ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

タグ:遠藤さくら

びーむ色調補正3
10回目のバスラは、乃木坂史上最大となる7万人キャパの日産スタジアム。

神宮球場と秩父宮ラグビー場の二会場同時開催だったシンクロニシティライブ(6thバスラ)でさえ6万人だったのだから、よく考えるととんでもない。まあ3DAYSで合計18万人だったあの時も驚愕ですが。

英雄たちの帰還


DAY1のセットリストはこちらです。

Overture

<2012年>
01. ぐるぐるカーテン(センター:秋元真夏、齋藤飛鳥)
02. おいでシャンプー(センター:齋藤飛鳥)
03. 走れ!Bicycle(センター:樋口日奈)
04. 指望遠鏡
05. せっかちなかたつむり(秋元、樋口、鈴木、梅澤、久保、遠藤、賀喜)
06. 狼に口笛を(センター:佐藤楓)
07. 制服のマネキン(センター:生駒里奈)

<2013年>
08. でこぴん(秋元、齋藤、山下、遠藤、賀喜)
09. 他の星から(岩本、久保、佐藤楓、清宮、田村、筒井、早川)
10. バレッタ(センター:鈴木絢音、山崎怜奈)
11. 君の名は希望(センター:齋藤飛鳥)
12. ロマンティックいか焼き
13. ガールズルール(センター:山下美月)

<2014年>
14. 気づいたら片想い(センター:齋藤飛鳥)
15. 夏のFree&Easy(センター:賀喜遥香)
16. 何度目の青空か?(センター:久保史緒里)
17. ここにいる理由(センター:伊藤万理華)

<2015年>
18. 命は美しい(センター:遠藤さくら)
19. 僕がいる場所(センター:岩本蓮加)
20. 今話したい誰かがいる(センター:久保史緒里、山下美月)
21. 太陽ノック(センター:筒井あやめ)
22. 悲しみの忘れ方

<2016年>
23. ハルジオンが咲く頃(センター:梅澤美波)
24. サヨナラの意味(センター:秋元真夏)
25. 裸足でSummer
26. きっかけ

27. 絶望の一秒前

28. ごめんねFingers crossed
29. インフルエンサー(センター:齋藤飛鳥、山下美月)
30. 他人のそら似
31. I see...
32. スカイダイビング
33. 君に叱られた
34. ジコチューで行こう!

<オーケストラコーナー>
35. 夜明けまで強がらなくてもいい
36. 僕は僕を好きになる
37. Sing Out!

EN1. 会いたかったかもしれない
EN2. ハウス!
EN3. 乃木坂の詩(センター:齋藤飛鳥)


DAY1は2011年から2016年の曲を中心にしたセトリということで、デビュー当初からの歴史を辿っていきます。

例によって印象に残ったシーンを挙げていきます。

まずこの日のビジュアル仕上がってるメンは掛橋沙耶香。ちょっとハッとするレベルの仕上がり具合でしたね。久保史緒里清宮レイ、そして向井葉月も個人的に印象に残りました。

秋元真夏の挨拶からデビュー曲『ぐるぐるカーテン』へ。抜けに映る初々しい5期生たちの姿。

早くもライブが楽しくてニッコニコの遠藤さくら

『走れ!Bicycle』から激走するメンバーたち。少し体調が悪いのか辛そうな賀喜遥香

最初のMCで「初心に帰ってサイドポニー」の早川聖来。そういうの、実にバスラっぽい。

たぶん齋藤飛鳥だったと思うのですが「5期生がいっつもはじっこでずーっと同じ振り付けの練習してたの知ってるよ」という優しい言葉。「ちゃんと見ててくれたんだ」って思いますよね。

梅澤美波の白石麻衣リスペクト手紙がモニターに映し出され、当然『ガールズルール』…かと思いきゃ『せっかちなかたつむり』でした。

『狼に口笛を』でどよめく場内。

そして「イントロが流れた瞬間にいつもゾーンに入っていた」という言葉の後にモニターに映し出されたその名前。

The Origin。初代センター。生駒里奈、見参。

歌うのはもちろん自らの卒コンで「死ぬまで私の代名詞になるでしょう。そう言わせてください」とまで語ったあの曲、『制服のマネキン』。
ラスサビ前に1期生4人と輪になって微笑みを交わすのもなんだか胸が締めつけられます。
歌い終わって多くを語らず颯爽と引き上げていく生駒ちゃん。「英雄の帰還」と表現したくなるような格好良さ。

『でこぴん』デコ出しで登場した賀喜遥香。この時点でもまだ大汗をかいていてかなり辛そうで心配になります。
腕を組む齋藤飛鳥山下美月秋元真夏遠藤さくら賀喜遥香は3人で手をつないでいちゃいちゃ。
前髪を上げておでこを出す振り付けをちゃんとやっていたのは飛鳥とさくちゃんでした。

『他の星から』。憧れの西野七瀬ポジをやる佐藤楓
2021年の全ツでは与田祐希でした。この日欠場の彼女以外は全員同じメンバーだったので恐らく代打なのでしょう。それでも「嬉しいだろうな、良かったな」と思わせます。

『バレッタ』のセンターはやはり鈴木絢音山崎怜奈

『ロマンティックいか焼き』でバズーカを撃てずにオロオロする遠藤さくら。楽しそうにニコニコ笑いながら走る掛橋沙耶香

『何度目の青空か?』が終わり焚かれるスモーク。
「あ、これは卒業生来るな」からあのかっちょいいイントロ。
縦1列から左右に展開していくメンバーたち。その最後にいたのは-

伊藤万理華

沸き上がる歓声。

彼女が前に進み出ると再び何とも言えないどよめきが広がります。

そのスタンスからすれば「一番こういう日に来なさそう」な彼女の登場に、さすがにTVの前の私も鳥肌が立ちました。そして素直に「綺麗になったなあ」とも思いました。
万理華の後ろで必死に涙をこらえている向井葉月の姿がまたグッときます。

当サイトはアフィリエイトプログラムで雀の涙未満の微々たる収益を得てはおりますが、本文の内容は100%私の個人的な意見であり忖度は一切ございません。



夢から醒めないで


『命は美しい』。
ひとりで登場する遠藤さくら
床スクリーンの映像に合わせて舞う、西野七瀬が2017年東京ドームでやったのと同じ演出。

『僕がいる場所』、センターは岩本蓮加
今彼女がこの曲を歌うとどうしても宝田明さんのことを考えてしまいます。
最後に澄んだ微笑みを浮かべるれんたん。

そして『太陽ノック』で真ん中に立ったのは筒井あやめでした。
5期生の加入により「最年少キャラ」から乃木坂の主要メンバーへ飛躍が期待される彼女。
また定義が曖昧な言葉を使ってしまいますが「驚くほどセンター適性あるなあ」と感じました。

『悲しみの忘れ方』で涙を流す賀喜遥香

清宮レイの「先輩と一緒に乃木坂でいられることが本当に嬉しい」という言葉。

『ハルジオンが咲く頃』『サヨナラの意味』で見事に統一されたサイリウム。

『裸足でSummer』にVTRで登場の与田祐希
この日のサンダル脱ぎ捨て隊は岩本蓮加清宮レイ田村真佑という「なんだかいい」3人。

齋藤飛鳥のソロダンスから始まった『きっかけ』。
ソロ歌唱でつないでいきます。岩本蓮加賀喜遥香の歌に好感。

そしてDフレ前半を任されたのは柴田柚菜でした。
『乃木坂スター誕生』で評価を上げ、選抜までたどり着いた彼女の晴れ舞台。

後半はもちろん久保史緒里
「あの人」の後を担わなければいけない、彼女の恍惚と不安。
比べてしまえば声量も余裕もまだまだだけれど、それでも心に響く
それが久保史緒里の歌。

「今日はここまで」。
いや6年間を26曲で振り返るというのは駆け足にも程があるのでは笑

そして5期生登場。
『絶望の一秒前』。Aフレの井上和の画力の強さたるや。冨里奈央もビジュアル良いな~。

『ごめんねFingers crossed』で松村沙友理ポジ=裏センターを堂々と務めた鈴木絢音
この曲、そして続く『インフルエンサー』での乱れ髪が美しい掛橋沙耶香

『I see...』のイントロでどよめく客席。

さらに『スカイダイビング』!この曲好き!
佐藤璃果の肩を抱き寄せる久保史緒里
同じ東北出身で同い年で、でも憧れの先輩で。そんな近くて遠いふたりの関係性。
それをグッと引き寄せる久保ちゃんの腕の力強さと、心底嬉しそうなさとりかの笑顔。

本編最終ブロック前のMC。
田村真佑の「1,500ぐらいの力で」が微笑ましい。

そして「もう涙が出ちゃうんですけど~」と話し始めた賀喜遥香。彼女を優しくさする岩本蓮加

「なんて人生だ!」そして「夢が醒めそうで怖い」というかっきーの言葉。
既に乃木坂のエース格のひとりにまで成長し、写真集も爆売れ予定の彼女。
そんな彼女をして現実感を失わせるほどのスケール(=会場の規模も観客の数も、そして卒業生含めた10周年の歴史も!)がこの日のライブにはあったということでしょう。

オーケストラ演奏による『夜明けまで強がらなくてもいい』。
何度書いてきたかわかりませんが、遠藤さくらの「弱さと儚さ越しにある強さ」。本当に凄い。

『僕は僕を好きになる』でめちゃめちゃ笑顔の早川聖来。たぶん田村真佑と笑い合っていたものと思われます。

アンコール。再び登場した生駒里奈伊藤万理華。その前を走る5期生たち。

交わるはずのなかった過去と未来が現在で交錯する瞬間。
ちょっと時空が歪んだかのような不思議な感覚。

『ハウス!』でしっかりコケる秋元真夏

5月8日にコロナ感染が判明しこの日は欠場となった与田祐希。
そのポジションを埋めたのは(恐らく)佐藤楓阪口珠美向井葉月といった3期生たち。
同期の頼もしさみたいなものを勝手に感じました。


続きます。

『2020年の乃木坂46』 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数84,000文字、加筆部分だけでも10,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。

「今にして思うこと」は各記事の末尾に「追記」という形で新たに文章を加え、さらに書き下ろしとして4期生の初冠番組であった『乃木坂どこへ』を振り返っています。


Kindle本が読み放題になる Kindle Unlimited の新規登録は こちら から。 
初めてご利用の方は30日間の無料体験が可能。期間終了後は月額980円です。

また、note上で乃木坂46に関する有料記事を公開しています。どちらも無料で読める部分がありますのでぜひご覧ください。

『アンダラ伝説』¥300
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
 

マガジン「2019年の乃木坂46」¥200
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。



タオル補正
前の記事では5期生のお見立て会について書きました。

あらかじめ語られるトラジディー


楽しかった46時間TVのフィナーレ、スペシャルライブ。

その最終盤で行なわれた29thシングルセンター発表。
空虚なキャッチコピーの後に表示された「中西アルノ」の文字。

それはあらかじめ予想された悲劇でした。


そこからずっと耐ショック姿勢を固めてきたので「あ~はいはいそうだろうと思ってましたよ」という感じ(もちろん落胆はしましたが)。

ただ直後の歌披露は、まるで悪い夢を見ているようでした。

サビ前まではほとんど中西さんのソロ歌唱。1番のラストまでほとんど歌いっぱなし。
彼女にだけフォーカスした振り付けとカメラワーク。

それ以外のメンバーでカメラに抜かれるのは齋藤飛鳥と山下美月ぐらい。
与田祐希、遠藤さくら、賀喜遥香ですらほとんど映りません。

「もう決まったことだから仕方がない」と中西さんのセンターを受け入れようと構えていたところにあの一本かぶりの歌割と演出。

 そりゃねえだろ
 乃木坂は中西アルノのバックダンサーじゃねえぞ

さすがに顔から血の気が引く思いでした。

事前リークを知っていたファンの方で私と同じ感想を抱いた人も多いのではないでしょうか。

この後からの大荒れは29thシングルについての記事で別途扱うとして、46時間TVの記事として書いておきたいことがあります。

それは現在の乃木坂の顔であるメンバーたちの電視台。

当サイトはアフィリエイトプログラムで雀の涙未満の微々たる収益を得てはおりますが、本文の内容は100%私の個人的な意見であり忖度は一切ございません。


乃木坂を甘く見るな


齋藤飛鳥のタップダンス。
山下美月の殺陣。
賀喜遥香は46時間でメンバー全員のイラスト完成。
遠藤さくらのハウスダンス。
そして与田祐希の『逃げ水』ギター弾き語り。

どれも生披露でした。

表題曲センター経験者。
既にグループ内で確固たる地位を確立し、もはや何かを証明する必要のない彼女たち。
そんな5人が、奇しくも全員「チャレンジングな課題を」「生披露する」ことを選んだその意味。

いや、これはきっと「奇しくも」ではない。

メンバーのコメントからすると46時間TVの準備期間は2~3週間。(発表は1ヶ月前でした)

29thシングル選抜発表は一説によれば1月8日と言われていますから、中西さんの抜擢センターを知ってから電視台で何をやるのか決めたと考えるのが自然でしょう。恐らくはあの一本かぶりの歌割とダンスフォーメーションも知った上で。

そう思うと、彼女たち5人の電視台にはこんなメッセージが込められているように思えてなりません。

 乃木坂を甘く見るなよ

 その真ん中に立つってのは、そんな簡単なことじゃねえぞ

誰に対して?

中西アルノに。
秋元康に。
今野さんに。
今回の決定に関わった大人たちに。

そしてそこにはきっと、我々ファンに対するメッセージも込められていたのではないでしょうか。

元々は電視台でチャレンジングな課題に挑むメンバーはそれほど多くありません。
前回で言えば生田絵梨花、渡辺みり愛、金川紗耶ぐらいでしょうか。前々回はほぼゼロです。

それなのに今回、センター経験者が揃ってその選択をした。

さらに言えば、乃木坂愛では人後に落ちない久保史緒里が「乃木坂のピアノの文化を終わらせちゃいけない」とピアノの生演奏。(個人的には『羽根の記憶』という選曲にも「継承」の意志を感じました)

関連記事:


筒井あやめは書道パフォーマンス生披露。
そしてキャプテン秋元真夏も事前収録でしたが一輪車での演技。

つまり『Actually…』のフロントと2列目のほぼ全員が何らかのチャレンジをしていたのです。
(そんな中、副キャプテン梅澤美波が唯一ただの食べロケというのがなんか逆に面白かった笑)

久保ちゃんは「もうちょっと自分を追い込みたい」と譜面の難易度を上げ、飛鳥ちゃんはタップダンス披露後に倒れこみながら「チャレンジするのが乃木坂」と言い放ちました。

私にはそれらが単なる偶然とは思えません。

恐らくメンバーたちも予期していたのではないでしょうか。
今回のセンターとフォーメーションが大きな論争を巻き起こし「乃木坂終わった」というような意見が出ることを。
そしてファンからも「こんなの乃木坂じゃない」という声が(これまでの乃木坂を大切に思うあまりに)上がることも。

だから彼女たちは、乃木坂を愛するファンに向けてこう言いたかったのだと思います。

 乃木坂を甘く見るなよ

 こんぐらいで終わるわけねえだろ

なんて男前。

その下にあるもの


そしてもうひとつ、鈴木絢音の電視台。

事前の予告では「狂気的な彼女」というタイトルが明かされていました。
実際に電視台が始まった時に画面に表示された文字は

「真っ白いものを汚したい」。

この時点で思いました。まんま欅じゃん。
欅坂46のファーストアルバム『真っ白なものは汚したくなる』を直接的に想起させるサブタイトル。

控えめな音量でBGM(これも自作)が流れる中、真っ白な服を纏った絢音ちゃんが真っ白な壁と向き合います。

そして無言のままそこに色とりどりのペンキをぶちまけて汚していきます。

ただひたすらに。
ほとんどカメラに背を向けたまま。

美しくて不穏な静けさ、とでも表現すればいいのでしょうか。
鈴木絢音にしか出せない空気でその場が満たされます。

そしてそれは突然に終わりました。
満足したのか、ペンキが尽きたのか。私には「飽きた」ように見えました。

その後にMCのメンバーと会話をしながら「実は…」と真っ白に見えた壁に貼られていたシールをはがしていきます。

そこに現れたのは

 Effort Thanks Smile

言わずと知れた、乃木坂の基本精神でした。


ひとりだけにフォーカスした演出が欅坂的、もっと言えば『不協和音』以降の瓦解への道を進み始めた欅坂を思わせる『Actually…』。

その初披露を観た後に私が思い出したのは、絢音ちゃんがこの電視台につけた「真っ白いものを汚したい」というサブタイトルでした。

本人は「真っ白なものを汚してみたかったの~」とケラケラ笑いながら語っていましたが、こちらはどうしても勘ぐってしまいます。

不遇の2期と言われてきた。彼女自身も「実は29thが初めての連続選抜」。
そして抜擢センターとして強烈な反感を買った堀未央奈を同期として友人としてずっと見てきました。

関連記事:


そこへ今回発表された堀未央奈以来となる、単独での新人抜擢センター。

それに対し鈴木絢音が何も思わないはずがないし、ましてや鋭い言語感覚を持つ彼女が何の考えもなくこの言葉をチョイスしたとはちょっと考えにくい。

もちろん真っ白いもの=乃木坂です。

 たとえ表面的にはどんなに汚されたとしても

 その下にはちゃんと「努力、感謝、笑顔」がある

 乃木坂の10年間の歴史をなめるなよ

 私たちは汚されたりなんかしない

鈴木絢音はそう言いたかったのではないでしょうか。

そう考えるとなんだか「狂気的な彼女」も「欅的な彼女」のダブルミーニングな気がしてきました…まあこれはさすがに考えすぎですね笑


『2020年の乃木坂46』 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数84,000文字、加筆部分だけでも10,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。

「今にして思うこと」は各記事の末尾に「追記」という形で新たに文章を加え、さらに書き下ろしとして4期生の初冠番組であった『乃木坂どこへ』を振り返っています。


Kindle本が読み放題になる Kindle Unlimited の新規登録は こちら から。 
初めてご利用の方は30日間の無料体験が可能。期間終了後は月額980円です。

また、note上で乃木坂46に関する有料記事を公開しています。どちらも無料で読める部分がありますのでぜひご覧ください。

『アンダラ伝説』¥300
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
 

マガジン「2019年の乃木坂46」¥200
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。



びーむ色調補正3
2021年12月15日、乃木坂46生田絵梨花のラストライブ。

前日(DAY1)の記事はこちら。
 

ホームから旅立つ勇気


セットリストはこちらです。

Overture
01. あなたのために弾きたい
02. 何度目の青空か?
03. 制服のマネキン(センター:生田絵梨花)
04. おいでシャンプー(センター:生田絵梨花)
05. 会いたかったかもしれない(センター:生田絵梨花)
06. ぐるぐるカーテン(センター:生田絵梨花)

<期別with生ちゃんコーナー>
07. I see…
08. 三番目の風
09. アナスターシャ
10. 白い雲にのって
11. あらかじめ語られるロマンス(センター:生田絵梨花)

12. 無表情(生田絵梨花、秋元真夏)
13. 偶然を言い訳にして(生田絵梨花、齋藤飛鳥、樋口日奈、和田まあや)
14. あの日 僕は咄嗟に嘘をついた(センター:向井葉月)
15. 13日の金曜日(センター:山崎怜奈)
16. ここじゃないどこか(生田絵梨花、星野みなみ)
17. やさしさとは(生田絵梨花)
18. 羽根の記憶

19. 命は美しい(センター:生田絵梨花)
20. インフルエンサー(センター:生田絵梨花、齋藤飛鳥)
21. シンクロニシティ(センター:梅澤美波→生田絵梨花)
22. Sing Out!
23. 裸足でSummer
24. ガールズルール(センター:生田絵梨花)
25. 最後のTight Hug

EN1. 歳月の轍
EN2. 君の名は希望(センター:生田絵梨花)
EN3. ダンケシェーン(センター:生田絵梨花)


生田絵梨花の卒業について書きたいことは前日の記事で概ね書けた気がしますので、この日はシンプルに印象に残った場面を振り返っていきたいと思います。(主語目的語が省略されている場合はすべて生田絵梨花です)

ビジュアル仕上がってんなあメンは田村真佑賀喜遥香与田祐希遠藤さくらも可愛かった。
もちろん乃木坂メンバーは普段から可愛いんですが、こういう特別な気合が入る日にはみんな一段と綺麗になるのが本当に凄い。

花道を歩いてステージに向かう生田絵梨花。それを包み込む暖かい拍手。そして『あなたのために弾きたい』の弾き語り。

『何度目の青空か?』のイントロが流れ、観客席が青に変わっていきます。必死に感情を抑える生田絵梨花。やっぱり特別な曲なのだと思わせます。

最初のMCで「出てくる時、10年前の自分になった気持ちだった」。

しかしその後は「私のためにケンカしないで」「基本飛鳥とはホントのこと言わない」「私たちいい子ぶるもんね」「…一緒にしないで(飛鳥)」と早くもいつもの調子が出てきた感じ。

2期へのコメント「1期の私たちには理解しきれないモヤモヤがあったと思う」。

『三番目の風』、伊藤理々杏とのキメ顔残し対決が終わった瞬間すぐ真顔になる生ちゃん。この日の与田祐希はキスを要求しそれに応える生ちゃん。疲れ果てる生ちゃん。

『アナスターシャ』。生田絵梨花から離れてから涙をグッとこらえる鈴木絢音。それを慰める北野日奈子新内眞衣。観ていてふと思ったのが「スカートの短いひとから辞めていく…」。

1期年少組のMC、樋口日奈が仕切っているのにその横でマイク外してしゃべる3人(飛鳥、みなみ、まあや)。注意されても基本聞いてない笑

1期それぞれを一言で表すと?に真夏「妻」飛鳥「初恋」ちま「神対応」みなみ「お姉ちゃん」まあや「天才」。
乃木坂に入って良かったことは「人間になれた」乃木坂とは「ホーム。間違いないですよ」

「なんかしっとりしちゃった」「やだわ~」「7割ぐらいいい子ぶってた」という齋藤飛鳥のコメント。

からあげ姉妹の『無表情』は秋元真夏と。
「ずっとわがままでいいの?」という生ちゃんに「いいよ」と微笑む真夏。

当サイトはアフィリエイトプログラムで雀の涙未満の微々たる収益を得てはおりますが、本文の内容は100%私の個人的な意見であり忖度は一切ございません。


ここにいない誰かのために


この日のハイライトは間違いなくこれでしょう。『偶然を言い訳にして』。
イントロでは「あっしゅっしゅ」「いくたどーん!」など初期の黒歴史自己紹介を披露。

そして生ちゃんが呼びかけます。

 まいや~ん!ななみ~ん!さゆり~ん!かずみ~ん!

もうそれだけで、古参オタとしては涙が出てしまうんですわ笑
途中で和田まあやが袖にはけて感謝状を持ってきます。それを見て「なに感謝状って~」とまた涙にくれる生ちゃん。

曲終わりに「せ~のっ、ハイ~」でポーズを取るもオリメンのキメ台詞連発をやり損ね「一発芸やって終わりにしよう」という無礼千万な発言からオリジナルへのオマージュ再挑戦。
齋藤飛鳥の「そっちこそ」はやっぱちょっとグッとくるものがありますね。
そして生ちゃんの「憧れだったの!ありがとう~」。2021年バスラの1期ライブの記事でも書いた「年少チームはお姉さんたちに憧れ、お姉さんは年少メンバーを愛で」。それがそのまんま、我々の眼前で繰り広げられます。

関連記事:


『ここじゃないどこか』のラスト生星。「あともうちょっと、頑張ってね」と星野みなみに声をかける生ちゃん。

MCで珍しくド緊張の筒井あやめ

賀喜遥香は『I see…』について「生田さんとWセンターだったのでいつもより自信満々にどうだ!って感じでやれました」。

「山ちゃん、ブータン頼んだよ」と言われ「私、ブータンめっちゃ上手くなったんですよ!」と自慢する山下美月。というかあの動作を指してブータンと呼ぶのは正しいのか笑

「生田さんはアイドルの壁を乃木坂の可能性を拡げてくれた」と語った梅澤美波

本編ラストの表題曲6連発。個人的には掛橋沙耶香に感動しました。
ちょっと前までかなりダンスに苦労している印象が強かった彼女。選抜入りしてすぐの大舞台。先輩たちに交じってライブのクライマックスで踊るのは怖かったのではないでしょうか。
カメラに抜かれる機会があまり多くなかったのでどれほどこなせていたかは正直分かりませんが、頑張ったんだろうなあと思いました。

『シンクロニシティ』の遠藤さくらの笑顔。「パッと花が咲いたような」と賀喜遥香が評したあれです。

『Sing Out!』へのブリッジで走りながら「私たち息も絶え絶えですよ、か弱き少女たちがこんなに頑張っているんだから、皆さんもクラップお願いします」と訴える齋藤飛鳥

この曲の頭、フロントでしゃがんだ生ちゃんが左の遠藤さくらと目を合わせてニコッと笑い、振り向いて右の久保史緒里と同じようにするのですが、これがなんか暖かくて。
観ていて嬉しくて切ない。

そして個人的にこの曲はつい阪口珠美を目で追ってしまうのですが、クラップする振り付けの部分で身体をひねってビタッと止まって手を打つのが凄くかっこよかった。

『最後のTight Hug』では「君を連れ去りたいよ」の部分で本当に生ちゃんを連れ去ろうとするくぼした(久保史緒里山下美月)。

卒業ソロ曲『歳月の轍』ではラスサビで感極まります。

『君の名は希望』。滂沱の涙を流す遠藤さくら

ラスト「私らしく笑顔で締めくくれたら」と言って『ダンケシェーン』。
背後で齋藤飛鳥和田まあやが顔を歪めて泣きます。(これは「私が卒業したらどうする?」とまあやが飛鳥に聞いたためらしい)

横浜アリーナの外周を1周する生ちゃんとその後を歩く1期生たち。
後輩たちは生ちゃんに近づいて言葉を交わしまた下がっていくのですが、うっかり1期生の壁の内側に入ってしまい途方に暮れる与田祐希。

そして生田絵梨花からの最後の言葉はこれでした。

 乃木坂に入って良かったって、心から思ってます



『2020年の乃木坂46』 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数84,000文字、加筆部分だけでも10,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。

「今にして思うこと」は各記事の末尾に「追記」という形で新たに文章を加え、さらに書き下ろしとして4期生の初冠番組であった『乃木坂どこへ』を振り返っています。


Kindle本が読み放題になる Kindle Unlimited の新規登録は こちら から。 
初めてご利用の方は30日間の無料体験が可能。期間終了後は月額980円です。

また、note上で乃木坂46に関する有料記事を公開しています。どちらも無料で読める部分がありますのでぜひご覧ください。

『アンダラ伝説』¥300
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
 

マガジン「2019年の乃木坂46」¥200
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。



びーむ色調補正3
前の記事ではこの日のライブで印象に残ったシーンを列挙しましたが、個人的に最も心を動かされたのはライブ終盤のMCにおける生田絵梨花の言葉でした。

生田絵梨花の真実


彼女は自身をこう表現したのです。

 「ビビリ」

それは知っています。確かに彼女は『乃木坂工事中』で初代ビビリクイーンでしたから。(この記事を書くにあたり久しぶりにあの回を観直したらめちゃめちゃ面白かった)

でもグループの外で活躍する生ちゃんはいつも堂々と迷いなく、己の信念を貫いているように見えました。

その彼女の口から次のような言葉が出るとは。

 まわりの反響を聞いてやっと自分の選択は間違ってなかったと思える

さらに秋元真夏から「どんだけ頑張り屋さんなんだろう」「卒コンでこんなに頑張る人見たことない」と言われた彼女はこう答えます。

 自分にできることがそれぐらいしか思いつかなかった

なんということでしょう。

あれだけのことを成し遂げてきた生田絵梨花がずっとビビっていたなんて。
その怖さを消す方法を「努力」しか知らなかった。だからひたすらに努力した。
そんな我々凡人となんら変わらぬ方法論しか持ちあわせていなかったなんて。

その瞬間、思いました。

 そんなの、俺と一緒じゃねえか。

いや、もちろん一緒ではないですね笑
彼女が「常軌を逸した」と言っていいレベルの努力家であることはメンバーの証言やバックヤードの映像で見聞きしていました。

ただ彼女が持っている方法論はたったひとつ「頑張ること」。
それは実に当たり前で平凡で誰もが思いついて、言ってしまえば誰でもできることです。

そして誰もがそれをどこかでやめてしまう。
人にはそれぞれの理由で「これ以上頑張れない」あるいは「ここまで頑張れば十分だろう」と思う瞬間があるものです。

でも生ちゃんは「頑張ることをあきらめなかった」。

かつて私は賀喜遥香について「ひとつひとつ努力して実績を重ねることによって自分に大丈夫と言い聞かせてきた印象を受け、だからこそ彼女の笑顔を見るとみんな安心する」と書きました。
そんな彼女は「凡人代表」「凡人たちの希望の星」だと。

 

そしてこの日。

自分がこれまでずっと「天才」「怪物」「規格外」と呼んできた-いや今でも間違いなく天才であり怪物であり規格外であると確信している生田絵梨花が、こんなにも「究極の凡人代表」だったなんて。

そのことに私は感動したのだと思います。

10年間見てきた生ちゃんの本当の姿がやっとわかった。そんな気さえしました。

生田絵梨花の10年間。

それは彼女自身のこの言葉を証明し続けた日々でした。

 人はね、限界だと思ってからもうちょっといける byえりか

当サイトはアフィリエイトプログラムで雀の涙未満の微々たる収益を得てはおりますが、本文の内容は100%私の個人的な意見であり忖度は一切ございません。


この日、29曲ものパフォーマンスをするためにただひたすらに頑張った生ちゃん。

彼女の最後の姿が後輩たちの目にどう映ったかはわかりません。

願わくば「バカみたいに頑張ること」の素晴らしさと美しさと偉大さが誰かの心に残ってくれればいいなと思います。
いつかそう遠くない未来に「私には頑張ることしかできない」と語る誰かが現れてくれれば、と。(もちろん心身の健康を損なうほどの頑張り方をしてほしくはありません)

ここまで書いて思い出したことがあります。

27thシングル選抜発表後に、センターに選ばれた遠藤さくらが書いたブログ。

 とにかく私は、
 どう思われても何を言われても、ただ前を向いて頑張り続けるしかないです。

もちろんこの言葉だけを切り取って生田絵梨花のスピリットがさくちゃんに受け継がれた、なんていうつもりはありません。

でも生ちゃんの活動する姿を見たことは、間違いなく後輩たちの中に大きな何かを残したのではないでしょうか。

それが継承。

そうやって乃木坂は乃木坂であり続けてくれることでしょう。



『2020年の乃木坂46』 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数84,000文字、加筆部分だけでも10,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。

「今にして思うこと」は各記事の末尾に「追記」という形で新たに文章を加え、さらに書き下ろしとして4期生の初冠番組であった『乃木坂どこへ』を振り返っています。


Kindle本が読み放題になる Kindle Unlimited の新規登録は こちら から。 
初めてご利用の方は30日間の無料体験が可能。期間終了後は月額980円です。

また、note上で乃木坂46に関する有料記事を公開しています。どちらも無料で読める部分がありますのでぜひご覧ください。

『アンダラ伝説』¥300
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
 

マガジン「2019年の乃木坂46」¥200
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。



びーむ色調補正3
2021年東京ドーム、DAY2は高山一実のラストステージとなりました。

DAY1のレポはこちらです。


笑顔の君とサヨナラを


基本、前日と同じセットリスト。

Overture
01. ごめんねFingers crossed
02. ジコチューで行こう!
03. 太陽ノック(センター:生田絵梨花)
04. おいでシャンプー(センター:山下美月)
05. シンクロニシティ(センター:梅澤美波)

06. ファンタスティック3色パン
07. せっかちなかたつむり(秋元真夏、生田絵梨花、高山一実、樋口日奈、新内眞衣、遠藤さくら、賀喜遥香)
08. 錆びたコンパス
09. ひと夏の長さより…(センター:秋元真夏、賀喜遥香)
10. ありがちな恋愛(センター:齋藤飛鳥、山下美月)
11. 日常
12. 裸足でSummer
13. 全部 夢のまま

<期別コーナー>
14. I see…
15. トキトキメキメキ
16. アナスターシャ
17. 失いたくないから

18. Route 246
19. 僕は僕を好きになる
20. インフルエンサー(センター:山下美月、与田祐希)

21. きっかけ
22. Sing Out!
23. 夏のFree&Easy(センター:与田祐希)
24. ガールズルール(センター:山下美月)
25. 君に叱られた
26. 他人のそら似

EN1. 私の色
EN2. サヨナラの意味(センター:高山一実)
EN3. 偶然を言い訳にして(センター:高山一実)
EN4. 君の名は希望(センター:高山一実)
EN5. 泣いたっていいじゃないか


この日の印象に残ったシーンを挙げていきます。

ビジュアル仕上がってるメンは田村真佑かな。掛橋沙耶香も良かったですね。

最初のMCの「ウォーミングアップで『日常』」ってどういうことだ笑

『せっかちなかたつむり』の自己紹介で樋口日奈が「しっかり者」。
いや…?それは初期の間だけで「坂之上くん」事件あたりで既にブレーキが壊れてる感は出てた気がしますよ笑
西野ポジの遠藤さくらが歌うAフレが爆発的に可愛い。

『錆びたコンパス』の山崎怜奈。今やグループでも上位の場数を踏んだ彼女であっても歌い出しで声が震えるんだ、となんか変なところでドームの大きさを感じました。

『ひと夏の長さより…』でのかずみんへのメッセージ、「食べられたい よだゆうき」ひらがなで書かれた名前が秀逸。

『全部 夢のまま』!この曲好き!
この日の佐藤楓は前日の反省を活かしちゃんとカメラに向かってアピールできていたので一安心。
…と思ったらその直後に伊藤理々杏と山下美月のプロぶりっこふたりが堂々のキメポーズ連打笑

MCの回しはこの日も樋口日奈。大丈夫なのかと思っていたら案の定「全部出し切っていくぞぉ」と脱力させてくれます。

賀喜遥香の手加減のない煽りが良い『I see…』。
『トキトキメキメキ』よだやま(与田山下)の小芝居。そしてこの日も驚くほどの美を見せつける岩本蓮加

後輩で固めた『きっかけ』前のMC。
そこで「乃木坂46は私たちが守り続けます」と宣言する山下美月

『Sing Out!』ではアンダーが前に出てくるフォーメーションが良かった。
『夏のFree&Easy』トロッコに乗りながら(関係者を見つけたのか)丁寧に会釈をする遠藤さくら
『ガールズルール』前日に続き全力で煽る山下美月。この日の喉はなんとか持ちこたえました。
『君に叱られた』で高山一実とハグした後に涙ぐむ賀喜遥香

本編ラスト、10周年記念曲の『他人のそら似』。
『夜明けまで強がらなくてもいい』そして『ごめんねFingers crossed』部分で長尺アップになった遠藤さくらの「画がもつ力」。

当サイトはアフィリエイトプログラムで雀の涙未満の微々たる収益を得てはおりますが、本文の内容は100%私の個人的な意見であり忖度は一切ございません。



アンコールから高山一実卒業セレモニーでした。

『サヨナラの意味』ですっかりタレまゆになる遠藤さくら

『偶然を言い訳にして』で気球に乗るかずみんの背中を見送って泣き崩れる樋口日奈
佐藤楓はこの日2度目のカメラアピールに成功。

フルサイズで披露された『君の名は希望』。やっぱり特別な曲。

そしてこの日のハイライトは和田まあやから高山一実への送る言葉でした。

 朝、楽屋に入ってまずずー(高山)のかばんを探してずーの席に座って
 私が先に着いたときはずーの席をとって
 昔から楽屋の近くの席にずーがいて、明日からかばん探せないんだなって思ったら寂しいです

この言葉で抜けに映る遠藤さくらの目からも一気に涙が溢れます。

冠番組でも何度も聞いたかずみん独特の「まあや~」
呆れるようなたしなめるような、それでいて「可愛くて仕方ない」感あふれる呼びかけが頭をよぎります。

ラストは自身唯一のセンター曲、『泣いたっていいじゃないか』。
寂しさを露わにするひなちまとまあやの年少組。やっぱりかずみんは幼くてわんぱくだった彼女たちをお姉さんのように、そして保護者のように見守ってきたのだろうと思わせます。

本編ラストでは感想を聞かれ「楽しい、幸せ」と言っていたかずみん。

それでも最後の最後、彼女はこう叫んだのです。

 寂しい~!!

いつもみんなを支えてきた、あの笑顔を浮かべながら。


『2020年の乃木坂46』 kindle版
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数84,000文字、加筆部分だけでも10,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。

「今にして思うこと」は各記事の末尾に「追記」という形で新たに文章を加え、さらに書き下ろしとして4期生の初冠番組であった『乃木坂どこへ』を振り返っています。


Kindle本が読み放題になる Kindle Unlimited の新規登録は こちら から。 
初めてご利用の方は30日間の無料体験が可能。期間終了後は月額980円です。

また、note上で乃木坂46に関する有料記事を公開しています。どちらも無料で読める部分がありますのでぜひご覧ください。

『アンダラ伝説』¥300
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
 

マガジン「2019年の乃木坂46」¥200
過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。



このページのトップヘ