ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

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タオル補正

27thと『夜明け』の共通点


前の記事の最初で遠藤さくらセンターについて「ここで来てしまったか、というのが発表直後の私の偽らざる心境です」と書いておきながらその理由まで書ききれていませんでした。

まあ言うまでもないかもしれませんが、27thシングルのセンターというのはなかなかに厳しい立場だからです。

ミーグリの完売状況を見ないことには断言はできませんが、個人的には27thのセールスは前作よりさらに微減すると考えています。
理由はファンのオンライン慣れによるミーグリ離れ。

さらに舞台出演メンバーなどの欠席により、発売する部数自体が1,060から1,012へ減っています。すごくざっくり計算しても2万枚ぐらいの売り上げに対するマイナス影響はあるでしょう。これはなかなかにキツい。

でもそれだけではありません。

今回のさくちゃんセンターにはふたつの史上初がありました。

「抜擢センター」が再びセンターに立つこと。そして1期生以外で複数回のセンターを務めること。

人によってはこれをもって「次の乃木坂の顔」として遠藤さくらが指名された、と捉えるかもしれません。まあいかにもアンチが騒ぎそうな采配です。

ただ私は前の記事で書いた通りむしろ逆に受け止めていて、「アフター飛鳥」候補の4人の均衡を取るために最も押し出すべき(率直に言えば4人の中で最も後ろにいる)さくちゃんをセンターに据えたのだと考えているのですが。

いずれにせよ24th『夜明けまで強がらなくてもいい』で1度抜擢センターという最もアンチがつく場所に立たせ、再び前作割れの可能性が高いタイミングでセンターに据えるとは運営も酷なことをするもんですね。

思えば27thと『夜明け』は状況が似ています。
激減の次、さらに微減の可能性があるシングル。

エース西野七瀬を含む4人が卒業したことにより前作から激減(あくまでも「当時としては」ですが)した23rd『Sing Out!』。そこからさらに個別握手会の発売部数が減少し前作割れの可能性が高かった『夜明け』。実際に売り上げはごくわずかですが減少しました。

ここでその荷を再び4期生のさくちゃんに負わすことには賛成できませんが、こうも思います。

きっとこういうタイミングでは、周囲が支えたくなるセンターの方が良い。

それが現在ではきっと遠藤さくらなのでしょう。

儚さと強さと遠藤さくらと


乃木坂史上でもう1枚だけ、発売前から売り上げ微減と予想されるシングルがありました。

9th『夏のFree&Easy』。
この時のセンターは西野七瀬でした。

よく比較される両者ですが、個人的には遠藤さくらと西野七瀬はキャラクターが違うと思います。
でもさくちゃんの持つ「ふわっと感」とでもいうべき空気感はやはり乃木坂感=「儚げで華奢で体温低そう」を醸しており、それゆえにどうしてもなーちゃんを思い出させるのです。

さくちゃん自身は今回のポジションについてブログでこう書きました。

 このタイミングでセンターに立つのは、正直24枚目の時よりプレッシャーを感じます。
 相当な覚悟や責任が必要だと思うし、私がそれを背負える自信はないです。

 とにかく私は、
 どう思われても何を言われても、ただ前を向いて頑張り続けるしかないです。

どうかそんなに思いつめないでほしいです。

加入当初からエース候補として扱われ、そのたびに大きな反感を買ってきた彼女。
4期センターとして臨んだプリンシパルでは1勝15敗と惨敗を喫し、『夜明け』で再び大量のアンチがつき、その後も「ゴリ押し」と言われ続けました。

それでも彼女はそのたびに乗り越えて、今なお4期Wエースとしてあの好感度抜群の賀喜遥香と並んでいるのです。

それ自体が驚異的。

あざとくない「守ってあげたい感」。そして覚悟を決めた時に見せるその強さ。

2019年全ツ大阪での『夜明け』の初披露。8thバスラでの『帰り道は遠回りしたくなる』。

逃げ出しそうになる自分を懸命に抑え込んでその場所に立ち光を放つ彼女の姿を何度も見てきました。

己の弱さを知りながらそこから逃げない強さ。これこそ遠藤さくらの真骨頂であり魅力だと思います。




note上で乃木坂46に関する有料記事を公開しています。どちらも無料で読める部分がありますのでぜひご覧ください。

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びーむ色調補正3

あの絶対的な安心感と同種の何か


前の記事で印象に残ったシーンを列挙しましたが、個人的にこの日のクライマックスはこの曲でした。

『ありがちな恋愛』。

8人組コーナーとユニットコーナーの間に1曲だけ挟まれた16人全員参加曲。

この曲のイントロが大好きなので流れてくると「来たぁ!」という気分になります。

そしてAフレ、メンバーたちの真ん中に背中合わせで立つふたつの影。

遠藤さくらと賀喜遥香。

その姿はまるで、西野七瀬と白石麻衣のようでした。

こういうことを書くと「その通り!まいやんの後継者はかっきーだ」とか「いや俺は認めない」とか色々言い出す人がいるかもしれません。

でも私が言いたいのは決してそういうことではありません。

理屈じゃなく、その佇まいが反射的にあのふたりを思い起こさせたのです。
(そもそも実際にこの曲でまいやんとWセンターを務めたのはなーちゃんではなく齋藤飛鳥ですし)

後からその理由を考えてみましたが、「ビシッと背骨が通った感覚」というのが一番近いように思います。

かつて何度も観た白石西野Wエースの、あの絶対的な安心感。
ふたりのことを推してはいないファンだって内心は思っていたはずです。
「白石西野のふたりがいる限り乃木坂は大丈夫だ」と。

「このふたりが両脇にいればセンターは別に誰でもいいんじゃないか」という極論が囁かれたことすらありましたし、実際に『ハルジオンが咲く頃』から『逃げ水』まではほぼその形でした。

楽曲のセンターとは別の意味で、まぎれもなくグループの背骨であり支柱だったふたり。

そして2020年12月。

そのふたりが去った乃木坂で、どこかそれと通じるものを-言い換えれば「同種の」あるいは「想起させる」何かを4期Wエースが感じさせてくれた。

別に白石西野に匹敵するとかそんな大風呂敷を広げるつもりは全くありません。
「次のエースはこのふたりだ」とか論争の種になりそうなこと笑を言いたいわけでもありません。

私はただ、あの瞬間のふたりにもの凄く痺れたんです。

ましてやみんな大好き額縁衣装、みんな大好き杉山勝彦楽曲。
そんな「ディスイズ乃木坂」「ザ・乃木坂」なシチュエーションで真ん中に立つさくちゃんとかっきーの姿は超絶格好良くて。

『ジョジョの奇妙な冒険』ならば「ドドドドドドド」の効果音がついていたに違いないってくらいに笑

そしてこうも思いました。

ああ、やっぱり乃木坂は大丈夫だ。




2021年もバースデーライブの開催が発表されました。

無観客の配信ライブではありますが、前夜祭と全体ライブそして各期別公演と盛りだくさん。

当初予定は全体ライブ5DAYSの予定だったところ、緊急事態宣言を受けての変更とのことです。

本来であれば先輩後輩の融合が進む機会となるバスラがこのような形になったことは正直残念ですが、こんな状況下でもファンにライブを届けてくれるメンバーと運営には感謝したいです。

先が読めない状況が続きますが、全員無事に出演できることを心から祈っています。

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