
エースと呼ばれるもの
最後に次のシングルについて書きます。
これがまた難しい。
予想が、ではなく采配が。
そもそも発売時期の判断からして難しい。
もちろん理想はコロナ禍が収束して握手会もできるようになって…という状態での発売でしょうが現時点では全く目途が立ちません。
とすると現在とさほど変わらない状態でのリリースを覚悟せざるを得ません。そうでないとまた身動きが取れなくなってしまいます。
そんな苦しい状況でマウンドを託せるのは、エースしかいない。
十中八九、齋藤飛鳥でしょう。
今回切らなかった「与田祐希センター」というカードを悪条件の中で敢えて使うことはしないはず。遠藤さくらや賀喜遥香も同じ。ましてやジョーカー生田絵梨花はあり得ない。
飛鳥センター、フロントに3期4期をふたりずつという線が濃厚かと。
山下/与田/飛鳥/遠藤/賀喜
これに生ちゃんと梅澤美波が加わるパターンもあるかもしれません。
あともうひとつ挙げるとすれば美月の連続センター。
西野七瀬が初センター『気づいたら片想い』から続けて『夏のFree&Easy』もセンターをやったのと同じパターン。連続センターで一気に定着させるという発想ですね。
ただこれは誰もが認める一番人気であった当時のなーちゃんだからできたことで、今回「泥をかぶるタイミング」で初センターを務めた美月にさらに負荷をかける可能性は低いでしょう。
センターはほぼこれで決まりだと思いますが、フロントや2列目はミート&グリート(オンライントーク会)の売り上げいかんによっては変動があるかもしれません。
先に発売した櫻坂46のミーグリは売れ行きにこれまでよりはっきりした差がつきました。一説によればこれは「ついで買い」がなくなったためと言われています。
乃木坂でも同じ傾向だとすると、これまでとは違った完売状況になるかもしれませんね。
over troubled water
上で発売時期の判断が難しいと書きましたが、個人的にはガンガンシングルを出すべきだと思います。
仮にオリンピックが開催された場合は新たな感染拡大のリスク要因となります。
オリンピックが中止にならない限り、選手団入国以前にある程度収益を確保しておくべき。
そう考えるとむしろイベントはオンラインでしかできないものと割り切り、3~4ヶ月に1枚シングルを出して安定した売り上げを保つことこそ正しい判断でしょう。
アンダラで有観客ライブを再開しますが、全体ライブでは結構リスキーかと。国内屈指の動員力を誇る乃木坂ですから感染リスクももちろん、状況が変化して客入れが不可となった場合の返金処理にかかる手間とお金もかなりの規模となってしまうでしょう。
そりゃ正直言えばバスラもやってほしいです。でも準備期間中にメンバーやスタッフで感染者が出て隔離となるとその穴を埋めることが極めて困難ですから、相当難しいと思います。ましてクラスターが発生したら目も当てられないので厳しい判断となりますね。
仮に客入れしての全ツ開催となるのであればオリンピック選手団が入国してくる前にやってほしい…とすると5月末ぐらいまでになってしまいますけれど。
まあライブはオンライン前提で準備しながら、状況が改善すれば有観客でできるようなステージングにしておいてその時々で判断というのが妥当なところでしょう。恐らく今回のアンダラもそうだったのではないでしょうか。元々乃木坂のライブチケット発売って結構直前が多いですしね。
と、話がライブに飛びましたがシングルそのものに戻します。
27thは率直に言って、26thからさらに前作割れの危険があります。
理由はオンライン慣れしたファンによるミーグリ離れの可能性。
それを留めるためにまずやるべきなのが、
10秒と言われているミーグリ券1枚当たりの時間を15秒(もちろん20秒ならなお良いです)に延ばすこと。
そしてこれをやる場合には絶対、公式にアナウンスすべきです。
ファンが自然と気づくのではなく、運営として「この困難な時期に支えてくださる皆様のためのファンサービスとは何かを考えた結果、この結論になりました」と。
目先の利益率ではなく顧客満足維持(まあ目的はそれによる売り上げ維持なんですが)のために運営が真剣に考えたということがファンにもはっきり伝わらなければ意味がありません。
その辺の心意気というか企業努力というかがきちんと伝わればファンは心を動かされるはずです(少なくともおっさんオタの何割かは)。
まあ既に25th個別握手会の振り替えに参加したユーザーとの不公平感は正直ありますが、そんなことはこの際どうでもいいです。っていうかサービスレベルが向上して文句言う奴は相手にせんでよろしい笑
ミーグリは既に発売しているので時間を変更できるのは27thからでしょうが、それ以外にも運営は今回のシングルからファンサービスとは何か知恵を絞ってほしい。
というか、ファンからアイディアを募集すればいいんですよ。
お客さまが欲しいものを一番知っているのはお客さま、ってやつです。
全国握手会に替わる「イベント参加券」の使い方として希望するものは何か。
ストレートに言えば何枚でどれだけのリターンがあれば買うのか。
大量買いするいわゆる太オタの意見も、1枚だけのライトファンの意見もどちらも重要です。
(もちろんファンの言いなりになる必要はありません。乃木坂のイメージや価値を守るためにはある程度出し惜しみすることも大切です)
やはり多くのファンが望んでいるのはライブでしょう。
全握券2~3枚で応募者全員当選の配信ライブとか。
あるいは同じく1枚で60分ぐらいのミニライブもいいですね。
全国握手会のミニライブ相当の内容でもいいですし、それこそさゆりんご軍団単独ライブとかこの機会にやるのもいいじゃないですか。
ちなみに私はOG全員集合の犬メン単独ライブがあれば抽選でも応募します笑
軍団以外にもシャッフルユニットライブ祭りとかも観てみたいですね。
1期から4期まで組み合わせて各ユニット8人以下とかで。
人数を絞ることによって普段はスポットが当たりにくいメンバーも活躍の場ができ、推し増しの効果も見込めます。メンバー間の交流も深まるし、いいことづくめでは。もちろん感染対策の意味でも少人数の方が望ましいですね。
あんまり乱発すると飽きられますが、月1回配信ぐらいにすればこれだけでもむこう1年はやることに困らないでしょう。
ライブ関連ですぐにできそうなもので言えば、「PROJECT REVIEWN」。
これまで全握会場に行く必要があった過去の全握ライブダウンロードをオンラインでもできるようにする。これもぜひやってほしいですね。
あとはオリジナルのバラエティ。過去の冠番組で好評だった企画を3期4期メインでやるなんてのもいいですね。
メインMCは安心の早出さんにお願いするとして、アシスタントは斉藤優里や伊藤かりんで。乃木坂LLCに残っている卒業生がいっぱいいるんですから、こういう時にうまく使えばいいんですよ。コロナの影響で仕事が減っている場合もあるでしょうし。
まあこれだけ色々なパターンの特典をつけると当然批判が出るでしょう。「乃木坂46、仁義なき多数販売」みたいなことを言い出すメディアもいるかもしれません。
でも、今野さんがはっきり言えばいいんですよ。
「特典商法だ何だという批判は甘んじて受ける、だが我々の使命はエンタテインメントの灯を絶やさないことだ」って。
今一番考えるべきことは、乃木坂をいかにして存続させるか。
そのために必要なのは稼働率と収益を上げることです。
メンバーもスタッフも関係する業界の方々も稼働率を上げて「仕事がない」不安を解消し誰の心も折らないようにすること。それと同時にこの難局を乗り越えるだけの収益を上げること。
そのために、ファンが何に対してなら気持ちよくお金を払えるのか必死に知恵を絞ることが必要です。
自分は業界人じゃないのでどのコンテンツが利益率高いかまではわかりませんが、アイディアだけならいくらでも出てきますよ今野さん笑
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note上で乃木坂46に関する有料記事を公開しています。どちらも無料で読める部分がありますのでぜひご覧ください。
『アンダラ伝説』¥300
伝説のアンダーライブ2ndシーズンを題材にしたセミドキュメンタリー小説。あの頃の熱量を叩き込んだ渾身の50,000文字です。
マガジン「2019年の乃木坂46」¥200
当ブログに掲載された記事を再構成し加筆したもの。総文字数10万文字、加筆部分だけでも22,000文字以上のボリュームでブログをご覧の方にも楽しんでいただけることと思います。
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