ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

タグ:賀喜遥香

びーむ色調補正3
10回目のバスラは、乃木坂史上最大となる7万人キャパの日産スタジアム。

神宮球場と秩父宮ラグビー場の二会場同時開催だったシンクロニシティライブ(6thバスラ)でさえ6万人だったのだから、よく考えるととんでもない。まあ3DAYSで合計18万人だったあの時も驚愕ですが。

英雄たちの帰還


DAY1のセットリストはこちらです。

Overture

<2012年>
01. ぐるぐるカーテン(センター:秋元真夏、齋藤飛鳥)
02. おいでシャンプー(センター:齋藤飛鳥)
03. 走れ!Bicycle(センター:樋口日奈)
04. 指望遠鏡
05. せっかちなかたつむり(秋元、樋口、鈴木、梅澤、久保、遠藤、賀喜)
06. 狼に口笛を(センター:佐藤楓)
07. 制服のマネキン(センター:生駒里奈)

<2013年>
08. でこぴん(秋元、齋藤、山下、遠藤、賀喜)
09. 他の星から(岩本、久保、佐藤楓、清宮、田村、筒井、早川)
10. バレッタ(センター:鈴木絢音、山崎怜奈)
11. 君の名は希望(センター:齋藤飛鳥)
12. ロマンティックいか焼き
13. ガールズルール(センター:山下美月)

<2014年>
14. 気づいたら片想い(センター:齋藤飛鳥)
15. 夏のFree&Easy(センター:賀喜遥香)
16. 何度目の青空か?(センター:久保史緒里)
17. ここにいる理由(センター:伊藤万理華)

<2015年>
18. 命は美しい(センター:遠藤さくら)
19. 僕がいる場所(センター:岩本蓮加)
20. 今話したい誰かがいる(センター:久保史緒里、山下美月)
21. 太陽ノック(センター:筒井あやめ)
22. 悲しみの忘れ方

<2016年>
23. ハルジオンが咲く頃(センター:梅澤美波)
24. サヨナラの意味(センター:秋元真夏)
25. 裸足でSummer
26. きっかけ

27. 絶望の一秒前

28. ごめんねFingers crossed
29. インフルエンサー(センター:齋藤飛鳥、山下美月)
30. 他人のそら似
31. I see...
32. スカイダイビング
33. 君に叱られた
34. ジコチューで行こう!

<オーケストラコーナー>
35. 夜明けまで強がらなくてもいい
36. 僕は僕を好きになる
37. Sing Out!

EN1. 会いたかったかもしれない
EN2. ハウス!
EN3. 乃木坂の詩(センター:齋藤飛鳥)


DAY1は2011年から2016年の曲を中心にしたセトリということで、デビュー当初からの歴史を辿っていきます。

例によって印象に残ったシーンを挙げていきます。

まずこの日のビジュアル仕上がってるメンは掛橋沙耶香。ちょっとハッとするレベルの仕上がり具合でしたね。久保史緒里清宮レイ、そして向井葉月も個人的に印象に残りました。

秋元真夏の挨拶からデビュー曲『ぐるぐるカーテン』へ。抜けに映る初々しい5期生たちの姿。

早くもライブが楽しくてニッコニコの遠藤さくら

『走れ!Bicycle』から激走するメンバーたち。少し体調が悪いのか辛そうな賀喜遥香

最初のMCで「初心に帰ってサイドポニー」の早川聖来。そういうの、実にバスラっぽい。

たぶん齋藤飛鳥だったと思うのですが「5期生がいっつもはじっこでずーっと同じ振り付けの練習してたの知ってるよ」という優しい言葉。「ちゃんと見ててくれたんだ」って思いますよね。

梅澤美波の白石麻衣リスペクト手紙がモニターに映し出され、当然『ガールズルール』…かと思いきゃ『せっかちなかたつむり』でした。

『狼に口笛を』でどよめく場内。

そして「イントロが流れた瞬間にいつもゾーンに入っていた」という言葉の後にモニターに映し出されたその名前。

The Origin。初代センター。生駒里奈、見参。

歌うのはもちろん自らの卒コンで「死ぬまで私の代名詞になるでしょう。そう言わせてください」とまで語ったあの曲、『制服のマネキン』。
ラスサビ前に1期生4人と輪になって微笑みを交わすのもなんだか胸が締めつけられます。
歌い終わって多くを語らず颯爽と引き上げていく生駒ちゃん。「英雄の帰還」と表現したくなるような格好良さ。

『でこぴん』デコ出しで登場した賀喜遥香。この時点でもまだ大汗をかいていてかなり辛そうで心配になります。
腕を組む齋藤飛鳥山下美月秋元真夏遠藤さくら賀喜遥香は3人で手をつないでいちゃいちゃ。
前髪を上げておでこを出す振り付けをちゃんとやっていたのは飛鳥とさくちゃんでした。

『他の星から』。憧れの西野七瀬ポジをやる佐藤楓
2021年の全ツでは与田祐希でした。この日欠場の彼女以外は全員同じメンバーだったので恐らく代打なのでしょう。それでも「嬉しいだろうな、良かったな」と思わせます。

『バレッタ』のセンターはやはり鈴木絢音山崎怜奈

『ロマンティックいか焼き』でバズーカを撃てずにオロオロする遠藤さくら。楽しそうにニコニコ笑いながら走る掛橋沙耶香

『何度目の青空か?』が終わり焚かれるスモーク。
「あ、これは卒業生来るな」からあのかっちょいいイントロ。
縦1列から左右に展開していくメンバーたち。その最後にいたのは-

伊藤万理華

沸き上がる歓声。

彼女が前に進み出ると再び何とも言えないどよめきが広がります。

そのスタンスからすれば「一番こういう日に来なさそう」な彼女の登場に、さすがにTVの前の私も鳥肌が立ちました。そして素直に「綺麗になったなあ」とも思いました。
万理華の後ろで必死に涙をこらえている向井葉月の姿がまたグッときます。



夢から醒めないで


『命は美しい』。
ひとりで登場する遠藤さくら
床スクリーンの映像に合わせて舞う、西野七瀬が2017年東京ドームでやったのと同じ演出。

『僕がいる場所』、センターは岩本蓮加
今彼女がこの曲を歌うとどうしても宝田明さんのことを考えてしまいます。
最後に澄んだ微笑みを浮かべるれんたん。

そして『太陽ノック』で真ん中に立ったのは筒井あやめでした。
5期生の加入により「最年少キャラ」から乃木坂の主要メンバーへ飛躍が期待される彼女。
また定義が曖昧な言葉を使ってしまいますが「驚くほどセンター適性あるなあ」と感じました。

『悲しみの忘れ方』で涙を流す賀喜遥香

清宮レイの「先輩と一緒に乃木坂でいられることが本当に嬉しい」という言葉。

『ハルジオンが咲く頃』『サヨナラの意味』で見事に統一されたサイリウム。

『裸足でSummer』にVTRで登場の与田祐希
この日のサンダル脱ぎ捨て隊は岩本蓮加清宮レイ田村真佑という「なんだかいい」3人。

齋藤飛鳥のソロダンスから始まった『きっかけ』。
ソロ歌唱でつないでいきます。岩本蓮加賀喜遥香の歌に好感。

そしてDフレ前半を任されたのは柴田柚菜でした。
『乃木坂スター誕生』で評価を上げ、選抜までたどり着いた彼女の晴れ舞台。

後半はもちろん久保史緒里
「あの人」の後を担わなければいけない、彼女の恍惚と不安。
比べてしまえば声量も余裕もまだまだだけれど、それでも心に響く
それが久保史緒里の歌。

「今日はここまで」。
いや6年間を26曲で振り返るというのは駆け足にも程があるのでは笑

そして5期生登場。
『絶望の一秒前』。Aフレの井上和の画力の強さたるや。冨里奈央もビジュアル良いな~。

『ごめんねFingers crossed』で松村沙友理ポジ=裏センターを堂々と務めた鈴木絢音
この曲、そして続く『インフルエンサー』での乱れ髪が美しい掛橋沙耶香

『I see...』のイントロでどよめく客席。

さらに『スカイダイビング』!この曲好き!
佐藤璃果の肩を抱き寄せる久保史緒里
同じ東北出身で同い年で、でも憧れの先輩で。そんな近くて遠いふたりの関係性。
それをグッと引き寄せる久保ちゃんの腕の力強さと、心底嬉しそうなさとりかの笑顔。

本編最終ブロック前のMC。
田村真佑の「1,500ぐらいの力で」が微笑ましい。

そして「もう涙が出ちゃうんですけど~」と話し始めた賀喜遥香。彼女を優しくさする岩本蓮加

「なんて人生だ!」そして「夢が醒めそうで怖い」というかっきーの言葉。
既に乃木坂のエース格のひとりにまで成長し、写真集も爆売れ予定の彼女。
そんな彼女をして現実感を失わせるほどのスケール(=会場の規模も観客の数も、そして卒業生含めた10周年の歴史も!)がこの日のライブにはあったということでしょう。

オーケストラ演奏による『夜明けまで強がらなくてもいい』。
何度書いてきたかわかりませんが、遠藤さくらの「弱さと儚さ越しにある強さ」。本当に凄い。

『僕は僕を好きになる』でめちゃめちゃ笑顔の早川聖来。たぶん田村真佑と笑い合っていたものと思われます。

アンコール。再び登場した生駒里奈伊藤万理華。その前を走る5期生たち。

交わるはずのなかった過去と未来が現在で交錯する瞬間。
ちょっと時空が歪んだかのような不思議な感覚。

『ハウス!』でしっかりコケる秋元真夏

5月8日にコロナ感染が判明しこの日は欠場となった与田祐希。
そのポジションを埋めたのは(恐らく)佐藤楓阪口珠美向井葉月といった3期生たち。
同期の頼もしさみたいなものを勝手に感じました。


続きます。

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タオル補正
前の記事では5期生のお見立て会について書きました。

あらかじめ語られるトラジディー


楽しかった46時間TVのフィナーレ、スペシャルライブ。

その最終盤で行なわれた29thシングルセンター発表。
空虚なキャッチコピーの後に表示された「中西アルノ」の文字。

それはあらかじめ予想された悲劇でした。


そこからずっと耐ショック姿勢を固めてきたので「あ~はいはいそうだろうと思ってましたよ」という感じ(もちろん落胆はしましたが)。

ただ直後の歌披露は、まるで悪い夢を見ているようでした。

サビ前まではほとんど中西さんのソロ歌唱。1番のラストまでほとんど歌いっぱなし。
彼女にだけフォーカスした振り付けとカメラワーク。

それ以外のメンバーでカメラに抜かれるのは齋藤飛鳥と山下美月ぐらい。
与田祐希、遠藤さくら、賀喜遥香ですらほとんど映りません。

「もう決まったことだから仕方がない」と中西さんのセンターを受け入れようと構えていたところにあの一本かぶりの歌割と演出。

 そりゃねえだろ
 乃木坂は中西アルノのバックダンサーじゃねえぞ

さすがに顔から血の気が引く思いでした。

事前リークを知っていたファンの方で私と同じ感想を抱いた人も多いのではないでしょうか。

この後からの大荒れは29thシングルについての記事で別途扱うとして、46時間TVの記事として書いておきたいことがあります。

それは現在の乃木坂の顔であるメンバーたちの電視台。


乃木坂を甘く見るな


齋藤飛鳥のタップダンス。
山下美月の殺陣。
賀喜遥香は46時間でメンバー全員のイラスト完成。
遠藤さくらのハウスダンス。
そして与田祐希の『逃げ水』ギター弾き語り。

どれも生披露でした。

表題曲センター経験者。
既にグループ内で確固たる地位を確立し、もはや何かを証明する必要のない彼女たち。
そんな5人が、奇しくも全員「チャレンジングな課題を」「生披露する」ことを選んだその意味。

いや、これはきっと「奇しくも」ではない。

メンバーのコメントからすると46時間TVの準備期間は2~3週間。(発表は1ヶ月前でした)

29thシングル選抜発表は一説によれば1月8日と言われていますから、中西さんの抜擢センターを知ってから電視台で何をやるのか決めたと考えるのが自然でしょう。恐らくはあの一本かぶりの歌割とダンスフォーメーションも知った上で。

そう思うと、彼女たち5人の電視台にはこんなメッセージが込められているように思えてなりません。

 乃木坂を甘く見るなよ

 その真ん中に立つってのは、そんな簡単なことじゃねえぞ

誰に対して?

中西アルノに。
秋元康に。
今野さんに。
今回の決定に関わった大人たちに。

そしてそこにはきっと、我々ファンに対するメッセージも込められていたのではないでしょうか。

元々は電視台でチャレンジングな課題に挑むメンバーはそれほど多くありません。
前回で言えば生田絵梨花、渡辺みり愛、金川紗耶ぐらいでしょうか。前々回はほぼゼロです。

それなのに今回、センター経験者が揃ってその選択をした。

さらに言えば、乃木坂愛では人後に落ちない久保史緒里が「乃木坂のピアノの文化を終わらせちゃいけない」とピアノの生演奏。(個人的には『羽根の記憶』という選曲にも「継承」の意志を感じました)

関連記事:


筒井あやめは書道パフォーマンス生披露。
そしてキャプテン秋元真夏も事前収録でしたが一輪車での演技。

つまり『Actually…』のフロントと2列目のほぼ全員が何らかのチャレンジをしていたのです。
(そんな中、副キャプテン梅澤美波が唯一ただの食べロケというのがなんか逆に面白かった笑)

久保ちゃんは「もうちょっと自分を追い込みたい」と譜面の難易度を上げ、飛鳥ちゃんはタップダンス披露後に倒れこみながら「チャレンジするのが乃木坂」と言い放ちました。

私にはそれらが単なる偶然とは思えません。

恐らくメンバーたちも予期していたのではないでしょうか。
今回のセンターとフォーメーションが大きな論争を巻き起こし「乃木坂終わった」というような意見が出ることを。
そしてファンからも「こんなの乃木坂じゃない」という声が(これまでの乃木坂を大切に思うあまりに)上がることも。

だから彼女たちは、乃木坂を愛するファンに向けてこう言いたかったのだと思います。

 乃木坂を甘く見るなよ

 こんぐらいで終わるわけねえだろ

なんて男前。

その下にあるもの


そしてもうひとつ、鈴木絢音の電視台。

事前の予告では「狂気的な彼女」というタイトルが明かされていました。
実際に電視台が始まった時に画面に表示された文字は

「真っ白いものを汚したい」。

この時点で思いました。まんま欅じゃん。
欅坂46のファーストアルバム『真っ白なものは汚したくなる』を直接的に想起させるサブタイトル。

控えめな音量でBGM(これも自作)が流れる中、真っ白な服を纏った絢音ちゃんが真っ白な壁と向き合います。

そして無言のままそこに色とりどりのペンキをぶちまけて汚していきます。

ただひたすらに。
ほとんどカメラに背を向けたまま。

美しくて不穏な静けさ、とでも表現すればいいのでしょうか。
鈴木絢音にしか出せない空気でその場が満たされます。

そしてそれは突然に終わりました。
満足したのか、ペンキが尽きたのか。私には「飽きた」ように見えました。

その後にMCのメンバーと会話をしながら「実は…」と真っ白に見えた壁に貼られていたシールをはがしていきます。

そこに現れたのは

 Effort Thanks Smile

言わずと知れた、乃木坂の基本精神でした。


ひとりだけにフォーカスした演出が欅坂的、もっと言えば『不協和音』以降の瓦解への道を進み始めた欅坂を思わせる『Actually…』。

その初披露を観た後に私が思い出したのは、絢音ちゃんがこの電視台につけた「真っ白いものを汚したい」というサブタイトルでした。

本人は「真っ白なものを汚してみたかったの~」とケラケラ笑いながら語っていましたが、こちらはどうしても勘ぐってしまいます。

不遇の2期と言われてきた。彼女自身も「実は29thが初めての連続選抜」。
そして抜擢センターとして強烈な反感を買った堀未央奈を同期として友人としてずっと見てきました。

関連記事:


そこへ今回発表された堀未央奈以来となる、単独での新人抜擢センター。

それに対し鈴木絢音が何も思わないはずがないし、ましてや鋭い言語感覚を持つ彼女が何の考えもなくこの言葉をチョイスしたとはちょっと考えにくい。

もちろん真っ白いもの=乃木坂です。

 たとえ表面的にはどんなに汚されたとしても

 その下にはちゃんと「努力、感謝、笑顔」がある

 乃木坂の10年間の歴史をなめるなよ

 私たちは汚されたりなんかしない

鈴木絢音はそう言いたかったのではないでしょうか。

そう考えるとなんだか「狂気的な彼女」も「欅的な彼女」のダブルミーニングな気がしてきました…まあこれはさすがに考えすぎですね笑


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タオル補正
当記事ではDAY2と3の印象に残ったシーンを挙げていきます。

DAY1の感想はこちら:
 

DAY2


私がこの日最初に観たのは明らかに眠れていない賀喜遥香の姿。
正直、胸が痛みました。

今にして思えば2日目のラストには堀内健さんのアシスタントというカロリーの高い役割が待ち受けており、3日目にもお見立て会振り返りという出番があったわけですから「初日から行けるところまで行こう」と考えていたのだと思います。

先のことまで考えて必要と判断したら少々の無茶もする。そういうところが「これまでちゃんと物事に向き合ってきた(だからどうすれば成し遂げられるかを知っている)」と感じさせるかっきーの素晴らしさですよね。

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3人組のトーク企画、岩本蓮加の「朝ちゃんと起きて3食食べるのに憧れる」に思わず「いやそれは憧れることではないぞ」とTVの前で突っ込んでしまいました。

電視台、樋口日奈は「WILD SPEED HINA」と題してバイクに乗って色々なチャレンジをするのですが…カットインがひとパターンしかなかったのはわざとですよね?

弓木奈於
シンデレラの衣装で罰ゲームに挑んでいくのですが、ビリビリペンでの「痛~い」というリアクションが阿佐ヶ谷姉妹にしか聞こえない。

黒見明香は「メンバーとびっくり実験に体当たり挑戦!!」。
チャイナドレスに白衣を羽織るという攻めた出で立ち。
指2本で次々とメンバーをなぎ倒していき。
だいぶ前倒しで爆発してしまったピンポン玉。
見どころ満載でした。

鈴木絢音の「狂気的な彼女」は別途。

早川聖来
ムチャぶりされながら賀喜遥香のためにあんかけ炒飯を作るという企画ですが、料理をしている人に電流を流すというのはちょっと正気の沙汰とは思えない。本当にヒヤッとしました。
「しゃくれる」は可愛かったのですが、料理が完成しなかったのも後味悪かったですね。タイムアップしちゃったけど頑張るかっきーのために最後まで作らせてくださいでいいじゃないですか。

そのかっきーは「凄く美味しい!」と言って食べていましたが、そういえば前回の46時間TVで彼女の舌が結構アレなことが判明していましたね。

乃木坂プレイルームでの卓球大会。

「卓球キャラ」として登場するほんわか姉さん吉田綾乃クリスティー
勝負事は全力でしかできない清宮レイのスイッチが入った表情。ポイントを取るたびに「よしっ!」と声を出すところも好感が持てます。
遠藤さくらの最初は全くフットワークを使わずに勝とうとしていたらあわや負けそうになり徐々に相手に合わせてレベルを上げていくのも面白かった。

電視台に戻って、SASUKEでんちゃんこと佐藤楓のパルクール。
変な人が映り込んでるな~とは思ったんですよね。

「まあやだ」

林瑠奈は「先輩!私に罰ゲームを受けさせて!」と題し、嬉々として罰ゲームを受けるのかと思いきゃタガメは悲鳴をあげながら全力拒否というのが面白かった。

大運動会はMVPも取った松尾美佑の負けん気の強さが出ていて良かったです。
まあ負けず嫌いは「ゲーム企画全部ガチでやるからだいたい勝っちゃう」1期生たちからの伝統ですよね。

ちなみに清宮レイの応援団は残念ながらちょうど観ていない時でした。

「大根抜きサバイバル」における与田祐希の「無」も実に素晴らしい。

大運動会後の遠藤さくらのハウスダンス、そして与田祐希久保史緒里の弾き語りについても別途書きます。

「乃木坂三者面談」では堀内健さん登場。
さあ、悪夢の始まりだ笑

「誰か泣くまで帰らないよ!」という恐怖の宣言に、観る者の多くは遠藤さくらの大泣きを想像したと思いますが実際には早川聖来でした。
マラソン番組の深夜にホリケンはそりゃオーバーフローするよね…自分はめちゃめちゃ笑いながら観ていましたけどメンバーは恐怖だったでしょう。


DAY3


この日は「4期生のお見立て会を振り返ろう」の終わりごろから観始めました。

続く「3期生のお見立て会を振り返ろう」。
すっかり大人になったメンバーたちが、同窓会のようにあーだこーだ騒ぎながら当時の映像を観るというのがなんかもう心暖まる。

当時の髪型を「引きちぎった前髪」といじってくる山下美月に「覚えてろよ山下」と凄む久保史緒里
その言葉通り美月の「フラミンゴになりたい」に対し「今でもなりたいの?」と反撃。美月のフラミンゴはこの後の中村麗乃の電視台でも(事前ロケだったのに)いじられているという奇跡の一致でした。

5期生お見立て会は別途書きます。

掛橋沙耶香の電視台。
大人の女性はランチのメニューを決めるのにコイントスなどしないぞ笑
清宮レイの小芝居と思い切りのいいハリセン、これまた好感度高し。

和田まあやのドッキリ企画。
10年選手の彼女が46時間TVの間中…というかそれ以前の収録からこまごま動き回っていたその仕事量と溢れるサービス精神。
そして梅澤美波はパフェふたつ食べてたんかい!笑

そして表題曲以外の「バナナ&メンバーが選ぶ! ベストソング歌謡祭」。

井上小百合推しの自分としてはやっぱり『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』に入っていてほしい。
でもメンバーも大幅に入れ替わったから正直30位くらいがいいとこかな、と思っていました。

ランキング発表が進み、残すはあと数曲。

「ああ…もうランクインはしてないな…」と思ったところで4位『自由の彼方』(井上小百合センター曲)。
1stアルバム『透明な色』に収録された10thアンダーメンバーによる楽曲。アンダラ2ndシーズンのエピローグのような曲です。

もうこれで満足だ、と思いきゃなんと3位が『咄嗟』。

アンダラ2ndのテーマソングにしてアンダラのアンセム。
当時を知るメンバーがもう7人しかいないのにこの順位。

さすがにウルッと来ました。

コーナー最後で北野日奈子が「『咄嗟』の時のアンダラはメンバーもファンもスタッフさんもなんかもう凄かった」と語り「ね!もの凄かったよね」とそれに同意する齋藤飛鳥

あの絶望の日々を、そしてその果てに見つけた希望を知るふたりのやり取り。
彼女たちの中にまだちゃんとあの日々が生き続けていることが垣間見えてこちらも感情が揺さぶられます。
(アンダラ2ndシーズンについてはぜひこの下で紹介している『アンダラ伝説』をご覧ください)

スペシャルライブも別途書きます。


続きます。

note上で乃木坂46に関する有料記事を公開しています。どちらも無料で読める部分がありますのでぜひご覧ください。

『アンダラ伝説』¥300
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
 

マガジン「2019年の乃木坂46」¥200
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。



びーむ色調補正3
2021年8月21日に行なわれた真夏の全国ツアー福岡公演。
本来は全ツのいち公演なのですが、この日は乃木坂結成10周年当日、翌日は大園桃子ラストライブということで2日とも配信されました。

我らがジャイアンと大人になったいもうと坂


セットリストはこちらです。

Overture
01. スカイダイビング(センター:遠藤さくら)
02. ロマンスのスタート(センター:山下美月)
03. サヨナラStay with me(センター:齋藤飛鳥&遠藤さくら)
04. 自惚れビーチ
05. Sing Out!

<ユニット&アンダーコーナー>
06. ざぶんざざぶん
07. Threefold choice(センター:山下美月)
08. 日常
09. 滑走路

<期別曲&期ミックスコーナー>
10. ひと夏の長さより…(センター:秋元真夏&賀喜遥香)
11. アナスターシャ(センター:北野日奈子&新内眞衣)
12. トキトキメキメキ
13. Against(センター:生田絵梨花&星野みなみ)
14. I See…
15. 空扉

<ユニット&アンダーコーナー>
16. 言霊砲
17. せっかちなかたつむり
18. 錆びたコンパス
19. 扇風機

20. ありがちな恋愛(センター:齋藤飛鳥&山下美月)
21. 全部 夢のまま
22. サヨナラの意味(センター:生田絵梨花)
23. ジコチューで行こう!
24. ごめんねFingers crossed

EN1. ぐるぐるカーテン(センター:齋藤飛鳥)
EN2. 君の名は希望(センター:生田絵梨花&星野みなみ)
EN3. インフルエンサー(センター:山下美月&与田祐希)
EN4. シンクロニシティ(センター:梅澤美波)
EN5. 他人のそら似
EN6. きっかけ(センター:遠藤さくら)

『スカイダイビング』というちょっと意外なオープニングから始まり、「期別曲&期ミックスコーナー」の前後を2度の「ユニット&アンダーコーナー」で挟みます。
そこから一気にクライマックスで本編ラストは『ごめフィン』。

アンコールは結成10周年セレモニーとしてデビュー曲から代表曲を連ね、10周年記念曲『他人のそら似』。そしてラストは『きっかけ』で締める。

ざっとまとめるとこんな流れ。


続いて印象に残ったシーンを挙げていきます。

まずオープニングからいきなり「さっきまで泣いていた」顔で出てきた遠藤さくら。彼女については次の記事で別途書きます。

『Stay with me』でそのさくちゃんを優しく愛でる齋藤飛鳥生田絵梨花に甘える久保史緒里

そして最初のMCで
「私が歌うと主役になっちゃうから」とうそぶいたり
「バースデーソングはめでたい日にいつも歌うものなの!」と暴論を吐いたりと
この日も大活躍の生田さん。やはり至宝としか言いようがない。

大園桃子の「卒業前なんだけど乃木坂大好きです」も良かった。

山下美月が入ってガラッと雰囲気が変わった『Threefold』。

『滑走路』で微笑みあう山崎怜奈佐藤楓

『アナスタ』最初に出てきたのが北野日奈子ではなく新内眞衣なのが少し驚きました(いい悪いではなく、単純に驚いた)。

『トキトキ』で桃子の肩を抱き寄せる美月。

『I see…』という楽曲の持つ陽のパワー。

グッときたのが『言霊砲』。
よだももくぼした。「いもうと坂」と呼ばれた彼女たち。
学生服を着た加入当初の幼い4人のグラビアを思い出します。この曲のオリジナル衣装も昭和レトロなピンクのミニスカートでアイドル感を強調したものでした。

でもこの日、それとは違うシックな衣装で歌う4人の姿は貫録すら感じさせました。
大人になったなあ。スターになったなあ。
そんな感慨と一抹の寂しさを覚えたのは…私の年齢のせいですね笑

『サヨナラの意味』でセンターが生ちゃんだった時は一瞬ぞわっとしました。

そして10周年記念曲『他人のそら似』。
アイドルにせよミュージシャンにせよこういう記念曲で過去の振り付けや歌詞を織り込むというのはありがちだし、正直後ろ向きで格好悪いと思ってました。

でも自分自身が10年応援し続けてきたグループがそれをやると、やっぱりなんかジーンときちゃうもんですね笑

ちなみにこの日の「仕上がってるメン」は阪口珠美。ボブにして綺麗な女性になった印象。



変わりながらも乃木坂であり続ける意志


そして全体を通して思ったのは「新たな融合の形」がようやく目に見える形で提示されたな、ということでした。

私は2019年全ツのレポでこんなことを書いています。

 ボーダーレス。
 4期を乃木坂にアジャストさせ、アンダーと選抜の垣根を低くする。
 これこそが運営が推し進めている融合の形なのではないでしょうか。


コロナ禍の影響、そして白石麻衣、堀未央奈、大園桃子という各期センターの卒業に伴う「期別売り」。
あれから2年が経ちようやく再び融合へ向けて舵を切れたのが今回の全ツなのでしょう。

序盤の『自惚れ』で選抜メンバーたちも一緒になって「カモンカモン」やってた時点で「あれ?」とは思ったんです。
その時は「なんか『ジコチュー』っぽいな」ぐらいの感じだったのですが。

それがより明らかに示されたのはこの日のハイライトのひとつである「期ミックスコーナー」。

『ひと夏』では1期4期、『空扉』は2期3期というこれまであまりなかった組み合わせ。
そこでの各期が入り混じってのわちゃわちゃがとても新鮮でした。

抜群に楽しそうで微笑ましかったのが北野大園岩本のトリオ。
『ひと夏』センターの賀喜遥香が、生ちゃんから離れたくなくてセンターで待つ秋元真夏の元になかなか戻らないという小芝居も良かったですね。
そしてここでも我らがジャイアン生ちゃんが松尾弓木という最もキャリアの浅いふたりを捕獲してご満悦。

批判的な人は「形だけの融合だ」とか言うかもしれません。

でも、私は思います。

形から入る。別にそれでいいじゃないですか。
この日の思い出が松尾ちゃんや弓木ちゃんを支える日が来るかもしれない。「私はあのジャイアン…いや生田さんと同じステージに立ったんだ!」と。

そしてアンコール。ラストに選ばれたのは『きっかけ』でした。

どうしても東京ドームを思い出すこの曲。
ラストにこの曲が選ばれた意味。そしてそのセンターをあの日のドームにいなかった4期生が務めた意味。

それはきっと「変わりながらも乃木坂であり続ける」というメンバーの(そして運営の)意志。

それを背負える自信なんてないけれど、それでも頑張りたいと思ってくれているさくちゃんとかっきー。

そのふたりが顔を見合わせて微笑みを交わし、最初に花道を歩き出します。

「受け継がれるのは精神性」「新しい形を見せて 伝統も大事にする」とは、こういうことなのでしょう。

とても清々しく印象的なシーンでした。


続きます。

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タオル補正
28thシングル、センターは自身初となる賀喜遥香。

もちろん異論はありません。

「ネクスト飛鳥」の均衡 その2


ここ数年ずっとですが、現在も乃木坂は大きな変化の時期です。

アイコン白石麻衣、2期のエース堀未央奈、3期の太陽大園桃子と3人ものセンター経験者。さらに結成当初から冠番組で主役級の活躍をし、近年は外仕事での活躍が目立った松村沙友理と高山一実。
グループ内で何らかの「顔」つまり重要な役割を担ってきたメンバーの卒業が続いています。

そんな状況ですから、前作の記事で書いた通り現在の急務は「ネクスト飛鳥」の売り出し。

その候補となる4人=山下美月、与田祐希、遠藤さくら、賀喜遥香の均衡を図った結果として前作はさくちゃんがセンター。

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そして今作は4人の中で唯一センターを経験していなかったかっきー。

まあ自然な流れです。

現在5期生募集オーディションが行なわれています。
であれば2022年夏シングルは5期の抜擢センターという想像が容易にできますから、それまでのシングルは恐らく28thを含めて2枚。
とすると新センターを起用するタイミングとしてはここしかないということですね。

同じ記事でかっきーのことを私はこう評しています。

 ミス・パーフェクト。
 能力の高さと親しみやすさと勝負強さをすべて備えたかっきー。

 外仕事での安定感、好感度の高さ。そして『プレバト』で消しゴムはんこの特待生にまでなってみせた彼女はある意味「ほっておいても人気が出る」。

こんな彼女の魅力が全開だったのが『乃木坂配信中』でやった「かっきーの似顔絵描いてみた!」。

あれもまた、めちゃめちゃ好感度高かったですよね。


まず手を動かし続けながらあれだけ喋るのは凄い。

その内容もニコニコ楽しそうにメンバーの魅力を語るというもの。
しかもそれぞれのメンバーをよく見ていることが伝わる説明だったのも良かった。
まあ「新内さんと言えばこの角度!」はちょっといじってるかな笑

在籍中の2期生全員を描き、瞳やうちわに卒業メンバーも含めてサイリウムカラーをちりばめるという行き届いた気の配り方。もはやリアル出木杉くんと呼びたい。

すべてかっきー発信かどうかはわかりませんが、あれを嫌味なくできる彼女はやっぱり凄いと思うんですよ。

獲得した笑顔


そんな彼女の好感度の高さのひとつの源。
それは「色々乗り越えてきたことが伝わる」点にあるのではないでしょうか。

万能のスペックを持ち結果を出し続ける彼女ですが、そもそも私が見る限りかっきーは決してプレッシャーに強いタイプではありません。

8thバスラでの『強がる蕾』ソロ歌唱に震えながら泣き、46時間TVの生放送オープニングMCでは顔面蒼白になり、そしてつい先日の『乃木坂工事中』で「縦割りクラス対抗戦」のスリッパ飛ばしで「もう3軒目みたいな顔」したりと笑

恐らく彼女は「初めてのこと」に対する苦手意識が強い。

それでもきっと「命までは取られまい」の精神(与田イズム!笑)で逃げずに困難に立ち向かい、それを乗り越えてきた。
そうやってひとつひとつ努力して実績を重ねることによって、本当はネガティブな自分に「大丈夫、できる」と言い聞かせてきた。

そんな印象を受けます。

敢えて極端な表現を用いれば「凡人代表」というか「凡人たちの希望の星」というか。

だからこそ彼女がいつも見せているあの穏やかな微笑みは我々凡人の胸に響き、多くのものを乗り越えてきた結果獲得したあの笑顔を見るとみんな安心する。

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そんな「強そうで弱い」ところが彼女の魅力であるし応援したいと思わせるところですよね。

そして「弱そうで強い」遠藤さくらと見事な対照をなしています。

こうと決めた時の、涙を流しながらも一歩も引かないあの石のような頑固さ。
バックヤードでは泣きじゃくっているのにステージでは眩いばかりの輝きを放ち、先輩メンバーに「度胸がある」と言わしめるさくちゃん。


さくちゃんとかっきーもどこかそれを彷彿とさせるものがあります。
まあかっきーは「エリート」というにはどこか泥臭さを感じさせる(それを言ったら美月もそうですが笑)ので「秀才」と言い換えた方がしっくりきますが。

2年前の全ツの記事ではそれをさくちゃんの「異能」とかっきーの「万能」と表現しています。

ただでさえ並ぶと絵になるふたり、4期Wエースのこんな相互補完関係が実に素晴らしい。

さらにさくちゃんとかっきーは相思相愛な感じも素敵ですよね。

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