ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

タグ:賀喜遥香

タオル補正
11月5日に公式Youtubeチャンネル『乃木坂配信中』上で31stシングル『ここにはないもの』が生配信にて初披露され、結果的にそこが選抜発表の場になりました。

Who’s next?


いつも選抜発表の記事ではまずセンターについて書くのですが、今回は現エース齋藤飛鳥の卒業シングルですから彼女がセンターなのは当然至極。

ということでまずは5期生を今回の選抜に入れなかったという判断について考察します。

いくつか考えられる理由はありますね。

飛鳥卒業と同時に5期生を入れても目立たないこと。

今作のプロモーション期間が、5期生の出演する「新・乃木坂スター誕生! LIVE」と丸かぶりなこと。

そして年末大型歌番組にも同曲で多数出演するであろうことを考えると、初めての期別単独ライブ+シングルプロモーション+年末進行を新人に課すのは酷なこと。

このあたりが主なものでしょうか。

まあ、やむを得ないかなとは思います。
ここで5期にパンクされても困る。

それでも個人的には井上和とあと何人かには、飛鳥の背中を見ておいてほしかった
一緒にシングルプロモーション期間を過ごしてほしかった。

問答無用の大エースである飛鳥がどのようにシングルのセンターとして楽曲に向き合い、MV撮影やTV出演に臨むのか。その現場に立ち会うという経験を5期生にさせることができなかったのが残念でなりません。

もうひとつ気になるのが、今回入れなかったことによって32ndシングルで再び5期生抜擢センターの可能性が高まったように思えること。



次作はそれと似た状況。
しかし4期でセンター候補となる遠藤さくらと賀喜遥香は既にそれぞれ2回のセンター経験がある。

そう考えると、結構な確率(個人的には70%以上かと)で井上和センター
『Actually…』の惨事を踏まえて両サイドも5期生で固める『夜明けまで強がらなくてもいい』パターンでしょうね。

これ、大反対です。
まあ勝手に予想して勝手に反対するのもいかがなものかと思いますが笑

私は和ちゃんのことを、それこそ白石麻衣ばりに「認めざるを得ない」逸材だと思っています。それでもわざわざアンチがつく押し出し方をするのはデメリットの方が圧倒的に大きい。

そもそも既に「新人抜擢センター」は中西アルノで消化している。
あれを「なかったことにする」のは違うんじゃないかと。
そして凄く変な表現になりますが、アルさんが(本人の側にも一因があったとはいえ)抜擢センターに伴うアンチを引き受けてくれたのですから。

であれば32ndは敢えてのかきさく=賀喜遥香と遠藤さくらのWセンターが良いのでは。

あのふたりが並んだ時の「ビシッと背骨が通った感覚」
白石西野Wエースを思い出させるような絶対的な安心感。
乃木坂ファンであれば周知のことかもしれませんが、TVでしか乃木坂を観ない層にもそれを提示するのは意味のあることだと思います。

その両サイドは素直に山下美月と与田祐希で挟みましょう。

5期生は3人を歌番組でカメラに抜かれる2列目中央に配置してしっかりお披露目。
いったん2列目に置くことによって和ちゃん以外のふたりも「聖域感」が薄れて、以降の変動(ストレートに言えば序列の)に対応しやすいというメリットがあります。

とはいえそこを誰にするかは非常に荒れるところでしょうね。
まあミーグリの完売状況がはっきり単独2位になった川﨑桜は当確でいいのでは。
個人的には2列目からスタート=聖域化しないのであれば、お姉さん組に先にチャンスをあげてほしいという気がします。

5期生はこれまで3期や4期とは若干違うステップを踏んできています。

プリンシパルも単独ライブもやらない。
単独ライブを経験せぬまま真夏の全国ツアーに参加する。
「5番目のなんとか」という楽曲も作られない。

私としてはそこに「2列目中央に新人を並べる」という新しい売り出し方も加えてほしいと考えています。


続きます。


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びーむ色調補正3
前の記事では印象に残ったシーンを挙げました。



当記事ではいくつか雑感を書きます。

どこかずらしたセトリ


「やっぱ神宮で雨降ってこそ乃木坂だよな」みたいな感覚は正直私にもあります。

それでも前日には掛橋沙耶香の事故があり、この日は2016年神宮4thバスラを思い出させるほどの土砂降り。

ちょっとヒヤヒヤしながら観ていました。

雨かどうかにかかわらず、基本的に花道を走らせない演出にしてほしいし放水は止めた方がいい。

メンバーのテンションが上がって走ってしまうことはあるでしょうが、歩いて移動して間に合うようにセットリストを組む等、運営としてリスクを下げるためにできることはやってほしいですね。

話がずれますが個人的には危険なヒット祈願も止めてほしいです。

ライブ本編に話を戻します。

「ちょっとだけ」新鮮なセトリでした。どこか「ずらして」いる感覚というか。

『インフルエンサー』も『シンクロニシティ』も『Sing Out!』(この曲は前後2日はやったようです)もない。
鉄板ユニット曲『他の星から』『あらかじめ語られるロマンス』あたりもやりませんでした。明確なユニット曲コーナー自体がなかったこともありますが。

そして本編クライマックスに『深読み』、アンコール1曲目が『好きになってみた』。
『Actually…』聴いてなさ過ぎて「なんだっけ、この曲?」と思ったのは私の個人的な問題ですが笑

どちらもここで歌っておかないと当分披露する機会がなさそうな気もするのでセトリに入るのは別に良いのですが、ライブのクライマックスで歌う曲というイメージではない気がします。

『僕は僕を好きになる』を外すことによって、山下美月を押し出しすぎないようにした=賀喜遥香に花を持たせた…というのはうがった見方が過ぎますかね。

でもアンコールがトークコーナー(トリンギョ様のやつ)からまったり始まるというのも珍しい。というか卒業セレモニーを別にすればちょっと記憶にないです。

ちょっとずつずらして、新たな定番となる曲を探している。
ないしは定番曲を少し寝かせて「毎回同じセトリ」と言われないようにしている。

きっとその両方なのでしょう。

この夏のセンター


最近になってようやく9thバスラDAY1(無観客配信、全体ライブ)の円盤を観ました。

個人的に驚きだったのが、たった1年半前なのにかっきーの存在感が当時とは比べものにならないほど大きくなっていること。

さらに遡ること半年余り、26thシングル選抜発表の記事の時点で私は彼女をセンター候補のひとりとして挙げていました。

つまり2年前から堂々の人気メンバーだったわけですが、そこから彼女はさらに階段を上り続けます。

28th『君に叱られた』で初センター。
写真集『まっさら』は推定18万部超を売り上げる大ヒット。
そして今回の30th『好きというのはロックだぜ!』で再びセンターに。

ちなみに「1シングル挟んでの即センター返り咲き」というのは乃木坂史上でも西野七瀬と齋藤飛鳥という大エースふたりしかいません。

もはや誰もが認める「エース格」のひとり。センターに立つことに何の違和感もありません。

それでも彼女はまだ時折「本当に私で大丈夫なんでしょうか」という顔を見せます。

以前にも書いたのですが恐らく彼女は「初めてのこと」に対する苦手意識が強い。

そんなかっきーにとって、乃木坂10年の歴史でも数えるほどのメンバーしか経験していない「センターとして全国を回る」ということは恐怖に近いプレッシャーだったのでしょう。

関連記事:


この日のキャンプファイヤーコーナーでの『泣いたっていいじゃないか?』。

ラスサビで堪えきれずに泣き出した賀喜遥香。
それを見守るメンバーたちの優しい表情が炎の揺らめきの中に浮かびあがります。

かっきーはセンターとして重圧を感じて、ずっと気を張りながら頑張ってきたんだな
そしてそんな彼女の頑張りをメンバーたちはみな認めているんだな

観る者にそんなことを思わせる、心がじんわりと暖かくなる素敵なシーンでした。

この翌日、千秋楽の『ジコチューで行こう!』では、賀喜遥香と遠藤さくらは互いを見つめながら涙を流したそうです。(観てないのですが笑)

昨年の全ツセンターがさくちゃんで今年がかっきーというのは、様々な巡り合わせの結果であって決して意図してのものではないと思います。

それでも「そこに立った者にしかわからない何か」を共有できる存在がいること、しかもそれが身近な同期であることはお互いにとって心強いことでしょう。

そしてきっと、この先の乃木坂にとっても計り知れない価値があります。

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びーむ色調補正3
聖地・神宮での全ツファイナル3DAYS。

2022年8月30日に行なわれたそのDAY2を視聴しましたのでレポします。

鈴木絢音の感慨と実感


セットリストはこちらです。

Overture
01. 好きというのはロックだぜ!
02. 夏のFree&Easy(センター:与田祐希)
03. おいでシャンプー(センター:賀喜遥香)
04. ガールズルール(センター:山下美月)
05. 裸足でSummer

<期別コーナー>
06. 絶望の一秒前
07. バンドエイド剥がすような別れ方
08. 猫舌カモミールティー
09. ジャンピングジョーカーフラッシュ
10. 僕の衝動
11. 僕が手を叩く方へ
12. 海流の島よ

13. 会いたかったのかもしれない
14. ロマンスのスタート

<シャッフルコーナー>
15. 君の名は希望(センター:秋元真夏)
16. 涙がまだ悲しみだった頃(センター:山下美月)
17. 設定温度(センター:久保史緒里)
18. 13日の金曜日(センター:清宮レイ)
19. マシンガンレイン(センター:遠藤さくら)

20. 泣いたっていいじゃないか?(センター:賀喜遥香)
21. ひと夏の長さより…

22. 自由の彼方(センター:和田まあや)
23. Under’s Love(センター:和田まあや)

24. ごめんねFingers crossed
25. Actually…
26. 深読み
27. 太陽ノック(センター:遠藤さくら)
28. 空扉
29. ジコチューで行こう!
30. 君に叱られた

EN1 好きになってみた
EN2 自惚れビーチ
EN3 乃木坂の詩

例によって印象に残ったシーンを挙げていきます。

まあこの日はとにかく、雨

2016年神宮4thバスラを思い出させるほどの土砂降りでした。

まずオープニングはスモークが凄くて全くメンバーが見えずに、やむを得ずカメラは客席を映すという斬新なスタート。そこへさらに放水という暴挙笑

スモークが晴れるまで雨が降っていることにすら気づかないぐらいでした。

『おいでシャンプー』で賀喜遥香の髪の香りをかぐ齋藤飛鳥山下美月
「ダメダメダメ」のところで後方にいるのにきっちりカメラ目線で決めてみせたのもさすがの山下プロ。

『ガールズルール』でまた放水し、笑っちゃってる齋藤飛鳥

その彼女が「なんでこんな降ってるの~!?」と叫んで始まった『裸足でSummer』。
しかしそのラストでまたも放水。

最初のMCで「飛鳥さんみたいにとお願いして髪巻いたのに、いつもと一緒になっちゃいました」と笑顔で嘆く遠藤さくら

期別コーナーは5期生から。髪やメイクを直す間もなく出てきた彼女たち。
にもかかわらず小川彩の完成度は際立っているなあ。
菅原咲月の素早くカメラを見つけてニコッと微笑むところも好感度高い。

そして4期生のJJF!(『ジャンピングジョーカーフラッシュ』)この曲好き。
かきさく(=賀喜遥香遠藤さくら)の飛車角感よ。

3期生はこの日から復帰した伊藤理々杏センターの『僕の衝動』。
『乃木坂工事中』の「キメ顔グランプリ」効果で観客が完全に「待ち」の体勢にある中で堂々と決めて拍手を浴びる理々杏。

続く3期曲は『僕が手を叩く方へ』。
個人的には3期生が輪になってお互いを笑顔で見交わすだけでウルっときちゃうんです。
そこへ客席からのクラップが重なって、なんかもう。
1期2期5人の「後輩のためにできることを考えた」という言葉から始まったシャッフルコーナー。期も選抜もアンダーもシャッフルする、融合と継承の試み。

山下美月と『涙がまだ悲しみだった頃』という組み合わせは意外。

『13日の金曜日』、清宮レイの『ザンビ』コントが微笑ましい。
この曲で(いつも捕獲される側の)与田祐希が弓木奈於を捕獲するという珍しい光景も見られました。
その後、花道をキョンシーポーズを取りながら走る与田っちょ。自由で良い笑

『マシンガンレイン』でビシッとセンターを張ってからのコントという遠藤さくらの落差
「いきますよ~」から自己紹介するというのは、何ともひめスパイア(中元日芽香インスパイア系)。

この日のハイライトのひとつ、キャンプファイヤーコーナー。

『泣いたっていいじゃないか』。
歌メン揃いの中、嬉しそうにふたりで一緒に歌う久保史緒里佐藤璃果

MC企画「1分トーク」では小川彩に「いい意味で圧がある」と言われたと嘆く梅澤美波

『ごめんねFingers crossed』。
前年ツアーのリード曲だったのに、相次ぐ卒業や離脱によりソロ歌唱となってしまったパートが多くてふと切なくなります。
ラスト寸前で不敵な笑みを浮かべる山下美月

『太陽ノック』でべらぼうに可愛い投げキスをする遠藤さくら

『ジコチューで行こう!』、齋藤飛鳥にまとわりつくよだやま(与田祐希山下美月)。
与田っちょは大間奏で飛鳥から首を絞められなぜかガッツポーズ。

アンコールでオチに使われた筒井あやめの「飛鳥さん、私まだ汚れていいキャラじゃないと思うんですけど」というコメント。

鈴木絢音の「あの頃の乃木坂良かったな~」という感慨と「今の乃木坂も最高だな」という実感。

この日の仕上がってるメンは与田祐希久保史緒里阪口珠美筒井あやめも目を引かれました。



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「10周年記念シングル」だったはずの29th『Actually…』。
それがセンターの活動自粛という悪夢のような事態。

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30thシングルの選抜はそこからの揺り戻しという印象が強い布陣となりました。

まあ日産スタジアムでのライブが10周年の総決算となり、いったんリセットかかった感じはありましたので我々ファンも気を取り直していきましょう。

比較的好きな自分で


10周年記念シングルかはさておき、記念すべき30枚目のシングル。

そのセンターに選ばれたのは賀喜遥香。

なんというか、妥当な人選だと思います。

ここ数ヶ月で彼女は数字の裏付けを十二分に積み上げてきました。

6月に発売した写真集が記事作成時点で推定売上17万部を超えるという大ヒット
そして数少ない目に見える人気指標のひとつ『乃木恋』彼氏イベントの上位入賞者ポイント数では、これまで圧倒的な強さを見せてきた齋藤飛鳥に伍する数字を叩き出します。
さらに今作のミーグリでは1次で9枠完売させたというのも驚異的!

まあでも、そんな数字より何より彼女の持つ「陽」のイメージ。

前作で垂れ込めた暗雲を振り払うには、やっぱりかっきーの笑顔が必要なのでしょう。

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彼女自身はまだ自分がセンターに立つことをうまく消化できていないようです。

それでも、選抜が発表された『乃木坂工事中』内ではやつれた姿で目に涙を浮かべながらこう語りました。

 ここから頑張りどころだと分かっています

 絶対に後悔したくない

そしてブログではネガティブな気持ちを吐露しながらもこう締めくくりました。

 自分に負けたくないです。

 自分のことが好きじゃないけれど、嫌いとは言いたくない。比較的好きな自分でいられるように頑張りたいし、

 それに優しくて大好きなメンバーのためならどこまでも頑張れる気がします。

 大好きを力に変えて

 ただ頑張ることしかできないけれど、

 私なりに頑張って、走り抜けたいです。


29thの暗雲を振り払うため、問答無用のエース齋藤飛鳥という手もあったとは思います。

でもそれだと30thが本当に総決算シングルになってしまう。
そうではなく(総決算は日産スタジアムで終わりにして)、30thからは新たなスタートを切る

それが運営の意向ではないでしょうか。

ただこう考えてくると改めて29thが意図不明ですね。
そこで「新機軸」(個人的には「別に何も新しくない」と思っていますが)を提示しておきながらすかさず日産では10周年の総決算。いったい何がやりたかったのか。

29thは齋藤飛鳥センターでスケールの大きいいわゆる「レコ大狙い」な楽曲で…さもなければいっそ『羽根の記憶』のシングルカットでも良かったのではないかと。

それで30thを『Actually…』にした方がすわりが良かった気がします。(そのセンターが中西アルノかは別として)

好意的に解釈すれば29th飛鳥センターから日産スタジアムで卒業生出演の総決算をやってしまうと、一定数のファンが新しいもの=5期生を見もしないで「オタ卒」してしまう危険性がある。それを恐れたのかもしれません。

あんな騒動さえなければ本来は日産ではもっと5期生をフィーチャーして、既存ファンや「10周年だし久々に現場に行ってみるか」というファンが彼女たちに目を向ける機会にしたかったのかも。いやあのスケジュールではどだい無理な話かもしれませんが。

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BP


これを書いている最中に表題曲『好きというのはロックだぜ!』のMVが公開されました。

第一印象は「ビートパンクっぽい」

ビートパンクなんて完全に死語ですよね。
ざっくり説明するとタテノリのリズムで強調されたスネアと鳴り続けるハイハットのドラムが特徴…というイメージ。浅い知識しかないけど(すいません)。

80年代末のバンドブームの際に一世を風靡しました。代表的なバンドはJUN SKY WALKER(S)。THE BLUE HEARTSをこのカテゴリーに含めることもありますが、個人的には違うかと。

さて、そう思って改めてまじまじと聴いてみるとこれ本当にもろビートパンク調なんですよね。

ピアノから始まるイントロも8分のシンプルなベースラインもBフレの落とし方も、ラストの転調もwow wow言ってるのも全部「実にそれっぽい」

ドラムも音色こそいわゆるロックドラムではないものの上で書いた「強調されたスネアと鳴り続けるハイハット」そのものですし。どうせなら普通にもっと乾いたスネアにしてビートパンク全開で行けばよかったのに。

とはいえこの開放感、前向きなパワーはまさにビートパンク。凄くジュンスカっぽい笑

それがセンターであるかっきーの「陽」のイメージ、そして仕切り直してリスタートを切ろうとするグループの現状とマッチしていていいと思います。ライブでバンド生演奏で披露したらかなり盛り上がるのでは。

空港で撮影されたMVにも、暗雲を突き破ってまっさらな空へ飛び立とうという意味が込められているように思います。


それにしてもこのタイトルはどうにかならなかったんですかね。
個人的には秋元康の「ロック」を小ばかにしてる感じが凄く嫌い。『音が出ないギター』とか酷いですよね。

サンボマスターに6時間ぐらいこんこんと説教されて欲しい。マジで。

歌詞の内容とも全然一致してないし。本当にどういう会議を経てどういう勝算があってこのタイトルにしたのか教えてほしいです。

最後は秋元康への文句になってしまいました笑

続きます。


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びーむ色調補正3
10回目のバスラは、乃木坂史上最大となる7万人キャパの日産スタジアム。

神宮球場と秩父宮ラグビー場の二会場同時開催だったシンクロニシティライブ(6thバスラ)でさえ6万人だったのだから、よく考えるととんでもない。まあ3DAYSで合計18万人だったあの時も驚愕ですが。

英雄たちの帰還


DAY1のセットリストはこちらです。

Overture

<2012年>
01. ぐるぐるカーテン(センター:秋元真夏、齋藤飛鳥)
02. おいでシャンプー(センター:齋藤飛鳥)
03. 走れ!Bicycle(センター:樋口日奈)
04. 指望遠鏡
05. せっかちなかたつむり(秋元、樋口、鈴木、梅澤、久保、遠藤、賀喜)
06. 狼に口笛を(センター:佐藤楓)
07. 制服のマネキン(センター:生駒里奈)

<2013年>
08. でこぴん(秋元、齋藤、山下、遠藤、賀喜)
09. 他の星から(岩本、久保、佐藤楓、清宮、田村、筒井、早川)
10. バレッタ(センター:鈴木絢音、山崎怜奈)
11. 君の名は希望(センター:齋藤飛鳥)
12. ロマンティックいか焼き
13. ガールズルール(センター:山下美月)

<2014年>
14. 気づいたら片想い(センター:齋藤飛鳥)
15. 夏のFree&Easy(センター:賀喜遥香)
16. 何度目の青空か?(センター:久保史緒里)
17. ここにいる理由(センター:伊藤万理華)

<2015年>
18. 命は美しい(センター:遠藤さくら)
19. 僕がいる場所(センター:岩本蓮加)
20. 今話したい誰かがいる(センター:久保史緒里、山下美月)
21. 太陽ノック(センター:筒井あやめ)
22. 悲しみの忘れ方

<2016年>
23. ハルジオンが咲く頃(センター:梅澤美波)
24. サヨナラの意味(センター:秋元真夏)
25. 裸足でSummer
26. きっかけ

27. 絶望の一秒前

28. ごめんねFingers crossed
29. インフルエンサー(センター:齋藤飛鳥、山下美月)
30. 他人のそら似
31. I see...
32. スカイダイビング
33. 君に叱られた
34. ジコチューで行こう!

<オーケストラコーナー>
35. 夜明けまで強がらなくてもいい
36. 僕は僕を好きになる
37. Sing Out!

EN1. 会いたかったかもしれない
EN2. ハウス!
EN3. 乃木坂の詩(センター:齋藤飛鳥)


DAY1は2011年から2016年の曲を中心にしたセトリということで、デビュー当初からの歴史を辿っていきます。

例によって印象に残ったシーンを挙げていきます。

まずこの日のビジュアル仕上がってるメンは掛橋沙耶香。ちょっとハッとするレベルの仕上がり具合でしたね。久保史緒里清宮レイ、そして向井葉月も個人的に印象に残りました。

秋元真夏の挨拶からデビュー曲『ぐるぐるカーテン』へ。抜けに映る初々しい5期生たちの姿。

早くもライブが楽しくてニッコニコの遠藤さくら

『走れ!Bicycle』から激走するメンバーたち。少し体調が悪いのか辛そうな賀喜遥香

最初のMCで「初心に帰ってサイドポニー」の早川聖来。そういうの、実にバスラっぽい。

たぶん齋藤飛鳥だったと思うのですが「5期生がいっつもはじっこでずーっと同じ振り付けの練習してたの知ってるよ」という優しい言葉。「ちゃんと見ててくれたんだ」って思いますよね。

梅澤美波の白石麻衣リスペクト手紙がモニターに映し出され、当然『ガールズルール』…かと思いきゃ『せっかちなかたつむり』でした。

『狼に口笛を』でどよめく場内。

そして「イントロが流れた瞬間にいつもゾーンに入っていた」という言葉の後にモニターに映し出されたその名前。

The Origin。初代センター。生駒里奈、見参。

歌うのはもちろん自らの卒コンで「死ぬまで私の代名詞になるでしょう。そう言わせてください」とまで語ったあの曲、『制服のマネキン』。
ラスサビ前に1期生4人と輪になって微笑みを交わすのもなんだか胸が締めつけられます。
歌い終わって多くを語らず颯爽と引き上げていく生駒ちゃん。「英雄の帰還」と表現したくなるような格好良さ。

『でこぴん』デコ出しで登場した賀喜遥香。この時点でもまだ大汗をかいていてかなり辛そうで心配になります。
腕を組む齋藤飛鳥山下美月秋元真夏遠藤さくら賀喜遥香は3人で手をつないでいちゃいちゃ。
前髪を上げておでこを出す振り付けをちゃんとやっていたのは飛鳥とさくちゃんでした。

『他の星から』。憧れの西野七瀬ポジをやる佐藤楓
2021年の全ツでは与田祐希でした。この日欠場の彼女以外は全員同じメンバーだったので恐らく代打なのでしょう。それでも「嬉しいだろうな、良かったな」と思わせます。

『バレッタ』のセンターはやはり鈴木絢音山崎怜奈

『ロマンティックいか焼き』でバズーカを撃てずにオロオロする遠藤さくら。楽しそうにニコニコ笑いながら走る掛橋沙耶香

『何度目の青空か?』が終わり焚かれるスモーク。
「あ、これは卒業生来るな」からあのかっちょいいイントロ。
縦1列から左右に展開していくメンバーたち。その最後にいたのは-

伊藤万理華

沸き上がる歓声。

彼女が前に進み出ると再び何とも言えないどよめきが広がります。

そのスタンスからすれば「一番こういう日に来なさそう」な彼女の登場に、さすがにTVの前の私も鳥肌が立ちました。そして素直に「綺麗になったなあ」とも思いました。
万理華の後ろで必死に涙をこらえている向井葉月の姿がまたグッときます。



夢から醒めないで


『命は美しい』。
ひとりで登場する遠藤さくら
床スクリーンの映像に合わせて舞う、西野七瀬が2017年東京ドームでやったのと同じ演出。

『僕がいる場所』、センターは岩本蓮加
今彼女がこの曲を歌うとどうしても宝田明さんのことを考えてしまいます。
最後に澄んだ微笑みを浮かべるれんたん。

そして『太陽ノック』で真ん中に立ったのは筒井あやめでした。
5期生の加入により「最年少キャラ」から乃木坂の主要メンバーへ飛躍が期待される彼女。
また定義が曖昧な言葉を使ってしまいますが「驚くほどセンター適性あるなあ」と感じました。

『悲しみの忘れ方』で涙を流す賀喜遥香

清宮レイの「先輩と一緒に乃木坂でいられることが本当に嬉しい」という言葉。

『ハルジオンが咲く頃』『サヨナラの意味』で見事に統一されたサイリウム。

『裸足でSummer』にVTRで登場の与田祐希
この日のサンダル脱ぎ捨て隊は岩本蓮加清宮レイ田村真佑という「なんだかいい」3人。

齋藤飛鳥のソロダンスから始まった『きっかけ』。
ソロ歌唱でつないでいきます。岩本蓮加賀喜遥香の歌に好感。

そしてDフレ前半を任されたのは柴田柚菜でした。
『乃木坂スター誕生』で評価を上げ、選抜までたどり着いた彼女の晴れ舞台。

後半はもちろん久保史緒里
「あの人」の後を担わなければいけない、彼女の恍惚と不安。
比べてしまえば声量も余裕もまだまだだけれど、それでも心に響く
それが久保史緒里の歌。

「今日はここまで」。
いや6年間を26曲で振り返るというのは駆け足にも程があるのでは笑

そして5期生登場。
『絶望の一秒前』。Aフレの井上和の画力の強さたるや。冨里奈央もビジュアル良いな~。

『ごめんねFingers crossed』で松村沙友理ポジ=裏センターを堂々と務めた鈴木絢音
この曲、そして続く『インフルエンサー』での乱れ髪が美しい掛橋沙耶香

『I see...』のイントロでどよめく客席。

さらに『スカイダイビング』!この曲好き!
佐藤璃果の肩を抱き寄せる久保史緒里
同じ東北出身で同い年で、でも憧れの先輩で。そんな近くて遠いふたりの関係性。
それをグッと引き寄せる久保ちゃんの腕の力強さと、心底嬉しそうなさとりかの笑顔。

本編最終ブロック前のMC。
田村真佑の「1,500ぐらいの力で」が微笑ましい。

そして「もう涙が出ちゃうんですけど~」と話し始めた賀喜遥香。彼女を優しくさする岩本蓮加

「なんて人生だ!」そして「夢が醒めそうで怖い」というかっきーの言葉。
既に乃木坂のエース格のひとりにまで成長し、写真集も爆売れ予定の彼女。
そんな彼女をして現実感を失わせるほどのスケール(=会場の規模も観客の数も、そして卒業生含めた10周年の歴史も!)がこの日のライブにはあったということでしょう。

オーケストラ演奏による『夜明けまで強がらなくてもいい』。
何度書いてきたかわかりませんが、遠藤さくらの「弱さと儚さ越しにある強さ」。本当に凄い。

『僕は僕を好きになる』でめちゃめちゃ笑顔の早川聖来。たぶん田村真佑と笑い合っていたものと思われます。

アンコール。再び登場した生駒里奈伊藤万理華。その前を走る5期生たち。

交わるはずのなかった過去と未来が現在で交錯する瞬間。
ちょっと時空が歪んだかのような不思議な感覚。

『ハウス!』でしっかりコケる秋元真夏

5月8日にコロナ感染が判明しこの日は欠場となった与田祐希。
そのポジションを埋めたのは(恐らく)佐藤楓阪口珠美向井葉月といった3期生たち。
同期の頼もしさみたいなものを勝手に感じました。


続きます。

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過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。



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