ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

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狂乱の2020年笑が明け平穏な1年が訪れるかと思いきゃ、2021年もセイコーさんは飛ばしています。

年明け早々から前年同様、セイコーダイバーのリリースラッシュ。

1月 ペプシベゼルのPADIコラボモデル2種(当記事)
2月 国内正規初登場の「ミニタートル」 → こちらの記事
3月 「小径ツナ缶メカニカル」第2弾 → こちらの記事

この記事では最初のPADIコラボについて、と言いつつ個人的にソーラーは興味ないので機械式のSBDC121だけ取り上げます。(2月以降発売のモデルも順次記事にしていきます)

ブラックダイヤルがスマート


こちらは肉厚のケースと大銀杏に見えなくもない12時位置のインデックスにより「スモウ」という愛称で親しまれるモデルです。

そのデビューは2007年。
以来、中堅ムーブメントである6R系を搭載しながら実勢価格アンダー5万円という価格設定で長らくセイコーダイバーのコスパ最強モデルとして君臨してきました。

2019年の3代目へのモデルチェンジを機に残念ながら値段は大幅アップしてしまいます。
しかしムーブメントは70時間ロングパワーリザーブへのパワーアップ。さらに細やかなデザインのリファインと仕上げの質感向上により高級感が増し、引き続き高い人気を誇っています。

このあたりのスモウの特徴や先代からの詳細な変更点、そしてグレーにオレンジの差し色が格好いいSBDC097の魅力を熱く語った記事はこちらです。

関連記事:

基本スペックは標準モデルであるSBDC083等と同じです。
自動巻きキャリバー6R35、パワーリザーブ70時間。200m潜水用防水。SSケース+サファイヤクリスタルガラス。サイズ厚さ 12.9 ㎜、横 45 ㎜、縦 52.6 ㎜。

このPADIモデルだけの仕様としては6時位置の「PADI」ロゴ、秒針の差し色、そして2色が使い分けられた夜光。

せっかくなので先代スモウのペプシモデルであるSBDC057、そして現行の標準ブラックダイヤルのSBDC083と比べてみましょう。

上からSBDC057、SBDC121、SBDC083

実は以前に「新旧スモウ比較」記事で「新型(今では現行)スモウのペプシはブラックダイヤルで出してくれないかな」と書いたのですが、その希望が叶いました。

セイコーダイバーのペプシはネイビーダイヤルが基本なのですが、PADIモデルはブラックダイヤルを採用することが多いみたいですね。

予想通り、SBDC057と比較するとベゼル書体やインデックス形状にダイヤルカラーも相まってよりスマートな面持ち。
写真見る限りではSBDC083よりダイヤルがグレーがかっているように思えますが実際のところはどうなんでしょうね。
ついでに同じ記事で引き合いに出したチューダーのブラックベイGMTとも並べてみましょう笑
 
上がSBDC121、下がブラックベイGMT

ブラックベイの方が全体にクラシカル。
ネイビーがくすんだ色合いなのとドーム型風防なのが主な要因でしょうか。チャプターリングのないデザインなのですべての針が長いのもその印象を強めています。あとは赤青の配置が逆ですね。

ちなみに値段も実勢価格で約4~5倍ですので本来は並べて比べるものではございません。

価格とまとめ


定価は96,800円(税込、以下同じ)。流通限定で値引きなし、ポイント10倍還元で実質87,120円。標準モデルとは定価で3,300円の価格差に収めています。

6R系ムーブメント搭載のセイコーダイバーでは唯一のアンダー10万円。
他のSBDC系であるファースト現代、セカンド現代、1968現代、ショーグンは軒並み4~5万円上の値付けですからスモウは価格的に優位です。



結論としてはけっこう魅力的なモデルだと思います。

個人的にセイコーダイバーでペプシを1本選ぶとしたらこのSBDC121かと。

まあ昨年の「モデルチェンジしすぎ問題」により、各モデルがブラックダイヤル・ブラックベゼルのいわゆる標準モデルすら出揃っていない現状ではありますが。

ファースト現代デザインはあの「板!」って感じの無骨さにポップなペプシカラーの相性が悪そう。(逆にどうなるのか見てみたいという気持ちはあります)

植村ダイバー=セカンド現代は明るめのカラーでも格好いいのは既にブルーダイヤル・ブルーベゼルのSBDC123で証明済み。ですがデザイン的にはオリジナルの再現性が高いのでやっぱり標準モデルがいいですね。

まあ完全に好みの問題なんですが笑

 

ちなみにこちらがSBDC123。5,500本の数量限定、シリコンラバーベルト付属で165,000円。流通限定で実勢は同じ、ポイント10倍で実質は148,500円です。
最後になってしまいましたが同時発売のソーラーSBDL067は例によってクロノです。デザインは非常に好きなので実勢価格が12~3万で機械式をで出してくれないかな…無理だろうけど。


この記事を書いている時点でもの凄く欲しい時計のひとつがSBDC097。
「スモウ」という愛称で呼ばれるセイコーダイバーシリーズの、ネット流通限定モデルです。
上の記事で書いた通り、スモウは2019年にモデルチェンジし旧型から大幅に質感が向上し同じぐらい大幅に価格が上昇しました。

実勢価格では46,200円→93,500円。なんと2倍です。

しかし、実はこの記事作成時点ではまだギリギリこの値段で買える旧型スモウがあるのです。

それがSBDC057。ペプシベゼルのモデル。
とっくにディスコンしているのですが、さほど人気がないのかまだわずかながら在庫が残っています。

私は既にMM300のSBDX017を所有していますので、セイコーダイバーの本数を増やすなら標準的な黒ダイヤル黒ベゼルでないものがいい。特にペプシは前から1本欲しいと思っていました。そして人とかぶるのが嫌なロスジェネ世代としては人気がないのはむしろプラス要素笑

個人的には新型の完成度の高さに惹かれており、だからこそSBDC097が欲しいのですが「実勢価格アンダー5万円でスモウを買えるラストチャンス」しかも「自分としては願ったりかなったりのペプシ」。気持ちが大きく揺さぶられます。

ということで考えてないで実物見てこようと、某大手家電量販店で実際に自分の腕に乗せて見比べてきました。

実機を見比べての感想


SBDC057と比べたのは標準のブラックモデル、SBDC083。

先に手に取ったのは057。
自分の旧型スモウに対する以前からの印象通り、価格からすれば驚異的な仕上げ。やっぱいいな~これでこの値段は凄いなあ。
そして特徴的なコロンとしたフォルム。ペプシってそもそもチープさを感じるカラーリングでそこがいいのですが、絶妙にマッチしてカワイイ印象。

続いて083。
以前グリーンの081は触れたことがあったのですが、083を手に取って見たのは初めて。

めっちゃ質感いい!
なんだこれ。一瞬SBDX017持ってるの忘れて反射的に欲しくなるぐらい質感いい。

なぜか057より083の方がベゼルがフラットに感じます。そもそも色が違えば印象が違うのは当然ですし057はベゼルに膨張色が入っているのもその一因でしょうが、恐らく最大の理由は厚みが違うためかと。

 

ベゼル12時位置のルミナスポイント周辺シルバー部分が旧型は三角になっているのに対し新型は辺が閉じていない=縦長の三角形の途中で終わっている。スモウの特徴である大銀杏が縦にふたつ並んでいるようにも見えますね。
結果としてその部分の横幅も狭くなっていて、数字のフォントが細くなったことと相まってスマートさを増しています。こういう細かなリファインが全体の印象を整えているんですね。

全体の印象として写真で見るよりずっとスタイリッシュ。なんだかスモウじゃないみたいでした。個人的には新型の方が好きですが、旧型の方を好む方もいると思います。


場合によっては057を買うつもりで見に行ったのですが、決められませんでした。

旧型を買うには新型の仕上がりが良すぎる

新型を買うには旧型との価格差があり過ぎる

どっちもどっち、の逆。どっちもいいから決められない!って感じです。

旧型の実勢価格を頭から追い出して新型を買う、または新型の仕上がりを見なかったことにして旧型を買うのか。

悩ましい…



タイプ別買い時ジャッジ


最後に「ディスコンしそうなモデル」の記事と同じように現在の買い時度を5点満点で評価します。

買い時度…5(現在の価格で買えるうちに買いましょう)

・旧型スモウのキャラクターが好きな人
旧型と新型はそっくりだけどよく見るとキャラクターが違います。旧型の「丸っこい」イメージが好きであれば在庫があるうちに買うべき。まさしく今がラストチャンスです。

・ペプシベゼルのセイコーダイバーをなるべく安く手に入れたい人
記事作成時点でペプシベゼルの機械式セイコーダイバーで実勢価格が最安値です。しかも上位ムーブメントの6R系搭載。お買い得なのはまちがいありません。

買い時度…2(旧型は見送った方が無難か)

・新型スモウのスマートさにやられた人
「でも値段が…」わかります。ただここで値段につられて旧型を購入しても新型も欲しくなる可能性が高い。なのでここはじっと我慢してお金を貯めるのが吉かと。
私個人としては新型のカラーバリエーションを色々見てみたい(出してほしい)と感じました。

新型のペプシも見てみたいです。
チューダーのブラックベイGMTみたいなシャープな印象になるかもしれません。
ブラックダイヤルで出してくれないかなあ。セイコーはペプシベゼルにするとネイビーダイヤルが基本なんですよね。
キャッシュレス5%還元期間が2020年6月末までなので、出すなら早めにお願いしますセイコーさん!

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