ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

タグ:金川紗耶

びーむ色調補正3
前の記事では印象に残ったシーンを挙げました。

関連記事:


こちらではフロントの3人について書きます。

まゆたんの真骨頂


本編最後の「Hot! Cool! Sexy!ブロック」。

フロント3人がそれぞれ3曲ずつセンターを務め、周りを固めるメンバーを入れ替えながら披露していくという新しい試みでした。

Sexyは田村真佑。ここまでやや大人しかった印象でしたがここで一気に本領を発揮します。

彼女の真骨頂である「下品にならないセクシーさ」
そこに『バレッタ』の妖しさ、『深読み』のいい意味での不安定さ、そして『悪い成分』の危うい強がりと、曲ごとのテイストを加えてみせたのです。

こう言ったらなんですが3曲ともやや地味めな楽曲なのに、客席を惹きつけるパフォーマンスをしていたのはさすが

神宮からちょうど1ヶ月。
初めてのアンダラですから新たに覚える曲が最も多かったであろう田村真佑。不安も緊張もあったと思います。

そしてシングルにして13枚、実に4年半の間入り続けた選抜から外れたわけですから、もちろん思うところはあったでしょう。選抜発表時のブログでも「いっぱい泣きました」と悔しさを吐露していました。

それでもこの日の彼女は悲壮感を一切感じさせない「いつものまゆたん」
「私は常に明るくハッピーな気持ちを皆さんに届けたい」という自身の矜持を貫いた彼女は立派でした。

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林瑠奈はわかってる


Coolの林瑠奈
いきなり『Wilderness world』そしてダンストラックでつないでからの『命は美しい』。
あの誰よりも踊れなかった子が…(失礼)とこちらがウルウルしているところへ

 永遠に―
 こうしてるのか―

こちらの感傷を振り払うような力強い歌声で『ここにいる理由』!
初期アンダラ!お前はわかってるってわかってたぞ林!
ちゃんと大間奏でメンバーの名前を叫ばせてくれるのもわかってるな!

みたいな感じで個人的にこの日一番盛り上がった瞬間はここでした。

Hotは金川紗耶
Hotな曲ってなんだろう?と思っていたら『太陽ノック』『狼に口笛を』『ジャンピングジョーカーフラッシュ』。
盛り上がる曲ってことなのかな。にしても『ジャンフラ』は卑怯笑

ライブでの彼女の見せ場といえば真っ先に思い浮かぶのが「格好いいダンス」。
しかしこの3曲では「アイドルっぽいキラキラ笑顔」を見せてくれました。

少し話がずれますが、このやんちゃんのアイドル笑顔や林のダンス曲連打をはじめとして多くのメンバーに「得意分野以外」での見せ場があったように思います。

これまでなら『Wilderness』や『命は美しい』はやんちゃんセンターだったでしょう。

そして全体的にセンターに8小節任せるソロ歌唱が多かった。
歌に苦手意識のあるメンバーにはかなりのプレッシャーだったでしょう。

でも「得意なことだけやってるわけじゃない」ゆえの緊張感や「チャレンジし続ける」というアンダラの心意気が伝わってきたので個人的には非常に良かった。

さらに余談になりますが、この日のセトリには『日常』がなかったんですよ。
やればブチ上がるのはわかっている。それでも敢えてセトリに入れない。
その意味はきっと「反骨のその先を目指す」ということなのでしょう。(このあたりは40th選抜発表の記事で改めて書きます)

話を金川紗耶に戻します。

アンコールのラスト。
彼女の「次の曲は私たちの想いを曲に乗せて歌います」から流れ出したのは『錆びたコンパス』。

3日間でこの日だけ歌われた、本当に特別な曲でした。

 行ったことのない地平線の先よ
 努力した涯に何を思う?

堂々のアンセム。黄色に染まる客席。ラスサビで目に涙を浮かべるやんちゃん。

最後に彼女が語った言葉はこれでした。

 乃木坂ってやっぱ素敵な場所ですね
 これからも私たちが守り続けます


この日の時点で恐らく40thシングル選抜発表は行われていたでしょう。
すなわち矢久保美緒と松尾美佑の卒業もメンバーは知っていたと思われます。

アンダラを支えてきたふたりが去る。
(39thの田村真佑のように)選抜固定と思われていた五百城茉央が次の座長になる。

そこで私は、私たちは何ができるだろう

そのひとつの答えが「守り続ける」なのだと思います。

センターを経験した金川紗耶をはじめとした39thアンダラメンバーがいおちゃんをどう支え、まつおさんとみっちゃんをどう送り出すのか。

40thアンダラが楽しみです。


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過去に当ブログに掲載した記事を再構成し加筆したもの。
総文字数65,000文字、加筆部分だけでも8,000文字以上のボリュームでブログをご覧になった方にも楽しんでいただけることと思います。

当時感じた感想や見解をそのまま残すため本文は主に文体の修正にとどめ、「今にして思うこと」は各記事の末尾に「追記」という形で新たに文章を加えました。


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びーむ色調補正3
10月7日から横浜BUNTAIで3日間開催された39thSGアンダーライブ。

その最終日の配信を観たのでレポします。

いいアンダラ


最初に全体の印象を書いてしまうと、非常に締まったいいアンダラでした。

ひとつの大きな理由として過去にアンダーセンターを経験しているメンバー(※)が過半数を占めていたことがあるのでしょう。
※伊藤理々杏と林瑠奈は32nd『さざ波は戻らない』でWセンター

これは恐らく史上初のはず。
それゆえにオリジナルセンターで披露されるアンダー楽曲が多く、どこか「樋口日奈と2期生の時代」のような「アンダラのスター大集合」感がありました。

なおかつ本編ラストでフロント3人をフィーチャーしてきっちり花を持たせる。

全員が行くべきところと控えるところを理解して役割を果たしている、という感じでした。

セットリストはこちら。

Overture
01. Under’s Love(センター:金川紗耶)
02. My rule(センター:林瑠奈)
03. Hard to say(センター:田村真佑)
04. マシンガンレイン(センター:金川紗耶)

05. 落とし物
06. ~Do my best~じゃ意味はない
07. 滑走路(センター:佐藤璃果)
08. 交感神経優位

<39ブロック>
09. 絶望の一秒前(奥田いろは)
10. 君に贈る花がない(センター:柴田柚菜、岩本、吉田、矢久保美緒、璃果)
11. シンクロニシティ(センター:松尾美佑)
12. サヨナラの意味(センター:金川紗耶)

13. さざ波は戻らない
14. あの日 僕は咄嗟に嘘をついた(センター:黒見明香)
15. 三角の空き地(センター:矢久保美緒)
16. 嫉妬の権利(センター:吉田綾乃クリスティー)
17. 踏んでしまった

<Hot! Cool! Sexy!ブロック>
Sexy:田村真佑
18. バレッタ(センター:田村真佑 、理々杏、璃果、柴田、林、矢久保、奥田)
19. 深読み(センター:田村真佑、岩本、吉田)
20. 悪い成分(センター:田村真佑、理々杏、金川、黒見、松尾)
Cool:林瑠奈
21. Wilderness world(センター:林瑠奈、岩本、吉田、璃果、柴田、矢久保、奥田)
22. 命は美しい(センター:林瑠奈、理々杏、金川、黒見、松尾)
23. ここにいる理由(センター:林瑠奈、岩本、璃果、矢久保、奥田)
Hot:金川紗耶
24. 太陽ノック(センター:金川紗耶、理々杏、吉田、黒見、柴田、田村、松尾)
25. 狼に口笛を(センター:金川紗耶 + 岩本、璃果、矢久保、奥田)
26. ジャンピングジョーカーフラッシュ(センター:金川紗耶)
27. 不道徳な夏

EN
EN1. ロマンスのスタート(センター:田村真佑)
EN2. 車道側(センター:林瑠奈)
EN3. 左胸の勇気(センター:金川紗耶)
EN4. 錆びたコンパス(センター:金川紗耶)

WEN1. 不道徳な夏


ここからはいつものように印象に残ったシーンを挙げていきます。

金川紗耶のキャラクターからすると意外だった『Under’s Love』というオープニング。

『My rule』大間奏で林瑠奈の高速デフラワー!手足長い

『落とし物』の奥田いろは、大間奏のソロダンスで右足を引く速さよ!

『~Do my best~じゃ意味はない』の岩本蓮加、最後の「ありがとう」が妙にしおらしい。

『交感神経優位』!この曲好き!Bフレからブリッジ、サビと『若者のすべて』に似てるけど!笑
ラスサビのソロ歌唱、少し前のめりなリズムで汗だくになりながらひたむきに歌う柴田柚菜
その姿はゆんちゃんの持ち味であり魅力だった「青春感」が今なお彼女の内にあることを感じさせてくれました。

MCでの林瑠奈、「Switchとかネット通販のやり方とかを教えてくれた松尾と矢久保に感謝」が面白かった。

奥田いろは『絶望の一秒前』。
なんでまたこんなソロ歌唱向きでない曲を、とは思いましたが。
5期生制服。セリフ調のラスト。「何もできなかったあの頃の私」と「今の私ができること」の対比。それだけではないでしょうが、彼女がこの曲を通して訴えたいものがあることは伝わってきます。

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松尾美佑は『シンクロニシティ』。
研究生時代に振りを教わって「初めて坂道の一員になれた瞬間」という、いい話。

『三角の空き地』!
オリジナルの中田花奈は艶っぽさが前面に出ていましたが割と「サラッとした」メンバーの多い今回のアンダラでは曲自体の良さが目立ちました。(どちらがいい悪いではなく別の面が強調されたという意味です)
センター矢久保美緒が1番終わりで見せた「心をどこかに置いてきたような」実にいい表情

そして『踏んでしまった』だー!!
アンダラではもはや「紅だー!!」ぐらい盛り上がる鉄板曲

本編最後の「Hot! Cool! Sexy!ブロック」については次の記事で書きますが、ここからの新衣装が可愛かった。

締めはこの夏を駆け抜けた曲『不道徳な夏』。

アンコールは『ロマンスのスタート』から。
『車道側』でひたすら楽しそうにじゃれる岩本蓮加吉田綾乃クリスティー

最後の曲『錆びたコンパス』。これも次の記事で。

Wアンコールは再びの『不道徳な夏』。黒見明香を捕獲する田村真佑

最後の最後はメンバーとファンがお互いに向けて「サンキュー!」。
これいいアイディアでしたね。なんだかグッときました。

この日のビジュアル仕上がってんなあメンは、やっぱり金川紗耶ですかね。
林瑠奈も以前のような力みが抜けて魅力的な表情が多かった。

そして特筆したいのが奥田いろは

表情、動き、シルエット(姿勢)等、この日の彼女の「すみずみまで神経が行き届いている感」は半端なかった
やはり舞台出演を重ねて様々な角度から観られ続ける日々を経験しているのが大きな成長の糧となっているのでしょう。


続きます。

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びーむ色調補正3
いいものを観た

この日現地参戦した私が、終わった瞬間にしみじみ思ったことです。

もはや卑怯


セットリストはこちら。

Overture
01. ジャンピングジョーカーフラッシュ
02. バンドエイド剥がすような別れ方
03. 自惚れビーチ(センター:冨里奈央)
04. 思い出が止まらなくなる
05. 13日の金曜日(センター:筒井あやめ)
06. 錆びたコンパス(センター:筒井あやめ)
07. あの日 僕は咄嗟に嘘をついた(センター:小川彩)
08. 嫉妬の権利(センター:柴田柚菜)
09. 不等号(センター:金川紗耶)
10. 狼に口笛を(センター:黒見明香)

<ユニットコーナー>
11. ブランコ(センター:小川彩)
12. 羽根の記憶(センター:林瑠奈)
13. その女(センター:金川紗耶)
14. Against(センター:清宮レイ)

15. ハウス!
16. 扇風機

<企画コーナー>
「あーやと遊ぼう」

17. 日常(センター:筒井あやめ)
18. Hard to say(センター:菅原咲月、冨里奈央)
19. さざ波は戻らない(センター:林瑠奈)
20. 踏んでしまった
21. Actually. . . 
22. 夜明けまで強がらなくてもいい(センター:筒井あやめ)
23. 車道側

EN
EN1. ざぶんざざぶん
EN2. 太陽ノック
EN3. 左胸の勇気(センター:筒井あやめ)

WEN
WEN1. ジャンピングジョーカーフラッシュ


Overtureに続いて流れて来たのはド派手なイントロ。

『ジャンピングジョーカーフラッシュ』。
もうこの瞬間に客席はあっさり沸点越えしてました。

期待感でパンパンに膨れ上がったところにニトログリセリンを放り込むようなものですからね。完全に出来上がりきった客席。2014年の有明コロシアムみたいだ。

そして息もつかせず『バンドエイド剝がすような別れ方』。

現在の乃木坂ブチ上げ曲で5本の指に入るであろう両曲のオリジナルセンターが揃い踏みした今回のアンダラ。そりゃセトリに入れるでしょうよ。

でもド頭で2曲続けるか!しかもフルで。
もはや卑怯だ笑

しかしそれ以外はいつものアンダラ同様に、アンダー楽曲中心の構成。
例外はユニットコーナーとトロッコ曲と『Actually...』『夜明けまで強がらなくてもいい』ぐらいですね。

新旧アンダラのアンセム『錆びたコンパス』『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』。
2期生全員アンダーだった『嫉妬の権利』。
中元日芽香の想い『不等号』。
初期アンダラの鉄板曲『13日の金曜日』『狼に口笛を』。

アンダラが初めてなファンにも、そしてもちろん初参加となる筒井あやめと菅原咲月にも「これがアンダラだよ」と伝えるような選曲です。

ユニットコーナーでアンダー楽曲史に残る名曲『ブランコ』が入ったのもセトリを締めた要因でしょう。
それをまた小川彩という、最年少でありながらもはやひとつの磁場になっているメンバーのセンターでやるというのが素晴らしい。

この日のハイライトのひとつ、清宮レイ渾身の『Against』。こちらについては彼女の卒業の記事で書くつもりです。

企画コーナーで一度完全に緩めた空気を一気に引きずり戻す『日常』。

どこまでいっても北野日奈子のものであるはずのこの曲を、自分のものの「ように」してみせた筒井あやめ。11thバスラ4期生ライブで『思い出ファースト』のセンターを務めた時にも感じた、彼女のスペシャリティ。
最後の薄ら笑いのド迫力

そこから近年のアンダー楽曲を連ね、超速の『踏んでしまった』。
畳み掛ける『Actually…』。オリジナルの清宮レイによる最後の英語台詞

「私にとってとても大切な曲」ここまできて何をやるのかと思えば『夜明けまで強がらなくてもいい』。

筒井あやめの座長挨拶。
そして本編ラストはみんな待ってた『車道側』

アンコールはあやレイファイナル
そしてWアンコールでは私服姿の奥田いろはも加わって2度目の『ジャンフラ』。

大満足の素晴らしいセトリでした。

この日のビジュアル仕上がってんなあメンはやっぱり、筒井あやめ
デコ出しで美形お姉さんっぷりが強調されていた金川紗耶林瑠奈のふたりも印象に残りました。フレッシュなフロント3人との対比という面でも非常に良かった。

関連記事:


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梅澤美波は今回のアンダラを観て「未来の乃木坂を見てるみたい」と語ったそうです。

それもそのはず。

山下美月が卒業し、いよいよ4期Wエース「かきさく」=賀喜遥香と遠藤さくらが乃木坂の先頭に立ちました。
これから4期5期の時代が始まります。すなわちある意味「4期5期ライブ」でもあったこの日のメンバーが中心となる未来がもうすぐそこまで来ているということです。

しかもこの日の最年長は金川紗耶と佐藤璃果の2001年組ですからかきさくと同い年。
つまりこの日のアンダラはさらにその先の、やがて来る「かきさく後」の世界を垣間見せるものだったのです。

もちろんここに井上和をはじめとした5期生選抜組5人が加わります。その頃には6期生からも何人か「センター級」「エース格」が生まれていることでしょう。

それでもその時に筒井あやめがひとつの柱として存在してくれたら
中学生にしてかきさくとともに抜擢フロントを経験し、ふたりの苦悩とその後のエースへの歩みをそばで見てきた彼女がいてくれたならなんと心強いことか。ましてや彼女は和ちゃんと同い年なのです。

ここではあやめんにフォーカスを当てて書いていますが、もちろん彼女以外でもかきさく後に「4期生ここにあり」と感じさせてくれるメンバーがいることを願っています。

余談ですが個人的には岩本蓮加もしれっとその頃まで在籍していてほしい。
彼女は2003年組(あやめんのひとつ上の代)のしかも早生まれなので3年後の夏でもまだ23歳ですからね。


続きます。

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びーむ色調補正3

4年ぶりの帰還


2019年5月、4期生初の単独ライブが行なわれた横浜アリーナ。

4年ぶり…正確には3年9ヶ月ぶりの帰還です。

セットリストはこちら。

Overture
01. 夜明けまで強がらなくてもいい
02. ごめんねFingers crossed
03. 君に叱られた
04. 好きというのはロックだぜ!

<全員センター企画>
05. 君の名は希望(センター:清宮レイ)
06. シンクロニシティ(センター:松尾美佑)
07. きっかけ(センター:林瑠奈)
08. ファンタスティック三色パン(賀喜遥香、金川紗耶、田村真佑)
09. あらかじめ語られるロマンス(北川悠理、遠藤さくら、清宮レイ、松尾美佑、矢久保美緒)
10. 風船は生きている(弓木奈於、黒見明香、佐藤璃果、柴田柚菜、筒井あやめ、林瑠奈)
11. 制服のマネキン(センター:黒見明香)
12. アナスターシャ(センター:柴田柚菜)
13. 思い出ファースト(センター:筒井あやめ)
14. 僕のこと、知ってる?(センター:佐藤璃果)
15. ここにいる理由(センター:早川聖来)
16. Wilderness world(センター:金川紗耶)
17. ぐるぐるカーテン(センター:遠藤さくら)
18. Sing Out!(センター:田村真佑)
19. 他人のそら似(センター:矢久保美緒)

20. 4番目の光
21. Out of the blue
22. 猫舌カモミールティー
23. 図書室の君へ
24. キスの手裏剣
25. ジャンピングジョーカーフラッシュ
26. I see…

EN
EN1 アトノマツリ
EN2 ハウス!
EN3 サイコキネシスの可能性
EN4 おいでシャンプー


まずこの日のビジュアル仕上がってんなあメンは黒見明香。彼女は凄く雰囲気が柔らかくなりましたね。
遠藤さくら筒井あやめも可愛かった。

オープニングは『夜明けまで強がらなくてもいい』。ナゴヤドームの8thバスラを思い出します。
遠藤さくらのキメ顔エンディングからそのまま『ごめんねFingers crossed』!
両サイドに金川紗耶松尾美佑を並べ、さくちゃんと4期の誇るスタイル抜群のダンス巧者3人による強力布陣。

そこから一転ニコニコ笑顔の遠藤さくら、流れてくるイントロは『君に叱られた』。
賀喜遥香の煽り。続く『好きというのはロックだぜ!』でも煽りまくり。
なのに直後のMCでは「横アリはお腹痛くなる…」と笑うかっきー。
『好きロック』の途中、フロントでしゃがんで目を合わせてニッコリする遠藤さくら林瑠奈

早川聖来の「ただいま」。
結局泣いたけど「泣かない」と我慢するのも良かった。

佐藤璃果に「りか、大好き~」と早くもかかり気味の田村真佑

曲間のVで映し出された加入前の賀喜遥香が可愛すぎてたまげる

『君の名は希望』清宮レイなのはちょっと意外。ラスサビで泣く賀喜遥香

『シンクロニシティ』のイントロにどよめく客席。そして登場した松尾美佑に再び起こるどよめき。

『きっかけ』。
この曲の見せ場であるDフレは柴田柚菜弓木奈於林瑠奈

『ファンタスティック三色パン』の3人は強いな~。
本家(齋藤飛鳥、梅澤美波、山下美月)とは全然タイプが違うのに衣装が似合う。
そしてイントロの後ろ姿が既に格好いい金川紗耶
「好きなパンを言う」でお題「セクシー」に当たってしまった賀喜遥香の「あ~んパン」も素晴らしい笑

『あらかじめ語られるロマンス』でイチャイチャする遠藤さくら矢久保美緒

『風船は生きている』!

曲間のVでの弓木奈於の「乃木坂はずっと見てたそのまんま」「こういう人になりたいと思わせてくれる先輩たち」という言葉。

『制服のマネキン』は黒見明香!似合う。その両サイドがかきさく(賀喜遥香遠藤さくら)なのも良い。

『思い出ファースト』は筒井あやめ
また定義が曖昧な言葉を使ってしまいますが、彼女にはセンター適性あると思うんですよね。
あやめんのそれは楽曲を「自分のものに」ではなく自分のものの「ように」してしまう力かと。だって3期のスペシャルな曲ですよ。大園桃子というアイコンと分かちがたく結びついた曲をその呪縛とは別のところで鳴らせるというのは、やはり特別な能力でしょう。

『ここにいる理由』。
この歌詞をアンダーに歌わせるのか。オリジナル発表当時にそう思ったことを思い出しました。
この歌詞を今の早川聖来に歌わせるのかいや、きっと逆説なんだ
彼女の気迫がビシビシ伝わってくる良いパフォーマンスでした。

『Wilderness world』、まさにこれぞ金川紗耶

『ぐるぐるカーテン』、遠藤さくらという極めて妥当なセンターの隣に並ぶのは林瑠奈という意外なチョイス。

この曲の披露中に背後のモニターに映し出される4期生たちの手書きメッセージ。
その多くに「幸せ」という言葉が並ぶのが、なんかいいなあ

『Sing Out!』田村真佑のソロダンス。踊り終えた彼女に向けられる客席からのどよめき。

『他人のそら似』、センター矢久保美緒に後ろから投げキスを乱打する遠藤さくらのタレまゆ

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MCでの弓木奈於の「乃木坂の勢いにのまれちゃうことがあって」という発言。

この日のハイライト、遠藤さくらから15人へのメッセージと『4番目の光』については別途書きます。

『図書室の君へ』。あの演出について思うところはありますが、ご本人の状況が分からないのでコメントは差し控えます。

『キスの手裏剣』で筒井あやめを愛でたおす賀喜遥香

『ジャンピングジョーカーフラッシュ』が最高。
ラストの筒井あやめのやり切った表情。

そして本編最後、煽りまくる賀喜遥香
ひとしきりファンを煽ったかと思えばくるりとメンバーの方に振り返り「オイオイオイオイお前ら油断してただろ!?」
そして「4期生が大好きですか~!?」の絶叫。

アンコール『アトノマツリ』。キャップの林瑠奈が可愛いのは言うまでもないが、遠藤さくらも似合う。

トロッコを乗り換える際に名残惜しそうに抱き合う遠藤さくら賀喜遥香

最後のMC、いつもと違う声で「楽しかったでーす!」と叫ぶ北川悠理
「元生徒会長なめんなよ」と笑う清宮レイ

ラストは『おいでシャンプー』。
アンコールの選曲に意味などないのが実に乃木坂。


こう書き連ねて思うのが賀喜遥香の魅力満載というか、彼女が愛される理由が良くわかるライブだったなということ。

素直に泣いて笑って煽って「あ~んパン」して。

既に2度もシングル表題曲のセンターを務めている彼女が同期に囲まれて見せる感情の発露。それは時に無防備ですらあって。
まさに齋藤飛鳥が言うところの「周りに出ているピュアさが度を超えてる」状態。

椎名林檎的に言うならば「素顔で泣いて笑う君のそのままを愛している故に」というやつですね。


続きます。

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タオル補正
前の記事では「5期生選抜入りせず」から想像される次回作の展望を書きました。

関連記事:


当記事では今回の選抜発表に先立ち、よく話題に上がっていた佐藤璃果と林瑠奈について。

林、林に追いついたか?


共に新4期生として加入し、前作の4期生曲『ジャンピングジョーカーフラッシュ』ではセンター筒井あやめの両隣を務めたふたり。

「選抜入りか?」「4期生初のアンダーセンターかも?」「久々のアンダーWセンターというのはどうだ」等々、期待が膨らんでいました。

そして選抜が発表され、ふたりの明暗は分かれます。

初選抜を勝ち取ったのは林瑠奈でした。

当ブログをご覧いただいている方はお気づきかと思いますが、個人的には林ちゃんを非常に高く評価しています。

彼女の強みは「フック」の多さ

はっきりした顔立ち、しかもあまりアイドルにはいないタイプの目を引く美人顔
「ドスの効いた」声を出せる歌唱力。『乃木坂スター誕生!』での『白い恋人達』は実に良かったですね。
加入当初の白目やつい先日の『乃木坂工事中』内輪ウケものまねでもわかるように笑いに積極的。
しかもきちんと話せるしっかり者なので外番組にも安心して送り出せる。

そのフックの多さはすなわちきっかけ」の多さであり「化ける」可能性の高さでもあります。

しかし私が思う彼女の最大の魅力は「乃木坂愛」。

コントでアドリブ放り込んだり、突然の代打で山本リンダさんとの共演をやってのけたりとこれまで何度もハートの強さを見せてきた彼女。
それなのに乃木坂の曲を歌う時は大切すぎて緊張で震えてしまうという、グループへの強い想い

そして2期生ラブ、アンダーラブの熱いハート。
それを隠さない彼女ですから、私は29thシングルアンダーライブの記事で「近い将来のアンダーセンター候補」と評しました。

この時点では「だがミーグリ完売実績という数字の裏付けがないためまだそこには時期尚早」という但し書きがついていたのですが。

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30thシングルのアンダラでも評価を上げ、ミーグリはじりじり完売を伸ばし最終的に18/30。
29thでの2/30から大躍進しそのまま今回の選抜入りへ。

個人的には正直驚きました笑

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正念場にして大チャンス


選抜入りが叶わなかった佐藤璃果。

彼女は加入当初からミーグリの完売では健闘を続けてきました。
新4期生の中ではスタートダッシュを決め、アンダーメンバーの中でもほぼ最上位。

柴田柚菜や金川紗耶、そして弓木奈於といったなんらかのきっかけを掴んだメンバーが選抜入りするのを見ながら、ずっと「次こそは」と思っていたはずです。

そして30thシングルのミーグリでは舞台出演の都合により総部数が20だったものの8次で待望のフル完売を成し遂げます。

その舞台と全ツ、さらにアンダーライブというハードスケジュール。
それを駆け抜けた先に目標である選抜入りというゴールがあると信じていたのに、叶わなかった落胆。

かつて井上小百合が14thシングル選抜期間に舞台3本同時進行という常軌を逸したスケジュールをこなした挙句、15thで選抜から外れるというあまりにあまりな仕打ちを受けたことが思い出されます。
その時に盟友・伊藤万理華が激怒してくれたことも。
彼女自身もこの時に選抜から外れたのですが、それでも自分のことではなく井上小百合のために「あんな無茶苦茶なスケジュールをやり遂げたさゆを外すのはおかしい」と怒ってくれたことを。

話を佐藤璃果に戻します。

選抜発表直後のブログで「涙枯れるくらい泣きました」と辛い気持ちを吐露したさとりか。

そして「アンダーも素敵で大切で大好きだけど、私の目標はいつだって選抜です」と。

この悔しさを露わにした文章は賛否両論を呼びました。

否定的な意見もわかるんです。

「何作もフル完売を続けてそれでも選抜入りできなかった先輩メンバーもいる」のはその通り。でも握手とミーグリはイコールで比べられるものでもないよなとも思います。(ミーグリの方が「推し増し」を誘発しづらい)

「メンバーがこういうネガティブなことをストレートに言うのは苦手」という方もおられるでしょう。でもまあ1期2期のメンバーはもっとバッチバチの時期を何年も過ごして、それを越えたうえであのお互いを尊重し合う空気を纏ったんですけどね。

ということで個人的には、さとりかのブログは圧倒的に「賛」です。

凄く無責任な表現で彼女とファンの方には怒られると思いますが、「本気で悔しいと言える状況までようやくたどりついた」ことが嬉しい。

やっと競争できるところまできたというか。

2020年夏の『Route246』は選抜常連メンバーで固められ完全に「新・超選抜」の雰囲気がありました。(元祖超選抜は『ハルジオンが咲く頃』)

そこから1期生の卒業が相次ぎ空席ができるものの、そこに収まった4期生とそれ以外のメンバーとの間にミーグリ完売実績で差が開きます。

結果として約2年もの間「選抜からアンダーになるメンバーがほとんどいない」という異常事態が続きました。

そこに風穴を開けたのが前作における金川紗耶と弓木奈於

センター佐藤楓の左右を務めた29thアンダラで評価を上げ、ミーグリの売り上げもアンダーメンバーの中では少し抜けた数字を叩き出し一気に選抜入り。

さらに30thのミーグリはともに4次完売。
これはほぼ福神固定メン(と田村真佑)に次ぐ堂々の売り上げでした。
当然のようにふたりとも31stで連続選抜を勝ち取ります。

アンダーメンバーもそのファンにも、このふたりの躍進が光明になったのではないでしょうか。これが佐藤璃果と林瑠奈が30thでミーグリの完売を伸ばした理由のひとつであるのは間違いないと思います。

やっと乃木坂が活性化してきた。そんな印象です。


もうひとつ、最後に書いておきたいのは佐藤璃果が「アンダーに選ばれた可能性」

かつての伊藤万理華のように。

8th『生まれたままで』9th『ここにいる理由』と2作連続でアンダーセンターを務め、かつては無料でも全然客を呼べなかったアンダラを「今、一番熱いライブ」と言われるまでにしていた万理華。それでも10thシングルもアンダーだった万理華。

今回のさとりかも集客面で大きな期待をされていることと思います。(であればアンダーセンターに据えるべきだったのに、とも思います)

そこで「濃い」アンダラファンに何を見せられるか

彼らの心を動かすことができるのか。

佐藤璃果にとって、正念場であると同時に大チャンスです。


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