紗耶、そしてアンダーについて。

挫折を経て


金川紗耶。

一頓挫あってファンが離れて、選抜入りが遠く霞んで見えないところまで序列を下げた彼女。

冠番組でも映されない、映っても喋らないという状態が続き、当時はさすがに「シュンとしていた」感じがありました。

しかし、やんちゃんは徐々に本来の明るさを取り戻していきます。

これにはアシスタントを務めた『芸人動画チューズデー』も大きかった
あそこで芸人さんと上手く絡みながら持ち味である面白可愛さを発揮していたのが良かったかと。初回で盛大にいじられたのも結果的にはプラスに働いたのでは。

いったん本来の調子に戻ってからの彼女は過剰とも思えるファンサービスを続けてミーグリの完売を伸ばしてきました。

メッセージアプリで月に数百通送ってきたり、ミーグリで3歳児ごっこをしたりと「なりふり構わない」というか「もはや歯止めが利かなくなってる」というか笑

かねてより定評のあったダンスにも磨きをかけ、前回のアンダーライブでは素晴らしい存在感を発揮していました。

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もちろんあんな挫折はない方がいい。
でもやんちゃんはそこから出直して、腐らずにやれることをやった。

それを受け入れられないファンの方が一定数いるのもわかります。特に当時彼女を強く推していた方ならなおのことでしょう。でも個人的にはこうして選抜にまでたどり着いたことは素直に称えたい

選抜入りが発表されてからも追い風が吹き続けている印象の彼女。
地元北海道での9年ぶりとなるライブ開催で凱旋したり、札幌ドームの日本ハムの試合で始球式さらに「きつねダンス」を披露しその動画がバズったり(記事作成時点で290万回超の再生)。

本人からもここが頑張りどころなのは痛いほどわかっている旨のコメントがありました。

その超絶スタイルと目を奪われるダンス、そしておバカキャラで盛り上げてほしいですね。


今回も1話完結


またも選抜からアンダーになるメンバーはいませんでした。

この状態が1年半以上続いています。もちろんこんなの乃木坂史上初。
過去の「17人選抜固定」時代(12th~16th、または19th頃まで)をも凌ぐ硬直化です。

そして今回新たに選抜入りしたのは佐藤楓と弓木奈於、そして上で書いた金川紗耶。

要するに29thアンダー曲『届かなくたって…』のフロント3人がそのまま選抜入り。
前回のアンダラの成功が評価されてという側面もあるでしょうし、これはもちろん嬉しいことです。
ただ若干「ごっそり持っていかれた」感もなきにしもあらず。

さらにセンターは卒業を発表した和田まあや。
もちろん彼女はアンダラのリーダーであり功労者ですから卒業センター自体に不満はありません。

ただ「ああ、またもアンダーの連続性は構築できなかったな」という意味では残念に思います。

個人的には前回のアンダラの記事で書いたように「以前のようにある程度フロントを固定しつつそこから何人かを選抜に送り込むというのがアンダーとしてあるべき姿」であり「アンダー内でのポジションに一貫性があるからこそ前に行くことに価値がある」と考えています。

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そういう意味で、今回も1話完結になってしまった感が否めません。

フォーメーションも前作から結構変わっています。

まあ和田まあやの卒業曲ということでダンス重視のフォーメーションなのかなという気もします。
全員に見せ場がある振り付けで立ち位置はさほど重要でないので、3期生と4期生をそれぞれ三角形にしたのではないでしょうか。

さて、既にアンダー曲『Under’s Love』のMVが公開されています。


Under’s Love=アンダーの恋、あるいはアンダーへの愛。

なのですが、歌詞は…なんだろタイトルありきでやっつけで書いたような感じ
「アンダースタディ」と恋愛を重ねているのもなんだかなあ。

既に『アンダー』という曲でもろにアンダーメンバーたちの苦闘を描いている(※)のでそれと同じでもダメだしなあ、ぐらいの薄い動機で書いた内容に感じます。
※便宜上「苦闘を描いている」と書いてはいますが、個人的には「全く描けていない」と評価しています。詳しくは下の関連記事をご覧ください

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せっかく和田まあやをセンターにするならもっとはっきり当て書きっぽい歌詞がいいのに…まあ秋元康がまあやの11年間についてちゃんと知っているとは思えませんが。

フラメンコっぽいマイナー調の楽曲も個人的にはあまりピンときませんでした。
それこそ『風船は生きている』みたいな明るい曲調が良かった。

そこにアンダーとしての苦しみや葛藤やそれでもそこで見つけた喜びや仲間たち、そしてこの先の光のようなものを感じさせる歌詞が良かったのになあと思います。(もちろんこれも私の勝手な「和田まあや観」に過ぎないのは十分承知していますが)

…とまあ文句ばかり言ってきたので、最後にこのMVで一番良かったところを。

ラスト、和田まあやが画面のこちらに向けて花束を渡し「ありがとう」と微笑むのです。

決して人気メンバーではなかった自分を、それでもずっと応援し続けてくれた「あなた」への感謝

これ、グッときますね。


続きます。


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びーむ色調補正3
前の記事の最後で書いた通り本編ラストまで本当に素晴らしいライブでしたが、それでも私は物足りなさのようなものを感じていました。


もっとギラギラしなくていいのか


その理由は、私自身もそしてメンバーもライブの感想が「楽しい」だったからです。

乃木坂もアンダーも、いまこんなにピンチなのに。

「楽しい」ライブで本当にいいのか。

そう思ってしまったんです。

我ながら思い込みが激しくて恥ずかしい限りなのですが笑

どうしても初期アンダラの「何度も何度も現実に打ちのめされながらも、反骨の魂を燃やし選抜を食ってやろうと全員が懸命に闘っていた」あの頃のことが忘れられません。

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そしてこの日、これでもかとばかりに逆境が-アンダラ2ndシーズンを思わせるように-積み上げられていました。

選抜との距離。

現在のアンダーメンバーのうち、1期生全員選抜だった25thシングル『しあわせの保護色』を例外とすれば最後に選抜入りしたのは伊藤理々杏、阪口珠美、佐藤楓の3人。23rd『Sing Out!』ですからもう3年前です。

そして26th『僕は僕を好きになる』の選抜発表以降、1年半近くにわたって「選抜から落ちるメンバーがいない」状態が続いています。
その間にかつてはあんなに高かった「連続選抜」の壁を何人かのメンバーが易々と突破しました。

さらに5期生が加入し、その中から早くも中西アルノがセンターに抜擢されます。

そこからの大炎上。

抜擢センター発表からネット上は荒れに荒れまくりました。

結局、彼女の「過去の活動及び発言がファンの皆さんを混乱させ不信感を持たせてしまったため」活動自粛。
さらに「グループの活動規約に違反する行為」により同じく5期生の岡本姫奈も活動自粛。

センター不在。
そしてそれを「なかったこと」のように新曲プロモーションを行なわなければならないメンバーたち。極めて不名誉(と私は思います)な事態。

グループ全体への猛烈な逆風が吹き、ネット上に目を覆いたくなるような罵詈雑言が溢れました。

まるで、2014年10月のように。

だから私は勝手な期待を抱いてしまったのです。
アンダラ2ndの再現が観られるんじゃないか、と。

北野日奈子卒コンで本音を吐露する阪口珠美や中村麗乃の姿に、その期待は膨らみます。

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しかしこの日のライブはいわゆる「鬼気迫る」ものではありませんでした。

もちろん当時とは条件がまるで違います。
大前提として私は配信での鑑賞であり、ファンも声を出せない状況であり、会場も広かった。

この条件で「熱さ」や「気迫」を伝えるのは本当に難しいことだったでしょう。

そしてハングリーさが違うのも当たり前のこと。

やっぱり当時のメンバー、特に1期生たちは「まだ何も成し遂げていない」という感覚がどこかにあったと思うんですよね。グループは確実に大きくなっているけれど、それは自分の力によるものではないという。
それに対し3期生以降は「乃木坂に加入する」こと自体がひとつの成果ですから、同じような上昇志向を持つことはきっと難しい。(もちろん生来の性格という要素もあるでしょうが)

あの頃とは状況が違う。それは重々承知しているのですが。

乃木坂もアンダーも、今こんなにピンチなのに。

「楽しい」ライブで本当にいいのか。

もっとギラギラしなくていいのか。
もっと感情を叩きつけなくていいのか。

そう思ってしまったのです。



2014.12.12


そんな私の勝手な思い込みをすべて覆したのは、アンコールラスト前のMC。

口火を切ったのは松尾美佑でした。

 研修生の頃の何も考えず全力でやれた気持ちがわからなくなっていた

そう言って涙を流した彼女の姿に何人かのメンバーがもらい泣きする中、和田まあやは客席を指さしてこう励まします。

 私たちにはこんな力強い味方がいる
 だから大丈夫

涙の連鎖は続きます。

伊藤理々杏
かつて連続選抜を経験しましたが今は苦しいポジションにいる彼女。

 ああ、これが一番私がやりたかったことだ

そう言って涙にくれます。

ここでやっと私は気づきました。

アンダーメンバーたちが、この日のライブにどれほどの想いをもって臨んでいたかを。

そして思い出したのです。

2014年12月の有明コロシアム、アンダラ2ndファイナル。

あの日もほぼ同じことを考えていた自分を。

乃木坂史上初の全員センター企画でアンダーメンバーたちが輝いたあの日。
本当に楽しい「100点満点で120点のライブ」でした。

でも私は10月の六本木ブルーシアターで観たヒリヒリするような、点数なんかつけられるはずもない「ただただもの凄い」ライブを追い求めていました。

紅白に落選し、グループはまだ危機的状況にある。
アンダーだってこの先どうなるかわからない。

それなのにこんなに楽しい、ニコニコ笑って観ていられるようなライブをやってていいのか。

客席でそんなことを考えていたのです。(今では「伝説の」という枕詞つきで語られるライブの現場にいたというのに!)

あの日もアンコールでメンバーたちが次々に泣き出したのを見て、ようやく気づきました。

彼女たちがどれほどのプレッシャーの中で、どれほどの覚悟をもって有明コロシアムに臨んでいたかを。

翻ってこの日。

松尾美佑が、伊藤理々杏が思いの丈を吐き出し。

気がつけば、和田まあやが綺麗なお姉さんの顔をしていました。

お見立て会のブリッジ歩きでファンを恐怖のドン底に叩き込むところから始まった乃木坂人生。
頭NO王、内輪ウケものまねなど、番組の盛り上げキャラとして活躍してきた1期生年少組の「愛されまあや」。

そんな彼女がいつしかすっかりお姉さんの顔をして、頑張った後輩たちを愛おしそうに見つめます。

そして名場面は突然にやってきました。

「終わりたくないね」
「ちょっとだけ歌わない?後で私が責任取るから」

客席の誰かが掲げたサインボードの文字を読んだのでしょう

「あ、『きっかけ』?」に起きるどよめき。

そしてアカペラで歌われた『きっかけ』。

まあやのひらめきと、誰かが掲げたサインボード。
メンバーの想い。ファンの熱気。

小さな奇跡がいくつも重なって、こんなにも美しいシーンが生まれました。


退場を促すアナウンスに負けずに続いたダブルアンコール。これも、あの日と同じ。

感激屋の林瑠奈が泣き崩れています。

画面越しにも伝わる、会場を包み込んだとても暖かい感情のうねり。
それはアンダラ黎明期からその伝説の多くに立ち会ってきた和田まあやをして、こう言わしめるほどのものでした。

 言葉にならないって、今この感じ

またひとつ、アンダラに伝説が生まれた夜でした。


続きます。

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当記事ではDAY2と3の印象に残ったシーンを挙げていきます。

DAY1の感想はこちら:
 

DAY2


私がこの日最初に観たのは明らかに眠れていない賀喜遥香の姿。
正直、胸が痛みました。

今にして思えば2日目のラストには堀内健さんのアシスタントというカロリーの高い役割が待ち受けており、3日目にもお見立て会振り返りという出番があったわけですから「初日から行けるところまで行こう」と考えていたのだと思います。

先のことまで考えて必要と判断したら少々の無茶もする。そういうところが「これまでちゃんと物事に向き合ってきた(だからどうすれば成し遂げられるかを知っている)」と感じさせるかっきーの素晴らしさですよね。

関連記事:


3人組のトーク企画、岩本蓮加の「朝ちゃんと起きて3食食べるのに憧れる」に思わず「いやそれは憧れることではないぞ」とTVの前で突っ込んでしまいました。

電視台、樋口日奈は「WILD SPEED HINA」と題してバイクに乗って色々なチャレンジをするのですが…カットインがひとパターンしかなかったのはわざとですよね?

弓木奈於
シンデレラの衣装で罰ゲームに挑んでいくのですが、ビリビリペンでの「痛~い」というリアクションが阿佐ヶ谷姉妹にしか聞こえない。

黒見明香は「メンバーとびっくり実験に体当たり挑戦!!」。
チャイナドレスに白衣を羽織るという攻めた出で立ち。
指2本で次々とメンバーをなぎ倒していき。
だいぶ前倒しで爆発してしまったピンポン玉。
見どころ満載でした。

鈴木絢音の「狂気的な彼女」は別途。

早川聖来
ムチャぶりされながら賀喜遥香のためにあんかけ炒飯を作るという企画ですが、料理をしている人に電流を流すというのはちょっと正気の沙汰とは思えない。本当にヒヤッとしました。
「しゃくれる」は可愛かったのですが、料理が完成しなかったのも後味悪かったですね。タイムアップしちゃったけど頑張るかっきーのために最後まで作らせてくださいでいいじゃないですか。

そのかっきーは「凄く美味しい!」と言って食べていましたが、そういえば前回の46時間TVで彼女の舌が結構アレなことが判明していましたね。

乃木坂プレイルームでの卓球大会。

「卓球キャラ」として登場するほんわか姉さん吉田綾乃クリスティー
勝負事は全力でしかできない清宮レイのスイッチが入った表情。ポイントを取るたびに「よしっ!」と声を出すところも好感が持てます。
遠藤さくらの最初は全くフットワークを使わずに勝とうとしていたらあわや負けそうになり徐々に相手に合わせてレベルを上げていくのも面白かった。

電視台に戻って、SASUKEでんちゃんこと佐藤楓のパルクール。
変な人が映り込んでるな~とは思ったんですよね。

「まあやだ」

林瑠奈は「先輩!私に罰ゲームを受けさせて!」と題し、嬉々として罰ゲームを受けるのかと思いきゃタガメは悲鳴をあげながら全力拒否というのが面白かった。

大運動会はMVPも取った松尾美佑の負けん気の強さが出ていて良かったです。
まあ負けず嫌いは「ゲーム企画全部ガチでやるからだいたい勝っちゃう」1期生たちからの伝統ですよね。

ちなみに清宮レイの応援団は残念ながらちょうど観ていない時でした。

「大根抜きサバイバル」における与田祐希の「無」も実に素晴らしい。

大運動会後の遠藤さくらのハウスダンス、そして与田祐希久保史緒里の弾き語りについても別途書きます。

「乃木坂三者面談」では堀内健さん登場。
さあ、悪夢の始まりだ笑

「誰か泣くまで帰らないよ!」という恐怖の宣言に、観る者の多くは遠藤さくらの大泣きを想像したと思いますが実際には早川聖来でした。
マラソン番組の深夜にホリケンはそりゃオーバーフローするよね…自分はめちゃめちゃ笑いながら観ていましたけどメンバーは恐怖だったでしょう。


DAY3


この日は「4期生のお見立て会を振り返ろう」の終わりごろから観始めました。

続く「3期生のお見立て会を振り返ろう」。
すっかり大人になったメンバーたちが、同窓会のようにあーだこーだ騒ぎながら当時の映像を観るというのがなんかもう心暖まる。

当時の髪型を「引きちぎった前髪」といじってくる山下美月に「覚えてろよ山下」と凄む久保史緒里
その言葉通り美月の「フラミンゴになりたい」に対し「今でもなりたいの?」と反撃。美月のフラミンゴはこの後の中村麗乃の電視台でも(事前ロケだったのに)いじられているという奇跡の一致でした。

5期生お見立て会は別途書きます。

掛橋沙耶香の電視台。
大人の女性はランチのメニューを決めるのにコイントスなどしないぞ笑
清宮レイの小芝居と思い切りのいいハリセン、これまた好感度高し。

和田まあやのドッキリ企画。
10年選手の彼女が46時間TVの間中…というかそれ以前の収録からこまごま動き回っていたその仕事量と溢れるサービス精神。
そして梅澤美波はパフェふたつ食べてたんかい!笑

そして表題曲以外の「バナナ&メンバーが選ぶ! ベストソング歌謡祭」。

井上小百合推しの自分としてはやっぱり『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』に入っていてほしい。
でもメンバーも大幅に入れ替わったから正直30位くらいがいいとこかな、と思っていました。

ランキング発表が進み、残すはあと数曲。

「ああ…もうランクインはしてないな…」と思ったところで4位『自由の彼方』(井上小百合センター曲)。
1stアルバム『透明な色』に収録された10thアンダーメンバーによる楽曲。アンダラ2ndシーズンのエピローグのような曲です。

もうこれで満足だ、と思いきゃなんと3位が『咄嗟』。

アンダラ2ndのテーマソングにしてアンダラのアンセム。
当時を知るメンバーがもう7人しかいないのにこの順位。

さすがにウルッと来ました。

コーナー最後で北野日奈子が「『咄嗟』の時のアンダラはメンバーもファンもスタッフさんもなんかもう凄かった」と語り「ね!もの凄かったよね」とそれに同意する齋藤飛鳥

あの絶望の日々を、そしてその果てに見つけた希望を知るふたりのやり取り。
彼女たちの中にまだちゃんとあの日々が生き続けていることが垣間見えてこちらも感情が揺さぶられます。
(アンダラ2ndシーズンについてはぜひこの下で紹介している『アンダラ伝説』をご覧ください)

スペシャルライブも別途書きます。


続きます。

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びーむ色調補正3
2021年東京ドーム、DAY2は高山一実のラストステージとなりました。

DAY1のレポはこちらです。


笑顔の君とサヨナラを


基本、前日と同じセットリスト。

Overture
01. ごめんねFingers crossed
02. ジコチューで行こう!
03. 太陽ノック(センター:生田絵梨花)
04. おいでシャンプー(センター:山下美月)
05. シンクロニシティ(センター:梅澤美波)

06. ファンタスティック3色パン
07. せっかちなかたつむり(秋元真夏、生田絵梨花、高山一実、樋口日奈、新内眞衣、遠藤さくら、賀喜遥香)
08. 錆びたコンパス
09. ひと夏の長さより…(センター:秋元真夏、賀喜遥香)
10. ありがちな恋愛(センター:齋藤飛鳥、山下美月)
11. 日常
12. 裸足でSummer
13. 全部 夢のまま

<期別コーナー>
14. I see…
15. トキトキメキメキ
16. アナスターシャ
17. 失いたくないから

18. Route 246
19. 僕は僕を好きになる
20. インフルエンサー(センター:山下美月、与田祐希)

21. きっかけ
22. Sing Out!
23. 夏のFree&Easy(センター:与田祐希)
24. ガールズルール(センター:山下美月)
25. 君に叱られた
26. 他人のそら似

EN1. 私の色
EN2. サヨナラの意味(センター:高山一実)
EN3. 偶然を言い訳にして(センター:高山一実)
EN4. 君の名は希望(センター:高山一実)
EN5. 泣いたっていいじゃないか


この日の印象に残ったシーンを挙げていきます。

ビジュアル仕上がってるメンは田村真佑かな。掛橋沙耶香も良かったですね。

最初のMCの「ウォーミングアップで『日常』」ってどういうことだ笑

『せっかちなかたつむり』の自己紹介で樋口日奈が「しっかり者」。
いや…?それは初期の間だけで「坂之上くん」事件あたりで既にブレーキが壊れてる感は出てた気がしますよ笑
西野ポジの遠藤さくらが歌うAフレが爆発的に可愛い。

『錆びたコンパス』の山崎怜奈。今やグループでも上位の場数を踏んだ彼女であっても歌い出しで声が震えるんだ、となんか変なところでドームの大きさを感じました。

『ひと夏の長さより…』でのかずみんへのメッセージ、「食べられたい よだゆうき」ひらがなで書かれた名前が秀逸。

『全部 夢のまま』!この曲好き!
この日の佐藤楓は前日の反省を活かしちゃんとカメラに向かってアピールできていたので一安心。
…と思ったらその直後に伊藤理々杏と山下美月のプロぶりっこふたりが堂々のキメポーズ連打笑

MCの回しはこの日も樋口日奈。大丈夫なのかと思っていたら案の定「全部出し切っていくぞぉ」と脱力させてくれます。

賀喜遥香の手加減のない煽りが良い『I see…』。
『トキトキメキメキ』よだやま(与田山下)の小芝居。そしてこの日も驚くほどの美を見せつける岩本蓮加

後輩で固めた『きっかけ』前のMC。
そこで「乃木坂46は私たちが守り続けます」と宣言する山下美月

『Sing Out!』ではアンダーが前に出てくるフォーメーションが良かった。
『夏のFree&Easy』トロッコに乗りながら(関係者を見つけたのか)丁寧に会釈をする遠藤さくら
『ガールズルール』前日に続き全力で煽る山下美月。この日の喉はなんとか持ちこたえました。
『君に叱られた』で高山一実とハグした後に涙ぐむ賀喜遥香

本編ラスト、10周年記念曲の『他人のそら似』。
『夜明けまで強がらなくてもいい』そして『ごめんねFingers crossed』部分で長尺アップになった遠藤さくらの「画がもつ力」。



アンコールから高山一実卒業セレモニーでした。

『サヨナラの意味』ですっかりタレまゆになる遠藤さくら

『偶然を言い訳にして』で気球に乗るかずみんの背中を見送って泣き崩れる樋口日奈
佐藤楓はこの日2度目のカメラアピールに成功。

フルサイズで披露された『君の名は希望』。やっぱり特別な曲。

そしてこの日のハイライトは和田まあやから高山一実への送る言葉でした。

 朝、楽屋に入ってまずずー(高山)のかばんを探してずーの席に座って
 私が先に着いたときはずーの席をとって
 昔から楽屋の近くの席にずーがいて、明日からかばん探せないんだなって思ったら寂しいです

この言葉で抜けに映る遠藤さくらの目からも一気に涙が溢れます。

冠番組でも何度も聞いたかずみん独特の「まあや~」
呆れるようなたしなめるような、それでいて「可愛くて仕方ない」感あふれる呼びかけが頭をよぎります。

ラストは自身唯一のセンター曲、『泣いたっていいじゃないか』。
寂しさを露わにするひなちまとまあやの年少組。やっぱりかずみんは幼くてわんぱくだった彼女たちをお姉さんのように、そして保護者のように見守ってきたのだろうと思わせます。

本編ラストでは感想を聞かれ「楽しい、幸せ」と言っていたかずみん。

それでも最後の最後、彼女はこう叫んだのです。

 寂しい~!!

いつもみんなを支えてきた、あの笑顔を浮かべながら。


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