ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

タグ:弓木奈於

タオル補正
前の記事では「5期生選抜入りせず」から想像される次回作の展望を書きました。

関連記事:


当記事では今回の選抜発表に先立ち、よく話題に上がっていた佐藤璃果と林瑠奈について。

林、林に追いついたか?


共に新4期生として加入し、前作の4期生曲『ジャンピングジョーカーフラッシュ』ではセンター筒井あやめの両隣を務めたふたり。

「選抜入りか?」「4期生初のアンダーセンターかも?」「久々のアンダーWセンターというのはどうだ」等々、期待が膨らんでいました。

そして選抜が発表され、ふたりの明暗は分かれます。

初選抜を勝ち取ったのは林瑠奈でした。

当ブログをご覧いただいている方はお気づきかと思いますが、個人的には林ちゃんを非常に高く評価しています。

彼女の強みは「フック」の多さ

はっきりした顔立ち、しかもあまりアイドルにはいないタイプの目を引く美人顔
「ドスの効いた」声を出せる歌唱力。『乃木坂スター誕生!』での『白い恋人達』は実に良かったですね。
加入当初の白目やつい先日の『乃木坂工事中』内輪ウケものまねでもわかるように笑いに積極的。
しかもきちんと話せるしっかり者なので外番組にも安心して送り出せる。

そのフックの多さはすなわちきっかけ」の多さであり「化ける」可能性の高さでもあります。

しかし私が思う彼女の最大の魅力は「乃木坂愛」。

コントでアドリブ放り込んだり、突然の代打で山本リンダさんとの共演をやってのけたりとこれまで何度もハートの強さを見せてきた彼女。
それなのに乃木坂の曲を歌う時は大切すぎて緊張で震えてしまうという、グループへの強い想い

そして2期生ラブ、アンダーラブの熱いハート。
それを隠さない彼女ですから、私は29thシングルアンダーライブの記事で「近い将来のアンダーセンター候補」と評しました。

この時点では「だがミーグリ完売実績という数字の裏付けがないためまだそこには時期尚早」という但し書きがついていたのですが。

関連記事:


30thシングルのアンダラでも評価を上げ、ミーグリはじりじり完売を伸ばし最終的に18/30。
29thでの2/30から大躍進しそのまま今回の選抜入りへ。

個人的には正直驚きました笑

当サイトはアフィリエイトプログラムで雀の涙未満の微々たる収益を得てはおりますが、本文の内容は100%私の個人的な意見であり忖度は一切ございません。


正念場にして大チャンス


選抜入りが叶わなかった佐藤璃果。

彼女は加入当初からミーグリの完売では健闘を続けてきました。
新4期生の中ではスタートダッシュを決め、アンダーメンバーの中でもほぼ最上位。

柴田柚菜や金川紗耶、そして弓木奈於といったなんらかのきっかけを掴んだメンバーが選抜入りするのを見ながら、ずっと「次こそは」と思っていたはずです。

そして30thシングルのミーグリでは舞台出演の都合により総部数が20だったものの8次で待望のフル完売を成し遂げます。

その舞台と全ツ、さらにアンダーライブというハードスケジュール。
それを駆け抜けた先に目標である選抜入りというゴールがあると信じていたのに、叶わなかった落胆。

かつて井上小百合が14thシングル選抜期間に舞台3本同時進行という常軌を逸したスケジュールをこなした挙句、15thで選抜から外れるというあまりにあまりな仕打ちを受けたことが思い出されます。
その時に盟友・伊藤万理華が激怒してくれたことも。
彼女自身もこの時に選抜から外れたのですが、それでも自分のことではなく井上小百合のために「あんな無茶苦茶なスケジュールをやり遂げたさゆを外すのはおかしい」と怒ってくれたことを。

話を佐藤璃果に戻します。

選抜発表直後のブログで「涙枯れるくらい泣きました」と辛い気持ちを吐露したさとりか。

そして「アンダーも素敵で大切で大好きだけど、私の目標はいつだって選抜です」と。

この悔しさを露わにした文章は賛否両論を呼びました。

否定的な意見もわかるんです。

「何作もフル完売を続けてそれでも選抜入りできなかった先輩メンバーもいる」のはその通り。でも握手とミーグリはイコールで比べられるものでもないよなとも思います。(ミーグリの方が「推し増し」を誘発しづらい)

「メンバーがこういうネガティブなことをストレートに言うのは苦手」という方もおられるでしょう。でもまあ1期2期のメンバーはもっとバッチバチの時期を何年も過ごして、それを越えたうえであのお互いを尊重し合う空気を纏ったんですけどね。

ということで個人的には、さとりかのブログは圧倒的に「賛」です。

凄く無責任な表現で彼女とファンの方には怒られると思いますが、「本気で悔しいと言える状況までようやくたどりついた」ことが嬉しい。

やっと競争できるところまできたというか。

2020年夏の『Route246』は選抜常連メンバーで固められ完全に「新・超選抜」の雰囲気がありました。(元祖超選抜は『ハルジオンが咲く頃』)

そこから1期生の卒業が相次ぎ空席ができるものの、そこに収まった4期生とそれ以外のメンバーとの間にミーグリ完売実績で差が開きます。

結果として約2年もの間「選抜からアンダーになるメンバーがほとんどいない」という異常事態が続きました。

そこに風穴を開けたのが前作における金川紗耶と弓木奈於

センター佐藤楓の左右を務めた29thアンダラで評価を上げ、ミーグリの売り上げもアンダーメンバーの中では少し抜けた数字を叩き出し一気に選抜入り。

さらに30thのミーグリはともに4次完売。
これはほぼ福神固定メン(と田村真佑)に次ぐ堂々の売り上げでした。
当然のようにふたりとも31stで連続選抜を勝ち取ります。

アンダーメンバーもそのファンにも、このふたりの躍進が光明になったのではないでしょうか。これが佐藤璃果と林瑠奈が30thでミーグリの完売を伸ばした理由のひとつであるのは間違いないと思います。

やっと乃木坂が活性化してきた。そんな印象です。


もうひとつ、最後に書いておきたいのは佐藤璃果が「アンダーに選ばれた可能性」

かつての伊藤万理華のように。

8th『生まれたままで』9th『ここにいる理由』と2作連続でアンダーセンターを務め、かつては無料でも全然客を呼べなかったアンダラを「今、一番熱いライブ」と言われるまでにしていた万理華。それでも10thシングルもアンダーだった万理華。

今回のさとりかも集客面で大きな期待をされていることと思います。(であればアンダーセンターに据えるべきだったのに、とも思います)

そこで「濃い」アンダラファンに何を見せられるか

彼らの心を動かすことができるのか。

佐藤璃果にとって、正念場であると同時に大チャンスです。


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過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数84,000文字、加筆部分だけでも10,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。

「今にして思うこと」は各記事の末尾に「追記」という形で新たに文章を加え、さらに書き下ろしとして4期生の初冠番組であった『乃木坂どこへ』を振り返っています。


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伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
 

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びーむ色調補正3
北野日奈子卒業コンサートの翌日から始まったアンダーライブ3DAYS。

その最終日の配信を観たのでレポします。

全力の「イエーイ!」


セットリストはこちらです。

Overture
01. 狼に口笛を(センター:佐藤楓)
02. 自惚れビーチ(センター:弓木奈於)
03. My rule(センター:金川紗耶)
04. 13日の金曜日(センター:佐藤楓)

<思い出セレクションコーナー>
05. 命は美しい(センター:向井葉月)
06. マシンガンレイン(センター:矢久保美緒)
07. Route 246(センター:金川紗耶)
08. その先の出口(センター:吉田綾乃クリスティー)
09. 何もできずそばにいる(センター:山崎怜奈)
10. 三角の空き地(センター:黒見明香)
11. サヨナラの意味(センター:北川悠理)
12. 女は一人じゃ眠れない(センター:和田まあや)
13. 自由の彼方(センター:佐藤璃果)
14. 何度目の青空か?(センター:中村麗乃)
15. 君の名は希望(センター:林瑠奈)
16. 制服のマネキン(センター:弓木奈於)
17. 世界で一番 孤独なLover(センター:松尾美佑)
18. ガールズルール(センター:伊藤理々杏)
19. Sing Out!(センター:阪口珠美)
20. 帰り道は遠回りしたくなる(センター:佐藤楓)

21. 行くあてのない僕たち(センター:和田まあや、阪口珠美)
22. Wilderness world(センター:佐藤楓)

<アンダー曲コーナー>
23. 届かなくたって…(センター:佐藤楓)
24. ここにいる理由(センター:弓木奈於)
25. 嫉妬の権利(センター:金川紗耶)
26. あの日 僕は咄嗟に嘘をついた(センター:和田まあや)
27. 口ほどにもないKISS(センター:阪口珠美)
28. 風船は生きている(センター:佐藤璃果)
29. 錆びたコンパス(センター:山崎怜奈)
30. 別れ際、もっと好きになる(センター:佐藤楓)
31. 新しい世界(センター:佐藤楓)

EN1. 人はなぜ走るのか?(センター:佐藤楓)
EN2. 扇風機(センター:佐藤楓)
EN3. 乃木坂の詩(センター:佐藤楓)

WEN. ハウス!

この日の印象に残ったシーンを挙げていきます。

影ナレで嚙みまくる弓木奈於。そのたびに「すいません。」と謝るのですが、目を伏せて申し訳ない顔をしている彼女が容易に想像できて面白い。

『狼に口笛を』!いいオープニング!煽る座長の佐藤楓
「オッオー」を見るとどうしても日村さんを思い出してしまいますね

『自惚れビーチ』は弓木奈於センター。「ありえないから」のありえない顔がキュート。

『My rule』は金川紗耶のソロダンス。

煽りVで和田まあやが語った言葉。

 みんな乃木坂愛があって、人として尊敬できるところがあって、
 頑張ってきたことがみんなの性格の良さに出ていると思う

『Route 246』、金川紗耶の歌声は可愛いですね。

『その先』吉田綾乃クリスティーのスタイルの良さ!

『サヨナラの意味』を「ずっと近くで歩んできた曲」と表現した北川悠理
私はこれを「あまりにも卒業が多かったため」という意味でとらえたのですがどうなんでしょう。

『女は一人じゃ眠れない』で一旦MCを挟むのですが、そこで回し(矢久保美緒だったかな?)が「じゃあ最初にまあちゃん」とセンターで踊り切ったばかりの和田まあやに振るという鬼采配。いや後にしてやれよ笑

林瑠奈の『君の名は希望』というセレクト。反射的に「怖いもの知らずだな」と思ったんですが、違いました。

『乃木坂スター誕生』で何度もソロ歌唱を披露してきた彼女ですが、ド緊張の表情を浮かべ声を震わせながら歌います。

彼女はその曲の歴史も重みもそれを歌う怖さも知ったうえで「それでも歌いたい」と願ってくれているんですよね。

最後にはハモりに入る林瑠奈。本当にかっこよかったです。

『制服のマネキン』弓木奈於。研修生ツアーで歌ったという思い出の曲。
堂々たるパフォーマンスで「緊張しないのか?」と思いました。制服もまだセーフな気が笑

『Sing Out!』阪口珠美、『帰り道は遠回りしたくなる』佐藤楓
そりゃそうだよね、という選曲。「強くなりたい」と願うアンダーメンバーたち。

ここでMC。
すごく細かいことなんですけど、声を出せない観客に代わり「イエーイ!」をメンバーが全力でいくのがいい。

全体ライブではMC中にそんなに全力でイエーイはいかないじゃないですか。それは気恥ずかしさだったり、控えめで清楚な乃木坂のパブリックイメージゆえだったりすると思うのですが、この日のメンバーたちはもう一生懸命声を出すんですよ。

なんとかして盛り上げたい、みんなで支え合っていきたい、恥ずかしがってる場合じゃない。そんな気持ちが感じられて。
なんだか永島聖羅や能條愛未や斉藤優里が必死に盛り上げようとしていた黎明期のアンダラを思い出しました。

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そして後半戦のスタート。

イントロで私は一瞬、思考停止しました。

え?『行くあて』?

乃木坂史上屈指の名コンビ。背中合わせの相棒。
そして反骨の炎の旗頭たる「さゆまり」=井上小百合と伊藤万理華のユニット曲『行くあてのない僕たち』!

それをメンバー全員での披露というのは珍しい(もしかしたら初かも)。
赤と青の対峙する照明に神宮の、さいたまスーパーアリーナの記憶が甦ります。

次の曲へのブリッジで佐藤楓が客席にクラップを要求します。
「ドン、ドン」声を枯らすでんちゃん。そして流れて来たイントロは『Wilderness world』。意外!

続く曲はなんと『Another Ghost』!かと本気で思いましたが最新アンダー曲『届かなくたって…』でした。イントロのリフがアナゴーのサビそっくりなんですよね。

『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』。
客席が一瞬映された時、他の曲の時に比べ明らかに増えていた「白×白」のサイリウム。この曲のオリジナルセンター井上小百合のサイリウムカラーです。今も憶えているファンがいる。さゆ推しの自分としてはグッとくる瞬間でした。

『口ほどにもないKISS』で誰か(恐らく阪口珠美)と目が合ってニコッと笑った向井葉月

『風船は生きている』は佐藤璃果に合ってるなあ。そして北川悠理の歌声はいいですね。

そして間違いなくこの日のハイライトのひとつ、『錆びたコンパス』。

今日もまた真打ち感全開で登場してくる山崎怜奈
そのなんというか一種「ダサかっこいい」トゥーマッチさが「新内感」でもありますね笑

オリジナルのフロント左右はこの曲をもって卒業した2期生ふたり、伊藤純奈と渡辺みり愛でした。
この日は阪口珠美金川紗耶という現アンダラのダンス飛車角。
そのふたりを引き連れたれなちさんは実にパワフルな、いやむしろ大仰と言ってもいいようなダンスを見せます。

照明も客席も、黄色一色に染め上げられた場内。
突き上げられる拳。

なんだこの高揚感。

その中心のれなちさんは、満面の笑みというかもはやゲラゲラ笑いながら踊っているようにさえ見えました。(個人的にはちょっとエレファントカシマシを思い出しました)

アンダラに新たなアンセムが誕生した。そう感じました。

さらに『別れ際』までなんと8曲ノンストップ。これぞアンダラ。

本編ラストは意外な曲、『新しい世界』でした。

この日のビジュアル仕上がってんなあメンは伊藤理々杏
佐藤楓林瑠奈弓木奈於も良かった。ただ4期のふたりは足が細すぎてちょっと心配になります。でんちゃんも同じくらい細いけどあれで走ったり動いたりできる姿を見ているので心配はしていません。

北川悠理のアイドルっぽい仕草や表情が上手くなっていたのも驚きました。

そして矢久保美緒。MC頑張ってましたね。挙動不審でしたが笑

ダンスはやっぱり阪口珠美金川紗耶が印象に残りました。

北野日奈子卒コンでも書いた通り、常に余裕を感じさせ無理なところがひとつもない自然で優雅なたまちゃんのダンス。
それに対しやんちゃんはキメキメのダンスという感じ。
目を伏せたり顔を背けたり髪を上手に使ったりと、彼女は「絵になる」瞬間の多さが際立っていますね。

お互いやろうと思えば逆もできるでしょうから、どっちが優れているという話ではなくスタイルの違い。そして、ふたりとも自分の良さを理解しそれを活かしているように思います。


本編ラストまで、本当に素晴らしいライブでした。
アンダーの矜持を感じさせるセットリスト。全員センターで輝きを放つメンバーたち。そして終盤のノンストップ連打。

それでも。

正直私は物足りなさのようなものを感じていました。

アンコールであのシーンを観るまでは。


続きます。

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総文字数84,000文字、加筆部分だけでも10,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。

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タオル補正
当記事ではDAY2と3の印象に残ったシーンを挙げていきます。

DAY1の感想はこちら:
 

DAY2


私がこの日最初に観たのは明らかに眠れていない賀喜遥香の姿。
正直、胸が痛みました。

今にして思えば2日目のラストには堀内健さんのアシスタントというカロリーの高い役割が待ち受けており、3日目にもお見立て会振り返りという出番があったわけですから「初日から行けるところまで行こう」と考えていたのだと思います。

先のことまで考えて必要と判断したら少々の無茶もする。そういうところが「これまでちゃんと物事に向き合ってきた(だからどうすれば成し遂げられるかを知っている)」と感じさせるかっきーの素晴らしさですよね。

関連記事:


3人組のトーク企画、岩本蓮加の「朝ちゃんと起きて3食食べるのに憧れる」に思わず「いやそれは憧れることではないぞ」とTVの前で突っ込んでしまいました。

電視台、樋口日奈は「WILD SPEED HINA」と題してバイクに乗って色々なチャレンジをするのですが…カットインがひとパターンしかなかったのはわざとですよね?

弓木奈於
シンデレラの衣装で罰ゲームに挑んでいくのですが、ビリビリペンでの「痛~い」というリアクションが阿佐ヶ谷姉妹にしか聞こえない。

黒見明香は「メンバーとびっくり実験に体当たり挑戦!!」。
チャイナドレスに白衣を羽織るという攻めた出で立ち。
指2本で次々とメンバーをなぎ倒していき。
だいぶ前倒しで爆発してしまったピンポン玉。
見どころ満載でした。

鈴木絢音の「狂気的な彼女」は別途。

早川聖来
ムチャぶりされながら賀喜遥香のためにあんかけ炒飯を作るという企画ですが、料理をしている人に電流を流すというのはちょっと正気の沙汰とは思えない。本当にヒヤッとしました。
「しゃくれる」は可愛かったのですが、料理が完成しなかったのも後味悪かったですね。タイムアップしちゃったけど頑張るかっきーのために最後まで作らせてくださいでいいじゃないですか。

そのかっきーは「凄く美味しい!」と言って食べていましたが、そういえば前回の46時間TVで彼女の舌が結構アレなことが判明していましたね。

乃木坂プレイルームでの卓球大会。

「卓球キャラ」として登場するほんわか姉さん吉田綾乃クリスティー
勝負事は全力でしかできない清宮レイのスイッチが入った表情。ポイントを取るたびに「よしっ!」と声を出すところも好感が持てます。
遠藤さくらの最初は全くフットワークを使わずに勝とうとしていたらあわや負けそうになり徐々に相手に合わせてレベルを上げていくのも面白かった。

電視台に戻って、SASUKEでんちゃんこと佐藤楓のパルクール。
変な人が映り込んでるな~とは思ったんですよね。

「まあやだ」

林瑠奈は「先輩!私に罰ゲームを受けさせて!」と題し、嬉々として罰ゲームを受けるのかと思いきゃタガメは悲鳴をあげながら全力拒否というのが面白かった。

大運動会はMVPも取った松尾美佑の負けん気の強さが出ていて良かったです。
まあ負けず嫌いは「ゲーム企画全部ガチでやるからだいたい勝っちゃう」1期生たちからの伝統ですよね。

ちなみに清宮レイの応援団は残念ながらちょうど観ていない時でした。

「大根抜きサバイバル」における与田祐希の「無」も実に素晴らしい。

大運動会後の遠藤さくらのハウスダンス、そして与田祐希久保史緒里の弾き語りについても別途書きます。

「乃木坂三者面談」では堀内健さん登場。
さあ、悪夢の始まりだ笑

「誰か泣くまで帰らないよ!」という恐怖の宣言に、観る者の多くは遠藤さくらの大泣きを想像したと思いますが実際には早川聖来でした。
マラソン番組の深夜にホリケンはそりゃオーバーフローするよね…自分はめちゃめちゃ笑いながら観ていましたけどメンバーは恐怖だったでしょう。

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DAY3


この日は「4期生のお見立て会を振り返ろう」の終わりごろから観始めました。

続く「3期生のお見立て会を振り返ろう」。
すっかり大人になったメンバーたちが、同窓会のようにあーだこーだ騒ぎながら当時の映像を観るというのがなんかもう心暖まる。

当時の髪型を「引きちぎった前髪」といじってくる山下美月に「覚えてろよ山下」と凄む久保史緒里
その言葉通り美月の「フラミンゴになりたい」に対し「今でもなりたいの?」と反撃。美月のフラミンゴはこの後の中村麗乃の電視台でも(事前ロケだったのに)いじられているという奇跡の一致でした。

5期生お見立て会は別途書きます。

掛橋沙耶香の電視台。
大人の女性はランチのメニューを決めるのにコイントスなどしないぞ笑
清宮レイの小芝居と思い切りのいいハリセン、これまた好感度高し。

和田まあやのドッキリ企画。
10年選手の彼女が46時間TVの間中…というかそれ以前の収録からこまごま動き回っていたその仕事量と溢れるサービス精神。
そして梅澤美波はパフェふたつ食べてたんかい!笑

そして表題曲以外の「バナナ&メンバーが選ぶ! ベストソング歌謡祭」。

井上小百合推しの自分としてはやっぱり『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』に入っていてほしい。
でもメンバーも大幅に入れ替わったから正直30位くらいがいいとこかな、と思っていました。

ランキング発表が進み、残すはあと数曲。

「ああ…もうランクインはしてないな…」と思ったところで4位『自由の彼方』(井上小百合センター曲)。
1stアルバム『透明な色』に収録された10thアンダーメンバーによる楽曲。アンダラ2ndシーズンのエピローグのような曲です。

もうこれで満足だ、と思いきゃなんと3位が『咄嗟』。

アンダラ2ndのテーマソングにしてアンダラのアンセム。
当時を知るメンバーがもう7人しかいないのにこの順位。

さすがにウルッと来ました。

コーナー最後で北野日奈子が「『咄嗟』の時のアンダラはメンバーもファンもスタッフさんもなんかもう凄かった」と語り「ね!もの凄かったよね」とそれに同意する齋藤飛鳥

あの絶望の日々を、そしてその果てに見つけた希望を知るふたりのやり取り。
彼女たちの中にまだちゃんとあの日々が生き続けていることが垣間見えてこちらも感情が揺さぶられます。
(アンダラ2ndシーズンについてはぜひこの下で紹介している『アンダラ伝説』をご覧ください)

スペシャルライブも別途書きます。


続きます。

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びーむ色調補正3

有観客用のステージセット


2月の全員ライブに始まり、そこから各期別ライブでバトンをつないでいく9thバスラ。

3月下旬に開催された2期と1期に続いて、この日は4期単独ライブ。
緊急事態宣言発令によりまたも無観客配信となりました。

ただ、当初は有観客の予定だったためメインステージから花道が伸びてセンターステージがあって…という有観客ライブのセット。正直、個人的にはそれを見るだけで懐かしさがこみ上げてウルっときそうになりました。

やっぱり配信用のセットだとどうしても「歌番組のスタジオライブ」にしか見えないんですよね。


セットリストはこちらです。

Overture
01. 夜明けまで強がらなくてもいい
02. 逃げ水(センター:清宮レイ・筒井あやめ)
03. バレッタ(センター:早川聖来)
04. ぐるぐるカーテン(センター:遠藤さくら)

歴史体験コーナー
05. 水玉模様(センター:筒井あやめ)
06. ガールズルール(センター:賀喜遥香)
07. サイコキネシスの可能性(センター:遠藤さくら・柴田柚菜)
08. 世界で一番 孤独なLover(センター:田村真佑)
09. 走れ!Bicycle

10. 転がった鐘を鳴らせ!(センター:清宮レイ)
11. 狼に口笛を(センター:松尾美佑)
12. ダンケシェーン(センター:賀喜遥香)

ユニットコーナー
13. 2度目のキスから(掛橋沙耶香、黒見明香、清宮レイ、矢久保美緒)
14. ごめんねスムージー(早川聖来、筒井あやめ、松尾美佑)
15. 流星ディスコティック(賀喜遥香、田村真佑)
16. 偶然を言い訳にして(遠藤さくら、金川紗耶、北川悠理、佐藤璃果)
17. 雲になればいい(柴田柚菜、林瑠奈、弓木奈於)

18. 悲しみの忘れ方(センター:早川聖来)
19. 日常(センター:筒井あやめ)
20. 今、話したい誰かがいる(センター:田村真佑、弓木奈於)

21. I see…(センター:賀喜遥香)
22. キスの手裏剣(センター:遠藤さくら)
23. 図書室の君へ(センター:掛橋沙耶香)
24. Out of the blue(センター:早川聖来)
25. 4番目の光(センター:遠藤さくら)

EN1. 猫舌カモミールティー(センター:田村真佑)
EN2. おいでシャンプー(センター:遠藤さくら)

オープニングは『夜明けまで』。そこからシングル曲連打。

MCを挟んで先輩たちが過去に行なったライブ演出を追体験する「歴史体験コーナー」
3曲挟んで少人数のユニットコーナーへ。再び3曲挟んでからはラストまで5曲連続4期曲。

アンコールでは新曲が披露され、『おいシャン』で締めという流れでした。

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柴田柚菜の「青春感」と『雲になればいい』


例によって印象に残ったシーンを挙げていきます。

『逃げ水』をもってきたのも意外ならセンターが「あやレイ」なのもちょっと意外でした。保護者役(=オリジナルの白石西野)を田村真佑と賀喜遥香にしたのはなんか納得。

早川聖来の『バレッタ』センターはなるほどと思わせました。楽曲の持つどこか不安定で妖しい雰囲気はまさに彼女そのもの。

『ぐるカー』は4期が誇る『夜明け』のフロント3人。さくかきあやめん(=遠藤さくら、賀喜遥香、筒井あやめ)強し!

最初のMCで賀喜遥香が言った「画面を飛び出す勢いで!」というコメントにファミコンディスクシステムの『とびだせ大作戦』を思い出してしまったのは私だけでしょうか。

下駄ップは…うーん、正直オリジナル自体が黒歴史だと思っていたのでこれをやるとは思わなかった。納得のいかない出来だったのか、次の曲の最中に賀喜遥香がボロ泣きしていたのはちょっとかわいそうでした。

『サイコキネシス』のセンター柴田柚菜はまさにベストマッチ。過去記事でも書いていますが彼女には独特の「青春感」がありますよね。実際にはこの春で高校を卒業しているのですが笑

「こげ!Bicycle」企画で疲労困憊になった筒井あやめの「足がフルフルフルフル…もうわかんないです」という秀逸なコメント。

『転がった鐘』ラスト、清宮レイのエルビスポーズがキメキメで良かった。

『2度目のキス』、掛橋沙耶香に真夏さんリスペクト軍団の衣装が似合うことといったら!

『ごめスム』のでっかいリボンをした筒井あやめの可愛いこと。この日の「ビジュアル仕上がってんなあ」賞もこれが決め手で彼女です。

そして個人的にはこの日のハイライト。
「うおマジか!」と思わず声が出た『雲になればいい』。

だって、オリジナルは生田絵梨花に衛藤美彩に桜井玲香ですよ。歌唱力も個性ある声質も乃木坂史上で上位に入る3人。きっと凄いプレッシャーだったと思います。
もちろん上手い下手だけでいえばオリジナルの方が上でした。でも歌い終わった柴田柚菜のやり切った感溢れる清々しい表情を見たら、そんなことはどうでもよくなりました。今の自分でできる精一杯を出し切った3人は本当に素晴らしかったです。

ちなみに弓木奈於はこの日も独特のワードセンスを炸裂させて「色とりどり」を「四季折々」と言ってましたね。

『悲しみの忘れ方』ラストの遠藤さくらの「画が持つ力」を最大限に引き出した長尺アップ。

『日常』もこの曲やるのか!と驚きました。

キラーチューンである『I see…』『4番目の光』の2曲をフルコーラスでやってくれたのは嬉しかった。やっぱフルはいいよなあ。個人的にはこの日のように基本はワンハーフで肝の曲だけフルというのが好きです。

アンコールでは4期生の新曲『猫舌』初披露。
田村真佑センターは順当かと思いますが松尾美佑、弓木奈於というフロントは「攻めたな」という印象です。

結論として、ラストまで個人的にはすごく楽しいライブでした。

…ただ。

翌日の3期ライブがもの凄く良かった。いや、良すぎた。

今さらライブレポを書いている以上、それは無視できません。
続く記事では3期ライブを踏まえたうえで、この日の4期ライブについてさらに深掘りしていきます。



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