ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

タグ:寺田蘭世

びーむ色調補正3
前の記事に書いたように初の2期生単独ライブは素晴らしいものでした。

しかし、この日のライブを観終わった時に私が思ったのは、

「ああ、これで本当に2期は終わったんだ」でした。

いや、これだとめちゃめちゃ語弊ありますね。
少しだけ柔らかい言葉で言い換えると「この先の2期生たちの姿」が思い描けなかったんです。

夢の実現は夢の終わりで


その大きな理由のひとつは「2期生ライブ」というタイトルでありながら、その実態は「堀未央奈卒業コンサート」だったこと。

ほぼ全曲出ずっぱりの真ん中たちっぱなし。
過去の卒業生でいえば生駒里奈や若月佑美、そして西野七瀬や白石麻衣と同じですね。まあソロコンをやった衛藤美彩というさらに突き抜けた人もいるわけですが笑
しかしこれらのメンバーは明確に「卒業コンサート」として開催していました。

堀ちゃんの卒業に全振りするのはアンコール以降だけで良かったと思うんです。

桜井玲香でさえそうだったじゃないですか。
彼女は「あくまでも乃木坂の全体コンサート」であることを貫きました。(しかもバスラではなく普通の全ツファイナルでしたが)



繰り返しになりますが、「堀未央奈卒業コンサート」と銘打っているならともかく「2期生ライブ」なんです。それもずっとファンやメンバー待望の。

なのに『風船は生きている』も『自惚れビーチ』も『ブランコ』もやらないって何?

個人的にはそこが大いに不満でした。

ライブ中盤の「全員センター企画」。
おぉ、いいじゃん!と思っていましたが次第に気づきました。あれ、実は単なるユニットコーナーでしたよね。

全員センター企画=それ以外の曲は全部堀ちゃんセンター。

もちろんこの原因はそもそも期別曲のセンターをすべて堀ちゃんにしてきた運営側の采配にあります。

「未央奈の最後だから、彼女に花を持たせたい」という2期生たちの思いがあったことも想像に難くありません。

でもそんな企画をせずとも極めて自然な形で全員がセンターを務めた翌日の1期生たちとはあまりにも対照的で少し残念でした。

それだけ堀未央奈の存在は大きかったと言えばそれまでかもしれません。

でも私はこれからの彼女たちの姿を見せてほしかった。

『スカウトマン』で真ん中に立つ新内眞衣とか『そんなバカな…』でおちゃらける渡辺みり愛とか。オリジナルセンターは堀ちゃんの楽曲であっても、誰かがそれを引き継ぐ姿が見たかったです。

さらにすごく勝手な妄想を押しつけると、北野日奈子には「最後まで全然敵わなかったけど、私はずっと未央奈をライバルだと思ってきた!ずっと負けたくないって思ってた!」と叫んでほしかった(そして堀ちゃんには「わかってたよ、日奈子」と応じてほしい)。
そして鈴木絢音には「これからは私が2期を守るから」と言ってほしかった。

その点さすが寺田蘭世は『ボーダー』で「私はこの6人が辞めるその日まで、この曲を大切に歌いたいです」と力強く言っていましたね。まあ若干彼女は名言言いたい癖がある気もするのですが笑

堀ちゃんが言うところの「みんな自分を責めすぎる」が出てしまった結果、せっかくの晴れ舞台なのに他のメンバーが前に出られていなかったように思います。

ずっと自分に自信を持てない状況が続いたゆえのブレーキ、なのでしょうか。だとしたら悲しい。




不遇はもう終わりにしよう


私は決していわゆる「2期生推し」ではありませんから、ずっと彼女たちを応援してきたファンの方からすると以下の文章はまるで見当違いかもしれません。それでも結成当初からの古参オタとして彼女たちの決して平たんではない歩みをある程度は見てきたつもりです。

やっぱり始まりは2017年神宮の期別コーナーだったんだと思います。

あの日「キラッキラの3期生」と「オールスター感謝祭の1期生」に挟まれて、自分の存在意義とはなにかという問いを突き付けられた2期生たち。

そこで彼女たちが見せたのは、自分たちのこれまでと現状に涙を流しながら異様な迫力でパフォーマンスをする姿でした。キツい言い方をすれば「気持ち」しかなかったんです。

この瞬間に「不遇の2期」というフレーズが生々しい形でファンの前に表れた。いや、表れてしまったと言うべきでしょうか。(それまでも言葉として使われてはいたもののそれほど表立ってはいなかったように思います)

その後も容赦なく3期生の快進撃は続きました。

直後に発表された『逃げ水』では3期生の大園桃子と与田祐希の抜擢センター。
そして翌2018年の『シンクロニシティ』では久保史緒里と山下美月が、続く『ジコチューで行こう!』では岩本蓮加と梅澤美波がいずれも初選抜即福神。さらに『帰り道は遠回りしたくなる』で伊藤理々杏と佐藤楓が初選抜と、3期生は順調に選抜内での地保を固めていきます。

そして気づけばネット上では「2期推し」と「3期推し」の対立構造が目につくようになりました。

流れを変える契機もあったんです。
2019年6月の『乃木坂工事中』では「あらためて知って欲しい!2期生のいいところ」と題し2週にわたって2期生がフィーチャーされます。伊藤かりんや新内眞衣の語り口にバナナマンのサポートもあり「不遇」を「今となっては思い出」という切り口で処理できたように思われました。

しかし2019年夏に発表された24thシングル『夜明けまで強がらなくてもいい』で今度は4期生3人がフロントに抜擢されます。
さらに同年末に放送された配信番組内でニューカレドニアへ二人旅をした堀ちゃんときいちゃんは現状について「悔しい」と口を揃え、2期推しのファンはまたも不満を募らせます。

いつしか「不遇」は2期生を語る際の枕詞のようになっていました。

しかし。
この日のライブで私が感じたのは、あの神宮で観せた情念とは真逆の「清々しさ」でした。

それは諦めでも自己憐憫でもなくて、不遇と言われながら懸命に生きた者だからこそ到達できる自己肯定。

 もう、いいじゃないか。

私はこの同じ言葉を2019年末のアンダラ東京シリーズのライブレポでも使いました。

2014年4月のアンダーライブ・シーズンゼロから皆勤賞だった「アンダラの守護神」川後陽菜が卒業したライブ。
あの時の笑顔でさよならした川後陽菜に通じるものを感じたのです。

 思い通りにはいかなかったし、悔しいことも辛いことも惨めな思いもいっぱいしたけど。後悔だって山ほどあるけど。

 でも、誇りに思う。
 私たちは、よくやった。

この日の2期生たちはそんな清々しさを振りまいていました。



2期だけでの単独ライブは皆が望んでいたことでしょう。

でもかつて堀ちゃんが言っていたような「2期全員で選抜に入りたい」とか「2期全員でひとつになってグループを変えよう」みたいなことはもう誰も思っていないような気がします。(凄く勝手な思い込みかもしれませんが)

彼女たちがこの日目指したのはきっと、ここでひとまず「2期生の物語」にケリをつけること。

 だから、記念碑を建てよう

 でっかい、でっかい記念碑を

 私たちがここにいた証を。

この日、間違いなくその記念碑は建ちました。

膨らみすぎてしまった「不遇」という言葉への落とし前を、見事に自らの手でつけてみせた2期生たち。

もうここからは「誰かを見返すため」にではなく、「自分」と「乃木坂46」のためにその力を使ってほしいと思います。

前へ   次へ
2/2ページ


note上で乃木坂46に関する有料記事を公開しています。どちらも無料で読める部分がありますのでぜひご覧ください。

『アンダラ伝説』¥300
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
 

マガジン「2019年の乃木坂46」¥200
当ブログに掲載された記事を再構成し加筆したもの。総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームでブログをご覧の方にも楽しんでいただけることと思います。



びーむ色調補正3
2021年3月28日。
2期生の合格発表からちょうど8年という記念すべきこの日。

とうとうそれは実現しました。

乃木坂46、2期生による初の単独ライブ。

幻のままでは終わらせない


2期生メンバーそしてファンにとっても悲願だった2期単独ライブ。
北野日奈子はそれを「夢」と語りました。

2020年に予定されていたもののコロナ禍により直前で中止。
急遽スタジオ配信という形で「幻の2期生ライブ」を届けてくれましたが、生パフォーマンスとVTRを組み合わせた急ごしらえのもの。メンバーたちもやはり悔しかったことでしょう。

ついに。ようやく。

ただこの日は同時にこれまで2期のトップランナーとして走り続けてきた堀未央奈のラストライブでもありました。


セットリストはこちらです。

Overture
01. アナスターシャ
02. ライブ神
03. Am I Loving?
04. 走れ!Bicycle

全員センター企画
05. 日常(北野)
06. 君の名は希望(山崎)
07. ゴルゴンゾーラ(渡辺)
08. サヨナラの意味(純奈)
09. ここじゃないどこか(鈴木)
10. 太陽ノック(新内)
11. ボーダー(寺田)
12. 別れ際、もっと好きになる(堀)

13. 嫉妬の権利
14. 今、話したい誰かがいる

15. 君に贈る花がない
16. 世界で一番孤独なLover
17. かき氷の片想い
18. スカウトマン
19. ハルジオンが咲く頃
20. きっかけ

21. ゆっくりと咲く花

EN1. 冷たい水の中
EN2. バレッタ

EN3. アナスターシャ

セトリをざっとまとめると以下のような流れでした。

『アナスターシャ』で始まり、そこからアップテンポな曲をつないだ後は「全員センター企画」。

2期生全員アンダーだった時のアンダー曲『嫉妬』とその表題曲『話誰』を挟んで一気に本編ラストまで畳み掛け、最後は『ゆっくりと咲く花』。

アンコールは堀未央奈の卒業セレモニー。ゆっくりとじっくりと、思いの丈を語る彼女。
そこからソロ曲『冷たい水の中』、さらに代表曲というにはあまりにも重い『バレッタ』へ。2期生がひとりひとり堀ちゃんへのメッセージを伝え、最後にはサプライズで彼女のお母さんからの手紙も読まれました。

そして再びの『アナスターシャ』。
1期から4期までのメンバーも集結しての幕切れとなりました。




笑顔と涙に包まれて


ここからは印象に残ったシーンを並べていきます。

最近のライブレポでは毎回その日一番ビジュアルが仕上がっていたメンバー(無論、ゴリゴリの主観)を書いているのですが、この日は鈴木絢音かな~。

まず最初に驚いたのは伊藤純奈の髪が長いこと。(エクステですよね?)
そして衣装のスカートが(8人中4人は)短い。きっと堀ちゃんの趣味だなと思ったら案の定でした笑

『走れ!Bicycle』を持ってきたのはちょっと意外でしたが、後で調べたら実は1年前の「幻の2期生ライブ」でもセトリに入っていました。彼女たちにとって「自分がまだファンだった頃の乃木坂」を象徴する曲なのかもしれません。

最初のMCで北野日奈子が言った「人生で1番は難しいとしても3番目ぐらいに入る思い出作ろう!」も面白かった。

そのきいちゃんが全員センター企画のトップバッター。曲はやはり『日常』。
制服でのパフォーマンスはなんか欅坂46の『月曜日の朝、スカートを切られた』を思い出しました。表現しようとしているものはまるで違うんですけどね。

山崎怜奈のセレクトが『君の名は希望』というのはちょっと意外でした。
ザ・乃木坂のこの曲。それを「良くも悪くも乃木坂から一番遠い人」でありながら「今最も乃木坂の名を背負ってメディアに出ている人」な彼女が歌う。不思議なパラドックス。

ひとりだけ1年前と同じ曲を選んだ伊藤純奈
「これが本当のラストチャンスだと思って歌います」
そう語った彼女の『サヨナラの意味』。いつまでも変わらない憧れのあの人に向けて。
最後に頬を伝った涙も印象的でした。

全員アンダーだった『今、話したい誰かがいる』を歌ったのは復讐なのか意地なのか、それとも「復讐そのものへのさよなら」なのか。

『世界で一番孤独なLover』も意外。

この後ぐらいから涙を流すメンバーの姿が目立ち始めます。

『ハルジオンが咲く頃』で早くも泣き始める「号泣あしなが姉さん」こと新内眞衣
『きっかけ』でスカートをグッと握りしめて涙をこらえる北野日奈子

アンコールでの堀未央奈の挨拶にも多くの印象深い言葉がありました。

「そんな自分は凄く好きです」「夢の連鎖」「乃木坂は自慢のグループ」
そして「お花いい匂いする~」笑

本当に最後の最後『アナスターシャ』で、もはや顔を上げられずに涙にくれる鈴木絢音
サプライズ登場した先輩後輩たちは笑顔で卒業を祝い、離れたところで誰よりも激しく泣く林瑠奈

これぞ乃木坂の卒コンという、笑顔と涙で包まれた温かな空間でした。


そして『乃木坂工事中』は自分にとってのアフター配信。

「2期生ハウス」最高でした。

4期生曲『Out of the blue』を楽しそうに踊る2期生たちの姿と「ここだけやりたい純奈」。
堀ちゃんのアドリブダンスに追いつけない山崎怜奈
テンション100での堀未央奈の挨拶。
そして全体的に渡辺みり愛がめちゃめちゃ面白かった。

すぐそこにある別れが見えているこんな時には、明るくバカやってる姿が一番切ないですね。

ああ、乃木坂っていいな。
そう思わせる素敵な30分でした。



前へ   次へ
1/2ページ


note上で乃木坂46に関する有料記事を公開しています。どちらも無料で読める部分がありますのでぜひご覧ください。

『アンダラ伝説』¥300
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
 

マガジン「2019年の乃木坂46」¥200
当ブログに掲載された記事を再構成し加筆したもの。総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームでブログをご覧の方にも楽しんでいただけることと思います。



タオル補正

思えば平和な時期だった


乃木坂46の26thシングル『僕は僕を好きになる』。

前の記事ではセンター山下美月についてでしたが、今回はアンダーについて書きたいと思います。

今回の選抜をもって、完全に「ボーダーメン」という概念がなくなった。
なくなってしまった。

そう感じました。

プロフィールにも書いている通り、私の推しは卒業した井上小百合です。
なので本当は「ボーダーメン」という揶揄するような呼び方が大嫌いです。

ただ、それが明確に存在したここ数年は今にして思えば平和な時期だった

17th『インフルエンサー』から『Sing Out!』までの2年ちょっと。
その間にバリバリの選抜固定メンへと成長したのが梅澤美波、大園桃子、久保史緒里、山下美月、与田祐希という3期生の5人。

そしてその同じ期間にさらにこれだけの動きがありました。

1、2期の選抜復帰 斉藤優里、中田花奈、樋口日奈、北野日奈子
2期の初選抜 鈴木絢音、寺田蘭世、渡辺みり愛
3期お試し 伊藤理々杏、岩本蓮加、阪口珠美、佐藤楓

11人も試せたわけです。繰り返しになりますが、バリバリの選抜固定メン5人以外に、です。

思えば初めて選抜人数が20人超となったのが『インフル』。
「多すぎる」という批判もありましたが、これだけの動きが取れたことによってグループ全体の厚みが増したのは疑うべくもありません。

かつての「選抜固定17人+中元北野」だった『太陽ノック』から『サヨナラの意味』の時期と比べれば、どれほどアンダーメンバーに希望があり3期生が夢を見ることができたことか。もちろん、そのファンも。

しかし24th『夜明けまで強がらなくてもいい』25th『しあわせの保護色』と、2作連続で「ボーダーメン切り」が行なわれます。

さらに続く配信シングル『Route 246』の選抜18人は「これが新たな選抜固定メンか」と思わせる硬直感でした。

『保護色』は1期生全員集合という特殊な選抜でしたが、1期生以外で見れば動きがあったのはこれだけ。

24thから25th 筒井あやめOUT、岩本蓮加IN
25thから246 筒井あやめIN

岩本蓮加の連続選抜。

『乃木坂工事中』でフォーチュン中田に仕事運ナンバーワンと言われた時からそう遠くないタイミングで訪れるだろうと思っていた、れんたんの選抜定着です。
『高校生クイズ』テーマソングで全体曲の単独センターという快挙(3期生では『空扉』の梅澤美波に次ぐ2人目)を成し遂げ、もはやボーダーメンではないのは誰の目にも明らか。

そして筒井あやめ。

『保護色』選抜落ちの時点で、選抜入りしたり落ちたりを繰り返し様々な経験をしながら成長する齋藤飛鳥パターン(れんたんはこっちでした)の可能性も残っていたあやめん。
しかし人数が絞られた『246』でただひとりINし、26thでもその座を守ったとなればもはや選抜定着のよだももパターンがほぼ確定的。

関連記事:


つまり『夜明けまで』から『246』までの3曲で、2期生以降は以下のメンバーがほぼ選抜固定メンであることが明らかになったのです。

北野、新内、堀、岩本、梅澤、久保、山下、与田、遠藤、賀喜、筒井

そして1期生はといえば。

秋元、生田、飛鳥、高山、星野、松村

最も短い飛鳥ですら11th『命は美しい』以降5年半に渡り選抜に入り続けていますので、もはや選抜に入らないことが想像できないメンバー揃いです。

ここまでで既に17人。

壁が厚すぎます。

夢は瓦礫の下でまだ呼吸をしている


26thをもってついに3作連続、いや『246』も考えれば実質4作連続のボーダーメン切りになりました。

選抜発表のたびに載せていますが、並べるとちょっと衝撃的です。

『Sing Out!』時点
伊藤理々杏、佐藤楓(連続選抜) > 岩本蓮加、鈴木絢音(アンダーを1作挟んで復帰) > 寺田蘭世、樋口日奈(3作連続アンダー)

『夜明けまで強がらなくてもいい』時点
伊藤理々杏、岩本蓮加、阪口珠美、佐藤楓、鈴木絢音、渡辺みり愛(1作アンダー) > 寺田蘭世、樋口日奈(4作連続アンダー)

『しあわせの保護色』時点
岩本蓮加、樋口日奈(1作選抜) > 伊藤理々杏、阪口珠美、佐藤楓、鈴木絢音、渡辺みり愛(2作連続アンダー) > 寺田蘭世(5作連続アンダー)

『Route 246』時点
岩本蓮加(連続選抜) > 筒井あやめ(1作選抜) > 樋口日奈(1作アンダー) > 伊藤理々杏、阪口珠美、佐藤楓、鈴木絢音、渡辺みり愛(3作連続アンダー) > 寺田蘭世(6作連続アンダー)

『僕は僕を好きになる』時点
岩本蓮加(3連続選抜) > 筒井あやめ(連続選抜) > 樋口日奈(2作連続アンダー) > 伊藤理々杏、阪口珠美、佐藤楓、鈴木絢音、渡辺みり愛(4作連続アンダー) > 寺田蘭世(7作連続アンダー)

25thの時も書きましたが、寺田蘭世には腐らないでほしいです。
最近個人でInstagramを開始し彼女らしい世界を繰り広げているようですので、何か新しい仕事につながるといいですね。

今年に入って現役メンバーに解禁しだしたのは「これで新規の女性ファン引っ張ってきたら認めてあげるよ」ってことなんでしょうか?

関連記事:
 

個人的に一番納得いかないのは、やはり「ボーダー枠」をゼロにしていながら「4期お試し枠」はふた枠あること。

当ブログの記事をご覧いただいている方はご存知かと思いますが、私は4期生にかなり好意的です。
でも、だからこそ4期推し以外の反発を買いファン同士の対立をもたらすような采配は避けていただきたかった。

4期からふたり新選抜が出ることに文句があるんじゃありません。
4期お試し枠がふたつあるなら、ボーダー枠もせめてひとつ残してほしかった。

はっきり言って3列目なんてほとんどTVに映りません。「歌番組で世間に見つかる」なんて推しの幻想です。長年井上小百合を推してきた私が言うんだから間違いありません。

だったら。
別に人数絞らなくてもいいじゃないですか。

わざわざメンバーとファンの夢も希望も奪い去る意味が、正直よくわからない。
『シンクロニシティ』から『Sing Out!』まで21人とか22人の選抜を続けてきたくせに、なぜここでそれができないのか。

コロナのため人数は20人以下にしてくれというTV局の要望でもあるんでしょうか。

あとひとりふたり増やして、蘭世でも絢音でもでんちゃんでも入れればいいじゃないですか。
まあこれも毎回書いていますが、できるならば「思い出選抜枠」もひとつ作って2期3期の初選抜メンを入れてほしいのが正直なところなんですが。

白石麻衣卒業後の新たな乃木坂が形成されるこの先の極めて重要な時期。
運営は分断ではなく融和を推し進めるべきだと思います。



前へ    4 次へ
2/4ページ


note上で乃木坂46に関する有料記事を公開しています。どちらも無料で読める部分がありますのでぜひご覧ください。

『アンダラ伝説』¥300
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
 

マガジン「2019年の乃木坂46」¥200
当ブログに掲載された記事を再構成し加筆したもの。総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームでブログをご覧の方にも楽しんでいただけることと思います。



タオル補正

下剋上イメージの先に


24th『夜明けまで強がらなくてもいい』では4期フロントを最強布陣で支え、25thでは白石麻衣卒業を1期生大集合で見送る。

この結果として生じてしまったのが2作連続での「ボーダーメン切り」です。

ボーダーメン。
敢えて定義をするならば、選抜経験があるものの選抜定着には至っていないメンバー。

24th選抜の考察でも書きましたが、その中でも格差が生じており現在最も長期間選抜から遠ざかっているのが寺田蘭世です。

『Sing Out!』時点
伊藤理々杏、佐藤楓(連続選抜) > 岩本蓮加、鈴木絢音(アンダーを1作挟んで復帰) > 寺田蘭世、樋口日奈(3作連続アンダー)

『夜明けまで強がらなくてもいい』時点
伊藤理々杏、岩本蓮加、佐藤楓、鈴木絢音(1作アンダー) > 寺田蘭世、樋口日奈(4作連続アンダー)

25th時点
岩本蓮加、樋口日奈(1作選抜) > 伊藤理々杏、阪口珠美、佐藤楓、鈴木絢音、渡辺みり愛(2作連続アンダー) > 寺田蘭世(5作連続アンダー)
我が推しである井上小百合と『セラミュ』での共演以降仲良くなった蘭世。
さゆが卒業する今、最も反骨を感じさせるメンバーでしょう。
言葉が荒くていちいち炎上するという悪いところも継いじゃってますが笑

下剋上。
彼女のイメージを一言で表すとすればこれです。

センターを務めた『ボーダー』と『ブランコ』。どちらも現状打破の強い意志を感じさせる楽曲です。
その『ブランコ』の衣装なんてもろに革命の旗を掲げたレジスタンス感が溢れてますよね。
そしてMVでは最後尾をついて行っていたはずの彼女がいつしか先頭に立つさまが描写されていました。

そのせいもあってか、どこか使いづらいメンバーである印象も否めません。ネガティブ思考でワードセンスが荒い。顔が濃いので時々ふてくされて見えるのも気になります。でもそんな彼女ももう21歳、だいぶ大人になったはず。下剋上イメージの、その先にあるものを見せてほしいです。
高いアイドル性や華奢な体形、アバンギャルドなファッションセンスなど同性に好かれる要素をいくつも持っている彼女ですから、素直にそこを見せていけばまだまだいけるはず。

同期たちはそれぞれ自分の強みを見つけてサヴァイヴしました。

新内眞衣がラジオといじられキャラ。山崎怜奈が歴史とクイズで、伊藤純奈が舞台。鈴木絢音の飛行機も。

かつて乃木恋のリアル彼氏イベントでオタのファッションチェックを行なうという鬼企画を繰り出した蘭世。定期配信でメンバーの私服コーディネイトとかやったら面白そうですし自分と登場メンバー両方にメリットがありそうです。

諦めない、固執しない


「ボーダーメン」という存在自体、かつてはほぼいなかったんです。
さゆまりと新内眞衣がずっとそう呼ばれていましたが、実際には選抜固定メンでした。

「思い出選抜」制度が廃止された11thから選抜が21人に増える17th『インフルエンサー』の前までの丸2年間、それに該当するのは中元日芽香と北野日奈子のふたりだけ。

そしてふたりは共に体調を崩し活動休止を経験します。
そんな歴史を繰り返してはいけない。

選抜固定メンが相次いで卒業。それはこの先も続くでしょう。
そう考えれば現アンダーメンバーすべてにとって今が選抜入りの最大のチャンスですが、同時に4期生が合流し最大のピンチでもあります。

4期が冠番組を持ちブーストがかかっている現状、一番目に見えやすい人気指標である握手売り上げで先輩メンバーは苦戦を強いられています。さらに研修生から5名が4期生に加わることも発表されました。

「1期生後」の乃木坂の姿が概ね固まるまでの時間はそう多くは残されていない。
恐らくこの先数シングルの間が勝負。

そこで打ちのめされるメンバーもいることでしょう。

願わくば、そんなメンバーたちも選抜を諦めず、でもそれに固執しすぎないでほしい。

グループの中でも色々な生き方があります。

そんなの社会人に限らず、ありとあらゆる集団で当たり前に行なわれていることであり誰もがそれを受け入れて人生を送っています。

そしてその先の人生はもっと長い。

斎藤ちはるという成功例だってあるわけです。

だから今、乃木坂にいるってことの価値を最大限に活用してほしいと思います。

ビジネス的な話をすれば、今以上に自分のためにお金と人が動く状況はこの先絶対に…は言い過ぎとしても99%訪れません。それはアンダーだろうが福神だろうがエースだろうが同じです。それだけ現在の「乃木坂」という名前には市場価値がある。

であればまずそのことを認め、それを最大限に活用することを考えてほしい。
だからこそ公の場でやりたいことをどんどん発言していくべきです。
冠番組でもブログでもSHOWROOMでも、誰かの目に止まることがあるかもしれません。(もちろんバックヤードでスタッフに伝えるのが最初だと思いますが)

CSでも動画配信でもなんでもいいからひとつ自分を発揮できる場を取りに行くこと。
そこで伊藤かりんや斉藤優里、それに生駒里奈など現場に入っていくのが上手そうな卒業生たちとセットで出演できたらなおいいですね。

そういう意味で『のぎ天』の存在は本当に大きかった。4期生人気に乗っかる形でもなんでも、復活してほしいものです。


続きます。

3/4ページ


note上で乃木坂46に関する有料記事を公開しています。どちらも無料で読める部分がありますのでぜひご覧ください。

『アンダラ伝説』¥300
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
 

マガジン「2019年の乃木坂46」¥200
当ブログに掲載された記事を再構成し加筆したもの。総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームでブログをご覧の方にも楽しんでいただけることと思います。



タオル補正

連続選抜の重さ


そしてパターン2。

どうしてもこのシングルで4期抜擢をする場合。

であればフロントと2列目の両サイド、齋藤飛鳥・堀未央奈を山下美月・与田祐希にスイッチですね。
3期4期だけで構成されたフロントで本気の世代交代をアピール。そして2列目は最強布陣で全力サポートする。この図式を強調した方が良かったと思います。

さらに歌番組では司会者の隣に喋れる先輩(白石・生田・飛鳥、あるいは高山・真夏・松村の誰か)が座り「今回は後輩を売り込みに来ました!」と明るく紹介してくれれば。
それが「いやいや私はまだまだ卒業する予定はないんで場所を譲るつもりはないんですけど~」と言える(本当に当面卒業予定のない)メンバーであればなお良いですね。

そしてもうひとつ。
24thでボーダーメン切りをするのであれば、前作『Sing Out!』選抜の時点でもっと細やかな配慮が必要だったと思います。

現時点で改めて前作の選抜を眺めてみると、こんな判断が働いていたように推測されます。

4期合流前に阪口珠美と渡辺みり愛を初選抜することは確定。
伊藤理々杏と佐藤楓は22nd『帰り道は遠回りしたくなる』で1回限りのお試し初選抜というシナリオだったのが、ふたりとも握手が売れすぎた(4次で30部完売)ため外しづらくなった。片方だけ外すわけにもいかず両者残留。

また運営として「りりれん」の間で扱いに大きな差をつけることは望んでいなかったので岩本蓮加が選抜復帰。れんたんよりも握手完売速度の速いメンバーが複数いるのでもう1枠増やすことになり、そこを鈴木絢音、寺田蘭世そして樋口日奈で争った結果、絢音ちゃん。

つまり、たまちゃんとみり愛の選抜は既定路線だったが、より握手完売速度の速いメンバーが何人もいたためそのバランスに苦慮し、最終的に蘭世とひなちまが割を食う形になった。

しかし結果として連続で選抜入りしたりりあとでんちゃんのふたりはアンダーメンバーのファンから大きなヘイトを集めてしまいました。

連続選抜=選抜定着がこれまでの流れであり、過去何人ものメンバーがこの厚い壁に跳ね返されてきました。
24thのアンダーメンバー(活動休止の井上小百合と大園桃子を除く)で連続選抜の経験があるのはこのふたりと6th『ガールズルール』以前の中田花奈だけです。
そう考えると「ふたりにはまだ時期尚早」という拒絶反応が出てくるのもある意味無理からぬことではないでしょうか。

運営はもう少し「連続選抜」というものの重みに自覚的であるべきだと思います。


どうか心を折らないで


さらに気になるのは蘭世とひなちまのショックです。
選抜実績という切り口ではりりあ、でんちゃん、れんたん、絢音ちゃんとの勝負づけがついてしまったように見えるのです。本人たちもファンも、これは非常につらい。

『Sing Out!』時点
りりあ、でんちゃん(連続選抜) > れんたん、絢音ちゃん(アンダーを1作挟んで復帰) > 蘭世、ひなちま(3作連続アンダー)

24th時点
りりあ、でんちゃん、れんたん、絢音ちゃん(1作アンダー) > 蘭世、ひなちま(4作連続アンダー)

この6人は全員揃って24th選抜から外れたので現時点ではいわゆるボーダーメンであると推測されます。そうであれば、前作の時点でここまでの差をつける必要があったか大いに疑問です。


ここまで「どうするのがベストだったのか」と謳って書いてきましたが、正直ここの判断は非常に難しいです。(この6人全員選抜だと人数的にアンダラが成立しないという問題もありました)

ほぼ横一線とみて単純にローテーションで蘭世とひなちま選抜で残りの4人アンダーでも良かった気がします。たまちゃんが憧れのひなちまと一緒に選抜入りというトピックにもなりますし。もうひとり増やすのであればりりれんのバランスを考慮し絢音ちゃんかと。

いずれにせよ苦渋の選択であることに変わりはありません。


全員が納得する選抜などありえません。
ファンに過度に阿る必要もないと思います。

ただ、4期生合流により選抜入りのライバルが11人増えるという極めてナイーブな状況で先輩メンバーたちの心を折りにいくような選択だけは避けていただきたいです。


文句ばかり言い続けてきたので、最後に24thシングルに期待することを書きます。


続きます。

前へ      次へ
4/5ページ


note上で乃木坂46に関する有料記事を公開しています。どちらも無料で読める部分がありますのでぜひご覧ください。

『アンダラ伝説』¥300
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
 

マガジン「2019年の乃木坂46」¥200
当ブログに掲載された記事を再構成し加筆したもの。総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームでブログをご覧の方にも楽しんでいただけることと思います。



このページのトップヘ