ロスジェネはえてしてこだわりすぎる

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復刻サードのネット流通限定モデル「キングタートル」が2割引きに!


以前に紹介したSBDY049の値下げがどうやら解禁されたようです!

セイコーが150m防水ダイバーズウォッチの第3世代として1976年にリリースしたモデルの復刻盤、「復刻サード」。海外ではその亀っぽい愛らしいフォルムから「タートル」というペットネームで親しまれてきました。

その最新モデルSBDY049/051は質感の部分でグレードアップしており、一部では「キングタートル」などと呼ばれています。

そのキングタートルの魅力については以前にこちらの記事で紹介しましたのでご参照ください。

 

この記事の中で「不満は価格設定と販売戦略(ネット流通限定)」と書いたのですが、このたびその価格が下がりました。

記事作成時点で各ネットコアショップにおける価格が77,000円(税込、以下同じ)から61,600円へ変更されています。2割引きですね。

これまで流通限定モデルでは値引きなしを原則としていたセイコーがついに動きました。
というかSZSB011/012/013/014も値引きを行なっていたようなので方針転換でしょうか。



コロナ禍によるインバウンド需要への壊滅的な打撃を受けてのテコ入れか、近く発表されると噂の2ndダイバー現代モデルとの価格帯における住み分けか。いずれにせよ購入を検討していたユーザーにとっては非常に嬉しいニュースですね。

SBDY049の紹介記事と同じように、現行(今となっては先代でしょうか)タートルSBDY013と比較してみましょう。

SBDY013

定価63,800円、実勢価格は2割引きで51,040円。楽天やYahoo!ショッピングでの付与ポイントは概ね10倍なので実質45,936円。

SBDY049

定価77,000円、実勢価格は2割引きで61,600円。楽天やYahoo!ショッピングでの付与ポイントは以前と変わらず5倍で実質58,520円。

これまでの+27,214円から+12,584円へ、実質で価格差が14,630円圧縮されました。
これはかなり値上げに対する心理的抵抗が少なくなりましたね。

この価格差で型押しダイヤル、ベゼルインサートがセラミック、風防がサファイヤクリスタルになりとどめにサイクロップスレンズ。全体の質感はかなり向上していると思われます(ネット限定のため「思われます」)。

楽天スーパーセールやYahooショッピングの5の日などと併用すれば、実質5万円に近い金額で手にすることができるわけです。

これはかなり魅力的ですね。

現物を見たい派の私でもちょっと揺さぶられます笑

その他のモデルの価格動向


まず念のためセイコーHPを確認しましたが相変わらずカタログに載っていませんでしたので、ネットのみという流通限定そのものを解除したわけではないようです。

また、他の流通限定モデルについても値引き解禁したのか確認したところ、この「キングタートル」と同じく2020年1月にリリースされたネット流通限定モデルSBDY053/055も同じく当初価格から2割引きになっていました。
「モンスター」の外胴プロテクターつき、いわゆる「ベビーツナ」ですね。48mmも横幅があってどこが「ベビー」なのか甚だ疑問ですが笑

すべてを確認したわけではありませんが、2020年2月にリリースされたSBDC097/099をはじめ他のネット流通限定モデルおよび流通限定モデルの値引きは相変わらず行なわれていないようです。(一部家電量販店では以前から流通限定モデルを値引いていますが)

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アルピニストも値引きなしです。

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今後他のモデルへも値引きが波及するのか、流通限定モデルの価格戦略がどうなるのかはわかりませんが引き続き注視していきたいと思います。

!!!あくまでも私の個人的な考察ですので、予想が外れても一切の責任は負いません!!!

※この記事は2020年新作発表を機にディスコンが懸念されるセイコーダイバーについて考察した一連の記事の4番目です。重複を避けるため一部記載を簡素にしている部分がありますので、よろしければ前提として事前にこちらの記事もご覧ください。

関連記事:
セイコー プロスペックス ディスコンしそうなモデルたち(インデックス)
セイコー プロスペックス SBDC051 ディスコンしそうなモデルたち①



ひとつ前のSBDY009の記事を書いている最中にヨドバシ.comで価格を確認していてふと気づきました。

「あれ、ノーマルのタートルがいない…」

「SBDY015」で検索するとそこに現れたのはなんと「販売を終了しました」の文字。

マジか。慌ててセイコーの公式を見るとそこにはまだ掲載されています。
ということで何かの手違いかもしれませんが取り急ぎタートルのディスコンの可能性について考察します。

タートルの特徴についてはSBDY049を紹介した記事に詳しく書いていますのでそちらをご参照ください。



今にして思えばこの記事書いた時点でディスコンの可能性に気づくべきでしたね…

ディスコンの根拠


上で書いた通り、ヨドバシ.comの「販売を終了しました」です。
そして現在、ネットコアショップでも品切れの店が増えています。

特に気になる値動きはしていなかったので個人的には全く想定外でした。

モデルチェンジ時の予想変更点・価格


SBDY049/051との相違がそのまま想定される変更点です。

関連記事:(上のリンクボックスと同じ記事です)
セイコー プロスペックス SBDY049、タートル狙いなら必見のド本命モデル

詳しくはこちらの記事をご覧いただきたいのですが、049と051はネット流通限定で2020年1月にリリースされたモデルで外装の大幅な強化がなされています。
風防がサファイヤクリスタルになりサイクロップスレンズもついたこと。そしてベゼルインサートがセラミックに。さらにダイヤルがエンボス加工の凝ったものになっています。

同じシリコンバンドのSBDY051と比較すると定価の差額は12,000円+税で13,200円。

内訳を想像すると(分かりやすく税抜で書きます)
サファイヤクリスタルで5,000円、サイクロップスレンズで1,000円、セラミックベゼルで3,000円、エンボス加工で3,000円(※)。都合12,000円かな。

※文字盤に波型の模様が彫られていた+専用の秒針が使われていたSBDY031は通常モデル+4,000円でした。
エンボス加工が標準仕様になる可能性は低いと思います。3rdダイバーからの歴史的デザインですのでそこはこれまでのイメージを踏襲するのが基本かと。

しかし049/051の変更点は高級化志向なことを踏まえると流通限定化の可能性はそれなりに高そうです。

ということでまとめると、エンボス加工以外は049/051と同じ変更点、さらに流通限定化と予想します。

予想変更点

×:ムーブメント変更
◎:風防のサファイヤクリスタル化+サイクロップスレンズ
◎:ベゼルインサートのセラミックス化
△:文字盤デザイン変更(エンボス加工)
〇:流通限定モデル化

予想価格

定価:62,000円+税=68,200円
実勢価格:68,200円(税込、以下同じ)
実質価格:61,380円

現在のSBDY015のコアショップでの標準価格がこちら。

実勢価格:46,600円
実質価格:41,940円

実質で133%、2万円上昇ですね…パッと見が変わらずでこれだと厳しいです。

仮に流通限定モデルにならずに2割引きだった場合はこうなります。

実勢価格:54,560円
実質価格:49,104円

これなら質感向上して実質アンダー5万円に収まって、みんなニコニコなんですけどね…そうはならない予感でいっぱいです。

逆にワーストシナリオはエンボス加工なしで051と同価格のパターン。

実勢価格:71,500円
実質価格:64,350円

これはさすがにご勘弁願いたい。

タイプ別買い時ジャッジ


以上の内容を踏まえ、現在の買い時度を5点満点で評価します。

買い時度…5(即買い)

・わしは無骨なタートルが好きなんじゃ!という人
・少しでも安くタートルを手に入れたい人
モデルチェンジした場合は質感向上がメインなので「タートルにラグジュアリー感とか意味不明!」と言い切れる方は今のうちに買ってしまった方が良いかと思います。
私が想像していた以上に在庫は少なくなっているように見えます。

買い時度…3(新作発表を待ちましょう)

・SBDY013/017が欲しい人
013(ブルー)や017(ペプシ)は今のところそれほど動いていないようです。であれば慌てずに発表を待ち、ディスコンが発覚したら即購入でも間に合うのではないかと(もちろん責任は持ちませんが)。

・SBDY049/051が欲しい人
モデルチェンジしてそれがネット流通限定でなければ現物を見れますので、エンボス文字盤以外の質感を確認する機会ができます。そこでセラミックがいい感じなら049をポチっと行きましょう笑

そして私はSBDY049が欲しい人です。

関連記事:
セイコー プロスペックス ディスコンしそうなモデルたち(インデックス)
セイコー プロスペックス SBDC051 ディスコンしそうなモデルたち①
セイコー プロスペックス SBDY009 ディスコンしそうなモデルたち②
セイコー プロスペックス SBDC029 ディスコンしそうなモデルたち④

ワールドフェイマスなセイコーダイバー。その「タートル」シリーズに、2020年始早々大注目のモデルが登場しました。

セイコー プロスペックス SBDY049

タートルの歴史と基本スペック


「タートル」は海外ユーザーが名付けたと思われるペットネーム(愛称)です。いつの間にか定着し現在ではメーカー側資料でも用いられるようになりました。

日本ではサードダイバーという名称の方が有名かもしれません。
その名の通りオリジナルはセイコーが150m防水ダイバーズウォッチの第3世代として1976年にリリースしたモデル。その復刻盤であるため「復刻サード」などと呼ばれることもあります。国内正規品のリリースは2018年4月でした。

特徴は何と言ってもケースの形状。
かのジェラルド・ジェンタがオメガ コンステレーションで用いた、Cラインと呼ばれるケースとラグが一体化した卵型のデザイン。そのドレッシーなフォルムを無骨でデカいダイバーズウォッチに採用した結果、この少しユーモラスかつレトロな独特のスタイルが生み出され、タートルというペットネームの由来ともなりました。


この極端に短いラグが格好いい。
公式によれば厚さ13.2㎜、横45㎜、縦47.7㎜。縦と横幅の差はわずか2.7mmに抑えられています。

ムーブメントは4R36。国内正規機械式ではエントリーモデル用ですね。リローンチしたセイコー5と一緒です。21,600振動なのでややロービート。パワーリザーブは約41時間。

防水性能は200mと十分なレベルです。

関連記事:セイコー5、待望の日本逆上陸!

ラグスポ調の型押しダイヤルが魅力の「和製アクアノート」


そして既に上の写真でお気づきのことと思いますが、このモデルの売りはダイヤル(文字盤)。

 

ラグスポ=ラグジュアリースポーツウォッチの印象が強いブロックパターンの型打ちダイヤル。ロイヤルオーク、アクアノート、最近ではジラールペルゴのロレアートやモーリスラクロアのアイコンなどと同じイメージですね。

厳密にはロイヤルオークはタペストリーダイヤル(溝部分にも模様がある)、ロレアートやアイコンはクル・ド・パリダイヤル(細かいピラミッド状の模様)なので微妙に違いますが。
パターンのブロックサイズはやや大きめ。ロイヤルオークとアクアノートの中間ぐらいでしょうか。ケースが丸みを帯びているのでどちらかと言えばアクアノートの方が近いイメージでしょう。せっかくですので言い切りましょう、「和製アクアノート」だと。

その証拠に?こんなバリエーションも出してます。
SBDY051。実にアーミーなカーキグリーンでウレタンバンド仕様なのですが、これって完全にアクアノートのこれを意識してますよね?
見比べてみるとそっくり…いや結構違いますね笑

ダイバーズの回転ベゼルの有無とインデックスがドットとアラビアという違いがあるのでいたしかたないでしょう(それ以前に値段が100倍ですけど)。

話を戻します。

ラグスポが本当に手の届かない価格帯になってしまった現在。
アイコンはあのブレスの出来で20万円ですから本当に頑張っていると思うし好感が持てます。っていうかなんなら欲しい笑
ただカリプソというデザインコードの元ネタはあるものの、ラグの切り方とダイヤルの細かさは露骨にロイヤルオークインスパイア。

それに対しこのSBDY049はサードダイバーの歴史的デザインをほぼ完全に踏襲し、ダイヤルのみをラグスポ調にしたモデルなので「いやパクッてません、単なるダイヤルバリエーションです」と開き直れます。

いやむしろCライン+エンボス文字盤ってことはジェラルド・ジェンタへのオマージュじゃん!まあそれだと「和製ロイヤルオーク」になっちゃって話がややこしくなりますが。



不満は価格設定と販売戦略


ここまで書いてきたように非常に魅力的なこのモデルですが、不満もあります。

それは価格と販売戦略(流通形態)。

!!!2020年6月5日追記!!!
どうやら当モデルの値下げが解禁されたようです!
詳しくはこちら>>>
【速報】「キングタートル」値下げ解禁!セイコー プロスペックス SBDY049/051

SBDY049の定価が77,000円(税込、以下同じ)。記事作成時点で現行タートルのメタルブレスで最も安いSBDY013が63,800円ですから+13,200円です。
でも実勢価格は2割引きで51,040円、それに対しこちらは値引きなし。
さらに楽天やYahooショッピングでの付与ポイントも、セイコー側からの指示があるのか10倍と5倍と差があるので実質価格は45,936円と73,150円。+27,214円、約160%です。
SBDY013からの変更点は風防がサファイヤクリスタルになりサイクロップスレンズもついたこと。そしてベゼルインサートがセラミックに。それに加えてこのダイヤルですから、全体の質感はかなり向上しているのでしょう(「でしょう」の理由は後述)。

定価の13,200円差であればまあ妥当かと思います。しかし値引きやポイントまで含めた実質価格の27,000円差は…ちょっと納得できません。

定価販売したいという思いと、既存モデルからコストのかかる変更があれば定価を上げざるを得ないということからこういう設定になったのでしょうが、完全にメーカー都合ですよね。ユーザーからすれば実勢価格がすべてです。


しかもこのSBDY049、ネット流通限定モデルなのです。
つまり店舗で実物を確認することができない。そのため上の文章でも「質感は向上しているのでしょう」という表現になっています。

このモデルは質感向上こそがストロングポイントであり、ユーザー側から見れば購入動機そのものです。

なのになぜそれを確認させないのか。
ユーザー目線が欠けているとしか思えなません。

セイコーの思惑としてはレアモデルにして飢餓感を煽りたいのでしょう。
でもこんな一目惚れ購入がありそうなモデルをなぜにわざわざネット流通限定にしてユーザーの目から隠すのか。正直理解に苦しみます。

ネット限定のメリットは本来コストが減る=安くなる、のはずなのに値段は上がるしショップのポイントも5倍までと制約をかけているのもなんだかなあ。


とまあここまで不満に思うのも、裏を返せばそれだけ惹きのあるモデルだということ。

私は手首が極細なのでタートルは正直これまでスコープ外だったのですが、これ見て一度お店で腕に乗っけてサイズ感確認してみようかなと思いました。

元々タートル狙いだった方ならマストバイのド本命モデルと言えるでしょう。



関連記事:セイコー プロスペックス SBDC097、スモウなのにスタイリッシュ!な「和製ヨットマスター」

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