ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

タグ:小川彩

びーむ色調補正3
「銀河系軍団」

サッカースペイン1部リーグの超名門、レアル・マドリー。
強大な資金力を背景に綺羅星のごときスター選手(各国代表のそれも主力選手)ばかりを集めた超豪華布陣を指して使われたものです。

この日のライブを観て私の頭をよぎったのはその言葉でした。

似ていないはずなのに


既にアリーナクラスでの期別ライブを経験している5期生たちが行なう、少人数の箱でのライブ。3期や4期にはなかったパターンです。

小箱。そして味も素っ気もないステージセット。
すなわち初期アンダラや3期初単独と似たシチュエーション。

熱量やがむしゃらさがダイレクトに客席に伝わる。
それこそが小箱の良さであり、先達もそうやって観る者の心を動かしてきました。

ただ5期生の場合、そうはいきません。

誤解を恐れずに言えば、「がむしゃらさ」「必死さ」は拙さとセットになった時にその威力を発揮します。

しかし今年のバスラ5期ライブの記事でも書きましたが、素質に恵まれた「持てる者」であるゆえに彼女たちの想いや努力は見えにくい。

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さらに表題センター経験者2人、福神経験者7人、選抜経験者8人、アンダーセンター経験者1人。
この数字だけ見ても、もはや「新人」ではなく「堂々たる戦力」
むしろこれまで彼女たちは先輩たちと並んでも拙さを感じさせまいと懸命に努力してきたはずです。

そう考えると、決して5期生と相性がいいとは思えないこの舞台設定。

そこで彼女たちは何を見せてくれるのか。

この日、私はそこに注目していました。

オープニング直後のMCで早くもその答えが判明します。

井上和がこう言い放ったのです。

 5期生11人で作る「乃木坂46のライブ」見届けてください

凄いこと言うなあ。

新人ライブとか期別ライブとかそんなくくりじゃない、いわゆる「本体のライブ」「全体ライブ」と思って観てくれと言っているんです。

そして彼女たちはその言葉通りにやってのけました。

5期生が見せたのは「クラス感」
小箱だろうが味も素っ気もないステージセットだろうが委細構わず捻じ伏せる、そのダダもれのスター性。

まさに「銀河系軍団」

例えるなら飾り気のない映画館のスクリーンの前で舞台挨拶をしてもスター性を見せつける俳優のように。

そしてそれは、今では考えられないぐらい安っぽい衣装とステージセットでもそのビジュアルの説得力で「クラス感」を感じさせたかつての1期生たちの姿とも重なります。

それは千秋楽Wアンコールの選曲にも表れていました。

櫻坂と日向坂はそれぞれ欅坂とけやき坂の、つまりルーツとなるグループの楽曲をもってきて「継承というストーリー」をラストで強烈に印象づけました。

では乃木坂は何を?

『君の名は希望』も『乃木坂の詩』もこの日既にやった。
『左胸の勇気』もアンダラでやった。『きっかけ』?それも『MUSIC BLOOD』でやっている。

選ばれたのは『I see…』でした。

ストーリーも何もない、ただ「楽しく笑顔で終わる」Wアンコール

それは実に乃木坂46的で。

「作られたシナリオ」と「仕込まれたサプライズ」のダイナミズムが売りだったAKB48に対するアンチテーゼとしての乃木坂46を、「物語がないのが物語」「物語なんて後から勝手についてくる」という乃木坂イズムを強く感じさせるものでした。

正直、5期生を観ながらこんなにも1期生を思い出すとは考えてもみませんでした。

これ以上は蛇足かとも思いますがもうひとつ。
『考えないようにする』のパフォーマンスを観ながら私がメモしたのは「乃木坂的な美しさ」

伝家の宝刀、杉山楽曲
そして『シンクロニシティ』以降の乃木坂の特徴のひとつでもある、指先までしなやかな腕の振りを特徴とする「舞う」ダンス。振り付けもSeishiroさんですね。

それを束ねるセンター冨里奈央の儚さ

MVのどこかソフトフォーカスで木漏れ日のような光の処理がされた映像も、過去楽曲で何度も見た表現。
そして『バンドエイド剥がすような別れ方』で「敢えてやらなかった」であろう手法でもあります。

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上の記事では『バンドエイド』を「乃木坂感が、あるけどない」と評しましたが、この日の5期生はその「乃木坂感」を早くも引き出しのひとつとして纏い始めているように感じました。

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いついかなる時も可愛い


最後に、この日何度も繰り返し思ったことを書きます。

 小川彩は、破格だなあ

最初のMCを彼女が仕切り出した。そのことにまず驚きました。

だって、それができるメンバーはいっぱいいるじゃないですか。
菅原咲月や中西アルノ、井上和。たぶん一ノ瀬美空も。
なのに敢えて最年少の彼女にやらせて、それをごく自然にこなしている。

もうこの時点で私は「破格だなあ」と感じていました。

そしてこの日も小川彩は、いつものように自身の魅力と能力を我々に見せてくれました。

いついかなる時も可愛いそのビジュアル
独特なざらつきのある優れた声質とアタックのある歌唱
どこか阪口珠美を思わせる、その滑らかなダンス

別にこの銀河系軍団の中でもさらに抜けた存在だとか言うつもりはないんです。
そこはまだ、正直わからない。ですが個人的にはその可能性すらあるスケール感を感じています。

よく齋藤飛鳥と比較される彼女ですが、私はむしろ生田絵梨花に通じるものを感じます

『君の名は希望』のピアノ伴奏や『無表情』に引きずられているかもしれません。
でもその底知れなさ、そして影の努力をおくびにも出さずにただステージ上で見せるものだけで勝負しようという矜持

やっぱり、生田絵梨花だと思うんですよね。


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びーむ色調補正3
この先2度とないであろう、キャパ900という小箱での5期生ライブ。
当然のごとくチケットは全落でしたので最終日を配信で観ました。

「新参者」なんて言わせない


セットリストはこちら。

Overture

01. 絶望の一秒前
02. 制服のマネキン(センター:中西アルノ)
03. ガールズルール(センター:一ノ瀬美空)
04. 裸足でSummer(センター:五百城茉央)

<ユニットコーナー>
05. 銭湯ラプソディー(池田、岡本、川﨑、菅原、冨里)
06. 革命の馬(五百城、井上、奥田、中西)
07. 無表情(一ノ瀬、小川)

<おひとりさまコーナー>
08. 羽根の記憶(五百城)
09. マシンガンレイン(中西)

10. いつの日にか、あの歌を…
11. 初恋の人を今でも
12. 君の名は希望

13. 心にもないこと
14. 考えないようにする
15. インフルエンサー(センター:一ノ瀬美空、井上和)
16. Actually…
17. 17分間
18. バンドエイド剥がすような別れ方
19. おひとりさま天国

EN
EN1. ロマンスのスタート
EN2. Sing Out!(センター:菅原咲月)
EN3. 人は夢を二度見る(センター:岡本姫奈、奥田いろは)
EN4. 乃木坂の詩

WEN
WEN1. I see…


オープニングからブチ上げ曲を続け、ユニットコーナーを挟んでバラードコーナーでクールダウン。そこから本編ラストに向けて一気に盛り上げていく。
後述するオープニングでの井上和の宣言通り、この日のライブはいわゆる全体ライブのフォーマットでした。

基本生歌(一部被せかも)。そして5期生曲全部フルコーラスなのが良いですね。

印象に残ったシーンを挙げていきます。

オープニングは井上和のアカペラが鳥肌ものの『絶望の一秒前』。
ラストで彼女は薄く笑ってみせます。

そして

 5期生11人で作る「乃木坂46のライブ」見届けてください

ある意味「新参者」のコンセプト全否定笑

そこから畳み掛ける『制服のマネキン』。
言わずと知れた乃木坂の代名詞のひとつ。中西アルノセンターは少し意外。
しっかりウインクを決める菅原咲月。この後も数えきれないくらい決めるのですが。
大間奏の巻き取る振りの回転が異様に早い一ノ瀬美空

『裸足でSummer』サビ前、五百城茉央の「いっくで~!」という煽り。

井上和のMCでの「表情に注目してほしい」「配信なんで良く見えるじゃないですか」という発言。これ凄い自信だよなあ。
小川彩に褒められて「何急に~?」と照れる五百城茉央。「私も褒めてほしい」と拗ねる一ノ瀬美空

ユニットコーナーは何と驚きの『銭湯ラプソディ―』から。楽しそうな川﨑桜

『革命の馬』。白に柄という大胆なライダースを着こなしてしまう井上和。個人的にはこれ見覚えがないのですが、既存衣装でしたっけ?

『無表情』。令和版からあげ姉妹のビジュアルの強さよ!
しっかりガニ股をするのが可愛い小川彩。ここぞとばかりにキスを強要する一ノ瀬美空

おひとりさま(ソロ)コーナー。
五百城茉央の『羽根の記憶』。
かなり力んでリズムも走っていたので本人は終わった後で納得いっていない表情を浮かべていましたが、とりわけファルセットの時には彼女のイノセンスがその場を埋め尽くします。

中西アルノの「センターの方の存在感に圧倒された」というコメントから齋藤飛鳥のことかな?と思っていたら『マシンガンレイン』。
寺田蘭世か!よくぞこれをもってきた、というチョイス

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ずっと受け継がれてきたもの


MCで「10年後もご飯とか行こうね」と言って目を潤ませながら微笑む五百城茉央

『いつの日にか、あの歌を…』のポジションに入った時に客席から届いた「あーや~!」の叫びはきっと弓木奈於であろう。

カフェオーレ(五百城茉央奥田いろは)のギター伴奏で何をやる?と思ったら『初恋の人を今でも』!アンダラ2ndシーズンの本編ラスト曲じゃないですか!
ラスサビを歌う冨里奈央のなんとも菊池桃子なこと。これまたイノセンス。

この日のハイライトのひとつ、「乃木坂46の歴史にとってとてもとても大切な曲」からの『君の名は希望』。

3期初単独ライブでの梅澤美波の「この曲を嫌いだったら乃木坂じゃないよね」。
『乃木坂どこへ』内での賀喜遥香の「先輩方が絶対この曲が一番大切って言うから…」。
そうやってずっと受け継がれてきたものそして今、5期生が

小川彩のピアノ伴奏。生田絵梨花が、大園桃子が思い出されます。
ひとりずつ歌い継ぐ演出に多くのメンバーが緊張する中、揺るがない奥田いろは井上和中西アルノの3人。
サビ前のフィルを弾きながらメンバーに微笑みかける小川彩。ラスサビのハモり。

ガッツリ衣装替えで舞台上に誰もいない時間を作るという斬新さ。

『心にもないこと』。このあたりから本格的に楽しくなってきちゃった川﨑桜

『考えないようにする』で私が感じたのは「乃木坂的な美しさ」
これについては次の記事で書きます。

『インフルエンサー』は井上和一ノ瀬美空のWセンター。
ラスサビで伝統の裏センターの位置に立つ岡本姫奈

『17分間』。楽しすぎてもはやタレまゆになってしまう川﨑桜

アンコール、小川彩の煽りから始まる『ロマンスのスタート』。

『Sing Out!』のソロダンス、笑顔で舞いながら泣く菅原咲月

Wアンコールは何を持ってくるのかと思えば『I see…』。これは良い判断でしたね。

この日のビジュアル仕上がってるメンは、やっぱり小川彩
巻き髪の冨里奈央も凄く可愛かったですね。


続きます。

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びーむ色調補正3
個人的に4年ぶりとなる全ツ参戦!素直に嬉しいです。

縮小再生産なんて言わせない


セットリストはこちら。

Overture

01. 夏シングルメドレー
夏のFree&Easy/太陽ノック/走れ!Bicycle/ガールズルール/裸足でSummer

02. おひとりさま天国
03. 好きというのはロックだぜ!

<ユニットコーナー>
04. 意外BREAK(センター:遠藤さくら、阪口、楓、中村、奥田、冨里)
05. Am I Loving?(センター:筒井あやめ、吉田、田村、菅原)
06. 自惚れビーチ(センター:五百城茉央、理々杏、賀喜、井上、中西)

07. 空扉
08. 君に叱られた
09. 僕は僕を好きになる
10. 夜明けまで強がらなくてもいい

<アンダーコーナー>
11. 錆びたコンパス(センター:松尾美佑)
12. Hard to say(センター:阪口珠美&佐藤楓)
13. 踏んでしまった

<期別曲コーナー>
14. 心にもないこと
15. ジャンピングジョーカーフラッシュ
16. 自分じゃない感じ

17. シンクロニシティ
18. ごめんね Fingers crossed
19. Actually…
20. 逃げ水(センター:岩本蓮加&与田祐希)
21. バンドエイド剥がすような別れ方
22. I see…
23. 僕が手を叩く方へ
24. 人は夢を二度見る

EN
EN1. 太陽ノック
EN2. ロマンスのスタート
EN3. おいでシャンプー
EN4. 乃木坂の詩


シングルばっかり

ユニット、アンダー、期別曲の各コーナーと本編ラスト前の期別曲を全員でやりましょう3連発を除けばほぼシングル。

そして梅ちゃんも言っていましたが「自分たちの曲(3期加入より後の曲)」で構成されたセトリ。別日ではユニットコーナーで古い曲も披露していましたが、この日はそこもすべて『インフルエンサー』以降の曲。
(逆にアンコールは現メンバー加入前のド定番の曲で固めていました)

『君の名は希望』『きっかけ』『インフルエンサー』が入らない全ツというのも非常に珍しいのでは。どうせなら『シンクロニシティ』も外すというチャレンジを見てみたかった気も笑

これまでのグループの歩みを否定するつもりは毛頭ない。
でも、そこに囚われすぎるのも違うと思っている。
縮小再生産なんて言わせない、という気概

それが今回のセトリなんだと思います。

個人的に期別曲の「特別感」が好きなので『バンドエイド剥がすような別れ方』がもう完全に全体曲になった(『I see…』同様に)のはちょっと寂しい気がしましたが。

いつものライブレポではガッツリ書く「印象に残ったシーン」ですが、今回はふたつだけ挙げます。(理由は後述)

小川彩が客席とのコール&レスポンスで「つけてみーそ、かけてみそ」。これ32ndアンダラ名古屋公演でもやって大好評だったらしいです。

ラスト前の梅澤美波のMC中、眼前の景色を目に焼き付けようとしているように真っすぐ前を見つめて立っていた井上和

現場で観ていた時に感じたのは「和ちゃんは特別な夏なんだということを分かっているな」でした。
(もしかしたら最後の挨拶に向けて頭の中を整理し直していたのかもしれない、というかその可能性の方が高い気がしますが)

座長としてオープニングから井上和全開、そして一気に新曲『おひとりさま天国』。

でもそれ以降は3期4期のフロント常連組を中心としたセトリでしたし、座長の定番である「本編ラスト曲前の挨拶」は彼女ではありませんでした。

これ、もしかしたら和ちゃんの負担を減らすためなんでしょうか。

近年は遠藤さくらや賀喜遥香。かつては齋藤飛鳥が。そしてアンダラの歴代座長が言葉を絞り出すように思いを伝えてきたあの挨拶をさせないのはやはり「敢えて」なんだと思います。

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近くを見るのに精一杯


さて、今回の印象に残ったシーンが少ないのには理由があります。

席が結構良かったんですよ。

センターステージに来れば肉眼で表情も見え、オペラグラスを使えばはっきりくっきりという感じ。

近くに来たメンバーを見るのに精一杯で、全体の出来事やモニターで抜かれた表情は正直ほとんど把握していません。

まあ結局「見えるライブが至高」じゃないですか。
別にルックスが好きなわけでも何でもないミュージシャンのライブだって良席でガッツリ顔が見えればやっぱりテンションが上がるわけで。

ましてそれが乃木坂のライブとくればそりゃ至高&究極ですよね。

そして改めて「ビジュアルの乃木坂」を思い知らされました

思い出すのは11年前、最初のプリンシパル。

『会いたかったかもしれない』のBフレでメンバーが両サイドのカメラに駆け寄るシーンを下手側最前列で観た時に「一体俺はどこを見ればいいんだ!可愛いが多すぎて脳が処理できない!」と思ったあの日の衝撃。

メンバーが全員入れ替わって、それでもなお「可愛いが多すぎる」。凄いなあ。

この日のライブを観て思ったことがもうひとつ。

なんかコロナ以降の「アリーナツアー+神宮+配信」というスタイルが正解のような気がしました。

スタジアムツアーで「ライブ行ったけど全然見えなかったからもういいや」というファンを増やすよりも、アリーナで「凄い近かったからまた行きたい」とか「スタンドだけどそこそこ見えたから次はもっと近くの席を引きたい」という感想の方が次につながってリピーターが増えるのでは。

まあ「チケットが全然当たらないので冷めた」というパターンもあるのでそこの線引きは微妙なところですが。

ライブのリピーターを生みつつ収益は配信で確保、というスタイルが今のグループの規模とは合っているし適度に飢餓感が煽られてファンの熱も保ちやすいのではないでしょうか。

普通に考えてコスト面ではスタジアムツアーの方が莫大でしょうし。
どうせ神宮はやる(=スタジアム用のセットは組む)のでスタジアムツアーでも私が思うほどコストは違わないのかもしれませんが…いや当日スタッフの人件費だけでも相当違うか。

グッズ売上がライブ収益のメインだという話もあるのでそこはスタジアムの方が有利ですけどね。

スタジアムライブのお祭り感も良いのですが、それは別途神宮とバスラがありますし。

もちろん私個人としては行きたいライブにすべて当選することが何よりも望みなのですが。


全ツのもっと細かい感想は神宮のレポで書きます。


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個人的には本当に久しぶりとなるアンダラ現地参戦。

Wセンターとはいえ4期生初となるアンダーセンター林瑠奈、さらに5期生合流と「ここは観ておいた方がいい」予感でいっぱい

幸いにも千秋楽のチケットが取れたので行ってきました。

「ネクスト・ビッグ・シング」冨里奈央


セットリストはこちら。

01. 新しい世界(3期生)
02. マシンガンレイン(4期生)
03. 左胸の勇気(5期生→全員)

Overture

04. さざ波は戻らない
05. ここにいる理由(センター:林瑠奈)
06. あの日 僕は咄嗟に嘘をついた(センター:伊藤理々杏)

<チーム理々杏VSチーム林>
07. 音が出ないギター(センター:伊藤理々杏、佐藤、吉田、黒見、矢久保、冨里、中西)
08. 命は美しい(センター:吉田綾乃クリスティー、理々杏、佐藤、黒見、矢久保、冨里、中西)
09. ショパンの嘘つき(センター:林瑠奈、阪口、向井、北川、清宮、池田、小川、奥田)
10. ごめんねFingers crossed(センター:阪口珠美、向井、北川、清宮、林、池田、小川、奥田)

11. ありがちな恋愛(センター:伊藤理々杏/林瑠奈)
12. 狼に口笛を(センター:佐藤楓)
13. 13日の金曜日(センター:向井葉月)

<ユニットコーナー>
14. Out of the blue(黒見明香、矢久保美緒、池田瑛紗、冨里奈央)
15. アトノマツリ(北川悠理、林瑠奈)
16. もしも心が透明なら(阪口珠美、佐藤楓、向井葉月、清宮レイ、小川彩)
17. パッションフルーツの食べ方(伊藤理々杏、吉田綾乃クリスティー、奥田いろは、中西アルノ)

18. 自惚れビーチ(センター:清宮レイ)
19. 口ほどにもないKISS
20. 嫉妬の権利(センター:北川悠理/矢久保美緒)
21. 届かなくたって…
22. 錆びたコンパス(センター:吉田綾乃クリスティー)
23. 日常(センター:向井葉月)
24. 誰よりそばにいたい(センター:伊藤理々杏/林瑠奈)

EN
EN1. そんなバカな…
EN2. ガールズルール(センター:林瑠奈)
EN3. 乃木坂の詩

WEN ロマンスのスタート


印象に残ったシーンを挙げていきます。

まずこの日のビジュアル仕上がってるメンは冨里奈央
ライブ中盤から、彼女のあざといポーズがモニターに映し出されるたびに客席が沸く現象が起きていました。まさに「ネクスト・ビッグ・シング」。

個人的には高身長と長い手足を活かした彼女の躍動感のあるダンスも印象に残りました。
舞台上のメンバーを直接(モニターではなく、という意味です)観ている時にダンスで目を引かれて「あれ、誰だろ?」とオペラグラスで確認すると冨里奈央、ということが何度かありました。

「集団として踊っている中で目を引く」という意味ではこの日、それこそ佐藤楓と双璧だったのではないかと思います。

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オープニングは各期の「初めて参加したアンダー曲」。

『ここにいる理由』そして『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』のイントロで上がる、全体ライブでの披露時とは明らかにボリュームが違う歓声。

『音が出ないギター』での伊藤理々杏のロングトーン。

『ショパンの嘘つき』と林瑠奈については別途書きます。

『ごめんねFingers crossed』!
どよめく客席。そしてセンターが阪口珠美であることに気づいてさらに沸き上がる歓声。

『Out of the blue』が意外と似合う黒見明香(いやそもそもオリメンですけど)。
想定通り、いやそれ以上に似合う冨里奈央

オリジナルは長身美脚ユニット(梅澤美波、中村麗乃、早川聖来、松尾美佑)の『もしも心が透明なら』。それを真ん中で踊る小川彩。驚愕の15歳を支える先輩たち。

もういっちょ珍しい曲来た『パッションフルーツの食べ方』。
オリジナルは梅澤美波、久保史緒里、与田祐希、遠藤さくらというエース級なのだが何とも地味なこの楽曲。

中西アルノがフェイクで下パートだったのですが、下支えが実に上手い。やはり彼女の低音には魅力があります。余談ですが『超・乃木坂スター誕生!』での『今夜はブギーバック』の歌い出しも素晴らしかった

その本編最終ブロック。

怒涛のアンダー曲連打。
サイリウムカラー固定曲の連続で忙しかったですが笑
『錆びたコンパス』から『日常』というアンダラの誇る両アンセムの流れは圧巻でした。

ラスト前のMCまでは座長以外が入れ替わり立ち代わりセンターを務める構成。
29thアンダラ(座長は佐藤楓)もこのパターンで、その時は「もっとでんちゃん一本かぶりでもいいのでは」とややネガティブに捉えていました。

でもこの日は最初のブロックからチーム対抗までは、かなりセンターふたりにフォーカスしていたので良いかと。

アンコールはブチ上げ曲+『乃木坂の詩』という実にスタンダードなもの笑

『ガールズルール』における林瑠奈の「これまでの人生ではっちゃけてこなかった人のフルスイング(山下美月も見せるあれです)」も非常に好感が持てました。

いや~、いいセトリでしたね。

アンダー楽曲中心。

まずオープニングと本編ラストでそれぞれ6曲と7曲連続披露とガッチリ固めています。
ライブ中盤はチーム対抗戦とユニットコーナーでバリエーションを見せましたが、その真ん中にも『狼に口笛を』『13日の金曜日』という重要な楽曲を配置。

そんな「重心の低い」構成。ユニット曲もマイナーめ。
そこへ突如割って入る『ごめんねFingers crossed』と『ありがちな恋愛』。

期待に応える部分とそれを良い方に裏切る部分のバランスが絶妙でした。

そして、各期の持ち味が実によくミックスされていました。

32ndが初めて「1期2期のいない世界」だった選抜とは違い、31stで既に先輩のいないアンダラを経験していたことも大きかったのだと思います。

言うまでもなく圧倒的な軸である3期
確かな自信を手にした4期
北川、矢久保、黒見、林と加入当初はダンスに苦労していたメンバー揃いなところがまたグッときますね。

そこにフレッシュさと勢い、そして明るさを加えた5期
それだけでなく各自の得意分野(例えば小川彩のダンス)では高い完成度も見せるところが凄い。

そしてこの日のライブをビシッと成立させたのは、ふたりのセンター。

伊藤理々杏と林瑠奈については次の記事で書きます。


続きます。


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11thバスラ5DAYS。

5日も続くとなると、やる方はもちろんですが観る方も大変ですね笑

私は5期生ライブが当選し会場で観ることができました。
なぜか各期の初単独ライブには縁があり、3期も4期も現場に行けたんですよね。

ちなみに都合により初日の全体ライブは観れず、セトリ等の情報も入れていない状態でした。

祭りの季節がやってきた


セットリストはこちら。

Overture
01. 絶望の一秒前
02. ジコチューで行こう!(センター:菅原咲月)
03. 君に叱られた(センター:奥田いろは)
04. Actually…

05. せっかちなかたつむり(五百城茉央、一ノ瀬美空、奥田いろは、川﨑桜)
06. 他の星から(池田瑛紗、岡本姫奈、小川彩、冨里奈央、中西アルノ)
07. 孤独兄弟(井上和、菅原咲月)

08. 太陽ノック(センター:冨里奈央)
09. Threefold choice(一ノ瀬美空、池田瑛紗、川﨑桜)
10. Another Ghost(小川彩、奥田いろは、中西アルノ)
11. 日常(センター:奥田いろは)
12. Sing Out!(センター:岡本姫奈)
13. Route 246(センター:井上和)
14. Wildrness world(センター:中西アルノ)
15. 好きというのはロックだぜ!(センター:川﨑桜)
16. 僕だけの光(センター:井上和)

<『新・乃木坂スター誕生!』コラボコーナー>
17. 点描の唄(奥田いろは)
18. First Love(中西アルノ)
19. Story(井上和)
20. 旅立ちの日に…

21. 17分間
22. 自惚れビーチ(センター:五百城茉央)
23. ロマンスのスタート(センター:冨里奈央)
24. ダンケシェーン
25. バンドエイド剥がすような別れ方

EN
EN1 指望遠鏡
EN2 シャキイズム
EN3 心にもないこと(センター:池田瑛紗)


印象に残ったシーンを挙げていきます。

オープニングは問答無用のアンセム、問答無用の井上和
続いてシングル3連発、どうしたってどよめく『Actually…』。中西アルノの咆哮。

ユニットコーナーは3期生の初単独ライブの時と同じように「特に人気が高く、しかも特定のメンバーの印象が強い曲」を集めた印象。

そしてここでこの日のハイライトが訪れます。

『孤独兄弟』

イントロが流れた瞬間、「ふたり」が誰かに気づき爆発する場内。

まずはひとりで登場し1番を歌いきる菅原咲月
バックステージまで走った彼女の元に歩み寄り、革ジャンを手渡すのは井上和!
(余談ですがこの途中で革ジャン渡す演出は以前にやりましたよね。ちょっと思い出せないのですが白石麻衣の卒コンでしたっけ?)

横浜アリーナが揺れます。

元々は『音のないギター』とかと同種の、「ロック」とか「不良」を小ばかにした秋元康の悪ふざけ系の歌詞(私の嫌いなやつです)のこの曲。
それをオリジナルの白橋=白石麻衣と橋本奈々未はビジュアルで捻じ伏せてシリアスな曲として成立させました。

そのあまりに強すぎるオリジナルに対し、寄せにいってパロディやモノマネになってしまうのでもなく、ただ新人のがむしゃらさだけでやり切るのでもなく。

井上和菅原咲月の『孤独兄弟』として成立させている。
ふたりが並んだ時の佇まいその説得力

凄まじい。
だってこのふたり、17歳とか18歳ですよ。

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衝撃、という意味では『Another Ghost』の小川彩にも驚かされました。

オリメンは伊藤万理華、齋藤飛鳥、西野七瀬。
乃木坂の重要な要素である「しなやかで美しいダンス」を体現するメンバーたちです。
それを中学生で任されるあーや。これまたとんでもない。

そして賛否両論のスタ誕コラボコーナー。

個人的には否です。1曲でも多く乃木坂の曲をやってほしかったですね。
まあ『スタ誕ライブ』も観に行ってるというのもありますが。

関連記事:


ネット上では「振り入れの時間がなかったからじゃないか」とか言われてますけどスタ誕で毎週新しい曲を披露していたんだからそれが理由ではないでしょう。
仮にそうだとしてもほとんど振りのない乃木坂の曲歌えばいいだけだし。

五百城茉央の『立ち直り中』とか『釣り堀』聴いてみたかったなあ。(別にソロ歌唱した3人に文句があるわけじゃないですよ、念のため)

本編ラストスパート。
期別曲『17分間』をやってから、ブチ上げ曲3連発。なんだかもうアンコールのようだ。

五百城茉央『自惚れビーチ』は意外。スタ誕ライブも『狼に口笛を』だったし、なぜかアンダー曲と縁がありますね。
逆に冨里奈央『ロマンスのスタート』は納得。

『ダンケシェーン』、Aフレ頭を(つまり生田絵梨花パートを)任されたのは奥田いろは。声が乱れたのに立て直したのは立派。

本編ラストにキラーチューン『バンドエイド剥がすような別れ方』を持ってこれるのも強いですね。


アンコールはアンコールっぽい曲をふたつ続け、最後に5期生新曲『心にもないこと』を初披露。

その真ん中に立ったのは池田瑛紗でした。

31stのミーグリを3次完売させた5期生の中で唯一選抜に入らなかった。
その悔しさを味わった彼女に報いる起用に、会場が「良かったなあ」という祝福ムードで包まれます。

いや本当になんか、暖かくて凄くいい雰囲気だったんですよ。

対立煽りが暴れてるのなんてネットの中だけなんだな、と思いました笑

ビジュアル仕上がってんなあメンは川﨑桜。アップで抜かれた時の彼女は本当に華がありますね。


続きます。

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