ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

タグ:遠藤さくら

びーむ色調補正3
2021年12月15日、乃木坂46生田絵梨花のラストライブ。

前日(DAY1)の記事はこちら。
 

ホームから旅立つ勇気


セットリストはこちらです。

Overture
01. あなたのために弾きたい
02. 何度目の青空か?
03. 制服のマネキン(センター:生田絵梨花)
04. おいでシャンプー(センター:生田絵梨花)
05. 会いたかったかもしれない(センター:生田絵梨花)
06. ぐるぐるカーテン(センター:生田絵梨花)

<期別with生ちゃんコーナー>
07. I see…
08. 三番目の風
09. アナスターシャ
10. 白い雲にのって
11. あらかじめ語られるロマンス(センター:生田絵梨花)

12. 無表情(生田絵梨花、秋元真夏)
13. 偶然を言い訳にして(生田絵梨花、齋藤飛鳥、樋口日奈、和田まあや)
14. あの日 僕は咄嗟に嘘をついた(センター:向井葉月)
15. 13日の金曜日(センター:山崎怜奈)
16. ここじゃないどこか(生田絵梨花、星野みなみ)
17. やさしさとは(生田絵梨花)
18. 羽根の記憶

19. 命は美しい(センター:生田絵梨花)
20. インフルエンサー(センター:生田絵梨花、齋藤飛鳥)
21. シンクロニシティ(センター:梅澤美波→生田絵梨花)
22. Sing Out!
23. 裸足でSummer
24. ガールズルール(センター:生田絵梨花)
25. 最後のTight Hug

EN1. 歳月の轍
EN2. 君の名は希望(センター:生田絵梨花)
EN3. ダンケシェーン(センター:生田絵梨花)


生田絵梨花の卒業について書きたいことは前日の記事で概ね書けた気がしますので、この日はシンプルに印象に残った場面を振り返っていきたいと思います。(主語目的語が省略されている場合はすべて生田絵梨花です)

ビジュアル仕上がってんなあメンは田村真佑賀喜遥香与田祐希遠藤さくらも可愛かった。
もちろん乃木坂メンバーは普段から可愛いんですが、こういう特別な気合が入る日にはみんな一段と綺麗になるのが本当に凄い。

花道を歩いてステージに向かう生田絵梨花。それを包み込む暖かい拍手。そして『あなたのために弾きたい』の弾き語り。

『何度目の青空か?』のイントロが流れ、観客席が青に変わっていきます。必死に感情を抑える生田絵梨花。やっぱり特別な曲なのだと思わせます。

最初のMCで「出てくる時、10年前の自分になった気持ちだった」。

しかしその後は「私のためにケンカしないで」「基本飛鳥とはホントのこと言わない」「私たちいい子ぶるもんね」「…一緒にしないで(飛鳥)」と早くもいつもの調子が出てきた感じ。

2期へのコメント「1期の私たちには理解しきれないモヤモヤがあったと思う」。

『三番目の風』、伊藤理々杏とのキメ顔残し対決が終わった瞬間すぐ真顔になる生ちゃん。この日の与田祐希はキスを要求しそれに応える生ちゃん。疲れ果てる生ちゃん。

『アナスターシャ』。生田絵梨花から離れてから涙をグッとこらえる鈴木絢音。それを慰める北野日奈子新内眞衣。観ていてふと思ったのが「スカートの短いひとから辞めていく…」。

1期年少組のMC、樋口日奈が仕切っているのにその横でマイク外してしゃべる3人(飛鳥、みなみ、まあや)。注意されても基本聞いてない笑

1期それぞれを一言で表すと?に真夏「妻」飛鳥「初恋」ちま「神対応」みなみ「お姉ちゃん」まあや「天才」。
乃木坂に入って良かったことは「人間になれた」乃木坂とは「ホーム。間違いないですよ」

「なんかしっとりしちゃった」「やだわ~」「7割ぐらいいい子ぶってた」という齋藤飛鳥のコメント。

からあげ姉妹の『無表情』は秋元真夏と。
「ずっとわがままでいいの?」という生ちゃんに「いいよ」と微笑む真夏。


ここにいない誰かのために


この日のハイライトは間違いなくこれでしょう。『偶然を言い訳にして』。
イントロでは「あっしゅっしゅ」「いくたどーん!」など初期の黒歴史自己紹介を披露。

そして生ちゃんが呼びかけます。

 まいや~ん!ななみ~ん!さゆり~ん!かずみ~ん!

もうそれだけで、古参オタとしては涙が出てしまうんですわ笑
途中で和田まあやが袖にはけて感謝状を持ってきます。それを見て「なに感謝状って~」とまた涙にくれる生ちゃん。

曲終わりに「せ~のっ、ハイ~」でポーズを取るもオリメンのキメ台詞連発をやり損ね「一発芸やって終わりにしよう」という無礼千万な発言からオリジナルへのオマージュ再挑戦。
齋藤飛鳥の「そっちこそ」はやっぱちょっとグッとくるものがありますね。
そして生ちゃんの「憧れだったの!ありがとう~」。2021年バスラの1期ライブの記事でも書いた「年少チームはお姉さんたちに憧れ、お姉さんは年少メンバーを愛で」。それがそのまんま、我々の眼前で繰り広げられます。

関連記事:


『ここじゃないどこか』のラスト生星。「あともうちょっと、頑張ってね」と星野みなみに声をかける生ちゃん。

MCで珍しくド緊張の筒井あやめ

賀喜遥香は『I see…』について「生田さんとWセンターだったのでいつもより自信満々にどうだ!って感じでやれました」。

「山ちゃん、ブータン頼んだよ」と言われ「私、ブータンめっちゃ上手くなったんですよ!」と自慢する山下美月。というかあの動作を指してブータンと呼ぶのは正しいのか笑

「生田さんはアイドルの壁を乃木坂の可能性を拡げてくれた」と語った梅澤美波

本編ラストの表題曲6連発。個人的には掛橋沙耶香に感動しました。
ちょっと前までかなりダンスに苦労している印象が強かった彼女。選抜入りしてすぐの大舞台。先輩たちに交じってライブのクライマックスで踊るのは怖かったのではないでしょうか。
カメラに抜かれる機会があまり多くなかったのでどれほどこなせていたかは正直分かりませんが、頑張ったんだろうなあと思いました。

『シンクロニシティ』の遠藤さくらの笑顔。「パッと花が咲いたような」と賀喜遥香が評したあれです。

『Sing Out!』へのブリッジで走りながら「私たち息も絶え絶えですよ、か弱き少女たちがこんなに頑張っているんだから、皆さんもクラップお願いします」と訴える齋藤飛鳥

この曲の頭、フロントでしゃがんだ生ちゃんが左の遠藤さくらと目を合わせてニコッと笑い、振り向いて右の久保史緒里と同じようにするのですが、これがなんか暖かくて。
観ていて嬉しくて切ない。

そして個人的にこの曲はつい阪口珠美を目で追ってしまうのですが、クラップする振り付けの部分で身体をひねってビタッと止まって手を打つのが凄くかっこよかった。

『最後のTight Hug』では「君を連れ去りたいよ」の部分で本当に生ちゃんを連れ去ろうとするくぼした(久保史緒里山下美月)。

卒業ソロ曲『歳月の轍』ではラスサビで感極まります。

『君の名は希望』。滂沱の涙を流す遠藤さくら

ラスト「私らしく笑顔で締めくくれたら」と言って『ダンケシェーン』。
背後で齋藤飛鳥和田まあやが顔を歪めて泣きます。(これは「私が卒業したらどうする?」とまあやが飛鳥に聞いたためらしい)

横浜アリーナの外周を1周する生ちゃんとその後を歩く1期生たち。
後輩たちは生ちゃんに近づいて言葉を交わしまた下がっていくのですが、うっかり1期生の壁の内側に入ってしまい途方に暮れる与田祐希。

そして生田絵梨花からの最後の言葉はこれでした。

 乃木坂に入って良かったって、心から思ってます



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伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
 

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過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。



びーむ色調補正3
前の記事ではこの日のライブで印象に残ったシーンを列挙しましたが、個人的に最も心を動かされたのはライブ終盤のMCにおける生田絵梨花の言葉でした。

生田絵梨花の真実


彼女は自身をこう表現したのです。

 「ビビリ」

それは知っています。確かに彼女は『乃木坂工事中』で初代ビビリクイーンでしたから。(この記事を書くにあたり久しぶりにあの回を観直したらめちゃめちゃ面白かった)

でもグループの外で活躍する生ちゃんはいつも堂々と迷いなく、己の信念を貫いているように見えました。

その彼女の口から次のような言葉が出るとは。

 まわりの反響を聞いてやっと自分の選択は間違ってなかったと思える

さらに秋元真夏から「どんだけ頑張り屋さんなんだろう」「卒コンでこんなに頑張る人見たことない」と言われた彼女はこう答えます。

 自分にできることがそれぐらいしか思いつかなかった

なんということでしょう。

あれだけのことを成し遂げてきた生田絵梨花がずっとビビっていたなんて。
その怖さを消す方法を「努力」しか知らなかった。だからひたすらに努力した。
そんな我々凡人となんら変わらぬ方法論しか持ちあわせていなかったなんて。

その瞬間、思いました。

 そんなの、俺と一緒じゃねえか。

いや、もちろん一緒ではないですね笑
彼女が「常軌を逸した」と言っていいレベルの努力家であることはメンバーの証言やバックヤードの映像で見聞きしていました。

ただ彼女が持っている方法論はたったひとつ「頑張ること」。
それは実に当たり前で平凡で誰もが思いついて、言ってしまえば誰でもできることです。

そして誰もがそれをどこかでやめてしまう。
人にはそれぞれの理由で「これ以上頑張れない」あるいは「ここまで頑張れば十分だろう」と思う瞬間があるものです。

でも生ちゃんは「頑張ることをあきらめなかった」。

かつて私は賀喜遥香について「ひとつひとつ努力して実績を重ねることによって自分に大丈夫と言い聞かせてきた印象を受け、だからこそ彼女の笑顔を見るとみんな安心する」と書きました。
そんな彼女は「凡人代表」「凡人たちの希望の星」だと。

 

そしてこの日。

自分がこれまでずっと「天才」「怪物」「規格外」と呼んできた-いや今でも間違いなく天才であり怪物であり規格外であると確信している生田絵梨花が、こんなにも「究極の凡人代表」だったなんて。

そのことに私は感動したのだと思います。

10年間見てきた生ちゃんの本当の姿がやっとわかった。そんな気さえしました。

生田絵梨花の10年間。

それは彼女自身のこの言葉を証明し続けた日々でした。

 人はね、限界だと思ってからもうちょっといける byえりか


この日、29曲ものパフォーマンスをするためにただひたすらに頑張った生ちゃん。

彼女の最後の姿が後輩たちの目にどう映ったかはわかりません。

願わくば「バカみたいに頑張ること」の素晴らしさと美しさと偉大さが誰かの心に残ってくれればいいなと思います。
いつかそう遠くない未来に「私には頑張ることしかできない」と語る誰かが現れてくれれば、と。(もちろん心身の健康を損なうほどの頑張り方をしてほしくはありません)

ここまで書いて思い出したことがあります。

27thシングル選抜発表後に、センターに選ばれた遠藤さくらが書いたブログ。

 とにかく私は、
 どう思われても何を言われても、ただ前を向いて頑張り続けるしかないです。

もちろんこの言葉だけを切り取って生田絵梨花のスピリットがさくちゃんに受け継がれた、なんていうつもりはありません。

でも生ちゃんの活動する姿を見たことは、間違いなく後輩たちの中に大きな何かを残したのではないでしょうか。

それが継承。

そうやって乃木坂は乃木坂であり続けてくれることでしょう。



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2021年東京ドーム、DAY2は高山一実のラストステージとなりました。

DAY1のレポはこちらです。


笑顔の君とサヨナラを


基本、前日と同じセットリスト。

Overture
01. ごめんねFingers crossed
02. ジコチューで行こう!
03. 太陽ノック(センター:生田絵梨花)
04. おいでシャンプー(センター:山下美月)
05. シンクロニシティ(センター:梅澤美波)

06. ファンタスティック3色パン
07. せっかちなかたつむり(秋元真夏、生田絵梨花、高山一実、樋口日奈、新内眞衣、遠藤さくら、賀喜遥香)
08. 錆びたコンパス
09. ひと夏の長さより…(センター:秋元真夏、賀喜遥香)
10. ありがちな恋愛(センター:齋藤飛鳥、山下美月)
11. 日常
12. 裸足でSummer
13. 全部 夢のまま

<期別コーナー>
14. I see…
15. トキトキメキメキ
16. アナスターシャ
17. 失いたくないから

18. Route 246
19. 僕は僕を好きになる
20. インフルエンサー(センター:山下美月、与田祐希)

21. きっかけ
22. Sing Out!
23. 夏のFree&Easy(センター:与田祐希)
24. ガールズルール(センター:山下美月)
25. 君に叱られた
26. 他人のそら似

EN1. 私の色
EN2. サヨナラの意味(センター:高山一実)
EN3. 偶然を言い訳にして(センター:高山一実)
EN4. 君の名は希望(センター:高山一実)
EN5. 泣いたっていいじゃないか


この日の印象に残ったシーンを挙げていきます。

ビジュアル仕上がってるメンは田村真佑かな。掛橋沙耶香も良かったですね。

最初のMCの「ウォーミングアップで『日常』」ってどういうことだ笑

『せっかちなかたつむり』の自己紹介で樋口日奈が「しっかり者」。
いや…?それは初期の間だけで「坂之上くん」事件あたりで既にブレーキが壊れてる感は出てた気がしますよ笑
西野ポジの遠藤さくらが歌うAフレが爆発的に可愛い。

『錆びたコンパス』の山崎怜奈。今やグループでも上位の場数を踏んだ彼女であっても歌い出しで声が震えるんだ、となんか変なところでドームの大きさを感じました。

『ひと夏の長さより…』でのかずみんへのメッセージ、「食べられたい よだゆうき」ひらがなで書かれた名前が秀逸。

『全部 夢のまま』!この曲好き!
この日の佐藤楓は前日の反省を活かしちゃんとカメラに向かってアピールできていたので一安心。
…と思ったらその直後に伊藤理々杏と山下美月のプロぶりっこふたりが堂々のキメポーズ連打笑

MCの回しはこの日も樋口日奈。大丈夫なのかと思っていたら案の定「全部出し切っていくぞぉ」と脱力させてくれます。

賀喜遥香の手加減のない煽りが良い『I see…』。
『トキトキメキメキ』よだやま(与田山下)の小芝居。そしてこの日も驚くほどの美を見せつける岩本蓮加

後輩で固めた『きっかけ』前のMC。
そこで「乃木坂46は私たちが守り続けます」と宣言する山下美月

『Sing Out!』ではアンダーが前に出てくるフォーメーションが良かった。
『夏のFree&Easy』トロッコに乗りながら(関係者を見つけたのか)丁寧に会釈をする遠藤さくら
『ガールズルール』前日に続き全力で煽る山下美月。この日の喉はなんとか持ちこたえました。
『君に叱られた』で高山一実とハグした後に涙ぐむ賀喜遥香

本編ラスト、10周年記念曲の『他人のそら似』。
『夜明けまで強がらなくてもいい』そして『ごめんねFingers crossed』部分で長尺アップになった遠藤さくらの「画がもつ力」。



アンコールから高山一実卒業セレモニーでした。

『サヨナラの意味』ですっかりタレまゆになる遠藤さくら

『偶然を言い訳にして』で気球に乗るかずみんの背中を見送って泣き崩れる樋口日奈
佐藤楓はこの日2度目のカメラアピールに成功。

フルサイズで披露された『君の名は希望』。やっぱり特別な曲。

そしてこの日のハイライトは和田まあやから高山一実への送る言葉でした。

 朝、楽屋に入ってまずずー(高山)のかばんを探してずーの席に座って
 私が先に着いたときはずーの席をとって
 昔から楽屋の近くの席にずーがいて、明日からかばん探せないんだなって思ったら寂しいです

この言葉で抜けに映る遠藤さくらの目からも一気に涙が溢れます。

冠番組でも何度も聞いたかずみん独特の「まあや~」
呆れるようなたしなめるような、それでいて「可愛くて仕方ない」感あふれる呼びかけが頭をよぎります。

ラストは自身唯一のセンター曲、『泣いたっていいじゃないか』。
寂しさを露わにするひなちまとまあやの年少組。やっぱりかずみんは幼くてわんぱくだった彼女たちをお姉さんのように、そして保護者のように見守ってきたのだろうと思わせます。

本編ラストでは感想を聞かれ「楽しい、幸せ」と言っていたかずみん。

それでも最後の最後、彼女はこう叫んだのです。

 寂しい~!!

いつもみんなを支えてきた、あの笑顔を浮かべながら。


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びーむ色調補正3
2021年8月22日に行なわれた真夏の全国ツアー福岡公演。
前日に続き配信を観たのでレポします。

2日連続でも高い満足度


セットリストはこちらです。

Overture
01. 太陽ノック(センター:遠藤さくら)
02. ロマンティックいか焼き(センター:秋元真夏、高山一実)
03. あらかじめ語られるロマンス(センター:齋藤飛鳥、星野みなみ)
04. 13日の金曜日(センター:北野日奈子)
05. 裸足でSummer
06. 他人のそら似

<ユニット&アンダーコーナー>
07. あの日 僕は咄嗟に嘘をついた(センター:和田まあや)
08. ~Do my best~じゃ意味はない
09. ファンタスティック3色パン
10. 制服を脱いでサヨナラを…(齋藤飛鳥、星野みなみ)

<期別曲&期ミックスコーナー>
11. 空扉
12. Against(センター:生田絵梨花、星野みなみ)
13. I See…
14. アナスターシャ(センター:北野日奈子、新内眞衣)
15. トキトキメキメキ
16. ひと夏の長さより…(センター:秋元真夏、賀喜遥香)

<ユニット&アンダーコーナー>
17. 他の星から(岩本蓮加、久保史緒里、清宮レイ、田村真佑、筒井あやめ、早川聖来、与田祐希)
18. 友情ピアス
19. 生まれたままで(センター:阪口珠美)
20. My rule

21. 世界で一番 孤独なLover(センター:齋藤飛鳥)
22. 何度目の青空か?
23. 逃げ水
24. ガールズルール(センター:山下美月)
25. ごめんねFingers crossed

EN1. 三番目の風
EN2. 思い出ファースト
EN3. やさしさとは
EN4. 孤独な青空
EN5. 転がった鐘を鳴らせ
EN6. 乃木坂の詩(センター:大園桃子)

WEN1. 逃げ水


オープニングからアップテンポな曲を続け、MCを挟んで「ユニット&アンダーコーナー」「期別曲&期ミックスコーナー」そして再びの「ユニット&アンダーコーナー」。
そこから一気にクライマックスで本編ラストは『ごめフィン』。

その構成自体は前日と同じなのですが、真ん中の「期別曲&期ミックスコーナー」以外はほぼ全て前日と違うセトリ。
今年の全ツは事前にファンクラブで募集した「この夏ツアーで聞きたい曲」に基づき選曲されているのがその理由なのですが、まずそこが素晴らしい。

同じ理由で素直に人気曲が並んでいるため2日連続で観ても満足度が高いですね。齋藤飛鳥関連が強すぎるなという気もしますが笑

そしてアンコールは大園桃子卒業セレモニー。ラストは『乃木坂の詩』で大団円と思いきゃWアンコールで『逃げ水』。

ざっとまとめるとこんな流れでした。



「お互いを凄く褒め合うこと」


大園桃子関連は次の記事で書くとして、それ以外の印象に残ったシーンを挙げていきます。

前日は泣き顔で多くのファンを心配させた遠藤さくら。この日のオープニングは笑顔で登場したのでまずはひと安心。

前日からの流れか、『ロマいか』で遠藤さくらのことを凄く気にかけている齋藤飛鳥

『裸足でSummer』、目を見合わせてニコニコする秋元真夏新内眞衣
凄く今さらですが、この曲のイントロでやるフロント5人のミニ円陣が好き。(橋本奈々未卒業後は推しの井上小百合がやっていたのもその理由のひとつです)

『他人のそら似』、期も選抜もアンダーもぐちゃぐちゃなのがいい。

『3色パン』での過去制服。
そして3人でくじを引いた結果、罰ゲームをやらされ「私を映さないで」と悲鳴をあげる齋藤飛鳥
飛鳥に「(私のぶりっ子が)ちょっと古いと思ってんだろ」と言われ無言で悪い笑い方をする山下美月

『制服を脱いでサヨナラを…』で投げキスの応酬をする齋藤飛鳥星野みなみ。個人的にはあしゅみなのふたりがイチャイチャしてるとウルっときます。

『空扉』でこの日も2期と3期が入り乱れてわちゃわちゃするんですが、新内眞衣山下美月のお調子者ふたりがノリノリでふざけてるのが微笑ましかった。

『Against』のラスト付近、「このまま」の部分でキックステップした樋口日奈のシルエットの美しさよ。

ライブ終盤MCでの後輩から先輩への質問コーナー。

柴田柚菜からの「乃木坂の伝統は?」に対して星野みなみは「お互いを凄く褒め合うこと」と答えます。

これ、芯食ってる。

個人的にはもの凄く納得しました。それが乃木坂なんだ、と。
私もこれまで多くの言葉で「乃木坂らしさ」や「やっぱ乃木坂だな!」の源が何なのかを表現してきましたが、これがひとつの正解だと感じました。(メンバー自身の言葉ですし)

そこから凄い落差の賀喜遥香の「好きな食べ物は?」で、再び齋藤飛鳥が追い込まれ「いちごみるく」という流れも良かった。

ジャイアンとして楽しそうに飛鳥に迫る生田絵梨花
「ちゃちゃっとやってよ」「終わった?」と心ない笑発言を連発する司会進行の樋口日奈
ひなちまの「私はねえ、数の子!」というオチもパーフェクトでしたね笑


最後にこの日のビジュアル仕上がってんなあメンは山下美月
いつも素晴らしいけど、こういう(大園桃子の卒コンで配信もあってという)大切な日にいつも以上に素晴らしいというのが本当にさすが美月。

この表現で上手く伝わるかわかりませんが、なんか「生田絵梨花が乃木坂にいること」を当たり前だと思っちゃいけないのと同じベクトルで「山下美月のビジュアルがいつも素晴らしいこと」を当たり前だと思っちゃいけないと感じました。


続きます。


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びーむ色調補正3

まるでアンダラの座長のように


前の記事でも書いた通り、この日のオープニングから思いっきり「さっきまで泣いていた」顔で出てきた遠藤さくら。

この時の涙の理由について記事作成時点では誰もコメントしていないので正確なところはわかりません。

ただ、メンバーたちはずっと彼女を気にかけているように見えました。

そばにいる時は常に彼女に優しく触れていた齋藤飛鳥や『I see…』で最年少の筒井あやめが彼女を気遣って手を取る姿は心暖まるものでした。

そしてさくちゃんは最新シングルのセンター=座長として、慣例に倣い本編ラスト前に口を開きます。

 グループに貢献できていない、情けなくて弱い自分が本当に悔しいです
 先輩方が築き上げてくださった乃木坂46が大好きです。私も早く力になれるように追いつきたいです

何度も顎にしわを寄せ泣くのを我慢しながら絞り出した言葉。

そこから披露された『ごめんねFingers crossed』での彼女はちょっと衝撃的でした。

「曲の世界に入り込む」の真逆。
「そこにある曲に今の自分の感情を叩きつける」パフォーマンス。

私は以前、遠藤さくらの魅力についてこう書きました。

 あざとくない「守ってあげたい感」。そして覚悟を決めた時に見せるその強さ。

 プリンシパル唯一の二幕出演での渾身の演技、富士山でのヒット祈願。
 2019年全ツ大阪での『夜明け』の初披露。8thバスラでの『帰り道は遠回りしたくなる』。

 逃げ出しそうになる自分を懸命に抑え込んでその場所に立ち光を放つ彼女の姿を何度も見てきました。

 己の弱さを知りながらそこから逃げない強さ。これこそ遠藤さくらの真骨頂であり魅力だと思います。

関連記事:


でもこの日は少し違いました。

加入当初から「エース候補」「4期センター」といういわゆる押されルート。多くのアンチがつくその過酷な立場。
それゆえに、これまでの彼女には自分の感情を押し殺し覚悟を決めて求められている場に立ち役割を果たすという印象が強かったように思います。

そのさくちゃんがこの日、生の感情をむき出しにして叩きつけた。

こんなのもできるんだ。
正直、驚きました。

アンダラの座長たちが見せてきたようなその感情の爆発。
それはとても危うくて、同時にもの凄く魅力的でした。



美しき人たちの日々


この日、個人的に一番印象に残ったのは最初のMCで新内眞衣の語った言葉でした。

 バースデーライブとか振り返る機会で語られる乃木坂46の歴史が毎回美しいなと思う
 だから後輩である私たちもその美しい歴史が続いていけるように頑張れたら

「美しい」。
普通、自分たちに向けては使わない言葉ですよね。
そしてとても強い言葉。

そりゃ乃木坂だって色々あっただろうけれど、それでも内部がドロドロしてたら決して出てこない言葉だと思うんですよ。

だからメンバー自身がこう表現できる、そのこと自体がとても素敵ですよね。

そしてこの言葉に込められた1期生への溢れんばかりのリスペクト。

先輩たちともすっかり違和感なくなじんで既にゼロ期生とも1.5期生とも称されるまいちゅん。そんな彼女が不意に見せたそれに、なんだか観ているこちらまで嬉しくなりました。

ちょっと蛇足ですが、アンコールで齋藤飛鳥が語った言葉も良かったです。

 プライベートで乃木坂の曲を聴くようになった
 ちゃんと積み上げてきてるんだなあ、私たち

あの飛鳥ちゃんが自分たちを堂々と肯定できるようになったというのは、やっぱりなかなかグッとくるものがありました。


乃木坂46が美しい物語だという感覚。
それは結成当初から見てきた私にもあります。

10周年を超え、その物語がこの先も美しく続いていくことを心から願っています。

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