ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

タグ:5期

びーむ色調補正3
前の記事ではこの日の印象に残ったシーンを列挙しました。

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当記事では全体を通しての雑感を。

堂々たるその姿


凄えなあ

この日、何度もこう思いました。

とにかく「先輩メンバーの名前を出してその持ち曲をやること」にためらいがない

曲間のVやMCで、素直に西野七瀬、齋藤飛鳥、北野日奈子らを「憧れ」と語り、その曲を堂々とパフォーマンスする5期生たち。(岡本姫奈は『Sing Out!』後に震えていましたが)

7thバスラで梅澤美波や佐藤楓が、そして8thバスラでは遠藤さくらや賀喜遥香が。
3期生や4期生が涙を流し、震えながら立った卒業生のポジション

もちろん全体ライブと期別ライブではそこに立つ重みが全く違うのもわかります。

でも10thバスラの久保史緒里をして決死の覚悟で臨んだ『日常』を、奥田いろはが「日奈子ちゃんが大好きなので~」と選曲してやってのけてしまうというのはやっぱり、凄い。

確かに3期や4期も初単独ライブで先輩の曲をやっています。
ただ開催タイミングが違う。

お見立て会から半年だった3期4期。
曲を覚えてそれをステージ上でやるのに精一杯で、先輩のポジションに入ることの怖さにまで気が回っていないように見えました。

それに対し5期は1年。
しかも日産スタジアムの10thバスラで卒業生たちへのファンの熱狂的な支持を体感しているのです。

メンバーたちの発言からすると、この日のセトリは本人希望を聞いたうえで運営が決めた模様。

運営の判断が「5期生ならやってくれる」だったのか「怖くなる前にやらせよう」だったのかは微妙なところですが笑、いずれにせよこの日の彼女たちは見事にやってのけました。

時間が経てばたつほど、先輩の偉大さや歴史の重さを知れば知るほど怖くなる「その場所に立つということ」。
このタイミングでそれを経験できたのは5期生たちの自信になるはずです。

3期4期が悩み苦しみもがいてきた「継承」の道のりはとても心を揺さぶられるものでした。
彼女たちのその姿が、推しが卒業した今もなお私が乃木坂を応援している大きな理由のひとつです。

でも、苦しまなくてすむならば絶対にその方がいい。

まして橋本奈々未も生駒里奈も西野七瀬も白石麻衣も生田絵梨花も知らない-活動時期が重なっていない-5期生たちが、レジェンドの凄さを本当の意味では理解しえない彼女たちが無理矢理それを背負い込む必要はないと思うんですよね。

1期2期が全員卒業するというこのタイミングで駆け出してきた5期生たちが、ある意味「あっけらかんと」レジェンドのポジションに立つ。

いつか5期生たちもその重みに震える日が来るかもしれない。

でも今はまだ。
「TVで観ていた」憧れに近づける喜びを、「七瀬さんの衣装を着れた」幸せを素直に表せる。

それはとても素敵なことのように感じました。

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もちろん現地補正はあると思うんですけど、めちゃめちゃいいライブでした

「完成度が高い」、口さがない人からは「出来上がりすぎている(からつまらない)」とさえ言われる5期生たち。そんな彼女たちの汗だくでひたむきなパフォーマンスに胸を打たれました。

そして、最後まで笑顔で締めくくった5期生たちの堂々たる姿を見て思いました。

ラグビー日本代表みたいだ

意味不明にも程がありますし、誰も共感してくれないと思うのですが笑

ラグビーは一定期間の居住等の条件を満たせば自国籍以外の国の代表選手になれます。(ただしそれは母国の代表になるチャンスを一定期間手放すことでもあるのですが)

大昔は私も他国出身の選手が日本代表に選ばれることにどこか釈然としない感覚がありました。「そもそも生まれつきの体格からして違う」とか「日本代表なのに日本人がひとりもいなくなっちゃうんじゃないか」みたいな。

でもそんな勝手な想いも今では跡形もなく吹き飛ばされました。
日本を愛し日本ラグビーのために己の魂を削りその身を投げ出して闘う、多くの他国出身選手の姿を見てきたからです。(近年であればトンプソンルークやリーチマイケル、ピーター・ラブスカフニのような)

そんな他国出身のラグビー日本代表選手たちとこの日の5期生が、どこか重なるんです。

以前に一ノ瀬美空が小川彩のことを「凄い陰で努力してるのに『元から出来ます』みたいな顔で立っているのが本当にもったいない」と訴えていましたが、同じことが5期生全員にも言えます。

素質に恵まれた「持てる者」であるからこそ見えにくくなっている彼女たちの想いや努力に敏感でありたいな、と思いました。


最後にもうひとつ。

2022年2月23日。46時間TV内での5期生お見立て会。
そしてその直後の『Actually…』初披露とそこから始まった悪夢のような日々。

あれから1年。

よくぞここまで立て直した

心からの称賛を送りたいです。



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びーむ色調補正3
11thバスラ5DAYS。

5日も続くとなると、やる方はもちろんですが観る方も大変ですね笑

私は5期生ライブが当選し会場で観ることができました。
なぜか各期の初単独ライブには縁があり、3期も4期も現場に行けたんですよね。

ちなみに都合により初日の全体ライブは観れず、セトリ等の情報も入れていない状態でした。

祭りの季節がやってきた


セットリストはこちら。

Overture
01. 絶望の一秒前
02. ジコチューで行こう!(センター:菅原咲月)
03. 君に叱られた(センター:奥田いろは)
04. Actually…

05. せっかちなかたつむり(五百城茉央、一ノ瀬美空、奥田いろは、川﨑桜)
06. 他の星から(池田瑛紗、岡本姫奈、小川彩、冨里奈央、中西アルノ)
07. 孤独兄弟(井上和、菅原咲月)

08. 太陽ノック(センター:冨里奈央)
09. Threefold choice(一ノ瀬美空、池田瑛紗、川﨑桜)
10. Another Ghost(小川彩、奥田いろは、中西アルノ)
11. 日常(センター:奥田いろは)
12. Sing Out!(センター:岡本姫奈)
13. Route 246(センター:井上和)
14. Wildrness world(センター:中西アルノ)
15. 好きというのはロックだぜ!(センター:川﨑桜)
16. 僕だけの光(センター:井上和)

<『新・乃木坂スター誕生!』コラボコーナー>
17. 点描の唄(奥田いろは)
18. First Love(中西アルノ)
19. Story(井上和)
20. 旅立ちの日に…

21. 17分間
22. 自惚れビーチ(センター:五百城茉央)
23. ロマンスのスタート(センター:冨里奈央)
24. ダンケシェーン
25. バンドエイド剥がすような別れ方

EN
EN1 指望遠鏡
EN2 シャキイズム
EN3 心にもないこと(センター:池田瑛紗)


印象に残ったシーンを挙げていきます。

オープニングは問答無用のアンセム、問答無用の井上和
続いてシングル3連発、どうしたってどよめく『Actually…』。中西アルノの咆哮。

ユニットコーナーは3期生の初単独ライブの時と同じように「特に人気が高く、しかも特定のメンバーの印象が強い曲」を集めた印象。

そしてここでこの日のハイライトが訪れます。

『孤独兄弟』

イントロが流れた瞬間、「ふたり」が誰かに気づき爆発する場内。

まずはひとりで登場し1番を歌いきる菅原咲月
バックステージまで走った彼女の元に歩み寄り、革ジャンを手渡すのは井上和!
(余談ですがこの途中で革ジャン渡す演出は以前にやりましたよね。ちょっと思い出せないのですが白石麻衣の卒コンでしたっけ?)

横浜アリーナが揺れます。

元々は『音のないギター』とかと同種の、「ロック」とか「不良」を小ばかにした秋元康の悪ふざけ系の歌詞(私の嫌いなやつです)のこの曲。
それをオリジナルの白橋=白石麻衣と橋本奈々未はビジュアルで捻じ伏せてシリアスな曲として成立させました。

そのあまりに強すぎるオリジナルに対し、寄せにいってパロディやモノマネになってしまうのでもなく、ただ新人のがむしゃらさだけでやり切るのでもなく。

井上和菅原咲月の『孤独兄弟』として成立させている。
ふたりが並んだ時の佇まいその説得力

凄まじい。
だってこのふたり、17歳とか18歳ですよ。

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衝撃、という意味では『Another Ghost』の小川彩にも驚かされました。

オリメンは伊藤万理華、齋藤飛鳥、西野七瀬。
乃木坂の重要な要素である「しなやかで美しいダンス」を体現するメンバーたちです。
それを中学生で任されるあーや。これまたとんでもない。

そして賛否両論のスタ誕コラボコーナー。

個人的には否です。1曲でも多く乃木坂の曲をやってほしかったですね。
まあ『スタ誕ライブ』も観に行ってるというのもありますが。

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ネット上では「振り入れの時間がなかったからじゃないか」とか言われてますけどスタ誕で毎週新しい曲を披露していたんだからそれが理由ではないでしょう。
仮にそうだとしてもほとんど振りのない乃木坂の曲歌えばいいだけだし。

五百城茉央の『立ち直り中』とか『釣り堀』聴いてみたかったなあ。(別にソロ歌唱した3人に文句があるわけじゃないですよ、念のため)

本編ラストスパート。
期別曲『17分間』をやってから、ブチ上げ曲3連発。なんだかもうアンコールのようだ。

五百城茉央『自惚れビーチ』は意外。スタ誕ライブも『狼に口笛を』だったし、なぜかアンダー曲と縁がありますね。
逆に冨里奈央『ロマンスのスタート』は納得。

『ダンケシェーン』、Aフレ頭を(つまり生田絵梨花パートを)任されたのは奥田いろは。声が乱れたのに立て直したのは立派。

本編ラストにキラーチューン『バンドエイド剥がすような別れ方』を持ってこれるのも強いですね。


アンコールはアンコールっぽい曲をふたつ続け、最後に5期生新曲『心にもないこと』を初披露。

その真ん中に立ったのは池田瑛紗でした。

31stのミーグリを3次完売させた5期生の中で唯一選抜に入らなかった。
その悔しさを味わった彼女に報いる起用に、会場が「良かったなあ」という祝福ムードで包まれます。

いや本当になんか、暖かくて凄くいい雰囲気だったんですよ。

対立煽りが暴れてるのなんてネットの中だけなんだな、と思いました笑

ビジュアル仕上がってんなあメンは川﨑桜。アップで抜かれた時の彼女は本当に華がありますね。


続きます。

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びーむ色調補正3
前の記事では2日間の印象に残ったシーンを挙げました。

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「座長」川﨑桜


この横浜公演で初披露された最新5期生曲『17分間』。

言い尽くされていますが実にAKB的だなあ。

正直、この曲を今の5期生に歌わせる必然性が感じられません。
メロディラインも「あの子を見ている(だけのウジウジした)僕」の歌詞も個人的にはあまり好物ではないですね笑

『絶望の一秒前』『バンドエイド剥がすような別れ方』で「未成熟でありながらどこか達観した」主人公像で非常に優れたパッケージを提供したのですから、それに続くものが見たかったところです。

まあその2曲はどちらも2022年の乃木坂で間違いなく5本の指に入る楽曲だけに、こちらの期待値が大きすぎたのかもしれません。

「こういうの(=王道アイドル)もできる」というのは非常に重要なのですが、3期4期の初期期別曲とは違うアプローチでここまで成功してきただけにちょっと肩透かしを食らった感覚。

「5期生としてこうあるべき」よりも「センター川﨑桜ならこういう曲だよね」という方が優先されたのでしょうか。

確かにガチ恋ファンが多いと噂されるさくたんには良く似合う楽曲ですね。
ただ彼女をセンターにしてこういうド直球のアイドルラブソングを歌わせるならせめてその年齢も踏まえて大学生設定にすればいいのに。それこそこの日のライブで披露した『ロマンスのスタート』みたいに。

この日後半の「5期生SPECIAL LIVE」では、その川﨑桜が「座長」扱いでした。

実は私はそれにちょっと驚きました。
よく考えればアンダーライブや真夏の全国ツアーの慣例通り「ライブ開催時の最新曲センター」が務めるという形なのですが、座長がいるならそれは井上和だと思い込んでいたので。

誤解しないでいただきたいのですが、別にさくたんではダメとかそういう意味では全くありません。
単純に3期4期は初の単独ライブにおいて初代期別センターが座長を務めてきたので、その刷り込みが強すぎたのです。

どちらも前年12月にお披露目、2月のバスラにスポット登場という流れから5月に開催された単独ライブ。
3期生は2017年5月、AiiA 2.5 Theater Tokyo。座長は『思い出ファースト』センター大園桃子。
4期生は2019年5月、横浜アリーナ。同じく『4番目の光』センターの遠藤さくら。

ふたりとも初の期別曲(3期『三番目の風』、4期『キスの手裏剣』)から2曲連続でセンターに選ばれたタイミングでした。
さらに桃子とさくちゃんはともに次のシングルで表題曲の抜擢センターへと駆け上がります。

つまり3期4期では初代センターと2曲目のセンター、初単独ライブの座長、そして表題曲抜擢センターという4つの役割が同一人物だったわけです。

それに対し5期生はすべて違うメンバー。

このあたりが実に興味深いですね。

まあ5期生は中西アルノ関連で様々な思惑が入り乱れた感もありますし、その後の騒動により色々当初予定が狂った部分もあるとは思いますが。

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井上和が運営の思うスピアヘッドであり、その期待に応えていることに疑問の余地はありません。

しかしその和ちゃんを2曲目ではセンターにせず「ひっこめる」ことができたのは英断でした。
これにより彼女の負担を多少なりとも軽減するとともに、無駄にアンチを増やさずにすみました。

もちろんこれは運営が「この子は放っておいても人気が出る」と信頼しているからですし、また和ちゃん以外にも早いうちから前に出してみたいと思わせるメンバーがいたからでもあるでしょう。

『17分間』では前2作のセンターである井上和と菅原咲月が2列目中央を固めていることで5期生の「層の厚さ」を目に見える形で示すのにも成功していますね。『ジャンピングジョーカーフラッシュ』での遠藤さくらと賀喜遥香がフロント両サイドでどっしりした安定感を与えていたことを思い出させます。

いずれにせよ3期4期で確立した「新人期別別働隊による超促成栽培プログラム」を踏襲しつつも、前例に固執しすぎずにバランスを取った采配をしていると感じます。

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願わくば、臆することなく


『2019年の乃木坂46』に収録した4期生の初単独ライブレポで、私はこんなことを書いています。

 先輩たちがたどり着いた場所を守る3期
 先輩たちがたどってきた道を再び歩むのが4期

 そんなイメージの対比によってこれからの乃木坂は転がっていくのではないだろうか。

 「乃木坂感」の1期、「個性」の2期と3期を経て、4期で再び「乃木坂感」に戻る

 乃木坂運営のこの取り組みは非常に興味深いアプローチである。

 かつて世代交代に成功したグループアイドルはいない。
 どうしてもオリジナルメンバーや黄金期と呼ばれるメンバーと比較され尻すぼみになる。かといってイメージが変わりすぎてもファンに「別物」と言われ否定されてしまう。

 ずっと同じで飽きられるのとも、どんどん変わって原型を留めなくなるのとも違う、循環

(「【ライブレポ】4番目の光、11の煌めき~2019.05.25 『Sing Out!』発売記念 4期生ライブ@横浜アリーナ」より)

そして現在。

それぞれが先輩の誰ともかぶらない強い個性を持ち、かつタレント性が高い5期生たち。
やはり3期生を思わせます。

ここでまた「個性」に戻り、再びの循環が行なわれたのです。

この先、彼女たちが何を見せてくれるのか。

3期生と同じように「乃木坂感を纏っていく過程」の物語なのか。
それとも新たな乃木坂像を描いてみせるのか。

どちらも魅力的ですが、願わくば後者を。

「乃木坂を守る」3期、「乃木坂感を振りまく」4期。
そんな頼もしい先輩たちが周りにいるのですから、5期生には臆することなく進んでほしいです。

ちょっとぐらいグループのイメージからはみ出してしまったとしても、きっと乃木坂感に溢れる6期生が入ってきてくれるでしょうし笑

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タオル補正
30thシングルのラストは5期生について。

青く塗りつぶせ


私はかつて『2019年の乃木坂46』内の2019年4期生初単独ライブat横浜アリーナの記事で「個性」の3期、「乃木坂感」の4期と評しました。(ちなみに1期は「オリジン」、2期は「個性」だと思っています)

では、5期は?

まだわかりません笑

なんでしょうね。完成度が高いのは間違いない

過去、特に4期の時に顕著だった「加入当初にわざと野暮ったくする」=薄いメイク、アイドルらしいぱっつん前髪などが施されていない。

『三番目の風』も『4番目の光』も、今改めて観ると変な表現ですがちゃんと当時からメンバーは可愛い。でも初見の時に感じたのは素朴さや幼さ、垢抜けなさでした。(そしてそれは好ましいものでした)

それに対し5期生曲『バンドエイド剥がすような別れ方』のMV(記事作成時点ですでに300万回再生を超えました)からはほとんどそういった印象を受けません。

もちろん既に『絶望の一秒前』でMV撮影は経験しているというアドバンテージはあります。
でもお見立て会からまだ半年なのも事実。ちなみに(加入からではなく)お見立て会からの期間で比較すると『三番目の風』は3ヶ月半、『4番目の光』で5ヶ月半です。

そう考えるとやはり、この「出来上がってる感」は驚異的



ここで改めて私の思う乃木坂感を言葉にすると、「清楚」「儚げ」「華奢」で「ガツガツしない」「体温低そう」。さらに付け加えるなら、どこか「ノスタルジック」で「切ない」。

それを踏まえて『バンドエイド』のMVを観ると、乃木坂感とそうでないものが絶妙にミックスされているように感じます。

まず楽曲そのものについて。

疾走感のあるアレンジ。
サビは絶対にどこかで聴いたことのある笑コード進行にキャッチ―な8分連打のメロディ。
ド王道のアイドル夏ソングの体裁でありながら、そこに載る詞が「夏の終わり、恋の終わり」であるのが乃木坂らしさ。

ロケ地は10thシングル『何度目の青空か?』と同じ。

止めを刺すのがサビのダンスシーンでの全面、青。
青い衣装と足元の青、空の青。どうしたって観る者に『ガールズルール』を想起させます

もちろん5期生たちの透明感あふれるビジュアルも実に乃木坂。

とまあ、これだけ乃木坂感と過去作のリフレインが重ねられています。

にもかかわらず、どこか私は「乃木坂っぽくなさ」も感じていました。

それはきっと、5期生の発する「生命力」や「力強さ」
それが顕著に現れるのがダンスシーンでのビビッドな色合いです。

乃木坂のMVって、基本「くすんだ色合い」「ザラっとした質感の画面」が多い。特に表題曲はほぼすべてがそうです。
それはメンバーの「儚さ」「ノスタルジック」という持ち味を強調してきました。

今作もドラマパートはかなり暗く、ブルーグレーのフィルターをかけたような色味。

しかしサビのダンスパートでは一転、鮮やかな青が画面を覆いつくします
アスペクト比も全画面に切り替えられて一気に抜けるような開放感。

細かにカット割りを変えながら寄りと引きを繰り返し動き続けるカメラアングル。
ラスサビではやや下からのアングルが多用され、抜けに映る青空。

そこで伸びやかに舞い踊る5期生たちは力強い生命力にあふれています

上で挙げた『ガールズルール』は同じ青でも淡い色彩。

一番近しいものは…と記憶を辿って思い当たったのは『太陽ノック』。
あのMVもサビは屋外の緑の中でのダンスシーン。乃木坂カラーの紫衣装と鮮やかなコントラストを見せていました。

ただその『太陽ノック』でさえ『ガルル』と同じく、どこかソフトフォーカスで木漏れ日のような光の処理がされていました。

単に4Kになったから、ではないでしょう。
ビビッドカラーで次々と前に出てくる5期生たちの堂々たる姿は、やはりどこか「乃木坂らしからぬ」もの笑

淡い光の中で不安げなメンバーたちが踊っていた『三番目の風』『4番目の光』とは明らかに違うアプローチがなされています。

全体としては乃木坂感たっぷりの舞台設定をしながら、ダンスパートではそれと違う姿を印象づける。

乃木坂感が、あるけどない

まさにそんなMVだと思います。

その対比の中でもうひとつ面白いのが、センターが菅原咲月であるということ。

「華奢」という点にかけては恐らく現在5期生内だけでなくグループでも屈指であろう彼女。
ビジュアルイメージとしての乃木坂感は5期生で一番でしょう。

ここでも絶妙なバランスが取られていると感じます。

そのセンターっぷりがまた、良い。

何度も書いてきましたが彼女は本当にフォトジェニック。
2:58の屋上で佇むシーンなんて抜群ですよね。

あとはやっぱり2:17の誰もが一撃で恋に落ちる菅原咲月
あの井上和をして「男の子が恋に落ちる瞬間に遭遇した」と言わしめた、その破壊力!

この後バリバリに意識してしまっているなぎちゃんと全く何とも思ってないさっちゃんのコントラストが素晴らしい。

出番という意味では菅原咲月一本かぶりなのですが、不思議と他のメンバーにもちゃんと見どころがある印象なのも良いですね。(全員ではありませんが)

彼女はいわゆる「触媒」型のセンターなのかもしれません。

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見覚えのある顎のライン


ラストシーン。

英語教師が黒板にこう書きます。

 And the eleven of them became friends little by little.
 「そして11人は、少しずつ仲間になっていった」

あれ…途中のシーンで板書していた時は左利きだったのに、ここでは右で書いてる。

いつかどこかで見た記憶のある外はねショートカットと顎のライン。

これ、生駒ちゃんですよね?

仮に私のこの推測(妄想ともいう)が正しければ、きっとこうなります。

 And the eleven of them became friends (of us) little by little.
 「そして11人は、少しずつ(私たち乃木坂の)仲間になっていった」

あんなことがあって、デビュー10周年がぐちゃぐちゃになった。

それでも大切なのはこれから先。

彼女たち5期生がメンバーを、スタッフさんを、ファンを、そして乃木坂46を愛してこのグループを守るために精一杯頑張ってくれるのなら。

 私たちは仲間だ

 あなたたちは、乃木坂46だ

 たとえその歩みが、少しずつであったとしても。

本当にあれが生駒里奈で、こういう意図が込められていたら痺れますね。

いやでもわざわざ利き腕の違う人が板書しているシーンを入れているんだから、妄想じゃない気がしてきました笑


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10thバスラに関する記事のラストは5期生について。

ライト層向けのセトリ、ではなく


個人的に今回のバスラで不満だったのは、セトリ。
「バスラ」を冠する以上はもっとアンダー曲やユニット曲をやってほしかった。
両日披露の曲が結構あったので、そこを減らしてもっといろんな曲をやってほしかったというのが正直なところです。

観ている最中はライト層向けのセトリか?でも10周年に新規ファンとか来るかねえ?と大いに疑問を感じていました。

でもたぶん、違いますね。
きっとこのセトリ、もっと言えばこの2日間の多くはある意味で5期生たちのためのものだったのではないでしょうか。

「乃木坂を知らない」彼女たち。

現時点までの情報では3期生の久保史緒里や佐藤楓や向井葉月のようなゴリゴリの乃木オタは5期生にはいなさそうです。(余談ですが加入前の遠藤さくらが握手会にまで行っていたというのは意外でした)

でも別にそれは悪いことではありません。

知らなければ、これから徐々に知っていけばいい
そして知らないからこそ「乃木坂らしさ」という言葉に囚われすぎずに自分の個性を発揮できる場合もあります。

大園桃子も与田祐希も「知らない」子たちでしたけれど、あんなにも乃木坂を好きになってくれたじゃないですか。

ただ、5期生が既に知ってしまったこともあります。

それは「怖さ」

加入早々に巻き起こった騒動により同期ふたりが活動自粛。
顔の見えない「ファン」というものに対し、また乃木坂というグループのあまりの大きさに「恐怖」を覚えたことでしょう。(個人的には騒動の際に炎上させていたのが全て「ファン」だとは思いませんし、逆に全て「アンチ」だとも思っていません)

そんな5期生たち11人に

乃木坂46のもの凄さ
それを作ってきた先輩たちのもの凄さ
それを応援するファンのもの凄さ

これらを伝えること。

それこそが今回のバスラの最重要課題だったのではないでしょうか。

そしてそれは見事に達成された。

デビュー10周年の歴史を、その重みを、重ねられてきた想いの強さを
歴代メンバーもスタッフもファンも(そしてバナナマンも!)「乃木坂46」というグループを、どれほど大切に思っているかを。

5期生は体感することができたのではないでしょうか。

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絶望する前に


最後にひとつ妄想を書きます。

10thバスラDAY2の終盤で『絶望の一秒前』を歌い終わった5期生たち。

まだ息を弾ませたままの井上和が、一歩前に踏み出してこう言うのです。

「もう1曲、歌わせてください。絶望が、漆黒の闇が来ても飲み込まれない勇気。それを私たち5期生が持つために

そして流れて来たのはこの曲。

 どんな暗闇に迷っても
 生きてれば出口はある
 絶望する前に
 勇気は左の胸に…

『左胸の勇気』。

これやられたら泣くなあ

いや、そもそも妄想ですけど笑

ホント、5期生にはこの曲を歌ってほしい。というか運営が歌わせるべきでしょう。

最初のアンダー楽曲。
アンダーメンバーたちがスタジアムでブーイングを浴びせられた曲。
最初のプリンシパルのテーマ曲。
(2014年アンダラ2ndファイナルで能條愛未が「本日の主役」になった曲笑)

時は流れて、
2021年9thバスラの1期生ライブでラストに選ばれた曲。
そして「乃木坂46」というコールを持つ恐らく唯一の曲でもあります。

不屈。

何度も何度も困難や逆風や絶望を経験し、それでも立ち上がってきた先輩たち。
その歩みが積み重なって、これほど多くの人に支持されたということ。

そのひとつの象徴である楽曲です。

既に全ツのスケジュールがアナウンスされているのでそれよりは後になるでしょうが、5期生にも絶対にプリンシパルを経験させるべきです。

そこでこの『左胸の勇気』を歌ってほしい。


デビュー直後にいきなり「怖さ」を知ってしまった彼女たち。
そしてバスラで乃木坂というグループとそのファンのパワーのもの凄さの片鱗を知ることができた彼女たち。

これから先、困難や逆風や絶望に直面することもきっとあるでしょう。

そんな時に、この日に見た先輩たちの姿と7万人の観客の熱狂が、彼女たち5期生の勇気になることを願っています。



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